JP2011136963A - 水中油型皮膚化粧料 - Google Patents
水中油型皮膚化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011136963A JP2011136963A JP2009298752A JP2009298752A JP2011136963A JP 2011136963 A JP2011136963 A JP 2011136963A JP 2009298752 A JP2009298752 A JP 2009298752A JP 2009298752 A JP2009298752 A JP 2009298752A JP 2011136963 A JP2011136963 A JP 2011136963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- skin
- oil
- water
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)油剤と、(B)炭化水素油と、(C)イソステアリン酸と、(D)非イオン性界面活性剤とを少なくとも含有し、前記(A)成分が、イソステアリン酸フィトステリル、シア脂、及びリンゴ酸ジイソステアリルの少なくともいずれかであり、前記(B)成分の含有量が、5質量%〜20質量%であり、前記(D)成分のHLBが10〜16であり、前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比が、(A)/(B)=0.1〜1.0であり、前記(A)成分及び前記(B)成分の含有量と、前記(C)成分の含有量との質量比が、[(A)+(B)]/(C)=1.3〜13.0である水中油型皮膚化粧料である。
【選択図】なし
Description
また、油成分や保湿剤の残存量を高めようとその配合量を高めると、皮膚上での伸びや肌なじみが悪く、また油っぽさが生じ衣服着用時などに不快感が生じる点で問題であった。
<1> (A)油剤と、(B)炭化水素油と、(C)イソステアリン酸と、(D)非イオン性界面活性剤とを少なくとも含有し、前記(A)成分が、イソステアリン酸フィトステリル、シア脂、及びリンゴ酸ジイソステアリルの少なくともいずれかであり、前記(B)成分の含有量が、5質量%〜20質量%であり、前記(D)成分のHLBが10〜16であり、前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比が、(A)/(B)=0.1〜1.0であり、前記(A)成分及び前記(B)成分の含有量と、前記(C)成分の含有量との質量比が、[(A)+(B)]/(C)=1.3〜13.0であることを特徴とする水中油型皮膚化粧料である。
<2> (A)油剤の含有量が、0.5質量%〜6質量%である前記<1>に記載の水中油型皮膚化粧料である。
<3> (C)イソステアリン酸の含有量が、1質量%〜10質量%である前記<1>から<2>のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料である。
<4> (D)非イオン性界面活性剤の含有量が、1質量%〜10質量%である前記<1>から<3>のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料である。
<5> (E)膨潤力が少なくとも20mL/2gであるカチオン化されていない水膨潤性粘度鉱物を更に含有し、該(E)成分の含有量が0.1質量%〜2.0質量%である前記<1>から<4>のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料である。
<6> (F)水溶性高分子を更に含有し、該(F)成分の含有量が0.1質量%〜1.0質量%である前記<1>から<5>のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料である。
<7> 濡れた肌に用いられる前記<1>から<6>のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料である。
本発明の水中油型皮膚化粧料は、(A)油剤と、(B)炭化水素油と、(C)イソステアリン酸と、(D)非イオン性界面活性剤とを少なくとも含有し、更に好ましくは、(E)カチオン化されていない水膨潤性粘度鉱物と、(F)水溶性高分子とを含有し、必要に応じて、更にその他の成分を含有する。
ここで、濡れた肌とは、水で濡れた肌のことをいい、該水で濡れた肌としては、例えば、一般消費者の日常生活における水で濡れた肌や、職業従事者の水で濡れた肌などが挙げられる。前記水中油型皮膚化粧料は、これらの水で濡れた肌を生じる全ての場合に広く用いることができる。
前記水で濡れた肌に存在する水の量としては、特に制限はないが、一般に1mg/cm2〜4mg/cm2である。
前記(A)成分である油剤は、濡れた肌にしっとり感を付与する目的で配合される。
前記(A)成分は、イソステアリン酸フィトステリル、シア脂、及びリンゴ酸ジイソステアリルの少なくともいずれかの油剤である。これらの中でも、イソステアリン酸フィトステリル、シア脂が、タオルドライ後のしっとり感が高い点で好ましい。
前記市販品の具体例としては、フィトステリルイソステアレート(日光ケミカル株式会社製、タマ生化学株式会社製)等のイソステアリン酸フィトステリル;ビオデルマSX−19<E>(一丸ファルコス株式会社製)等のシア脂;DISM(日光ケミカル株式会社製)等のリンゴ酸ジイソステアリルなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分である炭化水素油は、伸びのよさを向上させる目的で配合される。
前記(B)成分は、25℃で液状の油であり、その種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、流動パラフィン、スクワラン、水添ポリイソブテンなどが挙げられる。前記(B)成分は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、前記(B)成分は、タオルドライ後のしっとり感や乾燥後のすべすべ感が高い点で、流動パラフィン、スクワランが好ましい。
また、50℃付近に転相温度を有する乳化組成物は、保存期間中に分離し難いなど安定性が高い。そのため、前記水中油型皮膚化粧料をこのような乳化組成物として調製するには、前記(A)成分が50℃で前記(B)成分に溶解することが必要であるため、その観点からも、前記(B)成分は、流動パラフィン、スクワランが好ましい。
前記(C)成分であるイソステアリン酸は、伸びのよさ、肌なじみのよさを向上させる目的で配合される。
前記市販品の具体例としては、イソステアリン酸EX(高級アルコール工業)、HAIMRIC−MKH(R)(高級アルコール工業株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(D)成分である非イオン性界面活性剤は、乳化剤として配合される。
前記(D)成分としては、HLBが10〜16であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記有機概念図におけるIOBとは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、即ち、「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。
前記有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は、“Pharmaceutical Bulletin”, 1954, vol.2, 2, pp.163−173、「化学の領域」, 1957, vol.11, 10, pp.719−725、「フレグランスジャーナル」, 1981, vol.50, pp.79−82などで説明されている。即ち、全ての有機化合物の根源をメタン(CH4)とし、他の化合物は全てメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環などにそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値、無機性値を求め、この値を有機性値をX軸、無機性値をY軸にとった図上にプロットしていくものである。この有機概念図は、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)などにも示されている。
前記(E)成分である、カチオン化されていない水膨潤性粘度鉱物は、乾燥後のすべすべ感の向上、前記(A)成分の肌への付着性の向上の目的で配合される。
前記(E)成分は、膨潤力が少なくとも20mL/2gであるカチオン化されていない水膨潤性粘土鉱物である。ここで、本発明で規定する「膨潤力」は、第15改定 日本薬局方に定められたベントナイトの試験方法を準用し、水膨潤性粘度鉱物2gの膨潤体積(mL)で表される。
前記膨潤力は、少なくとも20mL/2gであれば、その上限には特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
また、膨潤力が20mL/2g未満の水膨潤性粘土鉱物を用いると、タオルドライ後のしっとり感も低下することがある。これは、膨潤力20mL/2g未満の水膨潤性粘土鉱物は、保湿効果に寄与する抱水性が低く、更に肌付着性が低いため、タオルドライで拭き取った後の肌残存率が低いためと推察される。
これらの中でも、前記(E)成分は、層間に水分子を水和して取り込む交換性のイオンを含有しており、膨潤性、吸着性、結合性、懸濁性、増粘性などの性質を有し、他の粘土鉱物とは異なった性質を示すものが好ましく、スメクタイト族、スメクタイト族のモンモリロナイを主成分とするベントナイトが、更に前記水中油型皮膚化粧料の分散性を安定化させる点で好ましい。
前記(F)成分である水溶性高分子は、伸びのよさ、肌なじみのよさを付与する目的で配合される。また、前記(F)成分は、特定の粘度を保有することが好ましい。
前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比は、(A)/(B)=0.1〜1.0であるが、伸びがよく、タオルドライ後のしっとり感が高い点から、(A)/(B)=0.2〜0.5が好ましい。前記質量比が、0.1未満であると、タオルドライ後のしっとり感や乾燥後のすべすべ感が低下することがあり、1.0を超えると、伸びが悪くなることや、すべすべ感が低下することがある。なお、前記質量比は、小数点第2位を四捨五入した値を示す。
前記(A)成分及び前記(B)成分の含有量と、前記(C)成分の含有量との質量比は、[(A)+(B)]/(C)=1.3〜13.0であるが、肌なじみがよく、乾燥後のすべすべ感が高い点から、[(A)+(B)]/(C)=1.9〜4.3が好ましい。前記質量比が、1.3未満であると、タオルドライ後のしっとり感が低下することがあり、13.0を超えると、肌なじみが悪くなることや、乾燥後のすべすべ感が低下することがある。なお、前記質量比は、小数点第2位を四捨五入した値を示す。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分を除く油脂成分、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、前記(D)成分を除く非イオン界面活性剤等の界面活性剤、無機粉体、有機粉体等の水不溶性粉体、保湿剤、ビタミン類、アミノ酸類、抗炎症剤、紫外線吸収剤、冷感付与剤、酸化防止剤、着色剤、香料、制汗剤、殺菌剤、消臭剤、防腐剤、包接化合物、溶剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記水中油型皮膚化粧料の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、500mPa・s〜20,000mPa・sが好ましく、1,000mPa・s〜10,000mPa・sがより好ましく、2,000mPa・s〜5,000mPa・sが更に好ましい。前記粘度が、500mPa・s未満であると、全身など広範囲への伸びが悪くなることがあり、20,000mPa・sを超えると、肌なじみが悪くなることや、乾燥後のすべすべ感が低下することがある。
前記水中油型皮膚化粧料のpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、肌への負担を低くするため、健常皮膚表面のpHである4.5〜6.0が好ましい。
前記水中油型皮膚化粧料の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、乳液、クリームなどが挙げられる。
前記水中油型皮膚化粧料の製造方法としては、特に制限はなく、剤型などに応じて適宜選択することができるが、前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分を65℃で加熱溶解し、ホモミキサーにて乳化する方法などが挙げられる。乳化後は、攪拌しながら冷却することが好ましい。
前記水中油型皮膚化粧料に前記(E)成分を配合する場合は、予め前記(E)の分散液を調製しておくことが好ましく、該分散液の調製方法としては、精製水を攪拌しながら前記(E)成分を徐々に添加することで調製できる。この分散液に、前記65℃で加熱溶解した前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分を添加し、ホモミキサーにて乳化する方法が好ましい。
また、前記水中油型皮膚化粧料に前記(F)成分を配合する場合も、予め前記(F)成分にグリセリンを添加し、65℃まで加熱しておくことが好ましい。調製した(F)に、前記65℃で加熱溶解した前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分を添加し、ホモミキサーにて乳化する方法が好ましい。
前記(E)成分と、前記(F)成分との両方を配合する場合は、前記(E)成分の分散液に、前記グリセリンで調製した前記(F)成分を添加し、65℃まで加熱後、記65℃で加熱溶解した前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分を添加し、ホモミキサーにて乳化する方法が好ましい。
前記(E)成分及び前記(F)成分は、このように予め調製しておかないと、ダマになり、均一に混合できないことがある。
前記水中油型皮膚化粧料の適用部位としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、手、足、顔、腕、全身などが挙げられる。
前記濡れた肌への適用量としても、特に制限はなく、適用部位などの目的に応じて適宜選択することができるが、0.2mg/cm2〜2.0mg/cm2が、伸びや肌なじみがよく、またタオルドライ後のしっとり感や乾燥後のすべすべ感が高い点で好ましい。
前記水中油型皮膚化粧料の使用方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、乾いた肌に使用してもよく、水(例えば、冷水、お湯など)で濡れた肌に使用してもよいが、入浴後、シャワー後等の濡れた肌に適量を塗布して、塗り伸ばして使用することが好ましい。前記水中油型皮膚化粧料の塗布後は、シャワー等ですすぎ流した後、タオルドライしてもよいが、すすぎ流さずに塗布後はそのままタオルドライすることが、しっとり感が向上し、保湿効果を高めることできる点で好ましい。
前記油成分及び前記(D)成分に、更に前記(E)成分を配合すると、皮膚に吸着し、べたつきを低減し、乾燥後のすべすべ感を付与し、使用感を向上させることができる。また前記(E)成分は、該(E)成分の肌付着性が高いだけでなく、前記油成分等の保湿に有効な成分の肌への付着性を高めることができるので、タオルドライ前記水中油型皮膚化粧料を拭き取った後においても、前記水中油型皮膚化粧料における有効成分の肌残存率が向上し、保湿効果を向上させると推察される。また、更に前記(F)成分を配合すると、水中油型皮膚化粧料に適度な粘度を与えることができ、伸びのよさと、肌なじみのよさを付与できる。
前記水中油型皮膚化粧料は、入浴後などの濡れた肌に適用した際に、全身への伸びがよく、肌なじみが良好であり、タオルドライした後もしっとり感が高く良好な保湿性を得ることができ、また乾燥後のすべすべ感が高いため、乳液、クリームなどに好適に利用可能である。
実施例1〜29及び比較例1〜11において、表1〜4及び表14〜15に示す組成に従い、水中油型皮膚化粧料を製造した。即ち、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を65℃で加熱溶解し、ホモミキサー(みずほ工業株式会社製)にて乳化した。攪拌しながら30℃まで冷却し、実施例1〜29及び比較例1〜11の水中油型皮膚化粧料を得た。
実施例1〜29及び比較例1〜11において、(D)成分を、表15に示す(D’)成分に代えた以外は、実施例1〜29及び比較例1〜11と同様の方法で、比較例12〜13の水中油型皮膚化粧料を得た。
実施例30〜52において、表5〜7に示す組成に従い、水中油型皮膚化粧料を製造した。即ち、精製水を攪拌しながら(E)成分を徐々に添加して均一な分散液を調製した。この分散液に、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を65℃で加熱溶解したものを徐々に添加し、ホモミキサー(みずほ工業株式会社製)にて乳化した。攪拌しながら30℃まで冷却し、実施例30〜52の水中油型皮膚化粧料を得た。
実施例53〜75において、表8〜10に示す組成に従い、水中油型皮膚化粧料を製造した。即ち、(F)成分にグリセリンを添加し、65℃まで加熱した。次いで、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を65℃で加熱溶解したものを徐々に添加し、ホモミキサー(みずほ工業株式会社製)にて乳化した。攪拌しながら30℃まで冷却し、実施例53〜75の水中油型皮膚化粧料を得た。
実施例76〜98において、表11〜13に示す組成に従い、水中油型皮膚化粧料を製造した。即ち、精製水を攪拌しながら(E)成分を徐々に添加して均一な分散液を調製した。この分散液に、(F)成分及びグリセリンを添加し、65℃まで加熱した。次いで、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を65℃で加熱溶解したものを徐々に添加し、ホモミキサー(みずほ工業株式会社製)にて乳化した。攪拌しながら30℃まで冷却し、実施例76〜98の水中油型皮膚化粧料を得た。
被験者男女20名が、石鹸で洗浄した前腕を40℃の湯に5分間浸漬した後に、濡れた状態の前腕内側部全体に試料0.4gを手で塗り伸ばし、タオルで拭いた。塗り伸ばした時の伸びのよさ、肌なじみのよさ、タオルで拭いた直後の前腕内側部のしっとり感、及びタオルドライした乾燥後の肌のすべすべ感について、下記評価点に基づき官能評価を行い、被験者男女20名の官能評価平均点を算出し、該平均点から下記使用感基準に基づく評価を行った結果を、表1〜15に示す。
−伸びのよさ−
5点:非常に伸びがよい。
4点:伸びがよい。
3点:やや伸びがよい。
2点:伸びが悪い。
1点:非常に伸びが悪い。
5点:非常に肌なじみがよい。
4点:肌なじみがよい。
3点:やや肌なじみがよい。
2点:肌なじみが悪い。
1点:非常に肌なじみが悪い。
5点:非常にしっとりする。
4点:しっとりする。
3点:ややしっとりする。
2点:あまりしっとりしない。
1点:しっとりしない。
5点:非常にすべすべ感が高い。
4点:すべすべ感が高い。
3点:ややすべすべ感が高い。
2点:すべすべ感が低い。
1点:非常にすべすべ感が低い。
A:被験者20名の平均点が4.5点以上5点以下。
B:被験者20名の平均点が4.0点以上4.5点未満。
C:被験者20名の平均点が3.0点以上4.0点未満。
D:被験者20名の平均点が2.0点以上3.0点未満。
E:被験者20名の平均点が1.0点以上2.0点未満。
下記組成を用い、乳液を実施例76〜98と同様の方法で製造し、実施例1〜99と同様の方法で使用感の評価、及び粘度測定を行った。また、pHについて、pHメーター(ホリバpHメーター D−52)を用い、25℃、2分間後の値を測定した。
−組成−
イソステアリン酸フィトステリル(*4) 5.0%
流動パラフィン(*6) 8.0%
イソステアリン酸(*7) 3.0%
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル(EO40) 1.5%
(HLB11)(*8)
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(EO40) 1.5%
(HLB:17.5)(*9)
セトステアリルアルコール(*10) 1.2%
ビタミンE(*11) 0.1%
ベントナイト(膨潤力 70mL/2g)(*12) 0.3%
キサンタンガム(*13) 0.5%
濃グリセリン 10.0%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
エタノール 3.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.2%
クエン酸 0.015%
香料 0.2%
精製水 残部
合計 100.0%
pH 5.2
粘度 2,500mPas
(A)/(B)=0.6(質量比)
[(A)+(B)]/(C)=4.3(質量比)
伸びのよさ:A
肌なじみ:A
タオルドライ後のしっとり感:A
乾燥後のすべすべ感:A
*4:フィトステリルイソステアレート(タマ生化学株式会社製)
*6:流動パラフィン350−S(三光化学工業株式会社製)
*7:イソステアリン酸EX(高級アルコール工業株式会社製)
*8:GWIS−340EX(日本エマルジョン株式会社製)
*9:MYS−40V(日光サーファクタント工業株式会社製)
*10:コノール30CK(新日本理化株式会社製)
*11:理研Eオイル800(理研ビタミン株式会社製)
*12:クニピアF(クニミネ工業株式会社製)
*13:エコーガムT(大日本住友製薬株式会社製)
下記の組成に従い、を常法により調製した。
下記組成を用い、クリームを前記実施例76〜98と同様の方法で製造し、実施例1〜99と同様の方法で使用感の評価、及び粘度測定を行った。また、pHについて、pHメーター(ホリバpHメーター D−52)を用い、25℃、2分間後の値を測定した。
−組成−
シア脂(*14) 4.0%
流動パラフィン(*16) 6.0%
スクワラン(*17) 1.0%
イソステアリン酸(*18) 3.0%
ジメチルシリコン30cs(*19) 0.5%
モノステアリン酸ポリエチレングリコール(EO40) 2.0%
(HLB17.5)(*20)
モノステアリン酸グリセリル:HLB3(*21) 1.5%
セトステアリルアルコール(*22) 2.0%
ビタミンE(*23) 0.1%
ベントナイト(膨潤力 70mL/2g)(*24) 0.25%
ベントナイト(膨潤力 35mL/2g)(*25) 0.05%
キサンタンガム(*26) 0.3%
濃グリセリン 9.0%
1,3−ブチレングリコール 3.0%
エタノール 3.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.2%
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1%
クエン酸 0.015%
カミツレエキス(*27) 0.001%
香料 0.3%
精製水 残部
合計 100.0%
pH 5.3
粘度 10,000(mPa・s)
(A)/(B)=0.6(質量比)
[(A)+(B)]/(C)=3.7(質量比)
伸びのよさ:B
肌なじみ:A
タオルドライ後のしっとり感:A
乾燥後のすべすべ感:A
*14:ビオデルマSX−19<E>(一丸ファルコス株式会社製)
*16:流動パラフィン350−S(三光化学工業株式会社製)
*17:ヒトデルム(COGNIS IBERIA,s.l.社製)
*18:イソステアリン酸EX(高級アルコール工業株式会社製)
*19:SH200 30cs(東レダウコーニング株式会社製)
*20:MYS−40V(日光サーファクタント工業株式会社製)
*21:MGS−BV(日光サーファクタント工業株式会社製)
*22:コノール30CK(新日本理化株式会社製)
*23:理研Eオイル800(理研ビタミン株式会社製)
*24:クニピアF(クニミネ工業株式会社製)
*25:ベンゲルFW(豊順鉱業社株式会社製)
*26:エコーガムT(大日本住友製薬株式会社製)
*27:カミツレリキッド(一丸ファルコス株式会社製)
Claims (3)
- (A)油剤と、(B)炭化水素油と、(C)イソステアリン酸と、(D)非イオン性界面活性剤とを少なくとも含有し、
前記(A)成分が、イソステアリン酸フィトステリル、シア脂、及びリンゴ酸ジイソステアリルの少なくともいずれかであり、
前記(B)成分の含有量が、5質量%〜20質量%であり、
前記(D)成分のHLBが10〜16であり、
前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比が、(A)/(B)=0.1〜1.0であり、
前記(A)成分及び前記(B)成分の含有量と、前記(C)成分の含有量との質量比が、[(A)+(B)]/(C)=1.3〜13.0であることを特徴とする水中油型皮膚化粧料。 - (E)膨潤力が少なくとも20mL/2gであるカチオン化されていない水膨潤性粘度鉱物を更に含有し、該(E)成分の含有量が0.1質量%〜2.0質量%である請求項1に記載の水中油型皮膚化粧料。
- (F)水溶性高分子を更に含有し、該(F)成分の含有量が0.1質量%〜1.0質量%である請求項1から2のいずれかに記載の水中油型皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009298752A JP5583964B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 濡れた肌用水中油型皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009298752A JP5583964B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 濡れた肌用水中油型皮膚化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011136963A true JP2011136963A (ja) | 2011-07-14 |
JP5583964B2 JP5583964B2 (ja) | 2014-09-03 |
Family
ID=44348762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009298752A Active JP5583964B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 濡れた肌用水中油型皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5583964B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014118393A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Kao Corp | ボディリンス剤 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03264518A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-25 | Tsumura & Co | 浴剤組成物 |
JP2001081024A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-03-27 | Kokyu Alcohol Kogyo Co Ltd | 乳白状水中油型乳化組成物及びその製造方法 |
JP2001270807A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-10-02 | Shiseido Co Ltd | 半透明または透明な化粧料 |
JP2004002217A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2004123608A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd | フィトステロールエステル及びこれを含有する化粧料 |
JP2004269502A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-30 | Kose Corp | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100918A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio, Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100917A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
JP2005507945A (ja) * | 2001-11-09 | 2005-03-24 | バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト | 自己発泡性、発泡体様、適用後発泡性もしくは発泡可能な化粧品もしくは皮膚科学的調製物 |
JP2007014866A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Shiseido Co Ltd | 水中油型微細乳化組成物の製造方法 |
JP2009040724A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Kao Corp | 濡れ肌用ボディ化粧料 |
JP2009234920A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009298752A patent/JP5583964B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03264518A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-25 | Tsumura & Co | 浴剤組成物 |
JP2001270807A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-10-02 | Shiseido Co Ltd | 半透明または透明な化粧料 |
JP2001081024A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-03-27 | Kokyu Alcohol Kogyo Co Ltd | 乳白状水中油型乳化組成物及びその製造方法 |
JP2005507945A (ja) * | 2001-11-09 | 2005-03-24 | バイヤースドルフ・アクチエンゲゼルシヤフト | 自己発泡性、発泡体様、適用後発泡性もしくは発泡可能な化粧品もしくは皮膚科学的調製物 |
JP2004002217A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2004123608A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd | フィトステロールエステル及びこれを含有する化粧料 |
JP2004269502A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-30 | Kose Corp | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100918A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio, Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100917A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
JP2007014866A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Shiseido Co Ltd | 水中油型微細乳化組成物の製造方法 |
JP2009040724A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Kao Corp | 濡れ肌用ボディ化粧料 |
JP2009234920A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
CSNC200801425011; Yoshiaki Takagi: FRAGRANCE JOURNAL 臨時増刊 No.6, 1986, p.55-58 * |
CSNC200801431025; Yuichi Nishida: FRAGRANCE JOURNAL 臨時増刊 No.17, 2000, p.175-184 * |
JPN6013052392; Yuichi Nishida: FRAGRANCE JOURNAL 臨時増刊 No.17, 2000, p.175-184 * |
JPN6013052394; 日本化粧品工業連合会: 日本化粧品成分表示名称辞典 , 20010427, p.517 * |
JPN6013052395; Yoshiaki Takagi: FRAGRANCE JOURNAL 臨時増刊 No.6, 1986, p.55-58 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014118393A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Kao Corp | ボディリンス剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5583964B2 (ja) | 2014-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5357411B2 (ja) | 濡れ肌用ボディ化粧料 | |
JP6267022B2 (ja) | メイクアップ化粧料 | |
MX2011005082A (es) | Composicion para el cuidado personal conteniendo un volatil y un alcohol de terpeno. | |
JP5981161B2 (ja) | 整髪料組成物 | |
CN105473185A (zh) | 可以以水包油乳液的形式施用至湿皮肤的保湿组合物;保湿护理方法 | |
JP2023085504A (ja) | 皮膚用乳化組成物 | |
JP4919561B2 (ja) | ゴマージュ化粧料 | |
JP5583964B2 (ja) | 濡れた肌用水中油型皮膚化粧料 | |
JP5464587B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
EA026743B1 (ru) | Композиции для личной гигиены, содержащие глазированный сахар | |
JP2014141424A (ja) | 外用剤用組成物 | |
JP6284437B2 (ja) | 体臭抑制剤 | |
JP4937537B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP7273479B2 (ja) | 水中油型化粧料用組成物 | |
KR20210124197A (ko) | 입자 크기 분포를 갖는 사이클로덱스트린을 포함하는 화장 조성물 | |
WO2023182488A1 (ja) | 乳化組成物 | |
JP4784816B2 (ja) | 多剤式毛髪化粧料 | |
JP2011231052A (ja) | 皮膚外用剤組成物 | |
JP6895584B2 (ja) | 粉体含有体臭抑制剤 | |
JP2013129625A (ja) | 油中水型乳化剤形の皮膚外用剤 | |
JP5644090B2 (ja) | 濡れ肌用水中油型化粧料及びその使用方法 | |
JP4215630B2 (ja) | 毛髪柔軟化処理料 | |
JP4695825B2 (ja) | 水性化粧料 | |
JP6509427B2 (ja) | 整髪剤組成物 | |
JP2006076899A (ja) | 乳化剤形の皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120718 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140715 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5583964 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |