JP2011127752A - ロックワッシャ - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性が高く、確実に緩み止めを行うことができるロックワッシャを提供する。
【解決手段】外円周部1Aは平坦部、中央円周部1Xは雄ねじが挿入出来る穴を持ち、中央円周部と外円周部とに挟まれた中円周部は切り欠き1Y、係止片切り欠きで2等分以上に分割され、扇状分割部1Bは円錐状に成形され、さらに該円錐部のナット締め付け方向と反対方向の端部を折り曲げ、ロックワッシャ係止片を設ける。
本発明のロックワッシャを使用しすれば、六角ナットを締めつけるとともに円錐状に成形された1Bは弾性反発力を生じさせ、又六角ナットの締め付け時はロックワッシャ係止片を乗り越しながら締め付ける。激しい震動、衝撃が加わり、六角ナットが緩み回転方向に動こうとすると皿ばね状円錐による弾性反発力による摩擦力とロックワッシャ係止角部が六角ナットに食いつくことにより、緩み回転を阻むことにより構造強度の維持が図られる。
【選択図】図1
【解決手段】外円周部1Aは平坦部、中央円周部1Xは雄ねじが挿入出来る穴を持ち、中央円周部と外円周部とに挟まれた中円周部は切り欠き1Y、係止片切り欠きで2等分以上に分割され、扇状分割部1Bは円錐状に成形され、さらに該円錐部のナット締め付け方向と反対方向の端部を折り曲げ、ロックワッシャ係止片を設ける。
本発明のロックワッシャを使用しすれば、六角ナットを締めつけるとともに円錐状に成形された1Bは弾性反発力を生じさせ、又六角ナットの締め付け時はロックワッシャ係止片を乗り越しながら締め付ける。激しい震動、衝撃が加わり、六角ナットが緩み回転方向に動こうとすると皿ばね状円錐による弾性反発力による摩擦力とロックワッシャ係止角部が六角ナットに食いつくことにより、緩み回転を阻むことにより構造強度の維持が図られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ナットの緩み止めに関する。
本発明は動的荷重、繰り返し荷重、木やせなどでナットが緩まないようにしたものである。
従来はスプリングワッシャなどがあったが、動的荷重、繰り返し荷重などで緩むことがあったが、本発明はこの課題を解消するためになされたものである。
動的荷重、繰り返し荷重などでナットが緩むことを防止するため従来はワッシャの摩擦力による緩み止め、更にはこれに鋼材などの弾性反発力を利用し緩み止めを向上させたスプリングワッシャなどがあったが、本発明は大きな弾性反発力を持つ皿ばね弾性体に加え楔効果を持つ係止片をワッシャに持たせた。
以上のように本発明は激しい震動、衝撃が長期におよんでも確実にボルトナット締め付け機材に、ロックワッシャの持つ弾性反発力による緩み止めとロックワッシャ係止片による楔効果で緩み止めを飛躍的に向上させたものである。
以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
図1は、本発明に基づき構成されたロックワッシャを示している。このロックワッシャ1は外円周部1Aは平坦となっている。中央部には雄ねじが入る中心穴1Xがあり、中心穴外側と外円周部内側に挟まれた中円周部1Bを4等分する切り欠き1Yを設ける。又切り欠き1Yの外円周部内側にもロックワッシャ係止片に対応する係止切り欠き1Zを4ケ所設ける。
次いで4分割された中円周部1Bの部分を皿ばね円錐状に成形し、さらに中円周部1Bのナット締め付け方向最先端部1Wを係止曲げ角αを90度以上で折り曲げる。この折り曲げた部分がロックワッシャ係止片1Cとなる。円錐部、係止片は中央部を中心として対象に均等に4ケ所配置してある。また弾性力、硬度を維持するためロックワッシャは熱処理されている。
図2(A)は2は六角ナット、3は雄ねじ、4は木材又は金属材であり、ロックワッシャ締め付け前を示している。(B)はほぼロックワッシャ締め付け状態である。
六角ナットを締めつけ始めるとロックワッシャの円錐状部分、係止片部分を押圧しながら締め付けて行くため、常に木材との間に弾性反発力が働き、六角ナットの緩みを防止する。
又六角ナットを締めつけ時はロックワッシャ係止片Cを倒しながら締め付けるが、六角ナットの緩み回転方向となるとロックワッシャ係止角部1Dが六角ナットに食いつき緩み回転を阻む。この結果六角ナットの緩みは無くなる。また木材特有の収縮による木ヤセが発生してもロックワッシャの持つ円錐状の弾性反発力により、構造物の締結部に緩みが無くなり、構造強度の維持が図られるので耐震強度の向上に繋がる。
次いで4分割された中円周部1Bの部分を皿ばね円錐状に成形し、さらに中円周部1Bのナット締め付け方向最先端部1Wを係止曲げ角αを90度以上で折り曲げる。この折り曲げた部分がロックワッシャ係止片1Cとなる。円錐部、係止片は中央部を中心として対象に均等に4ケ所配置してある。また弾性力、硬度を維持するためロックワッシャは熱処理されている。
図2(A)は2は六角ナット、3は雄ねじ、4は木材又は金属材であり、ロックワッシャ締め付け前を示している。(B)はほぼロックワッシャ締め付け状態である。
六角ナットを締めつけ始めるとロックワッシャの円錐状部分、係止片部分を押圧しながら締め付けて行くため、常に木材との間に弾性反発力が働き、六角ナットの緩みを防止する。
又六角ナットを締めつけ時はロックワッシャ係止片Cを倒しながら締め付けるが、六角ナットの緩み回転方向となるとロックワッシャ係止角部1Dが六角ナットに食いつき緩み回転を阻む。この結果六角ナットの緩みは無くなる。また木材特有の収縮による木ヤセが発生してもロックワッシャの持つ円錐状の弾性反発力により、構造物の締結部に緩みが無くなり、構造強度の維持が図られるので耐震強度の向上に繋がる。
1 ロックワッシャ
2 六角ナット
3 雄ねじ
4 木材または金属部材
1A 外円周部
1B 中円周部
1C ロックワッシャ係止片
1D ロックワッシャ係止角部
1W ナット締め付け方向最先端部
1X 中心穴
1Y 切り欠き
1Z 係止切り欠き
α 係止曲げ角
2 六角ナット
3 雄ねじ
4 木材または金属部材
1A 外円周部
1B 中円周部
1C ロックワッシャ係止片
1D ロックワッシャ係止角部
1W ナット締め付け方向最先端部
1X 中心穴
1Y 切り欠き
1Z 係止切り欠き
α 係止曲げ角
Claims (3)
- 外円周部は平坦、中央部は雄ねじが挿入出来る中心穴を持つ。
中心穴と外円周部に挟まれた中円周部は2等分以上に分割し成形される。
分割は中心穴と繋がり、中心穴から放射線上に外円周部平坦部内側まで切り欠きで2等分以上に分割される。
各切り欠き面片側を切り起こし、ナット緩み止め係止片を設け、分割扇状部分を皿ばね状の円錐面に形成したナット緩み止め係止片を持つロックワッシャ。 - 外円周部を平坦とせず、その1部もしくは全てを中円周部分割扇状部分と一体的に皿ばね状の円錐面にナット緩み止め係止片を持たせて形成された請求項1に係るロックワッシャ。
- ナット緩み止め係止片のナット面に接触する角部は鋭角部とする請求項1、2に係るロックワッシャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009299458A JP2011127752A (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | ロックワッシャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009299458A JP2011127752A (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | ロックワッシャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011127752A true JP2011127752A (ja) | 2011-06-30 |
Family
ID=44290538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009299458A Pending JP2011127752A (ja) | 2009-12-17 | 2009-12-17 | ロックワッシャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011127752A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013256799A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | R C Koa:Kk | 締結具 |
CN110005692A (zh) * | 2018-01-04 | 2019-07-12 | 美建建筑系统(中国)有限公司 | 一种适用于压型钢板的泄爆垫圈 |
WO2020031252A1 (ja) | 2018-08-07 | 2020-02-13 | ボルトエンジニア株式会社 | ロックワッシャおよび締結構造 |
CN111059129A (zh) * | 2019-12-03 | 2020-04-24 | 谭程瑞 | 一种弹性垫片互锁防松螺栓组件 |
-
2009
- 2009-12-17 JP JP2009299458A patent/JP2011127752A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013256799A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | R C Koa:Kk | 締結具 |
CN110005692A (zh) * | 2018-01-04 | 2019-07-12 | 美建建筑系统(中国)有限公司 | 一种适用于压型钢板的泄爆垫圈 |
WO2020031252A1 (ja) | 2018-08-07 | 2020-02-13 | ボルトエンジニア株式会社 | ロックワッシャおよび締結構造 |
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