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JP2011192231A - 車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラム - Google Patents

車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラム Download PDF

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JP2011192231A
JP2011192231A JP2010060131A JP2010060131A JP2011192231A JP 2011192231 A JP2011192231 A JP 2011192231A JP 2010060131 A JP2010060131 A JP 2010060131A JP 2010060131 A JP2010060131 A JP 2010060131A JP 2011192231 A JP2011192231 A JP 2011192231A
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Naohiro Hiraiwa
直浩 平岩
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

【課題】チャタリングによる誤入力を回避しつつ、入力速度を適切に制御することが可能な車載用入力装置の提供。
【解決手段】車速センサ、ジャイロセンサ等を含む非意図状態検出センサ30により、ユーザの意図しない信号の変化が推定される非意図状態か否かを判断し、文字入力装置41のチャタリング判定時間を動的に変更する。すなわち、非意図状態ではチャタリング判定時間をデフォルト時間よりも長い時間に変更する。このように、ユーザの意図しない信号の変化が推定される場合の判定時間をデフォルト値よりも長い時間とすることで、チャタリングによる誤判定をより確実に回避することができる。一方、非意図状態でないと判断された場合には、チャタリング判定時間をより短いデフォルト時間とすることで、素早い入力が可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラムに係り、例えば、車両に配置され、操作ボタンや操作パネルを操作することにより入力を行う車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラムに関するものである。
従来から、各種機器を操作するために車載入力装置が用いられており、操作ボタンや操作パネルの操作者による接触(タッチや押下を含む)状態を検出することで、各キーのオン状態やオフ状態を出力するようになっている。
この車載入力装置では、電気的にキー操作を検出しているため、操作者の指とキーの物理的接触・非接触の状態や、装置における電気的接触・非接触状態等が原因でチャタリング、すなわち短時間内での接触、非接触の変化を引き起こす場合がある。チャタリングが発生すると、例えば操作者が文字「あ」を一度押下したつもりでも、「あああ」と複数回押されたものと認識されてしまうことになる。
このようなチャタリングによる誤入力を防止するための技術として特許文献1、特許文献2が提案されている。
図6は、従来のチャタリングによる誤入力判定の回避について表したものである。
図6(a)は、車載入力装置により検出(取得)した接触・非接触の状態を表しており、図6(b)はチャタリング判定後の車載入力装置からの出力状態を表している。
図6(a)に示すようにオン状態を検出している状態で、時間tだけオフ状態になった場合には、オフ状態の時間tがチャタリングを判断するための判定時間CTよりも短ければ、チャタリングによる状態変化と判断して車載入力装置からはオン状態を維持する(図6(b)参照)。
一方、オフ状態の時間tがチャタリングの判定時間CTを超えた場合には、チャタリングではなく操作者の操作に基づくと判断し、車載入力装置からはオフ状態が出力される(図6(b)参照)。
このように、状態の変化がチャタリングの判定時間CT以内に復帰する変化か、復帰しない変化なのかによりチャタリングか否かを判断し、チャタリングと判定した変化を無視する(出力に影響させない)ようにしている。
しかし、従来のチャタリング判定時間CTは予め設定された一定値が使用されている。
このため、チャタリングを確実に判定するために判定時間CTを長く設定することが考えられるが、長く設定すると操作してから判定時間CTを経過しないと状態の変化が出力されないため、反応が遅い車載入力装置となる。
特開平5−73186 特開2002−366286
本願発明は、ユーザの意図しない接触に対する誤検出を有効に回避しつつ、反応速度をより早くすることが可能な車載入力装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1記載の発明では、ユーザの接触を検出するタッチパネルと、ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態か否かを判定する非意図状態判定手段と、前記非意図状態と判定された場合、前回の接触が非接触になったと判断する時間をデフォルト値よりも長くなるように変更する時間変更手段と、を具備することを特徴とする車載入力装置を提供する。
(2)請求項2記載の発明では、車両の振動を検出する振動検出手段を備え、前記非意図状態判定手段は、該振動検出手段により振動を検出された場合に前記非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置を提供する。
(3)請求項3記載の発明では、車速センサを備え、前記非意図状態判定手段は、該車速センサで検出される車速が所定車速以上である場合に非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置を提供する。
(4)請求項4記載の発明では、車両前方に存在する段差を認識する段差認識手段を備え、前記非意図状態判定手段は、前記段差を認識した場合に非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置を提供する。
(5)請求項5記載の発明では、ユーザが前記タッチパネルを見てるか否かを判断する視線判断手段を備え、前記非意図状態判定手段は、入力装置を見ていない場合に非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置を提供する。
(6)請求項6記載の発明では、前記時間変更手段は、前記非意図状態検出手段によって検出された非意図状態の任意の組み合わせ毎に前記時間を変更することを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置を提供する。
(7)請求項7記載の発明では、前記時間変更手段は、前記時間内に次回接触が検出されても、前回接触と次回接触との前記タッチパネル上の接触位置が所定以上離れている場合には、前記非意図状態か否かにかかわらず前記時間をデフォルト値とする、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載した車載入力装置を提供する。
(8)請求項8記載の発明では、前記タッチパネルは、複数のボタンを備え、前記所定時間変更手段は、前記時間内に次回接触が検出されても、次回接触の前記タッチパネル上の接触位置が、設定値を上下させるボタンの位置である場合には、前記非意図状態か否かにかかわらず前記時間をデフォルト値とする、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載した車載入力装置を提供する。
(9)請求項9記載の発明では、タッチパネルに対するユーザの接触を検出する接触検出機能と、ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態か否かを判定する非意図状態判定機能と、前記非意図状態と判定された場合、前回の接触が非接触になったと判断する時間をデフォルト値よりも長くなるように変更する時間変更機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする車載入力装置用入力プログラムを提供する。
本願発明によれば、ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態を検出した場合に、非意図状態に応じて、前回の接触が非接触になったと判断する時間をデフォルト値よりも長くなるように変更するので、非意図状態におけるユーザの意図しない接触に対する誤検出を有効に回避しつつ、非意図状態でない場合の反応速度をより早くすることができる。
本発明の1実施形態におけるチャタリングによる誤入力判定の回避について表した説明図である。 本発明の車載入力装置をナビゲーション装置の車載入力装置に適用した場合のナビゲーション装置の構成を表した図である。 車載入力装置の一態様であるタッチパネルが表面配置されたディスプレイの表示状態を表した説明図である。 入力判定処理のフローチャートである。 チャタリング判定処理のフローチャートである。 従来のチャタリングによる誤入力判定の回避について表した説明図である。
以下、本発明の車載入力装置及び車載入力装置用入力プログラムにおける好適な実施の形態について、車両等に配置されるナビゲーション装置に適用した場合を例に、図1から図5を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の車載入力装置では、ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態か否かを判断し、図1に示されるように、非意図状態であるか否かにより、前回の接触が非接触になったと判断する時間(以下、チャタリングを判定する判定時間CTという)を動的に変更するものである。すなわち非意図状態では、判定時間CTをデフォルトの時間Aよりも長い時間Bに変更する。
このように、ユーザの意図しない接触が推定される場合の判定時間CTをデフォルト値Aよりも長い時間Bとすることで、チャタリングによる誤判定をより確実に回避することができる。
一方、非意図状態でないと判断された場合には、意図的な操作である可能性が高いため、チャタリングの判定時間をデフォルト時間Aとすることで、検出状態が変化したことを素早く出力することができる。
ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態としては、振動を原因として推定される非意図状態、操作が不安定になるような心理的原因で推定される非意図状態、操作者の不注意を原因として推定される非意図状態、などがある。
振動を原因として推定される非意図状態としては、高速道路での居眠り防止用の突起や、道路の劣化などによる段差などを走行する場合がある。
この非意図状態は、ジャイロセンサなどにより実際に車両の振動を検出した場合や、車両外を撮像する車外用カメラで撮像した車両前方の画像に対する画像認識により段差等を検出した場合に非意図状態と判定する。段差情報(段差が存在する道路や位置の情報)が道路データに含まれている場合や、センタ装置から段差情報を取得する場合等にこの段差情報を使用し、ナビゲーション機能による現在地と段差情報とから非意図状態か否かを判定するようにしてもよい。
操作が不安定になるような心理的原因で推定される非意図状態としては、車速vが所定の閾値V以上である場合や、カーブを走行中である場合や、所定以下の道路幅である場合等に非意図状態と判定する。この非意図状態は、車速センサや、ナビゲーション機能による現在位置と道路情報とから非意図状態か否かを判定する。
操作者の不注意を原因として推定される非意図状態としては、車両の停止中であるにもかかわらず画面を見ていない場合に非意図状態と判定する。この非意図状態は、車内に配置された車内用カメラで撮像した画像に対する画像認識や、ユーザの視線認識により判定する。
なお、本実施形態では、これらの各原因状態を検出した場合に非意図状態と判定するが、いずれか1の状態だけを検出して判定するようにしてもよい。
(2)実施形態の詳細
図2は本実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成図である。
このナビゲーション装置は、車両に搭載され、この図2に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、非意図状態検出センサ30、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
現在位置検出装置10は、以下のように構成されている。
方位センサ12は、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出する手段であり、本実施形態では、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを使用している。なお、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。また、方位センサ12は、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両がいずれの方向に位置するかを検出する地磁気センサであるが、絶対方位を検出する手段であってもよい。
距離センサ13は、車両の移動距離を計測できる手段であり、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものを使用する。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、非意図状態検出センサ30、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて、本実施形態における入力判定処理、チャタリング判定処理を含め各種の演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43またはスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
この情報処理制御装置20は、以下のように構成されている。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置全体の総括的な演算及び制御を行う。
ROM22は、目的地までの経路の探索、表示や音声案内等のナビゲーションに関するプログラムや、本実施形態による入力判定処理プログラム、チャタリング判定処理プログラム等の各種プログラムを格納している。なお、ROM22を第1ROMと第2ROMの2つに分け、第2ROMに音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納し、他のプログラムを第1ROMに格納するようにしてもよい。
センサ入力インターフェイス23は、現在位置検出装置10や非意図状態検出センサ30からの情報を受け取る手段である。
RAM24は、入力装置41により入力された目的地の情報、通過地点の情報等の利用者が入力した情報を記憶すると共に、利用者の入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、または情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
通信インターフェイス25は、伝送路45を介して各種情報を入出力するための手段である。具体的には、伝送路45を介して、GPS受信装置14、入力装置41、プリンタ43、情報記憶装置50が接続される。
時計28は、例えば、水晶振動子などを用いて構成されており、時刻を刻んだり、発振によってナビゲーション装置の各部の動作タイミングを提供したりする。
その他、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための画像処理専用の画像プロセッサ、画像プロセッサで処理された画像情報を格納する画像メモリ、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理しスピーカ44に出力する音声処理専用の音声プロセッサを配設するようにしてもよい。
非意図状態検出センサ30は、車速を検出する車速センサ31、車両の前方を撮像する車外用カメラ32、車両内の操作者を撮像する車内用カメラ33、実際の振動の有無を加速度から検出するためのジャイロセンサ34、その他のセンサの各種センサを備えている。
これら各センサの検出結果はセンサ入力インターフェイス23に供給され、情報処置制御装置20において非意図状態か否かが判定に利用される。
その他のセンサとしては、運転者等の操作者の緊張状態を検出するセンサを配置するようにしてもよい。緊張状態は運転者の発汗状態や脈拍等の各種周知の方法により検出する。
また操作者が画面を見ているか否かを判断する視線検出センサを配置するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、各センサ31〜34を備える場合について説明するが、情報処理制御装置20が判定する非意図状態の内容に応じて、いずれか1又は複数のセンサを備えるようにしてもよい。
また車速センサ31は、車両が備えている車速センサ、ナビゲーション装置が備える車速センサを共用するようにしてもい。
本実施形態では、車外用カメラ32や車内用カメラ33による撮像画像がセンサ入力インターフェイス23に供給され、情報処理制御装置20が、車外用カメラ32の撮像画像により車両前方に存在する段差を認識したり、車内用カメラ33の撮像画像により操作者が画面をみているか否かを認識する構成となっている。また、他のセンサから供給される検出結果に基づく非意図状態か否かについての判定についても情報処理制御装置20が行う構成となっている。
これに対して、以上の各認識処理を含め、各センサからの検出結果や撮像画像等に基づいて非意図状態か否かの判定を非意図状態検出センサ30が行い、非意図状態と判定した場合に非意図状態であることを示す情報を情報処理制御装置20に供給するようにしてもよい。
入出力装置40は、利用者により目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。
入力装置41は、例えば、タッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。これらの各々による入力操作に対して本実施形態における入力判定処理が行われる。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、目的地までの走行経路が表示される。ディスプレイ42には入力装置41によるタッチパネルが設けられており、ディスプレイ42に表示されたボタンなどをユーザがタッチすることにより選択できるようになっている。
なお、入出力装置40は、プリンタ43を有しない構成としてもよい。
図3は、目的地名称等の検索処理の際に、検索キーとしての文字列を入力するディスプレイ42の文字列入力画面を表したものである。
図3に示されるように、ディスプレイ42には、目的地の設定画面や現在地周辺の地図画面など各種メニュー画面を表示すると共に、表示画面(ディスプレイ)上には、指で直接触れることでポインティングすることができる入力装置41としてのタッチパネルが設けられている。操作者がディスプレイ42の各画面に表示されているボタン等をタッチすると、当該ボタンに対応する情報がタッチパネルで検出されて情報処理制御装置20に入力することができるようになっている。
ディスプレイ42の外周縁には、図示しない目的地設定キー(入力装置41として機能)が配置され、この目的地設定キーの押下により図3に示す文字列入力画面が表示され、本実施形態における目的地を検索対象とした検索処理が実行される。
図3のディスプレイ42に表示された文字列入力画面では、入力キーボード84、入力文字欄81、修正キー83、戻るキー82、完了キー85、件数表示欄が表示される。
図3では、入力文字欄81に入力済みの文字列「じゃずゆ」が表示され、この入力文字欄81に表示された入力済みの文字列「じゃずゆ」により絞り込まれる目的地候補の数として「21」が件数表示欄に表示されている。
入力キーボード84は、50音を入力するための各キーから構成されている。なお、テンキーや機能キーを表示するようにしてもよい。
入力文字欄81には、入力キーボード84による入力文字が表示される。
修正キー83は入力文字を修正する場合のキー、戻るキー82は文字列入力画面の前に表示されていた画面に戻すためのキーである。
完了キー85は、入力文字を検索キーとして確定させるためのキーである。
情報記憶装置50(図2)は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、その他のデータファイル52を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、各種半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
なお、書き換えが必要な情報については、書き換え可能なハードディスク、フラッシュメモリなどで構成し、その他の固定的な情報についてはCD−ROM、DVD−ROMなどのROMを使用するようにしてもよい。
地図データファイル51には、ナビゲーションにおける地図表示、経路探索、経路案内に必要な各種データとして、地図データ、道路データ、目的地データ、案内地点データ、詳細目的地データ、その他のデータが記憶されている。
この地図データファイル51には、段差が存在する道路や位置の情報を段差情報として、道路データに含めるようにし、検出される現在位置と共に非意図状態の判定に使用するようにしてもよい。また、道路データに含まれる、又は道路データ(例えば、曲率)から判定される道路のカーブ状態や、道路幅のデータを非意図状態の判定に使用するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された実施形態の動作について説明する。
図4は、入力判定処理の内容を表したフローチャートである。
情報処理制御装置20は、入力装置41から供給される信号に基づいて各キーやスイッチ等の接触・非接触の状態X(接触している状態、又は非接触の状態)を取得する(ステップ10)。
ついで情報処理制御装置20は、取得した状態Xが非接触状態であり、かつ、その直前の状態(X−1)が接触状態であるか否か、すなわち、接触状態から非接触状態に変化しているか否かを判断する(ステップ20)。
情報処理制御装置20は、接触状態から非接触状態に変化していなければ(ステップ20;N)、ステップ10で取得した状態Xを現在の状態と決定する(ステップ30)。
一方、接触状態から非接触状態に変化している場合(ステップ20;Y)、情報処理制御装置20は、チャタリング判定を行う(ステップ40)。
図5はチャタリング判定処理の内容を表したフローチャートである。
チャタリング判定において情報処理制御装置20は、タイマをスタートさせるとともに(ステップ41)、非意図状態か否かに応じたチャタリングの判定時間を設定する(ステップ42〜ステップ44)。
すなわち、情報処理制御装置20は、ステップ10(図4)における接触・非接触状態Xの取得が、ユーザの意図しない接触・非接触状態Xの変化であると推定される非意図状態か否かを判定する(ステップ42)。
情報処理制御装置20は、車両の振動を原因とする第1の非意図状態、操作が不安定になるような心理的原因による第2の非意図状態、操作者の不注意を原因とする第3の非意図状態について判定し、そのいずれか1の状態にある場合に非意図状態と判定する。
具体的には、ジャイロセンサ34の出力に基づき実際の車両の振動が検出された場合、車外用カメラ32の撮像画像から車両前方に段差等の存在を認識した場合、現在位置検出装置10で検出される車両の現在位置が段差情報に基づく段差位置(又は段差位置から所定距離以内)である場合に、情報処理制御装置20は振動を原因とする第1の非意図状態と判断する。
また、車速センサ31による検出車速vが所定の閾値V(この値はユーザ毎に変更するようにしてもよい)以上である場合、車両の現在位置と道路データに基づいて、カーブを走行中であると判断された場合、所定幅以下の道路を走行中であると判断された場合に、情報処理制御装置20は操作が不安定になるような心理的原因による第2の非意図状態と判断する。また、運転者の脈拍数が所定値以上になったことを検出した場合や、運転者の手の発汗量が所定以上となったことを検出した場合にも第2の非意図状態と判断するようにしてもよい。
さらに、車内用カメラ33の撮像画像による操作者の画像認識から操作者が画面(ディスプレイ)を見ていない、又は入力装置41を見ていないと判定した場合に、操作者の不注意を原因とする第3の非意図状態と判断する。また、操作者の視線認識を行い視線が画面や入力装置41方向にないと判定した場合にも第3の非意図状態と判断するようにしてもよい。
情報処理制御装置20は、これらの各原因状態に基づいて非意図状態か否かを判定するが、その全ての場合を判定対象とせずに、いずれか1の状態、又は任意の複数原因を検出対象として判定するようにしてもよい。
以上の非意図状態の判定により、非意図状態ではないと判定した場合(ステップ42;N)、情報処理制御装置20は、チャタリングを判定する判定時間CTとしてデフォルト値である時間A(CT=A)を設定する(ステップ43)。
一方、非意図状態であると判定した場合(ステップ42;Y)、情報処理制御装置20は、判定時間CTとしてデフォルトの時間Aよりも長い時間B(CT=B(>A))を設定する(ステップ44)。
なお、非意図状態の判定は別のルーチンによりチャタリング判定処理とは別に行う様にし、非意図状態判定処理による判定結果をステップ42で取得して、その判定結果が非意図状態か否かを判断するようにしてもよい。
チャタリングの判定時間の設定(ステップ42〜44)が終わると、情報処理制御装置20は、次に、状態Xへの変化がチャタリングによるものか否かについて、設定した判定時間CT以内に変化前の状態(X−1)に復帰するか否かにより判断する(ステップ45〜48)。
すなわち、情報処理制御装置20は、ステップ41でタイマをスタートしてから経過した時間tが設定した判定時間CTを超えているか否か、すなわち、状態Xに変化してからチャタリングの判定時間CTを超えたか否かについて判断する(ステップ45)。
経過時間tが判定時間CT以内である場合(ステップ45;N)、情報処理制御装置20は、更に状態Xから変化前の状態(X−1)に復帰したか否かを判断する(ステップ46)。
情報処理制御装置20は、変化前の状態(X−1)に復帰していれば(ステップ46;Y)、判定時間CT以内の状態変化なのでチャタリングであると判定し(ステップ47)、入力判定処理(図4)にリターンする。
変化前の状態(X−1)に復帰していなければ(ステップ46;N)、情報処理制御装置20は、ステップ45に戻り、判定時間CT以内に復帰するか否かの監視を継続する。
一方、経過時間tが判定時間CTを超えている場合(ステップ45;Y)、情報処理制御装置20はチャタリングではないと判定し(ステップ48)、入力判定処理(図4)にリターンする。
図4に戻り、情報処理制御装置20は、チャタリングの判定結果がチャタリングか否かを判断し、チャタリングであれば(ステップ50;Y)、チャタリングによる状態Xへの変化を無視して変化前の状態(X−1)、すなわち接触状態を現在の状態に決定する(ステップ60)。
一方、チャタリングでない場合(ステップ50;N)、情報処理制御装置20は、状態Xへの変化は操作者が意図したものと判断し、状態X、すなわち非接触状態を現在の状態に決定する(ステップ30)。
次いで情報処理制御装置20は、ステップ30又はステップ60で決定した現在の状態が接触状態であれば、入力装置41からの入力として出力し(ステップ70)、メインルーチンにリターンする。
以上説明したように本実施形態の車載入力装置では、車両に搭載されることで走行中の振動や操作者の意識状態、不注意などの特殊な状況に対応して非意図状態か否かを判定し、非意図状態と判定した場合にチャタリングか否かを判定する判定時間CTをデフォルトの時間Aよりも長い時間Bに変更している。
これにより、本実施形態の車載入力装置によれば、振動等の車両固有の原因に基づくチャタリングによる接触・非接触の状態の誤認定をより確実に防止すると共に、非意図状態でない場合のデフォルト時間Aを短く設定することで操作に対する反応の遅れを防止することが可能になる。
以上、本発明の車載入力装置における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、非意図状態と判断された場合には一律に判定時間CT=Bとしたが、非意図状態と判定された内容に応じて判定時間を変更するようにしてもよい。
例えば、車速vが所定の閾値V以上になったことにより非意図状態と判定した場合は判定時間CT=B(>A)とする。一方、車両前方に存在する段差等を画像等から認識したことにより非意図状態と判定した場合は判定時間CT=C(>B)とする。
このように、各種状況に応じて判定時間CTを動的に設定するようにしてもよい。
この場合、第1の非意図状態、第2の非意図状態、第3の非意図状態に応じて判定時間CTを設定するようにしてもよく、個別に設定するようにしてもよい。
なお、同時に複数の状況に基づいて非意図状態が判定された場合、それぞれに応じて設定されるべき判定時間CTのうち最も長い時間を判定時間CTとして採用する。
以上説明した実施形態では、接触・非接触の状態Xを検出した位置、又はキーについては判断していない。例えば、変化後の状態Xを検出した位置Y1と、その後判定時間CT以内に変化前の状態(X−1)に復帰した位置Y2については考慮していない。
これに対して、変化を検出した位置Y1と復帰を検出した位置Y2(タッチパネル上の座標位置やキーの位置)が所定以上離れている場合(座標位置が所定距離以上離れている場合、キーの場合には別のキーである場合)には、別の操作を行っているものと判断できるので、非意図状態か否かにかかわらず判定時間CTをデフォルトの時間Aとするようにしてもよい。
また、例えば接触位置が、温度や音量を上下させるキー位置である場合や、画面をページ単位で変更する前ページキーや次ページキー位置である場合のように、連続した接触・非接触が繰り返されるキー上の位置である場合には、非意図状態か否かにかかわらず判定時間CTをデフォルトの時間Aとするようにしてもよい。
10 現在位置検出装置
20 情報処理制御装置
21 CPU
30 非意図状態検出センサ
31 車速センサ
32 車外用カメラ
33 車内用カメラ
34 ジャイロセンサ
40 入出力装置
50 情報記憶装置

Claims (9)

  1. ユーザの接触を検出するタッチパネルと、
    ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態か否かを判定する非意図状態判定手段と、
    前記非意図状態と判定された場合、前回の接触が非接触になったと判断する時間をデフォルト値よりも長くなるように変更する時間変更手段と、
    を具備することを特徴とする車載入力装置。
  2. 車両の振動を検出する振動検出手段を備え、前記非意図状態判定手段は、該振動検出手段により振動を検出された場合に前記非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置。
  3. 車速センサを備え、前記非意図状態判定手段は、該車速センサで検出される車速が所定車速以上である場合に非意図状態と判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置。
  4. 車両前方に存在する段差を認識する段差認識手段を備え、前記非意図状態判定手段は、前記段差を認識した場合に非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置。
  5. ユーザが前記タッチパネルを見てるか否かを判断する視線判断手段を備え、前記非意図状態判定手段は、入力装置を見ていない場合に非意図状態と判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置。
  6. 前記時間変更手段は、前記非意図状態検出手段によって検出された非意図状態の任意の組み合わせ毎に前記時間を変更することを特徴とする請求項1に記載の車載入力装置。
  7. 前記時間変更手段は、前記時間内に次回接触が検出されても、前回接触と次回接触との前記タッチパネル上の接触位置が所定以上離れている場合には、前記非意図状態か否かにかかわらず前記時間をデフォルト値とする、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載した車載入力装置。
  8. 前記タッチパネルは、複数のボタンを備え、
    前記所定時間変更手段は、前記時間内に次回接触が検出されても、次回接触の前記タッチパネル上の接触位置が、設定値を上下させるボタンの位置である場合には、前記非意図状態か否かにかかわらず前記時間をデフォルト値とする、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載した車載入力装置。
  9. タッチパネルに対するユーザの接触を検出する接触検出機能と、
    ユーザの意図しない接触が推定される非意図状態か否かを判定する非意図状態判定機能と、
    前記非意図状態と判定された場合、前回の接触が非接触になったと判断する時間をデフォルト値よりも長くなるように変更する時間変更機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする車載入力装置用入力プログラム。
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