JP2011184959A - 携帯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性を確保しつつ省電力化を図ることが可能な携帯機を提供すること。
【解決手段】車両のドアロックが施錠且つ電子キーの振動無しというように、直ちには電子キーが車両制御に用いられることのない状況にあるとき、すなわち電子キーが必ずしもWAKE信号を受信待機する必要のないとき、受信待機状態が停止される(ステップS7)。このため、ユーザが不便を感じることはなく、また、受信待機状態の停止に伴って消費電力が低減される。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
【選択図】図4
【解決手段】車両のドアロックが施錠且つ電子キーの振動無しというように、直ちには電子キーが車両制御に用いられることのない状況にあるとき、すなわち電子キーが必ずしもWAKE信号を受信待機する必要のないとき、受信待機状態が停止される(ステップS7)。このため、ユーザが不便を感じることはなく、また、受信待機状態の停止に伴って消費電力が低減される。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、ユーザが所持する携帯機に関する。
近年の車両において、ユーザが車両キーとして所持する携帯機(電子キー)と車両に搭載された通信装置との間でキー照合に関する双方向通信を行い、その通信エリアに当該車両に適合する正規の携帯機が存在している場合に、各種の車両制御を許容する、いわゆる電子キーシステムが適用されたものが知られている。
この種の電子キーシステムにおいて車両側の通信装置は、車両周辺に通信対象となる携帯機が存在しているかどうかを監視するため、所定の通信エリアにWAKE信号と呼ばれる呼び掛け信号を送信する。そして、前記通信エリアに携帯機が存在している場合、この携帯機は、WAKE信号の受信に伴って起動するとともに、WAKE信号による車両からの呼び掛けに応答するべく、ACK信号と呼ばれる応答信号を送信する。
そして、このACK信号が車両側の通信装置で受信されたとき、同通信装置は、前記通信エリアに存在している携帯機が正規の携帯機であるか否かを調べるため、その携帯機に対して自機のIDコードを送信するよう要求する信号、すなわちリクエスト信号を送信する。そして、携帯機は、リクエスト信号を受信したとき、このリクエスト信号による車両からの要求に応答するべく、自機のIDコードを含む信号、すなわちIDコード信号を送信する。
そして、このIDコード信号が車両側の通信装置で解析され、車両側に記憶されている基準IDコードと一致するIDコードが前記IDコード信号に含まれているとき、正規の携帯機の所持者による各種の車両制御、例えばドアロックの施解錠やエンジンの始動等が許容される。
尚、こうした電子キーシステムに用いられる携帯機は、WAKE信号でなくともそれと同一或いは近い特性を有する信号を受信した際にも、WAKE信号の受信時と同様、起動してACK信号を送信する。このため、携帯機を自宅やオフィス等で保管中に電化製品から発せられる信号の受信に伴って当該携帯機からACK信号が送信されることも考えられ、こうした状況が長時間に亘って継続されると、WAKE信号の判定やACK信号の送信に伴う消費電力を無視できず、携帯機に内蔵されている電池の交換頻度が増す。ちなみに、WAKE信号の判定とACK信号の送信とを比較すると、後者のACK信号の送信、すなわちノイズ受信によるACK返信の方が消費電力が多くなるが、ACK返信に至らないまでもWAKE判定し続けることで、通常の待機時よりも消費電力が増し、この状態が維持されることも電池消耗の原因となる。また、WAKE信号を待ち受ける受信待機状態において、携帯機には、いわゆる暗電流が流れるため、こうした期間が実質的な通信期間を遙かに上回る点を考慮すると、受信待機時の消費電力も、携帯機に内蔵されている電池の消耗に少なからず影響を与える。従って、携帯機の消費電力を低減して電池の消耗を抑制する技術も提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
しかしながら、上記特許文献1等に開示されている技術は、携帯機が振動センサを備え、この振動センサで携帯機の振動が検出されていることを条件として受信動作が許容され、携帯機の振動が検出されていない期間については受信動作が停止されるものである。このため、上記技術によるところ、携帯機が車内で静止して保管されている場合には、その携帯機の受信動作が停止され、この場合、エンジン始動に先立つ室内照合の通信を行えない。また、携帯機が車内に置き忘れられた場合にも、その携帯機の受信動作が停止され、この場合、置き忘れ検知用の室内照合の通信を行えない。このように上記技術は、電池の消耗を抑制できる点で優れているが、実使用上においてユーザが不便を感じるといった一面もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、利便性を確保しつつ省電力化を図ることが可能な携帯機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが所持する携帯機であって、送信機からの呼び掛け信号を待ち受ける受信待機状態で前記呼び掛け信号を受信したとき、この呼び掛け信号に対する応答信号を送信する携帯機において、当該携帯機の振動の有無を検出する振動センサと、当該携帯機の通信相手となる前記送信機が搭載された車両のドアロックが施錠されており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動無しが検出されたとき、前記受信待機状態を停止する制御手段とを備えることをその要旨としている。
同構成によると、車両のドアロックが施錠且つ携帯機の振動無しというように、直ちには携帯機が車両制御に用いられることのない状況にあるとき、すなわち携帯機が必ずしも呼び掛け信号を受信待機する必要のないとき、受信待機状態が停止される。このため、ユーザが不便を感じることはなく、また、受信待機状態の停止に伴って消費電力が低減される。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯機において、前記制御手段は、当該携帯機が車内に存在しており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動無しが検出されたとき、一定時間に亘って前記受信待機状態を継続し、前記制御手段は、前記一定時間内に当該携帯機が車内に存在していないとき、前記受信待機状態を停止することをその要旨としている。
同構成とは異なり、振動センサによる検出結果のみに基づいて、例えば、携帯機の振動無しが検出された場合に、携帯機の所在位置に関わらず受信待機状態が停止される構成では、携帯機が車内で静止して保管されていたり、或いは携帯機が車内に置き忘れられていたりするときにも、例外なく受信待機状態が停止されて不便となる。この点、本発明による構成では、携帯機が車内に存在している場合、携帯機が振動していなくても、一定時間に亘って受信待機状態が継続され、その期間中に例えば、エンジン始動に先立つ室内照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、利便性を確保することができる。
また、携帯機が車内に静止状態で存在していることが特定された後、この携帯機が車内に存在していないことが新たに特定されたとき、すなわち一定時間中に携帯機の車内での存在が肯定から否定へ転じたことにより、室内照合の通信に用いられる呼び掛け信号を受信待機する必要のなくなったとき、受信待機状態が停止される。このように適切な時期に受信待機状態が停止されるので、利便性と省電力化を両立させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯機において、前記制御手段は、前記一定時間内に当該携帯機が車内に存在しているとき、別の一定時間に亘って再び前記受信待機状態を継続することで前記受信待機状態を延長し、前記制御手段は、前記別の一定時間内に当該携帯機が車両周辺に存在していないとき、前記受信待機状態を停止することをその要旨としている。
同構成によると、携帯機が車内に存在している限り、受信待機状態が継続されるので、利便性を確保することができる。
また、携帯機が車内に静止状態で存在していることが特定された後、この携帯機が車両周辺に存在していないことが新たに特定されたとき、すなわち室内照合や室外照合の通信に用いられる呼び掛け信号を受信待機する必要のなくなったとき、受信待機状態が停止される。このように適切な時期に受信待機状態が停止されるので、利便性と省電力化を両立させることができる。
また、携帯機が車内に静止状態で存在していることが特定された後、この携帯機が車両周辺に存在していないことが新たに特定されたとき、すなわち室内照合や室外照合の通信に用いられる呼び掛け信号を受信待機する必要のなくなったとき、受信待機状態が停止される。このように適切な時期に受信待機状態が停止されるので、利便性と省電力化を両立させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯機において、前記制御手段は、前記受信待機状態の停止中に前記振動センサで当該携帯機の振動有りが検出されたとき、前記受信待機状態に復帰することをその要旨としている。
同構成によると、省電力化の観点から、携帯機が必ずしも呼び掛け信号を受信待機する必要のないときには、受信待機状態が停止されるが、この受信待機状態の停止中に携帯機の振動有りが検出されたとき、すなわち携帯機が車両制御に用いられる可能性が生まれたときには、受信待機状態が復帰される。このため、当該復帰するまで省電力化を図ることができるとともに、復帰後において、呼び掛け信号と応答信号に基づく双方向通信を円滑に進めることができる。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
本発明によれば、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
以下、本発明に係る携帯機を車両用のセキュリティシステムに用いられる電子キーとして具体化した一実施形態について説明する。
図1に示すように、セキュリティシステム1は、車両ユーザが車両キーとして所持する電子キー2と、車両側に設けられるセキュリティ装置3とを備えるとともに、両者間で双方向通信が可能である。尚、前記電子キー2は、その所持態様から一般的に携帯機と称されている。
図1に示すように、セキュリティシステム1は、車両ユーザが車両キーとして所持する電子キー2と、車両側に設けられるセキュリティ装置3とを備えるとともに、両者間で双方向通信が可能である。尚、前記電子キー2は、その所持態様から一般的に携帯機と称されている。
電子キー2は、無線通信による受信機能及び無線通信による送信機能を有するとともに、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25、振動センサ26を備えている。
受信アンテナ21は、セキュリティ装置3から送信されてくるWAKE信号やリクエスト信号といったLF信号を受信するための媒体である。尚、LF信号とは、電波法において記号LFで表される周波数範囲が30KHz〜300KHzの信号である。受信回路22は、受信アンテナ21で受信されたLF信号を復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えるとともに、そのメモリ23aには、電子キー2に対して個別に設定されたIDコード(電子キー2のIDコード)が記憶されている。そして、マイコン23は、受信回路22からWAKE信号に関する受信信号が入力されたとき、WAKE信号に応答するために、ACK原信号を生成するとともに、そのACK原信号を送信回路24に出力する。また、マイコン23は、受信回路22からリクエスト信号に関する受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、電子キー2のIDコードを含む信号(IDコード原信号)を生成するとともに、そのIDコード原信号を送信回路24に出力する。
送信回路24は、マイコン23から入力されたACK原信号やIDコード原信号を所定周波数(本実施形態では312MHz)の電波に変調して、ACK信号やIDコード信号といったUHF信号を生成する。尚、UHF信号とは、電波法において記号UHFで表される周波数範囲が300MHz〜3GHzの信号である。送信アンテナ25は、送信回路24で生成されたUHF信号を送信するための媒体である。
振動センサ26は、電子キー2の振動の有無を検出するとともに、その検出信号をマイコン23に出力する。
尚、電子キー2には図示しないボタン型電池が電源として内蔵され、電子キー2は、このボタン型電池から電力を賄って、WAKE信号の受信からIDコード信号の送信に至る一連の通信動作を含む種々の動作を行う。本実施形態において前記ボタン型電池は、充電不能な一次電池よりなり、これが消耗したときには新たなものと交換できるよう電子キー2は構成されている。
尚、電子キー2には図示しないボタン型電池が電源として内蔵され、電子キー2は、このボタン型電池から電力を賄って、WAKE信号の受信からIDコード信号の送信に至る一連の通信動作を含む種々の動作を行う。本実施形態において前記ボタン型電池は、充電不能な一次電池よりなり、これが消耗したときには新たなものと交換できるよう電子キー2は構成されている。
セキュリティ装置3は、無線通信による送信機能及び無線通信による受信機能を有するとともに、車外送信回路31、車外送信アンテナ32、車内送信回路33、車内送信アンテナ34、受信アンテナ35、受信回路36、照合制御装置37を備えている。尚、本実施形態の車両では、車内通信ネットワークを介して各種制御装置が電気的に接続されている。以下、説明の便宜上、これら各制御装置の総称を照合制御装置と呼び、これを符号37で示す。後に説明するが、この照合制御装置37は、各種の車両制御を許容するのに必要な電気的なキー照合に関するセキュリティ制御を主として行う。
車外送信回路31は、照合制御装置37から入力されるWAKE原信号やリクエスト原信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調して、WAKE信号やリクエスト信号といったLF信号を生成する。車外送信アンテナ32は、車外送信回路31で生成されたLF信号を送信するための媒体である。
ここで、車外送信アンテナ32からのLF信号は、図2に示す車外の通信エリアA32に送信される。尚、本実施形態において車外の通信エリアA32は、車外において運転席ドアのドアアウトサイドハンドルを中心とした半径約1mのエリアとして規定されている。そして、この車外の通信エリアA32において、電子キー2とセキュリティ装置3との間での双方向通信が可能である。即ち、車外の通信エリアA32にWAKE信号が送信されている状態で、この通信エリアA32に電子キー2が持ち込まれたとき、その電子キー2でWAKE信号が受信されて同電子キー2からACK信号が送信されるとともに、引き続き、電子キー2でリクエスト信号が受信されたとき、電子キー2からIDコード信号が送信される。
図1に戻って、車内送信回路33は、車外送信回路31と同様、照合制御装置37から入力されるWAKE原信号やリクエスト原信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調して、WAKE信号やリクエスト信号といったLF信号を生成する。車内送信アンテナ34は、車内送信回路33で生成されたLF信号を送信するための媒体である。
ここで、車内送信アンテナ34からのLF信号は、図3に示す車内の通信エリアA34に送信される。尚、本実施形態において車内の通信エリアA34は、車内の略全域に及んで且つ車外に殆ど及ばないエリアとして規定されている。そして、この車内の通信エリアA34においても、前記車外の通信エリアA32と同様、電子キー2とセキュリティ装置3との間での双方向通信が可能である。即ち、車内の通信エリアA34にWAKE信号が送信されている状態で、この通信エリアA34に電子キー2が持ち込まれたとき、その電子キー2でWAKE信号が受信されて同電子キー2からACK信号が送信されるとともに、引き続き、電子キー2でリクエスト信号が受信されたとき、電子キー2からIDコード信号が送信される。
再び図1に戻って、受信アンテナ35は、電子キー2から送信されてくるACK信号やIDコード信号といったUHF信号を受信するための媒体である。受信回路36は、受信アンテナ35で受信されたUHF信号を復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を照合制御装置37に出力する。
照合制御装置37は、不揮発性のメモリ37aを備えるとともに、そのメモリ37aには、セキュリティ装置3が搭載されている車両に適合する正規の電子キー2のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶されている。
照合制御装置37は、ドアロックが施錠されているとき、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車外の通信エリアA32に存在しているかどうかを監視するため、定期的(本実施形態では0.3秒毎)に車外送信回路31にWAKE原信号を出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、第1の車外呼び掛け制御を実施する。その結果、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けてWAKE信号が送信される。尚、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けて送信されるWAKE信号には、このWAKE信号が車外の通信エリアA32に向けて送信されたものである旨を示唆する車外コードが含まれている。そして、このWAKE信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる車外コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなWAKE信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちWAKE信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなWAKE信号に車外コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、車外コードのようなものが含まれた新たなWAKE信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
照合制御装置37は、前記第1の車外呼び掛け制御を実施したことに伴って、受信回路36からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、通信対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車外の通信エリアA32に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、車外の通信エリアA32に存在している電子キーが正規の電子キー2であるか否かを調べるため、リクエスト原信号を車外送信回路31に出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、IDコード要求制御を実施する。その結果、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けてリクエスト信号が送信される。
照合制御装置37は、前記IDコード要求制御を実施したことに伴って、受信回路36からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。即ち、この場合、照合制御装置37は、電気的なキー照合を実施する。そして、照合制御装置37は、前記キー照合により両IDコードが一致したとき、正規の電子キー2が車外の通信エリアA32に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識している状態で、図示しないドアハンドルセンサを通じて、ドアアウトサイドハンドルに対するタッチ操作を検出したとき、この場合、正規の電子キー2の所持者による乗車の意志が認められるので、ドアロックを解錠する。そして、ドアロックの解錠が完了したとき、ドアロックが解錠状態にあることを示唆する解錠コードを含むアンサーバック信号が照合制御装置37による制御のもと、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けて送信される。そして、このアンサーバック信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる解錠コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなアンサーバック信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちアンサーバック信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなアンサーバック信号に解錠コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、解錠コードのようなものが含まれた新たなアンサーバック信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
また、照合制御装置37は、車外に設けられた図示しないドアロックスイッチが操作されたとき、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車外の通信エリアA32に存在しているかどうかを監視するため、車外送信回路31にWAKE原信号を出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、第2の車外呼び掛け制御を実施する。その結果、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けてWAKE信号が送信される。尚、このWAKE信号には、前記車外コードが含まれている。そして、このWAKE信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる車外コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなWAKE信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちWAKE信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなWAKE信号に車外コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、車外コードのようなものが含まれた新たなWAKE信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
照合制御装置37は、前記第2の車外呼び掛け制御を実施したことに伴って、受信回路36からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、通信対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車外の通信エリアA32に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、車外の通信エリアA32に存在している電子キーが正規の電子キー2であるか否かを調べるため、リクエスト原信号を車外送信回路31に出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、IDコード要求制御を実施する。その結果、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けてリクエスト信号が送信される。
照合制御装置37は、前記IDコード要求制御を実施したことに伴って、受信回路36からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。即ち、この場合、照合制御装置37は、電気的なキー照合を実施する。そして、照合制御装置37は、前記キー照合により両IDコードが一致したとき、正規の電子キー2が車外の通信エリアA32に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、この場合、正規の電子キー2の所持者による降車の意志が認められるので、ドアロックを施錠する。尚、このように電子キー2が車外に持ち出されたものと認められる状況下で、ドアロックを施錠しているので、電子キー2を車内に置き忘れたままドアロックが施錠されてしまう、いわゆるインロックの発生を防止することができる。そして、ドアロックの施錠が完了したとき、ドアロックが施錠状態にあることを示唆する施錠コードを含むアンサーバック信号が照合制御装置37による制御のもと、車外送信アンテナ32から車外の通信エリアA32に向けて送信される。そして、このアンサーバック信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる施錠コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなアンサーバック信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちアンサーバック信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなアンサーバック信号に施錠コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、施錠コードのようなものが含まれた新たなアンサーバック信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
また、照合制御装置37は、車内に設けられた図示しないパワースイッチが操作されたとき、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車内の通信エリアA34に存在しているかどうかを監視するため、車内送信回路33にWAKE原信号を出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、第1の車内呼び掛け制御を実施する。その結果、車内送信アンテナ34から車内の通信エリアA34に向けてWAKE信号が送信される。尚、車内送信アンテナ34から車内の通信エリアA34に向けて送信されるWAKE信号には、このWAKE信号が車内の通信エリアA34に向けて送信されたものである旨を示唆する車内コードが含まれている。そして、このWAKE信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる車内コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなWAKE信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちWAKE信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなWAKE信号に車内コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、車内コードのようなものが含まれた新たなWAKE信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
照合制御装置37は、前記第1の車内呼び掛け制御を実施したことに伴って、受信回路36からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、通信対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車内の通信エリアA34に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、車内の通信エリアA34に存在している電子キーが正規の電子キー2であるか否かを調べるため、リクエスト原信号を車内送信回路33に出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、IDコード要求制御を実施する。その結果、車内送信アンテナ34から車内の通信エリアA34に向けてリクエスト信号が送信される。
照合制御装置37は、前記IDコード要求制御を実施したことに伴って、受信回路36からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。即ち、この場合、照合制御装置37は、電気的なキー照合を実施する。そして、照合制御装置37は、前記キー照合により両IDコードが一致したとき、正規の電子キー2が車内の通信エリアA34に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、ブレーキ操作が行われていることを条件として、エンジンを始動する。
また、照合制御装置37は、車外に設けられた図示しないドアロックスイッチが操作されたとき、セキュリティ装置3との間での双方向通信の対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車内の通信エリアA34に存在しているかどうかを監視するため、車内送信回路33にWAKE原信号を出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、第2の車内呼び掛け制御を実施する。その結果、車内送信アンテナ34から車内の通信エリアA34に向けてWAKE信号が送信される。尚、このWAKE信号には、前記車内コードが含まれている。そして、このWAKE信号が電子キー2で受信されたとき、それに含まれる車内コードがメモリ23aに記憶されるとともに、同電子キー2で新たなWAKE信号が受信された場合には、それに含まれるものが古いものに代わってメモリ23aに記憶され、すなわちWAKE信号に関するメモリ23aの記憶内容が更新される。ただし、前記新たなWAKE信号に車内コードのようなものが含まれていない場合には、前記更新は行われず、この場合、車内コードのようなものが含まれた新たなWAKE信号が受信されるまで前記古いものが記憶保持される。
照合制御装置37は、前記第2の車内呼び掛け制御を実施したことに伴って、受信回路36からACK信号に関する受信信号が入力されたとき、通信対象となる電子キー(これは正規の電子キー2とは限らない。)が車内の通信エリアA34に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、車内の通信エリアA34に存在している電子キーが正規の電子キー2であるか否かを調べるため、リクエスト原信号を車内送信回路33に出力する。即ち、この場合、照合制御装置37は、IDコード要求制御を実施する。その結果、車内送信アンテナ34から車内の通信エリアA34に向けてリクエスト信号が送信される。
照合制御装置37は、前記IDコード要求制御を実施したことに伴って、受信回路36からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。即ち、この場合、照合制御装置37は、電気的なキー照合を実施する。そして、照合制御装置37は、前記キー照合により両IDコードが一致したとき、正規の電子キー2が車内の通信エリアA34に存在している旨を認識する。そして、照合制御装置37は、このように認識したとき、正規の電子キー2が車内に置き忘れられている旨の警報を発する。
ところで、上記セキュリティシステム1に用いられる電子キー2は、通信相手であるセキュリティ装置3との間での双方向通信に際して、LF信号の受信時やUHF信号の送信時に、ボタン型電池に蓄えられた電力を消費する。また、電子キー2は、こうした送受信時のみならず、WAKE信号を待ち受ける受信待機時にも電力を消費する。ここに、本実施形態のセキュリティシステム1では、電子キー2を省電力化するための工夫が凝らされている。
以下、電子キー2のマイコン23によって実施される、電子キー2の省電力化に関する制御について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において電子キー2のマイコン23は、LF信号の一つであるWAKE信号を受信したとき、ステップS2へ移行する。そして、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号が車外の通信エリアA32及び車内の通信エリアA34のいずれに向けて送信されたものであるのかその旨を特定する。そして、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号に車外コードが含まれているとき、このWAKE信号が車外の通信エリアA32に向けて送信されたものである旨、すなわち電子キー2が車外の通信エリアA32に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。尚、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、LF信号に車外コード及び車内コードがいずれも含まれていないとき、メモリ23aの記憶内容を参照し、メモリ23aに車外コードが記憶されているとき、電子キー2が車外に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。そして、ステップS3において電子キー2のマイコン23は、車両のドアロックが施錠状態にあるのかそれとも解錠状態にあるのかその旨を特定する。そして、ステップS3において電子キー2のマイコン23は、メモリ23aに解錠コードが記憶されているとき、車両のドアロックが解錠状態にある旨を特定した後、ステップS4へ移行する。そして、ステップS4において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を継続する。
ステップS1において電子キー2のマイコン23は、LF信号の一つであるWAKE信号を受信したとき、ステップS2へ移行する。そして、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号が車外の通信エリアA32及び車内の通信エリアA34のいずれに向けて送信されたものであるのかその旨を特定する。そして、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号に車外コードが含まれているとき、このWAKE信号が車外の通信エリアA32に向けて送信されたものである旨、すなわち電子キー2が車外の通信エリアA32に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。尚、ステップS2において電子キー2のマイコン23は、LF信号に車外コード及び車内コードがいずれも含まれていないとき、メモリ23aの記憶内容を参照し、メモリ23aに車外コードが記憶されているとき、電子キー2が車外に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。そして、ステップS3において電子キー2のマイコン23は、車両のドアロックが施錠状態にあるのかそれとも解錠状態にあるのかその旨を特定する。そして、ステップS3において電子キー2のマイコン23は、メモリ23aに解錠コードが記憶されているとき、車両のドアロックが解錠状態にある旨を特定した後、ステップS4へ移行する。そして、ステップS4において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を継続する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS3に関して、メモリ23aに施錠コードが記憶されているとき、車両のドアロックが施錠状態にある旨を特定した後、ステップS5へ移行する。そして、ステップS5において電子キー2のマイコン23は、振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されているかそれとも振動無しが検出されているかその旨を特定する。そして、ステップS5において電子キー2のマイコン23は、振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されたとき、ステップS6へ移行する。そして、ステップS6において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を継続する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS5に関して、振動センサ26で電子キー2の振動無しが検出されたとき、ステップS7へ移行する。そして、ステップS7において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を停止する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS2に関して、WAKE信号に車内コードが含まれているとき、このWAKE信号が車内の通信エリアA34に向けて送信されたものである旨、すなわち電子キー2が車内の通信エリアA34に存在している旨を特定した後、ステップS8へ移行する。そして、ステップS8において電子キー2のマイコン23は、振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されているかそれとも振動無しが検出されているかその旨を特定する。そして、ステップS8において電子キー2のマイコン23は、振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されたとき、ステップS9へ移行する。そして、ステップS9において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を継続する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS8に関して、振動センサ26で電子キー2の振動無しが検出されたとき、ステップS10へ移行する。そして、ステップS10において電子キー2のマイコン23は、一定時間に亘って受信待機状態を継続するべく、タイマによる計時を開始した後、ステップS11へ移行する。そして、ステップS11において電子キー2のマイコン23は、タイマによる計時を開始してから前記一定時間が経過するまでの期間内に車内コードを含むWAKE信号を受信したか否かを判断する。そして、ステップS11において電子キー2のマイコン23は、前記一定時間内に車内コードを含むWAKE信号を受信しなかったとき、電子キー2が車内の通信エリアA34に存在していない旨を特定した後、ステップS12へ移行する。そして、ステップS12において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を停止する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS11に関して、前記一定時間内に車内コードを含むWAKE信号を受信したとき、電子キー2が車内の通信エリアA34に存在している旨を特定した後、ステップS13へ移行する。そして、ステップS13において電子キー2のマイコン23は、前記計時を停止し、別の一定時間に亘って再び受信待機状態を継続することで受信待機状態を延長するべく、タイマによる新たな計時を開始した後、ステップS14へ移行する。そして、ステップS14において電子キー2のマイコン23は、前記別の一定時間内にLF信号の一つであるWAKE信号を受信したか否かを判断する。そして、ステップS14において電子キー2のマイコン23は、前記別の一定時間内にWAKE信号を受信しなかったとき、ステップS15へ移行する。そして、ステップS15において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号の受信待機状態を停止する。
電子キー2のマイコン23は、ステップS14に関して、前記別の一定時間内にWAKE信号を受信したとき、ステップS16へ移行する。そして、ステップS16において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号が車外の通信エリアA32及び車内の通信エリアA34のいずれに向けて送信されたものであるのかその旨を特定する。そして、ステップS16において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号に車外コードが含まれているとき、このWAKE信号が車外の通信エリアA32に向けて送信されたものである旨、すなわち電子キー2が車外の通信エリアA32に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。尚、ステップS16において電子キー2のマイコン23は、LF信号に車外コード及び車内コードがいずれも含まれていないとき、メモリ23aの記憶内容を参照し、メモリ23aに車外コードが記憶されているとき、電子キー2が車外に存在している旨を特定した後、ステップS3へ移行する。一方、ステップS16において電子キー2のマイコン23は、WAKE信号に車内コードが含まれているとき、このWAKE信号が車内の通信エリアA34に向けて送信されたものである旨、すなわち電子キー2が車内の通信エリアA34に存在している旨を特定した後、ステップS8へ移行する。
尚、電子キー2のマイコン23は、ステップS7、ステップS12、ステップS15での受信待機状態の停止中に振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されたとき、受信待機状態に復帰する。
ここに本実施形態では、電子キー2がWAKE信号の受信待機状態にあるとき、WAKE信号の受信動作に備えて、受信回路22に暗電流が流れているとともに、マイコン23は、電子キー2の省電力化に関する上記制御を実施するべく起動していることとする。一方、WAKE信号の受信待機状態が停止されているとき、振動センサ26にのみ暗電流が流れているとともに、それ以外の電気電子部品には暗電流が流れておらず、また、マイコン23は、振動センサ26で電子キー2の振動有りが検出されるまで起動されないこととする。
本実施形態においてセキュリティ装置3から送信されるWAKE信号は、送信機からの呼び掛け信号に相当し、電子キー2から送信されるACK信号は、呼び掛け信号に対する応答信号に相当する。また、WAKE信号に含まれる車外コードは、WAKE信号が車外の通信エリアA32に向けて送信されたものである旨を電子キー2で特定可能とするエリア情報に相当し、WAKE信号に含まれる車内コードは、WAKE信号が車内の通信エリアA34に向けて送信されたものである旨を電子キー2で特定可能とするエリア情報に相当する。そして、照合制御装置37は、前記エリア情報を提供するエリア情報提供手段に相当する。さらに、セキュリティ装置3からのアンサーバック信号に含まれる施錠コードは、車両のドアロックの施錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当し、アンサーバック信号に含まれる解錠コードは、車両のドアロックの解錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当する。そして、照合制御装置37は、前記ドア錠情報を提供するドア錠情報提供手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)車両のドアロックが施錠且つ電子キー2の振動無しというように、直ちには電子キー2が車両制御に用いられることのない状況にあるとき、すなわち電子キー2が必ずしもWAKE信号を受信待機する必要のないとき、受信待機状態が停止される(ステップS7)。このため、ユーザが不便を感じることはなく、また、受信待機状態の停止に伴って消費電力が低減される。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
(1)車両のドアロックが施錠且つ電子キー2の振動無しというように、直ちには電子キー2が車両制御に用いられることのない状況にあるとき、すなわち電子キー2が必ずしもWAKE信号を受信待機する必要のないとき、受信待機状態が停止される(ステップS7)。このため、ユーザが不便を感じることはなく、また、受信待機状態の停止に伴って消費電力が低減される。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
(2)電子キー2が車内に存在している場合、電子キー2が振動していなくても、一定時間に亘って受信待機状態が継続され、その期間中に例えば、エンジン始動に先立つ室内照合の通信に際してWAKE信号が送信されたとき、それを受信できるようになる(ステップS10)。従って、利便性を確保することができる。尚、同構成とは異なり、振動センサによる検出結果のみに基づいて、例えば、電子キーの振動無しが検出された場合に、電子キーの所在位置に関わらず受信待機状態が停止される構成では、電子キーが車内で静止して保管されていたり、或いは電子キーが車内に置き忘れられていたりするときにも、例外なく受信待機状態が停止されて不便となる。
(3)電子キー2が車内に静止状態で存在していることが特定された後、この電子キー2が車内に存在していないことが新たに特定されたとき、すなわち前記一定時間中に電子キー2の車内での存在が肯定から否定へ転じたことにより、室内照合の通信に用いられるWAKE信号を受信待機する必要のなくなったとき、受信待機状態が停止される(ステップS12)。このように適切な時期に受信待機状態が停止されるので、利便性と省電力化を両立させることができる。
(4)前記一定時間内に電子キー2が車内に存在しているとき、別の一定時間に亘って再び受信待機状態が継続されることで受信待機状態が延長される(ステップS13)。このように、電子キー2が車内に存在している限り、受信待機状態が継続されるので、利便性を確保することができる。
(5)前記別の一定時間内に電子キー2が車両周辺に存在していないとき、受信待機状態が停止される(ステップS15)。このように、電子キー2が車内に静止状態で存在していることが特定された後、この電子キー2が車両周辺に存在していないことが新たに特定されたとき、すなわち室内照合や室外照合の通信に用いられるWAKE信号を受信待機する必要のなくなったとき、受信待機状態が停止される。このように適切な時期に受信待機状態が停止されるので、利便性と省電力化を両立させることができる。
(6)省電力化の観点から、電子キー2が必ずしもWAKE信号を受信待機する必要のないときには、受信待機状態が停止されるが、この受信待機状態の停止中に電子キー2の振動有りが検出されたとき、すなわち電子キー2が車両制御に用いられる可能性が生まれたときには、受信待機状態が復帰される。このため、当該復帰するまで省電力化を図ることができるとともに、復帰後において、WAKE信号とACK信号、さらにはリクエスト信号やIDコード信号に基づく双方向通信を円滑に進めることができる。従って、利便性を確保しつつ省電力化を図ることができる。
(7)車両のドアロックが解錠されているとき、すなわち電子キー2がドアロックの施錠に用いられることに備えて、WAKE信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される(ステップS4)。このため、ドアロックの施錠に先立つ室外照合の通信に際してWAKE信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、降車時の利便性を確保することができる。
(8)車両のドアロックが施錠且つ電子キー2の振動有りというように、電子キー2がドアロックの解錠に用いられることに備えて、WAKE信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される(ステップS6)。このため、ドアロックの解錠に先立つ室外照合の通信に際してWAKE信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、乗車時の利便性を確保することができる。
(9)車両ユーザが電子キー2を直接手に持つ或いはポケットに入れた状態で所持している場合のように、電子キー2が車内に運動状態で存在しているとき、すなわち電子キー2がエンジンの始動に用いられることに備えて、WAKE信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される(ステップS9)。このため、エンジンの始動に先立つ室内照合の通信に際してWAKE信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、エンジン始動時の利便性を確保することができる。
(10)電子キー2は、セキュリティ装置3から提供された車外コード或いは車内コードといったエリア情報に基づいて、自機の所在位置を特定でき、該特定した所在位置に応じて受信待機状態を継続したり停止したりすることが可能となる。従って、セキュリティ装置3からエリア情報を提供することで、電子キー2による受信待機状態の設定を好適化することができる。
(11)電子キー2は、セキュリティ装置3から提供された施錠コード或いは解錠コードといったドア錠情報に基づいて、車両のドアロックの施解錠状態を特定でき、該特定した施解錠状態に応じて受信待機状態を継続したり停止したりすることが可能となる。従って、セキュリティ装置3からドア錠情報を提供することで、電子キー2による受信待機状態の設定を好適化することができる。
(12)WAKE信号を待ち受ける受信待機状態の期間が実質的な通信期間を時間的に遙かに上回る点に着目して、こうした受信待機の期間のうち、受信待機がいわば不必要と思われる期間については受信待機状態を停止することとした。このため、当該停止中には、電子キー2を構成する電気電子部品のうち振動センサ26に暗電流が流れているだけである点を踏まえると、本発明前との比較において、電子キー2の消費電力が劇的に低減される。従って、電子キー2に内蔵されたボタン型電池の消耗が抑制され、電池交換の頻度を極力減らすことができ、ひいては車両ユーザの経済的負担を軽減することができる。
(13)車両のドアロックが施錠された後、電子キー2が自宅やオフィス等で静止状態で保管される場合を想定する。ここに電子キー2は所定の保管場所に載置されるまでは運動状態にあるので、当該保管場所の周辺に存在する電化製品からWAKE信号と同一或いは近い特性を有する信号が発せられているとき、その信号の受信に伴って電子キー2からACK信号が送信される。しかし、このACK信号に応答して前記電化製品からリクエスト信号が送信されてくるとは考え難く、よってこの場合、通信が途絶える。その後、電子キー2が保管場所に載置されて静止状態で保管されるようになったとき、WAKE信号の受信待機状態が停止されるので(ステップS7)、前記電化製品から引き続き前記信号が発せられようとも、その信号に対する電子キー2の動作が完全に停止される。従って、本来の通信相手であるセキュリティ装置3からのWAKE信号以外の信号、例えば、上記例のような電化製品からの信号に対する電子キー2の動作が最小限に留まるので、いわゆるノイズ環境下で電子キー2が静止状態で保管される場合において、無駄な電池消耗を回避することができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図4に示すステップS10〜ステップS11の処理での「一定時間」や、ステップS13〜ステップS14の処理での「別の一定時間」は、任意に設定可能である。ここに、これらの時間を長いものに設定する程、受信待機状態の継続される時間が長くなるから、利便性を確保しやすくなり、前記時間を短いものに設定する程、受信待機状態の継続される時間が短くなるから、省電力の効果が高められる。
・図4に示すステップS10〜ステップS11の処理での「一定時間」や、ステップS13〜ステップS14の処理での「別の一定時間」は、任意に設定可能である。ここに、これらの時間を長いものに設定する程、受信待機状態の継続される時間が長くなるから、利便性を確保しやすくなり、前記時間を短いものに設定する程、受信待機状態の継続される時間が短くなるから、省電力の効果が高められる。
・電子キー2のマイコン23は、図4に示すステップS10の処理を行った後、ステップS14に準じた処理を行ってもよい。即ち、ステップS11〜ステップS13の処理を割愛してもよい。この場合、電子キー2のマイコン23は、ステップS10において一定時間に亘って受信待機状態を継続するべく、タイマによる計時を開始した後、ステップS14に準じた処理として、別の一定時間ではなく、前記一定時間内にLF信号の一つであるWAKE信号を受信したか否かを判断する。
・電子キー2のマイコン23は、図4に示すステップS8において振動センサ26で電子キー2の振動無しが検出されたとき、ステップS3の処理を行ってもよい。即ち、ステップS10〜ステップS16の処理を割愛してもよい。この場合、電子キー2が車内に存在している場合、電子キー2が振動していなくても、車両のドアロックが施錠されるまで受信待機状態が継続され(ステップS4)、その期間中に例えば、エンジン始動に先立つ室内照合の通信やドアロックの施錠に先立つ室外照合の通信に際してWAKE信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、利便性を確保することができる。
・電子キー2のマイコン23は、図4に示すステップS3の処理に関して、メモリ23aに施錠コードが記憶されていないとき、車両のドアロックが解錠状態にある旨を特定してもよい。即ち、前記実施形態による構成においてセキュリティ装置3から提供される解錠コードを割愛してもよく、メモリ23aに施錠コードが記憶されていないことを、車両のドアロックが解錠状態にある旨の特定に代用してもよい。尚、この場合の施錠コードは、これがアンサーバック信号に含まれる場合、車両のドアロックの施錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当し、これがアンサーバック信号に含まれない場合、車両のドアロックの解錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当する。
また、電子キー2のマイコン23は、図4に示すステップS3の処理に関して、メモリ23aに解錠コードが記憶されていないとき、車両のドアロックが施錠状態にある旨を特定してもよい。即ち、前記実施形態による構成においてセキュリティ装置3から提供される施錠コードを割愛してもよく、メモリ23aに解錠コードが記憶されていないことを、車両のドアロックが施錠状態にある旨の特定に代用してもよい。尚、この場合の解錠コードは、これがアンサーバック信号に含まれる場合、車両のドアロックの解錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当し、これがアンサーバック信号に含まれない場合、車両のドアロックの施錠状態を電子キー2で特定可能とするドア錠情報に相当する。
・携帯機が備える振動センサとして、携帯機の振動を通じて発電を行い、その発電による電力を二次電池に蓄える構造を有するものを備える携帯機に本発明を具体化してもよい。この場合、当該二次電池に蓄えられた電力を振動センサに暗電流を流す際の電力として使用することで、携帯機外部からの充電により当該二次電池に蓄えられた電力を振動センサに暗電流を流す際の電力として使用する場合に比べて、携帯機外部からの充電に伴う消費電力が少なくて済むので、より環境に優しい携帯機を提供することができる。
また、上記二次電池に蓄えられている電力に余裕がある場合には、その余剰電力をLF信号の受信用として使用する等、振動センサの動作用以外の目的で使用してもよい。
・ボタン型電池のような一次電池が内蔵された携帯機に限らず、充電可能な二次電池が電源として内蔵され、この二次電池から電力を賄って、WAKE信号の受信からIDコード信号の送信に至る一連の通信動作を含む種々の動作を行う携帯機に本発明を具体化してもよい。この場合、当該二次電池に蓄えられた電力が消耗したとき、二次電池に対する充電が行われることで蓄電力が回復することになるが、このように二次電池が内蔵された携帯機に本発明を具体化した場合でも、省電力化が図られる点に変わりはなく、この場合、二次電池に対する充電の頻度が低減される。
・ボタン型電池のような一次電池が内蔵された携帯機に限らず、充電可能な二次電池が電源として内蔵され、この二次電池から電力を賄って、WAKE信号の受信からIDコード信号の送信に至る一連の通信動作を含む種々の動作を行う携帯機に本発明を具体化してもよい。この場合、当該二次電池に蓄えられた電力が消耗したとき、二次電池に対する充電が行われることで蓄電力が回復することになるが、このように二次電池が内蔵された携帯機に本発明を具体化した場合でも、省電力化が図られる点に変わりはなく、この場合、二次電池に対する充電の頻度が低減される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記制御手段は、車両のドアロックが解除されているとき、前記受信待機状態を継続する請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯機。同構成によると、車両のドアロックが解錠されているとき、すなわち携帯機がドアロックの施錠に用いられることに備えて、呼び掛け信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される。このため、ドアロックの施錠に先立つ室外照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、降車時の利便性を確保することができる。
(イ)前記制御手段は、車両のドアロックが解除されているとき、前記受信待機状態を継続する請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯機。同構成によると、車両のドアロックが解錠されているとき、すなわち携帯機がドアロックの施錠に用いられることに備えて、呼び掛け信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される。このため、ドアロックの施錠に先立つ室外照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、降車時の利便性を確保することができる。
(ロ)前記制御手段は、車両のドアロックが施錠されており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動有りが検出されたとき、前記受信待機状態を継続する請求項1〜4、上記(イ)のいずれか一項に記載の携帯機。同構成によると、車両のドアロックが施錠且つ携帯機の振動有りというように、携帯機がドアロックの解錠に用いられることに備えて、呼び掛け信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される。このため、ドアロックの解錠に先立つ室外照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、乗車時の利便性を確保することができる。
(ハ)前記制御手段は、当該携帯機が車内に存在しており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動有りが検出されたとき、前記受信待機状態を継続する請求項1〜4、上記(イ)、(ロ)のいずれか一項に記載の携帯機。同構成によると、ユーザが携帯機を直接手に持つ或いはポケットに入れた状態で所持している場合のように、携帯機が車内に運動状態で存在しているとき、すなわち携帯機がエンジンの始動に用いられることに備えて、呼び掛け信号を受信待機する必要のあるとき、受信待機状態が継続される。このため、エンジンの始動に先立つ室内照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、エンジン始動時の利便性を確保することができる。
(ニ)前記制御手段は、当該携帯機が車内に存在しており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動無しが検出されたとき、車両のドアロックが施錠されるまで前記受信待機状態を継続する請求項1に記載の携帯機。同構成とは異なり、振動センサによる検出結果のみに基づいて、例えば、携帯機の振動無しが検出された場合に、携帯機の所在位置に関わらず受信待機状態が停止される構成では、携帯機が車内で静止して保管されていたり、或いは携帯機が車内に置き忘れられていたりするときにも、例外なく受信待機状態が停止されて不便となる。この点、本技術的思想による構成では、携帯機が車内に存在している場合、携帯機が振動していなくても、車両のドアロックが施錠されるまで受信待機状態が継続され、その期間中に例えば、エンジン始動に先立つ室内照合の通信やドアロックの施錠に先立つ室外照合の通信に際して呼び掛け信号が送信されたとき、それを受信できるようになる。従って、利便性を確保することができる。
(ホ)請求項1〜4、上記(イ)〜(ニ)のいずれか一項に記載の携帯機と通信可能な通信装置であって、当該通信装置が搭載された車両の周辺に通信対象となる携帯機が存在しているかどうかを監視するため、所定の通信エリアに呼び掛け信号を送信する送信手段と、前記呼び掛け信号が前記送信手段から車内の通信エリア及び車外の通信エリアのいずれに向けて送信されたものであるのかその旨を前記携帯機で特定可能とするエリア情報を提供するエリア情報提供手段とを備えることを特徴とする通信装置。同構成によると、携帯機は、通信装置から提供されたエリア情報に基づいて、自機の所在位置を特定でき、該特定した所在位置に応じて受信待機状態を継続したり停止したりすることが可能となる。従って、携帯機による受信待機状態の設定を好適化することができる。
(ヘ)請求項1〜4、上記(イ)〜(ニ)のいずれか一項に記載の携帯機と通信可能な通信装置、又は、上記(ホ)に記載の通信装置であって、当該通信装置が搭載された車両のドアロックの施解錠状態を前記携帯機で特定可能とするドア錠情報を提供するドア錠情報提供手段を備えることを特徴とする通信装置。同構成によると、携帯機は、通信装置から提供されたドア錠情報に基づいて、車両のドアロックの施解錠状態を特定でき、該特定した施解錠状態に応じて受信待機状態を継続したり停止したりすることが可能となる。従って、携帯機による受信待機状態の設定を好適化することができる。
1…セキュリティシステム、2…電子キー(携帯機)、3…セキュリティ装置(送信機、通信装置)、21…受信アンテナ、22…受信回路、23…マイコン(制御手段)、23a…メモリ、24…送信回路、25…送信アンテナ、26…振動センサ、31…車外送信回路、32…車外送信アンテナ(送信手段)、33…車内送信回路、34…車内送信アンテナ(送信手段)、35…受信アンテナ、36…受信回路、37…照合制御装置(エリア情報提供手段、ドア錠情報提供手段)、37a…メモリ、A32…車外の通信エリア、A34…車内の通信エリア。
Claims (4)
- ユーザが所持する携帯機であって、送信機からの呼び掛け信号を待ち受ける受信待機状態で前記呼び掛け信号を受信したとき、この呼び掛け信号に対する応答信号を送信する携帯機において、
当該携帯機の振動の有無を検出する振動センサと、
当該携帯機の通信相手となる前記送信機が搭載された車両のドアロックが施錠されており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動無しが検出されたとき、前記受信待機状態を停止する制御手段とを備える
ことを特徴とする携帯機。 - 前記制御手段は、当該携帯機が車内に存在しており、且つ前記振動センサで当該携帯機の振動無しが検出されたとき、一定時間に亘って前記受信待機状態を継続し、
前記制御手段は、前記一定時間内に当該携帯機が車内に存在していないとき、前記受信待機状態を停止する
請求項1に記載の携帯機。 - 前記制御手段は、前記一定時間内に当該携帯機が車内に存在しているとき、別の一定時間に亘って再び前記受信待機状態を継続することで前記受信待機状態を延長し、
前記制御手段は、前記別の一定時間内に当該携帯機が車両周辺に存在していないとき、前記受信待機状態を停止する
請求項2に記載の携帯機。 - 前記制御手段は、前記受信待機状態の停止中に前記振動センサで当該携帯機の振動有りが検出されたとき、前記受信待機状態に復帰する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯機。
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