JP2011142726A - インタリーブ・ブリッジレス・パワー・ファクター修正器およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つのAC入力電源、1つの入力インダクター、4つのアクティブ素子、2つのパッシブ素子、出力キャパシターおよび出力レジスターが含まれ、この4つのアクティブ素子は完全なブリッジの形態に接続され、相異なる駆動位相の制御スイッチと、整流スイッチに分けられ、2つのパッシブ素子の主要な作用は電流方向の引導であり、また、制御信号プロセッサーと、制御回路とに接続することができ相互補償するスイッチ信号を出力して、インタリーブ・ブリッジレス・パワーファクター修正器を制御し、出入力リップル波の抑制と周波数倍増の目的を達成できるようした。
【選択図】図6
Description
新しい需要と電源品質と効能を向上する声が高揚するに連れて、各種の電源構成(topologies)及びその制御方法が続々と出現した。その中でブリッジレス・パワー・ファクター・コンバータ(Bridgeless PFC)と、インタリーブ・パワー・ファクター・コンバータ(interleaved)が最も典型的なものである。
ブリッジレスPFCはその名の如くその電源の構成形態は従来のダイオードで形成されたブリッジ式整流器を省略している。更に詳しく言えば2つのアクティブ・スイッチ (powermosfet、IGBT、BJT)で原来のブリッジ式整流器の低い側(low side)の2つのダイオードに取って代り、更に入力端のAC 電源と直列に接続したインダクターとを組み合わせて、図2Aのようなブースト・コンバータにするものである。
もう1つのブリッジレス・PFコンバータはブリッジ式整流器の上下1組のアームをアクティブ・スイッチで取り代え、図2Bのように右側の上下アームのダイオードで電流の方向を決定し、左側の上下アームのアクティブ・スイッチと、入力インダクターとでブースト・コンバータを構成するものである。
上述のようにこの電圧を上げる構成の目的は高いパワー・ファクターと低いハーモニック・ディストーションを達成することにある。フィード・バック制御のテクニックを巧みに利用し、適当にアクティブ・スイッチを切り替えれば、従来のスキームのものと同一の効果が得られ、且つアクティブ・スイッチでパッシブ・スイッチ(ダイオード)に取って代るため、電源を転換する過程中ダイオードの順方向電圧降下により生じた損失は、アクティブ・スイッチの伝導損失(conduction loss)に取って代られるようになる。
絶対多数の応用においては前記の伝導損失はダイオードのそれに比べて遥かに小さいので、ブリッジレスPFCは電源転換の効率の改善に着眼して生まれた、回路形態であると言える。
図3に示すようにブリッジレスPFCと違い、このスキームはもっと世人の注目を浴びている。このテクニックは既に広くハイ・パワー・ファクターのDC/DCコンバータに応用されている。たとえば個人コンピューターのCPUに使用されるVRM電源や高功率で応用される通信用の電源などである。
交替式というのは1つ以上の電源コンバータを並列にし、各組の電源コンバータの切替周波数を同期に保ち、各自に位相の遅延を生ぜしめるものである。
遅延の角度は並列の数に決定される。即ち遅相(Phase delay)は360/Nで、Nはコンバータの数である。切替信号が相互に交差するので、入力の全電流が互いに打ち消し合い(cancel)、電流のリップル係数(ripple factor)は並列の数の増加に従って小さくなり、周波数が倍数する作用がある。これは出力フィルターや前端EMIフィルターの設計や体積縮小に有利となり、また、パワーがN個のコンバータに分散し、散熱が良くなり、効率も向上する。
インタリーブPFCもこのような原理を利用し、2組以上のブースト・コンバータを並列にし、フィード・バック制御の技術を駆使して、ハイ・パワー・ファクターの電源転換の目的を達成するものである。
もし両者の優点を合併すればコンバータ回路の応用は最大の効果を発揮する。このような損失の低い高功率のPFCを広く各種の電源用機器に適用することは、関係産業界の切に渇望するところである。
(1)出入力リップル波の相殺と周波数倍増の効果があるので、入力インダクターと出力キャパシターは、サイズの小さなものを選ぶことができ、また、パワー密度の向上も可能となる。
(2)パワーの需要に応じて多相の応用が可能でコモン・モード(common mode)ノイズ低減の目的も達成せられる。普通の廉価なダイオードの使用で事が足り、特殊な高価の品を使用する必要はない。コモン・モード・ノイズは入力コモン・モード・インダクターで除去でき、多相の場合は入力インダクターに同一のコアを使用し、コモン・モード・インダクターの形態にすればよい。回路が功率の高いものであれば、この回路は必ず連続した導通モードである故、パワー・バウンス(power bounce)によるコモン・モード・ノイズの問題は存在しない。
図4と図5は本発明に係るインタリーブ・ブリッジレスPF修正器とその制御方法における、平均電流制御回路の構成図と実施例図である。これらの図中には下記の部品が含まれている。即ち
なお、図11はインダクタンス電流iL1、iL2、入力電流iacの波形図を示す。波形の作成を容易にするため、責務(duty)は固定だと見做す。示された波形で判るように、入力電流と入力電圧の波形は同相となり、PFが高く、ハーモニック波歪みの低い電源転換が可能となる。
2:制御信号プロセッサー
21:出力電圧アテニュエータ
22,221,222:コンパレータ
23,231,232:比例積分回路
24:マルティプライ回路
25,251,252:絶対値回路
26:入力電圧アテニュエータ
27:電流センサー
28:アテニュエータ
3:制御回路
Claims (6)
- 高密度の効率転換用の修正器であって、
その1端子を入力インダクターと接続し、他の端子を第1パッシブ素子と第2パッシブ素子との間に接続した、交流入力電源と、
第1入力インダクターと、第2入力インダクターとを含み、前記第1入力インダクターの1端子は第1アクティブ素子と、第2アクティブ素子との間に接続され、前記第2入力インダクターは、第3アクティブ素子と、第4アクティブ素子との間に接続されている、入力インダクターと、
第1アクティブ素子と、第2アクティブ素子と、第3アクティブ素子と、第4アクティブ素子とを含み、前記4つのアクティブ素子は、完全なブリッジ(bridge)の形態に接続され、異なる駆動位相の2組のスイッチに区分され、その中の1組の制御スイッチは直接制御回路に制御され、他の1組は整流スイッチとして機能する、アクティブ素子と、
第1パッシブ素子と、第2パッシブ素子とを含み、前記第1パッシブ素子の負極は前記第2パッシブ素子の正極に接続され、前記2つの接続されたパッシブ素子は1組の制御スイッチと、1組の整流スイッチと、1つの出力キャパシターと、1つの出力レジスターに並列に接続された、パッシブ素子と、を含み、
前記パッシブ素子は電流方向の引導を主要作用とする、
インタリーブ・ブリッジレス・PF修正器。 - 前記異なる駆動位相の2組のスイッチは更にn組のスイッチと接続し、各1組の信号の遅滞位相は360度÷(n+2)である、請求項1に記載のPF修正器。
- 更に制御信号プロセッサーと、制御回路とを接続できる、請求項1に記載のPF修正器。
- 前記制御信号プロセッサーは、1つの出力制御量を出力して、出力駆動信号の工作周期を決定する、請求項3に記載のPF修正器。
- 前記制御回路は、前記インタリーブ・ブリッジレスPF修正器と、制御信号プロセッサーと接続し、前記制御回路は2組の制御スイッチの駆動信号が得られ、更に1つのXORのゲート回路を経て、また換相信号を相伴い、入力負半周期における、制御スイッチと整流スイッチの交代を確保し、最後にこの信号はインバータを経由させて、対応する相互補償のスイッチ信号を得る、請求項3に記載のPF修正器。
- 制御信号プロセッサーが出力制御量を制御回路に出力して、2組の制御スイッチ駆動信号を取得し、更に1つのXORのゲート回路を経て換相信号を相伴って、入力負半周期における、制御スイッチと整流スイッチの交代を確保し、最後にこの信号はインバータを経由させて、対応する相互補償のスイッチ信号を得るステップと、
前記制御回路の出力した相互補償スイッチ信号で、オン/オフの操作をなし、インタリーブ・ブリッジレスPF修正器の4つのアクティブ素子Q1、Q2 とQ3、Q4を相異なる駆動位相と、互いに180度遅滞する2組のスイッチに分け、同じ1組のスイッチに相互補償の動作を起こさせ(即ちQ2がオンのとき、Q1はオフ)、また同一の半周期において、その中の1組の制御スイッチは直接に制御回路の制御を受け、相互補償する他の1組は整流スイッチとなり、入力の正半周期においてQ2、Q4は制御スイッチとなり、Q1、Q3は整流スイッチとなるステップと、
入力の負半周期において、Q1、Q3は制御スイッチとなり、Q2、Q4は整流スイッチとなり、位相が互いに180度遅滞し、インダクターを通過する電流の波形は位相の遅延により、波形が相加えるとき、相殺を起こし、小さい入力リップル波形で倍加した周波数の電流を得るステップと、を含む、
インタリーブ・ブリッジレスPF修正器の制御方法。
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