JP2011039408A - インナーフォーカスズームレンズ - Google Patents
インナーフォーカスズームレンズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011039408A JP2011039408A JP2009188642A JP2009188642A JP2011039408A JP 2011039408 A JP2011039408 A JP 2011039408A JP 2009188642 A JP2009188642 A JP 2009188642A JP 2009188642 A JP2009188642 A JP 2009188642A JP 2011039408 A JP2011039408 A JP 2011039408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- cylinder
- cam
- zoom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも4群レンズを有するインナーフォーカスレンズであって、固定筒の内側にフォーカスカム筒を配置し、前記固定筒の内側に直進筒を配置し、該直進筒の内側に第3群連動環を配置し、前記固定筒の外側にカム筒を配置し、該カム筒の外側に第1群レンズ枠を配置したことを特徴とするインナーフォーカスレンズ。
【選択図】図1
Description
また、例えばズーム比約4倍、開放F値を約2.8と小さくすると、4群レンズ等結像側のレンズ群の直径が大きくなってしまう問題がある。このことは、マウント近傍の機械的領域を小さくすることになり、4群レンズ等結像側のレンズ群の支持が困難になり、また従来この領域に配置されていた減速機の組み込みも困難になる問題がある。
また、ズーム繰り出し量が大きい場合、望遠時に第1レンズ群と第2レンズ群の間の鏡筒のカム溝や直進溝を通った迷光が外側鏡筒の内面によって反射され、結像面に到達する。この問題を解決するために、第3レンズ群及び絞り装置の被写体側に移動遮光筒を設け、望遠時に該移動遮光筒をバネ力によって被写体側に移動させたり、外側鏡筒の内面によって反射された光束を遮光するために第4レンズ群の結像側に設けた移動遮光筒の配置すること、減速機を円周状につなげてその内側に遮光壁を設けること等を必要とする問題があった。
(目的)
本発明は、従来のインナーフォーカスズームレンズの上述した問題点に鑑みなされたものであって、比較的小さい開口数の明るいインナーフォーカスズームレンズで結像側レンズ群の直径が大きくなっても、結像側レンズ群の支持機構を容易に組み込むことができるインナーフォーカスズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はまた、ズーム繰り出し量が大きい場合でも、望遠時に第1レンズ群と第2レンズ群の間の鏡筒のカム溝や直進溝を通って迷光が入ることがなく、外側鏡筒の内面によって反射される迷光の発生を有効に排除し、従来のように、第3レンズ群及び絞り装置の被写体側に移動遮光筒を設け、望遠時に該移動遮光筒をバネ力によって被写体側に移動させたり、外側鏡筒の内面によって反射された光束を遮光するために第4レンズ群の結像側に設けた移動遮光筒の配置すること、減速機を円周状につなげてその内側に遮光壁を設けること等を必要としないインナーフォーカスズームレンズを提供することを目的とする。
少なくとも4群レンズを有するインナーフォーカスレンズであって、
固定筒の内側にフォーカスカム筒を配置し、前記固定筒の内側に直進筒を配置し、該直進筒の内側に第3群連動環を配置し、
前記固定筒の外側にカム筒を配置し、該カム筒の外側に第1群レンズ枠を配置したことを特徴とするインナーフォーカスズームレンズ
である。
本実施態様によれば、比較的小さい開放F値の明るいインナーフォーカスズームレンズで結像側レンズ群の直径が大きくなっても、結像側レンズ群の支持機構を容易に組み込むことができる効果をより有効に発揮することができる。
本実施態様によればまた、ズーム繰り出し量が大きい場合でも、望遠時に第1レンズ群と第2レンズ群の間の鏡筒のカム溝や直進溝を通って迷光が入ることがなく、外側鏡筒の内面によって反射される迷光の発生を有効に排除し、従来のように、第3レンズ群及び絞り装置の被写体側に移動遮光筒を設け、望遠時に該移動遮光筒をバネ力によって被写体側に移動させたり、外側鏡筒の内面によって反射された光束を遮光するために第4レンズ群の結像側に設けた移動遮光筒の配置すること、減速機を円周状につなげてその内側に遮光壁を設けること等を必要としない効果をより有効に発揮することができる。
本実施態様によれば、手振れ防止式のインナーフォーカスズームレンズにおいても、上述した本発明の実施態様の効果を有効に発揮することができる。
ズーム作動の際複数のカム筒部材及びレンズ群をズーム移動させるズームレンズにおいて、最も結像側のレンズ群支持枠をズーム作動でズーム移動するカム筒部材に固着したことを特徴とするズームレンズ
である。
ここで、カム筒部材は、ズーム作動の際光軸中心の回転や光軸に沿った移動を行い、筒部にカム溝や直線溝を設け、また筒部にカム従動ピンやカム突起を設けた部材である。
インナーフォーカスズームレンズ1は、図1及び図2に示すように、1群レンズA,フォーカスレンズ群である2群レンズB,3群レンズC,4群レンズDを有する。インナーフォーカスズームレンズ1は、マウント8に固着された固定筒10の内側に、フォーカスカム筒20,直進筒30,及び直進筒30の内側に3群連動環40を配置している。
固定筒10の外側には、カム筒50,及びカム筒50の外側に1群連動環60を配置している。インナーフォーカスズームレンズ1の最外側の結像側には、ズーム環65が配置され、同被写体側には、フォーカス環66が配置されている。
固定筒10は、図3に示すように、第2ズーム連動コマ12が係合する4群カム溝14,及び直進筒ガイドコマ15が係合する直進筒ガイド溝16を有する。固定筒10にはさらに、後述するフォーカス連動コマ22の作動を妨げないためのフォーカス摺動コマ逃げ穴17を有する。
ズーム環65の回動は、第1ズーム連動コマ55を介してカム筒50に伝達される。直進筒30は、固定筒10の直進筒ガイド溝16と直進筒ガイドコマ15との係合によって光軸方向に非回転直進移動である。カム筒50が固定筒10の外側で回動させられると、直進筒30の直進筒連動コマ31とカム筒50の直進筒連動カム51の係合及びカム筒50の第2ズーム連動コマ12と固定筒10の4群カム溝14の係合によって、直進筒30は光軸方向に非回転直進する。
フォーカス環21の回転は、フォーカス連動コマ22に伝達され、さらに、フォーカス連動コマ22とフォーカスカム筒20のフォーカス環連動直線溝23の係合によって、フォーカスカム筒20に伝達される。
フォーカスカム筒20においては、ズーム状態によってフォーカスカム24内における3群連動環コマ39の移動範囲が変化する。フォーカスカム筒20が回転すると、そのときのズーム状態で3群連動環コマ39の位置がフォーカスカム24内で移動し、結果的に2群横溝26内の2群コマ25すなわち2群レンズBが非回転で光軸方向にフォーカス移動する。
B 2群レンズ
C 3群レンズ
D 4群レンズ
1 インナーフォーカスズームレンズ
8 マウント
10 固定筒
12 第2ズーム連動コマ
14 4群カム溝
15 直進筒ガイドコマ
16 直進筒ガイド溝
17 フォーカス摺動コマ逃げ穴
20 フォーカスカム筒
21 フォーカス環
22 フォーカス連動コマ
23 フォーカス環連動直線溝
24 フォーカスカム
25 2群コマ
26 2群横溝
30 直進筒
31 直進筒連動コマ
34 3群コマ
36 3群ガイド溝
37 2群カム
38 2群ガイド溝
39 3群連動環コマ
40 3群連動環
41 3群カム
50 カム筒
55 第1ズーム連動コマ
60 1群連動環
61 1群コマ
65 ズーム環
66 フォーカス環
70 4群レンズ枠
Claims (6)
- 少なくとも4群レンズを有するインナーフォーカスズームレンズであって、
固定筒の内側にフォーカスカム筒を配置し、前記固定筒の内側に直進筒を配置し、該直進筒の内側に第3群連動環を配置し、
前記固定筒の外側にカム筒を配置し、該カム筒の外側に第1群レンズ枠を配置したことを特徴とするインナーフォーカスズームレンズ。 - 第4群レンズ枠を前記直進筒に固着したことを特徴とする請求項1に記載のインナーフォーカスズームレンズ。
- 第3群レンズの少なくとも一部のレンズ部材を手振れ防止のために光軸と直交する方向に変位させることを特徴とする請求項1に記載のインナーフォーカスズームレンズ。
- ズーム作動の際複数のカム筒部材及びレンズ群をズーム移動させるズームレンズにおいて、最も結像側のレンズ群支持枠をズーム作動でズーム移動するカム筒部材に固着したことを特徴とするズームレンズ。
- 前記ズームレンズが、4レンズ群を有するインナーフォーカスズームレンズであることを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
- 前記最も結像側のレンズ群支持枠を直進筒に固着したことを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188642A JP2011039408A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | インナーフォーカスズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009188642A JP2011039408A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | インナーフォーカスズームレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011039408A true JP2011039408A (ja) | 2011-02-24 |
Family
ID=43767224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009188642A Pending JP2011039408A (ja) | 2009-08-17 | 2009-08-17 | インナーフォーカスズームレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011039408A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164580A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-08-22 | Tamron Co Ltd | ズームレンズ鏡筒 |
JP2015040971A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | 株式会社タムロン | ズームレンズ鏡筒 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10142474A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-29 | Nikon Corp | 変倍光学系 |
JP2000089086A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Sigma Corp | ズームレンズ鏡筒 |
JP2003279835A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Tamron Co Ltd | 高倍率ズームレンズ |
JP2005091731A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
JP2007079241A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
-
2009
- 2009-08-17 JP JP2009188642A patent/JP2011039408A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10142474A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-29 | Nikon Corp | 変倍光学系 |
JP2000089086A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Sigma Corp | ズームレンズ鏡筒 |
JP2003279835A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Tamron Co Ltd | 高倍率ズームレンズ |
JP2005091731A (ja) * | 2003-09-17 | 2005-04-07 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
JP2007079241A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164580A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-08-22 | Tamron Co Ltd | ズームレンズ鏡筒 |
JP2015040971A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | 株式会社タムロン | ズームレンズ鏡筒 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5832264B2 (ja) | 交換レンズ | |
JP5266948B2 (ja) | インナーフォーカスズームレンズ鏡筒 | |
US8451544B2 (en) | Lens barrel | |
JP4594867B2 (ja) | ダウンサイジングズームレンズ | |
US10018892B2 (en) | Lens barrel | |
JP4889519B2 (ja) | インナーフォーカスズームレンズ鏡筒 | |
US9411125B2 (en) | Lens barrel | |
JP3689379B2 (ja) | 高倍率ズームレンズ | |
US8385733B2 (en) | Image pickup apparatus | |
JP4924632B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP2011039408A (ja) | インナーフォーカスズームレンズ | |
JP5201811B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2012022301A (ja) | レンズ鏡筒 | |
EP2693247A1 (en) | Mechanism for moving optical element | |
JP6090132B2 (ja) | ズームレンズ鏡筒 | |
JP4763342B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2007333764A (ja) | レンズ鏡筒、カメラ | |
JP5593150B2 (ja) | レンズ鏡筒およびそれを用いた撮像装置 | |
US9958637B2 (en) | Optical device having improved impact resistance | |
JP4763341B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP5935387B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP5517654B2 (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
JP2005084406A (ja) | ズームレンズ鏡筒および光学機器 | |
JP5656537B2 (ja) | ズームレンズ駆動装置 | |
JP2005077683A (ja) | レンズ駆動機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20111214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20130729 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |