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JP2011037589A - エレベータの乗りかご - Google Patents

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JP2011037589A
JP2011037589A JP2009186516A JP2009186516A JP2011037589A JP 2011037589 A JP2011037589 A JP 2011037589A JP 2009186516 A JP2009186516 A JP 2009186516A JP 2009186516 A JP2009186516 A JP 2009186516A JP 2011037589 A JP2011037589 A JP 2011037589A
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JP2009186516A
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Inventor
Yasushi Nakano
野 靖 仲
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】手すり、鏡、荷摺りなどのかご内部品を乗りかご内から容易に側板に取り付けることができるエレベータの乗りかごを提供する。
【解決手段】昇降路18内を昇降するエレベータの乗りかご10は、複数の側板11を備え、側板11に、かご内部品、例えば鏡21が取り付けられている。側板11に取り付けられた鏡21は、側板11と対向する平面部21aと、平面部21aの外方側に固定された係合機構31とを有している。また側板11に、係合機構31が挿入される開口部11aが設けられ、側板11の外方側であって開口部11aの下端近傍に、開口部11aに挿入された係合機構31を受けて係止する受け機構32が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、側板と、側板に取り付けられたかご内部品とを備えたエレベータの乗りかごに関する。
エレベータの乗りかご内には、手すり、鏡、荷摺りなどのかご内部品が設けられている。一般に、これらのかご内部品は側板に取り付けられている。
従来、かご内部品を側板に取り付ける場合、はじめに、かご内部品の外面に固定されたスタッドを側板に設けられた穴(開口部)に挿入し、次に、穴に挿入されたスタッドを側板の外方側、すなわち昇降路側からナットなどで締結する。しかしながらこの場合、作業者が昇降路側からナットの締結作業を行うため、作業性が悪い。
このような課題を解決するため、特許文献1は、乗りかご内で作業を行うことにより手すりを側板に取り付けるエレベータ用かご内手すりの取り付け方法を開示している。この場合、はじめに、ボルトなどの連結具と螺合する取付座に吊り体を取り付け、次に、吊り体により吊持ちした状態の取付座を乗りかご内から側板に設けられた開口部に挿入し、取付座を側板の外方側に配置する。次に、ブラケットが取り付けられた手すりを準備し、その後、ブラケットを側板に設けられた開口部を覆うよう側板の内方側に配置し、次に、ボルトをブラケットおよび取付座に挿入する。このようにして、乗りかご内から手すりが側板に取り付けられる。
特開2004−315157号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、吊り体により吊持ちした状態の取付座を乗りかご内から側板に設けられた開口部に挿入し、取付座を側板の外方側に配置した後、ボルトをブラケットおよび取付座に挿入する必要があり、取付作業が複雑である。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、手すり、鏡、荷摺りなどのかご内部品を乗りかご内から容易に側板に取り付けることができるエレベータの乗りかごを提供することを目的とする。
本発明は、側板と、側板に取り付けられたかご内部品とを備え、前記かご内部品は、前記側板と対向する平面部と、平面部の外方側に固定された係合機構とを有し、前記側板に、前記係合機構が挿入される開口部が設けられ、側板の外方側に、開口部に挿入された係合機構を受けて係止する受け機構が設けられたことを特徴とするエレベータの乗りかごである。
本発明は、前記係合機構は、前記平面部に連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部と、当該第1鉛直部の下端から外方に向って水平に延びる水平部と、当該水平部の外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部と、当該第2鉛直部に設けられ、水平方向に延びる突起部とを有し、前記突起部は、前記かご内部品が前記側板に取り付けられるとき、前記受け機構に設けられた係止部により鉛直方向および水平方向に係止されることを特徴とするエレベータの乗りかごである。
本発明は、前記受け機構は、平板を加工して成形され、受け機構の係止部は、平板を折り曲げて成形されることを特徴とするエレベータの乗りかごである。
本発明は、前記側板の外方側に、側板と平行に延びる補強材が取り付けられ、前記受け機構は、前記補強材の一部を切り起こして設けられた切り起こし部からなり、受け機構の係止部は、当該切り起こし部を折り曲げて成形されることを特徴とするエレベータの乗りかごである。
本発明によれば、エレベータの乗りかごは、側板と、側板に取り付けられたかご内部品とを備え、かご内部品は、側板と対向する平面部と、平面部の外方側に固定された係合機構とを有している。また側板に、係合機構が挿入される開口部が設けられ、側板の外方側に、開口部に挿入された係合機構を受けて係止する受け機構が設けられている。このことにより、かご内部品の係合機構を開口部内に挿入し、この係合機構を側板の受け機構により受けることにより、ボルトなどの連結具を用いることなく、かご内部品を乗りかご内から容易に側板に取り付けることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかごを示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかごを示す平面図。 図3は、本発明の第1の実施の形態における係合機構および受け機構を示す斜視図。 図4(a)(b)(c)は、本発明の第1の実施の形態において、受け機構により係合機構を係止する方法を示す図。 図5は、本発明の第1の実施の形態における変形例を示す図。 図6は、本発明の第2の実施の形態において、側板に取り付けられた補強材を示す斜視図。 図7は、本発明の第2の実施の形態における係合機構および受け機構を示す斜視図。 図8(a)(b)(c)は、本発明の第2の実施の形態において、受け機構により係合機構を係止する方法を示す図。
第1の実施の形態
以下、図1乃至5を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかごを示すであり、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるエレベータの乗りかごを示す平面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における係合機構および受け機構を示す斜視図であり、図4(a)(b)(c)は、本発明の第1の実施の形態において、受け機構により係合機構を係止する方法を示す図である。図5は、本発明の第1の実施の形態における変形例を示す図である。
まず図1により、本実施の形態におけるエレベータの乗りかご10について説明する。図1に示すように、昇降路18内を昇降するエレベータの乗りかご10は、周縁に巾木材12を有する四角形状の底面15と、底面15の各対応する巾木材12上に設置された複数の側板11とを備えている。上述のように、各側板11は対応する巾木材12上に取り付けられ、各巾木材12は四角形状の底面15の周縁に設けられている。複数の側板11上には天井16が設置され、また図1に示すように、乗りかご10の奥側の一面にはドア17が開閉自在に設けられている。
また図1および図2に示すように、各側板11に、かご内部品、例えば鏡21、手すり22、荷摺り23および上部ミラー24が取り付けられている。ここで図2は、天井17を便宜的に取り除いた状態の乗りかご10を示す平面図である。図2に示すように、鏡21、手すり22、荷摺り23および上部ミラー24は各々、対応する側板11と対向する平面部21a、22a、23a、24aを有しており、後述するように、平面部21a、22a、23a、24aの外方側、すなわち昇降路18側には、各々係合機構が固定されている。また鏡21、手すり22、荷摺り23および上部ミラー24が取り付けられている側板11には、係合機構が挿入される開口部11aが各々設けられ、側板11の外方側、すなわち昇降路18側に、開口部11aに挿入された係合機構を受けて係止する受け機構が各々設けられている。
次に図3を参照して、本実施の形態における係合機構および受け機構について更に詳述する。なお以下の記述において、図3により、図1および図2において底面15の右側の1辺に配置された側板11の受け機構、および当該側板11に取り付けられた鏡21の係合機構について説明するが、他の側板11に取り付けられた手すり22、荷摺り23および上部ミラー24の取付構造も鏡21の取付構造と略同一の構造を有している。
従って、ここでは底面15の右側の1辺に配置された側板11に取り付けられた鏡21の取付構造について述べる。前述のように、側板11に取り付けられた鏡21は、側板11と対向する平面部21aと、平面部21aの外方側に固定された係合機構31とを有している(図3参照)。また図3に示すように、側板11に、係合機構31が挿入される開口部11aが設けられ、側板11の外方側であって開口部11aの下端近傍に、開口部11aに挿入された係合機構31を受けて係止する受け機構32が設けられている。
このうち鏡21の係合機構31は、図3に示すように、鏡21の平面部21aに連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部31aと、第1鉛直部31aの下端から外方に向って水平に延びる水平部31bと、水平部31bの外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部31cとを有している。また第2鉛直部31cには、外方に向って水平に延びる突起部31dが設けられている。係合機構31は、平板、例えば弾性を有する金属板(図示せず)を加工して成形されており、このため後述するように、係合機構31が側板11の開口部11aに挿入され、そして受け機構32により係止される際、係合機構31は受け機構32から押圧されて弾性変形することができる。
また側板11の受け機構32は、図3に示すように、U字状の形状を有するU字部32aと、U字部32aの外方側の先端に形成された係止部32bとを有している。受け機構32のU字部32aおよび係止部32bは、係合機構31の場合と同様に、平板、例えば弾性を有する金属板(図示せず)を加工して成形されており、このため後述するように、受け機構32が係合機構31を係止する際、受け機構32は係合機構31から押圧されて弾性変形することができる。
図3に示すように、係止部32bは水平方向内方に延びる形状を有しており、このため、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構31の突起部31dは、受け機構32の係止部32bにより鉛直方向に係止される。この際、突起部31dおよび係止部32bのいずれか一方は、他方から鉛直方向に弾性的に押圧されており、このため水平方向において、突起部31dは係止部32bから摩擦力を受ける。このことにより、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構31の突起部31dは、受け機構32の係止部32bにより水平方向においても係止される。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、鏡21を側板11に取り付ける方法について説明する。
まず、係合機構31が設けられた鏡21を準備する。なお側板11には、受け機構32が予め取り付けられている。
次に図4(a)に示すように、鏡21の係合機構31を、側板11の開口部11aに、係合機構31の第1鉛直部31aが側板11と当接するまで水平に挿入する。その後、図4(b)に示すように、鏡21を、係合機構31の水平部31bが受け機構32のU字部32aと当接するまで下降させる。この際、係合機構31の突起部31dが受け機構32の係止部32bの下方に位置する。このとき、突起部31dは係止部32bから押圧されて弾性的に下方に変位し、反対に、係止部32bは突起部31dから押圧されて弾性的に上方に変位している。
その後、図4(c)に示すように、鏡21を、鏡21が側板11と当接するまで水平に移動させる。これによって、図4(c)に示すように、係合機構31の突起部31dが受け機構32の係止部32bにより鉛直方向に係止される。また突起部31dは係止部32bから押圧されて弾性的に下方に変位し、反対に、係止部32bは突起部31dから押圧されて弾性的に上方に変位しており、このため水平方向において、突起部31dは係止部32bから摩擦力を受ける。このことにより、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構31の突起部31dは、受け機構32の係止部32bにより水平方向においても係止される。このことにより、鏡21を側板11に安定に固定することができる。
このように本実施の形態によれば、側板に取り付けられたかご内部品、例えば鏡21は、対応する側板11と対向する平面部21aを有しており、平面部21aの外方側、すなわち昇降路18側には、係合機構31が固定されている。また側板11には、係合機構31が挿入される開口部11aが設けられ、側板11の外方側であって開口部11aの下端近傍に、開口部11aに挿入された係合機構31を受けて係止する受け機構32が設けられている。このことにより、ボルトなどの連結具を用いることなく、鏡21を乗りかご10内から容易にワンタッチで側板11に取り付けることができる。
また本実施の形態によれば、係合機構31は、鏡21の平面部21aに連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部31aと、第1鉛直部31aの下端から外方に向って水平に延びる水平部31bと、水平部31bの外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部31cとを有している。また第2鉛直部31cには、外方に向って水平に延びる突起部31dが設けられている。この突起部31dは、鏡21が側板11に取り付けられるとき、受け機構32の係止部32bにより鉛直方向および水平方向に係止される。このことにより、鏡21を側板11に安定に固定することができる。
また本実施の形態によれば、受け機構32は、平板を加工して成形されており、受け機構32のU字部32aおよび係止部32bは、各々平板を折り曲げることにより成形されている。このことにより、受け機構32を容易に作製することができる。
次に図5を参照して、本実施の形態における変形例について説明する。図5に示す変形例は、係合機構の突起部に凸部が形成され、受け機構の係止部に凹部が形成された点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と略同一である。図5に示す変形例において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、係合機構31の突起部31dに、上方に突出した凸部31eが形成されている。また図5に示すように、受け機構32の係止部32bに、係合機構31の凸部31eと嵌合する凹部32cが形成されている。このため、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構31の凸部31eを、受け機構32の凹部32cにより水平方向に堅固に係止することができる。
このように本変形例によれば、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構31の突起部31dが受け機構32の係止部32bにより鉛直方向および水平方向に係止されるとともに、これに加えて係合機構31の凸部31eが受け機構32の凹部32cにより水平方向に堅固に係止される。このことにより、鏡21を側板11により安定に固定することができる。
第2の実施の形態
次に図6乃至8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで図6は、本発明の第2の実施の形態において、側板に取り付けられた補強材を示す斜視図であり、図7は、本発明の第2の実施の形態における係合機構および受け機構を示す斜視図である。図8(a)(b)(c)は、本発明の第2の実施の形態において、受け機構により係合機構を係止する方法を示す図である。
図6乃至8に示す第2の実施の形態において、側板の外方側に、側板と平行に延びる補強材が取り付けられ、側板の受け機構は、補強材の一部を切り起こして設けられた切り起こし部を加工して成形されている。図6乃至8に示す第2の実施の形態において、図1乃至5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、側板11の外方側、すなわち昇降路18側に、側板11と平行に延びる一対の補強材43が鉛直方向に延びるよう取り付けられている。また図6に示すように、一対の補強材43のうち側板11の開口部11aに対応する領域がコ字状に打ち抜かれ、打ち抜かれた部分を切り起こすことにより切り起こし部43bが形成され、また、打ち抜かれた領域に開口部43aが形成されている。後述するように、この切り起こし部43bを加工することにより、鏡21に設けられた係合機構41を受けて係止する受け機構42が成形される。
次に図7を参照して、本実施の形態における係合機構41および受け機構42について詳述する。図7に示すように、側板11に取り付けられた鏡21は、側板11と対向する平面部21aと、平面部21aの外方側に固定された係合機構41とを有している。係合機構41は、図1乃至4に示す第1の実施の形態における係合機構31と同様に、鏡21の平面部21aに連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部41aと、第1鉛直部41aの下端から外方に向って水平に延びる水平部41bと、水平部41bの外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部41cとを有している。また第2鉛直部41cには、内方側、すなわち側板11側に向って水平に延びる突起部41dが設けられている。
また図7に示すように、側板11の外方側であって開口部11aの下端近傍に、開口部11aに挿入された係合機構41を受けて係止する受け機構42が設けられている。受け機構42は、補強材43の切り起こし部43bを加工することにより成形されており、図7に示すように、切り起こし部43bを、その先端が下方に向くよう折り曲げることにより、受け機構42の係止部42bが成形される。
図7に示すように、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構41の突起部41dは、受け機構42の係止部42bにより鉛直方向に係止される。この際、突起部41dおよび係止部42bのいずれか一方は、他方から鉛直方向に弾性的に押圧されており、このため水平方向において、突起部41dは係止部42bから摩擦力を受ける。このことにより、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構41の突起部41dは、受け機構42の係止部42bにより水平方向においても係止される。これに加えて図7に示すように、係合機構41の第2鉛直部41cもまた、受け機構42の係止部42bにより水平方向において係止される。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、鏡21を側板11に取り付ける方法について説明する。
まず、係合機構41が設けられた鏡21を準備する。なお側板11には、受け機構42が予め取り付けられている。
次に図8(a)に示すように、鏡21の係合機構41を、側板11の開口部11aに、係合機構41の第1鉛直部41aが側板11と当接するまで水平に挿入する。その後、図8(b)に示すように、鏡21を、係合機構41の水平部41bが切り起こし部43bと当接するまで下降させる。この際、係合機構41の突起部41dが受け機構42の係止部42bの下方に位置する。このとき、突起部41dは係止部42bから押圧されて弾性的に下方に変位し、反対に、係止部42bは突起部41dから押圧されて弾性的に上方に変位している。
その後、図8(c)に示すように、鏡21を、鏡21が側板11と当接するまで水平に移動させる。これによって、図8(c)に示すように、係合機構41の突起部41dが受け機構42の係止部42bにより鉛直方向に係止される。また突起部41dは係止部42bから押圧されて弾性的に下方に変位し、反対に、係止部42bは突起部41dから押圧されて弾性的に上方に変位しており、このため、水平方向において、突起部41dは係止部42bから摩擦力を受ける。このことにより、鏡21が側板11に取り付けられるとき、係合機構41の突起部41dは、受け機構42の係止部42bにより水平方向においても係止される。これに加えて図8(c)に示すように、係合機構41の第2鉛直部41cもまた、受け機構42の係止部42bにより水平方向において係止される。このことにより、鏡21を側板11に安定に固定することができる。
このように本実施の形態によれば、係合機構41は、鏡21の平面部21aに連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部41aと、第1鉛直部41aの下端から外方に向って水平に延びる水平部41bと、水平部41bの外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部41cとを有している。また第2鉛直部41cには、内方側に向って水平に延びる突起部41dが設けられている。この突起部41dは、鏡21が側板11に取り付けられるとき、受け機構42の係止部42bにより鉛直方向および水平方向に係止される。これに加えて、係合機構41の第2鉛直部41cが、受け機構42の係止部42bにより水平方向において係止される。このことにより、鏡21を側板11に安定にワンタッチで固定することができる。
また本実施の形態によれば、側板11の外方側に、鉛直方向において側板11と平行に延びる一対の補強材43が取り付けられ、受け機構42は、一対の補強材43のうち側板11の開口部11aに対応する部分を切り起こして設けられた切り起こし部43bを加工することにより成形され、受け機構42の係止部42は、切り起こし部43bを折り曲げて成形されている。このことにより、受け機構42を容易に作製することができる。
なお本実施の形態において、側板11の外方側に、側板11と平行に延びる一対の補強材43が鉛直方向に延びるよう取り付けられた例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、側板11と平行な任意の方向に延びる補強材43を側板11の外方側に取り付けることができる。
10 エレベータの乗りかご
11 側板
11a 側板の開口部
12 巾木材
15 底面
16 天井
17 ドア
18 昇降路
19 昇降路壁
21 鏡
21a 鏡の平面部
22 手すり
22a 手すりの平面部
23 荷摺り
23a 荷摺りの平面部
24 上部ミラー
24a 上部ミラーの平面部
31 係合機構
31a 第1鉛直部
31b 水平部
31c 第2鉛直部
31d 突起部
31e 凸部
32 受け機構
32a U字部
32b 係止部
32c 凹部
41 係合機構
41a 第1鉛直部
41b 水平部
41c 第2鉛直部
41d 突起部
42 受け機構
42b 係止部
43 補強材
43a 補強材の開口部
43b 補強材の切り起こし部

Claims (4)

  1. 側板と、
    側板に取り付けられたかご内部品とを備え、
    前記かご内部品は、前記側板と対向する平面部と、平面部の外方側に固定された係合機構とを有し、
    前記側板に、前記係合機構が挿入される開口部が設けられ、側板の外方側に、開口部に挿入された係合機構を受けて係止する受け機構が設けられたことを特徴とするエレベータの乗りかご。
  2. 前記係合機構は、前記平面部に連結されるとともに鉛直方向に延びる第1鉛直部と、当該第1鉛直部の下端から外方に向って水平に延びる水平部と、当該水平部の外方側端部から鉛直方向下向きに延びる第2鉛直部と、当該第2鉛直部に設けられ、水平方向に延びる突起部とを有し、
    前記突起部は、前記かご内部品が前記側板に取り付けられるとき、前記受け機構に設けられた係止部により鉛直方向および水平方向に係止されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
  3. 前記受け機構は、平板を加工して成形され、
    受け機構の係止部は、平板を折り曲げて成形されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗りかご。
  4. 前記側板の外方側に、側板と平行に延びる補強材が取り付けられ、
    前記受け機構は、前記補強材の一部を切り起こして設けられた切り起こし部からなり、
    受け機構の係止部は、当該切り起こし部を折り曲げて成形されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗りかご。
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