JP2011019289A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像信号を適応的スムージング部2401にて平滑化した後、エッジ強調部2402でエッジ強調する。そして、このエッジ強調後の信号に対して閾値判定部2403が閾値判定を行い、文字、網点の判定を行う。
【選択図】 図16
Description
画像信号に対して平滑化処理をかける平滑化処理手段と、
前記平滑化処理手段による平滑化処理後の画像信号に対してエッジ強調を行い、当該エッジ強調後の画像信号を閾値と比較することで、文字を抽出する抽出手段とを有する。
図1は、実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。本実施形態では、ネットワークプリンタとしても機能する複写機(複合機)に適用した例を説明する。以下、図1の各部の処理の概要を以下に説明する。
まず、文字判定部1003について図3を用いて説明する。図3は実施形態における文字判定部1003のブロック構成図である。
注目画素が内エッジである。→1
上記以外で、注目画素周辺5×5エリアに外エッジが2個以上ある。→0
上記以外で、注目画素周辺5×5エリアに内エッジが2個以上ある。→1
上記いずれにも該当しない。→0
上記を実現するためには、LUT1109は、図6のようなテーブルを保持すれば良い。図示の如く、入力される内エッジ判定、内エッジ判定のエリア積算判定、外エッジ判定のエリア積算判定の結果に応じて文字エッジ判定が決定される。以上のように行うことで、文字エッジを好適に抽出することができる。
次に、実施形態における網点判定部1004を説明する。図4は、実施形態における網点判定部1004のブロック構成図である。
積算処理部9×9の積算結果は12画素
積算処理部15×15の積算結果は40画素
積算処理部21×21の積算結果は76画素
このとき、閾値判定の閾値設定を、エリア内のHIGH信号が5%を超えるときは、網点とし、5%以下のときは網点でないと仮定すると、閾値は、
積算処理部9×9には閾値「5」、
積算処理部15×15には閾値「12」、
積算処理部21×21には閾値「23」を設定する。
積算処理部9×9の積算結果は「4」、
積算処理部15×15の積算結果は「32」、
積算処理部21×21の積算結果は「60」となる。
積算処理部9×9の積算結果は「0」、
積算処理部15×15の積算結果は「12」、
積算処理部21×21の積算結果は「20」となる。
図16は、実施形態における網点内文字判定部1005のブロック構成図である。
(条件1)MAX(2602)− MIN(2602) ≦ 閾値1
(条件2)MAX(2603)− MIN(2603) ≦ 閾値1
(条件3)ALL(2603)≦ ALL(2602)− 閾値2
条件1は、1×5画素ブロック2602内の5画素で濃淡差がないことを評価する。条件2は、1×5画素ブロック2603内の5画素で濃淡差がないことを評価する。条件3は、1×5画素ブロック2602と1×5画素ブロック2603の輝度の総和を比較し、1×5画素ブロック2603が1×5画素ブロック2602に対し、輝度レベルが相対的に低いことを評価する。低いときは、1×5画素ブロック2603が黒線を構成するものと判定する。
(条件4)MAX(2604)− MIN(2604) ≦ 閾値1
(条件5)MAX(2603)− MIN(2603) ≦ 閾値1
(条件6)ALL(2603)≦ ALL(2604)− 閾値2
以上の6条件のうち、条件1、2、3を同時にすべて満たすか、あるいは、条件4、5、6を同時にすべて満たせば、注目画素は縦線に属していると判断する。
(条件1)MAX(2702)− MIN(2702) ≦ 閾値1
128−128 ≦ 20 → 真
(条件2)MAX(2703)− MIN(2703) ≦ 閾値1
0−0 ≦ 20 → 真
(条件3)ALL(2703)≦ ALL(2702)− 閾値2
0×5 ≦ 128×5 − 200 → 真
(条件4)MAX(2704)− MIN(2704) ≦ 閾値1
128−128 ≦ 20 → 真
(条件5)MAX(2703)− MIN(2703) ≦ 閾値1
0−0 ≦ 20 → 真
(条件6)ALL(2703)≦ ALL(2704)− 閾値2
0×5 ≦ 128×5 − 200 → 真
条件1、条件2、条件3がすべて真のため、縦線が検出される。また、条件4、条件5、条件6もすべて真のため、こちらの判定でも縦線が検出される。
(条件1) 偽
(条件2) 偽
(条件3) 偽
(条件4) 偽
(条件5) 偽
(条件6) 偽
上記の通りなので、縦線分は検出されない。
(条件1) 偽
(条件2) 偽
(条件3) 真
(条件4) 偽
(条件5) 偽
(条件6) 真
上記の通りなので、やはり縦線分は検出されない。
以上実施形態における文字判定部1003、網点判定部1004、網点内文字判定部1005について説明した。次に、実施形態における属性フラグ生成部1006について説明する。
網点信号:HIGH & 文字信号:LOWの場合 → 注目画素の画像属性:網点
網点信号:LOW & 文字信号:HIGH → 注目画素の画像属性:文字
網点信号:HIGH & 網点内文字判定:HIGH → 注目画素の画像属性:網点内文字
上記以外 → 注目画素の画像属性:自然画;写真画;階調画像
以上のように判断し、属性フラグが生成される。属性フラグの持つ種類は上記の通り4種類であるので、実施形態における属性フラグが1画素につき、2ビットで構成されることになる。
ここで、上記を踏まえ、具体的な印刷処理について説明する。
フィルタ処理部604>フィルタ処理部605>フィルタ処理部606
となる。ただし、上記エッジ強調の度合は一例に過ぎず、必ずしもこれに限るものではない。
フィルタ処理部604<フィルタ処理部605<フィルタ処理部606
という関係にあると言い換えることもできる。
上記実施形態(第1の実施形態)では、文字部、網点部、および網点内の文字部を適切に抽出することで、その属性に応じた適応処理を実施するものであったが、第2の実施形態では、網点内の文字抽出性能を、網点の線数に応じて制御する例を示す。
Claims (7)
- 画像信号に対して平滑化処理をかける平滑化処理手段と、
前記平滑化処理手段による平滑化処理後の画像信号に対してエッジ強調を行い、当該エッジ強調後の画像信号を閾値と比較することで、文字を抽出する抽出手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 画像信号における各画素が線分に属するか判定する判定手段と、
前記画像信号において線分に属すると判定された画素に対しては平滑化処理がかからず、前記画像信号において線分に属すると判定されなかった画素に対しては平滑化処理がかかった画像信号を出力する出力手段と、
前記出力手段で出力された画像信号に対してエッジ強調を行い、当該エッジ強調後の画像信号を閾値と比較することで、文字を抽出する抽出手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記線分は、細線であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 平滑化処理手段が、画像信号に対して平滑化処理をかける平滑化処理工程と、
抽出手段が、前記平滑化処理工程による平滑化処理後の画像信号に対してエッジ強調を行い、当該エッジ強調後の画像信号を閾値と比較することで、文字を抽出する抽出工程と
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 判定手段が、画像信号における各画素が線分に属するか判定する判定工程と、
出力手段が、前記画像信号において線分に属すると判定された画素に対しては平滑化処理がかからず、前記画像信号において線分に属すると判定されなかった画素に対しては平滑化処理がかかった画像信号を出力する出力工程と、
抽出手段が、前記出力工程で出力された画像信号に対してエッジ強調を行い、当該エッジ強調後の画像信号を閾値と比較することで、文字を抽出する抽出工程と
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記線分は、細線であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
- コンピュータに読み込ませ実行させることで、前記コンピュータを、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の各工程を実行させるコンピュータプログラム。
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