JP2011017457A - 蓄冷式冷凍機 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換により冷媒を冷却することにより、シリンダとディスプレーサとのギャップ部から流入するリーク冷媒による熱侵入量を低減させることのできる蓄冷式冷凍機を提供する。
【解決手段】蓄冷式冷凍機は、ディスプレーサ容器2をシリンダ1内部で往復動させ、このシリンダ1端部の底面及びディスプレーサ容器2の外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機31において、ディスプレーサ容器2の内部には蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2の外側面には、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と蓄冷材3とが熱交換する高比熱材6が少なくとも一段設けられていること、を特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】蓄冷式冷凍機は、ディスプレーサ容器2をシリンダ1内部で往復動させ、このシリンダ1端部の底面及びディスプレーサ容器2の外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機31において、ディスプレーサ容器2の内部には蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2の外側面には、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と蓄冷材3とが熱交換する高比熱材6が少なくとも一段設けられていること、を特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ギフォード・マクマホン冷凍機を用いて実現させる蓄冷式冷凍機に関する。
蓄冷式冷凍機には、様々なタイプの極低温の冷凍機があるが、シリンダ内に冷媒ガスを給気し排気する一つの方式として、圧縮機で圧縮された高圧冷媒を圧縮機とシリンダの間に設けられた切替弁により冷媒を給気し、圧縮機の低圧側に排気するギフォード・マクマホン冷凍機(以下、GM冷凍機という。)が知られている。このGM冷凍機は、クライオポンプ、MRI等の超電導機器の冷却用として実用化されている。
ここでは、2段膨張式のGM冷凍機25について、図14を用いて説明する。GM冷凍機25は、ディスプレーサであるディスプレーサ容器2が往復動するシリンダ1と、このディスプレーサ容器2を往復動させるモータ8を収納するモータケース13とを備えている。
冷媒を圧縮する高圧縮コンプレッサ(図示せず)からの給気は、モータケース13を貫通する配管14aに設けられた給気継手14に接続されている。また、モータケース13に設けられた排気継手15は、図示しない配管を介して高圧縮コンプレッサに接続されている。
給気継手14が設けられた配管14aの他端には給排気切替弁9が設けられている。
また、モータケース13に収納されたモータ8の軸の他端には、ディスプレーサ駆動カム11が設置されている。このディスプレーサ駆動カム11は、モータ8の軸による円運動を、偏心したクランクを用いることにより、直線的な上下往復運動に変換する機構である。このディスプレーサ駆動カム11の上下往復運動する出力軸であるディスプレーサ駆動シャフト12の他端は、シリンダ1内を往復運動するディスプレーサ容器2に接続されている。
また、モータケース13に収納されたモータ8の軸の中間部には、給排気切替弁駆動カム10が設置されている。この給排気切替弁駆動カム10は、ディスプレーサ駆動カム11と連動して、給排気切替弁9を切り替えている。この給排気切替弁9を介して、給気継手14からの給気はシリンダ1に供給され、シリンダ1からの排気は排気継手15を経由して高圧縮コンプレッサに導出される。
このGM冷凍機25は、シリンダ2内を往復運動しディスプレーサとしても機能するディスプレーサ容器2が内蔵されている。このディスプレーサ容器2に上部にはディスプレーサ駆動カム11のディスプレーサ駆動シャフト12が連結され、ディスプレーサ容器2はシリンダ1内を往復運動する。このディスプレーサ容器2の上部及び下部には、それぞれシール7が設けられ、冷媒の移動を制限している。このディスプレーサ容器2内の上部及び下部には、それぞれ蓄冷材3が内蔵されている。また、シリンダ1の下部には、冷却ステージ26が設置されている。
上記構成において、給気継手14からの給気は、給排気切替弁9を介し、高温端冷媒通気口4及び低温端冷媒通気口5を経由して、シリンダ1に供給され、シリンダ1からの排気を排気継手15に導出している。ディスプレーサ容器2はディスプレーサとして機能しシリンダ1内を往復運動する。
上記の給排気は、シリンダ1先端に容積可変の膨張空間を周期的に作るために、シリンダ1内を往復動するディスプレーサ容器2の動きと同期して、周期的に行われる。このディスプレーサ容器2は、コンパクト化のために、内部に蓄冷材3が充填され、蓄冷器の機能と可変膨張空間を周期的に作るディスプレーサの機能を一体化させている。ここでは、従来の2段のGM冷凍機の構成例を示す。
このとき、ディスプレーサ容器2は周期的にシリンダ1内を往復動するため、シリンダ1の内壁とディスプレーサ容器2の外周面の間にはギャップがあり、ここから蓄冷材3を通らずに下段の冷却ステージ26に流出するリーク冷媒があると、熱負荷となり、冷凍能力を低減させる。
このリーク冷媒による熱侵入量Qは、以下の(1)式が示すように算出される。
Q = m・Cp・(TH−TL) (1)
ここに、m:リーク流量、Cp:冷媒の比熱、TH:高温端温度、TL:低温端温度である。
ここに、m:リーク流量、Cp:冷媒の比熱、TH:高温端温度、TL:低温端温度である。
通常、ディスプレーサ容器2側に装着されたシール装置(図示せず)が、シリンダ1の内面と摺動しながら、このリーク量を止めるか又は低減させ、熱侵入量を低減させている。
しかし、摺動機構であるために摩擦や磨耗による経年劣化があり、長期運転中に熱侵入量が増加し、冷凍能力は低下するために、定期的にメンテナンスを行う必要がある。
そこで、熱収縮による変形が生じても、切れ目を設けて周方向の変形を低減させたリングを2重に重ね、バックアップリングで2つのシールをシリンダに押さえ付ける構成とした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、シール部に付加的に流路抵抗部、バッファ部や蓄冷部を持たせる技術が知られ(例えば、特許文献2参照)、ディスプレーサ容器の外周面に螺旋等の溝を彫ることによりリーク冷媒の侵入経路長さを延長させ、リーク冷媒による熱侵入量を低減させる技術が知られている(例えば、特許文献3、4参照)。
超電導技術を実現するには極低温の環境が不可欠であり、この極低温環境を実現するのには、圧縮機で圧縮された高圧冷媒を圧縮機とシリンダの間に設けられた切替弁により冷媒を給気し、圧縮機の低圧側に排気するGM冷凍機と呼ばれる蓄冷式冷凍機が用いられている。
しかし、この蓄冷式冷凍機においては、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ間から流入するリーク冷媒は、下段の冷却ステージ26の熱負荷となるために、冷凍性能の低下を招く、という課題があった。
このために、ディスプレーサ容器2の側にシール装置を装着し、このシール装置がシリンダ1の内面と摺動しながらこのリーク量を止めるか又は低減させ、熱侵入量を低減させ、又はディスプレーサ容器2の外周面に螺旋の溝等を彫ることによりリークによる熱侵入量を低減させる対策が講じられている。
しかしながら、このシール装置等は摺動機構であるために摩擦や磨耗による経年劣化があり、長期運転中に熱侵入量が増加し、冷凍能力は低下するために、シール装置は定期的にメンテナンスを行う必要がある、という課題があった。
特に、極低温冷凍機においては、シールに潤滑油は使用できず、また、低温となるシール部では、熱収縮による変形等も加わり、技術的に製作が困難である、という課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、熱交換により冷媒を冷却することにより、シリンダとディスプレーサとのギャップ部から流入するリーク冷媒による熱侵入量を低減させることのできる蓄冷式冷凍機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、前記ディスプレーサの内部には蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と前記蓄冷材とが熱交換する高比熱材が少なくとも一段設けられていること、を特徴とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、前記ディスプレーサの内部に蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には側面孔が形成され、この側面孔によって前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部並びに前記蓄冷材が充填されている空間を連結すること、を特徴とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、前記ディスプレーサの内部に蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と前記蓄冷材とが熱交換する熱伝導体を含む冷媒熱交換器が少なくとも一段設けられていること、を特徴とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、前記シリンダの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と熱交換する高比熱材が少なくとも一段設けられていること、を特徴とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、前記ディスプレーサは、貫通孔が形成され積層された板状の蓄冷材と、この蓄冷材の外側面に設けられた摺動部材と、この蓄冷材を挟み込んで設けられた高温側押え板及び低温側押え板と、この蓄冷材、高温側押え板及び低温側押え板を貫通して拘束する押え部材と、を具備することを特徴とするものである。
本発明の蓄冷式冷凍機によれば、ディスプレーサの外表面に高比熱材を設け、熱交換により冷媒を冷却することにより、シリンダとディスプレーサとのギャップ部から流入するリーク冷媒による熱侵入量を低減させることができ、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係る極低温冷凍機の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。
まず、蓄冷式冷凍機31の構成について、図1を用いて説明する。
本図に示すように、蓄冷式冷凍機31は、シリンダ1内をディスプレーサとして機能し往復動するディスプレーサ容器2と、このディスプレーサ容器2を往復動させるモータ8を収納するモータケース13とを備えている。
冷媒を圧縮する高圧縮コンプレッサ(図示せず)からの給気は、モータケース13を貫通する配管14aに設けられた給気継手14に接続されている。また、モータケース13に設けられた排気継手15は、図示しない配管を介して高圧縮コンプレッサに接続されている。給気継手14が設けられた配管14aの他端には給排気切替弁9が設けられている。
また、モータケース13に収納されたモータ8の軸の他端には、ディスプレーサ駆動カム11が設置されている。このディスプレーサ駆動カム11は、モータ8の軸による円運動を、偏心したクランクを用いることにより、直線的な上下往復運動に変換する機構である。このディスプレーサ駆動カム11の上下往復運動する出力軸であるディスプレーサ駆動シャフト12の他端は、シリンダ1内を往復運動するディスプレーサ容器2に接続されている。
また、モータケース13に収納されたモータ8の軸の中間部には、給排気切替弁駆動カム10が設置されている。この給排気切替弁駆動カム10は、ディスプレーサ駆動カム11と連動して、給排気切替弁9を切り替えている。この給排気切替弁9を介して、給気継手14からの給気はシリンダ1に供給され、シリンダ1からの排気は排気継手15を経由して高圧縮コンプレッサに導出される。
この蓄冷式冷凍機31は、シリンダ2内を往復運動しディスプレーサとしても機能するディスプレーサ容器2が内蔵されている。このディスプレーサ容器2に上部にはディスプレーサ駆動カム11のディスプレーサ駆動シャフト12が連結され、ディスプレーサ容器2はシリンダ1内を往復運動する。このディスプレーサ容器2の上部及び下部には、それぞれシール7が設けられ、冷媒の移動を制限している。このディスプレーサ容器2内の上部及び下部には、それぞれ蓄冷材3が内蔵されている。また、シリンダ1の下部には、冷却ステージ26が設置されている。
このディスプレーサ容器2の外表面に、銅、ステンレス、鉛、希土類化合物及び酸化物化合物の少なくとも一種から作製される高比熱材6が設けられている。この高比熱材6は、ディスプレーサの構成材として使用するものではなく、冷温において比熱の高い部材からなり、装着、コーティング、又は蒸着等の工程を経てディスプレーサ容器2の外側面に取り付けられている。
このように構成された本実施の形態において、高圧縮コンプレッサで圧縮された高圧冷媒は、給排気切替弁9を経由してディスプレーサ容器2に導入される。ディスプレーサ駆動カム11のディスプレーサ駆動シャフト12により、ディスプレーサ容器2はシリンダ1内を往復運動することにより、高圧冷媒はディスプレーサ容器2に内蔵された蓄冷材3と接触し熱交換し、高温端冷媒通気口4、低温端冷媒通気口5を経由して放出される。このとき、膨張によりガスの温度が下がり、低温が発生し、冷却ステージ26が冷却される。
さらに、ディスプレーサ容器2とシリンダ1とのギャップ部1aを通過した高温端からリークした高圧冷媒は、高比熱材6で冷却され、下段の冷却ステージ26に到達するまでにある程度まで冷却される。この冷却のために、流入するエンタルピを抑制することができる。
逆に、シリンダ1内が高圧状態から、給排気切替弁9を介して外部に膨張する際には、低温からギャップ部1aを通過してリークする冷媒は、次のサイクルで流入してくるリーク冷媒を冷却するために、ディスプレーサ容器2の表面に装着されている高比熱材6と熱交換してこの高圧冷媒を冷却することができる。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2の外表面に銅、ステンレス、鉛、希土類化合物及び酸化物化合物の少なくとも一種の高比熱材6を設け、この高比熱材6との熱交換により冷媒を冷却することにより、ディスプレーサ容器2とシリンダ1とのギャップ部1aを通過した高温端からのリーク冷媒による熱侵入量を大幅に低減させることができる。かくして、高比熱材6との熱交換により冷媒が冷却されるために、熱侵入量は低減し、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を大幅に向上させることができる。
図2は、本発明の第2の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
本図に示すように、第2の実施の形態の蓄冷式冷凍機31aにおいて、高比熱材6は、ディスプレーサ容器2の外側面に少なくとも一段、ここでは4段設けられている。すなわち、高比熱材6は、ディスプレーサ容器2の表面に複数段、間に断熱部を介して取り付けられている。
本実施の形態によれば、高比熱材6をディスプレーサ容器2の外側面に複数段設けることにより、リーク冷媒と高比熱材6との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
図3は、本発明の第3の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
ここでは、図1で用いた高比熱材6の代わりに、ディスプレーサ容器2に薄肉部を設ける構成となっている。
図3に示すように、蓄冷式冷凍機31bにおいて、ディスプレーサ容器2の内部に蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2には薄肉部であるディスプレーサ容器薄肉部16が少なくとも一段、ここでは3段設けられている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2にディスプレーサ容器薄肉部16を設け、このディスプレーサ容器薄肉部16を介してシリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と蓄冷材3とが熱交換することにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができ、蓄冷式冷凍機の冷凍能力を大幅に向上させることができる。
図4は、本発明の第4の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
ここでは、図1で用いた高比熱材6の代わりに、ディスプレーサ容器2に側面孔を形成する構成となっている。
図4に示すように、蓄冷式冷凍機31cにおいて、ディスプレーサ容器2の内部に蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2の外側面には側面孔であるディスプレーサ容器側面孔17が形成されている。ここでは、ディスプレーサ容器2に蓄冷材3が漏れ出ないように施工したディスプレーサ容器側面孔17が形成されている。すなわち、蓄冷式冷凍機31内の冷媒がある量だけシリンダ1とのギャップ部1a間を往復できるようにしている。この冷媒が往復する量は、ディスプレーサ容器側面孔17の孔径等を調整により適度の圧損を設けて調整できる。
本実施の形態によれば、機械的に弱い薄肉部を設けることなく、ディスプレーサ容器2にディスプレーサ容器側面孔17を形成している。このディスプレーサ容器側面孔17を経由して、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1a並びに蓄冷材3が充填されている空間を連結することにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
図5は、本発明の第5の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図4と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
ここでは、図4で形成したディスプレーサ容器側面孔17に追加して、ディスプレーサ容器2にギャップ減少部を設ける構成となっている。
図5に示すように、蓄冷式冷凍機31dにおいて、ディスプレーサ容器2の内部に蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2の外側面には側面孔であるディスプレーサ容器側面孔17が形成されている。
このディスプレーサ容器側面孔17はディスプレーサ容器2の円周方向に複数開孔され、このディスプレーサ容器側面孔17の上下方向にシリンダ1とディスプレーサ容器2との上下2箇所のギャップ1bの距離が他の部分のギャップ部1aの距離よりも小さいギャップ減少部であるディスプレーサ容器ギャップ減少部18が設けられている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器側面孔17の上下方向にギャップ部1aの距離よりも小さいディスプレーサ容器ギャップ減少部18を設けることにより、このディスプレーサ容器側面孔17を経由してのリーク冷媒との熱交換効率をさらに高めて、リークガスと内部冷媒との熱交換を効率よく行うことができる。
図6は、本発明の第6の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図5と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図6に示すように、蓄冷式冷凍機31eにおいて、ディスプレーサ容器側面孔17はディスプレーサ容器2の円周方向に複数開孔され、このディスプレーサ容器側面孔17の上下方向にシリンダ1とディスプレーサ容器2との上下2箇所のギャップ1bの距離が他の部分のギャップ部1aの距離よりも小さいギャップ減少部であるディスプレーサ容器ギャップ減少部18が温度勾配がついている方向に多数段設けられている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器側面孔17の上下方向にギャップ部1aの距離よりも小さいディスプレーサ容器ギャップ減少部18を温度勾配がついている方向に少なくとも一段、ここでは5段設けることにより、このディスプレーサ容器側面孔17を経由してのリーク冷媒との熱交換効率をさらに高めて、高温リークガスを連続的に効率よく冷却することができる。
図7は、本発明の第7の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図7に示すように、蓄冷式冷凍機31fにおいて、ディスプレーサ容器2の内部に蓄冷材3が充填され、かつ、ディスプレーサ容器2の外側面には、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と蓄冷材3とが熱交換する熱伝導体を含む冷媒熱交換器であるディスプレーサ容器冷媒熱交換器19が少なくとも一段設けられている。この熱伝導体は、ディスプレーサ容器2より熱伝導率が高い良熱伝導体からなる銅及びアルミニウムの少なくとも一種から作製される。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2の外側面に冷媒と蓄冷材3とが熱交換する熱伝導体を含むディスプレーサ容器冷媒熱交換器19を設けることにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。また、良熱伝導体からなる銅又はアルミニウムを内部の複数材料の仕切り板を兼用した構成として用いることにより、熱侵入量低減と共に、余分な部品が増加せず低コスト化を図ることができる。
図8は、本発明の第8の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図8に示すように、蓄冷式冷凍機31gにおいて、シリンダ1の外側面には、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と熱交換する高比熱材6aがリング状に熱的に接触させて設けられている。この高比熱材6aは、ディスプレーサ容器2よりも比熱が大きい銅、ステンレス、鉛、希土類化合物及び酸化物化合物の少なくとも一種から作製されている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2の外側面に高比熱材6aをリング状に熱的に接触させて設けることにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
図9は、本発明の第9の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図8と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図9に示すように、蓄冷式冷凍機31hにおいて、シリンダ1の外側面には、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過する冷媒と熱交換する高比熱材6aがリング状に熱的に接触させて設けられている。この高比熱材6aは、シリンダ1の外側面において、少なくとも一段、すなわち、温度勾配方向に沿って互いに断熱距離をおいて多重に設置されている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2の外側面に高比熱材6aを断熱距離をおいて多重に設置することにより、リーク冷媒との熱交換効率をさらに高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
図10は、本発明の第10の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図2と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
上述した実施の形態においては、蓄冷式冷凍機31jを構成するディスプレーサ容器2の高温端側にシール7を一つ設け、補助的にシリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過するリーク冷媒を冷却する様々な熱交換部を用いてきた。
ここでは、シール7の位置は特に特定はせずに、一例として、図10に示すように、ディスプレーサ容器2の高温端及び低温端の両端にシール7を設ける構成としている。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2の高温端及び低温端の両端にシール7を設けることにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を大幅に低下させることができる。
図11は、本発明の第11の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図2と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
上述した実施の形態においては、蓄冷式冷凍機31kを構成するディスプレーサ容器2の高温端側にシール7を設け、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aを通過するリーク冷媒を冷却する様々な熱交換部を用いてきた。
ここでは、シール7を設定せずに、一例として、図11に示すように、シリンダ1とディスプレーサ容器2とのギャップ部1aの距離を小さくする領域であるディスプレーサ容器ギャップ減少部27をディスプレーサ容器2のある部分又は全体に渡って形成する構成としている。このとき、ギャップ距離が狭い領域においては、シリンダ2との摺動性能を考慮して、低摩耗材等の摺動部材をディスプレーサ容器2の外側面に装着又はコーティングするとなお良い。
本実施の形態によれば、ディスプレーサ容器2のある部分又は全体に渡ってディスプレーサ容器ギャップ減少部27を形成することにより、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
図12は、本発明の第12の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図1と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
上述の実施の形態においては、2段式冷凍機の2段部に適用した実施の形態を示したが、単段冷凍機及び複数段冷凍機においても適用でき、ディスプレーサ容器2をなくし、代わりに、貫通孔が形成された蓄冷材3aを有するディスプレーサ28について説明する。
図12に示すように、蓄冷式冷凍機31mを構成するディスプレーサ28は、メッシュ又はポーラス状の貫通孔が形成された板状の蓄冷材3aが積層されている。この蓄冷材3aの外側面には、シリンダ1の内壁と金属同士が接触しないように、薄肉のテフロンシート(テフロン:登録商標)等の摺動部材20が設けられている。この摺動部材20は、内部の冷媒を閉じ込める機密性、蓄冷材を閉じ込める強度を必要としないために薄肉にでき、かつ、積極的にシリンダ1とのギャップ部1aを冷却するために孔を施工してもよい。この蓄冷材3aの両側を挟みこんで、強度を持った高温側押え板21及び低温側押え板22が設けられている。この高温側押え板21には、高温端冷媒通気4が形成されている。低温端冷媒通気口5は、シリンダ1の内壁と低温側押え板22との間に形成されている。この蓄冷材3a、高温側押え板21及び低温側押え板22は、押えネジ23により貫通され拘束されている。なお、この実施例において押えネジ23の例で示したが、棒にボルト止め、バネによる支持等各種押え部材によって構成することができる。
本実施の形態によれば、貫通孔が形成された蓄冷材3aを有するディスプレーサ28を設けることにより、蓄冷材3a内の冷媒と、シリンダ1とディスプレーサ28とのギャップ部1aを通過するリーク冷媒を完全に混合して、リーク冷媒との熱交換効率を高めて、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
かくして、ディスプレーサ容器が不要となり、かつ、リークによる熱侵入も蓄冷材外周面で冷却されるために、熱侵入量を大幅に低減することができる。
図13は、本発明の第13の実施の形態の蓄冷式冷凍機を示す構成図である。図11と同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図13に示すように、蓄冷式冷凍機31nを構成するディスプレーサ28は、メッシュ又はポーラス状の貫通孔が形成された板状の蓄冷材3aが積層されている。この蓄冷材3aの外側面には、シリンダ1の内壁と金属同士が接触しないように、薄肉のテフロンシート(テフロン:登録商標)等の摺動部材20が設けられている。この蓄冷材3aの両側を挟みこんで、強度を持った高温側押え板21及び低温側押え板22が設けられている。
さらに、この積層された各蓄冷材3aの間には、扇状等の流路遮蔽板24が順次位相をずらしながら挟み込まれている。この蓄冷材3a、流路遮蔽板24、高温側押え板21及び低温側押え板22は、押えネジ23により貫通され拘束されている。
本実施の形態によれば、積層された各蓄冷材3aの間に流路遮蔽板24を順次位相をずらしながら挟み込んで設けることにより、部分的に蓄冷材3a内の流路を遮蔽し、螺旋状の冷媒流路が形成される。これにより、シリンダ1の内壁のギャップ部を通る冷媒が螺旋状に旋回しながら流入し排気されるために、シリンダ1との熱交換の効率が向上し、流入するリーク冷媒の温度を低下させ、熱侵入量を低下させることができる。
さらに、ディスプレーサ28の円筒側面部の厚みが不要となるために、同じ蓄冷材の量を用いた構成においては、シリンダ1の直径を小さくすることが可能となり、冷凍機コールドヘッドの小型化も可能となる。
なお、この流路遮蔽板24を設けることによる螺旋流の実施例は、ディスプレーサ容器2側面の壁にディスプレーサ容器側面孔17を形成した図4乃至6に示した構成においても有効である。また、図12、図13は1段式冷凍機の構成図を示したが、多段式冷凍機においても同様の構成が可能である。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は、上述したような各実施の形態に何ら限定されるものではなく、各実施の形態の構成を組み合わせて、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1…シリンダ、1a,1b…ギャップ部、2…ディスプレーサ容器、3,3a…蓄冷材、4…高温端冷媒通気口、5…低温端冷媒通気口、6,6a…高比熱材、7…シール、8…モータ、9…給排気切替弁、10…給排気切替弁駆動カム、11…ディスプレーサ駆動カム、12…ディスプレーサ駆動シャフト、13…モータケース、14…給気継手、14a…配管、15…排気継手、16…ディスプレーサ容器薄肉部、17…ディスプレーサ容器側面孔、18,27…ディスプレーサ容器ギャップ減少部、19…ディスプレーサ容器冷媒熱交換器、20…摺動部材、21…高温側押え板、22…低温側押え板、23…押えネジ、24…流路遮蔽板、25…GM冷凍機、26…冷却ステージ、28…ディスプレーサ、31,31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31h,31j,31k,31m,31n…蓄冷式冷凍機。
Claims (9)
- ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、
前記ディスプレーサの内部には蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と前記蓄冷材とが熱交換する高比熱材が少なくとも一段設けられていること、
を特徴とする蓄冷式冷凍機。 - ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、
前記ディスプレーサの内部に蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には側面孔が形成され、この側面孔によって前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部並びに前記蓄冷材が充填されている空間を連結すること、
を特徴とする蓄冷式冷凍機。 - 前記側面孔は円周方向に複数開けられ、この側面孔の上下方向に前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップの距離が他の部分のギャップの距離よりも小さくなるギャップ減少部を少なくとも一段設けてなること、を特徴とする請求項2に記載の蓄冷式冷凍機。
- ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、
前記ディスプレーサの内部に蓄冷材が充填され、かつ、前記ディスプレーサの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と前記蓄冷材とが熱交換する熱伝導体を含む冷媒熱交換器が少なくとも一段設けられていること、
を特徴とする蓄冷式冷凍機。 - 前記熱伝導体は、銅及びアルミニウムの少なくとも一種から作製されること、を特徴とする請求項4に記載の蓄冷式冷凍機。
- ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、
前記シリンダの外側面には、前記シリンダと前記ディスプレーサとのギャップ部を通過する冷媒と熱交換する高比熱材が少なくとも一段設けられていること、
を特徴とする蓄冷式冷凍機。 - 前記高比熱材は、銅、ステンレス、鉛、希土類化合物及び酸化物化合物の少なくとも一種から作製されること、を特徴とする請求項1又は6に記載の蓄冷式冷凍機。
- ディスプレーサをシリンダ内部で往復動させ、このシリンダ端部の底面及び前記ディスプレーサの外側面で形成される空間容積及び容積内圧力を周期的に変動させる熱サイクルにより寒冷を発生させる蓄冷式冷凍機において、
前記ディスプレーサは、
貫通孔が形成され積層された板状の蓄冷材と、
この蓄冷材の外側面に設けられた摺動部材と、
この蓄冷材を挟み込んで設けられた高温側押え板及び低温側押え板と、
この蓄冷材、高温側押え板及び低温側押え板を貫通して拘束する押え部材と、
を具備することを特徴とする蓄冷式冷凍機。 - 前記蓄冷材の層間には、位相をずらしながら扇形の流路遮蔽板が設けられること、を特徴とする請求項8に記載の蓄冷式冷凍機。
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