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JP2011078484A - 消火設備 - Google Patents

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JP2011078484A
JP2011078484A JP2009231445A JP2009231445A JP2011078484A JP 2011078484 A JP2011078484 A JP 2011078484A JP 2009231445 A JP2009231445 A JP 2009231445A JP 2009231445 A JP2009231445 A JP 2009231445A JP 2011078484 A JP2011078484 A JP 2011078484A
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fire
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fire extinguishing
extinguishing agent
radiation
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JP2009231445A
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Shinji Murata
眞志 村田
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

【課題】効率よく消火が行えるようにする。
【解決手段】消火剤を放射する放射口7を防護対象物1に備え、該防護対象物1における火源を、前記放射口7から放射された前記消火剤によって消火する消火設備であって、前記放射口7の先端に設けられ、前記放射口7から放射された前記消火剤が充填される消火剤充填袋20を備え、火災時に前記消火剤充填袋に充填された消火剤が、火源を覆うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、工場、各種危険物施設、倉庫、駐車場、船倉等に用いられる、消火設備に関するものである。
従来のガス消火設備では、火災が起きると、その火災が起きた防護領域全域に不活性ガスを放射して充満させ、酸素の濃度を下げることで窒息消火を行っている。このガス消火設備では、不活性ガスが放射される防護領域の開口を無くして気密性を高めるとともに、該防護領域内の圧力上昇を防止するために適当な排気処置がとられている。
(例えば、特許文献1.参照)。
特開平8−141102号公報
従来例では、不活性ガスを火災の発生した防護領域全体に充満させるので、多量の不活性ガスが必要となり、効率よく消火が行えない、という問題がある。
この発明は、上記事情に鑑み、効率よく消火が行えるようにすることを目的とする。
この発明は、消火剤を放射する放射口を防護対象物に備え、該防護対象物における火源を、前記放射口から放射された前記消火剤によって消火する消火設備であって、前記放射口の先端に設けられ、前記放射口から放射された前記消火剤が充填される消火剤充填袋を備え、火災時に消火剤が充填された前記消火剤充填袋で火源を覆うことを特徴とする。
この発明の前記消火剤充填袋は、平常時には、前記放射口の近傍に、充填袋保持手段によって折りたたまれた状態で収納され、火災時には前記充填袋保持手段が解除され、前記防護対象物の床面まで前記充填袋が降下することを特徴とする。この発明の前記充填袋は、火災の熱によって一部溶解することを特徴とする。
この発明の前記充填袋は、前記放射口の近傍に、前記充填袋内の圧力を一定にする圧力抜き穴を有することを特徴とする。この発明の前記消火剤は、空気よりも比重が重い不活性ガスであることを特徴とする。
この発明は、前記放射口の先端に設けられ、前記放射口から放射された前記消火剤が充填される消火剤充填袋を備え、火災時に前記消火剤充填袋に充填された消火剤が、火源を覆うので、火源の周囲にだけ消火剤を留めることができ、少ない量の消火剤で効率よく消火をすることができる。
この発明の前記消火剤充填袋は、平常時には、前記放射口の近傍に、充填袋保持手段によって折りたたまれた状態で収納されているので、通行や作業の妨げとなることは無い。又、この発明の前記充填袋は、火災の熱によって一部溶解するので、防護領域の床面に障害物があっても、前記充填袋に穴が開き、火源は直接消火剤によって覆われ消火剤が火源と隙間なく接するので、確実に消火が行える。
この発明の前記充填袋は、前記放射口の近傍に、前記充填袋内の圧力を一定にする圧力抜き穴を有するので、前記充填袋内に消火剤が一杯になっても、前記圧力抜き穴から空気や消火剤が抜けていくので、充填袋が破裂することが無く、消火剤を局所に留めておくことができ、効率よく消火が行える。
この発明の前記消火剤は、空気よりも比重が重い不活性ガスであるので、充填袋内の下方に消火剤が溜まり、上方に向かって積み上げられていく。そのため、火源に近い所に消火剤が停滞するので、効率よく消火が行える。
本発明の第1実施形態を示す正面図である。 図1の要部拡大図である。
この発明の第1実施形態を図1、図2により説明する。
防護対象物1、例えば、倉庫、の天井2附近には、消火剤、例えば、空気よりも比重の重い不活性ガス、を供給する消火配管3が配置され、該消火配管3には、弁開放手段、例えば、感熱開放弁5を介して消火剤用の放射口7が連結されている。一般に、感熱開放弁5とは、感熱素子が火災の熱を感じて分解又は破裂すると、消火用水を封止していた弁体が消火用水の水圧によって移動し、放水を開始することができるものである。この放射口7は、感熱開放弁5より下流側の消火配管3aに設けられている。前記感熱開放弁5は、グラスバルブを備えた感熱開放継手であるが、感熱素子として可溶合金(ヒューズ)を用いた感熱開放弁を用いることもできる。
前記放射口7は、防護領域(消火領域)9の天井2付近に格子状に均等に配置され、前記感熱開放弁5は、前記各放射口7に対応してそれぞれ設けられている。この放射口7は、必ずしも均等に配設する必要はなく、例えば、工場の工作機械など、火災が発生する可能性が高い所の真上に設けても良い。このようにすると、放射口7の設置個数を減らすことができる。
前記消火配管3aの放射口7は、充填袋保持手段である箱状固定具11内に突出した状態で、前記固定具11の天面11aに固定され、その先端には、ノズル7aが設けられている。前記箱状固定具11は、その底面及び天井2の開口部を覆うように配設され、固定金具13により該天井2に固定されている。
この箱状固定具11の下端には、磁性体のカバー15が設けられている。このカバー15は、前記天井2の開口部を覆う大きさに形成され、その一端は、蝶番16により箱状固定具11に連結され、他端は、前記箱状固定具11に突設された磁石18に吸着固定されている。この磁石18の吸着力は、必要に応じて適宜調整され、例えば、放射口7から不活性ガスが放射されて、該充填袋20内に前記不活性ガスが充満した時に、膨らむ力によって外れる程度の力が好適である。
放射口7の先端部には、消火剤充填袋20の口部が固定されているが、前記固定を行う場合には、放射口7から放射される消火剤が漏れない程度の機密性が確保されていれば良く、例えば、放射口7のノズル取付部にゴムバンド21により締め付け固定する。
前記充填袋20の外周面20aは、不燃性の素材により形成され、その底面20bは、難燃性の素材、例えば、火源の熱により溶解する素材、により形成され、該充填袋20の口部近傍、即ち、放射口7近傍には、圧力抜き穴23が設けられている。
このような難燃性の素材で底面20bを形成すると、火災時に、前記底面20bが溶融して穴が空いたり、又は、底面20bが無くなるので、火源が充填袋20によって直接覆われ、該充填袋20によって生じる火源と消火剤との隙間は発生しない。そのため、火源と不活性ガスが直接接することにより、酸素の供給を断つことができるので、効率よく窒息消火が行える。
又、圧力抜き穴23を設けることにより、火災時に消火剤が放射され続けても、充填袋20内の圧力を一定にできるので、該充填袋20が消火剤によって割れることはない。
なお、充填袋20が側壁面、即ち、天井2に対して直交状態の壁面、に配設されている場合には、該充填袋20の外周面20aを前記難燃性の素材で形成し、その底面20bを前記不燃性の素材により形成し、前記外周面20aが火源に接触して溶解するようにしても良い。
前記充填袋20は、底面が床面まで降下できる長さを有する。また、防護領域9内における、火災が発生しやすい防護範囲L、例えば、工作機械25などが配設されている場所よりも大きい範囲をカバーする大きさに形成されている。このような大きさを選択することにより、防護領域9の床面9aに工作機械25などの障害物がある場合でも、該充填袋20が防護領域9の床面9aに接地できるので、より確実に火源を覆うことができる。
充填袋20は、平常時、即ち、火災監視時は、天井2付近に放射口7を覆うように小さく折り畳んで箱状固定具11内に収納されているが、前記箱状固定具11の底面は、カバー15により閉鎖されているので、前記充填袋20は、ほこりの影響を受けにくい。また、前記カバー15により天井2の開口部を隠すことができるので、美観上好ましい。
前述のように、充填袋20は、箱状固定具11内に折り畳んだ状態で収納し、該固定具11の下面をカバー15で塞いだものがひと纏まり(ユニット)になっている。このため、この纏まり(ユニット)毎に交換可能となるので、充填袋20の交換が容易になる。
なお、図1において、26は受信機、27は圧力スイッチ、29は電磁バルブ30を開閉するモータ、31はレギュレーター、32は不活性ガスG、例えば、窒素ガス、を貯留しているガスボンベ、をそれぞれ示す。
次に、本実施形態の作動について説明する。
消火配管3内には、常時、所定圧(監視圧)の消火剤が充填され、圧力監視が行われている。前記消火剤として、例えば、窒素ガスや空気より比重の重いアルゴンガスなどの不活性ガスGが用いられている。
工作機械25から火災が発生し、火災熱により感熱開放弁5Aが動作すると、消火配管3内の不活性ガスは、消火配管3aを通って放射口7Aのノズル7aから下方に向かって噴射される。そうすると、前記消火配管3内の監視圧が低下するので、圧力スイッチ27が作動し、受信機26に減圧信号を送出する。
前記受信機26は、モータ29に開弁信号を送り電磁バルブ30を開弁させる。この電磁バルブ30の開弁によりガスボンベ32内の不活性ガスGは、消火配管3に流れ、放射口7Aの消火配管3aに流れ込むので、前記放射口7Aのノズル7aから不活性ガスGが放射される。
前記ノズル7aから不活性ガスGが放射されると、充填袋20が膨らみながら下方に伸びる。そのため、カバー15は、該充填袋20により下方に押されるので、該カバー15の他端は、前記磁石18から離されるとともに、蝶番16を中心にして下方に回転する。そのため、箱状固定具11の底面は、開放されると共に、前記充填袋20は、不活性ガスGが充填されながら落下する。
この時、前記充填袋20の真下には、火源となった工作機械25が存在しているので、前記充填袋20の底面20bは前記工作機械25により防護領域9の床面9aに到達することができない。
ところが、前記充填袋20の底面20bは、難燃性の素材で形成されているが、火源に接触すると溶融し、底面20bに穴が空いたり、或いは、該底面20bが無くなる。そのため、工作機械25は、充填袋20で覆われた状態となって、不活性ガスGが、該火源に直接接触しながら覆い被さる。又、前記充填袋20は、防護範囲Lよりも大きく形成されているので、前記工作機械25を覆いながら床面9aに当接する。そのため、防護領域9内に独立した密閉状態のガス消火域が形成されるので、不活性ガスGが少なくてすみ、効率良く窒息消火を行うことができる。又、不活性ガスGは、空気より比重が重いガスを利用した場合、充填袋20の下方にガスが溜まる。そのため、燃焼に必要な酸素を、充填袋20の上方に移動させ、酸素の供給を遮断できるので、効率良く窒素消火を行うことができる。
なお、前記充填袋20には、圧力抜き穴23が設けられているため、火災時に消火剤が放射され続けても、該充填袋20内の圧力を一定にできるので、該充填袋20が消火剤によって破裂することはない。
この発明の実施形態は、上記に限定されるものではなく、例えば、次の様にしても良い。(1)前記消火剤は必ずしも空気より比重が重い不活性ガスだけである必要はなく、例えば、空気比重より軽い窒素ガスを、空気より比重が重いアルゴンガスや二酸化炭素ガスと混合した混合ガスを用いても良い。
(2)又、必ずしもガスのみを利用する必要はなく、例えば、窒素ガスをミスト状の水等と一緒に二流体ノズルから前記充填袋内に放射する様にしてもよい。
(3)更に、前記充填袋内に不活性ガスを充填する代わりに、泡消火剤を充填しても良い。この泡消火剤を用いる場合には、泡水溶液(水と泡原液とを混合した消火剤)を放射ノズルから発泡網に向かって放射して、発泡させるが、この泡消火設備は、周知の技術なので、詳細な説明は省略する。なお、泡消火設備を用いる場合には、不活性ガスGを充填する場合と同様の充填袋を利用しても良いが、この場合、圧力抜き穴より大きい開口部を設けるとよい。その他にも、泡が流出しない程度の網目を有する網を用いて、消火剤充填袋を形成することができる。
(4)前述した通り、一般にガス消火設備は防護領域全体に不活性ガスを放射して充填させ、酸素濃度を消火可能な濃度まで低下させる必要がある。しかし、本発明では、防護領域の一部を充填袋によって区切ることが出来るので、予め消火可能な酸素濃度に混合した不活性ガスを放出しても良い。これにより、充填袋の周囲に人がいても、必要以上に酸素濃度が低下する恐れがないので、安全である。
1 防護対象物
2 天井
3 消火配管
7 放射口
9 防護領域
11 箱状固定具
20 充填袋
23 圧力抜き穴
L 防護範囲

Claims (5)

  1. 消火剤を放射する放射口を防護対象物に備え、該防護対象物における火源を、前記放射口から放射された前記消火剤によって消火する消火設備であって、
    前記放射口の先端に設けられ、前記放射口から放射された前記消火剤が充填される消火剤充填袋を備え、火災時に前記消火剤が充填された前記消火剤充填袋で、火源を覆うことを特徴とする消火設備。
  2. 前記消火剤充填袋は、平常時には、前記放射口の近傍に、充填袋保持手段によって折りたたまれた状態で収納され、火災時には前記充填袋保持手段が解除され、前記防護対象物の床面まで前記充填袋が降下することを特徴とする請求項1記載の消火設備。
  3. 前記充填袋は、火災の熱によって一部溶解することを特徴とする請求項1、又は、2記載の消火設備。
  4. 前記充填袋は、前記放射口の近傍に、前記充填袋内の圧力を一定にする圧力抜き穴を有することを特徴とする請求項1、2、又は、3記載の消火設備。
  5. 前記消火剤は、空気よりも比重が重い不活性ガスであることを特徴とする請求項1、2、3、又は、4記載の消火設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101784290B1 (ko) * 2016-03-07 2017-10-11 인천대학교 산학협력단 전개노즐이 구비된 국부용 소방시스템
CN117653968A (zh) * 2024-01-31 2024-03-08 张家港保税区长江国际港务有限公司 一种具有防护功能的电器安装柜

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