JP2011075168A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単なモード選択操作のみによって、フラップの動作範囲を目的に応じて限定することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】フラップ13、14を動作させて風向を調整するフラップモータと、このフラップモータを制御してフラップの位置を目標フラップ位置に変更するコントローラとを備える。このコントローラは、予め定義された複数の風向選択位置を選択するためのリモコンと、通常モード及びフラップ動作範囲限定モードを有し、通常モードでは、選択された風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップモータを制御する。フラップ動作範囲限定モードでは、選択される各風向選択位置にそれぞれ対応して予め設定された動作範囲限定用風向選択位置を目標フラップ位置とする。
【選択図】図1
【解決手段】フラップ13、14を動作させて風向を調整するフラップモータと、このフラップモータを制御してフラップの位置を目標フラップ位置に変更するコントローラとを備える。このコントローラは、予め定義された複数の風向選択位置を選択するためのリモコンと、通常モード及びフラップ動作範囲限定モードを有し、通常モードでは、選択された風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップモータを制御する。フラップ動作範囲限定モードでは、選択される各風向選択位置にそれぞれ対応して予め設定された動作範囲限定用風向選択位置を目標フラップ位置とする。
【選択図】図1
Description
本発明は利用側熱交換器と熱交換した空気を送風機により吹出口から吹き出すことにより、室内(被調和室)の冷房、及び/又は、暖房を行うと共に、吹出口からの風向をフラップにて変更する空気調和機に関するものである。
従来より室内(被調和室内)の冷房や暖房、或いは、除湿などの空調は、例えば圧縮機、凝縮器、減圧装置及び蒸発器で構成された冷凍サイクルを有する天井埋込型空気調和機が用いられる。そして、空気調和機にて冷房運転を行う場合、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒ガスは、熱源側熱交換器(凝縮器)で室外にて熱を放出して凝縮し、減圧装置で減圧された後、利用側熱交換器(蒸発器)に流入し、そこで蒸発して室内より吸い込んだ空気を冷却し、吹出口より吹き出すことにより室内を冷房する。室内の空気と熱交換した冷媒は、冷媒の流路を切り替える四方切換弁を通り、圧縮機に戻るサイクルを繰り返す。
暖房運転時には、四方切換弁にて冷媒の流路が切り替えられて利用側熱交換器が凝縮器として作用し、熱源側熱交換器が蒸発器として作用し暖房が行われる。また、ドライ運転を行う場合、冷房運転の際と同様の冷媒の循環が形成され、利用側熱交換器の一部を蒸発器として作用させ他の部分を凝縮器として作用させる。蒸発器で空気を冷却させる際に同時に空気中の水分を凝縮させて除湿を行い、この冷却後の空気を凝縮器で加熱された空気と混ぜることにより室内の温度が変わることなくドライ運転が行われていた。
一方、吹出口にはフラップが設けられ、吹出口からの風向を変更可能とされている。このフラップは通常フラップモータにてその向きを上下に動作され、上下方向の風向を変更する(左右方向もフラップモータにてフラップを駆動し、変更するものもある)。この場合、リモコンからは複数の風向選択位置(フラップの向き)が選択可能とされており、マイクロコンピュータはリモコンで選択された風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップモータを制御し、フラップを動作させていた。
ここで、この種の空気調和機を用いた空調では、従来より吹出口からの気流(冷風或いは温風)について、特定の場所には当てたくない、或いは、逆に特定の場所のみに吹き付けたいという要望がある。例えば、吹出口からの冷風/温風を人体に直接当てると、過剰な冷感/温感を与えたり、肌の乾燥を招く問題が生じる。また、電子機器や植物に直接当てると、故障したり、枯れるという問題が発生する。
逆に盛夏や厳冬期に帰宅した直後や、室内の特定箇所で発熱機器を使用して作業する場合などには、人体や作業者が存在する箇所だけ優先的に冷房/暖房したいという欲求も生じる。
しかしながら、従来より空気調和機ではリモコンにて選択可能な風向選択位置(フラップの向き)とフラップモータにて駆動される目標フラップ位置(実際にフラップが向く方向)とは一対一対応で関連付けられている。そのため、様々なユーザーがリモコンを操作できる状況では、ユーザーや管理者にとって好ましくない向きに気流が設定されてしまう問題があった。
係る問題を解決するために従来では管理者が不特定多数によるリモコンの操作を禁止するなどの措置をとる場合があったが、利便性が著しく低下してしまう。また、ユーザー毎にリモコンにて選択可能な各風向選択位置に対するフラップモータの駆動ステップ数(フラップの向き)を変更する方法もあるが、各風向選択位置毎にステップ数を一々設定しなければならず、設定する際にも、或いは、もとに戻す際にも極めて煩雑となる欠点があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、簡単なモード選択操作のみによって、フラップの動作範囲を目的に応じて限定することができる空気調和機を提供するものである。
本発明の空気調和機は、利用側熱交換器と熱交換した空気を送風機にて吹出口から吹き出すことにより、室内の空調を行うと共に、吹出口からの風向を変更するフラップを設けて成るものであって、フラップを動作させて風向を調整するフラップ駆動手段と、このフラップ駆動手段を制御してフラップの位置を目標フラップ位置に変更する制御手段とを備えており、この制御手段は、予め定義された複数の風向選択位置を選択するための入力手段と、通常モード及びフラップ動作範囲限定モードを有し、通常モードでは、入力手段により選択された風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップ駆動手段を制御すると共に、フラップ動作範囲限定モードでは、入力手段により選択される各風向選択位置にそれぞれ対応して予め設定された動作範囲限定用風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップ駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項2の発明の空気調和機は、上記において制御手段には、目的別に複数種類のフラップ動作範囲限定モードが設定され、選択可能とされていることを特徴とする。
請求項3の発明の空気調和機は、上記においてフラップ動作範囲限定モードには、室内に存在する人体に吹出口からの風が直接吹き付けられることを防止するモードを含むことを特徴とする。
請求項4の発明の空気調和機は、請求項2においてフラップ動作範囲限定モードには、吹出口付近に汚れが付着することを防止するモードを含むことを特徴とする。
請求項5の発明の空気調和機は、請求項2においてフラップ動作範囲限定モードには、フラップを上向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする。
請求項6の発明の空気調和機は、請求項2においてフラップ動作範囲限定モードには、フラップを中間の向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする。
請求項7の発明の空気調和機は、請求項2においてフラップ動作範囲限定モードには、フラップを下向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする。
本発明によれば、利用側熱交換器と熱交換した空気を送風機にて吹出口から吹き出すことにより、室内の空調を行うと共に、吹出口からの風向を変更するフラップを設けて成る空気調和機において、フラップを動作させて風向を調整するフラップ駆動手段と、このフラップ駆動手段を制御してフラップの位置を目標フラップ位置に変更する制御手段とを備えており、この制御手段は、予め定義された複数の風向選択位置を選択するための入力手段と、通常モード及びフラップ動作範囲限定モードを有し、通常モードでは、入力手段により選択された風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップ駆動手段を制御すると共に、フラップ動作範囲限定モードでは、入力手段により選択される各風向選択位置にそれぞれ対応して予め設定された動作範囲限定用風向選択位置を目標フラップ位置としてフラップ駆動手段を制御するようにしたので、目的に応じて簡単な操作により吹出口からの冷風/温風の気流の向きを限定することができるようになる。
特に、請求項2の発明の如く目的別に複数種類のフラップ動作範囲限定モードを設定し、選択可能としておけば、例えば請求項3の如くフラップ動作範囲限定モードに、室内に存在する人体に吹出口からの風が直接吹き付けられることを防止するモードを設けることにより、吹出口からの気流の向きを限定して、過剰な冷感や温感、肌の乾燥を防ぐことが可能となる。
また、請求項4の発明の如くフラップ動作範囲限定モードに、吹出口付近に汚れが付着することを防止するモードを設けることで、吹出口からの気流の向きを限定して、当該吹出口付近への汚れの付着を抑制することが可能となる。
更に、請求項5の発明の如くフラップ動作範囲限定モードに、フラップを上向きの所定範囲に限定するモードを設け、又は、請求項6の発明の如くフラップを中間の向きの所定範囲に限定するモードを設け、或いは、請求項7の発明の如くフラップを下向きの所定範囲に限定するモードを設けることで、要望に応じて上向き、中間の向き、下向きの所定範囲に気流を限定することも可能となるものである。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した空気調和機ACの利用側ユニット(室内ユニット)Aの断面図、図2は空気調和機ACの冷媒回路図、図3は利用側ユニットAの電気回路図を示している。
図1において、利用側ユニットAは板金製の本体2内に二つの利用側熱交換器(室内側熱交換器)3、4と、それぞれクロスフローファンから成る二台の送風機6、7を内蔵して構成されており、室内(被調和室)1の天井面8を塞ぐように天井内部に嵌め込まれている。天井面8と略面一となる本体2の下面中央には吸込口9が形成されており、その両側方には吹出口11、12が形成されている。また、前記吸込口9にはフィルタ10が取り付けられている。
前記利用側熱交換器3及び4は、それぞれの下端が前記吸込口9の両側に位置し、上端が吸込口9の中央上方に近接するように傾斜して配置されており、送風機6、7は各利用側熱交換器3、4と各吹出口11、12の間に配置される。そして、各送風機6、7が運転されると、吸込口9から室内1の空気が吸引され、各利用側熱交換器3、4内に流入する。
そして、利用側熱交換器3に流入して熱交換した調和空気は、送風機6にて加速され、吹出口11から室内1に吹き出される。また、利用側熱交換器4に流入して熱交換した調和空気は、送風機7にて加速され、吹出口12から室内1に吹き出され、これにより、室内1の空調が成される。
この場合、各吹出口11、12には風向板としてのフラップ13、14がそれぞれ取り付けられており、このフラップ13、14のフラップ位置(角度)によって調和空気の吹き出し方向(風向)が上下方向に制御される。また、利用側ユニットAの下面には後述するリモコンからの赤外線の受信器16が取り付けられている。
次に、図2において実施例の空気調和機ACは、前述の如く室内1に取り付けられた天井嵌め込み型の前記利用側ユニットAと、屋外に設置された熱源側ユニット(室外ユニット)Bとから成り、両者は冷媒配管21により接続される。
この図において、22はインバータにより運転能力が制御される所謂インバータ圧縮機(能力可変型の圧縮機。以下、圧縮機という。)である。圧縮機の能力可変手段としてはACモータを用いた場合の周波数制御、DCモータを用いた場合の電圧制御又は容量可変弁を用いた場合の吐出量制御などがある。23は冷房/暖房運転時の冷媒の流れを切り換えるための四方切換弁、24は熱源側熱交換器(室外側熱交換器)、25は電動膨張弁、26、27は分流用電動膨張弁、3、4は前記利用側熱交換器、28はアキュームレータである。
この場合、利用側熱交換器3は分流用電動膨張弁26と直列に接続されると共に、利用側熱交換器4は分流用電動膨張弁27と直列接続され、更に各直列回路が相互に並列に接続された構成とされている。
係る構成で圧縮機22から吐出された冷媒は、四方切換弁23の切り替わり位置に応じて冷房運転、暖房運転、ドライ運転の3つの運転状態に従い、流れる方向が決まる。
即ち、冷房運転時には、圧縮機22から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23、熱源側熱交換器24、電動膨張弁25を経た後、分流され、一方は分流用電動膨張弁26を経て利用側熱交換器3に、他方は分流用電動膨張弁27を経て利用側熱交換器4に流れる。そして、各利用側熱交換器3、4を出た冷媒は合流し、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で循環する。このとき、熱源側熱交換器24が凝縮器、各利用側熱交換器3、4が蒸発器として機能する。尚、分流用電動膨張弁26、27を省略しても熱交換器3、4の圧力差で自然に分流されるので、意図的な分流コントロールが必要ないときは問題ない。
次に、暖房運転時には、圧縮機22から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23を出た後、分流され、一方は利用側熱交換器3を経て分流用電動膨張弁26に、他方は利用側熱交換器4を経て分流用電動膨張弁27に流される。そして、電動膨張弁25、熱源側熱交換器24、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で循環する。このとき、各利用側熱交換器3、4が凝縮器、熱源側熱交換器24が蒸発器として機能する。
尚、ドライ運転時は前記冷房運転時の流れと同様となるが、電動膨張弁25が全開となり、各利用側熱交換器3、4内部において前段が凝縮器、その後減圧されて後段が蒸発器として機能することにより、除湿作用を奏するよう構成されている。
次に、図3において、33は汎用のマイクロコンピュータから構成されるコントローラ(コントロール基板)であり、このコントローラ33には、室内1の温度を検出するために利用側ユニットAに取り付けられた室温センサ30と、入口温度センサ34、35と、熱交温度センサ36、37と、出口温度センサ38、39が接続されている。
前記入口温度センサ34は図2に示す如く、前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒入口側となる配管に添設されており、入口温度センサ35は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒入口側となる配管に添設されている。また、前記熱交温度センサ36は利用側熱交換器3に取り付けられており、熱交温度センサ37は利用側熱交換器4に取り付けられている。更に、出口温度センサ38は前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒出口側となる配管に添設されており、出口温度センサ39は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒出口側となる配管に添設されている。
また、コントローラ33には前記フラップ13及びフラップ14を駆動してフラップ位置(角度:風向)を調節するステッピングモータから成るフラップモータ41、42が接続されると共に、前記送風機6、7を駆動するDCモータから成るファンモータ43、44が接続され、更に、センサ基板46も接続される。このセンサ基板46には前記受信器16が設けられると共に、LEDから成る表示器としてのランプ46A〜46Dも設けられている。尚、ランプ46Aは後述する送風モードランプ、ランプ46Bはフィルタサインランプである。
更に、コントローラ33には前記分流用電動膨張弁26及び27を駆動して各利用側熱交換器3、4への冷媒流量(開度)を調節するステッピングモータから成る弁モータ47、48も接続される。そして、コントローラ33は端子板49からケーブルを介して熱源側ユニットBの図示しないコントロール基板(コントローラ)に電気的に接続される。
次に、図4、図5を用いて実施例で使用されるリモコン51(入力手段)の構造を説明しながら、空気調和機ACの動作を説明する。リモコン51は図4、図5に示す如く硬質合成樹脂にて構成されており、その本体53の正面上部には表示部としての液晶表示部54が設けられている。
この本体53は開閉自在のカバー56にて覆われており、前記液晶表示部54の一部はこのカバー56の窓孔57から視認できるように構成されている。このカバー56の窓孔57の下側には温度設定スイッチ58と運転/停止スイッチ59が取り付けられると共に、その下側にはフルネルレンズFと図示しない焦電センサから構成される人感センサ61が取り付けられている。
液晶表示部54には設定温度や後述するフラップ13、14の風向選択位置、フラップ制御モードなどが表示されると共に、設定温度は前記温度設定スイッチ58の操作にて上昇・降下設定することができる。前記運転/停止スイッチ59の操作に基づき、コントローラ33は空気調和機ACの運転・停止を行う。尚、62は本体54の上端部に配設された赤外線発光部である。
コントローラ33は、センサ基板46の受信器16にてリモコン51からの赤外線信号を受信し、当該受信した信号に基づく設定温度などのデータ、或いは利用側ユニットA自体に設けられたスイッチなどによる設定データと、リモコン51内部に設けられた温度センサ(室温センサ)、前記室温センサ30及び各温度センサ34〜39の出力に基づき、送風機6と送風機7のファンモータ43、44及びフラップモータ41、42の運転(駆動)を制御すると共に、端子板49から熱源側ユニットBに制御信号を送信して圧縮機22や四方切換弁23などを制御することによって、室内温度を前記設定温度に調節する。
一方、リモコン51の本体53正面の液晶表示部54の下側には、空気調和機ACの運転状態を詳細に設定するための各種スイッチが設けられる。図5において63は運転切換スイッチであり、この運転切換スイッチ63によって空気調和機ACは前記冷房運転、暖房運転、ドライ運転に切り替えられる。尚、各運転状態の表示は液晶表示部54にて成される。
また、64、66は前記各フラップモータ41、42によってフラップ13、14の角度をそれぞれ調節するための風向スイッチであり、この風向スイッチ64、66により「自動」、「セレクト」、「スイング」の3ポジションで設定が切り換えられる。コントローラ33は「自動」に設定された場合、当該フラップ13、14を前記各運転状態に応じて予め設定された角度に制御する。また、「セレクト」では後述する風向選択位置F1〜F5の5段階で好みの角度に調整可能となる。更に、「スイング」では自動的にフラップ13、14をやはり後述する風向選択位置F1〜F5の範囲でスイング動作させる。また、この表示も液晶表示部54に表示される。
67は送風機6及び7のファンモータ43、44の回転数によって吹出口11、12から吹き出される風量を設定する風量スイッチであり、この風量スイッチ64によって風量は「自動」、「強」、「中」、「弱」に切り替えることができる。また、この送風量も液晶表示部54に表示される。また、68はゾーン制御運転を実行するためのゾーンスイッチである。更に、69はタイマ予約運転を設定するためのスイッチ群である。係る構成のリモコン51は室内1の壁面に取り付けられ、自らに内蔵された温度センサのデータや各スイッチによるデータを赤外線にて利用側ユニットAの受信器16に送信する。また、人感センサ61は室内1における人体動作を検知する。メインリモートコントローラ51はこの人感センサ61の検知データも同様に赤外線にて受信器16に送信する。
次に、前記「セレクト」に設定されている場合の、本発明に係るフラップ13、14の動作範囲限定制御について図6以降を用いて詳述する。本発明の場合、コントローラ33にはフラップ13、14の制御について図6の設定モードテーブルに示す通常モード(図では設定なし(フラップ動作範囲限定モードの設定がないという意味)で示す)と、ドラフト回避モード、スマッジング回避モード、上方固定モード、中間固定モード、及び、下方固定モードの5種類のフラップ動作範囲限定モードから成る計6種類のフラップ制御モードが予め設定されている。
また、リモコン51(入力手段)によって選択可能なフラップ13、14の風向選択位置(上下方向における指向方向)は、実施例の場合、F1〜F5まで計5つの位置(5段階)が予め定義されており、通常モードにおいては、各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、図7に示す如くそれぞれ設定されている。図7では風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置を同じくF1〜F5で示し、各目標フラップ位置F1〜F5は、上向きから下向きまでの範囲で、略均等に割り振られたかたちで設定されている。
次に、図8はフラップ13、14の制御に関するコントローラ33のフローチャートを示している。ステップS1で先ず、リモコン51による風向選択位置を目標フラップ位置とし、次に、ステップS2でフラップ動作範囲限定モードが設定されているか判断し、現在通常モードであり、NOであればステップS5に進んで、目標フラップ位置からフラップ13、14の動作制御を実行する。
(1)通常モード
フラップ制御モードを切り換える場合は、リモコン51の図示しないフラップ制御モード切換スイッチを操作するか、若しくは、運転切換スイッチ63、風向スイッチ64、66等を長押しする。係る操作でコントローラ33は液晶表示部54をフラップ制御モードに切り換えるので、その後、例えば風向スイッチ64、66を用いて前述した通常モードと、ドラフト回避モード、スマッジング回避モード、上方固定モード、中間固定モード、及び、下方固定モードの5種類のフラップ動作範囲限定モードから成る計6種類のモードの何れかを選択し、フラップ制御モードを切り換える(これはユーザーや管理者のみが知り得る操作としておくことで、不特定多数による不用意なフラップ制御モードの切換を回避可能となる)。そして、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードに設定されておらず、通常モードである場合、リモコン51の風向スイッチ64、66により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF1とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F2が選択されたときは、目標フラップ位置をF2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2に来るようにフラップモータ41、42を制御する。更に、風向選択位置F3が選択されたときは、目標フラップ位置をF3とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3に来るようにフラップモータ41、42を制御する。更にまた、風向選択位置F4が選択されたときは、目標フラップ位置をF4とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F5が選択されたときは、目標フラップ位置をF5とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F5に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図7)。
フラップ制御モードを切り換える場合は、リモコン51の図示しないフラップ制御モード切換スイッチを操作するか、若しくは、運転切換スイッチ63、風向スイッチ64、66等を長押しする。係る操作でコントローラ33は液晶表示部54をフラップ制御モードに切り換えるので、その後、例えば風向スイッチ64、66を用いて前述した通常モードと、ドラフト回避モード、スマッジング回避モード、上方固定モード、中間固定モード、及び、下方固定モードの5種類のフラップ動作範囲限定モードから成る計6種類のモードの何れかを選択し、フラップ制御モードを切り換える(これはユーザーや管理者のみが知り得る操作としておくことで、不特定多数による不用意なフラップ制御モードの切換を回避可能となる)。そして、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードに設定されておらず、通常モードである場合、リモコン51の風向スイッチ64、66により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF1とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F2が選択されたときは、目標フラップ位置をF2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2に来るようにフラップモータ41、42を制御する。更に、風向選択位置F3が選択されたときは、目標フラップ位置をF3とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3に来るようにフラップモータ41、42を制御する。更にまた、風向選択位置F4が選択されたときは、目標フラップ位置をF4とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F5が選択されたときは、目標フラップ位置をF5とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F5に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図7)。
即ち、通常モードでは、コントローラ33はリモコン51で選択された各風向選択位置F1〜F5を目標フラップ位置(F1〜F5)としてフラップモータ41、42を制御することになる。
(2)ドラフト回避モード
一方、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つであるドラフト回避モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルのドラフト回避モードは、室内に存在する人体に風が直接吹き付けられる可能性の高い図7の目標フラップ位置F3にならないモードであり、このドラフト回避モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が通常モードとは異なり、風向選択位置F1に対してはF1−α、F2に対してはF1、F3に対してF2、F4に対してはF4、F5に対してF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
一方、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つであるドラフト回避モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルのドラフト回避モードは、室内に存在する人体に風が直接吹き付けられる可能性の高い図7の目標フラップ位置F3にならないモードであり、このドラフト回避モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が通常モードとは異なり、風向選択位置F1に対してはF1−α、F2に対してはF1、F3に対してF2、F4に対してはF4、F5に対してF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
即ち、ドラフト回避モードが設定された場合、リモコン51により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF1−αとし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1−αに来るようにフラップモータ41、42を制御する(図9)。即ち、図7の通常モードのF1の位置よりも上向きとなる。また、風向選択位置F2が選択されたときは、目標フラップ位置をF1とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1に来るようにフラップモータ41、42を制御する。更に、風向選択位置F3が選択されたときは、目標フラップ位置をF2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2に来るようにフラップモータ41、42を制御する。即ち、図7の通常モードのF2、F3の位置よりも、一段階ずつ上向きとなる。尚、風向選択位置F4、F5が選択されたときは、通常モードと同様に目標フラップ位置をF4、F5とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4、F5に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図9)。
即ち、このドラフト回避モードでは、コントローラ33はリモコン51で風向選択位置F1〜F3が選択された場合でも、フラップ13、14を一段階ずつ上向きとし、人体に直接風が当たる可能性の高い図7のF3の位置とはならないようにフラップモータ41、42を制御することになる。
(3)スマッジング回避モード
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つであるスマッジング回避モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルのスマッジング回避モードは、吹出口11、12付近に汚れが付着しないように、風向が水平に近い状態である図7の目標フラップ位置F1となることを回避するモードであり、このスマッジング回避モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF1+β、F2に対してはF2、F3に対してF3、F4に対してはF4、F5に対してF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つであるスマッジング回避モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルのスマッジング回避モードは、吹出口11、12付近に汚れが付着しないように、風向が水平に近い状態である図7の目標フラップ位置F1となることを回避するモードであり、このスマッジング回避モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF1+β、F2に対してはF2、F3に対してF3、F4に対してはF4、F5に対してF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
即ち、スマッジング回避モードが設定された場合、リモコン51により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF1+βとし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1+βに来るようにフラップモータ41、42を制御する(図10)。即ち、図7の通常モードのF1の位置よりもやや下向きとなり、これにより、フラップ13、14が水平に近い位置となることを回避する。尚、風向選択位置F2〜F5が選択されたときは、通常モードと同様に目標フラップ位置をF2〜F5とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2〜F5に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図10)。
即ち、このスマッジング回避モードでは、コントローラ33はリモコン51で風向選択位置F1が選択された場合でも、フラップ13、14をやや下向きとし、水平に近い位置を回避して、吹出口11、12への汚れの付着を回避するようにフラップモータ41、42を制御することになる。
(4)上方固定モード
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである上方固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの上方固定モードは、吹出口11、12を上向きの所定範囲(図7のF1〜F3の範囲)に限定するモードであり、この上方固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF1、F2に対しては(F1+F2)/2、F3に対してはF2、F4に対しては(F2+F3)/2、F5に対してはF3がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである上方固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの上方固定モードは、吹出口11、12を上向きの所定範囲(図7のF1〜F3の範囲)に限定するモードであり、この上方固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF1、F2に対しては(F1+F2)/2、F3に対してはF2、F4に対しては(F2+F3)/2、F5に対してはF3がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
即ち、上方固定モードが設定された場合、リモコン51により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF1とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図11)。また、風向選択位置F2が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F1+F2)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F1とF2の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F3が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F4が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F2+F3)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2とF3の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F5が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF3とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図11)。
即ち、この上方固定モードでは、コントローラ33はリモコン51で各風向選択位置F1〜F5が選択された場合でも、通常モードの場合のF1〜F3の範囲である全体として上向きの範囲内でフラップ13、14は動作され、風向を上方の所定範囲内に固定するようにフラップモータ41、42は制御されることになる。
(5)中間固定モード
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである中間固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの中間固定モードは、吹出口11、12を中間の向きの所定範囲(図7のF2〜F4の範囲)に限定するモードであり、この中間固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF2、F2に対しては(F2+F3)/2、F3に対してはF3、F4に対しては(F3+F4)/2、F5に対してはF4がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである中間固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの中間固定モードは、吹出口11、12を中間の向きの所定範囲(図7のF2〜F4の範囲)に限定するモードであり、この中間固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF2、F2に対しては(F2+F3)/2、F3に対してはF3、F4に対しては(F3+F4)/2、F5に対してはF4がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
即ち、中間固定モードが設定された場合、リモコン51により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図12)。また、風向選択位置F2が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F2+F3)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F2とF3の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F3が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF3とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F4が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F3+F4)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3とF4の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F5が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF4とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図12)。
即ち、この中間固定モードでは、コントローラ33はリモコン51で各風向選択位置F1〜F5が選択された場合でも、通常モードの場合のF2〜F4の範囲である全体として中間の向きの範囲内でフラップ13、14は動作され、風向を中間の所定範囲内に固定するようにフラップモータ41、42は制御されることになる。
(6)下方固定モード
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである下方固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの下方固定モードは、吹出口11、12を下向きの所定範囲(図7のF3〜F5の範囲)に限定するモードであり、この下方固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF3、F2に対しては(F3+F4)/2、F3に対してはF4、F4に対しては(F4+F5)/2、F5に対してはF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
次に、リモコン51の操作により、コントローラ33のフラップ制御モードがフラップ動作範囲限定モードの一つである下方固定モードに設定されている場合、コントローラ33はステップS2から(YES)ステップS3に進み、図6に示す設定モードテーブルを照合する。図6のテーブルの下方固定モードは、吹出口11、12を下向きの所定範囲(図7のF3〜F5の範囲)に限定するモードであり、この下方固定モードでは、リモコン51で選択される各風向選択位置F1〜F5に対応する目標フラップ位置が、風向選択位置F1に対してはF3、F2に対しては(F3+F4)/2、F3に対してはF4、F4に対しては(F4+F5)/2、F5に対してはF5がそれぞれ対応されて予め設定され、コントローラ33はステップS3でこれらを照合し、ステップS4で目標フラップ位置を照合した位置に設定してステップS5に進む。
即ち、下方固定モードが設定された場合、リモコン51により風向選択位置F1が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF3とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図13)。また、風向選択位置F2が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F3+F4)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F3とF4の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F3が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF4とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F4が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置を(F4+F5)/2とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F4とF5の中間に来るようにフラップモータ41、42を制御する。また、風向選択位置F5が選択されたときは、コントローラ33は目標フラップ位置をF5とし、フラップ13、14がこの目標フラップ位置F5に来るようにフラップモータ41、42を制御する(図13)。
即ち、この下方固定モードでは、コントローラ33はリモコン51で各風向選択位置F1〜F5が選択された場合でも、通常モードの場合のF3〜F5の範囲である全体として下向きの範囲内でフラップ13、14は動作され、風向を下向きの所定範囲内に固定するようにフラップモータ41、42は制御されることになる。
このように、本発明ではコントローラ33の設定を、目的に応じたフラップ動作範囲限定モードに切り換えるだけで、極めて容易に吹出口11、12からの冷風/温風の気流の向きを限定することができるようになるものである。
尚、上記実施例では、リモコン51にてフラップ13、14の制御モードを選択するようにしたが、それに限らず、利用側ユニットA自体に設けたスイッチで切り換えるようにしてもよい。また、実施例では5種類のフラップ動作範囲限定モードを採り上げたが、それに限らず、目的に応じて種々の組み合わせ(風向選択位置の組み合わせ)を採ることにより、更に多くのフラップ動作範囲限定モードを設定してもよい。
1 室内(被調和室)
3、4 利用側熱交換器
6、7 送風機
9 吸込口
11、12 吹出口
13、14 フラップ
22 圧縮機
33 コントローラ
41、42 フラップモータ
51 リモコン
64、66 風向スイッチ
3、4 利用側熱交換器
6、7 送風機
9 吸込口
11、12 吹出口
13、14 フラップ
22 圧縮機
33 コントローラ
41、42 フラップモータ
51 リモコン
64、66 風向スイッチ
Claims (7)
- 利用側熱交換器と熱交換した空気を送風機にて吹出口から吹き出すことにより、室内の空調を行うと共に、前記吹出口からの風向を変更するフラップを設けて成る空気調和機において、
前記フラップを動作させて風向を調整するフラップ駆動手段と、該フラップ駆動手段を制御して前記フラップの位置を目標フラップ位置に変更する制御手段とを備え、
該制御手段は、予め定義された複数の風向選択位置を選択するための入力手段と、通常モード及びフラップ動作範囲限定モードを有し、
前記通常モードでは、前記入力手段により選択された風向選択位置を前記目標フラップ位置として前記フラップ駆動手段を制御すると共に、
前記フラップ動作範囲限定モードでは、前記入力手段により選択される各風向選択位置にそれぞれ対応して予め設定された動作範囲限定用風向選択位置を前記目標フラップ位置として前記フラップ駆動手段を制御することを特徴とする空気調和機。 - 前記制御手段には、目的別に複数種類の前記フラップ動作範囲限定モードが設定され、選択可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記フラップ動作範囲限定モードには、室内に存在する人体に吹出口からの風が直接吹き付けられることを防止するモードを含むことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記フラップ動作範囲限定モードには、前記吹出口付近に汚れが付着することを防止するモードを含むことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記フラップ動作範囲限定モードには、前記フラップを上向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記フラップ動作範囲限定モードには、前記フラップを中間の向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記フラップ動作範囲限定モードには、前記フラップを下向きの所定範囲に限定するモードを含むことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009225745A JP2011075168A (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009225745A JP2011075168A (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=44019347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009225745A Withdrawn JP2011075168A (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011075168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013238372A (ja) * | 2012-05-16 | 2013-11-28 | Sharp Corp | 空気調和機用の遠隔制御装置 |
JP2015010752A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
WO2015087606A1 (ja) | 2013-12-13 | 2015-06-18 | 三菱電機株式会社 | 室内機及び空気調和装置 |
-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009225745A patent/JP2011075168A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2013238372A (ja) * | 2012-05-16 | 2013-11-28 | Sharp Corp | 空気調和機用の遠隔制御装置 |
JP2015010752A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120329 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20130130 |