JP2011065777A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】高画質で長寿命なPDPを実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】保護層は、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層をその背面側に有しており、放電セルCの正面視において表示電極対(維持電極X及び走査電極Y)とアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)と、この交差領域以外の領域(第2領域)E1とを定義し、交差領域(第1領域)の電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度を、交差領域以外の領域(第2領域)E1の電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下とする。
【選択図】図1
【解決手段】保護層は、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層をその背面側に有しており、放電セルCの正面視において表示電極対(維持電極X及び走査電極Y)とアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)と、この交差領域以外の領域(第2領域)E1とを定義し、交差領域(第1領域)の電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度を、交差領域以外の領域(第2領域)E1の電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビなどの表示装置に用いられるプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下、PDPとも称する)に適用して有効な技術に関するものである。
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、気体放電により発生する真空紫外線により蛍光体を発光させるマトリックス型表示装置である。最も実用化が進んでいる方式である交流面放電型PDPを用いたプラズマディスプレイデバイスの一種であるプラズマテレビ(PDP−TV)は大画面薄型テレビ市場でその地位を築きつつあると同時に、液晶その他競合デバイスとの競争が激化している。
PDPにおける一般的な画像の階調表示方式としてADS(Address Display-Period Separation)方式がある。ADS方式では、1枚の画を表示するために要する1TVフィールド(1/60s)を所定の輝度比を有する複数のサブフィールドに分割し、それらのサブフィールドを画像に応じて選択的に発光させ、輝度の違いにより諧調を表現する。さらにサブフィールドは、リセット期間、アドレス期間、及びサステイン期間からなる。リセット期間では、マトリクス配列された全ての放電セル内の壁電圧をほぼ均一に揃えるため、表示電極対間に放電開始電圧以上の電圧を印加して、全ての放電セルでリセット放電を行う。アドレス期間では、全ての放電セルの中で点灯させる放電セルのみに、適量の壁電荷を形成するアドレス放電を行う。サステイン期間では、その壁電荷を利用して表示データの階調値に応じた回数のサステイン放電を行う。
PDPの低消費電力化は、環境への負荷を低減するために重要な課題である。そのため、にPDPの発光効率向上の改善検討が進められている。従来からPDPの発光効率向上の手段としては、Neを主成分とする放電ガス中のXeガスの組成比を増加する方法が知られている。しかし、Xeガスの分圧を増大させると、放電電圧が上昇して保護層へのイオン衝撃が大きくなるためPDPの寿命の低下を招くという問題、及びアドレス放電遅れの増大といった問題が起きることがある。
近年は、高解像度デジタル放送に向けたフルHD(High Definition)対応化(高精細化)が進んでいる。高精細化すると走査線数が増加するため、セルの点灯/非点灯を決めるアドレス操作の時間が増大する。アドレス期間の割合が増加すると、高輝度化及び高コントラスト化に重要なサステイン期間の割合が減少してしまう。
アドレス操作の時間が増大するのを抑えるためには、アドレス放電用電圧(アドレス電圧ともいう)のパルス幅を小さくする必要がある。しかし、電圧を印加してから放電が起こるまでの時間(アドレス放電遅れ)にばらつきがあるため、アドレス電圧のパルス幅が小さ過ぎると放電が起きないことがあり得る。その場合、表示期間においてセルが正しく点灯しないため、画質の劣化を招くという問題がある。従って、PDPの高画質化のためには、アドレス放電遅れの短縮が必要である。
このアドレス放電遅れの問題に対して、例えば特開2006−114484号公報(特許文献1)では、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を保護層上に形成することでアドレス放電遅れを短縮できることが開示されている。酸化マグネシウム結晶体は、アドレス放電前に行われるリセット放電により励起され、その後少しずつ電子を放出すると推測されている。放出された電子が放電の種となるため、アドレス放電が起こりやすくなりアドレス放電遅れが短縮されると考えられている。
また、特開2008−282624号公報(特許文献2)では、背面基板に対向する側に正面視においてバス電極の範囲内に収まるように酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を形成することを提案している。そこでは電子放出層は、蛍光体からの光を完全には透過させず、輝度の低下が懸念されるが、元々遮光される部分に電子放出層を配置することで輝度の低下を防ぐことを目的としている。
PDPは気体放電を利用した発光デバイスである。誘電体層を覆う保護層はサステイン放電の際に発生するプラズマに常に晒されている。PDPの長寿命化及び高信頼性を実現するためには、保護層の耐スパッタ性の向上は重要な課題である。
しかしながら、保護層上に電子放出層を形成することによる保護層のスパッタ耐性への影響は、前記特許文献1及び2において検討されていない。
そこで本発明者らは、電子放出層を形成したPDPを試作し、保護層の耐スパッタ性について検討した。試作したパネルでは、HDパネルの画素構造及び透明電極は帯形状とした。酸化マグネシウム結晶体の粒径は0.5μm〜数μm程度であり、パネル面内分布が均一となるように散布した。
試作したパネルは、点灯試験を長時間行った後に分解し、その保護層の表面形状を分析装置によって観察した。その結果、電子放出層のない保護膜では、図24の光学顕微鏡の写真像に例示するように、電極領域に放電痕とその周辺に黒ずんだ堆積物が見られた。これに対して、酸化マグネシウム結晶を散布した電子放出層のある保護層では、図25の光学顕微鏡による写真像に例示するように、電極領域には放電痕とともに、酸化マグネシウム結晶を核とした結晶成長により再堆積が無数に発生していることが明らかになった。
そこで本発明者らは、電子放出層を形成した保護層の断面を観察した。その結果、電子放出層のない保護膜では、図26のSEM(Scanning Electron Microscope)写真像に例示するように、電極領域が平滑に掘れていた。これに対して、酸化マグネシウム結晶を散布した電子放出層のある保護層では、図27のSEM写真像に例示するように、その放電痕部に、再堆積の周り数μmの局所的な領域に、電子放出層のない保護層と比べて深い掘れが偏在することが明らかになった。
従って、特に電界強度の強い放電ギャップ付近の領域の保護膜上に酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を形成すると、再堆積の周辺でサステイン放電時のイオン衝撃による保護層の耐スパッタ性を低下させてしまう。
本発明の目的は、高画質で長寿命なPDPを実現することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態を簡単に説明すれば、次のとおりである。
この実施の形態は、放電空間を介して対向する前面基板及び背面基板と、前面基板の背面側に第1方向に沿って一定の幅を有する放電ギャップを介して配置され、第1方向と直交する第2方向に沿って延びる維持電極及び走査電極と、維持電極と走査電極とからなる複数の表示電極対と、表示電極対を覆う誘電体層と、誘電体層を覆う保護層と、背面基板の表示側に配置され、第1方向に沿って延びる複数のアドレス電極と、表示電極対とアドレス電極とが放電空間を介して対向して形成される複数の放電セルとを有するプラズマディスプレイパネルである。保護層の背面側に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を有し、放電セルの正面視において表示電極対とアドレス電極との交差領域、及びこの交差領域以外の領域が定義され、交差領域における電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度が、交差領域以外の領域の全部または一部における電子放出層を構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下である。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を活用する際に生じる保護層の耐スパッタ性の低下を抑制し、アドレス放電遅れの短縮と保護層の耐スパッタ性の向上を両立することにより、高画質で長寿命なPDPを実現することができる。
以下の実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1によるPDPを図1〜図3を用いて説明する。図1は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す要部正面図、図2は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す分解斜視図、図3は、図1のI−I´線における要部断面図である。
本実施の形態1によるPDPを図1〜図3を用いて説明する。図1は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す要部正面図、図2は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す分解斜視図、図3は、図1のI−I´線における要部断面図である。
PDP1は、ガラス製の前面基板1Aなどからなる前面板Aとガラス製の背面基板1Bなどからなる背面板Bとが、放電空間Dを介して対向して配置された構造であり、これら基板間には複数の放電セルCが形成されている。
放電セルCに電圧を印加するため、前面基板1Aの背面側には、第2方向(図中のY軸方向)に沿って平行に、放電ギャップGと呼ばれる一定の距離を隔てて、維持電極Xと走査電極Yとからなる表示電極対XYが複数形成される。維持電極Xは帯形状の透明電極(第1透明電極)Xaとこの透明電極Xaの背面側に形成されたバス電極(第1バス電極)Xbとからなり、バス電極Xbの幅(第2幅)は透明電極Xaの幅(第1幅)よりも小さい。同様に、走査電極Yは帯形状の透明電極(第2透明電極)Yaとこの透明電極Yaの背面側に形成されたバス電極(第2バス電極)Ybとからなり、バス電極Ybの幅(第4幅)は透明電極Yaの幅(第3幅)よりも小さい。透明電極Xa及び透明電極Yaは、表示面から発光を取り出すために、例えばITO(Indium Tin Oxide、酸化インジウムスズ)または酸化亜鉛(ZnO)などの透明電極材料からなる。バス電極Xb及びバス電極Ybは、透明電極の導電性を補うために、銀(Ag)の他、アルミニウム(Al)などからなる金属膜、またはクロム(Cr)/銅(Cu)/クロム(Cr)の積層膜などからなる。
表示電極対XYは、ガラス系の材料からなる誘電体層2Aに被覆され、表示電極対XYは交流放電から絶縁される。誘電体層2Aは、酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層3に被覆される。
保護層3の役割は、大きく三つある。第1の役割は、放電の際に発生するプラズマから誘電体層2Aを保護し、イオン衝撃から誘電体層2Aを防ぐ役割である。第2の役割は、イオン入射による二次電子の放出による放電開始電圧を低下させる作用である。第3の役割は、放電の種火となる電子を放出してプラズマを発生・持続させる役割、特に荷電粒子であるプライミング電子を放出して放電開始を促進する役割である。プライミング電子とは放電の種火となる電子のことである。
保護層3は、その背面側に酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eを有する。酸化マグネシウム結晶体は、二次電子放出係数が大きく、アドレス放電遅れを短縮するための電子放出材料として機能する。
放電セルCの正面視において表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)、及びこの交差領域以外の領域(第2領域)E1が定義される。図1中、網掛けのハッチングを付した領域が上記第2領域E1である。そして交差領域(第1領域)の電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度が、交差領域以外の領域(第2領域)の電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下であることを特徴としている。
一方、ガラス製の背面基板1Bの表示側には、銀などで構成されるアドレス電極Zが、第1方向(図中のX軸方向)に沿って一定の距離を隔てて平行に形成される。アドレス電極Zは、ガラス系の材料からなる誘電体層2Bにより被覆される。誘電体層2Bの表示側には、同じくガラス系の材料からなる隔壁4が形成される。隔壁4間には赤、青、及び緑色の各蛍光体層5が第2方向(Y軸方向)に周期的に形成されている。
隔壁4は、隣接するアドレス電極Z間の中央を延びる(第1方向(X軸方向)に沿って延びる)縦隔壁4Xと、隣接する表示電極対XY間の中央を延びる(第2方向(Y軸方向)に沿って延びる)横隔壁4Yとによって格子状に形成される。この隔壁4によって、前面基板1Aと背面基板1Bとの間の放電空間Dが、方形に区画された放電セルCに分割される。
放電セルの正面視において前面基板1A側の表示電極対XYと背面基板1B側のアドレス電極Zとが互いに概略直交するように(場合によっては、単に互いに交差するように)、前面基板1Aと背面基板1Bとが対向配置され、基板周辺部に塗布された低融点ガラス(シールガラス)により封着される。両基板間の隙間部分である放電空間DにはNe+Xeの混合ガス、またはHe+Ne+Xeの混合ガスなどの放電ガスが封入され、両基板間に複数の放電セルCが形成される。放電ガスは放電により真空紫外線が背面基板1Bに配置した蛍光体層5を励起して、可視光を発する。PDP装置では各放電セルCに用いられる蛍光体層5としてそれぞれ、赤、緑、及び青に発光する蛍光体を用い、これらを塗り分けることにより、フルカラー表示を行う。
本実施の形態1では、電子放出材料として酸化マグネシウムを用いたが、これに限らず例えば、仕事関数の小さい、アルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属弗化物やアルカリ土類金属弗化物を用いてもよい。
酸化マグネシウム結晶体の製造方法は、特に限定されないが、マグネシウムを過熱して発生するマグネシウム蒸気を酸素と反応させる気相法で製造することが好ましく、例えば、特開2004−182521号公報に記載された方法、または『材料』昭和62年11月号、第36巻第410号の第1157〜1161頁の『気相法によるマグネシア粉末の合成とその性質』に記載された方法で製造することができる。気相法で製造することが好ましいのは、気相法により酸化マグネシウム結晶体を製造すると、純度の高い単結晶体が得られるからである。
酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eの形成方法は、特に限定されない。例えば、電子放出層Eの形状に対応した開口部を有するマスクを準備し、この開口部が電子放出層Eを形成する部位に位置するようにマスクを配置した状態で酸化マグネシウム結晶体を保護層3上に付着させることによって形成させることができる。
酸化マグネシウム結晶体を付着させる方法は、特に限定されない。例えば、粉末状の酸化マグネシウム結晶体をそのまま、または分散媒に分散させた状態で保護層3に向けて散布する方法が挙げられる。また、スクリーン印刷によって、酸化マグネシウム結晶体を保護層3上に付着させてもよい。また、電子放出層Eは、開口部を有するマスクを用いる代わりに、ディスペンサーやインクジェット装置を用いて電子放出層Eを形成する部位に酸化マグネシウム結晶体を含むペーストや懸濁液を付着させることによって形成してもよい。
前述したように、本実施の形態1によるPDPでは、保護層3は、その背面側に酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eを有し、放電セルCの正面視において表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)、及びこの交差領域以外の領域(第2領域)E1が定義され、電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の面密度が、上記交差領域(第1領域)では上記交差領域以外の領域(第2領域)E1の半分以下であることを特徴としている。
放電セルCの正面視において表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域以外の領域(第2領域)E1では、バス電極Xb上、バス電極Yb上、及び縦隔壁4X周辺に酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成されているが、この領域(第2領域)E1のバス電極Xb及びバス電極Ybは、放電強度の強い放電ギャップから離れているので、サステイン放電によるイオン衝撃の影響が比較的少なく、保護層3のスパッタ寿命に大きな影響は及ぼさない。縦隔壁4X周辺の表示電極対XYの領域では、保護層3は少なからず放電によるイオン衝撃の際に電子放出層Eの影響を受けるが、放電により発生したプラズマは放電セルC内に閉じ込められるため、縦隔壁4Xの周辺部に対向する保護層3では、放電によるイオン衝撃の影響は比較的少なく、保護層3のスパッタ寿命に大きな影響は及ぼさない。
このように、放電によるイオン衝撃の影響をあまり受けない、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E1に限定して電子放出層Eを形成することによって、保護層3の耐スパッタ性を悪化させることなく、アドレス放電遅れを短縮することができる。
なお、放電によるイオン衝撃の影響をあまり受けない、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)において酸化マグネシウム結晶体の面密度は厳密にゼロである必要はなく、その量を低く抑えていれば電子放出層Eに起因した保護層3のスパッタ劣化の抑制に効果がある。積極的に電子放出層Eを形成する領域(第1領域)に対して、酸化マグネシウム結晶体の面密度が半分以下に低減されている領域(第2領域)が確認された場合に、本技術を適用していると判定することができる。酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eを形成した領域(第1領域)の境界において、その散布濃度は連続的に緩やかに変化していてもよい。
また、前述した特許文献1では、電界強度の強い行電極対の先端部を含む領域に酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層(結晶酸化マグネシウム層)が形成されるため、行電極対の先端部において保護層のスパッタ劣化の増大が懸念される。しかし、本実施の形態1では、前述したように、電子放出層Eは放電によるイオン衝撃の影響をあまり受けない領域(第2領域)E1に限定して形成することによって、アドレス放電遅れの短縮と保護層3のスパッタ劣化の抑制とを両立させることができる。
また、本実施の形態1によるPDPの構成は、維持電極X及び走査電極Yの形状に限定されるものではない。他の電極の形状の場合については、実施の形態3及び4において具体的に述べる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1では、電子放出層Eが、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E1の保護層3の背面側の全部に形成されることを特徴とした。しかしながら、本実施の形態2では、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E1の保護層3の背面側の一部に電子放出層Eを形成することを特徴としている。
前述した実施の形態1では、電子放出層Eが、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E1の保護層3の背面側の全部に形成されることを特徴とした。しかしながら、本実施の形態2では、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E1の保護層3の背面側の一部に電子放出層Eを形成することを特徴としている。
本実施の形態2によるPDPの互いに異なる領域に電子放出層を形成した第1例〜第6例をそれぞれに対応する図4〜図9を用いて説明する。図4〜図9は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す要部正面図である。
本実施の形態2による第1例のPDPは、図4に示すように、維持電極Xと走査電極Yとの間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)へ沿って延びる帯形状の領域E2に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。酸化マグネシウム結晶体は、二次電子放出係数が大きく、電子放出材料として機能する。
このように、電子放出層Eを形成する領域を、放電によるイオン衝撃の影響をほとんど受けない維持電極Xと走査電極Yとの間の帯形状の領域E2に制限することによって、保護層3の耐スパッタ性を全く低下させることなくアドレス放電遅れを短縮することができる。
本実施の形態2による第2例のPDPは、図5に示すように、維持電極Xと走査電極Yとの間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)へ沿って延びる領域で、かつ、第1方向(X軸方向)へ沿って延びるアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E3に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが部分的に形成される。
この場合、製造工程においてマスクの合わせズレなどへの注意が必要となるが、電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の散布量を減らすことでコストが低減でき、アドレス電極Zに対向する保護層3の背面側に電子放出層Eを形成することで効果的にアドレス放電遅れを短縮することができる。
本実施の形態2による第3例のPDPは、図6に示すように、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる帯形状の領域E4に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。この領域E4は、アドレス電極Zの直上と重ならないように形成することが望ましい。
この場合、電子放出層Eが放電セルCの正面視において維持電極X及び走査電極Yと重なって形成されるため、保護層3は少なからず放電によるイオン衝撃の際に電子放出層Eの影響を受けるが、放電により発生したプラズマは放電セルC内に閉じ込められているため、縦隔壁4Xの周辺部に対向する保護層3では、放電によるイオン衝撃による影響は比較的少ない。他方、透明電極Xa,Yaの背面側の一部に電子放出層Eが形成されるため、その静電界を利用して効果的にアドレス放電遅れを短縮することができる。
本実施の形態2による第4例のPDPは、図7に示すように、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる領域で、かつ、この領域と維持電極X、走査電極Y、及び両電極間とが放電セルCの正面視において重なる四角形状の領域E5に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。この領域E5は、縦隔壁4Xの直上及びアドレス電極Zの直上と重ならないように形成することが望ましい。
この場合、製造工程においてマスクの合わせズレなどへの注意が必要となるが、電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の散布量をさらに減らすことでコストを低減できる。
本実施の形態2による第5例のPDPは、図8に示すように、バス電極Xb、バス電極Yb、及び第1方向(X軸方向)に隣接する放電セルC間の隣接ギャップHを含む帯形状の領域E6に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。
各放電セルC内において、サステイン放電は互いに対を成す透明電極Xaと透明電極Yaとの間で行われるため、隣接ギャップHは放電によるイオン衝撃の影響を受けない。バス電極Xb,Ybは放電強度の強い放電ギャップGから離れているので、放電によるイオン衝撃の影響は比較的弱く、保護層3のスパッタ寿命には大きな影響を及ぼさない。また電子放出層Eは、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHからなる領域E6に形成されるため、放電ギャップG、透明電極Xa、及び透明電極Yaを透過する発光を遮ることがなく光の透過率の低下を抑えつつ、バス電極Xb,Ybの静電界を利用して効果的にアドレス放電遅れを短縮することができる。
本実施の形態2による第6例のPDPは、図9に示すように、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHを含む領域で、かつアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E7に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。
この場合、製造工程においてマスクの合わせズレなどへの注意が必要となるが、電子放出層Eを構成する酸化マグネシウム結晶体の散布量を減らすことでコストが低減でき、アドレス電極Zに対向する保護層3上に電子放出層Eを形成することで効果的にアドレス放電遅れを短縮することができる。
(実施の形態3)
前述した実施の形態1及び2では、PDPを構成する透明電極Xa,Yaが帯形状に形成されていた。しかしながら、本実施の形態3では、PDPを構成する透明電極Xa,Yaがアドレス電極Zの直上においてT字形状の突主部を有している。
前述した実施の形態1及び2では、PDPを構成する透明電極Xa,Yaが帯形状に形成されていた。しかしながら、本実施の形態3では、PDPを構成する透明電極Xa,Yaがアドレス電極Zの直上においてT字形状の突主部を有している。
本実施の形態3によるPDPの互いに異なる領域に電子放出層を形成した第1例〜第7例をそれぞれに対応する図10〜図16を用いて説明する。図10〜図16は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す要部正面図である。透明電極Xa,YaがT字形状に形成されている以外のPDPの構成は、前述した実施の形態1及び2と同じである。
本実施の形態3による第1例のPDPは、図10に示すように、前述した実施の形態1のPDPと同様に、放電によるイオン衝撃の影響をあまり受けない、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E8に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。
本実施の形態3による第2例のPDPは、図11に示すように、前述した実施の形態2の第1例のPDP(前述の図4)と同様に、維持電極Xの透明電極Xaの突出部と走査電極Yの透明電極Yaの突出部との間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)へ沿って延びる帯形状の領域E9に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが積層して形成される。
本実施の形態3による第3例のPDPは、図12に示すように、前述した実施の形態2の第2例のPDP(前述の図5)と同様に、維持電極Xの透明電極Xaの突出部と走査電極Yの透明電極Yaの突出部との間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)へ沿って延びる領域で、かつ、第1方向(X軸方向)へ沿って延びるアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E10に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが部分的に形成される。
本実施の形態3による第4例のPDPは、図13に示すように、前述した実施の形態2の第3例のPDP(前述の図6)と同様に、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる帯形状の領域E11に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。この領域E11は、アドレス電極Zの直上及び透明電極Xa,YaのT字形状の突出部の電極幅広部と重ならないように形成することが望ましい。
本実施の形態3による第5例のPDPは、図14に示すように、前述した実施の形態2の第4例のPDP(前述の図7)と同様に、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる領域で、かつ、この領域と維持電極X、走査電極Y、及び両電極間とが放電セルCの正面視において重なる帯形状の領域E12に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。この領域E12は、縦隔壁4Xの直上、アドレス電極Zの直上、及び透明電極Xa,YaのT字形状突出部の電極幅広部と重ならないように形成することが望ましい。
本実施の形態3による第6例のPDPは、図15に示すように、前述した実施の形態2の第5例のPDP(前述の図8)と同様に、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHを含む帯形状の領域E13に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。
本実施の形態3による第7例のPDPは、図16に示すように、前述した実施の形態2の第6例のPDP(前述の図9)と同様に、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHを含む領域で、かつアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E14に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。
このように、本実施の形態3によれば、PDPを構成する透明電極Xa,Yaがアドレス電極Zの直上においてT字形状に形成されている場合においても、電子放出層Eを、透明電極Xa,Yaの電極幅広部を除いた放電によるイオン衝撃の影響を受け難い領域(E8)、あるいはその一部の領域(E9〜E14)に限定して保護層3の背面側に形成することによって、保護層3のスパッタ耐性を悪化させること無く、アドレス放電遅れを短縮することができる。
(実施の形態4)
前述した実施の形態1及び2では、PDPを構成する維持電極X(透明電極Xa及びバス電極Xb)及び走査電極Y(透明電極Ya及びバス電極Yb)が帯形状に形成されていた。しかしながら、本実施の形態4では、PDPを構成する維持電極X(透明電極Xa及びバス電極Xb)及び走査電極Y(透明電極Ya及びバス電極Yb)がアドレス電極Zの直上において突起形状に形成されている。
前述した実施の形態1及び2では、PDPを構成する維持電極X(透明電極Xa及びバス電極Xb)及び走査電極Y(透明電極Ya及びバス電極Yb)が帯形状に形成されていた。しかしながら、本実施の形態4では、PDPを構成する維持電極X(透明電極Xa及びバス電極Xb)及び走査電極Y(透明電極Ya及びバス電極Yb)がアドレス電極Zの直上において突起形状に形成されている。
本実施の形態4によるPDPの互いに異なる領域に電子放出層を形成した第1例〜第7例をそれぞれに対応する図17〜図23を用いて説明する。図17〜図23は、PDPセルの構造の一部を模式的に示す要部正面図である。維持電極X(透明電極Xa及びバス電極Xb)及び走査電極Y(透明電極Ya及びバス電極Yb)が突起形状に形成されている以外のPDPの構成は、前述した実施の形態1及び2と同じである。
本実施の形態4による第1例のPDPは、図17に示すように、前述した実施の形態1のPDPと同様に、放電によるイオン衝撃の影響をあまり受けない、表示電極対XYとアドレス電極Zとの交差領域(第1領域)を除いた領域(第2領域)E15に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。
本実施の形態4による第2例のPDPは、図18に示すように、前述した実施の形態2の第1例のPDP(前述の図4)と同様に、維持電極Xと走査電極Yとの間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)に沿って延びる帯形状の領域E16に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが積層して形成される。
本実施の形態4による第3例のPDPは、図19に示すように、前述した実施の形態2の第2例のPDP(前述の図5)と同様に、維持電極Xと走査電極Yとの間で、その幅を放電ギャップGと同じくする第2方向(Y軸方向)に沿って延びる領域で、かつ、第1方向(X軸方向)へ沿って延びるアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E17に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが部分的に形成される。
本実施の形態4による第4例のPDPは、図20に示すように、前述した実施の形態2の第3例のPDP(前述の図6)と同様に、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる帯形状の領域E18に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。この領域E18は、アドレス電極Zの直上、並びに維持電極X及び走査電極Yの電極突起部と重ならないように形成することが望ましい。
本実施の形態4による第5例のPDPは、図21に示すように、前述した実施の形態2の第4例のPDP(前述の図7)と同様に、縦隔壁4Xの周辺部の第1方向(X軸方向)に沿って延びる領域で、かつ、この領域と維持電極X、走査電極Y、及び両電極間とが放電セルCの正面視において重なる四角形状の領域E19に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。この領域E19は、縦隔壁4Xの直上、アドレス電極Zの直上、並びに維持電極X及び走査電極Yの電極突起部と重ならないように形成することが望ましい。
本実施の形態4による第6例のPDPは、図22に示すように、前述した実施の形態2の第5例のPDP(前述の図8)と同様に、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHを含む帯形状の領域E20に、酸化マグネシウム結晶からなる電子放出層Eが形成される。
本実施の形態4による第7例のPDPは、図23に示すように、前述した実施の形態2の第6例のPDP(前述の図9)と同様に、バス電極Xb、バス電極Yb、及び隣接ギャップHを含む領域で、かつアドレス電極Zの直上の四角形状の領域E21に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層Eが形成される。
このように、本実施の形態4によれば、PDPを構成する維持電極X及び走査電極Yがアドレス電極Zの直上において突起形状に形成されている場合においても、電子放出層Eを、維持電極X及び走査電極Yの電極突起部を除いた放電によるイオン衝撃の影響を受けにくい領域(E15)、あるいはその一部の領域(E16〜E21)に限定して保護層3の背面側に形成することによって、保護層3のスパッタ耐性を悪化させること無く、アドレス放電遅れを短縮することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、主にテレビなどの表示装置に用いられる交流面放電型PDPに適用することができる。
1 プラズマディスプレイパネル(PDP)
1A 前面基板
1B 背面基板
2A,2B 誘電体層
3 保護層
4 隔壁
4X 縦隔壁
4Y 横隔壁
5 蛍光体層
A 前面板
B 背面板
C 放電セル
D 放電空間
E 電子放出層
E1〜E21 領域
G 放電ギャップ
H 隣接ギャップ
X 維持電極
Xa 透明電極
Xb バス電極
XY 表示電極対
Y 走査電極
Ya 透明電極
Yb バス電極
Z アドレス電極
1A 前面基板
1B 背面基板
2A,2B 誘電体層
3 保護層
4 隔壁
4X 縦隔壁
4Y 横隔壁
5 蛍光体層
A 前面板
B 背面板
C 放電セル
D 放電空間
E 電子放出層
E1〜E21 領域
G 放電ギャップ
H 隣接ギャップ
X 維持電極
Xa 透明電極
Xb バス電極
XY 表示電極対
Y 走査電極
Ya 透明電極
Yb バス電極
Z アドレス電極
Claims (21)
- 放電空間を介して対向する前面基板及び背面基板と、
前記前面基板の背面側に第1方向に沿って一定の幅を有する放電ギャップを介して配置され、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延びる維持電極及び走査電極と
前記維持電極と前記走査電極とからなる複数の表示電極対と、
前記表示電極対を覆う誘電体層と、
前記誘電体層を覆う保護層と、
前記背面基板の表示側に配置され、前記第1方向に沿って延びる複数のアドレス電極と、
前記表示電極対と前記アドレス電極とが前記放電空間を介して対向して形成される複数の放電セルと、
を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記保護層の背面側に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を有し、
前記放電セルの正面視において前記表示電極対と前記アドレス電極との交差領域、及び前記交差領域以外の領域が定義され、
前記交差領域における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度が、前記交差領域以外の領域の全部または一部における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極と前記走査電極との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極と前記走査電極との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる領域で、かつ、前記第1方向に沿って延びる前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる帯形状の領域であり、前記アドレス電極の直上と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる第1領域で、かつ、前記第1領域と前記維持電極、前記走査電極、及び前記維持電極と前記走査電極との間とが前記放電セルの正面視において重なる四角形状の領域であり、さらに前記縦隔壁の直上及び前記アドレス電極の直上と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第1方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第1方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む領域で、かつ、前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電空間を介して対向する前面基板及び背面基板と、
前記前面基板の背面側に、第1方向に沿って一定の幅を有する放電ギャップを介して配置され、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延びる維持電極及び走査電極と、
前記維持電極と前記走査電極とからなる複数の表示電極対と、
前記表示電極対を覆う誘電体層と、
前記誘電体層を覆う保護層と、
前記背面基板の表示側に配置され、前記第1方向に沿って延びる複数のアドレス電極と、
前記表示電極対と前記アドレス電極とが前記放電空間を介して対向して形成される複数の放電セルと、
を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記維持電極は、前記アドレス電極の直上でT字形状の突出部を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された帯形状の第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、前記アドレス電極の直上でT字形状の突出部を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された帯形状の第2バス電極とから構成され、
前記保護層の背面側に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を有し、
前記放電セルの正面視において前記表示電極対と前記アドレス電極との交差領域、及び前記交差領域以外の領域が定義され、
前記交差領域における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度が、前記交差領域以外の領域の全部または一部における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極の前記第1透明電極の突出部と前記走査電極の前記第2透明電極の突出部との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極の前記第1透明電極の突出部と前記走査電極の前記第2透明電極の突出部との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる領域で、かつ、前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる帯形状の領域であり、前記アドレス電極の直上、前記維持電極の前記第1透明電極の突出部の電極幅広部、及び前記走査電極の前記第2透明電極の突出部の電極幅広部と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる第1領域で、かつ、前記第1領域と前記維持電極、前記走査電極、及び前記維持電極と前記走査電極との間とが前記放電セルの正面視において重なる帯形状の領域であり、さらに前記縦隔壁の直上、前記アドレス電極の直上、前記維持電極の前記第1透明電極の突出部の電極幅広部、及び前記走査電極の前記第2透明電極の突出部の電極幅広部と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第1方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第1方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む領域で、かつ、前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 放電空間を介して対向する前面基板及び背面基板と、
前記前面基板の背面側に第1方向に沿って一定の幅を有する放電ギャップを介して配置され、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延びる維持電極及び走査電極と、
前記維持電極と前記走査電極とからなる複数の表示電極対と、
前記表示電極対を覆う誘電体層と、
前記誘電体層を覆う保護層と、
前記背面基板の表示側に配置され、前記第1方向に沿って延びる複数のアドレス電極と、
前記表示電極対と前記アドレス電極とが前記放電空間を介して対向して形成される複数の放電セルと、
を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記維持電極は、前記アドレス電極の直上で突起部を有する第1透明電極と第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、前記アドレス電極の直上で突起部を有する第2透明電極と第2バス電極とから構成され、
前記保護層の背面側に、酸化マグネシウム結晶体からなる電子放出層を有し、
前記放電セルの正面視において前記表示電極対と前記アドレス電極との交差領域、及び前記交差領域以外の領域が定義され、
前記交差領域における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度が、前記交差領域以外の領域の全部または一部における前記電子放出層を構成する前記酸化マグネシウム結晶体の面密度の半分以下であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極の前記第1透明電極の突起部と前記走査電極の前記第2透明電極の突起部との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記交差領域以外の領域の一部は、前記維持電極の前記第1透明電極の突起部と前記走査電極の前記第2透明電極の突起部との間で、その幅を前記放電ギャップと同じくする前記第2方向に沿って延びる領域で、かつ、前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
- 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる帯形状の領域であり、前記アドレス電極の直上と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルの周辺部には、前記第1方向に沿って形成された縦隔壁と、前記第2方向に沿って形成された横隔壁とを有し、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記縦隔壁の周辺部の前記第1方向に沿って延びる第1領域で、かつ、前記第1領域と前記維持電極、前記走査電極、及び前記維持電極と前記走査電極との間とが前記放電セルの正面視において重なる四角形状の領域であり、さらに前記縦隔壁の直上、前記アドレス電極の直上、前記維持電極の前記突起部、及び前記走査電極の前記突起部と重ならないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第2方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む帯形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項15記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記維持電極は、第1幅を有する第1透明電極と、前記第1透明電極の背面側に形成された前記第1幅よりも小さい第2幅を有する第1バス電極とから構成され、前記走査電極は、第3幅を有する第2透明電極と、前記第2透明電極の背面側に形成された前記第3幅よりも小さい第4幅を有する第2バス電極とから構成され、
前記交差領域以外の領域の一部は、前記第1バス電極、前記第2バス電極、及び前記第2方向に隣接する前記放電セル間の前記第2方向に沿って延びる隣接ギャップを含む領域で、かつ、前記アドレス電極の直上の四角形状の領域であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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