JP2011063203A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】光軸調整の作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮してコンパクト化を図ることができる自動二輪車を提供することを課題とする。
【解決手段】自動二輪車10は、側面視にてフロントフェンダ15の上部に、下に窪んでいる凹部41を形成し、この凹部41の底を車両前方へ延びる平坦部42とし、凹部41の奥側を奥壁43とし、平坦部42に対向するようにエーミング操作部18が配置されている。ヘッドライト17の下部には、ナット44が埋め込まれている。ヘッドライト16の下側は、ボルト31、32を介してアンダーカウル26に固定される。ヘッドライト16の上側は取付部37に支持される。
【効果】作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮してコンパクト化を図ることができる。
【選択図】図3
【解決手段】自動二輪車10は、側面視にてフロントフェンダ15の上部に、下に窪んでいる凹部41を形成し、この凹部41の底を車両前方へ延びる平坦部42とし、凹部41の奥側を奥壁43とし、平坦部42に対向するようにエーミング操作部18が配置されている。ヘッドライト17の下部には、ナット44が埋め込まれている。ヘッドライト16の下側は、ボルト31、32を介してアンダーカウル26に固定される。ヘッドライト16の上側は取付部37に支持される。
【効果】作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮してコンパクト化を図ることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ヘッドライトの光軸を調整するエーミング操作部を備えている自動二輪車の改良に関する。
自動二輪車は、車両の前部にヘッドライトが設けられている。そして、ヘッドライトには、光軸を調整するエーミング操作部が設けられている。
このように、エーミング操作部を備えている自動二輪車が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1、図9、図10)参照。)。
このように、エーミング操作部を備えている自動二輪車が各種提案されている(例えば、特許文献1(図1、図9、図10)参照。)。
特許文献1の図9に示されるように、自動二輪車のヘッドライトでは、照射光を車両前方に向けて反射させるリフレクタ(40)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)が、ピボット部(50a)でハウジング(41)に揺動可能に支持されている。
特許文献1の図10に示されるように、エーミングボルト(51)は、ハウジングの結合部(41e)に車両後方から挿入され、連結部(40b)に固着されたナット(52)にねじ込まれている。
連結部(40b)は、一対のリフレクタをつなぐ部材である。エーミングボルト(51)を回転させると、連結部(40b)が車両前後に移動する。すると、特許文献1の図9に示されるリフレクタ(40)がピボット部(50a)を中心に揺動し、光軸が調整される。
連結部(40b)は、一対のリフレクタをつなぐ部材である。エーミングボルト(51)を回転させると、連結部(40b)が車両前後に移動する。すると、特許文献1の図9に示されるリフレクタ(40)がピボット部(50a)を中心に揺動し、光軸が調整される。
特許文献1には、説明が欠落しているが、エーミングボルト(51)の車両後方にはレッグシールドが在って、工具の挿入が難しいため、工具は下から上向きに差し込まれる。
エーミングボルト(51)の下方にはフロントフェンダが在るが、工具の操作を考慮すると、エーミングボルト(51)とフロントフェンダとの間が離れているほど、作業性が高まる。
そのため、特許文献1の図1に示すフロントフェンダ(22)とフロントカウル(14)とは、離されている。
エーミングボルト(51)の下方にはフロントフェンダが在るが、工具の操作を考慮すると、エーミングボルト(51)とフロントフェンダとの間が離れているほど、作業性が高まる。
そのため、特許文献1の図1に示すフロントフェンダ(22)とフロントカウル(14)とは、離されている。
一方、フロントフェンダとフロントカウルの距離をできるだけ短縮し、車両前部のコンパクト化及びフロントフェンダとフロントカウルの連続的な空気の流れによる運動性の向上が望まれる。すなわち、光軸調整の作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮して車両前部のコンパクト化を図ることができる自動二輪車が求められる。
本発明は、光軸調整の作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮して車両前部のコンパクト化を図ることができる自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪の上方を覆うフロントフェンダと、車体フレームの前部に設けられ前記前輪を操舵自在に軸支するヘッドパイプと、前記フロントフェンダの上方に配置され前記ヘッドパイプを覆うフロントカウルと、このフロントカウルの前面に配置されるヘッドライトと、このヘッドライトの光軸を調整するエーミング操作部とを備えている自動二輪車において、側面視にて前記フロントフェンダの上部に、下へ窪む凹部を形成し、この凹部の底を車両前方へ延びる平坦部とし、この平坦部に対向するように前記エーミング操作部を配置したことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、エーミング操作部は、ヘッドパイプに固定されヘッドライトを下側から支持する下側支持部材と、この下側支持部材に設けられ長手方向が車両の進行方向に延びている長孔と、この長孔に挿通されヘッドライトと下側支持部材とを締結する締結部材と、からなることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、締結部材は、この締結部材の軸線と平坦部が交差するように配置されているボルトであることを特徴をする。
請求項4に係る発明では、下側支持部材は、ヘッドパイプに設けられている支持ステーと、フロントカウルに締結され側面視で凹部に臨むように下方に膨らんでいるアンダーカウルとからなることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、アンダーカウルは、支持ステーに差し込んで支持されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、エーミング操作部は、車幅方向の中心から外方に離して2箇所設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、フロントカウルは、側面視でエーミング操作部の少なくとも一部を覆うレッグシールドを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、フロントフェンダの上部に、下へ窪む凹部を形成し、この凹部の底を車両前方へ延びる平坦部とし、この平坦部に対向するようにエーミング操作部を配置した。
エーミングの操作は、フロントフェンダ上部の凹部を介して実施することができる。さらには、凹部は車両前方へ延びているため、エーミングの操作は車両前方から実施することが可能となる。
エーミングの操作は、フロントフェンダ上部の凹部を介して実施することができる。さらには、凹部は車両前方へ延びているため、エーミングの操作は車両前方から実施することが可能となる。
そのため本発明では、フロントフェンダとヘッドライトを接近して配置することができ、ヘッドライトを覆うフロントカウルとフロントフェンダの距離を短縮することができ、コンパクト化が図られる。
すなわち、光軸調整の作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮するができる。
すなわち、光軸調整の作業性を確保すると共に、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮するができる。
そして、フロントフェンダとフロントカウルを接近させて配置するので、フロントフェンダとフロントカウルの連続的な空気の流れによる運動性の向上を図ることができる。
さらに、エーミング操作部の露出を抑制し、外観性を向上させることができる。
さらに、エーミング操作部の露出を抑制し、外観性を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、エーミング操作部がヘッドライトの固定も兼ねるので、部品点数を少なくしてコストの低減を図ることができる。
加えて、ヘッドライトはヘッドパイプに固定される下側支持部材に下側から支持されるので、ヘッドライトの固定を強固にでき、大型のヘッドライトを支持することができる。
加えて、ヘッドライトはヘッドパイプに固定される下側支持部材に下側から支持されるので、ヘッドライトの固定を強固にでき、大型のヘッドライトを支持することができる。
請求項3に係る発明では、締結部材は、この締結部材の軸線と平坦部が交差するように配置されているボルトであるので、フロントフェンダとフロントカウルの間に工具を通しボルトを回転させるので、平坦部と平行に工具が入る隙間があればよく、フロントフェンダとフロントカウルの距離を短縮することができる。
請求項4に係る発明では、下側支持部材は、フロントカウルに締結され側面視で凹部に臨むように下方に膨らんでいるアンダーカウルを備えている。アンダーカウルをフロントフェンダの凹部の空間に配置し、ヘッドライトをフロントフェンダに接近させるので、重いヘッドライトの位置を下げることで低重心化でき、運動性能の向上を図ることができる。
請求項5に係る発明では、アンダーカウルは、支持ステーに差し込んで支持されている。下側支持部材をフロントカウルにサブアセンブリしてから、車体側に差し込んで組み付けるので、生産性の向上を図ることができる。
請求項6に係る発明では、エーミング操作部は、車幅方向の中心から外方に離して2箇所設けられている。前輪を左右に操舵させることで、操舵させた方向と逆の位置にあるエーミング操作部がフロントフェンダから離れるので、作業空間を確保することができ、よりいっそう作業性の向上を図ることができる。
請求項7に係る発明では、フロントカウルは、側面視でエーミング操作部の少なくとも一部を覆うレッグシールドを備えている。エーミング操作部の露出を抑制するので、外観性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12にステアリングステム、ボトムブリッジを介して操舵自在に取付けられ、その長手方向に伸縮自在なフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に回転自在に取付けられる前輪14と、フロントフォーク13に取付けられ前輪14が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ15と、このフロントフェンダ15の上方に配置されヘッドパイプ12を覆うフロントカウル16と、このフロントカウル16の前面に配置されるヘッドライト17と、このヘッドライト17の光軸を調整するエーミング操作部18と、フロントフォーク13の上部に取付けられるステアリングハンドル21と、を備える。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12にステアリングステム、ボトムブリッジを介して操舵自在に取付けられ、その長手方向に伸縮自在なフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下端に回転自在に取付けられる前輪14と、フロントフォーク13に取付けられ前輪14が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ15と、このフロントフェンダ15の上方に配置されヘッドパイプ12を覆うフロントカウル16と、このフロントカウル16の前面に配置されるヘッドライト17と、このヘッドライト17の光軸を調整するエーミング操作部18と、フロントフォーク13の上部に取付けられるステアリングハンドル21と、を備える。
また、フロントカウル16は、ヘッドライト17の上部を覆うトップカバー22と、ヘッドライト17の側部を覆うサイドカバー23と、足を保護するレッグシールド24とからなる。
ヘッドライト17は、車両側面視で、フロントフェンダ15の上端部19の上方から車両後方に向けて上に傾斜している。トップカバー22は、ヘッドライト17の先端より少し後方の上部から車両後方に向けて上に傾斜し、ステアリングハンドル21の下方まで覆っている。
サイドカバー23は、ヘッドライト17の先端より少し後方の下部から車両後方に向けて上に傾斜し、ヘッドライト17の後端でトップカバー22と合わさり、ステアリングハンドル21の下方まで覆っている。
トップカバー22とサイドカバー23との合わせ面52は、ヘッドライド17の後端から車両後方に向けて上に傾斜している。
トップカバー22とサイドカバー23との合わせ面52は、ヘッドライド17の後端から車両後方に向けて上に傾斜している。
レッグシールド24の先端部は、車両側面視で、ヘッドライト17の先端付近の下部を覆っている。また、レッグシールド24は、ヘッドライト17の先端付近の下部から後方に延び、ステリングハンドル21の下方で下に曲がり、フロントフェンダ15の下端まで延びる半月形状である。
サイドカバー23とレッグシールド24との合わせ面53は、ヘッドライト17先端付近の下部から車両後方に向けて上に傾斜している。
レッグシールド24の前側の稜線54は、ヘッドライト17の先端付近の下部から車両後方に向けて下に傾斜し、前輪14の後端上方から曲がり下に延びている。
レッグシールド24の前側の稜線54は、ヘッドライト17の先端付近の下部から車両後方に向けて下に傾斜し、前輪14の後端上方から曲がり下に延びている。
次にヘッドライトの取付状態について説明する。
図2に示すように、エーミング操作部18は、ヘッドパイプ12に設けられている支持ステー25と、この支持ステー25に支持されヘッドライト17を下側から支持するアンダーカウル26と、このアンダーカウル26に設けられ長手方向が車両の進行方向に延びている長孔27と、この長孔27、28に挿入されヘッドライト17とアンダーカウル26とを締結する締結部材としてのボルト31、32とからなる。
図2に示すように、エーミング操作部18は、ヘッドパイプ12に設けられている支持ステー25と、この支持ステー25に支持されヘッドライト17を下側から支持するアンダーカウル26と、このアンダーカウル26に設けられ長手方向が車両の進行方向に延びている長孔27と、この長孔27、28に挿入されヘッドライト17とアンダーカウル26とを締結する締結部材としてのボルト31、32とからなる。
なお、アンダーカウル26はフロントカウル16に締結されている。具体的には、アンダーカウル26の左右両方の端部29を上方に屈曲して締結部用の孔を形成し、この孔にボルト等の締結部材39を挿通してレッグシールド24の内面に設けた締結用ボスに固定される。また、支持ステー25とアンダーカウル26とから下側支持部材33が構成される。
エーミング操作部18は、車幅方向の中心34から車両幅方向に離して2箇所設けられている。
ヘッドライト17は、支持部35を有しており、支持部35は、ヘッドパイプ12に設けられているステーパイプ36の上部にある取付部37に設けられた弾性部材であるグロメット38に差し込まれる。
ヘッドライト17は、支持部35を有しており、支持部35は、ヘッドパイプ12に設けられているステーパイプ36の上部にある取付部37に設けられた弾性部材であるグロメット38に差し込まれる。
トップカバー22は、先端から後方に向けてV字状に広がり、ヘッドライト17の後端部に位置する所から後方に延び、後部は、組み付け時にステアリングカバー55の前側を囲うように窪んでいる。
トップカバー22に締結用の孔56が形成されており、この孔56にねじ等の締結部材57を挿通し、取付部37に設けられたトップカバー用ねじ孔58に締め付けることで、トップカバー22が固定される。
また、左右のサイドカバー23、61の上部は、内側に屈曲して締結用の孔62、63が形成されている。ボルト等の締結部材を孔62、63に下から挿通し、上に被せられたトップカバー22の左右両端部の内面64に設けた締結用ボス締め付けることで、トップカバー22がサイドカバー23、61に固定される。
また、左右のサイドカバー23、61の上部は、内側に屈曲して締結用の孔62、63が形成されている。ボルト等の締結部材を孔62、63に下から挿通し、上に被せられたトップカバー22の左右両端部の内面64に設けた締結用ボス締め付けることで、トップカバー22がサイドカバー23、61に固定される。
次に本発明に係る自動二輪車の要部について説明する。
図3に示すように、車両側面視にてフロントフェンダ15の上部に、下に窪んでいるV字状の凹部41が形成され、この凹部41の底が車両前方へ延びる平坦部42とされ、凹部41の奥側が奥壁43とされ、平坦部42に対向するようにエーミング操作部18が配置されている。
図3に示すように、車両側面視にてフロントフェンダ15の上部に、下に窪んでいるV字状の凹部41が形成され、この凹部41の底が車両前方へ延びる平坦部42とされ、凹部41の奥側が奥壁43とされ、平坦部42に対向するようにエーミング操作部18が配置されている。
仮に、フロントフェンダ15とフロントカウル16とが大きく離れていると、フロントフェンダ15に沿って流れる走行風が、フロントカウル16へ移行する前に、フロントフェンダ15とフロントカウル16との間のスペースに滞留し、移行に時間が掛かり、不連続な空気の流れとなる可能性がある。
この点、本発明では、フロントフェンダ15とフロントカウル16は、接近して配置されているため、フロントフェンダ15からフロントカウル16へ連続的な空気の流れが確保され、連続的な空気の流れにより車両の運動性の向上が期待できる。
この点、本発明では、フロントフェンダ15とフロントカウル16は、接近して配置されているため、フロントフェンダ15からフロントカウル16へ連続的な空気の流れが確保され、連続的な空気の流れにより車両の運動性の向上が期待できる。
ヘッドライト17の下部には、ナット44が埋め込まれており、ヘッドライト16の下側は、ボルト31、32を介してアンダーカウル26に固定される。ヘッドライト16の上側は取付部37に支持される。取付部37は、弾性部材としてのグロメット38を備えており、支持部35は揺動可能である。
ヘッドライト17とフロントフェンダ15の距離を短縮しても、平坦部42があることで、工具46が入る空間が確保される。このため、工具46を、平坦部42とアンダーカウル26の間に容易に入れることができ、ボルト31、32の締め付けが可能となる。
また、アンダーカウル26は、側面視で凹部41に突入するように下方に膨らんでおり、支持ステー25が溝部47に差し込まれることで、アンダーカウル26は差込固定される。凹部空間48にアンダーカウル26の少なくとも一部、又はエーミング操作部18が配置されている。
また、アンダーカウル26は、側面視で凹部41に突入するように下方に膨らんでおり、支持ステー25が溝部47に差し込まれることで、アンダーカウル26は差込固定される。凹部空間48にアンダーカウル26の少なくとも一部、又はエーミング操作部18が配置されている。
なお、ヘッドパイプ12にヘッドパイプステー65が溶接され、このヘッドパイプステー65にヘッドパイプ12側に開放するコの字状のプレート66がボルトで締結されている。このコの字状のプレート66にステーパイプ36が溶接され、このステーパイプ36に取付部37が溶接されている。また、コの字状のプレート66の下部に支持ステー25が溶接されている。
次にエーミング操作部を底面図で説明する。
図4に示すように、エーミング操作部18は、車幅方向の中心34から車両幅方向に離してアンダーカウル26の左右の両端部に2箇所設けられている。長孔27、28は、長手方向が車両前後方向に延びている。そして、長孔27、28の短径よりも頭の径の大きいボルト31、32を長孔27、28に挿通されている。
なお、符号67は、ボトムブリッジを示す。
図4に示すように、エーミング操作部18は、車幅方向の中心34から車両幅方向に離してアンダーカウル26の左右の両端部に2箇所設けられている。長孔27、28は、長手方向が車両前後方向に延びている。そして、長孔27、28の短径よりも頭の径の大きいボルト31、32を長孔27、28に挿通されている。
なお、符号67は、ボトムブリッジを示す。
次にヘッドライト17の回転中心を説明する。
図5(a)に示すように、ヘッドライト17の上部に、トップカバー22に突き当てる当接部71が、2箇所設けられている。当接部71の上面には、エーミング回転軸としての突起72が設けられている。
図5(a)に示すように、ヘッドライト17の上部に、トップカバー22に突き当てる当接部71が、2箇所設けられている。当接部71の上面には、エーミング回転軸としての突起72が設けられている。
一方、トップカバー22の内側に、ヘッドライト17の当接部71を受ける受け部73が2箇所設けられている。さらに、受け部73の下部に突起72を揺動自在に支持する溝が設けられている。ヘッドライト17移動させ、矢印のように突起72を受け部73の溝に合わせる。
図5(b)に示すように、当接部71と受け部73が重なっている部分を、クリップ74で挟み、ヘッドライト17をトップカバー22に保持する。これにより、突起72がエーミングの回転中心75となる。
以上の述べた自動二輪車10のエーミング操作部18の作用を次に述べる。
図6(a)において、工具46を、矢印(1)のように、エーミング操作部18に移動させ、ボルト31、32にセットする。
図6(b)において、矢印(2)のように、ボルト31、32を緩め、矢印(3)のように、長孔27、28内を移動させ、ヘッドライト17の光軸を調整する。
図6(a)において、工具46を、矢印(1)のように、エーミング操作部18に移動させ、ボルト31、32にセットする。
図6(b)において、矢印(2)のように、ボルト31、32を緩め、矢印(3)のように、長孔27、28内を移動させ、ヘッドライト17の光軸を調整する。
図6(c)において、矢印(4)のように、ボルト31、32を締め付けてヘッドライト17を固定し、矢印(5)のように、工具46を取り外す。
次に側面視での外観性について説明する。
図7に示すように、フロントカウル16は、側面視でエーミング操作部18を覆うレッグシールド24を備えている。ボルト31、32はレッグシールド24に隠され、外観性の向上を図ることができる。
図7に示すように、フロントカウル16は、側面視でエーミング操作部18を覆うレッグシールド24を備えている。ボルト31、32はレッグシールド24に隠され、外観性の向上を図ることができる。
次に車両正面からの外観性について説明する。
図8に示すように、領域R及び領域Sは、自動二輪車10の正面からエーミング操作部18が見えない範囲である。通常、人51が自動二輪車10を正面から見た場合、人の目は、高い位置にある。視線は領域Rにあるため、エーミング操作部18が見えず、外観性が良い。
また、光軸調整時においては、作業者が少し屈むことで、エーミング操作部が見えるので、作業を容易に行うことができる。
図8に示すように、領域R及び領域Sは、自動二輪車10の正面からエーミング操作部18が見えない範囲である。通常、人51が自動二輪車10を正面から見た場合、人の目は、高い位置にある。視線は領域Rにあるため、エーミング操作部18が見えず、外観性が良い。
また、光軸調整時においては、作業者が少し屈むことで、エーミング操作部が見えるので、作業を容易に行うことができる。
次にエーミング操作部を車両の正面図で説明する。
図9に示すように、車両正面視で、フロントフェンダ15の上端部19は、アンダーカウル26の最下部より上位にある。このため、フロントフェンダ15とアンダーカウル26が重なる。これにより、正面からの外観性の向上を図ることができる。
図9に示すように、車両正面視で、フロントフェンダ15の上端部19は、アンダーカウル26の最下部より上位にある。このため、フロントフェンダ15とアンダーカウル26が重なる。これにより、正面からの外観性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る自動二輪車は、実施の形態ではエーミング操作部を2箇所設けたが、1箇所でも良く、光軸調整してヘッドライトを固定できれば、エーミング操作部を1箇所又は複数箇所設けて適用しても差し支えない。
本発明のエーミング操作部は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、14…前輪、15…フロントフェンダ、16…フロントカウル、17…ヘッドライト、18…エーミング操作部、24…レッグシールド、25…支持ステー、26…アンダーカウル、27、28…長孔、31、32…締結部材(ボルト)、33…下側支持部材、34…車幅方向の中心、41…凹部、42…平坦部(底)、47…溝、75…エーミング回転中心。
Claims (7)
- 前輪の上方を覆うフロントフェンダと、車体フレームの前部に設けられ前記前輪を操舵自在に軸支するヘッドパイプと、前記フロントフェンダの上方に配置され前記ヘッドパイプを覆うフロントカウルと、このフロントカウルの前面に配置されるヘッドライトと、このヘッドライトの光軸を調整するエーミング操作部とを備えている自動二輪車において、
側面視にて前記フロントフェンダの上部に、下へ窪む凹部を形成し、この凹部の底を車両前方へ延びる平坦部とし、
この平坦部に対向するように前記エーミング操作部を配置したことを特徴とする自動二輪車。 - 前記エーミング操作部は、前記ヘッドパイプに固定され前記ヘッドライトを下側から支持する下側支持部材と、この下側支持部材に設けられ長手方向が車両の進行方向に延びている長孔と、この長孔に挿通され前記ヘッドライトと前記下側支持部材とを締結する締結部材と、からなることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 前記締結部材は、この締結部材の軸線と前記平坦部が交差するように配置されているボルトであることを特徴をする請求項2記載の自動二輪車。
- 前記下側支持部材は、前記ヘッドパイプに設けられている支持ステーと、前記フロントカウルに締結され側面視で前記凹部に臨むように下方に膨らんでいるアンダーカウルとからなることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。
- 前記アンダーカウルは、前記支持ステーに差し込んで支持されていることを特徴とする請求項4記載の自動二輪車。
- 前記エーミング操作部は、車幅方向の中心から外方に離して2箇所設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動二輪車。
- 前記フロントカウルは、側面視で前記エーミング操作部の少なくとも一部を覆うレッグシールドを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車。
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EP2415659A1 (en) * | 2010-08-06 | 2012-02-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Headlight mounting mechanism |
JP2012218468A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両のポジションライト、前照灯構造及びカウル構造 |
JP2015123872A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のフロントカウル構造 |
EP4410644A1 (en) * | 2023-02-02 | 2024-08-07 | Suzuki Motor Corporation | Cowling structure |
-
2009
- 2009-09-18 JP JP2009217765A patent/JP2011063203A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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