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JP2011058247A - 建設機械におけるコンポーネント取り付け機構及び尿素タンク取り付け機構。 - Google Patents

建設機械におけるコンポーネント取り付け機構及び尿素タンク取り付け機構。 Download PDF

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JP2011058247A JP2009208527A JP2009208527A JP2011058247A JP 2011058247 A JP2011058247 A JP 2011058247A JP 2009208527 A JP2009208527 A JP 2009208527A JP 2009208527 A JP2009208527 A JP 2009208527A JP 2011058247 A JP2011058247 A JP 2011058247A
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裕之 西野
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Abstract

【課題】ブームフートピンの挿脱用のスペースを確保すると共に、このスペースにコンポーネントまたは尿素タンクを設置できる。
【解決手段】上部旋回体21で、フロント作業部を揺動可能に支持するブームフートピン26をメインレール24a、24bに取り外し可能に装着した。燃料タンク29の側面29a近辺をブームフートピン26の延長線上にある挿脱用のスペースSとした。尿素タンク32に固定したブラケット33を燃料タンク29の側面29aにヒンジ部34を介して開閉可能に取り付けた。尿素タンク33は側面29aに当接してブームフートピン26の延長線状のスペースSに位置する。ブームフートピン26を挿脱する際、尿素タンク32は側面29aからヒンジ部34を中心に燃料タンク29の外側に回動させてスペースSから外れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械において排ガスのNOx浄化装置に用いる尿素タンク等を含むコンポーネント取り付け機構及び尿素タンク取り付け機構に関する。
建設機械、例えば油圧ショベルは一般的に図6に示す構成を備えている。図6に示す油圧ショベル1は、旋回可能な上部旋回体2の下部に下部走行体3が設けられ、上部旋回体2の前側にはフロント作業部4が設けられている。上部走行体2にはフロント作業部4に隣接してキャビン5が設けられている。
フロント作業部4は、上部旋回体2に設けられたブームフートピン6(図7参照)に上下方向に揺動可能に支持された基端部7aを有するブーム7が設けられている。ブーム7の先端にアーム8が前後方向に揺動可能に支持され、アーム8の先端にはバケット9が前後方向に揺動可能に支持されている。
図7に示す上部旋回体2において、フロント作業部4を上下方向に揺動可能に支持するブームフートピン6は機体前側におけるキャビン5と燃料タンク10の間に設けられ、燃料タンク10はブームフートピン6を挿脱するスペースSを確保するためにブームフートピン6の延長線に干渉しない引っ込んだ位置に配設されている。スペースSの下部近傍にはツールボックス12が配設されている。また、キャビン5やブームフートピン6とは反対側の後端部にエンジン13とその排気管等が建屋カバー14の下部に設けられている。
そして、このような油圧ショベル1において、エンジン13の排ガスには、一酸化炭素及び炭化水素等の未燃成分以外にNOxが含まれている。このNOxを無害なガスに転化させるための手段としてNOx浄化装置が知られている。
NOx浄化装置の後処理装置は、エンジン13の排気管に接続されて設けられている。この後処理装置は還元剤として排ガス中のNOx還元のために例えば尿素が用いられるが、尿素は高温を嫌うために、尿素タンクは後処理装置やエンジン13を設けた機体後部から離れた場所に設置する必要があった。
一方、上部旋回体2には、エンジン13や燃料タンク10等多種の装置や部品等のコンポーネントを装着する必要があり、狭い空間を有効活用することが重要である。尿素タンクを設置すべき場所として、燃料タンク10に隣接するツールボックス12が一段低い位置にあるために、ツールボックス12の上部付近に設置することが、上部旋回体2のデッドスペースを有効活用する上で好ましい。また、ツールボックス12の上部付近は高温となるエンジンや後処理装置から離間している点でも好ましいといえる。
特開平10−18347号公報 特開2005−290727号公報
ところで、油圧ショベル1の輸送時等に重量制限のためにフロント作業部4を下部走行体3と共に上部旋回体2から分離して輸送する必要がある。フロント作業部4を分離する際、ブームフートピン6も取り外すことが行われている。
しかし、燃料タンク10に隣接するツールボックス12の上部付近はブームフートピン6を挿脱するスペースSであるため、燃料タンク10に隣接する位置に尿素タンクを設置すると、スペースSと干渉してブームフートピン6の挿脱時に尿素タンクが邪魔になるという不具合があった。
特許文献1に記載された技術では、ブームフートピンの挿脱の際に燃料タンクと干渉するのを避けるために、燃料タンクをブームフードピンの延長線上の領域を切り欠いて形成しているが、この技術を上述した尿素タンクの設置構造に採用すると、ブームフードピン6を挿脱するためのスペースを切除した形状の尿素タンクを形成することになるため、十分な尿素収容量を確保できないという不具合があった。
また、特許文献2に記載された技術では、ブームフートピンの延長線上に建屋カバーを取り外し可能に形成している。しかしながら、建屋カバーに代えて尿素タンクを用いた場合、ブームフートピンの挿脱の都度、尿素タンクを取り外さなければならず重量があるために煩雑であるという不具合があった。
本発明は、このような実情に鑑みて、ブームフートピンの挿脱のためのスペースを確保すると共に、このスペースにコンポーネントを設置できるようにした建設機械におけるコンポーネント取り付け機構を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、ブームフートピンの挿脱のためのスペースを確保すると共に、このスペースに尿素タンクを設置できるようにした建設機械における尿素タンク取り付け機構を提供することである。
本発明による建設機械におけるコンポーネント取り付け機構は、上部旋回体に設けた一対のメインレール間に、フロント作業部を揺動可能に支持するブームフートピンが取り付けられ、このブームフートピンをメインレールから脱着可能とした建設機械において、上部旋回体には、ブームフートピンの延長上のスペースに支持部材によってコンポーネントが保持され、支持部材とコンポーネントに、支持部材に対してコンポーネントをスペースに干渉する位置とスペースから外れた位置とを選択的に取らせる移動部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、建設機械の通常操作時においては、ブームフートピンの延長上のスペースに支持部材によってコンポーネントを保持し、ブームフートピンを上部旋回体から脱着させる場合には、移動部によってコンポーネントをスペースに干渉する位置からスペースから外れた位置に移動させる。この状態で、ブームフートピンをメインレールからスペースに移動させて取り外し、またはスペースからメインレールに装着することができる。
本発明による建設機械における尿素タンク取り付け機構は、上部旋回体に設けた一対のメインレール間に、フロント作業部を揺動可能に支持するブームフートピンが取り付けられ、このブームフートピンをメインレールから脱着可能とした建設機械において、上部旋回体には、ブームフートピンの延長上のスペースに支持部材によって尿素タンクが保持され、支持部材と尿素タンクに、支持部材に対して尿素タンクをスペースに干渉する位置とスペースから外れた位置とを選択的に取らせる移動部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、建設機械の通常操作時においては、ブームフートピンの延長線上のスペースに干渉する位置に支持部材によって尿素タンクを保持し、ブームフートピンを上部旋回体から脱着させる場合には、移動部によって尿素タンクをスペースに干渉する位置からスペースを外れた位置に移動させる。この状態で、ブームフートピンをメインレールからスペースに移動させて取り外し、またはスペースからメインレールに装着することができる。
移動部は、支持部材と尿素タンクの一方にガイドレール部が設けられ、他方にガイドレール部に相対的に進退可能に装着された走行部が設けられて構成されていてもよい。
ブームフートピンを脱着する場合には、ガイドレールと走行部を相対移動させることで、尿素タンクをブームフートピンの延長上のスペースを外れた位置に移動させ、この状態で、ブームフートピンをメインレールからスペースに取り外し、或いはブームフートピンをスペースからメインレールに装着する。また、ブームフートピンを着脱しない場合には、尿素タンクをスペースに移動させて保持させる。
移動部は、支持部材に尿素タンクを回動可能に接続するヒンジ部によって構成されていてもよい。
ブームフートピンを脱着する場合、ヒンジ部を中心に尿素タンクを回動させて、ブームフートピンの延長線上のスペースから外れた位置に移動させ、ブームフートピンを脱着しない場合には、尿素タンクをヒンジ部回りに回動させて支持部材に当接させ、スペース上に保持させる。
また、支持部材は燃料タンクであってもよい。
本発明による建設機械におけるコンポーネントまたは尿素タンク取り付け機構によれば、ブームフートピンを脱着する場合に、コンポーネントまたは尿素タンクを移動部によってブームフートピンの延長線上のスペースから外れた位置に移動させ、ブームフートピンを脱着しない場合では、コンポーネントまたは尿素タンクを移動部によってブームフートピンの延長線上のスペースに干渉する位置に保持することができるから、ブームフートピンの脱着の都度、コンポーネントまたは尿素タンクを上部旋回体から取り外す必要がなく位置ずれを生じないので、ブームフートピンの脱着作業が簡単且つ容易になる。しかも、ブームフードピンを脱着するためのスペースを避けた形状にコンポーネントまたは尿素タンクを形成する必要もなく、コンポーネントまたは尿素タンクは必要十分な形状や容量を確保できる。そして、上部旋回体の空間を最大限、有効利用できる。
本発明の第一実施形態による油圧ショベルのブームフートピンを含む上部旋回体の要部斜視図である。 図1に示す尿素タンクを回動した状態を示す上部旋回体の要部斜視図である。 図1に示す尿素タンクを回動してスペースから退避した状態を示す上部旋回体の要部平面図である。 本発明の第二実施形態による尿素タンクと移動部の構成を示す説明図である。 本発明の第二実施形態の変形例による尿素タンクの移動部を示す斜視図である。 一般的な油圧ショベルを示す斜視図である。 図6に示す油圧ショベルの上部旋回体を示す斜視図である。
以下、本発明の各実施形態による油圧ショベルにおける尿素タンクの取り付け機構について説明するが、上述した従来技術と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明する。
図1乃至図3は第一実施形態による油圧ショベルにおける尿素タンクの取り付け機構を示すものである。
本実施形態による油圧ショベル20は、図示を省略した下部走行体3の上部に上部旋回体21とフロント作業部4とが設けられている。図1は上述した図6に示す上部旋回体3とほぼ同一の構成を有する上部旋回体21の要部を示すものであり、上部旋回体21におけるスイングフレーム22上の機体前側の角部にキャビン23が設けられている。キャビン23に隣接する機体前側の位置には、一対のメインレール24a、24bが所定間隔を開けてスイングフレーム22に立設されている。
これらメインレール24a、24bに穿孔された挿通孔25,25にはブームフートピン26が挿通されて支持されている。ブームフートピン26のメインレール24a、24b間での装着状態からの取り外しは、一方のメインレール24a側にはキャビン23が設けられていてできず、他方のメインレール24b側からのみ可能である。
このブームフートピン26にはフロント作業部4が上下方向に揺動可能に取り付けられている。ブームフートピン26の一端には例えば長円形状の回り止めプレート28が取り付けられ、回り止めプレート28の長円の一端部はブームフートピン26の端部を固定し、長円の他端部はメインレール24bにネジ等で固着することでブームフートピン26を固定する。ブームフートピン26の他端にも同様な回り止めプレート28を設けることも可能である。
一対のメインレール24a、24bに対して、キャビン23と反対側に燃料タンク29が配設されており、その前方側には燃料タンク29より一段低い位置にツールボックス30が配設されている。燃料タンク29の前方側にはツールボックス30の上方にスペースSが設けられている。このスペースSはブームフートピン26の延長線上にあり、ブームフートピン26をメインレール24a、24bに対して挿脱する際に、このスペースS内を水平方向に進退させる。
そして、燃料タンク29のツールボックス30側の側面29aには尿素タンク32が取り付けられている。尿素タンク32の適宜の面、例えば底面32aには機体後方側に設けたエンジン13の排気管に装着したNOx浄化装置としての後処理装置に尿素を供給するための可撓性チューブ(図示せず)が接続されている。燃料タンク29の側面29aに当接する尿素タンク32の側面32bには側面32bより拡幅された板状のブラケット33が設けられ、このブラケット33のメインレール24bから離間した側の側端部には燃料タンク29の側面29aと連結されたヒンジ部34が設けられている。
ブラケット33のヒンジ部34と反対側の側端部には燃料タンク29の側面29aに当接した状態の尿素タンク32(初期位置とする)を固定するための係止部が設けられている。係止部として図示しないボルトまたはラッチ等を用いることができる。
なお、ブラケット33のヒンジ部34の位置は燃料タンク29の側面29a上に設けられており、尿素タンク32をブラケット33のヒンジ部34を中心に回転させると、90°を超えて燃料タンク29の側面29aに当接するまで(例えば120°程度)開いてブームフートピン26のスペースSから逃げる(退避位置とする)ことができる。
また、図3において二点鎖線で示すように、ヒンジ部34の取り付け位置は燃料タンク29の隣接する側面29aと外側面29bとの境界をなす側端部29cであることがより好ましい。この場合には、尿素タンク32を側端部29c上に設けたブラケット33のヒンジ部34を中心に回転させることができて約180°以上開くことができるから、ブームフートピン26のスペースSを含む延長線から完全に逃げて、スペースSを障害物が全くない状態にすることができるので、一層ブームフートピン26の挿脱を行い易い。
本実施形態による油圧ショベル20は上述の構成を備えており、次にブームフートピン26の挿脱作業について説明する。
ブームフートピン26を上部旋回体21の一対のメインレール24a、24b間に装着した状態から、燃料タンク29の側面29aに取り付けられた初期位置にある尿素タンク32の係止部を外し、ヒンジ部34を中心に水平方向外側に開く。このとき、ツールボックス30は尿素タンク32の下方に位置するので尿素タンク32の開閉作業の妨げにならない。
これによって、尿素タンク32が燃料タンク29の側面29aの前方のスペースSから退く退避位置に開くので、このスペースSを利用してブームフートピン26をメインレール24a、24bから引き出すことができる。
また、ブームフートピン26を挿入する際にも、尿素タンク32を外側に開いた状態で、ブームフートピン26をスペースS内で水平状態に保持して一対のメインレール24a、24bの挿通孔25、25に挿入し、回り止めプレート28を燃料タンク29側のメインレール24bのねじ穴に位置合わせしてボルト等で固着すればよい。
上述のように、本実施形態によれば、ブームフートピン26の挿脱時のみ尿素タンク32のブラケット33を回転させて側面29aから離れるように開けば、ブームフートピン26の挿脱のためのスペースSを確保できるから、尿素タンク32に切り欠けを設けることなく容量を大きく設定できる。また、尿素タンク32をブームフートピン26の挿脱用のスペースSに開閉可能に装着することで、油圧ショベル20の通常の使用状態ではスペースSに尿素タンク32を位置させてデッドスペースを有効活用できる。そして、ブームフートピン26の挿脱に際しては尿素タンク32をブームフートピン26挿脱用のスペースSから退かせることができるから、尿素タンク32はブームフートピン26の挿脱の邪魔にならない。そして、上部旋回体21の空間を最大限、有効利用できる。
しかも、尿素タンク32は燃料タンク29の側面29aにヒンジ部34を介して取り付けた状態で開閉使用できるから、従来の機構のように、ブームフートピン26の挿脱の際に重量の大きい尿素タンク32を取り外したり取り付けたりする手間がかからず、ブームフートピン26の挿脱作業が簡単であり、尿素タンク32の脱着による位置ずれがなく、固定部と取り外し部の分割設置等の必要もない。
次に本発明の他の実施形態や変形例について上述の実施形態等と同一または同様の部材、部品等に同一の符号を用いて説明する。
第一実施形態による油圧ショベル20の上部旋回体21の変形例について説明する。上述の実施形態ではヒンジ部34をブラケット33の側端部に設けたが、これに代えて上端部に設けてもよい。この場合、尿素タンク32を略90°上方に回転させれば、ブームフートピン26の挿脱用のスペースSから外れるので、ブームフートピン26の挿脱作業を行い易い。
また、この変形例の場合でも、ヒンジ部34を燃料タンク29の側面29aと上面との境界をなす上縁部に設ければ、尿素タンク32を上方に回動させて燃料タンク29の上面に載置できて一層作業性がよくなる。
次に本発明の第二実施形態による尿素タンク32の取り付け機構について図4により説明する。
図4に示す油圧ショベル20の上部旋回体21では尿素タンク29は上方にスライドしてスペースSから進退する構成を有している。図4に示す上部旋回体21において、燃料タンク29の側面29aには上下方向に延びる一対のガイドレール36、36が設けられている。各ガイドレール36,36には尿素タンク32のブラケット33両側部に設けた走行部33a、33aが摺動可能に嵌合されている。
尿素タンク32はブラケット33の走行部33a、33aがガイドレール36,36に沿って上下動することで、尿素タンク32がスペースSに干渉する初期位置(図4では下端の実線位置)とスペースSから外れた退避位置(図4では上端の二点鎖線位置)とを選択的に取ることができる。そして、尿素タンク32が上下方向の初期位置と退避位置とで選択的に停止できるようにガイドレール36,36と走行部33a、33aの一方または両方に係合ピンと係合孔等の適宜の係止部材(図示せず)を設けておくものとする。
本第二実施形態による尿素タンク32の取り付け機構によれば、第一実施形態と比較して尿素タンク32の小さい移動距離で、ブームフートピン26の挿脱時には尿素タンク32を退避位置に移動させて、ブームフートピン26の挿脱用のスペースSを確保できて、尿素タンク32に切り欠け部を設けることなく大きな容量に形成できる。また、油圧ショベル20の通常の使用状態では初期位置であるスペースSに尿素タンク32を位置させてデッドスペースを有効活用できる。しかも、ブームフートピン26の挿脱の際に尿素タンク32を分離して取り外したり、その後に取り付けたりする手間がかからず挿脱作業が簡単である。
図5は本発明の第二実施形態による尿素タンク32の取り付け機構の変形例を示すものである。
図5において、燃料タンク29の側面29aに設けた一対のガイドレール38、38は水平方向に延びている。そのため、尿素タンク32のブラケット33には上下方向の両端に水平方向に走行部33b、33bが形成されており、尿素タンク32はブラケット33の走行部33b、33bがガイドレール38,38に沿って水平方向に摺動することで水平移動する。
そのため、尿素タンク32は水平方向に移動することで、燃料タンク29の側面29aに係止した位置、即ちスペースSに干渉する初期位置と、燃料タンク29の外側にスライドした位置、即ちスペースSから外れた退避位置とを選択的に取ることができる。そして、尿素タンク32が水平方向で初期位置と退避位置とで選択的に停止できるようにガイドレール38,38と走行部33b、33bの一方または両方に互いに摩擦で係止する部材や嵌合する係合ピンと係合孔等の係止部材を設けておくものとする。
なお、第二実施形態において、上述の構成に代えて、燃料タンク29の側面29aに走行部33a,33a(または33b、33b)を設け、尿素タンク32にガイドレール38,38を設けても良い。
以上、本発明の各実施形態やその変形例について説明したが、本発明は上述の各実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変形を採用することが可能である。
例えば、尿素タンク32を移動可能に支持する部材として燃料タンク29に限定されることなく、他の適宜の支持部材を用いることができる。
また、上述の各実施形態や変形例では、尿素タンク32をブームフートピン26の挿脱用のスペースSに対して進退可能に設けたが、このスペースSに設ける部材は尿素タンク32に限定されるものではなく、他の適宜の装置や部品等のコンポーネントを取り付けてブームフートピン26の挿脱用のスペースSの有効利用に活用できる。
また、本発明は油圧ショベルに限定されることなく、ブームフートピンを用いる各種の建設機械に適用できる。
20 油圧ショベル
21 上部旋回体
23 キャビン
24a、24b メインレール
26 ブームフートピン
29 燃料タンク
29a 側面
32 尿素タンク
33 ブラケット
33a、33b 走行部
34 ヒンジ部
36 ガイドレール部
S スペース

Claims (5)

  1. 上部旋回体に設けた一対のメインレール間に、フロント作業部を揺動可能に支持するブームフートピンが取り付けられ、このブームフートピンをメインレールから脱着可能とした建設機械において、
    上部旋回体には、ブームフートピンの延長上のスペースに支持部材によってコンポーネントが保持され、
    支持部材とコンポーネントに、支持部材に対してコンポーネントをスペースに干渉する位置とスペースから外れた位置とを選択的に取らせる移動部を設けたことを特徴とする建設機械におけるコンポーネント取り付け機構。
  2. 上部旋回体に設けた一対のメインレール間に、フロント作業部を揺動可能に支持するブームフートピンが取り付けられ、このブームフートピンをメインレールから脱着可能とした建設機械において、
    上部旋回体には、ブームフートピンの延長上のスペースに支持部材によって尿素タンクが保持され、
    支持部材と尿素タンクに、支持部材に対して尿素タンクをスペースに干渉する位置とスペースから外れた位置とを選択的に取らせる移動部を設けたことを特徴とする建設機械における尿素タンクの取り付け機構。
  3. 移動部は、支持部材と尿素タンクの一方にガイドレール部が設けられ、他方にガイドレール部に相対的に進退可能に装着された走行部が設けられて構成されている請求項2に記載された建設機械における尿素タンクの取り付け機構。
  4. 移動部は、支持部材に尿素タンクを回動可能に接続するヒンジ部によって構成されている建設機械における尿素タンクの取り付け機構。
  5. 支持部材は燃料タンクである請求項2乃至4のいずれかに記載された建設機械における尿素タンクの取り付け機構。
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