JP2011050880A - 浄水器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原水入口66Aから流入した原水を濾材に通して濾材による濾過作用で浄化し、浄水を浄水出口66Bから流出させる浄水器40において、濾材として、多孔質のセラミックス焼結体から成るセラミックスフィルタ68と、中空糸膜フィルタ90とを併せて用い、且つセラミックスフィルタ68を流れの上流側に、中空糸膜フィルタ90を流れの下流側に配置しておく。
【選択図】 図2
Description
また水道水中の塩素と有機物質との反応によって生成するトリハロメタンが含まれていることもある。
水道水(原水)は浄水器内部で濾材に通され、そこで濾材による濾過作用によって浄化された上で浄水器から流出する。
中空糸膜には微細孔が無数に形成されており、水道水はこれら微細孔を透過して膜の外から内側へと通過可能で、その際に水道水中に含まれる濁り成分が濾過されて水道水から除去される。
中空糸膜の微細孔は極めて小さなもので、水道水中に含まれている夾雑物等の濁り成分は0.1μm程度の小さなものまでこの中空糸膜まで除去可能である。
例えば下記特許文献1にこの種の浄水器が開示されている。
このセラミックスフィルタにもまた、多数の微細孔が形成されており、水道水がこの微細孔を通過する際に水道水中に含まれている濁り成分がそこで濾過され、水道水から除去される。
もともとの水道水の水質レベルが通常のものである限り、濾材としてこのセラミックスフィルタを用いた浄水器でも十分に水道水を浄化可能である。
即ち濾材として中空糸膜フィルタを用いたもの、セラミックスフィルタを用いたものの何れも、高い浄化性能と良好な目詰り耐久性を確保する上で十分でない。
しかしながらこれら特許文献2,3,4に開示のものは何れも粒状活性炭と中空糸膜フィルタを組み合せたもの、或いは粒状活性炭及び活性炭素繊維と中空糸膜とを組み合せたものであり、そこには中空糸膜フィルタとセラミックスフィルタとを組み合せたものについて開示は一切なされていない。
本発明の浄水器では、水道水に含まれる濁り成分を先ずセラミックスフィルタにて濾過し、そしてセラミックスフィルタを通過したものを中空糸膜フィルタにて濾過し除去する。
即ち中空糸膜フィルタにて微細な濁り成分から大きな濁り成分までを濾過することとなり、中空糸膜フィルタの目詰りが顕著となって、早期に中空糸膜フィルタが使用寿命に到ってしまう。即ち耐久寿命に到ってしまう。
この結果中空糸膜フィルタへの負荷が軽減されて、中空糸膜フィルタの目詰りが抑制され、浄水器の使用寿命即ち目詰り耐久寿命が効果的に高められる。
ここでセラミックスフィルタは、流れの上流側の面に珪藻土の層を一体に積層した形態で構成しておくことができる。
これら粒状活性炭層,活性炭素繊維層とを更に含んで浄水器を構成しておいた場合、目詰り原因物質であるフミン酸等の有機物その他の濁り成分(濁度粒子)を濾過及び吸着により除去することができるとともに、水道水中に溶存する残留塩素やトリハロメタン、農薬その他の有害成分を吸着作用で除去することができ、浄水器における浄化性能をより一層高めることができる。
このうち粒状活性炭層は目に見えるような大きな粒子を濾過することができ、一方活性炭素繊維層はこれよりも小さな粒子を濾過することができる。
またその結果、中空糸膜フィルタ,セラミックスフィルタ,活性炭素繊維層で除去すべき濁り成分の量も少なくなり、それらへの負荷が軽減されて浄水器全体の目詰り耐久寿命が延長せしめられる。
即ち、有底筒状のケース内部の充填空間の外周側に、ケースの軸方向に沿って粒状活性炭層を断面ドーナツ環状に設け、原水入口から流入した原水を粒状活性炭層の軸方向の開放端側から粒状活性炭層内部に流入させて、粒状活性炭層内部を軸方向に流通移動させた後、充填空間の軸方向の底部側且つ粒状活性炭層の内周側に設けた筒体の透水孔を通じて、筒体の内側に筒状に配置した活性炭素繊維層,活性炭素繊維層の更に内側の中心部に配置した筒状のセラミックスフィルタに径方向内方向きに通し、その後セラミックスフィルタに対し上記底部とは反対側に且つ粒状活性炭層の内側に配置した中空糸膜フィルタを通過させて、浄水出口から外部に流出させる構造となしておくことができる(請求項4)。
このようにすることで、浄水器をコンパクトに構成しつつ、水道水を粒状活性炭層,活性炭素繊維層,セラミックスフィルタ,中空糸膜フィルタに順次に通して水道水を浄化することができる。
例えば特許文献1に開示の浄水器のように、セラミックスフィルタに対して流れの上流側に粒状活性炭層が設けてある場合、粒状活性炭層及びこれよりも下流側に残る滞留水に雑菌が繁殖し易く、またその雑菌の繁殖によるヌメリ(雑菌の死骸や代謝物等)が目詰り原因物質となって、セラミックスフィルタやその下流側の中空糸膜フィルタに付着し、それらセラミックスフィルタ,中空糸膜フィルタの目詰りを助長してしまう。
このようにしておけば、中空糸膜フィルタでの雑菌の繁殖をより効果的に防止することができ、雑菌の繁殖により生じたヌメリ物質が中空糸膜フィルタに付着するのをより一層効果的に防止することができ、従って中空糸膜フィルタの目詰り耐久性を更に効果的に高めることができる。
これらの場合において、上記粉体を中空糸膜の壁面に分散状に付着させておくことができる。
このようにすれば、粒状活性炭層にも抗菌性を付与することができ、粒状活性炭層において雑菌の繁殖、及び雑菌繁殖による目詰り物質としてのヌメリ物質の発生を防止ないし抑制することができる。
この粉体は中空糸膜の収容空間と粒状活性炭層の収容空間との何れにも収容しておくことができる。
この粉体はまた、活性炭素繊維層の収容空間にも収容しておくことができる。
尚活性炭素繊維層については、場合によりその成形の段階で銀等の抗菌剤を結合しておくことができ、この場合には活性炭素繊維層への上記粉体の収容を省くことができる。
そこで請求項8では、粒状活性炭層の充填容積を100〜1000cm3としておく。
その上で、この請求項8では粒状活性炭層の横断面の断面積を3〜80cm2として、その断面積/軸方向長さの比率を1.0〜3.0の範囲内としておく。
このようにしておくことで、粒状活性炭層による水道水中の汚れの成分に対する高い浄化性能と、中空糸膜フィルタにおける高い目詰り防止性能とを良好にバランスさせることができる。
図1において、1はキッチンに設置された流し台で、2はキャビネット、3はシンク、10はカウンターで、11は流し台1に設置された浄水吐水機能を有する自動水栓である。
自動水栓11は、カウンター10から起立する形態で設けられた基部側の本体部12と、本体部12から延び出した吐水管14とを有している。
ここで吐水管14は、本体部12に対して所定角度回動可能とされている。
具体的には、シングルレバー16を図中左右方向に回動操作することで吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで流量調節が行われる。
同図に示しているように吐水管14は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、吐水ヘッド22を収納位置に保持する吐水ヘッドホルダとしての働きを有する吐水管本体24とを有している。
本体部12には、図示を省略する混合弁が内蔵されており、この混合弁から流出路32が延び出していて、この流出路32を通じ、温調水(シングルレバー16の操作により混合弁にて水と湯とが所定比率で混合された温調水で水又は湯だけからなる場合もある。以下温調水を原水とする)が吐水口18へと導かれるようになっている。
また給水路26からは浄水路38が分岐して延び出しており、その先端が原水弁34の下流部において流出路32に接続されている。
尚、46は止水栓である。
ここで原水用センサ60は、差し出された手を検知するごとに吐水口18からの原水(温調水)の吐水と止水とを交互に行わせる交互センサとなしてある。
そして再び手を延ばして原水用センサ60を操作すると、即ち原水用センサ60にて手を検知させると、吐水口18からの原水の吐水が停止する。
浄水用センサ58もまた、手を検知するごとに(人体検知するごとに)吐水口18からの浄水の吐水と吐水停止(止水)とを交互に行わせる。
この実施形態では、原水用センサ60が使用者に近い前側且つ下側に、また浄水用センサ58が原水用センサ60よりも遠い奥側且つ上側に配置されている。
図1に示しているようにこれら一対のホース38A,38Bは、固定部52にてキャビネットの側壁部43内面に固定されている。
図中62は円筒形状をなすケースで、軸方向の一端(図中上端)に開口部を有しており、その開口部が蓋64にて閉鎖されている。
ここで蓋64はケース62に対してねじ結合されている。
この原水入口66Aには、原水を浄水器40に導入するための上記の可撓性のホース38Aが接続される。
また浄水出口66Bには、浄水器40からの浄水を流出案内する上記の可撓性のホース38Bが接続される。
ここで粒子径は粒状活性炭の平均粒径を意味する。
この粒子径の0.1〜0.5mmは浄水器で一般的に使われる大きさであり、これよりも粒子径が小さいと、粒子径が小さすぎて粒状活性炭66の充填率が高くなってしまい、圧力抵抗が高くなって水が流れ難くなるので好ましくない。
平均細孔径は、粒状活性炭に空いている孔の平均孔径で、この大きさを変えることで吸着される成分を選択することができる。
これに対してこの実施形態では、粒状活性炭66の平均細孔径が5〜20Åであり、このことによってフミン酸等の有機物質を良好に吸着することができる。
即ちこの実施形態の粒状活性炭66は、水道水中の残留塩素等も吸着するが、特にフミン酸等の有機物質を選択的に吸着することのできる性能を有している。
そしてこの筒体72の内側に、活性炭素繊維層76が収容されている。
図中78はこの活性炭素繊維層76の収容空間を表しており、活性炭素繊維層76は、この収容空間78において筒体72との間に軸方向に沿って環状の隙間を形成する状態で収容されている。
尚、この活性炭素繊維層76の軸方向の両端には非透水性のキャップ82,84が設けられており、活性炭素繊維層76の軸方向の両端面はこれらキャップ82,84によって通水遮断されている。
この活性炭素繊維層76を構成する活性炭素繊維のそれぞれの表面には、微細な孔(ポア)が無数に形成されており、それら細孔において各種物質を吸着し水道水から除去する。
この活性炭素繊維層76の上記の細孔は、粒状活性炭66の細孔よりも小さいものとされており、粒状活性炭層65で吸着できなかった成分をここで吸着により除去することができる。
詳しくは、粒状活性炭層65は目に見えるほどの大きな粒子は濾過により除去できるものの、濾過機能はそれほど高くない。
これに対して活性炭素繊維層76は布の性質を併せ有していることから、粒状活性炭層65で除去できないような小さな粒子をもここで濾過により除去することができる。
ここで珪藻土80はセラミックスフィルタ68に対して焼き付けられている。
詳しくは、質量%でSiO2:75〜85%,Al2O3:5〜10%,及びCaO:10〜20%の組成を有するアルミノケイ酸カルシウムの多孔質焼結体から成っており、水分が付着したり水中に浸漬されたりしたときにCa2+イオンを抗菌成分として除々に放出することで抗菌作用を行う。
この組成のアルミノケイ酸カルシウムは、焼成によりβ−ワラストナイト(CaO・SiO2)を効果的に多く生成する。このβ−ワラストナイトはCa2+イオンを除々に且つ長時間に亘って溶出させて弱アルカリ状態となし、そのことによって抗菌の働きをなす。
尚このアルミノケイ酸カルシウムについては同特許において開示された公知のものであるので、ここでは更に詳しい説明は省略する。
ここではセラミックスフィルタ68は大きさ0.5μm程度までの濁り成分を濾過作用で除去する能力を有する。
ここでは中空糸膜フィルタ90は0.1μmまでの小さな濁り成分までを濾過により除去可能である。
この中空糸膜フィルタ90を透過し、浄化された水道水(浄水)は上記の浄水出口66Bを通じて外部へと流出せしめられる。
このキャップ92には筒状の雄嵌合部94が設けられて、この雄嵌合部94が、蓋64に設けられた雌嵌合部96に嵌合され、それらによって中空糸膜フィルタ90からの浄水を浄水出口66Bへと案内している。
このメッシュフィルタ98は上記の粒状活性炭66に対する押えとしてのものである。
このメッシュフィルタ98はまた筒体72,活性炭素繊維層76,セラミックスフィルタ68,中空糸膜フィルタ90周りの筒体86等をスペーサ部材100を介して押え込む働きもなしている。
そして更にその中心部のセラミックスフィルタ68を外周側から内周側に透過して、その後流れを図中上向きに変え、中空糸膜フィルタ90を透過して流れる。
そして濾過及び吸着により浄化された水道水即ち浄水が、浄水出口66Bから外部に流出する。
具体的には、これら収容空間88,63には、粒径が0.15〜0.30mmの粉体がそれぞれ10g,30gの量で収容されている。
尚、粒状活性炭層65の収容空間63には、粉体が粒状活性炭66と混合状態で収容されている。
また中空糸膜フィルタ90の収容空間88には、粉体の大部分が中空糸膜フィルタ90の壁面に付着状態でそこに収容されている。
即ちキャップ92を取り外して収容空間88内に粉体を添加し、その状態でキャップ92を閉じて全体を震とうすることで、粉体粒子を中空糸膜の壁面に付着させることができる。
但しこれに代えて、例えば活性炭素繊維を成形する段階で銀等の抗菌剤を結合し、保持させておくこともできる。
しかるにこの実施形態では浄水器40内部全体に抗菌性が付与されているので、塩素除去の下でも菌の繁殖を良好に防止することができる。
容積230cm3の中空糸膜フィルタ90の収容空間88に上記のセラミックスの粉体10gを収容したものと、収容しないものとのそれぞれについて、予め残留塩素を除去した水を満水状態に入れて37℃の環境下で培養試験を行い、生菌数を経過時間ごとにJIS K 3835に従い、平板塗抹培養法により測定した。
図3にその結果が示してある。
尚粉体は収容空間88に入れた後に収容空間88をキャップ92で閉じ、その状態で全体を手で振って粉体を中空糸膜の壁面に付着させた。
このことから、中空糸膜フィルタ90の収容空間88に粉体を入れておくことで、収容空間88内を良好に抗菌状態としておくことができることが分る。
内部容積1100cm3の図2の浄水器40において、容積230cm3の中空糸膜フィルタ90の収容空間88に10gのセラミックス粒子の粉体(粒径は0.15〜0.30mm)を入れて、中空糸膜フィルタ90の目詰り耐久試験を行った。
尚、比較のために粉体を入れていないものについても同様の試験を行った。
目詰り耐久性の評価は、瞬間流量が1.25L/minに減少するまでの積算水量によって行った。
結果を図4に示している。
この結果から、セラミックスの粉体を中空糸膜フィルタ90の収容空間88に入れておくことで、その抗菌性により中空糸膜フィルタ90の目詰りが大幅に改善されることが見て取れる。
尚、生菌数の測定はJIS K 3835に従い、平板塗抹培養法によって測定した。
フミン質や凝集剤を混ぜて試験水を調製し、断面積/長さの比率が種々異なる形状の試験カラム(試験カラムの容積は480cm3に統一した)に粒子径で0.15〜0.30mmの粒状活性炭を充填した。
そしてそのカラムに模擬水を通水して、粒状活性炭による色度除去率を調べた。
ここで色度除去率の測定は以下のようにして行った。
色度:JIS S 3200-7に準拠した透過光測定法で測定した。
除去率:(浄水色度/原水色度)×100で算出した。
ここで耐久性の測定は、初期流量2.0L/minを通水するときの水圧を維持し、瞬間流量が半分の1.0L/minに減少するまでの積算水量を耐久寿命として判定した。
結果が図5に示してある。
詳しくは、最大の目詰り耐久性が得られる比率1.6をピークとして、その後数値が小さくなるにつれて目詰り耐久性が低下する結果となった。
尚、中空糸膜フィルタの目詰り耐久寿命が比率1.6を境として減少傾向に転ずるのは、次のような理由によるものと推察される。
その水圧は中空糸膜にもそのままかかることとなり、その高い水圧によって中空糸膜に濁り成分が押し付けられることで、中空糸膜の微細孔が目つぶしされ易くなることがその原因であると推察される。
またその結果、中空糸膜フィルタ90,セラミックスフィルタ68,活性炭素繊維層76で除去すべき濁り成分の量も少なくなり、それらへの負荷が軽減されて浄水器40全体の目詰り耐久寿命が延長せしめられる。
例えば図1に示したものはあくまで浄水器の一使用例を示したに過ぎないもので、浄水器を他の様々な形態で使用する場合においても本発明の適用は可能である。
その他上記実施形態では特定のアルミノケイ酸カルシウムを抗菌性を備えたセラミックスとして用いているが、抗菌性を備えたセラミックスとして上例以外の他のものを用いることも可能であるし、また浄水器の内部構造を上例とは異なった形態で構成することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形で実施することが可能である。
62 ケース
63 収容空間
65 粒状活性炭層
66A 原水入口
66B 浄水出口
68 セラミックスフィルタ
72 筒体
74 透水孔
76 活性炭素繊維層
78 収容空間
88 収容空間
90 中空糸膜フィルタ
Claims (8)
- 原水入口から流入した原水を濾材に通して該濾材による濾過作用で浄化し、浄水を浄水出口から流出させる浄水器において、
前記濾材として、多孔質のセラミックス焼結体から成るセラミックスフィルタと、中空糸膜フィルタとを併せて用い、且つ該セラミックスフィルタを流れの上流側に、該中空糸膜フィルタを流れの下流側に配置してあることを特徴とする浄水器。 - 請求項1において、前記濾材として粒状活性炭層と、活性炭素繊維層とを更に備えていることを特徴とする浄水器。
- 請求項2において、前記流れの上流側から下流側にかけて、前記粒状活性炭層,活性炭素繊維層,セラミックスフィルタ,中空糸膜フィルタの順に配置してあることを特徴とする浄水器。
- 請求項3において、有底筒状のケース内部の充填空間の外周側に、該ケースの軸方向に沿って粒状活性炭層を断面ドーナツ環状に設け、原水入口から流入した原水を該粒状活性炭層の軸方向の開放端側から該粒状活性炭層内部に流入させて、該粒状活性炭層内部を軸方向に流通移動させた後、前記充填空間の軸方向の底部側且つ粒状活性炭層の内周側に設けた筒体の透水孔を通じて、該筒体の内側に筒状に配置した前記活性炭素繊維層,該活性炭素繊維層の更に内側の中心部に配置した筒状のセラミックスフィルタにそれぞれ径方向内方向きに通し、その後該セラミックスフィルタよりも前記開放端側に且つ前記粒状活性炭層の内側に配置した前記中空糸膜フィルタを通過させて、前記浄水出口から外部に流出させるようになしてあることを特徴とする浄水器。
- 請求項1において、前記多孔質のセラミックス焼結体から成るセラミックスフィルタが抗菌性を備えているものであることを特徴とする浄水器。
- 請求項1において、抗菌性を有するセラミックスを粉砕して成る粉体が前記中空糸膜フィルタの収容空間に収容してあることを特徴とする浄水器。
- 請求項2〜4の何れかにおいて、抗菌性を有するセラミックスを粉砕して成る粉体が前記粒状活性炭層の収容空間に収容してあることを特徴とする浄水器。
- 請求項4において、前記粒状活性炭層の横断面の断面積が3〜80cm2,充填容積が100〜1000cm3であり、該粒状活性炭層の断面積と軸方向長さとの比率断面積(cm2)/軸方向長さ(cm)が1.0〜3.0の範囲内としてあることを特徴とする浄水器。
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