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JP2010527710A - カニューレ用シール組立体 - Google Patents

カニューレ用シール組立体 Download PDF

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JP2010527710A
JP2010527710A JP2010509559A JP2010509559A JP2010527710A JP 2010527710 A JP2010527710 A JP 2010527710A JP 2010509559 A JP2010509559 A JP 2010509559A JP 2010509559 A JP2010509559 A JP 2010509559A JP 2010527710 A JP2010527710 A JP 2010527710A
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JP2010509559A
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Smith and Nephew Inc
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Abstract

本開示は、カニューレ用シール組立体に関する。カニューレは、基端部分と先端部分とを有するハウジングを有する。シール組立体は、ハウジングの基端部分に配置されており、第1三方スリット部と、第1シール部と同軸かつ第1シール部の基端側に配置されて第2三方スリット部を有する第2三方スリット部と、第1シール部及び第2シール部と同軸かつ第1シール部及び第2シール部の基端側に配置されて中央開口部を有する第3シール部と、を有する。キャップは、ハウジングの基端部分に連結されかつ第3シール部に隣接しており、手術中に縫合糸を処理するためのタブのような複数の縫合糸保持機構を有する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2007年5月24日に出願された米国特許出願第11/753094号のPCT国際出願であり、この開示は、その全体が参照として組み込まれる。
本開示は、医療及び外科デバイスに関し、特にカニューレ用シール組立体に関する。
関節鏡またはより一般的には内視鏡外科手術は、入口を介して非観血的手術(closed surgery)を実行することを可能とし、さまざまな細長い器具は、入口を通過して内部の外科作業部位へのアクセスを得る。さまざまな器具が通過する便利な経路を形成するため、使い捨てカニューレは、入口へ頻繁に挿入される。多くの関節鏡視下手術が加圧流体を使用して手術される関節を膨張させかつ注水する必要があるので、器具がカニューレに通されかつカニューレから出されることを可能とするために、器具がカニューレ経路にあるか無いかいずれにせよ流体シールを維持しながら、カニューレは、シールされた経路を形成しなければならない。このようなカニューレ経路をシールすることは、通常、細長いカニューレの基端部に取り付けられた1以上の弾性膜によって達成される。
作業部位における流体が加圧されているので、器具が挿入されている期間中における漏洩を回避することに気を付けなければならない。現行のカニューレに使用されるシール組立体は、過剰に漏洩しており、カニューレからの漏出量を改善することは、望まれている。また、現行のモデルにおけるシールの開口部へ器具を挿入すると、流体は、開口部から噴き出る。噴出が発生することを防止するため、シールは、カニューレの基端部に噴出シールドを配置することによって覆われている。図1は、現行モデルのカニューレ10であって、カニューレ10の基端部13においてシール組立体12を被覆する噴出シールド11を備えるカニューレ10を示している。しかしながら、噴出シールド11のサイズは、狭い手術空間において外科医が作業することを困難とする。したがって、この問題を最小化するシール組立体は、同様に必要である。
さらに、カニューレシールを通って挿入されなければならないさまざまな器具には、さまざまなサイズ及び構造の器具が含まれている。器具のシャフトが通常シリンダ状である一方、一部の器具は、大きなまたは鋭利な先端部を通常有しており、この先端部は、器具の挿入時または抜去時にシール素子を切断し、このため同一の外科手術中に挿入されなければならない後続の器具により適さなくする。したがって、この問題を最小化するシールカニューレを発明することは、望まれている。
最後に、器具に加え、縫合糸は、同様に、シール組立体を通過する。実は、これら縫合糸を処理することは、手術の技術的成功には必要不可欠となっている。実際には、縫合糸が絡むと、関節鏡視下手術が打ち切られてしまう。したがって、縫合糸を処理することへの取り組みは、同様に必要である。
本開示は、カニューレ用シール組立体に関する。カニューレは、基端部分と先端部分とを有するハウジングを有する。シール組立体は、ハウジングの基端部分に配置されており、第1三方スリット部を有する第1シール部と、第1シール部と同軸かつ第1シール部の基端側に配置された第2シール部であって、第2シール部が第2三方スリット部を有する、第2シール部と、第1シール部及び第2シール部と同軸かつ第1シール部及び第2シール部の基端側に配置された第3シール部であって、第3シール部が約0.060インチ(約1.524mm)と約0.120インチ(約3.048mm)との間の直径を有する中央開口部を有する、第3シール部と、を備える。一形態において、キャップは、ハウジングの基端部分に結合されかつ第3シール部の近傍にあり、手術中に縫合糸を処理するためのタブのような複数の縫合糸保持機構を備える。別の形態において、シール組立体は、第2シール部と第3シール部との間に配置された空間をさらに有する。さらに別の形態において、第1三方スリット部と第2三方スリット部とは、180°である所定角度αだけオフセットされている。さらなる形態において、第1三方スリット部、第2三方スリット部及び中央開口部は、シール組立体を貫通するチャネルを形成する。さらなる形態において、第1シール部と第2シール部とは、縫合糸に対するシールを形成するように構成されており、第3シール部は、シャフト状器具に対するシールを形成するように構成されている。一形態において、第3シール部は、合成材料よりなる。別の形態において、第3シール部は、ポリイソプレンのようなポリマーよりなる。
また、本発明は、シール組立体に関し、シール組立体は、第1三方スリット部と少なくとも1つの連結部材とを有する第1シール部と、第1シール部と同軸かつ第1シール部の基端側に配置された第2シール部であって、第2シール部が第2三方スリット部と少なくとも1つの連結部材とを有する第2シール部と、第1シール部及び第2シール部と同軸かつ第1シール部及び第2シール部の基端側に配置された第3シール部であって、第3シール部が中央開口部を有する、第3シール部と、を備える。第1シール部の連結部材と第2シール部の連結部材とは、互いに連結する。一形態において、第1シール部と第2シール部との双方は、複数の連結部材を有し、第1シール部の連結部材と第2シール部の第2部材とは、互いに連結する。第1シール部の連結部材と第2シール部の第2部材との連結は、第1三方スリット部と第2三方スリット部とを相対的に180°である所定角度αで位置決めすることを容易にする。
本発明のさらなる適用分野は、以下の詳細な説明から明らかになるだろう。詳細な説明及び具体的な例が、本発明の好ましい実施形態を示す一方、例示目的のみを目的としており、本発明の範囲を限定する目的でないことは、理解すべきである。
添付の図面は、組み込まれかつ本明細書の一部を形成しており、本発明の実施形態を図示し、記載された説明と共に本発明の原理、特徴及び機能を説明する機能を果たす。
カニューレの基端部に結合された噴出シールドを有する従来技術のカニューレを示す斜視図である。 本開示におけるカニューレを示す分解斜視図である。 本開示におけるシール組立体の第1及び第2シール部を示す平面図である。 本開示におけるシール組立体の第1及び第2シール部を示す平面図であって、三方スリット部から縫合糸が出ていることを示す平面図である。 本開示におけるカニューレの基端部分を示す断面斜視図である。 カニューレの基端部分に配置された本開示におけるキャップを示す斜視図である。
好ましい実施形態の以下の説明は、事実上単なる例示であり、本発明、本発明の用途及び使用を限定する目的ではない。
本開示におけるカニューレの一実施形態は、図2に示されており、参照符号100で一様に示されている。カニューレは、カニューレからの流体漏洩量を著しく低減するため、特に縫合糸及びシャフト状器具に対するシールを形成するためのシール組立体を有する。
カニューレ100は、プラスチックであるが、当業者に既知の他の材料から形成されてもよく、基端部分102及び先端部分103を有するハウジング101を有する。基端部分102の近傍において、流出管部112は、手術中に先端部分103の内腔から流体を除去する手段を形成する。しかし、管部112が手術中に先端部分103の内腔へ流体を供給するための流入管部として使用されることは、同様に、本開示の範囲内である。カバー121は、カニューレ100が使用されていないときに流入管部を閉塞するために流入管部112に取り外し可能に結合されている。基端部分102には、シール組立体130が配置されている。シール組立体130は、第1三方スリット部105を有する第1シール部104と、第1シール部104と同軸かつ第1シール部104の基端側に配置された第2シール部106と、第1シール部104及び第2シール部106と同軸かつ第1シール部104及び第2シール部106の基端側に配置され、中央開口部109を有する第3シール部108と、を有する。第1シール部104及び第2シール部106双方は、4つの側部(104a〜104d、106a〜106d)を有する。シール部104、106は、シール部104、106を通って延在する開口部110、111を有する。第2シール部106は、第1シール部104の基端側に配置されており、シール部104、106間には、空間が存在せず、シール部104、106双方の開口部110、111は、揃えられており、2つのスリット部105、107は、図3Aでさらに示されるように、所定角度αだけオフセットされている。この開示のため、角度αは、約150°と約210°との間であるが、好ましくは180°である。シール部104、106の側部(104a、104b、106a、106b)と側部(104c、104d、106c、106d)は、互いに連結するように形成されている。例えば、図3Aに示すように、シール部104、106は、タブ122及び爪部123のような連結部材を有し、連結部材は、互いに連結する。タブ122及び爪部123は、これらが配置されるシール部104、106に対して互い違いになっている。この連結機構は、シール部104、106を共に組み立てる各時点において、三方スリット部105、107を相互に所定角度、約180°で位置決めすることを容易にする。当業者に既知の他の連結機構を使用してもよい。
また、図3Aに示すように、三方スリット部105、107は、Y字状構造をなしており、各スリット部105、107は、一端部105c、107cにおいて共に結合される一対のスリット腕部(105a、105b、107a、107b)を形成し、図示のように鈍角を形成する。このため、スリット部それぞれは、相互に反対方向を指す矢印を形成し、同様に、交差点113を形成し、後述するようにシール部104、106双方を全体的に貫通するチャネルを形成する。さらに、各対の腕部(105a、105b、107a、107b)が脚部105d、107dによって分割されており、脚部105d、107dは、上述のように、約150°と約210°との間であるが好ましくは互いに約180°の所定角度αで位置している。図3Bに示すように、三方スリット部105、107は、チャネルを有することによって縫合糸200に対するシール部を形成し、後述するように、シール部は、縫合糸200のための最小限の開口部を有し、カニューレから出る流体量を著しく低減する。本開示のため、第1及び第2シール部104、106双方は、シリコーンで形成されている。しかしながら、当業者に既知の他の材料を使用してもよく、ゴム、ビニル、ポリエタンエラストマ、またはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)、ブロック共重合体、ポリオレフィン、鉱油及びシリコーンオイルを含む成分の混合物、を含むが、これに限られない。
第3シール部108は、第1及び第2シール部104、106の基端側に配置されており、シール部108の外径部を囲むように配置された4つの他の開口部114と共に中央開口部109を有する。シール部108は、第1及び第2シール部104、106と同軸関係にあり、中央開口部109は、三方スリット部105、107の中央部113と揃えられており、外径部にある開口部114は、第1及び第2シール部104、106にある開口部110、111と揃えられている。図4に示すように、中央開口部109は、約0.060インチ(約1.524mm)と約0.120インチ(約3.048mm)との間であり、シャフト状器具140に対するシールを形成するように構成されており、器具140は、開口部109よりも大きい径を有する。器具140は、まず、中央開口部109に挿入され、そして、第2シール部106のY字スリットのチャネルを通って挿入される。いったん器具が開口部109へ挿入されると、開口部109の壁部150は、第2シール部106に向けて外側に押し出すが、器具140のシャフトに当接したままであり、三方スリット部105、107を通ってかつ第3シール部108へ向けて流動する流体に対するシールを形成する。本開示のため、中央開口部109は、丸まっているが、他の形状をなしてもよい。第3シール部108は、ポリマー材料、特にポリイソプレンから製造されており、鋭利な器具の挿入及び/または抜去の結果として生ずる引き裂きまたは擦り切れ量を著しく低減する。当業者に既知の他の天然または合成材料であって引き裂きまたは擦り切れ量を著しく低減する材料を、同様に使用してもよい。これら材料には、シリコーン、ゴム、ビニル、ポリエタンエラストマ、またはスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)、ブロック共重合体、ポリオレフィン、鉱油及びシリコーンオイルを含む成分の混合物、を含むが、これに限られない。
図1において上述したように、器具を現行のカニューレのシール部にある開口部へ挿入すると、流体は、開口部から噴出される。これが発生することを防止するため、シール部は、カニューレの基端部に噴出シールドを配置することによって覆われている。この追加工程は、噴出シールド、本開示における第3シール部108をカニューレに一体化することによって本開示から排除される。カニューレの基端部を覆う噴出シールドをなくすことで、カニューレ100の全体サイズが小さくなり、これにより、外科医は、狭い手術空間で作業することが容易になる。
また、基端部分に噴出シールドを取り付ける工程を排除することに加え、本開示におけるカニューレ100は、カニューレ100の外側で発生する流体の噴出量を著しく低減する。図4は、第2シール部106と第3シール部108との間にある空間160を示している。この空間160は、空間が無ければカニューレ100の外側に噴き出す一部の流体を第2シール部106に向けて後方反射させることによって、カニューレ100の外側で発生する流体の噴出量を大幅に低減することを可能とする。流体を反射させることに加え、空間160は、同様に、開口部の壁部150が第2シール部106へ向けて外側に押し出す必要がある空間を有することを可能とすることによって、外科器具140の挿入に必要な力を著しく低減する。この空間が無くかつ第3シール部108が第2シール部106に当接している場合、壁部150が外側へ押し出す空間が無くなり、したがって、器具140を挿入するためにより大きい力が必要となる。
シール組立体130は、ハウジング101の基端部分102に配置されており、シール部(104、106、108)の開口部(110、111、114)は、基端部分102の内側周縁部116に沿って配置されている柱部115の上から下まで配置されている。これら柱部115は、シール部(104、106、108)に対する支持部を形成する。
プラスチックのキャップ118は、ハウジング101の基端部分102に結合されており、第3シール部108に隣接している。キャップ118は、当業者に既知の他の材料で形成されてもよい。キャップ118をハウジング101の基端部分102に配置することにより、シール組立体130が圧縮され、手術中に漏洩する流体が第1三方スリット部105、第2三方スリット部107及び中央開口部109によって形成されたチャネル117を通るように方向付けられ、これにより、流体の漏洩をチャネル117に制限し、カニューレ100からの流体の漏洩量を著しく低減する。この流体漏洩における低減は、噴出シールドを使用する可能性を排除し、この使用に起因する上記問題を処理する。キャップ118は、中央開口部119と、手術中に縫合糸の複数の撚糸を処理するための複数の縫合糸保持機構120、すなわちタブと、を有する。
タブ120をキャップ118に設けるいくつかの有利点がある。図5に示すように、複数のタブ120をキャップ118に設けることにより、縫合糸201、202の異なる撚糸を同時に別個の位置に配置することが可能となる。また、タブ120は、キャップ118に形作られており、縫合糸201、202を処理するために、付属デバイスの必要性及び/または外科医によってハウジング101に改良する必要性を回避する。さらに、タブの長さは、ハウジング101の基端部分102を通過して延在し、タブ120の後方に位置する縫合糸201、202を捕捉して上方に引き出すことを可能とする。その上、タブ120は、テーパ状になっており、撚糸201、202のようなさまざまなサイズの縫合糸の撚糸にしっかりと接触することを維持する。最後に、縫合糸201、202は、いったん縫合糸をタブ120に固定すると、縫合糸201、202またはハウジング101を損傷することなく容易に取り外される。タブ120の数、サイズ、形状、長さ、方向及び厚さが別の実施形態において調整されうることは、本開示の範囲内である。
対応する図面を参照しながら上述したように、本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな改良が例示的な実施形態になされるため、上述に含まれかつ添付の図面で示されるすべての事項が限定ではなくむしろ例示として解釈されることを目的としている。このため、本開示の広がり及び範囲は、上述した例示的な実施形態によって限定されないべきであり、本明細書に添付した以下の特許請求の範囲及びその同等のものに従って規定されるべきである。
100 カニューレ、101 ハウジング、102 基端部分、103 先端部分、104 第1シール部、105 第1三方スリット部,スリット部、106 第2シール部、107 第2三方スリット部,スリット部、108 第3シール部、109 中央開口部,開口部、120 縫合糸保持機構,タブ、122 タブ(連結部材)、123 爪部(連結部材)、130 シール組立体、140 シャフト状器具,外科器具,器具、160 空間、200 縫合糸、201 撚糸,縫合糸

Claims (35)

  1. カニューレ用のシール組立体であって、
    前記カニューレは、基端部分と先端部分とを有するハウジングを備え、
    当該シール組立体は、
    第1三方スリット部を有する第1シール部と、
    前記第1シール部と同軸かつ前記第1シール部の基端側に配置された第2シール部であって、当該第2シール部が第2三方スリット部を有する、第2シール部と、
    前記第1シール部及び前記第2シール部と同軸かつ前記第1シール部及び前記第2シール部の基端側に配置された第3シール部であって、当該第3シール部が中央開口部を有する、第3シール部と、
    を備え、
    当該シール組立体は、前記ハウジングの前記基端部分に配置されていることを特徴とするシール組立体。
  2. 前記ハウジングの前記基端部分に結合されかつ前記第3シール部の近傍にあるキャップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  3. 前記キャップは、手術中に縫合糸を処理するための複数の縫合糸保持機構を備えることを特徴とする請求項2に記載のシール組立体。
  4. 前記縫合糸保持機構は、タブを備えることを特徴とする請求項3に記載のシール組立体。
  5. 前記第2シール部と前記第3シール部との間に配置された空間をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  6. 前記第1三方スリット部と前記第2三方スリット部とは、所定角度αだけオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  7. 前記所定角度αは、150°と210°との間であることを特徴とする請求項6に記載のシール組立体。
  8. 前記第1三方スリット部、前記第2三方スリット部及び前記中央開口部は、当該シール組立体を貫通するチャネルを形成することを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  9. 第1シール部と前記第2シール部とは、縫合糸に対するシールを形成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  10. 前記第3シール部は、シャフト状器具に対するシールを形成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  11. 前記中央開口部は、約0.060インチと約0.120インチとの間の直径を有することを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  12. 前記第3シール部は、合成材料よりなることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  13. 前記第3シール部は、ポリマー材料よりなることを特徴とする請求項1に記載のシール組立体。
  14. 前記ポリマー材料は、ポリイソプレンよりなることを特徴とする請求項13に記載のシール組立体。
  15. 基端部分と先端部分とを有するハウジングと、
    前記ハウジングの前記基端部分に結合されたキャップと、
    前記ハウジングの前記基端部分にかつ前記キャップに隣接して配置されたシール組立体と、
    を備えるカニューレであって、
    前記シール組立体は、
    第1三方スリット部を有する第1シール部と、
    前記第1シール部と同軸かつ前記第1シール部の基端側に配置された第2シール部であって、当該第2シール部が第2三方スリット部を有する、第2シール部と、
    前記第1シール部及び前記第2シール部と同軸かつ前記第1シール部及び前記第2シール部の基端側に配置された第3シール部であって、当該第3シール部が中央開口部を有する、第3シール部と、
    を備えることを特徴とするカニューレ。
  16. 前記キャップは、手術中に縫合糸を処理するための複数の縫合糸保持機構を備えることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  17. 前記縫合糸保持機構は、タブを備えることを特徴とする請求項16に記載のカニューレ。
  18. 前記第2シール部と前記第3シール部との間に配置された空間をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  19. 前記第1三方スリット部及び前記第2三方スリット部は、所定角度αだけオフセットされていることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  20. 前記所定角度αは、150°と210°との間であることを特徴とする請求項19に記載のカニューレ。
  21. 前記第1三方スリット部、前記第2三方スリット部及び前記中央開口部によって形成されるチャネルをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  22. 前記第1シール部と前記第2シール部とは、縫合糸に対するシールを形成するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  23. 前記第3シール部は、シャフト状器具に対するシールを形成するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  24. 前記中央開口部は、約0.060インチと前記0.120インチとの間の直径を有することを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  25. 前記第3シール部は、合成材料よりなることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  26. 前記第3シール部は、ポリマー材料よりなることを特徴とする請求項15に記載のカニューレ。
  27. 前記ポリマー材料は、ポリイソプレンよりなることを特徴とする請求項26に記載のカニューレ。
  28. 第1三方スリット部と少なくとも1つの連結部材とを有する第1シール部と、
    前記第1シール部と同軸かつ前記第1シール部の基端側に配置された第2シール部であって、当該第2シール部が第2三方スリット部と少なくとも1つの連結部材とを有する第2シール部と、
    前記第1シール部及び前記第2シール部と同軸かつ前記第1シール部及び前記第2シール部の基端側に配置された第3シール部であって、当該第3シール部が中央開口部を有する、第3シール部と、
    を備え、
    前記第1シール部の前記連結部材と前記第2シール部の前記連結部材とは、互いに連結することを特徴とするシール組立体。
  29. 前記第1シール部と前記第2シール部との双方は、複数の連結部材を有することを特徴とする請求項28に記載のシール組立体。
  30. 前記第1シール部の前記連結部材と前記第2シール部の前記第2部材とは、互いに連結することを特徴とする請求項29に記載のシール組立体。
  31. 前記第1シール部の前記連結部材と前記第2シール部の前記第2部材との連結は、前記第1三方スリット部と前記第2三方スリット部とを相対的に所定角度αで位置決めすることを容易にすることを特徴とする請求項28に記載のシール組立体。
  32. 前記所定角度αは、150°と210°との間であることを特徴とする請求項31に記載のシール組立体。
  33. 前記所定角度αは、180°であることを特徴とする請求項7に記載のシール組立体。
  34. 前記所定角度αは、180°であることを特徴とする請求項20に記載のカニューレ。
  35. 前記所定角度αは、180°であることを特徴とする請求項32に記載のシール組立体。
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