JP2010521636A5

JP2010521636A5 -

Info

Publication number: JP2010521636A5
Application number: JP2010500116A
Authority: JP
Filing date: 2008-03-19
Publication date: 2013-01-24
Anticipated expiration: 2028-03-19

Description

本発明の好適な改良によれば、支持部に確実に（滑ることなく）保持される金属リングを用い、金属リングは支持部へと押し込まれる。摩擦材から成る支持部に金属リングを確実に押し込むだけで、それら２つの要素は相互によく接続され、瞬発的な最大の力を含み、必要なブレーキ力が伝達されながらも、本発明によるブレーキディスクは長い耐用寿命を達成する。

金属リング１１は、個別の外リングとして設計され、ブレーキディスクの製作時に支持部１０へと押し込まれ、図１の符号１７で示すように、支持部材は少なくとも部分的に金属リングに重なり、これにより金属リング１１と支持部１０の間に確実な接続が形成される。フランジ部の厚さが２．５ｍｍだとすると、金属リング１１の厚さは、例えば約１．２５ｍｍとなる。特に、金属リング１１の厚さは、金属リング１１の領域、つまりここではフランジ部の領域では、ブレーキディスクの厚さの２／３〜１／４の範囲である。これらの寸法も、設計する大きさに左右される。

Claims

磁気ブレーキ用ブレーキディスク（９）であって、
摩擦材からなる円板型の支持部（１０）であって、ブレーキをかけるシャフト（２１）を受け入れ前記支持部と同心に位置する貫通孔（１３）が設けられた中央ハブ部（１２）と、中央ハブ部（１２）を同心状に囲んで配置され、少なくとも一つの摩擦面を有するフランジ部（１４）とを有する支持部（１０）と、
前記支持部に押し込んで固定され、前記支持部（１０）に同心配置されて確実に保持される磁性金属リング（１１，１１’）と、
を有し、
前記磁性金属リングに磁力が作用することにより電機子として機能する磁気ブレーキ用ブレーキディスク。
請求項１に記載のブレーキディスクであって、前記金属リング（１１，１１’）は、前記支持部（１０）に物質的に一体的に保持されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項２に記載のブレーキディスクであって、前記金属リング（１１，１１’）は、前記支持部（１０）に接着促進剤を使用して保持されていることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜３のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記金属リング（１１）は外リングを有し、前記外リングの内周には放射状に内側に向かう単数または複数のかみ合い延伸部（１９）が設けられることを特徴とするブレーキディスク。
請求項４に記載のブレーキディスクであって、前記単数または複数のかみ合い延伸部（１９）は、力の流れを最適にするように、広がった先端部を有することを特徴とするブレーキディスク。
請求項５に記載のブレーキディスクであって、前記かみ合い延伸部（１９）の前記広がった先端部（２０）は、水滴型、円、楕円、または多角形であることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜３のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記金属リング（１１’）は、少なくとも１つの内リング（２９）と外リング（２８）とを含み、これらのリングは単数または複数のウェブ部（３０）によって相互に接続されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項４〜６のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記かみ合い延伸部（１９）は円周に等間隔に配置されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項７に記載のブレーキディスクであって、前記ウェブ部（３０）は円周に等間隔に配置されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜９のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記磁性金属リング（１１，１１’）は、磁性鋼板から成ることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜１０に記載のブレーキディスクであって、前記中央ハブ部（１２）の軸方向の厚さは、前記フランジ部（１４）の厚さと同一またはそれよりも厚いことを特徴とするブレーキディスク。
請求項１または１１に記載のブレーキディスクであって、前記中央ハブ部（１２）の前記貫通孔（１３）の内周面は、前記ブレーキディスクをブレーキをかける前記シャフト（２１）に、前記シャフト（２１）に対して回転に関して固定するための係合手段を備えることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１２に記載のブレーキディスクであって、前記係合手段は、前記ブレーキをかけるシャフト（２１）のシャフトの歯部を受ける歯部（１６）により形成されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜１３のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記フランジ部（１４）に２つまたはそれ以上の摩擦面（１５）が備えられ、前記摩擦面（１５）は、前記金属リング（１１，１１’）面から分割されたように軸方向に突出することを特徴とするブレーキディスク。
請求項４〜６および請求項８のいずれか１項を引用する請求項１４に記載のブレーキディスクであって、前記分割されたような摩擦面（１５）の数は、前記金属リング（１１，１１’）の前記かみ合い延伸部（１９）の数に対応することを特徴とするブレーキディスク。
請求項７または請求項９を引用する請求項１４に記載のブレーキディスクであって、前記分割されたような摩擦面（１５）の数は、前記金属リング（１１，１１’）の前記ウェブ部（３０）の数に対応することを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜１６のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記支持部（１０）は、繊維充填強化摩擦材によって製作されることを特徴とするブレーキディスク。
請求項１〜１７のいずれか１項に記載のブレーキディスクであって、前記金属リング（１１，１１’）は、外周に２つまたはそれ以上のかみ合い延伸部を有し、前記外周のかみ合い延伸部は前記ブレーキディスクの回転軸に対して対称的に配置されることを特徴とするブレーキディスク。