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JP2010503726A - 固形粉末組成物 - Google Patents

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JP2010503726A
JP2010503726A JP2009528867A JP2009528867A JP2010503726A JP 2010503726 A JP2010503726 A JP 2010503726A JP 2009528867 A JP2009528867 A JP 2009528867A JP 2009528867 A JP2009528867 A JP 2009528867A JP 2010503726 A JP2010503726 A JP 2010503726A
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Abstract

(a)約75重量%〜約99重量%の粉末と、(b)約1重量%〜約25重量%の結合剤と、を含む固形粉末組成物であって、前記粉末は、(1)組成物全体の少なくとも25重量%の高被覆顔料であって、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される高被覆顔料と、(2)白雲母、金雲母、これらの混合物、及びこれらの複合体からなる群から選択される天然雲母であって、組成物全体に対して、ある天然雲母百分率で有する天然雲母と、を含み、前記結合剤は、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、該組成物は、約10g/100g〜約23g/100gの製品吸油度を有し、該製品吸油度は、i)試験試料として組成物全体を使用すること、ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及びiii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される吸油度であり、該組成物は、約25〜約70の圧密度を有し、該圧密度は下式:圧密度=2.69×製品吸油度+1.46×天然雲母百分率−31.44、で記述される、固形粉末組成物が開示される。

Description

本発明は、皮膚欠点に良好な被覆を提供し、また適切なケーキ硬度を有する固形粉末組成物に関する。該組成物は、粉末コンシーラーとして特に有用である。更に本発明は、こうした組成物を使用するメークアップ方法に関する。
ファンデーション組成物は、顔及び体の他の部分に適用され、肌の色調及びきめを均一にして、毛穴、欠陥、小じわ等を隠すことができる。またファンデーション組成物は、皮膚に潤いを与え、皮膚の油分を整え、日光、風、及び他の環境因子の悪影響から保護するためにも適用される。
コンシーラーは、特に関心のある領域上に高被覆を得るため、及びファンデーションの機能を補うために使用される。典型的に、コンシーラーは二酸化チタンのような不透明度を有する顔料を高濃度含有する、液体、ペースト又は半固体形態の製品であり、典型的にファンデーションの適用前に使用される。
コンシーラーのユーザーが満足しない点の1つは、コンシーラーが適用された皮膚の部分が不自然な外見になることである。すなわち、コンシーラーによってもたらされる異なる質感又は異なる色を考慮すると、コンシーラーを適用した皮膚領域は目立つ。皮膚の特定の関心領域を周囲の領域から目立たないものにすることを望んでコンシーラーが使用されることを考えると、そのような不自然な外観は、望まれていることに反する。
コンシーラーのユーザーが満足しない別の点は、コンシーラー製品が、通常は液体形態であり、ファンデーションの適用前に皮膚に適用するように設計されていることである。粉末形態のコンシーラー製品は、運ぶのに便利であり、日中の化粧直しとして使用するのに便利である。粉末形態のコンシーラーを提供するための問題の1つは、高濃度の二酸化チタンを含有する製剤が押圧されると硬いケーキになることである。ケーキ硬度が硬過ぎると、製品は、指又はアプリケータで取ることが難しく、製品の成果は著しく減少する。
コンシーラーは、例えば、日本特許公開2000−327532、2004−008307、2005−298482、6−56628、及び2003−277217に開示されている。しかし、満足なケーキ硬度を提供する粉末形態のコンシーラーを開示する参考文献はない。
日本特許公開2000−327532 日本特許公開2004−008307 日本特許公開2005−298482 日本特許公開6−56628 日本特許公開2003−277217
前述に基づき、改善された自然な被覆を皮膚欠点に提供し、適切なケーキ硬度も有する固形粉末組成物の必要性がある。既存の技術分野には、本発明の利点及び効果の全てを提供するものはない。
本発明は、
(a)約75重量%〜約99重量%の粉末と、
(b)約1重量%〜約25重量%の結合剤と、を含む固形粉末組成物であって、前記粉末は、
(1)組成物全体の少なくとも25重量%の高被覆顔料であって、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される高被覆顔料と、
(2)白雲母、金雲母、それらの混合物、及びそれらの複合体からなる群から選択される天然雲母であって、組成物全体に対して、ある天然雲母百分率で有する天然雲母と、を含み、
前記結合剤は、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
該組成物は、約10g/100g〜約23g/100gの製品吸油度を有し、該製品吸油度は、
i)試験試料として組成物全体を使用すること、
ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及び
iii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される吸油度であり、
該組成物は、約25〜約70の圧密度を有し、該圧密度は下式:
圧密度=2.69×製品吸油度+1.46×天然雲母百分率−31.44で記述される固形粉末組成物を対象とする。
また本発明は、
(a)約84重量%〜約94重量%の粉末と、
(b)約6重量%〜約16重量%の結合剤と、を含む固形粉末組成物であって、前記粉末は、
(1)組成物全体の約25重量%〜約50重量%の高被覆顔料であって、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される高被覆顔料と、
(2)約10%〜約35%の天然雲母であって、白雲母、金雲母、これらの混合物、及びそれらの複合体からなる群から選択される天然雲母と、を含み、
前記結合剤は、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
該組成物は、約10g/100g〜約23g/100gの製品吸油度を有し、該製品吸油度は、
i)試験試料として組成物全体を使用すること、
ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及び
iii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される吸油度である、固形粉末組成物を対象とする。
更に本発明は、前述の組成物をコンシーラーとして利用する皮膚のメークアップ方法を目的とする。
添付の特許請求の範囲と共に本開示を読むことによって、本発明におけるこれら並びに他の特徴、態様、及び利点が当業者に明らかになるであろう。
本明細書は、本発明を具体的に指摘し明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の説明からよりよく理解されるであろうと考えられる。
百分率、部及び比は全て、特に指定のない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。列記した成分に関するこうした重量は全て、活性レベルに基づいているので、市販材料に含まれる可能性があるキャリア又は副生成物は含まない。
本明細書において有用な活性物質及び他の成分のような全ての成分は、美容的及び/若しくは治療的な効果、又はそれらが要求される作用様式によって分類又は記載してよい。しかし、本明細書に有用な活性物質及び他の成分が、場合によっては、2つ以上の美容的及び/若しくは治療的な効果をもたらし得ること、又は2つ以上の作用様式で作用できることを理解すべきである。したがって、本明細書での分類は便宜上実施されるものであって、成分を具体的に規定した用途又は列挙した用途に限定することを意図しない。
組成物及び使用方法
本組成物は、約75%〜約99%の粉末を含み、固形粉末の形態である。固形粉末とは、組成物が、当該技術分野において通常使用される押圧機によって約3.0MPa〜約7.0MPaの圧力で受皿に押圧されて適切な硬度及び一体性を有するケーキを形成するものを意味する。これらの製品形態は、業界で広く使用されている。
本組成物は、組成物全体の少なくとも約25重量%の高被覆顔料を含む。多量の高被覆顔料は、こうした高被覆を提供するので、本組成物は、コンシーラーとして使用するのに特に適している。本明細書において、コンシーラーは、ファンデーションより高被覆を提供する組成物であり、外見の特定の手入れが望まれる皮膚の特定の領域に通常使用される。
1つの好ましい実施形態においては、本組成物は、同一の製品形態のファンデーション、すなわち固形粉末ファンデーションと共に使用されるコンシーラーである。理論に束縛されないが、ファンデーション及びコンシーラーの製品形態を一致させることによって、皮膚に適用するときに、2つの組成物の質感が非常に類似するので、コンシーラーは、より高被覆が必要である皮膚の部分に自然な被覆を提供すると考えられている。
本組成物は、以下に記述されるような着色粉末、染料、及び他の着色剤材料を含むことにより色を有することが好ましい。前述の好ましい実施形態において、コンシーラー色のCMC DEは、コンシーラーと共に使用されるファンデーション色と比較して1.5未満である。したがって、一般的な消費者の目には、ファンデーションとコンシーラーの色には実質的に違いがない。ファンデーションとコンシーラーの色の一致は、1)独立してパッケージ化されたファンデーションとコンシーラーの色コードを表示すること、2)ファンデーションとコンシーラーをキットとして提供すること、又は3)同一パッケージでファンデーションとコンシーラーを提供すること、によりもたらされ得る。
1つの好ましい実施形態においては、ファンデーションとコンシーラーは、実質的に色に違いがなく、同一の製品形態のものである。こうした共通の色及び製品形態を有することにより、ファンデーションとコンシーラーを組み合わせた使用は、途切れのない外見を皮膚に提供する、すなわち、コンシーラーを適用した部分は見分けがつかない。
1つの好ましい実施形態においては、ファンデーション及びコンシーラーは、同一のパッケージで提供される。パッケージは、ファンデーション用の受皿、コンシーラー用の受皿、及びアプリケータを収納するコンパクトである。ファンデーションとコンシーラーを別個のアプリケータで使用できるように、2つのアプリケータをパッケージ内に収容することが好ましい。幅広い適用のためのスポンジが、ファンデーションに好適であり、集中的な適用のためのチップが、コンシーラーに好適である。
本発明は、本組成物をコンシーラーとして使用する皮膚のメークアップ方法に関する。従来、コンシーラーは、ファンデーションの適用前の使用が推奨される。本コンシーラーは、ファンデーションの適用前又は適用後に使用することができる。「適用後」に適したコンシーラーを提供するためには、コンシーラーは、ファンデーションと実質的に同一の色であることが好ましい。こうした色を提供することにより、本コンシーラーを、日中の化粧直しとして使用することができる。
天然雲母
本組成物は天然雲母を含み、組成物全体に対する天然雲母の割合は、「天然雲母百分率」として定義される。好ましくは天然雲母は、組成物の約1%〜約45%、より好ましくは約8%〜約45%、なお好ましくは約10%〜約35%である。しかし、以下に説明される圧密度が満たされる限り、この好ましい範囲外の天然雲母百分率を有する適切なケーキ硬度の組成物を提供することが可能である。
本明細書で有用な天然雲母は、白雲母、金雲母、及びこれらの混合物のような天然鉱物として得られる任意のものであるが、絹雲母及び合成雲母は、天然雲母とみなされない。本明細書の天然雲母は、表面処理剤又は別の種類の顔料でのコーティングにより、複合されてよい。天然雲母がコーティングされる又は複合されるとき、天然雲母の重量だけが「天然雲母百分率」として算入される。理論に束縛されないが、他の必須の粉末と組み合わせた天然雲母は、柔らかく、なお適切なケーキ硬度を提供すると考えられる。
本明細書において非常に好ましい市販の天然雲母材料としては、商標名5MI−MICA M−102を持つ5%のジミリスチン酸アルミニウムでコーティングされた雲母、及び商標名SI MICAを持つ2%のメチコンでコーティングされた雲母が挙げられ、共に三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能である。
高被覆顔料
本組成物は、組成物全体の少なくとも約25重量%の高被覆顔料を含む。好ましくは、高被覆顔料の量は、組成物全体の約25%〜約60%、より好ましくは約25%〜約50%である。
本明細書の高被覆顔料は、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択され、約100nm〜約500nm、好ましくは約200nm〜約350nmの平均粒子サイズを有する。二酸化チタンは、ルチル型又はアナターゼ型であってよい。高被覆顔料は、他の有機/無機成分との複合顔料として少なくとも部分的に使用されることが好ましく、また疎水的にコーティングされることが好ましい。複合顔料の高被覆顔料の量を計算するために、高被覆顔料含有量又はコーティングだけが算入される。
コンシーラー用の有用な複合顔料としては、タルク、雲母、絹雲母、合成雲母、酸化アルミニウム、シリカ、窒化ホウ素、及びこれらの混合物からなる群から選択されるコア顔料で作製されるチタンコーティングされた顔料が挙げられ、コア顔料は、約100nm〜約500nmの粒径を有する二酸化チタンでコーティングされ、二酸化チタンコーティングは、チタンコーティングされた顔料の少なくとも33%、好ましくはチタンコーティングされた顔料の少なくとも40%を占める。こうしたより高いコーティングにより、かかるチタンコーティングされた顔料は、二酸化チタンのみで作製された同一重量の顔料と比較して、高被覆効果を提供する。
本明細書で非常に有用な市販の高被覆顔料としては、触媒化成(Shokubai Kasei)から入手可能な商標名ファンシーベール(Fancyveil)S−3060SWの、更にメチコンでコーティングした57.3%二酸化チタンコーティングされた絹雲母、及び三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能な商標名SI二酸化チタンISの、メチコンでコーティングされた二酸化チタンが挙げられる。
他の粉末
本組成物は、色を提供するため、又は皮膚の色調を変化させるため、又は他の外見及び肌触り効果をもたらすために、高被覆顔料及び天然雲母以外の粉末を含有する。本組成物が色を有する好ましい実施形態においては、他の粉末は、皮膚に似た色を提供するために、より好ましくは共に使用されるべきファンデーションと実質的に同一の色にするために、使用される。総粉末含有量は、組成物の約75%〜約99%、好ましくは約84%〜約94%である。
本明細書において有用な他の粉末としては、タルク、絹雲母、ベントナイト及びモンモリロナイトのような粘土鉱物粉末が挙げられ;本明細書で有用な着色粉末としては、酸化鉄、チタン酸鉄、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、酸化クロム、水酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト、レーキタール着色染料、及びレーキ天然着色染料が挙げられ;本明細書の有機粉末としては、ポリアクリレート、例えばメチルメタクリレートコポリマー及びメチルメタクリレートクロスポリマー、セルロース、ポリアルキレン、例えばポリエチレン及びポリプロピレン、酢酸ビニル、ポリスチレン、例えばスチレン−アクリル酸コポリマー、ポリアミド、例えば12−ナイロン及び6−ナイロン、アクリル酸エーテル、例えばアクリル酸メチルエーテル及びアクリル酸エチルエーテル、ポリビニルピロリドン;塩化ビニルポリマー、シリコーン、例えばポリオルガノシルセスキオキサン樹脂及び固体シリコーンエラストマー、テトラフルオロエチレンポリマー、並びに魚鱗グアニンが挙げられ;硫酸バリウム、第二リン酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ケイ酸塩、例えばケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸バリウム及びケイ酸アルミニウム、シリカビーズ、金属二酸化物、例えば酸化ジルコニウム及び水酸化アルミニウム、炭酸塩、例えば炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウム、窒化ホウ素及び合成フッ素金雲母のような無機粉末が挙げられる。約100nm未満の平均粒子サイズを有する二酸化チタン及び酸化亜鉛のようなUV遮蔽金属酸化物も、本明細書で有用である。
皮膚の毛穴を隠す効果を増強するために、ポリオルガノシルセスキオキサン樹脂及び固体シリコーンエラストマーを使用することができる。
1つの好ましい実施形態においては、組成物は、絹雲母、タルク、合成雲母、酸化アルミニウム、シリカ、窒化ホウ素、及びこれらの混合物からなる群から選択されるコア顔料で作製される金属石鹸コーティングされた顔料を含んでよく、コア顔料は、ジミリスチン酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、及びこれらの混合物のような1つ以上の金属石鹸でコーティングされ、金属石鹸コーティングは、金属石鹸コーティングされた顔料の少なくとも1%、好ましくは金属石鹸コーティングされた顔料の少なくとも3%を占める。こうしたより高いコーティングにより、こうした金属石鹸コーティングされた顔料は、それ自体と皮膚との間、並びに顔料自体の間の良好な接着をもたらす。
本明細書の粉末は、疎水性特徴、又は疎油性疎水性特徴を有するコーティング材料で表面をコーティングされてよい。本明細書の有用な疎水性のコーティング材料としては、メチルポリシロキサン、メチル水素ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン(methyl phenyl polysilxoane)、n−オクチルトリエトキシシラン、メチル−α−スチレンポリシロキサン、アクリルシリコーンコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。有用な疎油性疎水性のコーティング材料は、パーフルオロオクチルトリエトキシシラン、パーフルオロアルキルリン酸、これらの塩、及びこれらの混合物のようなフッ素化合物である。
本明細書において非常に有用な市販の粉末としては、ガンツ・ケミカル社(Ganz Chemical Co., Ltd.)から入手可能な商標名ガンツパール(GANZ PEARL)シリーズ、及び富士シリシア化学(Fuji Sylysia Chemical)から入手可能なシリシア(SYLYSIA)シリーズであるメチルメタクリレートクロスポリマー、東レ・ダウ・コーニング(Toray Dow Corning)から入手可能な商標名ナイロンパウダー(NYLON POWDER)シリーズであるナイロン−12、信越化学株式会社(ShinEtsu Chemical Co., Ltd.)(日本、東京)から入手可能な商標名KSPシリーズであるビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー、東レ・ダウ・コーニング(Toray Dow Corning)から入手可能な商標名トレフィル(TREFIL)シリーズである硬化ポリオルガノシロキサンエラストマー、水島合金鉄株式会社(Mizushima Ferroalloy Co., Ltd.)から入手可能な商標名SHPシリーズである窒化ホウ素、全て三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能な5MI−SERICITEの名称の5%ジミリスチン酸アルミニウムコーティングされた絹雲母、及び5MI−TALC JA−46Rの名称の5%ジミリスチン酸アルミニウムコーティングされたタルクが挙げられる。
結合剤
本組成物は、約1%〜約25%、好ましくは約6%〜約16%の結合剤であって、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される結合剤を含む。本明細書の固体種は、低濃度で有用である可能性があるが、こうした構成成分は、組成物全体の5%以下、及び結合剤成分全体の40%以下を維持する。
本発明の組成物に有用であるのは不揮発性油である。本明細書の不揮発性油は、皮膚の滑らかさを改善し、また皮膚の乾燥した感覚を軽減すると考えられている。
本明細書において有用な不揮発性油は、例えば、イソノナン酸トリデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソデシル(isodecyl isonoanoate)、オクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、ネオペンチルグリコールジ(2−エチルヘキサノエート)、ジイソプロピルジメレート、トコフェロール、酢酸トコフェロール、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカダミアナッツ油、コーン油、ミンク油、オリーブ油、菜種油、卵黄油、ごま油、パーシック油、麦芽油、サザンカ油(pasanqua oil)、ヒマシ油、亜麻仁油、ベニバナ油、綿実油、シソ油、大豆油、ピーナッツ油、茶実油、カヤ油、米糠油、シナ桐油、日本桐油、ホホバ油、米芽油、グリセロールトリオクタノエート(glycerol trioctanate)、グリセロールトリイソパルミテート、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ミリスチン酸イソプロピル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、ラノリン、ラノリン液、パラフィン液、スクワラン、ワセリン、及びこれらの混合物である。メトキシケイ皮酸エチルヘキシルのような液体UV吸収剤も、不揮発性油として有用である。
市販の油としては、例えば、クローダ(Croda)から入手可能な商標名クローダモル(Crodamol)TNのイソノナン酸イソトリデシル、日清製油(Nisshin Seiyu)から入手可能なヘキサラン(Hexalan)、及びエーザイ(Eisai)から入手可能な酢酸トコフェロールが挙げられる。
本明細書において有用な不揮発性油としては、次の構造(I)を有するポリアルキル又はポリアリールシロキサンも挙げられる。
Figure 2010503726
式中、R93はアルキル又はアリールであり、pは約7〜約8,000の整数である。Z8は、シリコーン鎖の末端部をブロックする基を表す。シロキサン鎖(R93)上又はシロキサン鎖の末端Z8にて置換されたアルキル又はアリール基は、結果として生じるシリコーンが室温で流体のままであり、分散性があり、皮膚に適用したときに刺激性がなく、毒性又は他の害もなく、組成物の他の構成成分と適合性があり、通常の使用及び保存条件下で化学的に安定である限り、いかなる構造をも有することができる。好適なZ8基としては、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びアリールオキシが挙げられる。ケイ素原子上の2つのR93基は、同一の基又は異なる基を表わし得る。2つのR93基が同一の基を表わすことが好ましい。好適なR93基としては、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルが挙げられる。好ましいシリコーン化合物は、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンである。ジメチコンとしても知られるポリジメチルシロキサンが特に好ましい。使用され得るポリアルキルシロキサンとしては、例えば、ポリジメチルシロキサンが挙げられる。これらのシリコーン化合物は、例えば、ビスカシル(登録商標)及びSF96シリーズでゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)から、並びにダウ・コーニング(Dow Corning)200シリーズでダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能である。
ポリアルキルアリールシロキサン流体を使用することもでき、例えば、ポリメチルフェニルシロキサンが挙げられる。これらのシロキサンは、例えば、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)よりSF 1075メチルフェニル流体として、又はダウ・コーニング(Dow Corning)より556コスメティック・グレード流体(Cosmetic Grade Fluid)として入手可能である。
同様に、本明細書において有用な不揮発性油は、種々の等級の鉱油である。鉱油は、石油から得られる炭化水素の液体混合物である。好適な炭化水素の具体例としては、パラフィン油、鉱油、ドデカン、イソドデカン、ヘキサデカン、イソヘキサデカン、エイコセン、イソエイコセン、トリデカン、テトラデカン、ポリブテン、ポリイソブテン、及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明の組成物に有用であるのは、親油性界面活性剤である。本明細書において親油性界面活性剤は、約8未満のHLB値を有する。
親油性界面活性剤は、エステル型界面活性剤であり得る。本明細書で有用なエステル型界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタンセスキイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオレエート、ソルビタンセスキオレエート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルセスキイソステアレート、グリセリルモノオレエート、グリセリルジオレエート、グリセリルセスキオレエート、ジグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルジオレエート、ジグリセリンモノイソステアリルエーテル、ジグリセリンジイソステアリルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。
市販のエステル型界面活性剤は、例えばクローダ(Croda)から入手可能な商標名クリル(Crill)6のソルビタンイソステアレート、及び花王アトラス(Kao Atras)から入手可能な商標名アラセル(Arlacel)83のソルビタンセスキオレエートである。
親油性界面活性剤はシリコーン型界面活性剤であることができる。本明細書において有用なシリコーン型界面活性剤は、次に示されるような(i)、(ii)、(iii)、及び(iv)、並びにこれらの混合物である。
(i)次式を有するジメチコンコポリオール。
Figure 2010503726
式中、xは5〜100の整数であり、yは1〜50の整数であり、aは0以上であり、bは0以上であり、a+bの平均合計は1〜100である。
(ii)次式を有するジメチコンコポリオール。
Figure 2010503726
式中、Rは水素、メチル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、mは5〜100の整数であり、xは独立に0以上であり、yは独立に0以上であり、x+yの合計は1〜100である。
(iii)次式を有する本明細書の分岐状ポリエーテル−ポリジオルガノシロキサン乳化剤。
Figure 2010503726
式中、R1は約1〜約20個の炭素を有するアルキル基であり、R2は
Figure 2010503726
である。
式中、gは約1〜約5であり、hは約5〜約20であり、R3はH又は約1〜約5個の炭素を有するアルキルであり、eは約5〜約20であり、fは約0〜約10であり、aは約20〜約100であり、bは約1〜約15であり、cは約1〜約15であり、dは約1〜約5である。
(iv)乳化能力を有する非イオン性ポリシロキサンコポリマーであり、メチルポリシロキサン部分、アルキルメチルポリシロキサン部分、及びポリ(オキシアルキレン)メチルポリシロキサン部分を含み、HLB約4〜約6、及び分子量約10,000〜約20,000を有し、アルキル基が約10〜約22個の炭素で作られる、アルキルジメチコンコポリオール。本明細書の好適なアルキルジメチコンコポリオールは、下式を有するものである。
Figure 2010503726
式中、Z1はO(C2H4O)p(C3H6O)qHであり、pは0〜約50であり、qは0〜約30であり、式中、p及びqは同時に0ではなく、xは1〜約200であり、yは1〜約40であり、zは1〜約100であり、Z2は約10〜約22個の炭素、好ましくは約16〜約18個の炭素を有するアルキル基である。
市販のシリコーン型界面活性剤は、例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)から全て入手可能なジメチコンコポリオール、DC5225C、BY22−012、BY22−008、SH3746M、SH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3748、SH3749、及びDC5200、並びに分岐状ポリエーテル−ポリジオルガノシロキサン乳化剤、例えば信越化学(ShinEtsu Chemical)から入手可能な商標名KF 6028を有するHLBが約4、分子量が約6,000のPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンである。非常に好ましいアルキルジメチコンコポリオールとしては、セチルジメチコンコポリオール及びステアリルジメチコンコポリオールが挙げられる。非常に好ましい市販のアルキルジメチコンコポリオールとしては、HLB約5、分子量約13,000を有し、ゴールドシュミット・パーソナルケア(Goldschmidt Personal Care)から入手可能な商標名エイビル(ABIL)EM90を有する、メチルポリシロキサンセチルメチルポリシロキサンポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)メチルポリシロキサンコポリマーとも呼ばれる、セチルジメチコンコポリオールが挙げられる。
本発明の組成物に有用であるのは、保湿剤である。
本明細書における保湿剤は、多価アルコール、水溶性アルコキシル化非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される。本明細書において有用な多価アルコールとしては、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ヒアルロン酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書における市販の保湿剤としては、旭電化(Asahi Denka)から入手可能なグリセリン、イノレックス(Inolex)から入手可能な商品名レクソル(LEXOL)PG−865/855のプロピレングリコール、BASFから入手可能な1,2−プロピレングリコールUSP、協和発酵工業(Kyowa Hakko Kogyo)から入手可能な1,3−ブチレングリコール、BASFから入手可能な商品名と同じ名前のジプロピレングリコール、ソルベイ社(Solvay GmbH)から入手可能な商品名ジグリセロール(DIGLYCEROL)のジグリセリン、アクティブ・オーガニックス(Active Organics)から入手可能な商品名アクチモイスト(ACTIMOIST)のヒアルロン酸ナトリウム、インタージェン(Intergen)から入手可能なアビアンヒアルロン酸ナトリウム(AVIAN SODIUM HYALURONATE)シリーズ、一丸ファルコス(Ichimaru Pharcos)から入手可能なヒアルロン酸ナトリウム(HYALURONIC ACID Na)が挙げられる。
本発明の組成物に有用であるのは、固体脂肪族化合物である。
本明細書において有用な脂肪族化合物としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ステアリン酸、パルミチン酸、平均約1〜約5個のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコール又はセチルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい脂肪族化合物は、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、平均約2個のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル(ステアレス−2)、平均約2個のエチレンオキシド単位を有するセチルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、及びこれらの混合物から選択される。
本発明の組成物に有用であるのは、固体ワックスである。
本明細書において有用な固体ワックスは、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、セレシンワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ベヘン酸エイコサニル、及びこれらの混合物である。ワックスの混合物が好ましくは使用される。
本明細書において有用な市販の固体ワックスとしては、セラリカ野田(Cerarica Noda)から入手可能なキャンデリラワックスNC−1630、ストラール&ピッシュ(Strahl & Pitsh)から入手可能なオゾケライトワックスSP−1021、及びCasケミカル(Cas Chemical)から入手可能なベヘン酸エイコサニルが挙げられる。
本発明の組成物に有用であるのは、固体ゲル化剤である。
本明細書で有用なゲル化剤としては、脂肪酸ゲル化剤のエステル及びアミド、ヒドロキシ酸、ヒドロキシ脂肪酸、他のアミドゲル化剤、及び結晶性ゲル化剤が挙げられる。
本明細書において有用なN−アシルアミノ酸アミドは、グルタミン酸、リジン、グルタミン、アスパラギン酸及びこれらの混合物から調製される。次式に対応するn−アシルグルタミン酸アミドが特に好ましい。
R2−NH−CO−(CH2)2−CH−(NH−CO−R1)−CO−NH−R2
式中、R1は、約12〜約22個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素ラジカルであり、R2は、約4〜約12個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素ラジカルである。これらの非限定例としては、n−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、n−ステアロイル−L−グルタミン酸ジヘプチルアミド、及びこれらの混合物が挙げられる。ジブチルラウロイルグルタミドとも呼ばれるn−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドが最も好ましい。この材料は、味の素(Ajinomoto)から入手可能な商標名ゲル化剤GP−1として市販されている。
本組成物に使用するのに適した他のゲル化剤としては、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸のエステル、12−ヒドロキシステアリン酸のアミド及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの好ましいゲル化剤としては、次式に対応するものが挙げられる。
R1−CO−(CH2)10−CH−(OH)−(CH2)5−CH3
式中、R1は、R2又はNR2R3であり、R2及びR3は水素、又は分岐、直鎖若しくは環状であって、約1〜約22個の炭素原子、好ましくは約1〜約18個の炭素原子を有するアルキル、アリール、若しくはアリールアルキルラジカルである。R2及びR3は、同一であっても又は異なってもよいが、少なくとも一方は水素原子であることが好ましい。これらのゲル化剤のうち好ましいのは、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸メチルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸エチルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸ステアリルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸ベンジルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、12−ヒドロキシステアリン酸のイソプロピルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のブチルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のベンジルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のフェニルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のt−ブチルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のシクロヘキシルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸の1−アダマンチルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸の2−アダマンチルアミド、12−ヒドロキシステアリン酸のジイソプロピルアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものであり、更により好ましくは12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸のイソプロピルアミド、及びこれらの組み合わせである。最も好ましいのは、12−ヒドロキシステアリン酸である。
好適なアミドゲル化剤としては、グルタミン酸、リジン、グルタミン、アスパラギン酸(apartic acid)及びこれらの組み合わせから調製されるn−アシルアミノ酸アミド、n−アシルアミノ酸エステルからなる群より選択されるn−アシルアミノ酸誘導体を除き、二置換又は分岐状モノアミドゲル化剤、一置換又は分岐状ジアミドゲル化剤、トリアミドゲル化剤、及びこれらの組み合わせが挙げられ、これらは米国特許第5,429,816号に詳細に記載されている。
本組成物において使用するのに適したアルキルアミド又は二−及び三−塩基性カルボン酸又は無水物としては、クエン酸、トリカルバリル酸、アコニット酸、ニトリロ三酢酸、コハク酸及びイタコン酸のアルキルアミド、例えば1,2,3−プロパントリブチルアミド、2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリブチルアミド、1−プロペン−1,2,3−トリオクチルアミド(triotylamide)、N,N’,N”−トリ(アセトデシルアミド)アミン、2−ドデシル−N,N’−ジヘキシルスクシンアミド、及び2ドデシル−N,N’−ジブチルスクシンアミドが挙げられる。ジカルボン酸のアルキルアミド、例えばアルキルコハク酸、アルケニルコハク酸、アルキル無水コハク酸、及びアルケニル無水コハク酸のジアミドが好ましく、より好ましくは2−ドデシル−N,N’−ジブチルスクシンアミドである。
本発明の組成物に有用であるのは、固体シリコーンエラストマーである。
本明細書で使用するのに適しているのは、乳化型又は非乳化型の架橋シロキサンエラストマー又はそれらの混合物であることができるシリコーンエラストマーである。本明細書で使用するとき、用語「非乳化」は、ポリオキシアルキレン単位が存在しない架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを定義する。本明細書で使用するとき、用語「乳化」とは、少なくとも1つのポリオキシアルキレン(例えば、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレン)単位を有する架橋オルガノポリシロキサンエラストマーを意味する。本発明において有用な非乳化エラストマーは、α、ω−ジエンによるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(organohydroenpolysiloxanes)の架橋を介して形成される。本明細書における乳化エラストマーとしては、ポリオキシアルキレンジエンによるオルガノハイドロジェンポリシロキサンからの架橋、又はα、ω−ジエンと架橋した少なくとも1つのポリエーテル基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンからの架橋を介して形成される、ポリオキシアルキレン変性エラストマーが挙げられる。乳化型架橋オルガノポリシロキサンエラストマーは、特に、米国特許第5,412,004号、米国特許第5,837,793号、及び米国特許第5,811,487号に記載されている架橋ポリマーから選択することができる。更に、ジメチコンコポリオールクロスポリマー(及びジメチコン)で構成される乳化型エラストマーは、信越(Shin−Etsu)から商標名KSG−21として入手可能である。
非乳化型エラストマーは、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーである。こうしたジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーは、ダウ・コーニング(Dow Corning)(DC9040及びDC9041)、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)(SFE839)、信越(ShinEtsu)(KSG−15、16、18[ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー])、及びグラント・インダストリーズ(Grant Industries)(エラストマーのグランシル(GRANSIL)(商標)ライン)を含む、様々な供給元から供給される。本発明において有用な架橋オルガノポリシロキサンエラストマー及びその製造方法は、米国特許第4,970,252号、米国特許第5,760,116号、米国特許第5,654,362号に更に記載されている。本発明で有用な追加の架橋オルガノポリシロキサンエラストマーは、日本特許出願 61−18708(ポーラ化成工業株式会社(Pola Kasei Kogyo KK)に譲渡)に開示されている。本明細書での使用に好ましい市販のエラストマーは、ダウ・コーニング(Dow Corning)の9040シリコーンエラストマーブレンド、信越(Shin-Etsu)のKSG−21、及びこれらの混合物である。
製品吸油度
本組成物は、
i)試験試料として組成物全体を使用すること、
ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及び
iii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される製品吸油度を有する。
製品吸油度は、その粉末成分だけではなく、本明細書の固形粉末組成物全体の吸油能力を表わす。更に、製品吸油度は製剤設計を補助するための指標であり、測定に使用される油は、固形粉末組成物の結合剤成分である。すなわち、製品吸油度は、本来、粉末組成物の吸油能力を表わし、総体的に組成物の粉末及び結合剤の量及び種を考慮する。製剤中の高吸油性粉末の種類及び量が、吸油度に影響を及ぼし得ることが周知であるが、製品吸油度は、このような粉末と結合剤との相互作用も考慮する。
本組成物は、約10g/100g〜約23g/100g、より好ましくは約13g/100g〜約21g/100gの製品吸油度を有する。この範囲外の適切なケーキ硬度の組成物を提供することは可能であるが、皮膚に対する乾燥し過ぎる又は濡れ過ぎる感触を避けるために、製品吸油度は、約10g/100g〜約23g/100gに制御される。
製品吸油度の測定
特定の条件下で組成物全体(本明細書においては「試料」)中の吸収されるべき結合剤(組成物全体において使用される)の量を測定し、製品吸油度を得る。
1.準備
次の装置を準備する。
a)ガラス板300×400×5mm
b)ステンレス鋼ナイフ(エッジ長さ:150mm、エッジ幅33mm)
c)10mg単位で測定可能な化学天秤
d)50mLガラスビーカー
e)加熱可能な攪拌機及び攪拌片
f)小さなプラスチックスポイト
g)薬包紙及びへら
2.材料
a)結合剤−組成物全体の結合剤成分のみを調製し、固体成分を含む場合は、加熱する。結合剤の一部を50mLビーカーに移し、攪拌片及びスポイトを加え、総重量を化学天秤で量る。次に、スポイトを除去した後、それらを攪拌機に置き、ゆっくり混合して均質に保持する。固体油を含む場合は、攪拌中、加熱も必要である。
b)試料−組成物全体を別個に得て、試料として使用する。薬包紙を化学天秤に置き、4.0gの試料をへらで量る。
3.操作
a)4.0gの試料をスポイトを使用してガラス板の中心に置き、一回につきそれぞれ結合剤1〜4滴を試料の中心に徐々に滴下し、毎回パレットナイフで試料を十分に混練する。
b)試料が塊のような硬いパテの一塊になるまで、滴下及び混練手順を繰り返す。これが終点である。この手順が7〜15分以内で完了するように、滴下速度を調節する。
c)ビーカー、攪拌片、使用した結合剤、及びスポイトの総重量を量り、終点に達したときに添加された結合剤の量を計算する。
4.計算
製品吸油量を下式から計算して、小数第一位に四捨五入する。
製品吸油量=W/4.0×100(g/100g)
W:添加した油結合剤の重量(g)
圧密度
本組成物は、約25〜約70、好ましくは約35〜約60の圧密度を有し、圧密度は下式で表わされる。
圧密度=2.69×製品吸油度+1.46×天然雲母百分率−31.44
本明細書の圧密度は、押圧されたときの組成物の適切なケーキ硬度を決定するためのパラメータである。ケーキ硬度は、固形粉末形態の製品にとって重量な因子である。ケーキ硬度が硬過ぎる場合、製品を指又はアプリケータでとることが難しく、製品の成果は著しく低下する。ケーキ硬度が柔らか過ぎる場合、ケーキは脆性であり、ユーザーが輸送又は運ぶ間、ケーキは容易に割れる。圧密度は、組成物用に使用してよい広範囲の粉末及び結合剤で、適切なケーキ硬度を有する固形粉末組成物を当業者が処方する方法を提供する。本明細書では、上記の製品吸油度で規定されるように、粉末だけではなく組成物全体の吸油度を測定する。
圧密度の式は、製品吸油度と、組成物に含める天然雲母の量との釣り合い(balance)を規定する。製品吸油度が比較的低い場合、適切な圧密度を提供するために雲母の量を増加してよい。一方、製品吸油度が比較的高い場合、適切な圧密度を提供するために雲母の量を減少させてよい。しかし、その好ましい範囲の製品吸油度及び天然雲母百分率を有する全ての組成物が、許容できる圧密度を提供するわけではない。規定した範囲外の圧密度を有するような組成物は、あまり好ましくない。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明及び実証する。実施例は、説明の目的のためのみに提示するものであって、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変化形が可能であるため、本発明を限定するものと解釈すべきではない。適用可能な場合、成分は、化学名又はCTFA名称で識別し、ないしは別の方法で以下に定義する。
実施例1〜7のための組成物
Figure 2010503726
構成成分の定義
*1 5%ジミリスチン酸アルミニウムでコーティングされたタルク:三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能な5MI−TALC JA−46R(5MI-TALC JA-46R)
*2 5%ジミリスチン酸アルミニウムでコーティングされた絹雲母:三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能な5MI−SERICITE(5MI-SERICITE)
*3 5%ジミリスチン酸アルミニウムでコーティングされた雲母:三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能な5MI−MICA M−102(5MI-MICA M-102)
*4 57.3%二酸化チタン及びメチコンでコーティングされた絹雲母:触媒化成(Shokubai Kasei)から入手可能なファンシーベールS−3060SW(Fancyveil S-3060SW)
*5 メチコンでコーティングされた二酸化チタン:三好化成(Miyoshi Kasei)から入手可能なSI二酸化チタンIS(SI Titanium Dioxide IS)
*6 メチルメタクリレートクロスポリマー:ガンツ・ケミカル社(GANZ CHEMICAL CO.)から入手可能なガンツパールGMX−0610(GANZ PEARL GMX-0610)
*7 ナイアシンアミド:レイリー・インダストリーズ社(Reilly Industries Inc)から入手可能なナイアシンアミド(Niacinamide)
*8 パンテノール:アルプス薬品工業(Alps Pharmaceutical Inc)から入手可能なDL−パンテノール(DL-Panthenol)
*9 メチコンでコーティングされた黄酸化鉄:大東化成(Daito Kasei)から入手可能なSI MAPICO YW LIGHT LEMON XLO
*10 メチコンでコーティングされた黒酸化鉄:大東化成(Daito Kasei)から入手可能なSI BLACK IRON OXIDE NO.247
*11 メチコンでコーティングされたベンガラ:大東化成(Daito Kasei)から入手可能なSI PURE RED IRON OXIDE R−3098
*12 ジメチコン:ダウ・コーニングから入手可能なSILICONE OIL SH200C−50CS
*13 メトキシケイ皮酸エチルヘキシル:ロシュ・ビタミンズ・ジャパン株式会社(ROCHE VITAMINS JAPAN K.K)から入手可能なPARSOL MCX
*14 D−δ−トコフェロール:エーザイ株式会社(EISAI CO., LTD.)から入手可能なD−δ−TOCOPHEROL
調製方法
構成成分番号1〜11及び17をミキサーで混合して、粉末成分を作製した。別個に、構成成分番号12〜16を混合して、結合剤成分を作製した。結合剤成分を粉末成分に添加し、ミキサーで混合した。得られた組成物を1受皿当たり10.5g分配し、5.0MPaで押圧した。
製品吸油度の測定
各実施例の構成成分番号12〜16を混合することにより、結合剤を調製した。各測定のために、実施例1〜7の試料の4.0g試料をそれぞれ、ガラス板上に置いた。各実施例について、それぞれの結合剤1〜4滴を試料上に滴下し、毎回パレットナイフで混練した。添加した結合剤の量を測定した。各実施例の製品吸油度を上述のように計算した。
天然雲母百分率及び圧密度の計算
構成成分番号3の天然雲母百分率を計算することによって、各実施例の天然雲母百分率を得た。下式に製品吸油度及び天然雲母百分率を入力することによって、各実施例の圧密度を得た。
圧密度=2.69×製品吸油度+1.46×天然雲母百分率−31.44
評価
25未満の圧密度を有する実施例2は、硬過ぎるケーキ硬度を有し、バフを使用する製品の成果は、小さ過ぎた。70超過の圧密度を有する実施例3は、柔らか過ぎるケーキ硬度を有し、製品は、30cmの高さから落とすことにより容易に割れた。23超過の製品吸油度を有する実施例6は、皮膚への適用に際し、乾燥した感覚を提供した。残りの実施例1、4、5、及び7は、バフを使用する良好な成果をもたらし、30cmの高さから落としたときに適切な割れ許容度を有し、皮膚に適用したとき良好な肌触りを提供した。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく限定されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定のない限り、こうした各寸法は、列挙した値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、参照することにより本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。本文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参照として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と相反する範囲では、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が説明及び記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるこうした全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (7)

  1. (a)約75重量%〜約99重量%の粉末と、
    (b)約1重量%〜約25重量%の結合剤と、を含む固形粉末組成物であって、
    前記粉末は、
    (1)組成物全体の少なくとも25重量%の高被覆顔料であって、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される高被覆顔料と、
    (2)白雲母、金雲母、これらの混合物、及びこれらの複合体からなる群から選択される天然雲母であって、組成物全体に対して、ある天然雲母百分率で有する天然雲母と、を含み、
    前記結合剤は、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
    該組成物は、約10g/100g〜約23g/100gの製品吸油度を有し、該製品吸油度は、
    i)試験試料として組成物全体を使用すること、
    ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及び
    iii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される吸油度であり、
    該組成物は、約25〜約70の圧密度を有し、該圧密度は下式:
    圧密度=2.69×製品吸油度+1.46×天然雲母百分率−31.44で記述されることを特徴とする、固形粉末組成物。
  2. 天然雲母百分率が約1%〜約45%であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 圧密度が約35〜約60であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. (a)約84重量%〜約94重量%の粉末と、
    (b)約6重量%〜約16重量%の結合剤と、を含む固形粉末組成物であって、
    前記粉末は、
    (1)組成物全体の約25重量%〜約50重量%の高被覆顔料であって、二酸化チタン、酸化亜鉛、及びこれらの混合物からなる群から選択される高被覆顔料と、
    (2)約10重量%〜約35重量%の天然雲母であって、白雲母、金雲母、これらの混合物、及びこれらの複合体からなる群から選択される天然雲母と、を含み、
    前記結合剤は、不揮発性油、親油性界面活性剤、保湿剤、固体脂肪族化合物、固体ワックス、固体ゲル化剤、固体シリコーンエラストマー、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
    該組成物は、約10g/100g〜約23g/100gの製品吸油度を有し、該製品吸油度は、
    i)試験試料として組成物全体を使用すること、
    ii)吸収すべき油として結合剤を使用すること、及び
    iii)単位をg/100gに移行すること、により修正される、JIS K5101により測定される吸油度であることを特徴とする、固形粉末組成物。
  5. 前記粉末が着色粉末を含むことを特徴とする、請求項1又は4に記載の組成物。
  6. ファンデーションと共に使用すべきコンシーラーである請求項5に記載の組成物であって、前記ファンデーションが色を有し、ファンデーション色及びコンシーラー色のCMC DEが1.5未満であることを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  7. (1)請求項6に記載のコンシーラー及びファンデーションを準備する工程と、
    (2)皮膚にファンデーションを適用する工程と、
    (3)皮膚にコンシーラーを適用する工程と、を含むことを特徴とする、皮膚のメークアップ方法。
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