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JP2010219878A - Ponシステム及び通信制御方法 - Google Patents

Ponシステム及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ONU端末装置の常時発光異常に対して適切に処理する。
【解決手段】PONシステムの各ONU端末装置は、データの送信タイミング信号を出力する送信データ信号制御回路と、発光素子に流す電流を制御する発光駆動回路を含む光トランシーバ送信部とを備え、光トランシーバ送信部は、更に、発光素子への電流経路の接続/遮断を切り替える通信・遮断制御回路と、発光素子の発光を検出する受光素子と、発光素子の電流異常を検出する電流異常検出回路と、送信タイミング信号と受光素子及び電流異常検出回路からの出力信号とに基づいて通信・遮断制御回路を制御する発光制御回路と、を備え、発光制御回路は、送信タイミング信号がアクティブになっていない区間において、受光素子及び/又は電流異常検出回路からの出力信号を受信した場合に、発光素子の発光状態が異常と判断して電流経路を遮断させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、PONシステム及び通信制御方法に関し、特に、PONシステムにおけるONU端末装置及び当該ONU端末装置における常時発光異常時の通信制御方法に関する。
光通信のアクセス系ネットワーク技術として知られているシステムの1つに、PON(Passive Optical Network)システムがある。このPONシステムについて、図2を用いて説明する。PONシステムは、複数のユーザで装置や光ファイバを共有する方式で、局内装置となるOLT(Optical Line Terminal)2−4とユーザ宅に設置する複数のONU(Optical Network Unit)端末装置2−1、2−2、2−3などで構成される。
OLTとONU間は光ファイバで接続され、この途中に光スプリッタ2−5と呼ばれる光合分波器が設置され、ここに複数のONU端末装置2−1、2−2、2−3が接続される。PONシステムにおける信号の送受信については、下り側(OLTからONU)を連続データで送信し、上り側(ONUからOLT)をバースト信号と呼ばれる時分割多重方式によりデータ送信を行っている。
ONU端末装置からOLTへの上り側の時分割多重方式の信号状態について、図3を用いて説明する。各ONU端末装置2−1、2−2、2−3は、局内装置であるOLTにより割り当てられたタイムスロット区間毎にデータの送信を行う。
例えば、ONU端末装置2−1は、図3の「2−1(1)」、「2−1(2)」、「2−1(3)」のタイミングでOLTへの送信を行う。同様に端末装置2−2は、図3の「2−2(1)」、「2−2(2)」、「2−2(3)」、端末装置2−3は、図3の「2−3(1)」、「2−3(2)」のタイミングでデータ送信を行っている。図3の「各ONU端末装置からOLTへの信号状態」は、図2の光スプリッタ2−5からOLT区間における各ONU端末装置の送信信号状態を表している。
図3にて示す通り、各ONU端末装置は、自分に割り当てられたタイムスロット間隔で、他ONU端末装置の通信と競合したり、重なることなく上り信号が配置される。
各ONU端末装置が上り信号を送信する場合の回路動作を、図5を用いて説明する。まず、OLT側から割り当てられたタイムスロットのタイミングで送信データ信号制御回路部5−2がEnable制御信号をアクティブにする。これに続いて、送信データ信号制御回路部5−2は、送信したいデータを発光駆動回路5−3に送信する。発光駆動回路5−3は、発光素子5−4に流れる電流を制御することで、電気信号を光信号に変換し、データが送信されることになる。
一方、下り信号については、OLTから全てのONU端末装置に対し、連続データにより信号を送信している。この時の信号状態について、図5を用いて説明する。OLTからONU端末装置に対する下り信号は、上り信号とは異なり、連続的な信号により送信を行っている。そのため、送信された信号は、OLTの配下に接続されている全てのONU端末装置が同じ信号を受信することになる。各ONU端末装置は、受信した信号のうち、自分宛の信号のみを取り出し、自分宛以外の信号は破棄する。
以上説明した通り、ONU端末装置からOLTへの上り信号をバースト信号により送信し、またOLTからONU端末装置への下り信号を連続信号で送信することによりPONシステムが構成されている。
ここで、ONU端末装置2−1が何らかの原因により消光不能状態(常時発光状態)となった場合、例えば、図5のONU光トランシーバ送信部5−1において、送信データ信号制御回路5−2の故障により、Enable制御信号がアクティブな状態になったまま維持された場合や、発光駆動回路5−3の故障により、発光素子5−4が電源とグランド間ショート状態となり発光したまま維持された場合など、OLT側から割り当てられたタイムスロット区間以外、すなわちONU端末装置2−2及びONU端末装置2−3に割り当てられたタイムスロット区間でも発光したままの状態となる場合が発生しうる(図4の斜線部参照)。
この場合、ONU端末装置2−1自身は、自分が異常発光していることを知る術は無く、正常発光動作しているONU端末装置2−2及びONU端末装置2−3の送信光信号が、OLT2−4と光スプリッタ2−5間にてONU端末装置2−1の発光異常信号と重なりぶつかることで通信不能状態に陥ることになる。すなわち、PONシステムにおいては、常時発光異常状態になるONU端末装置が1台でも発生すると、そのOLT配下の全てのONU端末装置が通信異常の影響を受けることになり、システム運用上非常に大きな問題となる。
また、上記障害状態を復旧させるためには、常時発光状態にある異常ONU端末装置自体をシステムから物理的に切り離すため、システム運用するキャリア等の障害サポート担当者が直接現場に出向き、電源を切り、取り外す等の操作を行わなければならず、故障時復旧には時間と人手を要する。
このような常時発光異常に対して、例えば、下記特許文献1には、光信号出力レベルをモニタフォトダイオードにより検出し、常時発光検出回路によりレーザの発光/非発光を制御するトランジスタを制御して光発光を停止させる光伝送回路が開示されている。
特開平8−84119号公報
上記特許文献1の方法により、モニタフォトダイオードがレーザの常時発光異常を検出したときに発光を停止させることは可能である。しかしながら、上述した通り、常時発光異常の原因は様々であり、単に常時発光異常を検出したときに発光を停止させる制御では、PONシステムを効果的に運用することはできない。
例えば、特許文献1ではモニタフォトダイオードの出力のみで常時発光異常を検出しているため、モニタフォトダイオードが正常に動作しなければ常時発光異常を検出することはできない。また、常時発光異常の原因が電気的なショートや回路の故障の場合は発光を停止させたままにしてもよいが、常時発光異常の原因が回路の誤動作等であって再接続処理を行えば復旧可能な場合に発光を停止させたままにすると、そのONU端末装置が使用できなくなってしまう。従って、PONシステムを効果的に運用するためには、常時発光異常を多様な方法で検出することが重要であり、また、常時発光異常の検出後に当該ONU端末装置を迅速に復旧させることも重要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、PONシステムにおいて、ONU端末装置の常時発光異常に対して適切に処理することができるPONシステム及び通信制御方法を提供することにある。
また、本発明に他の目的は、常時発光異常が発生したONU端末装置を迅速に復旧させることができるPONシステム及び通信制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、OLTに複数のONU端末装置が接続され、前記複数のONU端末装置から時分割多重方式で前記OLTにデータが送信されるPONシステムにおいて、各々の前記ONU端末装置は、送信するデータ及び当該データの送信タイミング信号を出力する送信データ信号制御回路と、前記送信データ信号制御回路の制御により発光素子に流す電流を制御する発光駆動回路を含む光トランシーバ送信部と、を備え、前記光トランシーバ送信部は、更に、前記発光素子への電流経路の接続/遮断を切り替える通信・遮断制御回路と、前記発光素子の発光を検出して信号を出力する受光素子と、前記発光素子の電流異常を検出して信号を出力する電流異常検出回路と、前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号と前記受光素子からの出力信号と前記電流異常検出回路からの出力信号とに基づいて、前記通信・遮断制御回路を制御する発光制御回路と、を備え、前記発光制御回路は、前記送信タイミング信号がアクティブになっていない区間において、前記受光素子及び/又は前記電流異常検出回路からの出力信号を受信した場合に、前記発光素子の発光状態が異常と判断し、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断させるものである。
本発明のPONシステム及び通信制御方法によれば、OLTより割り当てられたタイムスロット区間以外での発光を複数の方法で検出し、その発光を停止する手段を設けたことで、何らかの異常、不具合等により常時発光異常となった場合でも、他の正常通信が可能なONU端末装置とOLT間の通信を妨げること無く、常時発光異常の影響を回避することができる。
また、ONU端末装置が発光を停止後、再度自律的にOLTとの接続処理を行う手段を設けたことで、回路の誤動作等が原因であれば自動的に復旧することが可能になる。その際、電気的なショートや回路の故障であれば発光停止状態をそのまま維持することから、以降システムに通信不能な状況を発生させることは無い。
また、上記手段は、一般的で安価な電気部品、例えば論理ゲートやFET、トランジスタ等による組み合わせ回路で実現可能であることから、これまでの様に人手をかけて常時発光異常障害を復旧させていた工数に比べて、費用を削減することができる。
本発明の一実施例に係るPONシステムにおけるONU端末装置(ONU光トランシーバ送信部)の構成を示すブロック図である。 PONシステムの構成例を示す図である。 各ONU端末装置とOLT間の発光状態(正常時)を説明する図である。 各ONU端末装置とOLT間の発光状態(従来の常時発光異常時)を説明する図である。 従来のONU端末装置(ONU光トランシーバ送信部)の構成を示すブロック図である。 各ONU端末装置とOLT間の発光状態(本発明の常時発光異常時)を説明する図である。
背景技術で示したように、PONシステムにおいて、何らかの原因によりあるONU端末装置が故障して常時発光状態となった場合、発光異常を知る手段、停止する手段等が無いことから、常時発光状態となった異常ONU端末装置以外の正常発光している全てのONU端末装置も影響を受け、OLT間との通信が不能となるという問題があった。また、上記障害状態を復旧させるためには、常時発光状態にある異常ONU端末装置自体をシステムから物理的に切り離すため、多大な工数が発生するといった問題もあった。
この問題に対して、特許文献1のようにモニタフォトダイオードを設けて常時発光を停止させることも可能であるが、常時発光異常の原因は様々であり、この方法では、モニタフォトダイオードが動作しなければ常時発光異常を検出することはできないし、常時発光状態となったONU端末装置を迅速に復旧させることもできない。
そこで、本実施形態では、ONU端末装置内の光トランシーバに常時発光となったことを複数の方法で検出する手段と、常時発光状態となった場合に複数の方法で異常発光を停止させる手段と、を設け、更に、発光を停止させたONU端末装置自身を復旧させる手段を設ける。
これにより、あるONU端末装置が、故障や不具合等により決められた発光区間以外に発光し、正常発光動作している他ONU端末装置とOLT間、ひいてはシステム全体が通信不能となることを確実に回避することができると共に、常時発光異常となったONU端末装置を迅速に復旧させることができ、PONシステムを効果的に運用することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るPONシステム及び通信制御方法について、図1乃至図4及び図6を参照して説明する。図1は、本実施例のONU端末装置(ONU光トランシーバ送信部)の構成を示すブロック図であり、図2は、PONシステムの構成例を示す図である。また、図3、図4及び図6は、各ONU端末装置とOLT間の発光状態を示す図であり、図3は正常時、図4は従来の常時発光異常時、図6は本発明の常時発光異常時を示している。
図1及び図2を用いて、実施例のONU端末装置の構成を説明する。
図1の1−1は、図2における各ONU端末装置2−1、2−2、2−3に搭載されているONU光トランシーバ送信部である。
図1の1−2は、図2における各ONU端末装置2−1、2−2、2−3内に構成される送信データ信号制御回路であり、ONU光トランシーバ送信部1−1に対し、データの送信タイミング及び実際のデータを電気信号にて送信する。
図1の1−3は、図2における各ONU端末装置2−1、2−2、2−3内に構成される外部強制遮断制御回路であり、発光制御回路1−5からの通知を受け、通電・遮断制御回路1−6に対し、制御信号を送信する。
図1の1−4は、送信データ信号制御回路1−2からの制御により、発光素子1−8に流す電流を制御する。
図1の1−5は、送信データ信号制御回路1−2のEnable制御信号と、発光素子1−8に流れる電流異常を検知する電流異常検出回路1−7からの信号と、発光素子1−8から出力された光を受光し電気信号変換する受光素子1−9からの信号の3種類の信号入力を受け、通電・遮断制御回路1−6への制御を行う発光制御回路である。また、発光制御回路1−5は、常時発光異常状態から復旧するために、発光を停止後、再度接続処理を行うまでの時間を復旧タイマとして設定し、再接続処理を行った回数を再接続カウント数として記憶する。
図1の1−6は、発光制御回路1−5及び外部強制遮断制御回路1−3からの制御信号により、発光素子1−8に流す電流を遮断したり、通電状態にしたりする切替を行う通電・遮断制御回路である。
次に、上記構成のONU端末装置を含むPONシステムの動作について説明する。
図1において、常時発光異常に陥る可能性がある条件の例として、まず、発光素子1−8においてカソード側がグランドショート状態となった場合があり、発光駆動回路1−4の制御如何に関わらず、発光素子1−8に電流が流れたままの状態となり、常に発光となる。
この場合、受光素子1−9は、発光素子1−8から出力されている光信号を受光して電流変換し、発光制御回路1−5で、この常時発光されている状態の電流レベル状態を検出する(第1の検出)。
更に、電流異常検出回路1−7においても、発光素子1−8がグランドショート状態となれば、通常発光状態時の電流値とは異なる過大な電流が流れることから異常を検知し、同様に発光制御回路1−5にその旨を通知する(第2の検出)。
一方、送信データ信号制御回路1−2は、OLT側から割り当てられたタイムスロットのタイミングで、発光駆動回路1−4及び発光制御回路1−5に対し、Enable制御信号をアクティブにし、データを電気信号として送信する。
発光制御回路1−5は、この送信データ信号制御回路1−2からのEnable制御信号がアクティブでは無い区間で、発光素子1−8が発光していることを検出し、通電・遮断制御回路1−6に対し、発光素子1−8への電流供給を停止するよう遮断信号を送信する。発光制御回路1−5より遮断信号を受けた通電・遮断制御回路1−6は、発光素子1−8への電流供給を止めるため、電源と発光素子1−8間の接続を断状態(オープン)とする。これにより常時発光状態は停止されることになる。
また、常時発光異常に陥る可能性がある別条件の例として、例えば、送信データ信号制御回路1−2からのEnable制御信号が常にアクティブ状態になった場合が考えられる。発光駆動回路1−4は、送信データ信号制御回路1−2からのEnable制御信号をトリガにして発光素子1−8の電流制御を行っていることから、このEnable制御信号がアクティブのままとなった場合には、発光素子1−8の電流を流したままの状態となるため、例えデータ信号の入力が無かったとしても無効な光信号が常に出力されることになる。
この場合には、発光制御回路1−5が送信データ信号制御回路1−2から出力されるEnable制御信号がアクティブのままであることを検出する(第3の検出)。この検出は、正常動作時のEnable制御信号時間を記憶しておくことで可能である。
異常検出後、発光制御回路1−5は、通電・遮断制御回路1−6に対し、遮断通知信号を出力する。外部強制遮断制御回路1−3より遮断信号を受けた通電・遮断制御回路1−6は、発光素子1−8への電流供給を止めるため、電源と発光素子1−8間の接続を遮断状態(オープン)とする。これにより常時発光状態は停止されることになる。
外部強制遮断制御回路1−3は、上記で説明した以外の障害、不具合等により、例えば、発光制御回路1−5の動作異常により常時発光となった場合には、OLT側にて発光異常を検出し(第4の検出)、異常ONU端末装置に対し発光停止コマンドを送信し、外部強制遮断制御回路1−3経由にて、通電・遮断制御回路1−6に電源と発光素子1−8間の接続を遮断するよう通知する。これにより常時発光異常が停止されることになる。
上記常時発光異常が発生した場合のONU端末装置とOLT間の光信号状態を、図6にて説明する。図6ではONU端末装置2−1で常時発光異常が発生すると仮定している。
この場合、ONU端末装置2−1は、2−1(1)、2−1(2)においてのみ発光が許されているが、ONU端末装置2−2の発光区間である2−2(2)においても発光し(図の斜線部参照)、ONU端末装置2−2が送信した光信号は無効データとなる。
ここで、上記で説明した通り、本実施例ではONU端末装置2−1の発光状態が停止されることで、正常なONU端末装置2−2及びONU端末装置2−3は、その後継続してOLT間通信が可能である。常時発光異常停止がされなかった場合には、図4のように発光異常を起こしているONU端末装置2−1自身は、自分の発光可能区間において他からの異常信号を受けないために通信が可能であるが、それ以外の本来は正常発光しているONU端末装置2−2及びONU端末装置2−3は、ONU端末装置2−1が起こした常時発光異常が発生した以降自分の発光可能区間(図の斜線部参照)において全て無効データ扱いとなるために、OLT間通信が不能の状態に陥る。
また、常時発光異常となった後、当該ONU端末装置は発光を停止し、発光制御回路1−5において復旧タイマを起動し、再接続カウント数を「+1」する。復旧タイマのタイムアウトと同時に発光制御回路1−5は、通電・遮断制御回路1−6に対し、通電コマンドを通知する。これによりOLT側からのリンク接続コマンドに対し、ONU端末装置が再接続処理を開始する。
すなわち、OLT側から割り当てられたタイムスロット区間にて、送信データ信号制御回路1−2からのEnable制御信号がアクティブとなり、データ信号が発光駆動回路1−4に送られ、発光素子1−8への制御が開始される。この後の動作については、これまで説明した通り、常時発光異常検出処理が開始されることになる。
また、再接続カウント数については、ある上限値を設け(例えば、5回)、OLTとの接続が正常に行われた場合に「0」クリア処理を行い、逆に再接続処理を繰り返す度にカウントを「+1」する。再接続カウント数が、上限値となった場合には、正常接続できる見込みが無いと判断し、それ以上再接続処理は行わず、当該ONU端末装置は発光停止状態を維持することになる。
なお、ONU光トランシーバ送信部1−1に発光制御回路1−5を搭載せずに、この機能を外部強制遮断制御回路1−3に持たせても良い。この場合、発光素子1−8の電流異常の検出機能を外部強制遮断制御回路1−3に持たせ、送信データ信号制御回路1−2のEnable制御信号との関係から異常を検出することができる。上記構成によっても、同様に本発明の効果を得ることが可能である。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、端末装置の構成及び制御は適宜変更可能である。
本発明は、PONシステムにおけるONU端末装置及び当該ONU端末装置における通信制御方法に利用可能である。
1−1 ONU光トランシーバ送信部
1−2 送信データ信号制御回路
1−3 外部強制遮断制御回路
1−4 発光駆動回路
1−5 発光制御回路
1−6 通信・遮断制御回路
1−7 電流異常検出回路
1−8 発光素子
1−9 受光素子
2−1、2−2、2−3 ONU端末装置
2−4 OLT
2−5 光スプリッタ
5−1 ONU光トランシーバ送信部
5−2 送信データ信号制御回路
5−3 発光駆動回路
5−4 発光素子

Claims (10)

  1. OLT(Optical Line Terminal)に複数のONU(Optical Network Unit)端末装置が接続され、前記複数のONU端末装置から時分割多重方式で前記OLTにデータが送信されるPON(Passive Optical Network)システムにおいて、
    各々の前記ONU端末装置は、
    送信するデータ及び当該データの送信タイミング信号を出力する送信データ信号制御回路と、前記送信データ信号制御回路の制御により発光素子に流す電流を制御する発光駆動回路を含む光トランシーバ送信部と、を備え、
    前記光トランシーバ送信部は、更に、前記発光素子への電流経路の接続/遮断を切り替える通信・遮断制御回路と、前記発光素子の発光を検出して信号を出力する受光素子と、前記発光素子の電流異常を検出して信号を出力する電流異常検出回路と、前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号と前記受光素子からの出力信号と前記電流異常検出回路からの出力信号とに基づいて、前記通信・遮断制御回路を制御する発光制御回路と、を備え、
    前記発光制御回路は、前記送信タイミング信号がアクティブになっていない区間において、前記受光素子及び/又は前記電流異常検出回路からの出力信号を受信した場合に、前記発光素子の発光状態が異常と判断し、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断させることを特徴とするPONシステム。
  2. 前記発光制御回路は、更に、前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号が常にアクティブになっている場合に、前記発光素子の発光状態が異常と判断し、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断させることを特徴とする請求項1に記載のPONシステム。
  3. 前記ONU端末装置に、前記発光制御回路の動作を監視する外部強制遮断制御回路を備え、
    前記外部強制遮断制御回路は、前記発光制御回路の動作異常を検出した場合に、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断させることを特徴とする請求項1又は2に記載のPONシステム。
  4. 前記発光制御回路は、前記発光素子への電流経路を遮断させた場合に、所定の期間経過後に、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を接続することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のPONシステム。
  5. 前記発光制御回路は、前記発光素子の発光状態が異常と判断した後の前記電流経路の遮断回数をカウントし、前記遮断回数が所定の回数となった場合に、前記電流経路を遮断したままとすることを特徴とする請求項4に記載のPONシステム。
  6. OLT(Optical Line Terminal)に複数のONU(Optical Network Unit)端末装置が接続され、前記複数のONU端末装置から時分割多重方式で前記OLTにデータが送信されるPON(Passive Optical Network)システムにおける通信制御方法であって、
    各々の前記ONU端末装置は、
    送信するデータ及び当該データの送信タイミング信号を出力する送信データ信号制御回路と、前記送信データ信号制御回路の制御により発光素子に流す電流を制御する発光駆動回路を含む光トランシーバ送信部と、を備え、
    前記光トランシーバ送信部は、更に、前記発光素子への電流経路の接続/遮断を切り替える通信・遮断制御回路と、前記発光素子の発光を検出して信号を出力する受光素子と、前記発光素子の電流異常を検出して信号を出力する電流異常検出回路と、前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号と前記受光素子からの出力信号と前記電流異常検出回路からの出力信号とに基づいて、前記通信・遮断制御回路を制御する発光制御回路と、を備え、
    前記光トランシーバ送信部がデータを送信する際に、前記発光制御回路は、
    前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号と前記受光素子からの出力信号と前記電流異常検出回路からの出力信号とに基づいて、前記発光素子の発光状態を判断する第1のステップと、
    前記発光素子の発光状態が異常と判断した場合に、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断する第2のステップと、実行し、
    前記第1のステップでは、前記送信タイミング信号がアクティブになっていない区間において、前記受光素子及び/又は前記電流異常検出回路からの出力信号を受信した場合に、前記発光素子の発光状態が異常と判断することを特徴とする通信制御方法。
  7. 前記第1のステップでは、前記送信データ信号制御回路からの送信タイミング信号が常にアクティブになっている場合に、前記発光素子の発光状態が異常と判断することを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記第2のステップでは、前記発光制御回路の動作を監視する外部強制遮断制御回路が、前記発光制御回路の動作異常を検出した場合に、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を遮断することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方法。
  9. 更に、前記発光素子への電流経路を遮断してから所定の期間経過後に、前記通信・遮断制御回路を制御して、前記発光素子への電流経路を接続する第3のステップを実行することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の通信制御方法。
  10. 前記第3のステップでは、前記発光素子の発光状態が異常と判断した後の前記電流経路の遮断回数をカウントし、前記遮断回数が所定の回数となった場合に、前記電流経路を遮断したままとすることを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。
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