JP2010219249A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電界効果型トランジスタの動作速度を向上させる半導体装置の製造方法、及び半導体装置を提供する。
【解決手段】 ゲルマニウム基板の上にシリコンゲルマニウムを含むエピタキシャル成長層を形成する工程と、エピタキシャル成長層上に酸化物層を形成する工程と、エピタキシャル成長層を熱処理する熱処理工程と、を含み、熱処理工程における熱処理は、加熱温度が600℃以上900℃以下であり、ゲルマニウム基板の上にシリコンゲルマニウムからなるエピタキシャル成長層を形成する工程は、エピタキシャル成長層にシリコンが5%以上20%以下、及びゲルマニウムが80%以上95%以下の割合で含有するように形成する。
【選択図】図4
【解決手段】 ゲルマニウム基板の上にシリコンゲルマニウムを含むエピタキシャル成長層を形成する工程と、エピタキシャル成長層上に酸化物層を形成する工程と、エピタキシャル成長層を熱処理する熱処理工程と、を含み、熱処理工程における熱処理は、加熱温度が600℃以上900℃以下であり、ゲルマニウム基板の上にシリコンゲルマニウムからなるエピタキシャル成長層を形成する工程は、エピタキシャル成長層にシリコンが5%以上20%以下、及びゲルマニウムが80%以上95%以下の割合で含有するように形成する。
【選択図】図4
Description
本発明は、ゲルマニウム基板を用いた半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
半導体装置における基板として、従来からシリコン基板が用いられてきた。しかし、ゲルマニウム基板は、反転層における電子および正孔の移動度がシリコン基板中よりも大きい点で着目されている。反転層におけるシリコン基板中の正孔移動度は480cm2/V・secである。また、反転層におけるシリコン基板中の電子移動度は1350cm2/V・secである。一方、反転層におけるゲルマニウム基板中の正孔移動度は1900cm2/V・secである。また、反転層におけるゲルマニウム基板中の電子移動度は3900cm2/V・secである。反転層におけるゲルマニウム基板中の正孔移動度は反転層におけるシリコン基板中の正孔移動度と比較して略4倍である。また、反転層におけるゲルマニウム基板中の電子移動度は反転層におけるシリコン基板中の正孔移動度と比較して略3倍である。そのため、ゲルマニウム基板によって電界効果型トランジスタを製造した場合、原理的な動作速度の向上が期待できる。
ゲルマニウム基板を半導体基板として使用する場合、ゲルマニウム基板上にゲート絶縁層を形成する必要がある。しかし、ゲルマニウム基板とゲート絶縁層との界面において、ゲルマニウム原子とゲート絶縁層を形成する酸素原子間では、シリコン原子と酸素原子間のような安定な結合が形成されにくい。そのため、ゲルマニウム基板とゲート絶縁層との界面において結晶性の乱れが発生し、欠陥が発生する。発生した欠陥によって、界面準位が発生してしまう。発生した界面準位によって、該トランジスタのキャリアが捕獲されてしまう。従って、ゲルマニウム基板の使用によって向上した動作速度を維持することができない。
このような界面準位の発生を抑制するために、半導体基板としてのゲルマニウム基板の上に、加熱温度が420℃の条件下においてシリコン原子層をエピタキシャル成長によって形成する技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
このような半導体装置の製造方法においては、ゲルマニウム基板とシリコン原子層との境界がはっきりしているため、ゲルマニウム基板上にシリコン原子層を4原子層より大きい厚みで形成すると、ゲルマニウムの格子定数及びシリコンの格子定数の差に起因したシリコン原子層の歪が発生しやすい。シリコン原子層に歪が発生すると、歪を緩和するために結晶欠陥が生じ界面準位が発生する。そのため、ゲルマニウム基板上には、シリコン原子層を4原子層の厚みに制御して形成する必要がある。
しかしながら、ゲルマニウム基板上にシリコン原子層を4原子層の厚みとなるように制御して形成するためには、製造条件を厳密に制御する必要がある。そのため、界面準位の発生を抑制することはできても、製造歩留まりを確保することが困難であった。
B. De Jaeger, R. Bonzom, F. Leys, O. Richard, J. Van Streenbergen, G. Winderickx, E. Van Moorhem, G. Raskin, F. Letertre, T. Billon, M. Meuris, and M. Heyns, "Optimisation of a thin epitaxial Si layers as Ge passivation layer to demonstrate deep sub-micron n- and p-FETs on Ge-On Insulator substrates," Microelectronic Engineering, vol. 80, pp. 26-29, 2005.
本発明は、電界効果型トランジスタの動作速度を向上させる半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するため、本発明の第1の側面によれば、ゲルマニウム基板の上にシリコンゲルマニウムを含むエピタキシャル成長層を形成する工程と、前記エピタキシャル成長層上に酸化物層を形成する工程と、前記エピタキシャル成長層を熱処理する熱処理工程と、を含む半導体装置の製造方法を提供することを特徴とする。
本発明の課題を解決するため、本発明の第2の側面によれば、ゲルマニウムを含む半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、且つ第1のシリコン濃度を有する第1の層と、前記第1の層上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、前記第1のシリコン濃度よりも低い第2のシリコン濃度を有する第2の層と、前記第2の層上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、前記第2の層との界面における前記第2のシリコン濃度よりも高い第3のシリコン濃度を有する第3の層と、前記第3の層上にゲート絶縁層を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前記第2の層、及び前記第3の層に形成された不純物を含有する不純物拡散領域と、を含む半導体装置を提供することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法及び半導体装置によれば、酸化物層とエピタキシャル成長層との界面にシリコンが偏析する。一方、ゲルマニウムは、エピタキシャル成長層とゲルマニウム基板との界面に引き寄せられる。従って、相対的にゲルマニウム基板方向へのシリコンの拡散が抑制される。そのため、エピタキシャル成長層とゲルマニウム基板との界面近傍の領域にもシリコンが偏析する。その結果、エピタキシャル成長層の両方の界面にシリコンが偏析し、その中間領域ではゲルマニウムの含有率が高くなる。
また、電界効果型トランジスタの反転層は、ゲート絶縁層及びエピタキシャル成長層の界面と、その界面近傍のゲルマニウム含有層が高いエピタキシャル成長層内に形成される。そこで、エピタキシャル成長層上に形成された電界効果型トランジスタのキャリアの移動度は、ゲルマニウム基板上に形成された電界効果型トランジスタのキャリアの移動度と同様に大きくなる。一方、エピタキシャル成長層におけるシリコンの偏析層とゲート絶縁層との界面では界面準位の発生が少なく、キャリアの移動度の減少が起きない。そのため、電界効果型トランジスタの移動度を向上させることができる。
以下、本発明の実施例1及び実施例2について説明する。ただし、本発明は各実施例に限定されるものではない。
実施例1において、図1から図5までの図は、p型MIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタ50の製造方法及びp型MISトランジスタ50の構造を詳細に説明するものである。なお、MISトランジスタとは電界効果トランジスタのことをいう。
図1から図4は、実施例1に係るp型MISトランジスタ50の製造方法を説明するものである。
図1Aは、n型ゲルマニウム基板1を準備するようすを示す図である。n型ゲルマニウム基板1は、n型導電性不純物濃度が例えば1×1016cm−3である。
図1Bは、n型ゲルマニウム基板1上にシリコンゲルマニウムからなるエピタキシャル成長層2を形成するようすを示す図である。エピタキシャル成長層2は、例えばシリコンを5%以上20%以下、及びゲルマニウムを80%以上95%以下の割合で含有することが望ましい。エピタキシャル成長層2は、例えばChemical Vapor Deposition(CVD)法によって形成される。CVD法に用いられる混合ガスは、シリコンのソースガスとしてSiH4又はSiH2Cl2、ゲルマニウムのソースガスとしてGeH4、及び雰囲気の調整ガスとしてH2が用いられる。形成温度は、例えば650℃から700℃であることが望ましい。この工程によって、エピタキシャル成長層2はn型ゲルマニウム基板1上に例えば4nmから12nmの膜厚で形成される。なお、エピタキシャル成長層2におけるシリコンの含有率が5%未満の場合、後述するエピタキシャル成長層4におけるシリコンの供給量が不足する可能性がある。上記シリコンの含有率が20%よりも大きい場合、エピタキシャル成長層2におけるシリコンゲルマニウムの結晶性が悪化する可能性がある。
図1Cは、エピタキシャル成長層2の上に酸化物層3を形成するようすを示す図である。図1Cに示すように、エピタキシャル成長層2の上に、酸化物層3が例えばCVD法、Atomic Layer Deposition(ALD)法、又はMetalorganic Chemical Vapor Deposition(MOCVD)法によって形成される。酸化物層3は、例えばSiO2、HfO2、Al2O3、Ta2O5、又はLa2O3を含むことが望ましい。この工程によって、酸化物層3は例えば1nmから100nmの層厚で形成される。
図1Dは、エピタキシャル成長層2を熱処理するようすを示す図である。この熱処理によって、エピタキシャル成長層2の表面におけるシリコンがゲルマニウムよりも先に反応して、エピタキシャル成長層2と酸化物層3との界面で酸化シリコンを形成する。そのため、酸化物層3との界面にシリコンが偏析したエピタキシャル成長層4が形成される。この工程によって、n型ゲルマニウム基板1の導電型を決定する不純物がエピタキシャル成長層2内に拡散するため、熱処理後のエピタキシャル成長層4に導電型が付与される。エピタキシャル成長層2の熱処理条件は、例えば加熱温度が600℃以上900℃以下であることが望ましい。熱処理における加熱温度が600℃未満の場合、エピタキシャル成長層4におけるシリコンが十分に偏析しない可能性がある。熱処理における加熱温度が900℃より大きい場合、n型ゲルマニウム基板1及びエピタキシャル成長層2におけるゲルマニウムが融解してしまう可能性がある。エピタキシャル成長層2の熱処理条件は、例えば加熱温度が600℃及び加熱時間が47時間から143時間までの間、又は加熱温度が700℃及び加熱時間が1時間であることが望ましい。
エピタキシャル成長層4のシリコン偏析層は、エピタキシャル成長層4の表面近傍深さ1nmから2nm、及び表面近傍深さ6nmから7nmまでの範囲に形成されていることが望ましい。シリコン偏析層とは、n型ゲルマニウム基板1の表面にシリコンが偏析している層のことをいう。
図2Aは、エピタキシャル成長層4の上の酸化物層3を除去するようすを示す図である。図2Aに示すように、例えば弗酸(HF)溶液によるウェットエッチングによって、酸化物層3はエピタキシャル成長層4の上から除去される。この工程によって、n型ゲルマニウム基板1の上のエピタキシャル成長層4が露出する。
なお、エピタキシャル成長層4の上の酸化物層3を除去する工程は必須ではない。エピタキシャル成長層4の上に酸化物層3を残す場合、酸化物層3は、予め、例えば1nmから10nmの層厚で形成されることが望ましい。
図2Bは、エピタキシャル成長層4の上にゲート絶縁層5aを形成するようすを示す図である。図2Bに示すように、ゲート絶縁層5aは、例えば、ALD法、又はMOCVD法から形成される。ゲート絶縁層5aは、例えば酸化ジルコニア又は酸化ハフニウムから形成されることが望ましい。ゲート絶縁層5aは、例えば1nmから10nmの層厚で形成される。
図2Cは、ゲート絶縁層5aの上に金属層6aを形成するようすを示す図である。図2Cに示すように、金属層6aは、例えばスパッタ法から形成される。金属層6aは、例えば窒化タンタル(TaN)から形成されることが望ましい。
図2Dは、ゲート絶縁層5aの上にゲート電極6を形成するようすを示す図である。図2Dに示すように、ゲート電極6は、例えばリソグラフィー工程及びエッチング工程により金属層6aをパターニングして電極形状とすることにより形成される。
図3Aは、n型ゲルマニウム基板1にエピタキシャル成長層4を介してソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bを形成するようすを示す図である。図3Aに示すように、ソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bは、ゲート電極6をマスクとしてエピタキシャル成長層4を介してn型ゲルマニウム基板1のソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bにイオン注入を行うことによって形成される。p型導電性不純物は、例えばボロンを用いることができる。ソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bにおけるボロンのイオン注入条件は、例えば加速エネルギー5.0keVから20.0keV、及びドーズ量1.0×1015/cm2から1.0×1016/cm2であることが望ましい。
図3Bは、エピタキシャル成長層4の上にサイドウォール8を形成するようすを示す図である。サイドウォール8は、例えば酸化シリコンによって形成される。
まず、絶縁材料である酸化シリコン膜は、ゲート電極6を覆うようにエピタキシャル成長層4の上に例えばCVD法により3nmから70nmの厚みで形成される。具体的な酸化シリコン膜の形成方法は、低圧CVD法により、例えばテトラエトキシシラン(TEOS)とO2をソースガスとして基板温度400℃から600℃の温度で反応させる方法を用いることができる。
次に、サイドウォール8は、エピタキシャル成長層4の全面において、酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより形成される。酸化シリコン膜のエッチングは、フッ素系ガスであるC4F8を含有するC4F8/Ar/O2ガスを用いることができる。このように、サイドウォール8は、絶縁材料によって、ゲート電極6の側壁上に形成される。
図4Aは、n型ゲルマニウム基板1にエピタキシャル成長層4を介してソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bを形成するようすを示す図である。図4Aに示すように、ソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bは、ゲート電極6及びサイドウォール8をマスクとして、ゲート電極6及びサイドウォール8の両側に、エピタキシャル成長層4を介してn型ゲルマニウム基板1のソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bにp型導電性不純物をイオン注入することによって形成される。p型導電性不純物は、例えばボロンを用いることができる。ソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bにおけるボロンのイオン注入条件は、例えば加速エネルギー5.0keVから20.0keV、及びドーズ量1.0×1015/cm2から1.0×1016/cm2であることが望ましい。次いで、短時間の熱処理を行い、ソース領域12及びドレイン領域13の不純物を活性化させる。熱処理工程における条件は、例えば600℃〜700℃で昇温及び降温の時間を除くと、ほぼ30秒のRTA処理(Rapid Thermal Annealing:急速高温熱処理)が望ましい。
そして、不図示の層間絶縁膜の形成、不図示のコンタクト孔の形成、及び不図示の配線の形成等の諸工程を経て、p型MISトランジスタ50が完成する。
図4Bは、p型MISトランジスタ50の平面図を示す。図4Aは、図4BのX−Y線に沿った断面図である。なお、図4B中、先の実施例1における図1から図3、及び図4Aで説明した同一の部材は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図4Bに示すように、素子分離領域15はn型MISトランジスタ50の周囲に設けられている。活性領域14は、素子分離領域15に画定されている矩形の領域である。ゲート電極6は、その矩形状のパターン部分が活性領域14の中央部を横断するように設けられている。エピタキシャル成長層4は、ゲート電極6の矩形状のパターン部分に重なるように形成されている。サイドウォール8は、ゲート電極6の周囲に設けられている。ソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bは、活性領域14に、ゲート電極6に隣接して所定の幅に設けられている。ソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bは、上面から見た場合に、活性領域14のうち、ゲート電極6及びサイドウォール8を除いた領域に設けられている。
図5は、実施例1のp型MISトランジスタ50の製造過程によるシリコン及びゲルマニウムのSIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry:二次イオン質量分析法)による濃度分布を示す特性図である。図5の縦軸は、各物質の濃度(cm−3)を示す。図5の横軸は、エピタキシャル成長層4表面からの深さ(nm)を示す。
図5は、図1Dの線A−Bに示す断面におけるエピタキシャル成長層4及びn型ゲルマニウム基板1のシリコンの濃度分布を説明する図である。破線21は、エピタキシャル成長層2を熱処理する前のシリコンの濃度分布を示す。実線22は、エピタキシャル成長層2を加熱温度600℃及び加熱時間47時間の条件において熱処理した後のシリコンの濃度分布を示す。
図5において、エピタキシャル成長層2を熱処理する前のシリコンの濃度分布は、破線21で示すようになだらかな分布である。一方、熱処置後のエピタキシャル成長層4のシリコンの濃度分布は、実線22で示すようにエピタキシャル成長層4の表面近傍深さ1nmから2nm、及び表面近傍深さ6nmから7nmの2箇所において濃度ピーク値を示すことがわかる。即ち、熱処置後のエピタキシャル成長層4は、エピタキシャル成長層4の表面近傍深さ1nmから2nmにシリコンが偏析した第3層4c、及び表面近傍深さ6nmから7nmの2箇所においてシリコンが偏析した第1層4aが形成される。エピタキシャル成長層4を熱処理した後において、シリコンの濃度分布は、実線22で示すようにエピタキシャル成長層4の表面近傍深さ1nmから2nmにおいて、濃度ピーク値である1.5×1020(cm−3)を有することがわかる。なお、実施例1におけるエピタキシャル成長層4は、シリコンの原子数密度が5×1022(cm−3)であることから、シリコンを2.8%、及びゲルマニウムを97.2%の割合で含有することがわかる。
エピタキシャル成長層4の表面近傍深さ1nmから2nmにおいて、シリコンは、エピタキシャル成長層4の表面にあるゲルマニウムの未結合手、即ちダングリングボンドを終端して結合を安定化させるためにエピタキシャル成長層4と酸化物層3との界面に引き寄せられる。エピタキシャル成長層4と酸化物層3との界面に引き寄せられたシリコンは、酸化物層3における酸素と結合して酸化シリコンを形成する。その結果、エピタキシャル成長層4と酸化物層3との界面にシリコンが偏析し、第3のシリコン含有率を有する第3層4cが形成される。第3層4cに偏析するシリコンは、エピタキシャル成長層4と酸化物層3との界面における界面準位を抑制する作用を有する。ゲルマニウムは、エピタキシャル成長層4とn型ゲルマニウム基板1との界面に引き寄せられて偏析する。偏析したゲルマニウムによって、相対的に上記界面方向へのシリコンの拡散が抑制される。そのため、界面近傍の領域にシリコンが偏析し、エピタキシャル成長層4の表面近傍深さ6nmから7nmにおいて第1のシリコン含有率を有する第1層4aが形成される。第1層4aに偏析するシリコンは、エピタキシャル成長層4及びn型ゲルマニウム基板1の界面における界面準位を抑制する作用を有する。なお、第1層4aと第3層4cとの間にある第2層4bには、第1層4aに偏析したシリコン及び第3層4cに偏析したシリコンによって拡散が抑制されたゲルマニウムが偏析する。そのため、第2層4bにおける第2のシリコン濃度は、第1層4aにおける第1のシリコン濃度よりも低い。また、第3層4cにおける第3のシリコン濃度は、第2層4bと第3層4cとの界面における第2のシリコン濃度よりも高い。
本発明の実施例1に係るp型MISトランジスタ50によれば、酸化物層3とエピタキシャル成長層4との界面にシリコンが偏析する。一方、ゲルマニウムは、エピタキシャル成長層4とn型ゲルマニウム基板1との界面に引き寄せられる。従って、相対的にn型ゲルマニウム基板1方向へのシリコンの拡散が抑制される。そのため、エピタキシャル成長層4とn型ゲルマニウム基板1との界面近傍の領域にもシリコンが偏析する。その結果、エピタキシャル成長層4の両方の界面にシリコンが偏析し、その中間領域ではゲルマニウムの含有率が高くなる。
また、p型MISトランジスタ50の反転層は、主にゲート絶縁層5及びエピタキシャル成長層4との界面から、その界面近傍のゲルマニウム含有率が高いエピタキシャル成長層4内に形成される。そこで、エピタキシャル成長層4上に形成されたp型MISトランジスタ50のキャリアの移動度は、ゲルマニウム基板上に形成された電界効果型トランジスタのキャリアの移動度と同様に大きくなる。一方、エピタキシャル成長層4におけるシリコンの偏析層とゲート絶縁層5との界面では界面準位の発生が少なく、キャリアの移動度の減少が起きない。そのため、p型MISトランジスタ50の移動度を向上させることができる。
実施例2において、図6から図10までの図は、p型MISトランジスタ51の製造方法及びp型MISトランジスタ51の構造を詳細に説明するものである。
図6から図9は、実施例2に係るp型MISトランジスタ51の製造方法を説明するものである。
図6Aは、実施例1の図1Aで説明した工法と同様の工法を用いて、n型ゲルマニウム基板1を準備するようすを示す図である。
図6Bは、n型ゲルマニウム基板1にシリコンイオンを注入してシリコン注入層10を形成するようすを示す図である。シリコンイオンの注入条件は、例えば加速エネルギー5keVから40keV、ドーズ量1×1015/cm2から1×1016/cm2及びn型ゲルマニウム基板1に対するシリコンイオンの注入角度が0°から7°であることが望ましい。この工程によって、n型ゲルマニウム基板1の表面に、シリコン注入層10が形成される。
図6Cは、実施例1の図1Cで説明した工法と同様の工法を用いて、シリコン注入層10の上に酸化物層3を形成するようすを示す図である。
図6Dは、実施例1の図1Dで説明した工法と同様の工法を用いて、シリコン注入層10を熱処理して結晶化するようすを示す図である。シリコン注入層10の熱処理条件は、例えば加熱温度が600℃以上900℃以下であることが望ましい。熱処理における加熱温度が600℃未満の場合、シリコン注入層10におけるシリコンが十分に偏析しない可能性がある。熱処理における加熱温度が900℃より大きい場合、n型ゲルマニウム基板1及びシリコン注入層10におけるゲルマニウムが融解してしまう可能性がある。この熱処理によって、シリコン注入層10が結晶化して酸化物層3との界面にシリコンが偏析したシリコン偏析層を有するシリコン注入層16が形成される。シリコン注入層10の熱処理条件は、例えば加熱温度が600℃及び加熱時間が47時間から143時間までの間、又は加熱温度が700℃及び加熱時間が1時間であることが望ましい。
シリコン注入層16のシリコン偏析層は、シリコン注入層16の表面近傍深さ1nmから2nm、及び表面近傍深さ6nmから7nmまでの範囲に形成されていることが望ましい。シリコン偏析層とは、n型ゲルマニウム基板1の表面にシリコンが偏析している層のことをいう。
図7Aは、実施例1の図2Aで説明した工法と同様の工法を用いて、シリコン注入層16の上の酸化物層3を除去するようすを示す図である。この工程によって、n型ゲルマニウム基板1の上のシリコン注入層16が露出する。
なお、実施例1と同様に、シリコン注入層16の上の酸化物層3を除去する工程は必須ではない。シリコン注入層16の上に酸化物層3を残す場合、酸化物層3は、予め、例えば1nmから10nmの層厚で形成されることが望ましい。
図7Bは、実施例1の図2Bで説明した工法と同様の工法を用いて、シリコン注入層16の上にゲート絶縁層5aを形成するようすを示す図である。
図7Cは、実施例1の図2Cで説明した工法と同様の工法を用いて、ゲート絶縁層5aの上に金属層6aを形成するようすを示す図である。
図7Dは、実施例1の図2Dで説明した工法と同様の工法を用いて、ゲート絶縁層5aの上にゲート電極6を形成するようすを示す図である。
図8Aは、実施例1の図3Aで説明した工法と同様の工法を用いて、n型ゲルマニウム基板1にシリコン注入層16を介してソース領域の不純物濃度が低い領域7a及びドレイン領域の不純物濃度が低い領域7bを形成するようすを示す図である。
図8Bは、実施例1の図3Bで説明した工法と同様の工法を用いて、シリコン注入層16の上にサイドウォール8を形成するようすを示す図である。
図9Aは、実施例1の図4Aで説明した工法と同様の工法を用いて、n型ゲルマニウム基板1にシリコン注入層16を介してソース領域の不純物濃度が高い領域9a及びドレイン領域の不純物濃度が高い領域9bを形成するようすを示す図である。
そして、不図示の層間絶縁膜の形成、不図示のコンタクト孔の形成、及び不図示の配線の形成等の諸工程を経て、p型MISトランジスタ51が完成する。
図9Bは、p型MISトランジスタ51の平面図を示す。図9Aは、図9BのX−Y線に沿った断面図である。なお、図9B中、先の実施例2における図6から図8、及び図9Aで説明した同一の部材は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。図9Bに示すように、シリコン注入層16は、ゲート電極6の矩形状のパターン部分に重なるように形成されている。
図10は、実施例2のp型MISトランジスタ51によるシリコンのSIMSによる濃度分布を示す特性図である。図10の縦軸は、シリコンの濃度(cm−3)を示す。図10の横軸は、n型ゲルマニウム基板1表面からの深さ(nm)を示す。
図10は、図6Dの線A−Bに示す断面におけるシリコン注入層16及びn型ゲルマニウム基板1のシリコンの濃度分布を説明する図である。実線31の○は、シリコン注入層10を熱処理する前のシリコンの濃度分布を示す。実線32の■は、シリコン注入層10を加熱温度600℃及び加熱時間47時間の条件において熱処理した後のシリコンの濃度分布を示す。実線33の◇は、シリコン注入層10を加熱温度600℃及び加熱時間143時間の条件において熱処理した後のシリコンの濃度分布を示す。実線34の□は、シリコン注入層10を加熱温度700℃及び加熱時間1時間の条件において熱処理した後のシリコンの濃度分布を示す。
図10において、シリコン注入層10を熱処理する前のシリコンの濃度分布は、実線31で示すようになだらかな分布である。一方、熱処置後のシリコン注入層16のシリコンの濃度分布は、実線32、実線33、及び実線34で示すようにシリコン注入層16の表面近傍深さ1nmから2nm、及び表面近傍深さ6nmから7nmの2箇所において濃度ピーク値を示すことがわかる。即ち、熱処置後のシリコン注入層16は、シリコン注入層16の表面近傍深さ1nmから2nm、及び表面近傍深さ6nmから7nmの2箇所においてシリコン偏析層を有することがわかる。シリコン注入層16を熱処理した後において、シリコンの濃度分布は、実線32、実線33、及び実線34で示すようにシリコン注入層16の表面近傍深さ1nmから2nmにおいて、濃度ピーク値である1.9×1020(cm−3)から3.1×1020(cm−3)を有することがわかる。なお、実施例2におけるシリコン注入層16は、シリコンの原子数密度が5×1022(cm−3)であることから、シリコンを0.4%以上0.6%以下、及びゲルマニウムを99.4%以上99.6%以下の割合で含有することがわかる。
シリコン注入層16の表面近傍深さ1nmから2nmにおいて、シリコンは、シリコン注入層16の表面にあるゲルマニウムの未結合手、即ちダングリングボンドを終端して結合を安定化させるためにシリコン注入層16と酸化物層3との界面に引き寄せられる。シリコン注入層16と酸化物層3との界面に引き寄せられたシリコンは、酸化物層3における酸素と結合して酸化シリコンを形成する。その結果、シリコン注入層16と酸化物層3との界面にシリコンが偏析し、第3のシリコン含有率を有する第3層16cが形成される。第3層16cに偏析するシリコンは、シリコン注入層16と酸化物層3との界面における界面準位を抑制する作用を有する。ゲルマニウムは、シリコン注入層16とn型ゲルマニウム基板1との界面に引き寄せられて偏析する。偏析したゲルマニウムによって、相対的に上記界面方向へのシリコンの拡散が抑制される。そのため、界面近傍の領域にシリコンが偏析し、シリコン注入層16の表面近傍深さ6nmから7nmにおいて第1のシリコン含有率を有する第1層16aが形成される。第1層16aに偏析するシリコンは、シリコン注入層16及びn型ゲルマニウム基板1の界面における界面準位を抑制する作用を有する。なお、第1層16aと第3層16cとの間にある第2層16bには、第1層16aに偏析したシリコン及び第3層16cに偏析したシリコンによって拡散が抑制されたゲルマニウムが偏析する。そのため、第2層16bにおける第2のシリコン濃度は、第1層16aにおける第1のシリコン濃度よりも低い。また、第3層16cにおける第3のシリコン濃度は、第2層16bと第3層16cとの界面における第2のシリコン濃度よりも高い。
本発明の実施例2に係るp型MISトランジスタ51によれば、酸化物層3とシリコン注入層16との界面にシリコンが偏析する。一方、ゲルマニウムは、シリコン注入層16とn型ゲルマニウム基板1との界面に引き寄せられる。従って、相対的にn型ゲルマニウム基板1方向へのシリコンの拡散が抑制される。そのため、シリコン注入層16とn型ゲルマニウム基板1との界面近傍の領域にもシリコンが偏析する。その結果、シリコン注入層16の両方の界面にシリコンが偏析し、その中間領域ではゲルマニウムの含有率が高くなる。
また、p型MISトランジスタ51の反転層は、主にゲート絶縁層5及びシリコン注入層16との界面から、その界面近傍のゲルマニウム含有率が高いシリコン注入層16内に形成される。そこで、シリコン注入層16上に形成されたp型MISトランジスタ51のキャリアの移動度は、ゲルマニウム基板上に形成された電界効果型トランジスタのキャリアの移動度と同様に大きくなる。一方、シリコン注入層16におけるシリコンの偏析層とゲート絶縁層5との界面では界面準位の発生が少なく、キャリアの移動度の減少が起きない。そのため、p型MISトランジスタ51の移動度を向上させることができる。
さらに、実施例2に係るp型MISトランジスタ51によれば、実施例1におけるエピタキシャル成長層2をn型ゲルマニウム基板1上に形成する工程の代わりに、n型ゲルマニウム基板1にシリコンイオンを注入してシリコン注入層10を形成する。そのため、実施例1と比較して工程を簡便化することができる。
1 n型ゲルマニウム基板
2 エピタキシャル成長層
3 酸化物層
4 エピタキシャル成長層(第1実施例)
4a 第1層
4b 第2層
4c 第3層
5 ゲート絶縁層
5a ゲート絶縁層
6 ゲート電極
6a 金属層
7a ソース領域の不純物濃度が低い領域
7b ドレイン領域の不純物濃度が低い領域
8 サイドウォール
9a ソース領域の不純物濃度が高い領域
9b ドレイン領域の不純物濃度が高い領域
10 シリコン注入層(第2実施例)
12 ソース領域
13 ドレイン領域
14 活性領域
15 素子分離領域
16 シリコン注入層(第2実施例)
16a 第1層
16b 第2層
16c 第3層
21 熱処理前のシリコン濃度分布(第1実施例)
22 熱処理後(600℃×47時間)のシリコン濃度分布(第1実施例)
23 熱処理後(600℃×47時間)のゲルマニウム濃度分布(第1実施例)
31 熱処理前のシリコン濃度分布(第2実施例)
32 熱処理後(600℃×47時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
33 熱処理後(600℃×143時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
34 熱処理後(700℃×1時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
50 p型MISトランジスタ(第1実施例)
51 p型MISトランジスタ(第2実施例)
2 エピタキシャル成長層
3 酸化物層
4 エピタキシャル成長層(第1実施例)
4a 第1層
4b 第2層
4c 第3層
5 ゲート絶縁層
5a ゲート絶縁層
6 ゲート電極
6a 金属層
7a ソース領域の不純物濃度が低い領域
7b ドレイン領域の不純物濃度が低い領域
8 サイドウォール
9a ソース領域の不純物濃度が高い領域
9b ドレイン領域の不純物濃度が高い領域
10 シリコン注入層(第2実施例)
12 ソース領域
13 ドレイン領域
14 活性領域
15 素子分離領域
16 シリコン注入層(第2実施例)
16a 第1層
16b 第2層
16c 第3層
21 熱処理前のシリコン濃度分布(第1実施例)
22 熱処理後(600℃×47時間)のシリコン濃度分布(第1実施例)
23 熱処理後(600℃×47時間)のゲルマニウム濃度分布(第1実施例)
31 熱処理前のシリコン濃度分布(第2実施例)
32 熱処理後(600℃×47時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
33 熱処理後(600℃×143時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
34 熱処理後(700℃×1時間)のシリコン濃度分布(第2実施例)
50 p型MISトランジスタ(第1実施例)
51 p型MISトランジスタ(第2実施例)
Claims (6)
- ゲルマニウム基板の上にシリコン及びゲルマニウムを含むエピタキシャル成長層を形成する工程と、
前記エピタキシャル成長層上に酸化物層を形成する工程と、
前記エピタキシャル成長層を熱処理する熱処理工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記熱処理工程における熱処理は、加熱温度が600℃以上900℃以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記ゲルマニウム基板の上に前記シリコン及び前記ゲルマニウムを含む前記エピタキシャル成長層を形成する前記工程は、前記エピタキシャル成長層にシリコンが5%以上20%以下、及びゲルマニウムが80%以上95%以下の割合で含有するように形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- ゲルマニウム基板にシリコンイオンを注入してシリコン注入層を形成する工程と、
前記シリコン注入層の上に酸化物層を形成する工程と、
前記シリコン注入層を熱処理して結晶化する結晶化工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ゲルマニウム基板に前記シリコンイオンを注入して前記シリコン注入層を形成する前記工程におけるイオン注入は、前記シリコンイオンの加速エネルギーが5keVから40keV、ドーズ量が1.0×1015/cm2から1.0×1016/cm2で行われることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
- ゲルマニウムを含む半導体基板と、
前記半導体基板上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、且つ第1のシリコン濃度を有する第1の層と、
前記第1の層上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、前記第1のシリコン濃度よりも低い第2のシリコン濃度を有する第2の層と、
前記第2の層上に形成され、シリコン及びゲルマニウムを含み、前記第2の層との界面における前記第2のシリコン濃度よりも高い第3のシリコン濃度を有する第3の層と、
前記第3の層上にゲート絶縁層を介して形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側の前記第2の層、及び前記第3の層に形成された不純物を含有する不純物拡散領域と、
を含むことを特徴とする半導体装置。
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JP2009063467A JP2010219249A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
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