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JP2010210676A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2010210676A
JP2010210676A JP2009053625A JP2009053625A JP2010210676A JP 2010210676 A JP2010210676 A JP 2010210676A JP 2009053625 A JP2009053625 A JP 2009053625A JP 2009053625 A JP2009053625 A JP 2009053625A JP 2010210676 A JP2010210676 A JP 2010210676A
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Mitsuhiro Uno
光宏 宇野
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Abstract

【課題】アレイ基板と対向基板との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】アレイ基板は、色画素PXにそれぞれ配置された画素電極230を備え、対向基板300は、絶縁基板310と、絶縁基板310上に配置され、色画素PXを囲む遮光層340と、絶縁基板310上において、液晶層400を介して画素電極230に対向する対向電極330と、を備え、遮光層340は、1種類の色画素PXに延出する幅広部340Aを有し、アレイ基板200と対向基板300とは、スペーサSPによって所定の間隔をおいて配置され、スペーサSPは、幅広部340Aと対向するように配置されている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、液晶表示装置に係り、特に、アクティブマトリクス型の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、アレイ基板と対向基板との間に液晶層を保持して構成された液晶表示パネルを備えている。アレイ基板と対向基板とは、スペーサにより、ギャップを維持した状態で配置されている。液晶層は、アレイ基板と対向基板との間に配置されている。
液晶表示パネルは、マトリクス状に配置された複数の表示画素からなる表示部を有している。カラー表示タイプの液晶表示装置は、複数の表示画素として、複数種類の色画素、例えば、赤色を表示する赤色画素、緑色を表示する緑色画素、青色を表示する青色画素を有している。
このような液晶表示装置において、アレイ基板と対向基板との間にスペーサを配置すると、スペーサの近傍で液晶分子の配向不良が生じ、例えば光もれなどの表示品位の劣化を招いてしまうことがあった。
従来、表示品位の劣化を防止することを目的として、ブラックマトリクスまたは他の遮光物により光が遮蔽された領域内にスペーサを配置する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、反射型液晶表示装置において、表示品位の劣化を防止することを目的として、スペーサの近傍の反射膜を除去する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−2877号公報 特開2004−177848号公報
上記のようなカラー表示タイプの液晶表示装置において、スペーサが赤色画素、青色画素及び緑色画素に無作為に配置されている場合には、スペーサの近傍の光漏れを防ぐ遮光層は、全ての色画素に配置される必要がある。しかしながら、全ての色画素に遮光層を配置すると、スペーサが配置されていない色画素にも遮光層が配置される。その結果、液晶表示装置の開口率が低下し、明るさが低下してしまう。
また、スペーサがランダムに配置されている場合、スペーサの配置された画素のみを遮光層によって遮光すると、色画素によって開口率の偏りが生じ、色ムラが発生することがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、アレイ基板と対向基板との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することを目的とする。
この発明の第1態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、前記第1基板は、前記色画素のそれぞれ配置された画素電極を備え、前記第2基板は、絶縁基板と、前記絶縁基板上に配置され、前記色画素を囲む遮光層と、前記絶縁基板上において、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、前記遮光層は、1種類の色画素に延出する幅広部を有し、前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、前記スペーサは、前記幅広部と対向するように配置されている。
この発明の第2態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、前記第1基板は、前記色画素のそれぞれ配置された画素電極を備え、前記第2基板は、絶縁基板と、前記絶縁基板上に配置され、前記色画素を囲む遮光層と、前記絶縁基板上において、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、前記遮光層は、隣接する2種類の前記色画素に延出した幅広部を有し、前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、前記スペーサは、前記幅広部と対向するように配置されている。
この発明の第3態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、前記第1基板は、前記各色画素のそれぞれに配置されるとともに、凹凸パターンが設けられた反射部を有する画素電極を備え、前記第2基板は、絶縁基板と、前記絶縁基板上に配置され、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、1種類の色画素に配置された前記画素電極は平坦部を有し、前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、前記スペーサは、前記平坦部と対向するように配置されている。
この発明の第4態様による液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、前記第1基板は、前記各色画素のそれぞれに配置されるとともに、凹凸パターンが設けられた反射部を有する画素電極と、隣接する前記色画素に渡って設けられた平坦部と、を備え、前記第2基板は、絶縁基板と、前記絶縁基板上に配置され、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、前記スペーサは、前記平坦部と対向するように配置されている。
この発明によれば、アレイ基板と対向基板との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
以下、この発明の第1実施形態に係る液晶表示装置について図面を参照して説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は透過型の液晶表示装置である。図1に示すように、液晶表示装置は、略矩形平板状の液晶表示パネル100と、液晶表示パネル100を照明するバックライトユニットBLとを備えている。
液晶表示パネル100は、一対の基板すなわちアレイ基板(第1基板)200及び対向基板(第2基板)300と、アレイ基板200と対向基板300との間に保持された液晶層400と、によって構成されている。バックライトユニットBLは、液晶表示パネル100に対してアレイ基板200側に配置され、液晶表示パネル100をアレイ基板200側から照明する。
液晶表示パネル100のアレイ基板200と対向基板300とは、シール材110によって貼り合わせられている。液晶表示パネル100は、シール材110によって囲まれた内側に画像を表示する表示領域120を備えている。カラー表示タイプの液晶表示装置の場合、この表示領域120は、マトリクス状に配置された複数種類の色画素PXによって構成されている。
本実施形態に係る液晶表示装置では、表示領域120は、色画素PXである赤色を表示する赤色画素PXR、緑色を表示する緑色画素PXG、青色を表示する青色画素PXBによって構成されている。すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置では、複数種類の色画素PXは、赤色画素PXR、緑色画素PXG、および青色画素PXBの3種類である。
アレイ基板200は、表示領域120において、色画素PXの行方向Hに沿って配置された複数の走査線Y(1、2、3、…、m)と、色画素PXの列方向Vに沿って配置された複数の信号線X(1、2、3、…、n)と、各色画素PXにおける信号線Xと走査線Yとの交差部に配置されたスイッチ素子220と、各色画素PXに配置され、スイッチ素子220に接続された画素電極230と、を備えている。
また、液晶表示パネル100は、表示領域120の外側に位置する外周部130に配置された接続部131を備えている。この接続部131は、信号供給源として機能する駆動ICチップやフレキシブル配線基板と接続可能である。図1に示した例では、接続部131は、対向基板300の端部300Aより外方に延在したアレイ基板200の延在部200A上に配置されている。
表示領域120に配置された走査線Y(1、2、3、…、m)のそれぞれは、外周部130を経由して接続部131に接続されている。また、信号線X(1、2、3、…、n)のそれぞれも同様に、外周部130を経由して接続部131に接続されている。
図2に示すように、アレイ基板200は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板210を有している。スイッチ素子220は、絶縁基板210上に配置され、例えば、アモルファスシリコンやポリシリコンなどによって形成された半導体層を備えた薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)によって構成されている。
スイッチ素子220のゲート電極222は、走査線Yに接続されている(あるいは、ゲート電極222は、ゲート線Yと一体的に形成されている)。スイッチ素子220のソース電極225は、信号線Xに接続されている(あるいは、ソース電極225は、信号線Xと一体的に形成されている)。スイッチ素子220のドレイン電極227は、画素電極230に接続されている。
スイッチ素子220のゲート電極222は、絶縁基板210の上に配置されている。ゲート電極222は、走査線Yに接続されている。
スイッチ素子220の半導体層(図示せず)は、ゲート絶縁膜(図示せず)上に配置されている。この半導体層には、スイッチ素子220のソース電極225及びドレイン電極227がコンタクトしている。これらのソース電極225及びドレイン電極227は、絶縁膜240によって覆われている。絶縁膜240は、例えば、窒化シリコン膜(SiN)によって形成されている。
画素電極230は、絶縁膜240上において、各色画素PXに対応して配置されている。この画素電極230は、絶縁膜240に形成されたコンタクトホールを介してドレイン電極227と電気的に接続されている。
バックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過型液晶表示パネルにおいては、画素電極230は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
対向基板300は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁基板310と、表示領域120において、液晶層400を介して画素電極230と対向するように複数種類の色画素PXに共通の対向電極330を備えている。絶縁基板310の一方の主面(つまり、液晶層400と対向する面)上には、表示領域120において、各色画素PXを囲む遮光層340が配置されている。
さらに、対向基板300は、表示領域120において、絶縁基板310上の一方の主面上に、カラーフィルタ層320を備えている。カラーフィルタ層320は、赤色画素PXRに対応して赤色の主波長の光を透過する赤色カラーフィルタ320Rと、緑色画素PXGに対応して緑色の主波長の光を透過する緑色カラーフィルタ320Gをと、さらに、青色画素PXBに対応して青色の主波長の光を透過する青色カラーフィルタ320Bとを備えている。
なお、このようなカラーフィルタ層320は、アレイ基板200側に備えられていても良い。また、対向基板300は、カラーフィルタ層320の表面の凹凸を平坦化する比較的厚い膜厚で配置されたオーバーコート層などを備えて構成してもよい。
対向電極330は、表示領域120において、液晶層400を介して画素電極230に対向するように配置されている。対向電極330は、遮光層340の上層、つまり、カラーフィルタ層320上に配置されている。この対向電極330は、例えば、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電性材料によって形成されている。
これらのアレイ基板200及び対向基板300の表面は、配向膜250及び配向膜350にそれぞれ覆われている。アレイ基板200と対向基板300とは、スペーサSPによって所定のギャップをおいて配置されている。スペーサSPは、アレイ基板200と対向基板300との間を一定のギャップに保つために、色画素PX数に対して一定の割合以上に配置されることが望ましい。ここでは、スペーサSPは、配向膜250と配向膜350との間に配置されている。液晶層400は、これらのアレイ基板200と対向基板300との間に封入された液晶分子を含む液晶材料で構成されている。
また、液晶表示パネルについては、アレイ基板200及び対向基板300の外面(すなわちアレイ基板200及び対向基板300の液晶層400と接する面とは反対の面)には、それぞれ光学素子260及び360が設けられている。これらの光学素子260及び360は、液晶層400の特性に合わせて偏光方向を設定した偏光板などを含んでいる。
本実施形態に係る液晶表示装置では、遮光層340は、1種類の色画素PXに延出する幅広部340Aを有している。ここでは、遮光層340は、青色画素PXBに延出する幅広部340Aを有している。色画素PXとは、図3に示す隣接する信号線Xと隣接する走査線Yとで囲まれた領域である。
図3に示した例では、同一種類の色画素PXは、列方向Vに沿って並んで配置されている。さらに、複数種類の色画素PXは、赤色画素PXR、緑色画素PXG、緑色画素PXGの順に行方向Hに繰り返し配置されている。ここでは、幅広部340Aは、画素電極230の端辺と端辺とが交差する1つの角部に対向するように配置されている。
上述したスペーサSPは、幅広部340Aと対向するように配置されている。つまり、スペーサSPは、1種類の色画素PXに配置されている。ここでは、スペーサSPは、青色画素PXBに配置されている。スペーサSPは、全ての青色画素PXBに配置されていなくても良く、規則的に配置されても、ランダムに配置されても良い。ここでは、スペーサSPは、列方向V及び行方向Hにおいて、1つの青色画素PXB置きに配置されている。
第1実施形態に係る液晶表示装置において、幅広部340A及びスペーサSPは、1種類の色画素PX、すなわち、青色画素PXBに配置されている。他の種類の色画素PX、すなわち、赤色画素PXR及び緑色画素PXGには、幅広部340Aが配置されていないため、遮光されず、全ての色画素PXに幅広部340Aが配置された場合と比較して、開口率の向上が可能となる。
さらに、第1実施形態に係る液晶表示装置では、赤色画素PXR、緑色画素PXG及び青色画素PXBを1つの単位の表示画素として考えると、全ての表示画素において、青色画素PXB、赤色画素PXR及び緑色画素PXGの開口率は、それぞれ同一である。
つまり、全ての表示画素において、各種の色画素PXの開口率が同一であるため、色ムラの発生を防止することが可能となる。このように、本実施形態に係る液晶表示装置では、1種類の色画素PXにスペーサSP及び幅広部340Aを形成することによって、色ムラの発生を防止することが可能となる。
さらに、青色画素PXBは、赤色画素PXR及び緑色画素PXGと比較して輝度への寄与が小さいため、上記のようにスペーサSP及び幅広部340Aを青色画素PXBに配置すると、表示画素の明るさが低下することが抑制される。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
なお、第1実施形態に係る液晶表示装置において、幅広部340A及びスペーサSPが青色画素PXBに配置された例について説明したが、この例に限らず、幅広部340A及びスペーサSPは、赤色画素PXRや緑色画素PXGに配置されても良い。この場合であっても、上記の場合と同様に、色画素PXの開口率を向上させるとともに、色ムラの発生を防止することが可能となる。
次に、第2実施形態に係る液晶表示装置ついて図4を用いて説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る液晶表示装置において、遮光層340は、隣接する2種類の色画素PXに延出した幅広部340Aを有している。ここでは、遮光層340は、青色画素PXB及び赤色画素PXRに延出した幅広部340Aを有している。幅広部340Aは、赤色画素PXRの画素電極230の端辺と端辺とが交差する角部と青色画素PXBの画素電極230の端辺と端辺とが交差する角部に対向するように配置されている。
スペーサSPは、幅広部340Aと対向するように配置されている。つまり、スペーサSPは、隣接する2種類の色画素PX間に配置されている。ここでは、スペーサSPは、Rと青色画素PXBとの間に配置されている。すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置では、図4に示すように、液晶表示パネル100の厚さ方向(図4の紙面に垂直な方向)において、スペーサSPが配置される領域と信号線Xが配置される領域とが重複しているため、上記の第1実施形態に係る液晶表示装置の場合と比較して、幅広部340Aが各色画素PXに延在する面積を小さくすることができ、さらに開口率を向上させることができる。
なお、スペーサSPは、全ての赤色画素PXRと青色画素PXBとの間に配置されていなくても良く、規則的に配置されても、ランダムに配置されても良い。ここでは、スペーサSPは、列方向V及び行方向Hにおいて、1組の青色画素PXB及び赤色画素PXR置きに配置されている。
上記のように幅広部340AおよびスペーサSPを配置すると、赤色画素PXR及び緑色画素PXG、緑色画素PXG及び青色画素PXBには、幅広部340Aが配置されていないため、幅広部によって遮光されず、全ての色画素PXに幅広部340Aが配置された場合と比較して、開口率の向上が可能となる。
さらに、第1実施形態にかかる液晶表示装置と同様に、赤色画素PXR、緑色画素PXG及び青色画素PXBを1つの単位の表示画素として考えると、全ての表示画素において、開口率は、同一であるため、色ムラの発生を防止することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る液晶表示装置では、液晶表示パネル100の厚さ方向(図4の紙面に垂直な方向)において、スペーサSPが配置される領域が信号線Xが配置される領域と重複しているため、第1実施形態に係る液晶表示装置の場合と比較して、色画素PXに幅広部340Aが延出する面積を小さくすることができる。そのため、色画素PX内の幅広部340Aによって遮光される領域を小さくすることができる。したがって、本実施形態に係る液晶表示装置では、第1実施形態に係る液晶表示装置よりも、さらに開口率を向上させることができる。
さらに、青色画素PXBは、赤色画素PXR及び緑色画素PXGと比較して輝度への寄与が小さいため、上記のように幅広部340Aを青色画素PXBと他の種類の色画素PXとに延在するように配置すると、表示画素の明るさが低下することが抑制される。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
なお、第2実施形態に係る液晶表示装置において、幅広部340A及びスペーサSPが青色画素PXBと赤色画素PXRとの間に配置された例に説明したが、この例に限らず、幅広部340A及びスペーサSPは、青色画素PXBと緑色画素PXGとの間、赤色画素PXRと緑色画素PXGとの間に配置されても良い。
次に、第3実施形態に係る液晶表示装置について図5及び図6を用いて説明する。本実施形態に係る液晶表示装置は反射型の液晶表示装置である。本実施形態に係る液晶表示装置は、上述の第1および第2実施形態に係る液晶表示装置とは異なり、バックライトユニットBLを備えず、液晶表示パネル100の対向基板300側から液晶表示パネル100内に入射した光を、対向基板300側へと反射させることによって画像を表示させる。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置では、画素電極230は、例えば、アルミニウム(Al)やモリブデン(Mo)などの光反射性を有する導電材料によって形成されている。また、光学素子(図示せず)は、対向基板300の外面に設けられている。
第3実施形態に係る液晶表示装置において、画素電極230は、凹凸パターンが設けられた反射部230Aを有する。すなわち、アレイ基板200には、絶縁膜240と画素電極230との間に有機絶縁膜248が配置されている。この有機絶縁膜248の画素電極230と接する面に凹凸パターンが形成されている。画素電極230の反射部230Aは、有機絶縁膜248の凹凸パターンを覆うことにより、その表面に凹凸パターンが形成される。
1種類の色画素PXに配置された画素電極230は、平坦部230Bを有している。ここでは、青色画素PXBに配置された画素電極230が平坦部230Bを有している。図6に示した例では、第1実施形態に係る液晶表示装置と同様に、同一種類の色画素PXは、列方向Vに沿って配置されている。複数の色画素PXは、赤色画素PXR、緑色画素PXG及び緑色画素PXGの順に行方向Hに繰り返し配置されている。平坦部230Bは、画素電極230の端辺と端辺とが交差する角部に設けられている。
図5に示すように、スペーサSPは、平坦部230Bと対向するように配置されている。つまり、スペーサSPは、1種類の色画素PXに配置されている。スペーサSPは、全ての青色画素PXBに配置されていなくても良く、規則的に配置されても、ランダムに配置されても良い。ここでは、スペーサSPは、列方向V及び行方向Hにおいて、1つの青色画素PXB置きに配置されている。
第3実施形態に係る液晶表示装置では、平坦部230Bは、1種類の色画素PX、すなわち、青色画素PXBに形成されている。また、スペーサSPも、1種類の色画素PX、すなわち、青色画素PXBに配置されている。
このように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、他の種類の色画素PX、すなわち、赤色画素PXR及び緑色画素PXGには、平坦部230Bが設けられていないため、赤色画素PXR及び緑色画素PXGでは反射率が低下せず、全ての色画素PXに平坦部230Bが配置された場合と比較して、開口率の向上が可能となる。
さらに、第3実施形態にかかる液晶表示装置によれば、赤色画素PXR、緑色画素PXG及び青色画素PXBを1つの単位の表示画素として考えると、第1実施形態と同様に、全ての表示画素において、開口率は、同一であるため、色ムラの発生を防止することが可能となる。
さらに、上述したように、青色画素PXBは、赤色画素PXR及び緑色画素PXGと比較して輝度への寄与が小さいため、第3実施形態に係る液晶表示装置では、スペーサSP及び平坦部230Bを青色画素PXBに設けることによって、表示画像の明るさが低下することを抑制することができる。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
なお、第3実施形態に係る液晶表示装置では、平坦部230B及びスペーサSPが青色画素PXBに設けられていたが、この例に限らず、平坦部230B及びスペーサSPが赤色画素PXRや緑色画素PXGに設けられて良い。
次に、第4実施形態に係る液晶表示装置について図7を用いて説明する。
第4実施形態において、アレイ基板200は、隣接する2種類の色画素PXに渡って設けられた平坦部230Bを有している。平坦部230Bは、例えば、画素電極230の一部である平坦電極部230Baと、隣接する画素電極230間の平坦絶縁層部230Bbとから成る。
ここでは、アレイ基板200は、青色画素PXB及び赤色画素PXRに渡って設けられた平坦部230Bを有している。すなわち、平坦部230Bの平坦絶縁層部230Bbは、青色画素PXBと赤色画素PXRとの間に配置された信号線X上に配置され、平坦部230Bの平坦電極部230Baは、赤色画素PXRの画素電極230の端辺と端辺とが交差する角部と青色画素PXBの画素電極230の端辺と端辺とが交差する角部に設けられている。
スペーサSPは、平坦部230Bと対向するように配置されている。つまり、スペーサSPは、隣接する2種類の色画素PXに渡って配置されている。ここでは、スペーサSPは、赤色画素PXR及び青色画素PXBに渡って配置されている。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置では、図7に示すように、液晶表示パネル100の厚さ方向(図7の紙面に垂直な方向)において、平坦部230Bが配置される領域と信号線Xが配置される領域とが重複しているため、上記の第3実施形態に係る液晶表示装置の場合と比較して、画素電極230の平坦電極部230Baの面積を小さくすることができ、さらに開口率を向上させることができる。
なお、スペーサSPは、全ての赤色画素PXRと青色画素PXBとの間に配置されていなくても良く、規則的に配置されても、ランダムに配置されても良い。ここでは、スペーサSPは、列方向V及び行方向Hにおいて、1組の青色画素PXB及び赤色画素PXR置きに配置されている。
上記のように平坦部230Bを設けると、赤色画素PXR及び緑色画素PXG、緑色画素PXG及び青色画素PXBに渡って平坦部230Bが設けられていないため、全ての色画素PXに平坦部230Bが配置された場合と比較して、反射率が低下せず、開口率の向上が可能となる。
さらに、第1実施形態と同様に、赤色画素PXR、緑色画素PXG及び青色画素PXBを1つの単位の表示画素として考えると、全ての表示画素において、開口率は、同一であるため、色ムラの発生を防止することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る液晶表示装置では、平坦部230Bが、複数の色画素PXに渡って配置され、平坦絶縁層部230Bbを有しているため、画素電極230の表面が平坦な領域を小さくすることができる。したがって、色画素PX内の平坦部230Bによって反射率が低下する領域を小さくすることができる。そのため、本実施形態に係る液晶表示装置では、第3実施形態に係る液晶表示装置よりも、さらに開口率を向上させることができる。
さらに、青色画素PXBは、赤色画素PXR及び緑色画素PXGと比較して輝度への寄与が小さいため、第4実施形態に係る液晶表示装置のように、平坦部230Bを青色画素PXBと他種類の色画素とに渡って設けることによって、さらに表示画像の明るさが低下することを抑制することができる。
すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
なお、第4実施形態に係る液晶表示装置では、平坦部230B及びスペーサSPが青色画素PXB及び赤色画素PXRに設けられていたが、この例に限らず、平坦部230B及びスペーサSPは、青色画素PXB及び緑色画素PXG、赤色画素PXR及び緑色画素PXGに設けられても良い。その場合であっても、上述の実施形態に係る液晶表示装置と同様の効果をえることができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態係る液晶表示装置は透過型液晶表示装置であって、第3実施形態及び第4実施形態に係る液晶表示装置は、反射型液晶表示装置であったが、この例に限らず、半透過型液晶表示装置に本発明を適用しても良い。
半透過型液晶表示装置の場合には、例えば、色画素PXの反射部の画素電極230に平坦部230Bを形成し、スペーサSPを配置することによって、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率を向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る液晶表示装置によれば、アレイ基板200と対向基板300との間のギャップを均一に保ちつつ、開口率の向上し、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することが可能である。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
図1は、この発明の一実施形態に係る液晶表示装置の液晶表示パネルの一構成例を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した液晶表示パネルの構造の一例を概略的に示す断面図である。 図3は、第1実施形態の表示領域の構成の一例を概略的に示す平面図である。 図4は、第2実施形態の表示領域の構成を概略的に示す平面図である。 図5は、第3実施形態に係る液晶表示パネルの構造を概略的に示す断面図である。 図6は、第3実施形態の表示領域の構成を概略的に示す平面図である。 図7は、第4実施形態の表示領域の構成を概略的に示す平面図である。
PX…色画素、 120…表示領域 200…アレイ基板 240…絶縁膜 230…画素電極 330…対向電極 300…対向基板 310…絶縁基板 400…液晶層 スペーサ…SP 遮光層…340 幅広部…340A 反射部…230A 平坦部…230B

Claims (10)

  1. 第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、
    前記第1基板は、前記色画素のそれぞれ配置された画素電極を備え、
    前記第2基板は、絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に配置され、前記色画素を囲む遮光層と、
    前記絶縁基板上において、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、
    前記遮光層は、1種類の色画素に延出する幅広部を有し、
    前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、
    前記スペーサは、前記幅広部と対向するように配置されている液晶表示装置。
  2. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素を備え、
    前記幅広部は、前記青色画素に延出する請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、
    前記第1基板は、前記色画素のそれぞれ配置された画素電極を備え、
    前記第2基板は、絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に配置され、前記色画素を囲む遮光層と、
    前記絶縁基板上において、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、
    前記遮光層は、隣接する2種類の前記色画素に延出した幅広部を有し、
    前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、
    前記スペーサは、前記幅広部と対向するように配置されている液晶表示装置。
  4. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素及び赤色を表示する赤色画素を備え、
    前記幅広部は、前記青色画素及び前記赤色画素に延出する請求項3の液晶表示装置。
  5. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素及び緑色を表示する緑色画素を備え、
    前記幅広部は、前記青色画素及び前記緑色画素に延出する請求項3の液晶表示装置。
  6. 第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、
    前記第1基板は、前記各色画素のそれぞれに配置されるとともに、凹凸パターンが設けられた反射部を有する画素電極を備え、
    前記第2基板は、
    絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に配置され、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、
    1種類の色画素に配置された前記画素電極は平坦部を有し、
    前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、
    前記スペーサは、前記平坦部と対向するように配置されている液晶表示装置。
  7. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素を備え、
    前記平坦部は、前記青色画素に形成されている請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 第1基板と、前記第1基板と対向するように配置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、複数種類の色画素によって構成された表示領域と、を備えた液晶表示装置であって、
    前記第1基板は、前記各色画素のそれぞれに配置されるとともに、凹凸パターンが設けられた反射部を有する画素電極と、隣接する前記色画素に渡って設けられた平坦部と、を備え、
    前記第2基板は、
    絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に配置され、前記液晶層を介して前記画素電極に対向する対向電極と、を備え、
    前記第1基板と前記第2基板とは、スペーサによって所定の間隔をおいて配置され、
    前記スペーサは、前記平坦部と対向するように配置されている液晶表示装置。
  9. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素及び赤色を表示する赤色画素を備え、
    前記平坦部は、前記青色画素及び前記赤色画素に渡って配置されている請求項8の液晶表示装置。
  10. 前記複数種類の色画素は、青色を表示する青色画素及び緑色を表示する緑色画素を備え、
    前記平坦部は、前記青色画素及び前記緑色画素に渡って配置されている請求項8の液晶表示装置。
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