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JP2010206588A - 無線通信デバイス - Google Patents

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JP2010206588A JP2009050392A JP2009050392A JP2010206588A JP 2010206588 A JP2010206588 A JP 2010206588A JP 2009050392 A JP2009050392 A JP 2009050392A JP 2009050392 A JP2009050392 A JP 2009050392A JP 2010206588 A JP2010206588 A JP 2010206588A
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Abstract

【課題】アンテナの切り替え回数を多くすることなく、またACKの受信確認時間を長くすることなく、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合の性急なルート探索を回避する。
【解決手段】送信元ノードSL1は、アンテナANT1から宛先ノードMSを指定してリクエストメッセージを送信し、隣接ノードからのACKを所定時間T1(1ms程度)内に受信できない場合、次のアンテナANT2に切り替えてリクエストメッセージの再送信を行う(短周期リトライ)。リクエストメッセージの送信後、所定時間T2(数10ms)内に宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを受信できない場合、所定時間T3(数100ms)待って、アンテナを先頭アンテナANT1に戻して、リクエストメッセージの再送信を行う(長周期リトライ)。なお、所定時間T2を数100msとし、所定時間T3を待たずに、長周期リトライを行ってもよい。
【選択図】 図10

Description

この発明は、メッシュネットワーク構造の無線通信システムに用いて好適な無線通信デバイスに関するものである。
近年、無線通信を利用して、環境計測・監視・制御などを行うシステムが増加している。この環境計測・監視・制御などを行う無線通信システムでは、対象エリアが比較的広い、又は、対象エリア内に無線通信の障害物が多々存在する場合が多い。このような場合、対象エリアをカバーするためには、受信器と送信器の設置位置や電波状況等の環境により直接通信できなくても、他のデバイスを中継して通信を行うことができる無線通信ネットワークを利用することが有利である。
この種の無線通信ネットワークとして、ジグビー(Zigbee(登録商標))プロトコルを利用した無線通信ネットワーク(例えば、特許文献1、2参照)など、メッシュネットワークが提案されている。このメッシュネットワークでは、マスタノード(宛先ノード)とスレーブノード(送信元ノード)との間の双方向の通信を直接通信圏内にある他のスレーブノード(中継ノード)を中継して行うもので、1つの通信経路がマルチパスフェージングの影響を受けて通信不能に陥ったとしても、他の通信経路を探索して通信を継続することができる技術である。なお、マルチパスフェージングとは、複数の通信電波反射経路の間に発生する位相差により受信電波が打ち消され、受信ができなくなる現象をいう。
特許文献3には、メッシュネットワークにおいて各ノードが複数のアンテナを有し、1つのアンテナで他のノードとの通信が不可能になった場合に他のアンテナに切り替え、それでもなお通信が不可能な場合には他の通信経路を探索して通信を継続する技術について記載されている。
特許文献3に記載された技術の概要について図17にその最小構成を示して説明する。同図において、MS’は宛先ノード、SL1’は送信元ノード、SL2’は中継ノードであり、これらのノードMS’、SL1’、SL2’は2つの送受信アンテナ(以下、単にアンテナと呼ぶ)ANT1,ANT2を備えている。この例では、宛先ノードMS’と送信元ノードSL1’との間にダイレクトに通信経路が確立されており、宛先ノードMS’と送信元ノードSL1’とは互いのアンテナANT1を用いて通信を行っているものとする。
この場合、送信元ノードSL1’は宛先ノードMS’を指定してリクエストメッセージを送信し(図18:矢印(1))、リクエストメッセージを受信した宛先ノードMS’は受信確認通知としてACKを送信元ノードSL1’に返す(図18:矢印(2))。送信元ノードSL1’は、宛先ノードMS’からのACKを所定時間(例えば、1ms程度)内に受信できなかった場合、アンテナをアンテナANT2に切り替えて、宛先ノードMS’を指定してのリクエストメッセージの送信を再度行う(図19:矢印(3))。送信元ノードSL1’は、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信でも宛先ノードMS’からACKを受信できなければ(図19:矢印(4))、宛先ノードMS’との間の他の通信経路を探索する。この通信経路の探索(ルート探索)はブロードキャストで行われる。
送信元ノードSL1’は、通信経路の探索に成功すると、その成功した通信経路に切り替えて、宛先ノードMS’との間の通信を継続する。例えば、図20に示すように、中継ノードSL2’を間に入れて、宛先ノードMS’との間の通信を継続する。
特開2006−5928号公報 特開2006−42370号公報 特開2006−352436号公報
しかしながら、上述した特許文献3に記載された技術によると、定常的なマルチパスフェージングにより片方のアンテナが通信不能に陥っている場合などには有効であるが、人の移動などにより、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合には、あまりにも性急にルート探索が行われるため、一時的にネットワーク内の通信負荷が高まり、ネットワークに悪影響を与えてしまうという問題がある。
なお、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合に性急にルート探索が行われないようにするめの方法として、アンテナの切り替えを繰り返させ、所定回数切り替えても通信不能であった場合に、ルート探索を行うという方法が考えられる。しかしながら、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響を考慮した場合、人の移動などがなくなる時間として例えば数100ms程度の長い時間が見込まれ、ACKの受信確認時間を1ms程度とした場合、数100回のアンテナの切り替えを行わなければならず、全く無駄な通信が大量に発生し、通信帯域を圧迫すると共に、消費電力も大きくなる。
また、ACKの受信確認時間を長くすることも考えられるが、ACKの受信確認時間を長くすると、電波状況が悪いためACKが受信できず、即時にアンテナを切り替えることによって通信が可能となるような状況下でも、長時間の待ち時間をおいてアンテナの切り替えが行われることになり、システム全体の通信性能が悪化してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アンテナの切り替え回数を多くすることなく、またACKの受信確認時間を長くすることなく、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合の性急なルート探索を回避することが可能な無線通信デバイスを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、複数の送受信アンテナと、これら送受信アンテナの何れか1つを先頭アンテナとしこの先頭アンテナより宛先デバイスを指定してリクエストメッセージを送信するリクエストメッセージ送信手段と、宛先デバイスを指定して送信したリクエストメッセージに対する受信確認通知が第1の所定時間内に受信されるか否かを監視する受信確認通知監視手段と、受信確認通知監視手段が第1の所定時間内に受信確認通知の受信を確認することができなかった場合、送受信アンテナを切り替えてリクエストメッセージの送信を再度行わせる第1のリトライ手段と、リクエストメッセージの送信後、この送信したリクエストメッセージを受信した宛先デバイスより返送されてくるレスポンスメッセージが第1の所定時間よりも長い第2の所定時間内に受信されるか否かを監視するレスポンスメッセージ監視手段と、レスポンスメッセージ監視手段が第2の所定時間内にレスポンスメッセージの受信を確認することができなかった場合、リクエストメッセージ送信手段に先頭アンテナからのリクエストメッセージの送信を再度行わせる第2のリトライ手段とを設けたものである。
本発明の無線通信デバイスは、例えばメッシュネットワーク構造の無線通信システムにおける送信元デバイス(送信元ノード)として用いられ、複数の送受信アンテナの何れか1つを先頭アンテナとし、この先頭アンテナから宛先デバイス(宛先ノード)を指定してリクエストメッセージを送信する。このリクエストメッセージは通信経路の最初のデバイス(隣接デバイス)で受信される。例えば、宛先デバイスとの間にダイレクトに通信経路が確立されていれば、隣接デバイスとして宛先デバイスで受信される。宛先デバイスとの間に中継デバイス(中継ノード)が入っていれば、隣接デバイスとして中継デバイスで受信される。このリクエストメッセージを受信した隣接デバイスは本発明のデバイス(送信元デバイス)に受信確認通知(ACK)を返す。
本発明のデバイス(送信元デバイス)は、隣接デバイスからのACKの受信を監視し、このACKを第1の所定時間(例えば、1ms程度)内に受信できなかった場合、送受信アンテナを切り替えてリクエストメッセージの送信を再度行う。この送受信アンテナの切り替えてのリクエストメッセージの再送信(以下、短周期リトライと呼ぶ)は、ACKの受信を確認することができない場合、最終アンテナまで繰り返される。
一方、本発明のデバイス(送信元デバイス)は、リクエストメッセージの送信後、このリクエストメッセージを受信した宛先デバイスより返送されてくるレスポンスメッセージの受信を監視し、このレスポンスメッセージを第2の所定時間(例えば、数10ms)内に受信できなかった場合、リクエストメッセージの送信を先頭アンテナから再度行う。例えば、数100ms待って、リクエストメッセージの送信を先頭アンテナから再度行う。この先頭アンテナからのリクエストメッセージの再送信(以下、長周期リトライと呼ぶ)は、宛先デバイスからのレスポンスメッセージの受信を確認することができない場合、繰り返される。
このようにして、本発明では、全体として短周期リトライと長周期リトライの2重のリトライ構造となり、短周期リトライによってアンテナの切り替えが非常に短い間隔で行われ、長周期リトライにより比較的長い時間をおいて、アンテナの切り替えが先頭アンテナから再度始められるものとなる。
本発明では、宛先デバイスからのレスポンスメッセージの受信を確認することができない場合、長周期リトライが繰り返される。ここで、長周期リトライが所定回数に達した場合、宛先デバイスとの間の他の通信経路を探索するようにする。すなわち、長周期リトライが所定回数に達した場合、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響による通信不能ではなく、定常的なマルチパスフェージングによる通信不能であると判断し、宛先デバイスとの間の他の通信経路を探索し、探索に成功した他の通信経路で、リクエストメッセージの送信を行うようにする。
なお、本発明において、第1の所定時間内にACKの受信を確認することができた場合、このACKの元となるリクエストメッセージを送信した送受信アンテナを先頭アンテナとして登録するようにしてもよい。このようにすると、例えば、最初の先頭アンテナが定常的なマルチパスフェージングにより通信不能に陥っていたような場合、通信可能な別の送受信アンテナが先頭アンテナとして登録されるものとなり、長周期リトライ時の最初のアンテナでの通信の失敗の可能性を低減することができる。
本発明によれば、宛先デバイスを指定して送信したリクエストメッセージに対する受信確認通知が第1の所定時間内に受信されるか否かを監視し、第1の所定時間内に受信確認通知の受信を確認することができなかった場合、送受信アンテナを切り替えてリクエストメッセージの送信を再度行わせるようにする一方、リクエストメッセージを受信した宛先デバイスより返送されてくるレスポンスメッセージが第1の所定時間よりも長い第2の所定時間内に受信されるか否かを監視し、第2の所定時間内にレスポンスメッセージの受信を確認することができなかった場合、先頭アンテナからのリクエストメッセージの送信を再度行わせるようにしたので、全体として短周期リトライと長周期リトライの2重のリトライ構造とし、アンテナの切り替え回数を多くすることなく、またACKの受信確認時間を長くすることなく、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合の性急なルート探索を回避することが可能となる。
本発明に係る無線通信デバイスを用いた無線通信システムの一実施の形態(実施の形態1)を示す構成図である。 この無線通信システムにおける送信元ノードからリクエストメッセージを送信した状態を示す図である。 この無線通信システムにおける送信元ノードからアンテナを切り替えてリクエストメッセージを送信した状態(短周期リトライ)を示す図である。 この無線通信システムにおける送信元ノードからアンテナを先頭アンテナに戻してリクエストメッセージを送信した状態(長周期リトライ)を示す図である。 ルート探索によって送信元ノードと宛先ノードとの間の通信経路を切り替えた例を示す図である。 実施の形態1の無線通信システムにおける送信元ノードの要部の機能ブロック図である。 本発明に係る無線通信デバイスを用いた無線通信システムの他の実施の形態(実施の形態2)を示す図である。 実施の形態2の無線通信システムにおける送信元ノードでの処理動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の無線通信システムにおける宛先ノードおよび中継ノードでの処理動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の無線通信システムにおける送信元ノードから宛先ノードへのリクエストメッセージの送信および宛先ノードから送信元ノードへのレスポンスメッセージの返信に際して行われる短周期リトライおよび長周期リトライを説明する図である。 ルート探索によって送信元ノードと宛先ノードとの間の通信経路を切り替えた例を示す図である 実施の形態2において使用するノード(宛先ノード、送信元ノード、中継ノード)の機能ブロック図である。 このノードが送信元ノードとして動作する場合を示す図である。 このノードが中継ノードとして動作する場合を示す図である。 このノードが宛先ノードとして動作する場合を示す図である。 実施の形態2において隣接するノード毎に送信するアンテナを決めておくようする場合のメリットを説明する図である。 特許文献3に記載された技術の概要を説明するための無線通信システムの最小構成を示す図である。 この無線通信システムにおける送信元ノードからリクエストメッセージを送信した状態を示す図である。 この無線通信システムにおける送信元ノードからアンテナを切り替えてリクエストメッセージを送信した状態(リトライ)を示す図である。 ルート探索によって送信元ノードと宛先ノードとの間の通信経路を切り替えた例を示す図である。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る無線通信デバイスを用いた無線通信システムの一実施の形態を示す構成図である。同図において、図17と同一符号は図17を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。なお、この無線通信システムについても、図17に示した従来の無線通信システムと同様、最も単純な例として最小構成を示している。
この無線通信システムにおいて、宛先ノードMS、送信元ノードSL1および中継ノードSL2はそれぞれ同一の機能を有しており、宛先ノードMSが送信元ノードSL1や中継ノードSL2になることもできるし、送信元ノードSL1が宛先ノードMSや中継ノードSL2になることもできるし、中継ノードSL2が宛先ノードMSや送信元ノードSL1になることもできる。
この例では、MSを宛先ノード、SL1を送信元ノード、SL2を中継ノードとし、宛先ノードMSと送信元ノードSL1との間にダイレクトに通信経路が確立されており、宛先ノードMSと送信元ノードSL1とは互いのアンテナANT1を用いて通信を行っているものとする。
〔送信元ノードからのリクエストメッセージの送信〕
送信元ノードSL1は、アンテナAT1を先頭アンテナとし、この先頭アンテナAT1から宛先ノードMSを指定してリクエストメッセージを送信する(図2:矢印(1))。送信元ノードSL1からのリクエストメッセージを受信した宛先ノードMSは送信元ノードSL1にACKを返す(図2:矢印(2))。
〔短周期リトライ〕
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSからのACKを所定時間T1(この例では、1ms程度)内に受信できなかった場合、アンテナをアンテナANT2に切り替えて、宛先ノードMSを指定してのリクエストメッセージの送信を再度行う(図3:矢印(3))。本実施の形態では、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信を短周期リトライと呼ぶ。送信元ノードSL1からのリクエストメッセージを受信した宛先ノードMSは送信元ノードSL1にACKを返す(図3:矢印(4))。
送信元ノードSL1は、アンテナANT2に切り替えてのリクエストメッセージの再送信でも宛先ノードMSからのACKを所定時間T1内に受信できなかった場合、アンテナの切り替えを一旦終了する。この場合、アンテナANT2が最終アンテナとなる。
〔長周期リトライ〕
一方、送信元ノードSL1は、宛先ノードMSを指定してのリクエストメッセージの送信後、このリクエストメッセージを受信した宛先ノードMSより返送されてくるレスポンスメッセージの受信を監視する。
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSを指定してのリクエストメッセージの送信後、このレスポンスメッセージを所定時間T2(例えば、数10ms)内に受信できなかった場合(図4:矢印(5))、所定の待ち時間T3(例えば、数100ms)の経過を待って、リクエストメッセージの送信を先頭アンテナAT1から再度行う(図4:矢印(6))。本実施の形態では、この先頭アンテナからのリクエストメッセージの再送信を長周期リトライと呼ぶ。
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージの受信を確認することができない場合、この長周期リトライを繰り返す。
このようにして、本実施の形態では、全体として短周期リトライと長周期リトライの2重のリトライ構造となり、短周期リトライによってアンテナの切り替えが非常に短い間隔(1ms程度)で行われ、長周期リトライにより比較的長い時間(数100ms)をおいて、アンテナの切り替えが先頭アンテナから再度始められるものとなる。
人が移動することにより、マルチパスフェージングの状態は100ms単位の時間で動的に変動する。そのため、このように数100msの間隔をおいてリトライを行うことで、アンテナを切り替えたときに全てのアンテナ間でマルチパスフェージングの影響を受けていたとしても、再送時にはマルチパスフェージングの状態が定常状態に戻っているため、再送に成功することが可能となる
〔通信経路の切り替え〕
送信元ノードSL1は、長周期リトライの回数が予め定められている所定回数(最大リトライ回数)Nに達した場合、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響による通信不能ではなく、定常的なマルチパスフェージングによる通信不能であると判断し、宛先ノードMSとの間の他の通信経路を探索する。この通信経路の探索(ルート探索)はブロードキャストで行われる。
この場合の最大リトライ回数Nは、メッセージの重要性と、リトライにより見込まれる通信量の増大のバランスから、送信するメッセージの種別毎にあらかじめ任意に定めておけばよい。
送信元ノードSL1は、通信経路の探索に成功すると、その成功した通信経路に切り替えて、宛先ノードMSとの間の通信を継続する。例えば、図5に示すように、中継ノードSL2を間に入れて、宛先ノードMSとの間の通信を継続する。
このようにして、本実施の形態では、全体として短周期リトライと長周期リトライの2重のリトライ構造とし、アンテナの切り替え回数を多くすることなく、またACKの受信確認時間を長くすることなく、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響により通信不能に陥った場合の性急なルート探索を回避することができるようになる。
なお、この実施の形態では、所定時間T2を数10msとし、数100msの待ち時間T3を設けて長周期リトライを行うものとしたが、所定時間T2を数100msとし、待ち時間T3を設けずに、長周期リトライを行うようにしてもよい。
また、この実施の形態において、所定時間T1内にACKの受信を確認することができた場合、このACKの元となるリクエストメッセージを送信したアンテナを先頭アンテナとして登録するようにしてもよい。このようにすると、例えば、先頭アンテナAT1が定常的なマルチパスフェージングにより通信不能に陥っていたような場合、通信可能なアンテナAT2が先頭アンテナとして登録されるものとなり、初回送信および長周期リトライ時の最初のアンテナでの通信の失敗の可能性を低減することができる。
図6にこの実施の形態1における送信元ノードSL1の要部の機能ブロック図を示す。送信元ノードSL1は、送受信アンテナAT1,AT2と、送受信アンテナAT1を先頭アンテナとしこの先頭アンテナより宛先ノードを指定してリクエストメッセージを送信するリクエストメッセージ送信部1Aと、宛先ノードを指定して送信したリクエストメッセージに対するACKが所定時間T1内に受信されるか否かを監視する受信確認通知監視部1Bと、受信確認通知監視部1Bが所定時間T1内にACKの受信を確認することができなかった場合、アンテナを切り替えてリクエストメッセージ送信部1Aからのリクエストメッセージの送信を再度行わせる短周期リトライ部1Cとを備えている。
また、リクエストメッセージの送信後、この送信したリクエストメッセージを受信した宛先ノードより返送されてくるレスポンスメッセージが所定時間T2内に受信されるか否かを監視するレスポンスメッセージ監視部1Dと、レスポンスメッセージ監視部1Dが所定時間T2内にレスポンスメッセージの受信を確認することができなかった場合、所定時間T3の経過を待ってリクエストメッセージ送信部1Aに先頭アンテナAT1からのリクエストメッセージの送信を再度行わせる長周期リトライ部1Eと、長周期リトライ部1Eによるリクエストメッセージの送信回数を長周期リトライ回数としてカウントする長周期リトライ回数カウント部1Fと、長周期リトライ回数カウント部1Fがカウントする長周期リトライ回数が最大リトライ回数Nに達した場合、宛先ノードとの間の他の通信経路を探索する通信経路探索部1Gとを備えている。
(実施の形態2)
図7に本発明に係る無線通信デバイスを用いた無線通信システムの他の実施の形態を示す。この無線通信システムでは、送信元ノードSL1と宛先ノードMSとの間に中継ノードSL2が位置し、送信元ノードSL1と宛先ノードMSとの間に中継ノードSL2を介する通信経路が確立されている。
なお、送信元ノードSL4と宛先ノードMSとの間にも中継ノードSL3を介して通信経路が確立されているが、以下では、送信元ノードSL1と宛先ノードMSとの間に確立された通信経路側を代表して説明する。また、送信元ノードSL1と中継ノードSL2、中継ノードSL2と宛先ノードMSは、互いのアンテナANT1を使用して通信を行っているものとする。
この実施の形態において、送信元ノードSL1、中継ノードSL2、宛先ノードMSは、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として短周期リトライ機能や長周期リトライ機能を有している。
以下、図8に示すフローチャートに従って送信元ノードSL1で実行される本実施の形態特有の処理動作について説明し、図9に示すフローチャートに従ってマスタノードMSおよび中継ノードSL2で実行される本実施の形態特有の処理動作について説明する。
〔送信元ノードからのリクエストメッセージの送信〕
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSへのリクエストメッセージを作成し(図8:ステップS101)、アンテナAT1を先頭アンテナとし(ステップS102)、この先頭アンテナAT1から宛先ノードMSを指定してリクエストメッセージを送信する(図10(a):矢印(1)、ステップS103)。このリクエストメッセージの送信は、予め定められているルーティングテーブルに従い、隣接する中継ノードSL2に対して行う。そして、中継ノードSL2からのACKの受信を待つ(ステップS104)。
中継ノードSL2は、送信元ノードSL1から宛先ノードMSを指定してのリクエストメッセージが送られてくると(図9:ステップS202のYES)、送信元ノードSL1にACKを返す(図10(a):矢印(2)、ステップS203)。
〔送信元ノードでの短周期リトライ〕
送信元ノードSL1は、所定時間T1(例えば、1ms程度)内に中継ノードSL2からのACKを受信すると(ステップS105のYES)、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを待つ(ステップS109)。
所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信できなかった場合(ステップS106のYES)、送信元ノードSL1は、送信アンテナを次のアンテナAT2とし(ステップS108)、アンテナAT2から宛先ノードMSを指定してリクエストメッセージを再送信する(図10(a):矢印(1)、ステップS103)。そして、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信後、中継ノードSL2からのACKの受信を待つ(ステップS104)。
送信元ノードSL1は、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信後(短周期リトライ後)、所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信すると(ステップS105のYES)、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを待つ(ステップS109)。
所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信できなかった場合(ステップS106のYES)、送信元ノードSL1は、全アンテナでの送信が完了したと判断し(ステップS107のYES)、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを待つ(ステップS109)。すなわち、アンテナAT2を最終アンテナとして、アンテナの切り替えを一旦終了し、後述する長周期リトライに備える。
〔中継ノードでのリクエストメッセージの転送〕
一方、中継ノードSL2は、送信元ノードSL1からの宛先ノードMSを指定してのリクエストメッセージを受信すると(ステップS202のNO)、この受信したリクエストメッセージを宛先ノードMS宛の送信メッセージとし(ステップS205)、アンテナAT1を先頭アンテナとして(ステップS207)、この先頭アンテナAT1から送信元ノードSL1からのリクエストメッセージを転送する(図10(a):矢印(3)、ステップS208)。このリクエストメッセージの転送は、予め定められているルーティングテーブルに従い、宛先ノードMSに対して行う。そして、宛先ノードMSからのACKの受信を待つ(ステップS209)。
宛先ノードMSは、中継ノードSL2より送信元ノードSL1からのリクエストメッセージが転送されてくる(ステップS202のYES)、中継ノードSL2にACKを返す(図10(a):矢印(4)、ステップS203)。
〔中継ノードでの短周期リトライ〕
中継ノードSL2は、所定時間T1内に宛先ノードMSからのACKを受信すると(ステップS210のYES)、中継成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に宛先ノードMSからのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、中継ノードSL2は、送信アンテナを次のアンテナAT2とし(ステップS213)、アンテナAT2から送信元ノードSL1からのリクエストメッセージを再送信する(図10(a):矢印(3)、ステップS208)。そして、このアンテナを切り替えての送信メッセージの再送信後、宛先ノードMSからのACKの受信を待つ(ステップS209)。
中継ノードSL2は、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信後(短周期リトライ後)、宛先ノードMSからのACKを受信すると(ステップS210のYES)、中継成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に宛先ノードMSからのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、中継ノードSL2は、全アンテナでの送信が完了したと判断し(ステップS212のYES)、中継失敗として処理を終了する(ステップS215)。
〔宛先ノードからのレスポンスメッセージの返送〕
宛先ノードMSは、中継ノードSL2から自分宛の送信メッセージ(送信元ノードSL1からのリクエストメッセージ)が送られてくると(ステップS204のYES)、送信元ノードSL1へのレスポンスメッセージを作成し(ステップS206)、アンテナAT1を先頭アンテナとして(ステップS207)、この先頭アンテナAT1から送信元ノードSL1を指定してレスポンスメッセージを送信する(図10(b):矢印(5)、ステップS208)。このレスポンスメッセージの送信は、予め定められているルーティングテーブルに従い、隣接する中継ノードSL2に対して行う。そして、中継ノードSL2からのACKの受信を待つ(ステップS209)。
中継ノードSL2は、宛先ノードMSから送信元ノードSL1を指定してのリレスポンスメッセージが送られてくると(図9:ステップS202のYES)、宛先ノードMSにACKを返す(図10(b):矢印(6)、ステップS203)。
〔宛先ノードでの短周期リトライ〕
宛先ノードMSは、所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信すると(ステップS210のYES)、応答成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、宛先ノードMSは、送信アンテナを次のアンテナAT2とし(ステップS213)、アンテナAT2から送信元ノードSL1を指定してレスポンスメッセージを再送信する(図10(b):矢印(5)、ステップS208)。そして、このアンテナを切り替えてのレスポンスメッセージの再送信後、中継ノードSL2からのACKの受信を待つ(ステップS209)。
宛先ノードMSは、このアンテナを切り替えてのリクエストメッセージの再送信後(短周期リトライ後)、所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信すると(ステップS210のYES)、応答成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に中継ノードSL2からのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、宛先ノードMSは、全アンテナでの送信が完了したと判断し(ステップS212のYES)、応答失敗として処理を終了する(ステップS215)。
〔中継ノードでのレスポンスメッセージの転送〕
一方、中継ノードSL2は、宛先ノードMSからの送信元ノードSL1を指定してのレスポンスメッセージを受信すると(ステップS204のNO)、このレスポンスメッセージを送信元ノードSL1宛の送信メッセージとし(ステップS205)、アンテナAT1を先頭アンテナとし(ステップS207)、この先頭アンテナAT1から宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを転送する(図10(b):矢印(7)、ステップS208)。このレスポンスメッセージの転送は、予め定められているルーティングテーブルに従い、送信元ノードSL1に対して行う。そして、送信元ノードSL1からのACKの受信を待つ(ステップS209)。
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージの受信を待ち(ステップS109)、中継ノードSL2より宛先ノードMSからのレスポンスメッセージが転送されてくる(ステップS110のYES)、中継ノードSL2にACKを返し(図10(b):矢印(8)、ステップS115)、通信成功として処理を終了する(ステップS116)。
〔中継ノードでの短周期リトライ〕
中継ノードSL2は、所定時間T1内に送信元ノードSL1からのACKを受信すると(ステップS210のYES)、中継成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に送信元ノードSL1からのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、中継ノードSL2は、送信アンテナを次のアンテナAT2とし(ステップS213)、アンテナAT2から宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを再送信する(図10(b):矢印(7)、ステップS208)。そして、このアンテナを切り替えてのレスポンスメッセージの再送信後、送信元ノードSL1からのACKの受信を待つ(ステップS209)。
中継ノードSL2は、このアンテナを切り替えてのレスポンスメッセージの再送信後(短周期リトライ後)、送信元ノードSL1からのACKを受信すると(ステップS210のYES)、中継成功として処理を終了する(ステップS214)。所定時間T1内に送信元ノードSL1からのACKを受信できなかった場合(ステップS211のYES)、中継ノードSL2は、全アンテナでの送信が完了したと判断し(ステップS212のYES)、中継失敗として処理を終了する(ステップS215)。
〔送信元ノードでの長周期リトライ〕
送信元ノードSL1は、宛先ノードMSからのレスポンスメッセージの受信を待ち(ステップS109)、所定時間T2(例えば、数10ms)内に宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを受信できなかった場合(ステップS111のYES)、リトライ回数を1として(ステップS113)、所定の待ち時間T3(例えば、数100ms)の経過後(ステップS114)、ステップS102の処理へと戻り、リクエストメッセージの送信を先頭アンテナAT1から再度行う(図10:矢印(9))。すなわち、アンテナを先頭アンテナAT1に戻して、長周期リトライを行う。
送信元ノードSL1は、所定時間T2内に宛先ノードMSからのレスポンスメッセージを受信することができない場合(ステップS111のYES)、そのリトライ回数をカウントしながら(ステップS113)、長周期リトライを繰り返す。
このようにして、この実施の形態2でも、全体として短周期リトライと長周期リトライの2重のリトライ構造となり、短周期リトライによってアンテナの切り替えが非常に短い間隔(1ms程度)で行われ、長周期リトライにより比較的長い時間(数100ms)をおいて、アンテナの切り替えが先頭アンテナから再度始められるものとなる。
〔通信経路の切り替え〕
送信元ノードSL1は、長周期リトライの回数が所定回数(最大リトライ回数)Nに達した場合(ステップS112のYES)、一時的に変動するマルチパスフェージングの影響による通信不能ではなく、定常的なマルチパスフェージングによる通信不能であると判断し、宛先ノードMSとの間の他の通信経路を探索する(ステップS117)。この通信経路の探索(ルート探索)はブロードキャストで行われる。
送信元ノードSL1は、通信経路の探索に成功すると、その成功した通信経路に切り替えて、宛先ノードMSとの通信を継続する。例えば、図11に示すように、中継ノードSL3側の迂回経路に切り替えて、宛先ノードMSとの間の通信を継続する。
この実施の形態2においても、実施の形態1と同様、最大リトライ回数Nは、メッセージの重要性と、リトライにより見込まれる通信量の増大のバランスから、送信するメッセージの種別毎にあらかじめ任意に定めておけばよく、所定時間T2を数100msとし、待ち時間T3を設けずに、長周期リトライを行うようにしてもよい。
図12にこの実施の形態2において使用するノード1の機能ブロック図を示す。このノード1は、宛先ノード、送信元ノード、中継ノードとしての機能を全て有しており、通信時にその通信経路上で振る舞う役割に応じて、宛先ノードMS、送信元ノードSL1、中継ノードSL2として動作する。
このノード1は、送受信アンテナAT1,AT2と、通信送信部1−1と、通信受信部1−2と、アンテナ切替部1−3と、メッセージ宛先判定部1−4と、リクエストメッセージ送信管理部1−5と、リクエストメッセージ受信管理部1−6と、ルーティングテーブル1−7とを備えている。
図13に送信元ノードSL1として動作する場合を示す。送信元ノードSL1として動作する場合、リクエストメッセージ受信管理部1−6は機能しない。図14に中継ノードSL2として動作する場合を示す。中継ノードSL2として動作する場合、リクエストメッセージ送信管理部1−5およびリクエストメッセージ受信管理部1−6は機能しない。図15に宛先ノードMSとして動作する場合を示す。宛先ノードMSとして動作する場合、リクエストメッセージ送信管理部1−5は機能しない。
〔先頭アンテナについて〕
実施の形態1,2では、説明を簡単とするために、使用するアンテナを2つとしたが、使用するアンテナは2つに限られるものではなく、さらに多くのアンテナを設けてもよい。この場合、隣接ノードへの送信を行う時に、どのアンテナを最初に選択するかについては、常に決まったアンテナを使用してもよいし、隣接するノード毎に送信するアンテナを決めておいても良い。
常に決まったアンテナを使用する場合、必要なリソース(RAM)が少なく、単純に実装することができるというメリットがある。一方、隣接ノード毎に最初に送信するアンテナを決めておく場合、各ノードは隣接ノード毎に、最初に送信するアンテナを記憶しておかなければならないため必要なリソースが多くなるが、以下のような場合にメリットがある。
例えば、図16に示すように、ノードSLXが複数の通信経路の中継ノードとして位置しており、通信経路Aでは、中継ノードSLXはアンテナaのみ通信可能であるが、通信経路Bでは、中継ノードSLXはアンテナbのみ通信可能であるとする。この場合、最初に送信するアンテナ(先頭アンテナ)をたとえば常にaとしておくと、通信経路Bを使った通信のときは、必ず毎回送信リトライが1回発生してしまい、余計な通信が発生してしまう。このようなことを防ぐために、通信経路Bでは、先頭アンテナをbにすることが望ましい。
なお、通信経路毎に先頭アンテナを決めるためには、中継を行ったときに、その中継先に対して送信に成功したアンテナの番号を中継先アドレスに対応して保存しておけばよい。
本発明の無線通信デバイスは、通信幹線を無線化したメッシュネットワーク構造の中規模、大規模の監視制御システムなど様々な分野で利用することが可能である。具体的には、VAV(可変風量調節)による居室内空調システムへの利用などが考えられる。
MS…宛先ノード、SL1…送信元ノード、SL2…中継ノード、AT1,AT2…送受信アンテナ、1A…リクエストメッセージ送信部、1B…受信確認通知監視部、1C…短周期リトライ部、1D…レスポンスメッセージ監視部、1E…長周期リトライ部、1F…長周期リトライ回数カウント部、1G…通信経路探索部、1−1…通信送信部、1−2…通信受信部、1−3…アンテナ切替部、1−4…メッセージ宛先判定部、1−5…リクエストメッセージ送信管理部、1−6…リクエストメッセージ受信管理部、1−7…ルーティングテーブル。

Claims (3)

  1. 複数の送受信アンテナと、
    これら送受信アンテナの何れか1つを先頭アンテナとしこの先頭アンテナより宛先デバイスを指定してリクエストメッセージを送信するリクエストメッセージ送信手段と、
    前記宛先デバイスを指定して送信したリクエストメッセージに対する受信確認通知が第1の所定時間内に受信されるか否かを監視する受信確認通知監視手段と、
    前記受信確認通知監視手段が前記第1の所定時間内に前記受信確認通知の受信を確認することができなかった場合、前記送受信アンテナを切り替えて前記リクエストメッセージの送信を再度行わせる第1のリトライ手段と、
    前記リクエストメッセージの送信後、この送信したリクエストメッセージを受信した前記宛先デバイスより返送されてくるレスポンスメッセージが前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間内に受信されるか否かを監視するレスポンスメッセージ監視手段と、
    前記レスポンスメッセージ監視手段が前記第2の所定時間内に前記レスポンスメッセージの受信を確認することができなかった場合、前記リクエストメッセージ送信手段に前記先頭アンテナからのリクエストメッセージの送信を再度行わせる第2のリトライ手段と
    を備えることを特徴とする無線通信デバイス。
  2. 請求項1に記載された無線通信デバイスにおいて、
    前記第2のリトライ手段による前記リクエストメッセージの送信回数が予め定められた所定回数に達した場合、前記宛先デバイスとの間の他の通信経路を探索する通信経路探索手段
    を備えることを特徴とする無線通信デバイス。
  3. 請求項1又は2に記載された無線通信デバイスにおいて、
    前記受信確認通知監視手段が前記第1の所定時間内に前記受信確認通知の受信を確認することができた場合、この受信確認通知の元となる前記リクエストメッセージを送信した送受信アンテナを前記先頭アンテナとして登録する先頭アンテナ登録手段
    を備えることを特徴とする無線通信デバイス。
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