JP2010284965A - 曲面プリント方法 - Google Patents

Abstract

【課題】曲面に対してプリントする場合、インクの着点にエラーが発生しない曲面プリント方法を提供する。
【解決手段】曲面プリント方法は、被プリント部品の被プリント面が曲面であるかを判断するステップ（Ｓ２０）と、前記被プリント面が曲面であれば、プリント図案を少なくとも２つのプリント区域に分割するステップ（Ｓ２１）と、前記各々のプリント区域を別々に順番にプリントするステップ（Ｓ２２）と、を含む。
【選択図】図２

Description

本発明は、プリント方法に関し、特に曲面プリント方法に関するものである。

プリンターは、コンピュータに記憶されているデータを文字または図案の方式で紙または透明フィルムに永久的に出力する。従来のプリンターは、２次元方式のプリンターである。前記２次元方式のプリンターは、平坦面にプリントするため、ノズルと前記平坦面との高さが固定されており、プリントする過程でインクの着点にエラーが発生しなく、プリントされた文字または図案に歪曲が発生しない。

従来のプリンター方式で３次元の曲面にプリントする場合、被プリント面が曲面であるので、ノズルと被プリント面との間の間隔が均一でない。前記間隔の不均一によって、インクの着点にエラーが発生して、プリントされた文字または図案に歪曲が発生するため、プリントの基本要求を満足することができない。従って、従来のプリンターは、３次元の曲面プリントを実現することができない。

以上の問題点に鑑みて、本発明は、曲面に対してプリントする場合、インクの着点にエラーが発生しない曲面プリント方法を提供することを目的とする。

前記問題を解決するために、本発明に係る曲面プリント方法は、被プリント部品の被プリント面が曲面であるかを判断するステップと、前記被プリント面が曲面であれば、プリント図案を少なくとも２つのプリント区域に分割するステップと、前記各々のプリント区域を別々に順番にプリントするステップと、を含む。

本発明に係る曲面プリント方法において、被プリント部品の異なる被プリント面に基づいて、先ずプリント図案を複数のプリント区域に分割してから、次に各々のプリント区域を別々に順番に異なる被プリント面にプリントすることによって、インクの着点にエラーが発生しなく、被プリント部品にプリントされた図案に歪曲が発生しなく、高質量のプリントを実現することができる。

本発明に係る曲面プリント方法に用いられるプリント装置の斜視図である。 本発明に係る曲面プリント方法の流れ図である。 本発明に係る曲面プリント方法に用いられるプリント装置の側断面図である。 本発明に係る曲面プリント方法におけるプリント区域を示す図である。

以下、図面に基づいて、本発明の実施例に係る曲面プリント方法置について詳細に説明する。

図１を参照すると、本発明に係る曲面プリント方法に用いられるプリント装置１０は、複数のノズルを備えるインクジェットヘッド２０、スライドレール２１及び回転手段３０を備える。前記インクジェットヘッド２０は、前記スライドレール２１の軸方向に沿って移動すると共に、前記回転手段３０に装着されている被プリント部品（例えば、ワークである）４０に文字または図案をプリントする。前記被プリント部品４０は、曲面４１及び平坦面４２を備える。前記回転手段３０は、前記被プリント部品４０を積載するとともに、前記被プリント部品４０を回転させるため、前記インクジェットヘッド２０が前記被プリント部品４０の曲面４１及び平坦面４２に文字または図案をプリントすることができる。

図２は、本発明に係る曲面プリント方法の流れ図である。前記曲面プリント方法は、以下のステップ（Ｓ２０〜Ｓ２３）を含む。

ステップＳ２０で、被プリント部品４０の被プリント面が曲面であるかを判断する。操作者は異なる被プリント部品４０に基づいて被プリント面が曲面であるかを判断する。被プリント面が曲面であれば、“はい”を選択してステップＳ２１を行い、被プリント面が曲面でなければ、“いいえ”を選択してステップＳ２３を行う。

ステップＳ２１で、前記被プリント面に基づいてプリント図案を少なくとも２つのプリント区域に分割する。図３を参照すると、前記被プリント部品４０の曲面４１及び平坦面４２に対するプリントを同じなプロセスで行なえば、前記インクジェットヘッド２０の第一ノズルが前記曲面４１にプリントする時、前記インクジェットヘッド２０の最後のノズルは前記平坦面４２にプリントするため、プリント区域内の各点と前記インクジェットヘッド２０との間隔の差異がより大きく、インクの着点にエラーが発生する。だから、図４に示したように、前記被プリント部品４０の曲面４１及び平坦面４２に基づいて、プリント図案５０を少なくとも２つのプリント区域５１、５２に分割し、前記２つのプリント区域５１、５２の間に１つの緩衝区域５３を設置する。前記緩衝区域５３の幅Ｌは、前記インクジェットヘッド２０の第一ノズルと最後のノズルとの間隔より小さくない。前記プリント図案５０を分割する場合、前記被プリント部品４０の曲面及び平坦面のような異なる曲率を有する被プリント面に基づいて、前記プリント図案５０を異なる曲率を有する被プリント面に対応する複数のプリント区域に分割し、且つ同じなプリント区域における被プリント面の各点と前記インクジェットヘッド２０との間隔を似ているようにする。

ステップＳ２２で、前記プリント図案の複数のプリント区域を別々に順番にプリントする。前記回転手段３０は前記被プリント部品４０を被プリント位置に回転させ、前記インクジェットヘッド２０は、前記被プリント部品４０の曲面４１及び平坦面４２に前記プリント図案５０のプリント区域５１、５２を別々に順番にプリントする。前記プリント図案５０を２つのプリント区域５１、５２に分割し、且つ前記２つのプリント区域５１、５２の間に緩衝区域５３を設置するので、前記被プリント部品４０の曲面４１及び平坦面４２に対するプリントは異なるプロセスで完了され、且つインクの着点にエラーが発生しない。

ステップＳ２３で、直接プリントする。前記被プリント部品４０の被プリント面が曲面でない場合、前記プリント装置１０のインクジェットヘッド２０はプリント図案５０を前記被プリント部品４０の被プリント面に直接にプリントする。

本発明に係る曲面プリント方法において、被プリント部品の異なる被プリント面に基づいて、先ずプリント図案を複数のプリント区域に分割してから、次に各々のプリント区域を別々に順番に異なる被プリント面にプリントすることによって、インクの着点にエラーが発生しなく、被プリント部品にプリントされた図案に歪曲が発生しなく、高質量のプリントを実現することができる。

以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、いうまでもない。

１０ プリント装置
２０ インクジェットヘッド
２１ スライドレール
３０ 回転手段
４０ 被プリント部品
４１ 曲面
４２ 平坦面
５０ プリント図案
５１、５２ プリント区域
５３ 緩衝区域
Ｓ２０〜Ｓ２３ プリントのステップ

Claims (7)

1. プリント装置に応用される曲面プリント方法であって、
   被プリント部品の被プリント面が曲面であるかを判断するステップと、
   前記被プリント面が曲面であれば、プリント図案を少なくとも２つのプリント区域に分割するステップと、
   前記各々のプリント区域を別々に順番にプリントするステップと、
   を含むことを特徴とする曲面プリント方法。
2. 前記プリント図案は、前記被プリント面の異なる曲率に基づいて複数のプリント区域に分割されることを特徴とする請求項１に記載の曲面プリント方法。
3. 前記被プリント面は曲面及び平坦面を含み、
   前記プリント図案は、前記被プリント面の曲面及び平坦面に基づいて少なくとも２つのプリント区域に分割されることを特徴とする請求項２に記載の曲面プリント方法。
4. 前記曲面及び前記平坦面に対するプリントは、異なるプロセスで完了されることを特徴とする請求項３に記載の曲面プリント方法。
5. 前記被プリント面が曲面でなければ、前記プリント図案を直接にプリントすることを特徴とする請求項４に記載の曲面プリント方法。
6. 前記プリント装置は、複数のノズルを備えるインクジェットヘッド及び前記被プリント部品を支持し且つ前記被プリント部品を回転させる回転手段を備えることを特徴とする請求項１に記載の曲面プリント方法。
7. 前記２つのプリント区域の間に緩衝区域が設置され、且つ前記緩衝区域の幅が、前記インクジェットヘッドの第一ノズルと最後のノズルとの間隔より小さくないことを特徴とする請求項６に記載の曲面プリント方法。

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