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JP2010266562A - 反射スクリーン - Google Patents

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JP2010266562A JP2009116218A JP2009116218A JP2010266562A JP 2010266562 A JP2010266562 A JP 2010266562A JP 2009116218 A JP2009116218 A JP 2009116218A JP 2009116218 A JP2009116218 A JP 2009116218A JP 2010266562 A JP2010266562 A JP 2010266562A
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Nobuo Shimizu
信雄 清水
Takashi Nagate
隆 長手
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Abstract

【課題】反射スクリーンに光の反射を利用してユーザーに必要な情報を提供する。
【解決手段】スクリーン基板10の観察面100aの法線NLに対して垂直方向にずれた方向から観察面100aに向けて斜めに投射された投影光Lpを、観察面100a側に反射する反射スクリーン100において、スクリーン基板10の垂直方向および水平方向に複数の凹部11が形成され、凹部11の内壁面に形成された観察面の法線に対して垂直方向にずれた方向から投射された投影光を観察面の法線方向に反射する第1反射部12と、スクリーン基板10において一部の凹部11の内壁面に、観察面100aの法線方向から投射された投影光を投射された側に反射する第2反射部13と、を備え、第2反射部13が規則に従いスクリーン基板10の凹部11に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、投影光を入射させて用いる反射スクリーンに関する。
プロジェクターなどから出射される投影光を受け、その投影光を反射させて拡大画像を映し出す反射スクリーンが知られている。その中で、近接型プロジェクター用の反射スクリーンとして、スクリーン基板の観察面に複数の凹部を形成し、凹部の単位形状部において投影光が入射される一部の内壁面に反射面を有する反射スクリーンが知られている(特許文献1参照)。
特開2009−15195号公報
近接型プロジェクター用の反射スクリーンでは、反射スクリーンに対して斜め方向から投影光を入射させ、反射スクリーンの前方の観察側に投影光を反射させるように構成されている。
しかしながら、このような反射スクリーンにおいては、拡大された画像を映すのみであり、他の目的での利用は図られていない。発明者らは、この反射スクリーンに光の反射を利用してユーザーに必要な情報を提供することを考えた。
本発明は上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる反射スクリーンは、スクリーン基板の観察面の法線に対して垂直方向にずれた方向から前記観察面に向けて斜めに投射された投影光を、観察側に反射する反射スクリーンであって、前記スクリーン基板の垂直方向および水平方向に複数の凹部が形成され、前記凹部の内壁面に形成された前記観察面の法線に対して垂直方向にずれた方向から投射された投影光を前記観察面の法線方向に反射する第1反射部と、前記スクリーン基板において一部の前記凹部の内壁面に、前記観察面の法線方向から投射された投影光を投射された側に反射する第2反射部と、を備え、前記第2反射部が規則に従い前記スクリーン基板の前記凹部に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、スクリーン基板に形成された複数の凹部に観察面の斜め方向から投射された投影光を反射する第1反射部と、一部の凹部の表面に観察面の法線方向から投射された投影光反射する第2反射部とを備えている。
第1反射部はスクリーン基板の観察面の斜め方向から投射された投影光を観察面の法線方向に反射し、近接型の反射スクリーンとして機能する。
また、第2反射部は観察面の法線方向から投射された投影光を投射された側に反射する。この、第2反射部を規則に従いスクリーン基板の凹部に配置することで、一つの凹部を一つのドットとした文字、図形、絵柄、模様などを構成すれば、法線方向から投射された投影光を反射させて、それぞれを表示することが可能である。
このようにして、通常用いられる投影光とは別の方向から入射する光を用いて、反射スクリーンに情報を表示することができ、ユーザーに必要な情報を提供することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる反射スクリーンにおいて、前記凹部は球状面を有し、前記第2反射部は前記凹部の中央部に形成され、表面が平面であることが望ましい。
この構成によれば、球状面の凹部の中央部に第2反射部が形成されているため、この第2反射部に観察面の斜め方向から投射された投影光が入射することがなく、近接型プロジェクターを用いたときの反射スクリーン特性を劣化させることはない。また、第2反射部は平面で構成され、観察面の法線方向から投射された投影光を投射された側に反射させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる反射スクリーンにおいて、前記第2反射部を有する前記凹部を規則に従い配置することで、前記観察面の法線方向から投射された投影光が反射して文字、図形、絵柄、模様が表示されることが望ましい。
この構成によれば、第2反射部を規則に従いスクリーン基板の凹部に配置することで、一つの凹部を一つのドットとした文字、図形、絵柄、模様を構成できる。そして、法線方向から投射された投影光を反射させて、これらの文字、図形、絵柄、模様などを表示する。このようにして、文字、図形、絵柄、模様などを用いてユーザーに必要な情報を提供することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる反射スクリーンにおいて、前記第2反射部を有する前記凹部が、前記スクリーン基板の上方側に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、第2反射部がスクリーン基板の上方側の部分(投影光が投影される投影源から遠い位置にある部分)に形成されている。スクリーン基板の上方側では、凹部に形成される第1反射部の形成面積が小さく、また、球状面の周縁に配置されるため、凹部の中央部に形成する第2反射部と第1反射部とを分離して形成するのが容易である。
実施形態にかかる反射スクリーンと光源との位置関係を示す断面図。 実施形態における反射スクリーンの正面図。 実施形態における反射スクリーンの垂直方向の概略断面図。 実施形態における反射スクリーンの製造工程を示す工程図。 実施形態における反射スクリーンの製造工程を示す工程図。 実施形態の反射スクリーンにおける光の反射状態を示す説明図。 実施形態の反射スクリーンにおける光の反射状態を示す説明図。 実施形態の反射スクリーンにおける、観察面の法線方向からの投影光を投射した使用状態ついて示す説明図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の寸法の割合を適宜変更している。また、以下の説明においては直交座標系を設定して各部材の位置関係について説明する。鉛直面内における所定方向をX軸方向、鉛直面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向をZ軸方向とする。
(実施形態)
図1は本実施形態にかかる反射スクリーンと光源との位置関係を示す断面図である。また、図2は本実施形態における反射スクリーンの正面図である。図3は本実施形態における反射スクリーンの垂直方向の断面を示し、図2の概略断面図である。
図1に示すように、反射スクリーン100は、反射スクリーン100の観察面100aの中心点Cを通る法線NLに対して垂直方向(Y軸方向)にずれた位置に配置されたプロジェクターなどの光源Pから、観察面100aに向けて斜めに投射された投影光Lpを、反射スクリーン100の観察側(Z軸正方向側)に反射するものである。反射スクリーン100は、法線NLがZ軸と平行に配置されている。
図2および図3に示すように、反射スクリーン100はスクリーン基板10の観察面100a側に半球状の凹部11が複数備えられている。凹部11は、略同一径の球状面に形成され、直径としては、例えば20μm〜200μm程度に形成されている。
スクリーン基板10は、例えば、樹脂等の可撓性を有する材料によって形成されている。また、スクリーン基板10は、例えば、染色等によって全体が黒色の光吸収材によって着色され、可視光を吸収可能に形成されている。
また、スクリーン基板10における凹部11の配置は、光源Pからの距離が大きくなるに従って、配置ピッチが大きくなるように配置されている。詳細には、凹部11は、矩形のスクリーン基板10の長辺に沿う方向(X方向)、及び短辺に沿う方向(Y方向)に複数配列されており、X方向のピッチ及びY方向のピッチが光源Pからの距離が大きくなるに従って、順次大きくなるように形成されている。つまり、凹部11は光源Pからの距離に応じて密度が疎となる分布で配置されている。
そして、図3に示すように、凹部11の内壁面には観察面100aの斜め方向から投射された投影光が投射される部分に第1反射部12が形成されている。このため、第1反射部12は凹部11の内壁面の一部分に形成され、この第1反射部12は光源Pからの距離が大きくなるに従い、形成面積が小さくなっている。つまり、スクリーン基板10の上方側(光源Pから遠ざかった部分)では、スクリーン基板10の下方側(光源Pに近い部分)に比べて、第1反射部12の形成面積は小さい。
この第1反射部12は、例えば、アルミニウム(Al)等の反射性を有する材料によって、スパッタ法または蒸着法により膜厚が10nm〜5μmとなるように成膜されている。
さらに、スクリーン基板10の上方側および下方側に位置する一部の凹部11の内壁面には、第2反射部13が形成されている。第2反射部13は凹部11の中央部に形成され、その表面はXY方向に広がる平面である。このため、観察面100aの法線方向から第2反射部13に投射された投影光は、投射された側に反射する。ここで凹部11の中央部とは、凹部11の半球状の内壁面が形成するスクリーン基板10の厚み方向に最も窪んだ付近の部分をいう。
そして、第2反射部13を規則に従いスクリーン基板の凹部11に配置して、一つの凹部11を一つのドットとし、文字、数字、図形、絵柄、模様などを構成している。
なお、本実施形態ではスクリーン基板10の上方側に位置する部分と、下方側に位置する一部の凹部11に第2反射部13が設けられている。特に、図3に示すようにスクリーン基板10の上方側では、凹部に形成される第1反射部12の形成面積が小さく、また、球状面の周縁に配置されるため、凹部11の中央部に形成する第2反射部13と第1反射部12とを分離して形成するのが容易である。
また、凹部11の内壁面には、光源Pからの投影光Lpが照射される範囲外に、光吸収面15が形成されている。光吸収面15は、スクリーン基板10の基材を黒色にすること、または凹部11の内壁面にブラックカーボン粉末などの光吸収性材料を塗布するなどの方法で得られる。
そして、スクリーン基板10の観察面100a上には、凹部11を充填するように保護層18が形成されている。保護層18は、例えば、樹脂などの可撓性を有する材料で形成されている。
さらに、保護層18の上で、スクリーン基板10の観察面100a側の最表面には、反射防止層19が形成されている。反射防止層19は、保護層18と同様な材料で形成され、保護層18の表面での投影光または外光などの反射を防止するように保護層18との間で屈折率が調整されている。
次に、上記のような構成の反射スクリーンを製造方法の一例について説明する。
図4、図5は本実施形態の反射スクリーンの製造方法を説明する工程図である。
まず、図4(a)に示すように、スクリーン基板10の観察面100aに複数の凹部11を形成する。凹部11の形成方法は、公知の技術を用いることができる。例えば、ガラス基板などにエッチングにより凹部を形成し、そのガラス基板を型として、2P転写法を用いてスクリーン基板を形成できる。また、エンボス加工を施してスクリーン基板を形成してもよい。
次に、スクリーン基板10全体を、染色などにより黒色に着色する。これにより、スクリーン基板10を光吸収層として機能させることができる。
続いて、図4(b)に示すように、スクリーン基板10の凹部11の内壁面にアルミニウム(Al)などの反射性に優れた材料を用いて、反射膜21を形成する。反射膜21は、蒸着法またはスパッタ法により成膜する。また、反射材料を凹部11にスプレーして反射膜21を形成してもよい。
次に、図4(c)に示すように、スクリーン基板10の観察面100a側にネガ型のレジストを塗布してレジスト膜22を形成する。そして、スクリーン基板10の観察面100aに対して斜め方向に位置する露光光源23から光を照射してレジスト膜22を感光させる。なお、露光光源23の設置位置は、図1で説明した反射スクリーンに光源から入射する入射角度と同等または小さくなるように設定されている。
このような状態で、レジスト膜22を露光させることで、凹部11の投影光が照射される部分に対応した部分のレジスト膜22が感光する。
次に、図4(d)に示すように、レジスト膜22を現像して、感光させた部分のレジスト膜22を残し、それ以外のレジスト膜22を剥離する。これにより、レジスト膜22の感光させた部分を除いて反射膜21が露出する。
続いて、図5(a)に示すように、露出した反射膜21をエッチングにより除去する。これにより、レジスト膜22を感光させた部分を除き、凹部11の表面が露出する。
そして、図5(b)に示すように、反射膜21上に残ったレジスト膜22を剥離する。これにより、凹部11の投影光が照射される部分に対応した部分に第1反射部12が形成される。
次に、図5(c)に示すように、一部の凹部11の中央部にインクジェット装置24からアルミニウムを含む金属インク25を吐出して塗布する。なお、金属インク25を塗布する凹部11は予め、文字、図形などを構成する部分に設定されている。その後、金属インク25を乾燥させて固化することで、第2反射部13を形成する。この第2反射部13の表面は平面に形成されている。金属インク25の固化した表面は、金属インク25の粘度を調整することで、表面が平面となるように形成することができる。
また、金属インクの代わりに、フレーク状のアルミニウムを含んだ塗料を用いることもできる。
そして、図5(d)に示すように、凹部11を充填するように保護層18を形成し、さらに、保護層18の上に反射防止層19を形成する。このようにして、本実施形態の反射スクリーン100を製造することができる。
次に、反射スクリーンの作用について説明する。
図6は本実施形態の反射スクリーンにおける、観察面に対して斜めからの投影光の反射状態を示す説明図である。図7は本実施形態の反射スクリーンにおける、観察面の法線方向からの投影光の反射状態を示す説明図である。図8は本実施形態の反射スクリーンにおける、観察面の法線方向からの投影光を投射した使用状態について示す説明図である。
図1で説明したように、反射スクリーン100の観察面100aの中心点Cを通る法線NLに対して垂直方向(Y軸方向)にずれた位置に配置されたプロジェクターなどの光源Pから、観察面100aに向けて斜めに投影光Lpが投射され、反射スクリーン100に映像が映しだされる。
このような、観察面100aに対して斜めに入射した投影光Lpは、図6に示すように、反射防止層19に入射する。反射防止層19に入射した投影光Lpは、反射防止層19を透過して保護層18に入射する。このとき、反射防止層19は保護層18との間で屈折率が調整されているので、反射防止層19を透過した投影光Lpが保護層18の表面での反射が防止される。
保護層18に入射した投影光Lpは、保護層18を透過して凹部11内に形成された第1反射部12に到達する。第1反射部12に到達した投影光Lpは、第1反射部12によって反射スクリーン100の観察側に反射光Lrが反射される。
一方、反射スクリーン100の観察面100aには、投影光Lpのほかに反射スクリーン100の上方から外光Loが入射する。観察面100aに入射した外光Loは、反射防止層19に入射して、反射防止層19を透過して保護層18に入射する。外光Loは反射防止層19が形成されているため、保護層18の表面で観察側に反射することが防止される。
そして、保護層18の表面に到達した外光Loは、保護層18を透過して凹部11に入射する。凹部11に入射した外光Loは、凹部11の光吸収面15に到達する。そして、凹部11の光吸収面15に到達した外光Loは光吸収面15に吸収される。
また、第2反射部13は凹部11内の中央部に形成されているため、投影光Lpおよび外光Loは、凹部11の縁に遮られ第2反射部13に入射しない。このため、第2反射部13による反射光Lrへの干渉はない。
このように、本実施形態の反射スクリーン100は、観察面100aに対して斜めからの投影光Lpが入射した場合には、コントラストの高い映像を映し出すことができる。
次に、本実施形態の反射スクリーン100において、観察面100aの法線方向から投影光が入射した場合の、凹部11における光の反射について説明する。
図7に示すように、スクリーン基板10の観察面100aの法線方向から入射した投影光Lpaは、反射防止層19に入射する。反射防止層19に入射した投影光Lpaは、反射防止層19を透過して保護層18に入射する。このとき、反射防止層19は保護層18との間で屈折率が調整されているので、反射防止層19を透過した投影光Lpaが保護層18の表面での反射が防止される。
保護層18に入射した投影光Lpaは、保護層18を透過して凹部11内に形成された第2反射部13に到達する。第2反射部13に到達した投影光Lpaは、第2反射部13によって反射スクリーン100の観察側に反射光が反射される。第2反射部13は平面に形成されているため、入射光とほぼ同じ方向に反射される。
また、反射スクリーン100の反射防止層19および保護層18を透過して凹部11内に形成された第1反射部12に到達した投影光Lpaは、第1反射部12によって反射スクリーン100の観察面100aに対して斜めの方向に反射光Lraとして反射される。
さらに、反射スクリーン100の反射防止層19および保護層18を透過して凹部11内の光吸収面15に入射した投影光Lpaは、光吸収面15に吸収される。
続いて、上記のような投影光Lpaの反射が行われる反射スクリーン100の使用状態ついて説明する。
図8(a)に示すように、反射スクリーン100の正面にプロジェクター82が配置され、投影光Lpaが観察面100aの法線方向から入射する状態にある。
反射スクリーン100は可撓性を有する材料で形成され、台座80内でロール状に巻き取られ上方に引き出せるように構成されている。
反射スクリーン100を台座80から少し引き出した状態において、プロジェクター82から投影光Lpaを反射スクリーン100に出射すると、反射スクリーン100の上方部分に観察面100aの法線方向から投影光Lpaが入射する。
反射スクリーン100の上方側の両側部分には第2反射部形成領域84aが設けられている。この領域内に一つの凹部を一つのドットとし、文字、図形、絵柄、模様などを構成できるように凹部に第2反射部が規則に従って配置されている。
投影光Lpaが凹部の第2反射部に入射し、その入射した方向に反射することから、例えば図8(b)に示すように、反射スクリーン100にドットで構成された文字、数字などが表示される。
また、反射スクリーン100を台座80から定位置まで引き出した場合、反射スクリーン100の下方部分に観察面100aの法線方向から投影光Lpaが入射する。
反射スクリーン100の下方側の両側部分には第2反射部形成領域84bが設けられている。この領域内に一つの凹部を一つのドットとし、文字、図形、絵柄、模様などを構成できるように凹部に第2反射部が規則に従って配置されている。
投影光Lpaが凹部の第2反射部に入射し、その入射した方向に反射することから、例えば図8(c)に示すように、反射スクリーン100にドットで構成された文字、数字などが表示される。
これらの反射スクリーンに表示可能な文字、図形、絵柄、模様などを組み合わせて、ユーザーに必要な情報を提供することができる。例えば、製造社名、反射スクリーンの使用方法、反射スクリーンの種類、利用できるプロジェクターの型番、などの情報が投影光を利用して反射スクリーンに表示可能である。
以上、本実施形態の反射スクリーン100は、スクリーン基板10に形成された複数の凹部11に、観察面100aの斜め方向から投射された投影光Lpを反射する第1反射部12と、一部の凹部11の表面に観察面100aの法線方向から投射された投影光Lpaを反射する第2反射部13とを備えている。
第1反射部12はスクリーン基板10の観察面100aの斜め方向から投射された投影光Lpを観察面100aの法線方向に反射し、近接型の反射スクリーンとして機能する。
また、第2反射部13は観察面100aの法線方向から投射された投影光Lpaを投射された側に反射する。そして、第2反射部13を規則に従いスクリーン基板10の凹部11に配置することで、一つの凹部11を一つのドットとし、文字、図形、絵柄、模様などを構成し、法線方向から投射された投影光Lpaを反射させて、それぞれを表示することが可能である。
このようにして、通常用いられる投影光とは別の方向から入射する光を用いて、反射スクリーン100に情報を表示することができ、ユーザーに必要な情報を付加することができる。
なお、凹部の形状は球状面を有するものであれば、実施形態で説明した半球状ではなく、半楕円球状、円錐状、扇型、またはこれらの組み合わせであってもよい。
また、第2反射部を形成する部分は反射スクリーンのどの部分であってもよい。
さらに、上記実施形態において、反射スクリーンの観察面に保護層、反射防止層を設けたが、これらの層を設けなくてもよい。
10…スクリーン基板、11…凹部、12…第1反射部、13…第2反射部、15…光吸収面、18…保護層、19…反射防止層、21…反射膜、22…レジスト膜、23…露光装置、24…インクジェット装置、25…金属インク、80…台座、82…プロジェクター、84…第2反射部形成領域、100…反射スクリーン、100a…観察面。

Claims (4)

  1. スクリーン基板の観察面の法線に対して垂直方向にずれた方向から前記観察面に向けて斜めに投射された投影光を、観察側に反射する反射スクリーンであって、
    前記スクリーン基板の垂直方向および水平方向に複数の凹部が形成され、
    前記凹部の内壁面に形成された前記観察面の法線に対して垂直方向にずれた方向から投射された投影光を前記観察面の法線方向に反射する第1反射部と、
    前記スクリーン基板において一部の前記凹部の内壁面に、前記観察面の法線方向から投射された投影光を投射された側に反射する第2反射部と、を備え、
    前記第2反射部が規則に従い前記スクリーン基板の前記凹部に配置されていることを特徴とする反射スクリーン。
  2. 請求項1に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記凹部は球状面を有し、
    前記第2反射部は前記凹部の中央部に形成され、表面が平面であることを特徴とする反射スクリーン。
  3. 請求項1または2に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記第2反射部を有する前記凹部を規則に従い配置することで、前記観察面の法線方向から投射された投影光が反射して文字、図形、絵柄、模様が表示されることを特徴とする反射スクリーン。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の反射スクリーンにおいて、
    前記第2反射部を有する前記凹部が、前記スクリーン基板の上方側に形成されていることを特徴とする反射スクリーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088693A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Seiko Epson Corp 映像表示装置

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