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JP2010265822A - 内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の燃料噴射制御装において、アイドル回転制御と気筒間補正制御を利用しつつ、最適な学習方法によって、複数の異なる燃料噴射圧力水準におけるパイロット噴射量の燃料噴射弁(インジェクタ)毎のバラツキを補正することができる内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法を提供する。
【解決手段】内燃機関がアイドル運転状態で、アイドル回転制御と気筒間補正制御とが作動しているときに、両制御における制御値がシリンダ内燃料噴射の主噴射の指示噴射量Fmiのみに作用するように制御し、この制御の元で、パイロット噴射Fpを行った第1制御時と、パイロット噴射Fpを行わない第2制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量Fmiの差ΔFmを各気筒毎に指示パイロット噴射量Fpiと比較し、学習補正量を算出して更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の気筒(シリンダ)内へ燃料を噴射する燃料噴射弁の指示噴射量と実噴射量との差異を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法に関する。
内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射弁の指示噴射量と実噴射量との差異を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置の従来技術の一つとして、アイドル運転で燃料噴射圧力を複数の燃料噴射圧力水準に変更し、TQパルス時間に対する実際の噴射量のズレや噴射量経時変化に対応した噴射量補正量を、無負荷燃費に相当する学習制御時噴射量をn回に分割し、このn回の分割噴射を行いながら、FCCB補正及びISC補正を実施することで各気筒毎に算出する内燃機関用噴射量制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この内燃機関用噴射量制御装置では、インジェクタ(燃料噴射弁)の微小噴射量、特に燃焼音や排気ガスに影響するパイロット噴射量の精度向上のため、微小噴射量の学習制御が行われている。この方式では、無負荷アイドル運転時の負荷であるエンジンフリクション、即ち、エンジン回転に対する摩擦抵抗を基準とし、メイン噴射をn分割して1噴射当たりを通常時のパイロット噴射量に近い値にして微小噴射量の学習制御を実施している。
しかしながら、無負荷アイドル運転時のフリクションは、内燃機関の潤滑油の温度と冷却水の温度が安定した暖機後であっても、大気圧、大気温等の環境条件によって異なるので、学習可能な条件は限定され、常時行うことができないという問題や、エンジンフリクションは同一機種、同一条件下であっても、内燃機関の固体毎にバラツキがあり、このバラツキによって学習精度が制限されるという問題がある。
また、この内燃機関用噴射量制御装置のように、複数の異なる燃料噴射圧力水準で学習を行う場合、燃料噴射圧によって燃料増圧ポンプの駆動負荷が変わり、通常燃料増圧ポンプはエンジンクランクシャフトから駆動力を得ているので、エンジンフリクションも変化し、学習値がその分ずれるという問題がある。
更には、トラックでは、ダンプやミキサー、クレーン等の架装物であるPTO(パワーテイクオフ:Power Take Off)が取り付けられる車両が多く、PTOを備えている場合には、PTO作動運転状態とPTO非作動の無負荷アイドル運転状態とを識別することができないため、誤学習するという問題がある。
特開2003−254139号公報
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法において、アイドル回転制御と気筒間補正制御(シリンダーバランシング)を利用する点では従来技術と同様であるが、最適な学習方法によって、上記の問題点によらず、複数の異なる燃料噴射圧力水準におけるパイロット噴射量の燃料噴射弁(インジェクタ)毎のバラツキを補正することができる内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、内燃機関の燃料噴射弁における燃料噴射の指示量と実際の燃料噴射量との差を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、内燃機関の運転状態がアイドル状態で、アイドル回転制御と気筒間補正制御とが作動しているときに、両制御における制御値がシリンダ内燃料噴射の主噴射の指示噴射量のみに作用するように制御し、この制御の元で、パイロット噴射を行った第1制御時と、パイロット噴射を行わない第2制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を各気筒毎に指示パイロット噴射量と比較し、前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量未満であれば実パイロット噴射量が指示値よりも小さいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を増加するように学習補正量を更新し、前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量より大きければ実パイロット噴射量が指示値よりも大きいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を減少するように学習補正量を更新するように構成される。
この構成によれば、無負荷アイドル状態でなくても、あるいは、環境条件が異なっていても負荷が安定していて、アイドル時の回転数を予め設定されたアイドル用の回転数に維持するアイドル回転制御と、気筒間補正制御が作動可能な条件下であれば補正値の学習を正しく行える。その上、エンジンフリクションに個体差バラツキがあっても学習値の精度に影響しない。更に、複数の異なる燃料噴射圧力水準で学習を行う場合に、燃料増圧ポンプの駆動負荷変化が学習値の精度に影響するのを回避できる。
上記の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記指示パイロット噴射量と同じ噴射量でアフター噴射を前記パイロット噴射に加えて行い、前記パイロット噴射と前記アフター噴射を行った第3制御時と、前記パイロット噴射を行うが前記アフター噴射を行わない第4制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を算出するように構成する。この構成によれば、パイロット噴射の有り無しでは、燃焼音の違いが大きなり過ぎる等の問題で、パイロット噴射を停止できない場合でも、学習補正を行うことができる。
上記の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記学習補正量の更新を、複数の異なる燃料噴射圧力水準の下で行うと、複数の異なる燃料噴射圧力水準における補正値を得ることができる。
また、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の燃料噴射制御方法は、内燃機関の燃料噴射弁における燃料噴射の指示量と実際の燃料噴射量との差を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御方法において、内燃機関の運転状態がアイドル状態で、アイドル回転制御と気筒間補正制御とが作動しているときに、両制御における制御値がシリンダ内燃料噴射の主噴射の指示噴射量のみに作用するように制御し、この制御の元で、パイロット噴射を行った第1制御時と、パイロット噴射を行わない第2制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を各気筒毎に指示パイロット噴射量と比較し、前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量未満であれば実パイロット噴射量が指示値よりも小さいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を増加するように学習補正量を更新し、前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量よりおおきければ実パイロット噴射量が指示値よりも大きいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を減少するように学習補正量を更新することを特徴とする方法である。
この方法によれば、無負荷アイドル状態でなくても、あるいは、環境条件が異なっていても負荷が安定していて、アイドル回転制御と気筒間補正制御が作動可能な条件下であれば補正値の学習を正しく行える。その上、エンジンフリクションに個体差バラツキがあっても学習値の精度に影響しない。更に、複数の異なる燃料噴射圧力水準で学習を行う場合に、燃料増圧ポンプの駆動負荷変化が学習値の精度に影響するのを回避できる。
上記の内燃機関の燃料噴射制御方法において、前記指示パイロット噴射量と同じ噴射量でアフター噴射を前記パイロット噴射に加えて行い、前記パイロット噴射と前記アフター噴射を行った第3制御時と、前記パイロット噴射を行うが前記アフター噴射を行わない第4制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を算出する。この方法によれば、パイロット噴射の有り無しでは、燃焼音の違いが大きなり過ぎる等の問題で、パイロット噴射を停止できない場合でも、学習補正を行うことができるようになる。
上記の内燃機関の燃料噴射制御方法において、前記学習補正量の更新を、複数の異なる燃料噴射圧力水準の下で行うと、複数の異なる燃料噴射圧力水準における補正値を得ることができる。
本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法によれば、無負荷アイドル状態でなくても、あるいは、環境条件が異なっていても負荷が安定していて、アイドル回転制御と気筒間補正制御が作動可能な条件下であれば補正値の学習を正しく行える。その上、エンジンフリクションに個体差バラツキがあっても学習値の精度に影響しない。更に、複数の異なる燃料噴射圧力水準で学習を行う場合に、燃料増圧ポンプの駆動負荷変化が学習値の精度に影響するのを回避できる。
第1の実施の形態におけるパイロット噴射と主噴射を行なう噴射を示した図である。 第1の実施の形態におけるパイロット噴射なしで、指示パイロット噴射量と指示主噴射の増加量が等しい場合を示した図である。 第1の実施の形態におけるパイロット噴射なしで、指示パイロット噴射量よりも指示主噴射の増加量が少ない場合を示した図である。 第1の実施の形態におけるパイロット噴射なしで、指示パイロット噴射量よりも指示主噴射の増加量が多い場合を示した図である。 第2の実施の形態におけるパイロット噴射とアフター噴射と主噴射を行なう噴射を示した図である。 第2の実施の形態におけるパイロット噴射ありで、アフター噴射なしで、指示パイロット噴射量と指示主噴射の増加量が等しい場合を示した図である。 第2の実施の形態におけるパイロット噴射ありで、アフター噴射なしで、指示パイロット噴射量よりも指示主噴射の増加量が少ない場合を示した図である。 第2の実施の形態におけるパイロット噴射ありで、アフター噴射なしで、指示パイロット噴射量よりも指示主噴射の増加量が多い場合を示した図である。 4個の燃料噴射弁に関する、燃料噴射弁への通電時間と実噴射量との関係を示した図である。 4個の燃料噴射弁に関する、燃料噴射弁への通電時間と実噴射量変化率との関係を示した図である。 4個の燃料噴射弁に関する、指示噴射量と実噴射量との関係を示した図である。 4個の燃料噴射弁に関する、指示噴射量と実噴射量変化率との関係を示した図である。
以下、本発明に係る第1及び第2の実施の形態の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法について、図面を参照しながら説明する。
最初に第1の実施の形態の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法について説明する。この内燃機関の燃料噴射制御では、アイドル回転制御と気筒間補正制御(シリンダーバランシング)を利用しつつ。複数の異なる燃料噴射圧力水準におけるパイロット噴射量の燃料噴射弁(インジェクタ)毎のバラツキを補正する制御方法である。
より詳細には、内燃機関(エンジン)の運転状態が、アイドル状態でアイドル回転制御と気筒間補正制御が作動している時に、これらの制御値が、主噴射の指示噴射量のみに作用するようにし、図1のようにパイロット噴射Fpありの第1制御の場合でアイドル回転数が安定して変動が少なくなったときの指示主噴射量Fm1と、図2〜図4に示すように、パイロット噴射Fpなしの第2制御の場合でアイドル回転数が安定して変動が少なくなったときの指示主噴射量Fm2、Fm3,Fm4との差ΔFm(=Fm2−Fm1,Fm3−Fm1,Fm4−Fm1)を各気筒毎に記録する。
この指示主噴射量の差ΔFmが、図2に示すように指示パイロット噴射量Fpiと同じであれば、実パイロット噴射量Fpmが指示値Fpiと同じであると判断して指示パイロット噴射量Fpiでの通電時間tiをそのまま維持する。
この指示主噴射量の差ΔFmが、図3に示すように指示パイロット噴射量Fpi未満であれば実パイロット噴射量Fpmが指示値Fpiよりも小さいと判断して指示パイロット噴射量Fpiでの通電時間tiを増加するように学習補正量を更新する。
逆に、この差ΔFmが、図4のように、指示パイロット噴射量Fpiより大きければ実パイロット噴射量Fpmが指示値Fpiよりも大きいと判断して指示パイロット噴射量Fpiでの通電時間tiを減少するように学習補正量を更新する。
そして、この学習補正量を更新する制御を、複数の異なる燃料噴射圧力水準の下で行うことにより、複数の異なる燃料噴射圧力水準における補正値を得ることができる。次に、上記の補正方法を用いる理由について説明する。図9の燃料噴射弁(インジェクタ)の例でいうと、約5mm3/st以下のパイロット噴射で使用する、楕円で囲んだ範囲のような、微小噴射量領域では、燃料噴射弁A,B,C,Dの個体差の噴射量バラツキが大きい。
しかし、噴射量が5mm3/st以上の主噴射で使用する領域では燃料噴射弁のメーカーの出荷時の調整可能範囲でもあり、噴射量のバラツキが小さく、特に傾きのバラツキは殆ど無い。なお、この傾きは、図10に示す通電時間に対する実噴射量変化率(mm3/st/μs)で見るとよく分かる。本発明では、この燃料噴射弁の特性を利用して微小噴射量の補正を行う。
図11は図9の4本のインジェクタの平均値を基に、指示噴射量から通電時間を求め、その通電時間で噴射した場合の各燃料噴射弁の実噴射量を示す。5mm3/st以下のパイロット噴射で使用する、図9と同様に、図11に示す楕円で囲んだ範囲のような微小噴射量領域では、バラツキは大きいが、5mm3/st以上ではバラツキは小さく、少なくとも傾き(図12の指示噴射量に対する実噴射量の変化率)は殆どバラツキがない。
従って、この燃料噴射弁A,B,C,Dの例でいうと、5mm3/st以上では絶対値には若干バラツキはあるが、図12に示すように指示噴射量の変化量と実噴射量の変化量の比率である実噴射量変化率(mm3/st/mm3/st)は、ほぼ同じ(変化率=1)と言える。
上記のように、実噴射量Mが小さくバラツキが大きい微小噴射量の範囲で、パイロット噴射量Fpmと指示パイロット噴射量Fpiを直接比較せずに、実噴射量Mが比較的大きくバラツキが小さい噴射量の範囲で(実パイロット噴射量Fpm+実主噴射量Fm1)と(実主噴射量Fm2(Fm3,Fm4等))を計測し、これらの差ΔFmと、指示パイロット噴射量Fpiを比較することで、精度良く補正量を算出する。
つまり、実主噴射量Fmmを加えて、パイロット噴射量Fpmと指示パイロット噴射量Fpiを直接比較しないのは、図9や図11に示されているように、実噴射量Mが約5mm3/st以下であると、バラツキを生じるからである。そのため、実主噴射量Fmmを加えた、実噴射量Mが約5mm3/stより大きい、バラツキのない範囲で補正量を算出することにしている。
言い換えれば、「Fm2(Fm3,F4m等)−Fm1」をFpiと比較し、「Fm2(Fm3,F4m等)−Fm1」がFpiよりも小さければ、指示パイロット噴射量Fpiでの通電時間tiを増加するように学習補正量を更新する。逆に、「Fm2(Fm3,F4m等)−Fm1」がFpiよりも大きければ、指示パイロット噴射量Fpiでの通電時間tiを減少するように学習補正量を更新する。
次に、第2の実施の形態の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法について説明する。この内燃機関の燃料噴射制御では、パイロット噴射Fpの有り無しでは、燃焼音の違いが大きくなり過ぎる等、パイロット噴射Fpを停止することができない場合でも、学習補正量を更新できる。このアフター噴射では、パイロット噴射量と同じ噴射量で噴射を行っても、燃焼音等の問題が起こり難い。
この方法では、図5示すように、パイロット噴射Fpと同じ指示噴射量で主噴射Fmの後にアフター噴射Faを行う第3制御を行い、図5に示すようなアフター噴射Faの有りの第3制御の場合と、図6〜図8に示すようなアフター噴射Fa無しの第4制御の場合とで、指示主噴射量Fm2、Fm3,Fm4との差ΔFm(=Fm2−Fm1,Fm3−Fm1,Fm4−Fm1)を、指示アフター噴射量Faiとの比較して、第1の実施の形態と同様に、学習補正量を更新してもよい。
上記の構成の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法によれば、無負荷アイドル状態でなくても、あるいは、環境条件が異なっていても負荷が安定していて、アイドル回転制御と気筒間補正制御が作動可能な条件下であれば補正値の学習を正しく行える。その上、エンジンフリクションに個体差バラツキがあっても学習値の精度に影響しない。更に、複数の異なる燃料噴射圧力水準で学習を行う場合に、燃料増圧ポンプの駆動負荷変化が学習値の精度に影響するのを回避できる。
本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法は、内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法において、アイドル回転制御と気筒間補正制御(シリンダーバランシング)を利用する点では従来技術と同様であるが、最適な学習方法によって、上記の問題点によらず、複数の異なる燃料噴射圧力水準におけるパイロット噴射量の燃料噴射弁(インジェクタ)毎のバラツキを補正することができるので、自動車等に搭載する内燃機関の燃料噴射制御装置及び内燃機関の燃料噴射制御方法として利用することができる。
Fp パイロット噴射
Fpi 指示パイロット噴射量
Fpm 実パイロット噴射量
Fm 主噴射
Fm1,Fm2,Fm3,Fm4 指示主噴射量
Fmi 指示主噴射量
Fmm 実主噴射量
Fa アフター噴射
Fai 指示アフター噴射量
Fam アフター噴射

Claims (6)

  1. 内燃機関の燃料噴射弁における燃料噴射の指示量と実際の燃料噴射量との差を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    内燃機関の運転状態がアイドル状態で、アイドル回転制御と気筒間補正制御とが作動しているときに、両制御における制御値がシリンダ内燃料噴射の主噴射の指示噴射量のみに作用するように制御し、
    この制御の元で、パイロット噴射を行った第1制御時と、パイロット噴射を行わない第2制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を各気筒毎に指示パイロット噴射量と比較し、
    前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量未満であれば実パイロット噴射量が指示値よりも小さいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を増加するように学習補正量を更新し、
    前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量より大きければ実パイロット噴射量が指示値よりも大きいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を減少するように学習補正量を更新することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記指示パイロット噴射量と同じ噴射量でアフター噴射を前記パイロット噴射に加えて行い、前記パイロット噴射と前記アフター噴射を行った第3制御時と、前記パイロット噴射を行うが前記アフター噴射を行わない第4制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記学習補正量の更新を、複数の異なる燃料噴射圧力水準の下で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 内燃機関の燃料噴射弁における燃料噴射の指示量と実際の燃料噴射量との差を補正しながら燃料噴射を制御する内燃機関の燃料噴射制御方法において、
    内燃機関の運転状態がアイドル状態で、アイドル回転制御と気筒間補正制御とが作動しているときに、両制御における制御値がシリンダ内燃料噴射の主噴射の指示噴射量のみに作用するように制御し、
    この制御の元で、パイロット噴射を行った第1制御時と、パイロット噴射を行わない第2制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を各気筒毎に指示パイロット噴射量と比較し、
    前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量未満であれば実パイロット噴射量が指示値よりも小さいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を増加するように学習補正量を更新し、
    前記指示主噴射量の差が前記指示パイロット噴射量より大きければ実パイロット噴射量が指示値よりも大きいと判断して前記指示パイロット噴射量での通電時間を減少するように学習補正量を更新することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御方法。
  5. 前記指示パイロット噴射量と同じ噴射量でアフター噴射を前記パイロット噴射に加えて行い、前記パイロット噴射と前記アフター噴射を行った第3制御時と、前記パイロット噴射を行うが前記アフター噴射を行わない第4制御時とで、アイドル回転数が安定した時の指示主噴射量の差を算出することを特徴とする請求項4記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
  6. 前記学習補正量の更新を、複数の異なる燃料噴射圧力水準の下で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
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