JP4421451B2 - 内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置 - Google Patents
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Description
ポンプピストンは、内燃機関の回転軸(たとえば、カム軸)に設けられたポンプ駆動用カムにより駆動され、シリンダ内を往復動して、吸入行程では加圧室内に燃料を吸入し、吐出行程では加圧室内の燃料をデリバリパイプに圧送する。
このような異常の検出方法として、燃料圧力に加え、高圧ポンプ吐出量および噴射量指令値に基づいて、燃料供給システムの異常を検出する装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
たとえば、高圧ポンプの吐出量と燃料噴射弁の噴射量との各積算値を比較した結果、吐出量積算値が噴射量積算値を上回っているにもかかわらず燃料圧力が低下した場合には異常状態と判定されるが、積算の間に高圧ポンプ吐出量よりも燃料噴射弁の噴射量が多くなる状態があれば、高圧ポンプ下流側の高圧レギュレータ特性によって、実際には正常であるにも関わらず燃料圧力が低下する場合があり、異常状態を誤判定する可能性があるという課題があった。
内燃機関の各気筒に個別に燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃料噴射弁に加圧燃料を供給するデリバリパイプと、内燃機関により駆動されるポンプ駆動カムと、ポンプ駆動カムにより駆動され、デリバリパイプに加圧燃料を吐出する高圧ポンプと、高圧ポンプの下流側に設けられ、高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を調整する高圧レギュレータと、デリバリパイプ内の燃料圧力を検出する燃料圧力検出手段とを備えた内燃機関の燃料供給システムにおいて、高圧レギュレータの流量に対応した高圧レギュレータ推定流量を求める高圧レギュレータ流量推定手段と、燃料供給システムの異常を検出する異常検出手段と、をさらに備え、高圧レギュレータ流量推定手段は、内燃機関の回転速度に基づいて算出される高圧ポンプの吐出推定燃料量と、内燃機関の運転状態に基づいて算出される要求噴射燃料量との燃料量偏差を用いて、高圧レギュレータ推定流量を求め、異常検出手段は、高圧レギュレータの設定燃料圧力よりも低く且つ高圧レギュレータ推定流量が減少するにつれて減少するように設定された異常判定値と燃料圧力とを比較し、異常判定値よりも燃料圧力が低い場合に、燃料供給システムが異常であると判定するとともに、高圧レギュレータの流量が少なくなることによって正常状態で調整目標となる設定燃料圧力を保持することができなくなる領域、を決定する所定流量よりも高圧レギュレータ推定流量が少ない場合には、燃料供給システムの異常検出を禁止するものである。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置を示すブロック構成図であり、4気筒の筒内噴射式内燃機関に適用した例を示している。
また、図2は燃料供給システムのライン構成を図1内の各ブロックとともに図式的に示す系統図であり、特に高圧ポンプに関連した構成を具体的に示している。
内燃機関101の吸気系は、内燃機関101の吸入空気を浄化するエアクリーナ102と、内燃機関101への吸入空気量を計測するエアフローセンサ103と、吸入空気を内燃機関101へ送る吸気管104と、吸入空気量を調節するスロットルバルブ105とにより構成される。
燃料噴射弁106は、内燃機関101の各気筒の燃焼室に個別に設けられており、ECU(電子式コントロールユニット)150の制御下で、インジェクタドライバ151を介して駆動されることにより、内燃機関101の運転状態に見合った噴射量の燃料を燃焼室内に供給する。
信号板121およびセンサ122は、クランク角センサを構成しており、センサ122は、信号板121の外周突起を検出することによりクランク角信号を発生する。
クランク角信号は、ECU150に入力されて、点火時期、燃料噴射時期および噴射量などの演算タイミングの基準となる。また、クランク角信号の周期からエンジン回転速度Neが得られる。
カム軸110には、信号板111が取り付けられており、信号板111には、電磁ピックアップからなるセンサ112が対向配置されている。
信号板111およびセンサ112は、カム角センサを構成しており、センサ112は、信号板111の外周突起を検出することによりカム信号を発生する。
カム信号は、ECU150に入力されて、気筒位置の基準となる。
燃料噴射弁106a〜106dには、加圧燃料を燃料噴射弁106a〜106dに吐出するためのデリバリパイプ162が接続されている。
高圧ポンプ140は、ポンプ駆動カム146により駆動され、ポンプ駆動カム146は、内燃機関101によりカム軸110を介して駆動される。
デリバリパイプ162の一端には、燃料圧力センサ163が設けられており、燃料圧力センサ163は、デリバリパイプ162内の燃料圧力Fpを検出してECU150に入力する。
また、高圧ポンプ140内のシリンダの燃料吸入口は、低圧ポンプ161を介して燃料タンク160に連通されている。
高圧ポンプ140において、ポンプピストン145は、ポンプ駆動カム146により駆動されてシリンダ内を往復運動し、加圧室142内に燃料を吸入して加圧し、スプリング144は、加圧室142が拡大する方向にポンプピストン145を常時付勢する。
また、チェックバルブ143は、シリンダの燃料吸入口および燃料吐出口に配設されて、シリンダ内への燃料吸入およびシリンダからの燃料吐出を行う。
図3において、高圧レギュレータ141は、シリンダの燃料吐出口に連通されたバルブシート201および燃料入口202と、パイプ203と、パイプ203を開閉するバルブ204と、パイプ203内に設けられたスプリング205と、パイプ203の側面に設けられて燃料タンク160に連通された燃料出口206とを備えている。
この結果、高圧側の燃料圧力は、あらかじめ設定された所定圧力に調整される。
図4において、実線は設定燃料圧力(7[MPa])を調整目標とした燃料圧力を示し、1点鎖線は異常判定値Fp_failを示している。
高圧レギュレータ141の流量は、50[L/h]となるように設定され、高圧レギュレータ141の高圧側の燃料圧力は、7[MPa]となるように設定されている。
また、燃料圧力(実線参照)は、高圧レギュレータ141の流量に対して、使用流量範囲内で1[MPa]程度の勾配が生ずる。
したがって、燃料圧力Fpに対する異常判定値Fp_failは、1[MPa]程度のばらつき分などの余裕代を考慮して設定される。
図5において、高圧ポンプ140の燃料吐出量は、内燃機関101の低回転側で若干効率が落ちるものの、ほぼエンジン回転速度Neに比例した値となり、使用範囲で最大90[L/h]程度に達する。
ECU150内の高圧レギュレータ流量推定手段は、エンジン回転速度Neに基づいて算出される高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpと、内燃機関101の運転状態に基づいて算出される要求噴射燃料量との燃料量偏差に基づいて、高圧レギュレータ推定流量Qregを求める。
具体的には、異常検出手段は、高圧レギュレータ推定流量Qregに応じて算出された異常判定値よりも燃料圧力Fpが低い場合に、燃料供給システムが異常であると判定する。
図6において、エンジン回転速度Neの変化と関連して、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qp、1行程当りの噴射量Qcyl、要求噴射燃料量Qinj、高圧レギュレータ推定流量Qregおよび燃料圧力Fpは、それぞれ実線のように変化する。
異常検出フラグf_failは、燃料圧力Fpが異常判定値Fp_fail以上であれば、「0(正常)」にクリアされているが、燃料圧力Fpが異常判定値Fp_failを下回ると、「1(異常)」にセットされる。
エンジン回転速度Neは、前述した通り、センサ122からのクランク角信号から求められる。
図6において、エンジン回転速度Neは、初期回転速度から加速により上昇して高回転状態となり、高回転状態を一定時間にわたって維持した後に、減速されて最初の回転速度に戻っている。
なお、ECU150内のメモリには、図5に示した高圧ポンプ140の吐出量特性があらかじめデータとして記憶されている。
単位時間当りの要求噴射燃料量Qinjは、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpと比較するために、1行程当りの噴射量Qcylから求められる。
要求噴射燃料量Qinjは、たとえば加速中においては、エンジン回転速度Neが上昇して噴射回数が増加するので、1行程当りの噴射量Qcylが一定であっても、図示されたように増加する。
高圧レギュレータ推定流量Qregは、各パラメータ特性に応じて、低回転且つ高負荷の運転状態時には減少し、逆に、高回転且つ低負荷の運転状態になるほど増加する傾向にある。
このように、高圧レギュレータ141の特性による燃料圧力Fpの変化に応じて、異常検出燃料圧力Fp_failを設定し、Fp<Fp_failとなった場合に異常状態であると判定することにより、燃料圧力Fpの変化によらず高精度の異常検出を実現することができる。
図7はクランク角信号を基準として180°[CA:クランク角]周期で実行されるECU150の処理手順を示すフローチャートである。
また、図10は1[msec]周期で実行される燃料圧力演算処理を示すフローチャートである。
図7において、ECU150は、クランク角信号の周期からエンジン回転速度Neを算出するとともに(ステップS101)、燃料圧力サンプル用の変数FPsumおよびC_FPsumを用いて、以下の式により燃料圧力Fpを算出する(ステップS102)。
ステップS105においては、内燃機関101の運転状態に基づいて、1行程当りの噴射量Qcylが演算される。
最後に、異常検出処理で用いられる高圧レギュレータ推定流量Qregの演算処理(ステップS106)および異常検出処理(ステップS107)を実行する。
図8において、まず、ECU150は、エンジン回転速度Neをパラメータとしたマップデータmap1(Ne)を用いて、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpを算出する(ステップS201)。
このとき、マップデータmap1(Ne)は、高圧ポンプ140の吐出量特性(図4参照)に基づいて、ばらつき分を減量して設定することが望ましい。
最後に、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpおよび要求噴射燃料量Qinjを用いて、以下の式のように高圧レギュレータ推定流量Qregを算出し(ステップS203)、図8の処理フローを終了する。
まず、ECU150内の異常検出手段は、異常検出フラグf_failを「0」に初期化する(ステップS301)。
ステップS302において条件不成立であって、Ne≦500[r/min](すなわち、NO)と判定されれば、異常検出処理を実行せずに図9の処理フローを終了する。
このとき、マップデータmap2(Qreg)は、図4に示すように、高圧レギュレータ141の特性に基づいて、高圧レギュレータ141および燃料圧力センサ163のばらつき分などの余裕代を確保して設定することが望ましい。
一方、ステップS304において条件が成立し、Fp<Fp_fail(すなわち、YES)と判定されれば、異常状態が検出されたので、異常検出フラグf_failに「1」を設定して(ステップS305)、図9の処理フローを終了する。
図10において、まず、燃料圧力センサ163により繰り返し検出される燃料圧力Fpの検出値FP_rを燃料圧力積算値FPsumとして蓄積する(ステップS301)。
ここで、燃料圧力積算値FPsumは、前回までの燃料圧力積算値FPsum(i−1)と今回の燃料圧力検出値FP_rとを用いて、以下の式のように表される。
ECU150内の高圧レギュレータ流量推定手段は、エンジン回転速度Neに基づいて算出される高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpと、内燃機関101の運転状態に基づいて算出される要求噴射燃料量Qinjとの燃料量偏差(=Qp−Qinj)に基づいて高圧レギュレータ推定流量Qregを求める。
すなわち、異常検出手段は、高圧レギュレータ推定流量Qregに応じて算出された異常判定値Fp_failよりも燃料圧力Fpが低い場合に燃料供給システムが異常であると判定する。
また、高圧レギュレータ141の特性から決定される設定燃料圧力に合わせて異常判定値Fp_failを決めることができ、異常判定値Fp_failを適切に設定することができる。
さらに、異常判定値Fp_failは、高圧レギュレータ推定流量Qregが減少するにつれて減少するように設定されることにより、燃料圧力Fpが低くなる高圧レギュレータ141の低流量域では異常判定値Fp_failが低く設定されるので、正常状態での誤検出を防止することができる。
また、フィルタ処理手段は、異常判定値Fp_failの減少側への変化に比べて、異常判定値Fp_failの増加側への変化の方が遅くなるように、高圧レギュレータ推定流量Qregに対してフィルタ処理による補正を行う。
図11においては、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpが一定の状態で、高負荷状態から減速運転状態(燃料カット状態)に急変した場合の、各パラメータの時間変化が示されている。
ここで、図11に示すように、1行程当りの噴射量Qcylが高負荷状態での噴射量から燃料カット状態へと急変した場合に、フィルタ処理手段を有していなければ、高圧レギュレータ推定流量Qregは、細線で示すように急変する。
この結果、高圧レギュレータ推定流量Qregが増加する場合に、高圧レギュレータ推定流量Qregに対するフィルタ処理が実行されなければ、燃料圧力Fpと高圧レギュレータ推定流量Qregに追従する異常判定値Fp_fail(図11内の細線参照)との間の余裕代(破線の両方向矢印参照)が不足することになり、異常状態を誤検出する可能性がある。
したがって、フィルタ処理は、高圧レギュレータ推定流量Qregおよび異常判定値Fp_failの減少側への変化に比べて、高圧レギュレータ推定流量Qregおよび異常判定値Fp_failの増加側への変化が遅くなるように補正することが望ましい。
すなわち、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpから要求噴射燃料量Qinjを減算した値を高圧レギュレータ推定流量Qreg_rとして算出する。
一方、ステップS505において、Qreg_r>Qreg(すなわち、YES)と判定されれば、流量が増加している状態なので、流量変化が遅くなるように、フィルタ係数k_fの値を「0.9」に増大設定する(ステップS506)。
この場合、高流量側への変化時においては、低流量側への変化時よりも長いディレイ時間に設定すれば、前述と同等の作用効果を奏することができる。また、異常判定値Fp_failを流量レベルに応じて設定してもよい。
以下、所定条件下で異常検出処理を禁止するようにしたこの発明の実施の形態1について説明する。
したがって、高圧レギュレータ141の特性に基づいて所定流量を設定しておき、高圧レギュレータ推定流量Qregが所定流量未満となった場合には、燃料供給システムの異常検出を禁止することが望ましい。
また、異常検出手段は、所定流量に補正量を加算する所定流量補正手段を含み、所定流量補正手段は、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpが増加するにつれて補正量を増加させるようになっている。
また、要求噴射燃料量Qinjの増加時におけるパラメータとして、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpに注目すると、吐出推定燃料量Qpの増加(高回転)時と、減少(低回転)時とがあげられる。
また、高圧レギュレータ推定流量Qreg(=Qp−Qinj)は、高負荷になるほど減少する。
(1)Qp=50[L/h]、且つ、Qinj=49[L/h]
(2)Qp=5[L/h]、且つ、Qinj=4[L/h]
ステップS602において、Ne≦500[r/min](すなわち、NO)と判定されれば、異常検出処理を実行せずに図13の処理フローを終了する。
また、所定流量Qreg_lowは、高圧レギュレータ141があらかじめ設定された燃料圧力を正常状態で保持できなくなる流量に基づいて決定されるので、高圧レギュレータ141の特性に見合った最適値に設定することができる。
さらに、所定流量Qreg_lowに補正量を加算するとともに、高圧ポンプ140の吐出推定燃料量Qpが多くなるにつれて、補正量を増加設定することにより、所定流量Qreg_lowに対する高圧ポンプ140および燃料噴射量のばらつきの影響を抑制することができる。
さらに、この場合、高圧レギュレータ推定流量Qregが所定流量Qreg_low以上となってから所定時間が経過した後に異常検出処理を実行することが望ましい。
さらに、高圧レギュレータ141として、燃料圧力の設定をスプリング205(図3参照)の付勢力による流量調整で行う固定式を例にとって説明したが、この形式に限定されるものではなく、燃料圧力の設定を電磁バルブによる流量調整で行う可変式高圧レギュレータを用いてもよい。
Claims (4)
- 内燃機関の各気筒に個別に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記燃料噴射弁に加圧燃料を供給するデリバリパイプと、
前記内燃機関により駆動されるポンプ駆動カムと、
前記ポンプ駆動カムにより駆動され、前記デリバリパイプに加圧燃料を吐出する高圧ポンプと、
前記高圧ポンプの下流側に設けられ、前記高圧ポンプから吐出される燃料の圧力を調整する高圧レギュレータと、
前記デリバリパイプ内の燃料圧力を検出する燃料圧力検出手段と
を備えた前記内燃機関の燃料供給システムにおいて、
前記高圧レギュレータの流量に対応した高圧レギュレータ推定流量を求める高圧レギュレータ流量推定手段と、
前記燃料供給システムの異常を検出する異常検出手段と、をさらに備え、
前記高圧レギュレータ流量推定手段は、前記内燃機関の回転速度に基づいて算出される前記高圧ポンプの吐出推定燃料量と、前記内燃機関の運転状態に基づいて算出される要求噴射燃料量との燃料量偏差を用いて、前記高圧レギュレータ推定流量を求め、
前記異常検出手段は、
前記高圧レギュレータの設定燃料圧力よりも低く且つ前記高圧レギュレータ推定流量が減少するにつれて減少するように設定された異常判定値と前記燃料圧力とを比較し、前記異常判定値よりも前記燃料圧力が低い場合に、前記燃料供給システムが異常であると判定するとともに、
前記高圧レギュレータの流量が少なくなることによって正常状態で調整目標となる設定燃料圧力を保持することができなくなる領域、を決定する所定流量よりも前記高圧レギュレータ推定流量が少ない場合には、前記燃料供給システムの異常検出を禁止する
ことを特徴とする内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置。 - 前記高圧レギュレータ流量推定手段は、フィルタ処理手段を含み、
前記フィルタ処理手段は、前記高圧レギュレータ推定流量に対する前記異常判定値の変化を抑制するように、前記高圧レギュレータ推定流量に対してフィルタ処理による補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置。 - 前記フィルタ処理手段は、前記異常判定値の減少側への変化に比べて、前記異常判定値の増加側への変化の方が遅くなるように、前記高圧レギュレータ推定流量に対してフィルタ処理による補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置。
- 前記異常検出手段は、前記所定流量に補正量を加算する所定流量補正手段を含み、
前記所定流量補正手段は、前記高圧ポンプの吐出推定燃料量が増加するにつれて前記補正量を増加させることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃機関用燃料供給システムの異常検出装置。
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