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JP2010261645A - 置換換気システムおよび置換換気方法 - Google Patents

置換換気システムおよび置換換気方法 Download PDF

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JP2010261645A
JP2010261645A JP2009112251A JP2009112251A JP2010261645A JP 2010261645 A JP2010261645 A JP 2010261645A JP 2009112251 A JP2009112251 A JP 2009112251A JP 2009112251 A JP2009112251 A JP 2009112251A JP 2010261645 A JP2010261645 A JP 2010261645A
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Tetsuo Ko
鉄男 孔
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】置換換気システムにおける暖房効率を向上させる。
【解決手段】空調空間10内に空気を供給するとともに、空調空間10から排気することにより、空調空間10内の換気を行う置換換気システム1であって、空調空間10の下部に給気口17を設け、空調空間10の上部と下部に排気口21、22を設け、かつ、空調空間10の上部に設けられた排気口21を給気口17の上端よりも高くし、空調空間10の下部に設けられた排気口22を給気口17の上端を越えない高さとし、冷房運転時には、給気口17から低温の空気を吹き出すとともに、空調空間10の上部に設けられた排気口21から排気し、暖房運転時には、給気口17から高温の空気を吹き出すとともに、空調空間10の下部に設けられた排気口22から排気する。
【選択図】図2

Description

本発明は、置換換気システムおよび置換換気方法に関する。
例えば工場や倉庫などの天井の高い空調空間において、居住域を効率良く換気するものとして、置換換気システム(Displacement
Ventilation System)が知られている(例えば特許文献1〜3参照)。この置換換気システムで冷房を行う場合は、空調空間内の下部に形成される作業領域に室温より若干低温の空気をゆっくりとした給気速度(一般的には0.2m/s以下)で供給し、その空気が空調空間内に存在する発熱体などによって加熱されて発生する上昇流により、空調空間内で生じた塵埃やガスなどの汚染物質を空調空間内の上方に搬送している。そして、天井などに設けられた排気口から加熱された空気と共に汚染物質を排気することにより、空調空間内の換気を行う。
かかる置換換気システムにあっては、空調空間内の上方には、高温で汚染物質濃度の高い領域が形成されるが、作業領域に給気される低温の空気によって順次押し出されることにより、高温で汚染物質濃度の高い空気が攪拌されることなく排気されるため、作業領域は清浄な環境に保たれ、また、給気温度を下げなくても作業領域の温度を快適範囲に維持できるといった利点がある。このように、置換換気システムは、省エネルギと高換気効率運転が可能な空調システムとして期待されている。
特開2007−292365号公報 特開2008−267702号公報 特許第2862149号公報
ところで、この置換換気システムで暖房を行うために空調空間内の下部に暖気を供給した場合、暖気が浮力で上昇し、作業領域に広がらずにそのまま上方に流れてしまう。このため、作業領域に対する暖房効率が高くないといった難点がある。また一方、暖気を作業領域に広げようとして、暖気の給気速度を大きくすると、作業領域にいる人間に対し、風速による不快感を与える可能性がある。
本発明の目的は、置換換気システムにおける暖房効率を向上させることにある。
この目的を達成するために、本発明によれば、空調空間内に空気を供給するとともに、空調空間から排気することにより、空調空間内の換気を行う置換換気システムであって、前記空調空間の下部に給気口を設け、前記空調空間の上部と下部に排気口を設け、かつ、前記空調空間の上部に設けられた排気口を前記給気口の上端よりも高くし、前記空調空間の下部に設けられた排気口を前記給気口の上端を越えない高さとし、冷房運転時には、前記給気口から低温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の上部に設けられた排気口から排気し、暖房運転時には、前記給気口から高温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の下部に設けられた排気口から排気する、置換換気システムが提供される。
この置換換気システムの冷房運転時には、空調空間の下部に設けられた給気口から空調空間内に低温の空気が吹き出される。こうして、空調空間内の下部に形成される作業領域に供給された低温の空気は、作業領域に存在する発熱体などによって加熱され、やがて上昇流となる。こうして発生した上昇流により、空調空間内で生じた塵埃やガスなどの汚染物質が空調空間内の上方に搬送される。そして、空調空間の上部に設けられた排気口から、加熱された空気と共に汚染物質が排気され、空調空間内の換気が行われる。
一方、この置換換気システムの暖房運転時には、空調空間の下部に設けられた給気口から空調空間内に高温の空気が吹き出される。こうして、空調空間内の下部に形成される作業領域に供給された高温の空気は、浮力で上昇し、作業領域に広がらずにそのまま上方に流れてしまう。しかしながら、この置換換気システムでは、暖房運転時には、空調空間の下部に設けられた排気口から排気が行われる。これにより、一旦空調空間内の上部に上昇した高温の空気は、空調空間内の下部に形成される作業領域に再び戻され、作業領域に対する暖房効率が向上する。
この置換換気システムにおいて、前記空調空間の下部には発熱体が存在し、前記空調空間の上部に設けられた排気口は、前記発熱体の上端よりも高い位置に設けられていても良い。このように、空調空間の上部に設けられる排気口を発熱体の上端よりも高くすることにより、発熱体の上端から排気口にかけて徐々に温度が低くなる温度勾配が、空調空間の内部に形成される。この場合、空調空間の上部に設けられる排気口の位置はなるべく高くすることが望ましく、例えば、発熱体の上端と空調空間の天井の中間の高さよりも、空調空間の上部に設けられる排気口の位置を高く設定する。空調空間の上部に設けられる排気口の位置をなるべく高くすることにより、発熱体の上端から排気口にかけて空調空間の内部に形成される温度勾配の傾きを小さくでき、空調空間内の上下方向の温度変化を小さくできる。また、空調空間の上部に設けられる排気口の位置をなるべく高くすることにより、空調空間の天井近傍に存在する暑熱を持った空気が、作業領域に降下してくることを回避できる。
また、前記給気口が設けられた給気チャンバを複数備え、それら複数の給気チャンバの吹出し台数を可変に構成しても良い。例えば、空調空間内への空気の供給量が一定であれば、給気チャンバの吹出し台数を変えることにより、空調空間内への空気の供給速度を変化させることができる。即ち、給気チャンバの吹出し台数を減らすことにより、給気口から空調空間内へ吹出す空気の供給速度を速くすることができ、これにより、空調空間内へ吹出される空気に誘引される空調空間内の空気の誘引量が増加することとなる。逆に、給気チャンバの吹出し台数を増やすことにより、給気口から空調空間内へ吹出す空気の供給速度を遅くすることができ、これにより、空調空間内へ吹出される空気に誘引される空調空間内の空気の誘引量が減少することとなる。このように、給気チャンバの吹出し台数を変えることにより、空調空間内へ吹出される空気に誘引される空調空間内の空気の誘引量を増減させることが可能となる。
また、本発明によれば、空調空間内に空気を供給するとともに、空調空間から排気することにより、空調空間内の換気を行う置換換気方法であって、前記空調空間の下部に給気口が設けられ、前記空調空間の上部と下部に排気口が設けられ、かつ、前記空調空間の上部に設けられた排気口が前記給気口の上端よりも高く、前記空調空間の下部に設けられた排気口を前記給気口の上端を越えない高さであり、冷房運転時には、前記給気口から低温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の上部に設けられた排気口から排気し、暖房運転時には、前記給気口から高温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の下部に設けられた排気口から排気する、置換換気方法が提供される。この置換換気方法によれば、冷房運転時には、空調空間内で生じた塵埃やガスなどの汚染物質を、空調空間の上部に設けられた排気口から加熱された空気と共に排気して、空調空間内の換気が行われる。また、暖房運転時には、一旦空調空間内の上部に上昇した高温の空気を、空調空間内の下部に形成される作業領域に再び戻すことにより、作業領域に対する暖房効率が向上する。
この置換換気システムにおいて、前記空調空間の下部には発熱体が存在し、前記空調空間の上部に設けられた排気口は、前記発熱体の上端よりも高い位置に設けられていても良い。このように、空調空間の上部に設けられる排気口を発熱体の上端よりも高くすることにより、発熱体の上端から排気口にかけて徐々に温度が低くなる温度勾配が、空調空間の内部に形成される。
また、前記給気口が設けられた給気チャンバを複数備え、暖房運転時には、冷房運転時よりも少ない給気チャンバから吹出しを行うようにしても良い。そうすれば、暖房運転時には、給気口から空調空間内へ吹出される空気の供給速度が相対的に速くなり、空調空間内へ吹出される空気に誘引される空調空間内の空気の誘引量が増加することとなる。これに伴い、給気口から吹き出された空気の供給速度は、給気口から吹き出した後、速やかに減速し、空調空間内の下方に形成された作業領域の全体を、暖房された快適な環境とすることが可能となる。また、空調空間内の上部に上昇した高温の空気を誘引して、空調空間内の下部の作業領域に戻すことが可能となる。
本発明によれば、置換換気システムの暖房効率を向上させることができるようになる。また、空調空間内の下部に形成される作業領域にいる人間に対し、風速による不快感を与える心配も無い。
本発明の実施の形態にかかる置換換気システムを説明するための概略構成図であり、冷房運転時の状態を示している。 本発明の実施の形態にかかる置換換気システムを説明するための概略構成図であり、暖房運転時の状態を示している。 給気チャンバが設置されている空調空間の一側面の正面図である。 空調空間の室内側から見て反時計回転方向の旋回成分を低温の空気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 空調空間の室内側から見て時計回転方向の旋回成分を低温の空気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 隣り合う給気口から吹き出される低温の空気の旋回成分を交互に逆の回転方向とした給気口の説明図である。 隣り合う給気口から吹き出される低温の空気の旋回成分を同じ回転方向とした給気口の説明図である。 実施例の置換換気システムの説明図である。 実施例の冷房運転時における解析の説明図である。 実施例の冷房運転時における空調空間内の温度分布図である。 実施例の暖房運転時における解析の説明図である。 実施例の暖房運転時における空調空間内の温度分布図である。
以下、本発明の実施の形態にかかる置換換気システム1を図面を参照にして説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
この置換換気システム1によって空調が行われる空調空間10は、例えば工場、倉庫、事務室、電算室、客室、宴会場、遊技場、印刷室、病室、便所、厨房、機械室、ボイラ室などである。空調空間10は、天井、床および側壁で区画された空間である。
図1、2に示すように、空調空間10の床上には、例えばOA機器や人などといった発熱体11が存在している。空調空間10の下部には、空調空間10内に温度調節された空気(給気SA)を供給するための給気チャンバ15が設置されている。図3に示すように、空調空間1の一側面20には、2台の給気チャンバ15が並べて設置されている。各給気チャンバ15の前面16には、複数の給気口17が縦横に並べて配置されている。また、給気チャンバ15が設置されている空調空間1の一側面20には、2つの上部の排気口21と2つの下部の排気口22が設けられている。
空調空間1の上部に設けられた排気口21は、給気口17の上端よりも高い位置にある。即ち、空調空間の上部に設けられた排気口21は、給気チャンバ15の前面16に設けられている複数の給気口17のうちで最も高い給気口17の上端よりも、更に高い位置にある。一方、空調空間1の下部に設けられた排気口22は、給気口17の上端の上端を越えない高さである。即ち、空調空間1の下部に設けられた排気口22は、給気チャンバ15の前面16に設けられている複数の給気口17のうちで最も高い給気口17の上端と同じか、それよりも低い位置にある。
また、空調空間1の上部に設けられた排気口21は、空調空間1の下部に存在している発熱体11の上端よりも高い位置に設けられている。
上部の排気口21の合計の面積(2つの上部の排気口21の合計の面積)と下部の排気口22の合計の面積(2つの下部の排気口22の合計の面積)は、いずれも給気口17の合計の面積よりも小さい。例えば、上部の排気口21の合計の面積は、給気口17の合計の面積の1/3〜1/4程度である。また同様に、例えば、下部の排気口22の合計の面積も、給気口17の合計の面積の1/3〜1/4程度である。
図1、2に示すように、給気チャンバ15には、空調機25から給気ダクト26が接続されている。図3に示すように、空調空間10の外部には、2台の空調機25が設けられており、これら2台の空調機25から給気ダクト26を介して2台の給気チャンバ15に空調された給気SAが供給されている。また、給気ダクト26と各給気チャンバ15の間には、開閉ダンパ24が設けられている。この開閉ダンパ24を操作することによって、2台の給気チャンバ15に対する給気SAの供給を制御することができる。例えば、2つの開閉ダンパ24の両方を開いて2台の給気チャンバ15に給気SAを供給した場合は、給気チャンバ15の吹出し台数は2台となる。一方、2つの開閉ダンパ24の一方のみを開き、他方の開閉ダンパ24を閉じた場合は、1台のみの給気チャンバ15に給気SAが供給され、給気チャンバ15の吹出し台数は1台となる。このように、開閉ダンパ24を操作することによって、給気チャンバ15の吹出し台数を変えることができる。
また、このように給気チャンバ15の吹出し台数を変えることにより、各給気口17からの給気SAの吹出し速度を変えることができる。即ち、吹出し台数が2台と1台の場合を比べると、2つの開閉ダンパ24の両方を開いて給気チャンバ15の吹出し台数を2台にした場合は、2台の空調機25から2台の給気チャンバ15に給気SAが供給される。これに対して、2つの開閉ダンパ24の一方のみを開き、他方の開閉ダンパ24を閉じて、給気チャンバ15の吹出し台数を1台にした場合は、2台の空調機25から1台の給気チャンバ15に給気SAが供給される。したがって、給気チャンバ15の吹出し台数を1台にした場合は、給気チャンバ15の吹出し台数を2台にした場合に比べて、1台の給気チャンバ15に実質的に2倍の給気SAが供給されることとなる。このため、給気チャンバ15の吹出し台数を1台にした場合は2台にした場合に比べて、各給気口17からの給気SAの吹出し速度が実質的に2倍となる。
各空調機25には、外気ダクト27を通じて外気OAがそれぞれ導入されている。各空調機25は、外気OAを冷却および加熱する熱交換器28やフィルタ(図示せず)を備えており、各空調機25内に取り込まれた外気OAは、これら熱交換器28やフィルタによって空調された給気SAとなる。また、各空調機25は、空調された給気SAを、給気ダクト26および給気チャンバ15を経て空調空間10内に供給する給気ファン29を備えている。この給気ファン29の稼動によって、各給気チャンバ15の前面16に形成された複数の給気口17から、空調空間10の内部に向かって給気SAが供給されるようになっている。
図4、5に示すように、各給気口17には、複数のフィン30がそれぞれ装着されている。各給気口17の中央に支持部材31が設けてあり、各フィン30は、この支持部材31の周りに適当な等間隔で放射状に取り付けてある。また、給気口17から空調空間10の内部に向かって吹き出す給気SAに旋回成分を与えるべく、各フィン30は給気口17の中心軸17’に対してそれぞれ傾斜して配置されており、図4と図5では、フィン30の傾斜方向が逆向きの関係になっている。
このように、各給気口17に傾斜したフィン30を放射状に取り付けたことにより、給気チャンバ15の内部から給気口17に向かって流れ込んできた給気SAを、給気口17を通過する際に、各フィン30に沿わせて強制的に流すことができる。これにより、給気口17から空調空間10に向かって吹き出す給気SAに、中心軸17’を中心とする旋回成分が与えられる。
ここで、図4、5では、前述の吹出部材について、フィン30の傾斜方向が互いに逆向きであり、図4に示したフィン30によっては、給気口17を通過する際に、給気チャンバ15の前面16を空調空間10の室内側から見た場合において、反時計回転方向の旋回成分が給気SAに与えられる。一方、図5に示したフィン30によっては、給気口17を通過する際に、給気チャンバ15の前面16を空調空間10の室内側から見た場合において、時計回転方向の旋回成分が給気SAに与えられる。
前述のように給気チャンバ15の前面16には、複数の給気口17が縦横に並べて配置されているが、隣り合う給気口17から吹き出される給気SAの旋回成分は、互いに逆の回転方向の関係になっている。即ち、例えば図6に示すように上下方向に並んだ4つの給気口17a、17b、17c、17dを例にして説明すると、1番上の給気口17aと上から3番目の給気口17cでは、フィン30の傾斜方向が図4で説明した状態であり、これら給気口17aと給気口17cからは、反時計回転方向の旋回成分を与えられた給気SAが吹き出される。一方、上から2番目の給気口17bと4番目の給気口17dでは、フィン30の傾斜方向が図5で説明した状態であり、これら給気口17bと給気口17dからは、時計回転方向の旋回成分を与えられた給気SAが吹き出される。このように、隣り合う給気口17aと給気口17b、給気口17bと給気口17c、給気口17cと給気口17dの間において、それぞれ互いに逆の回転方向に旋回する給気SAを吹き出すようになっている。
ここで、図7に示すように、上下方向に並んだ4つの給気口17a、17b、17c、17dからいずれも同じ回転方向に旋回する給気SA(図7に示す例では、いずれも反時計回転方向に旋回する給気SA)を吹き出した場合、給気口17aと給気口17bの間、給気口17bと給気口17cの間および給気口17bと給気口17cの間において、互いに打ち消しあう方向に給気SAが吹き出されることとなる。そうすると、各給気口17a、17b、17c、17dから吹き出される給気SAの旋回成分が相殺されてしまう。
一方、図6で説明したように、各給気口17a、17b、17c、17dから吹き出す給気SAの旋回成分を交互に逆の回転方向とすれば、給気口17aと給気口17bの間、給気口17bと給気口17cの間および給気口17bと給気口17cの間のいずれにおいても、互いに同じ方向に給気SAが吹き出されることとなるので、各給気口17a、17b、17c、17dから吹き出される給気SAの旋回成分が相殺されず、お互いに旋回運動を助長しあうようになる。
なお、図6では、上下に配列された給気口17の関係について説明したが、先に図3で説明したように、給気チャンバ15の前面16には複数の給気口17が縦横に並べて配置されている。そこで、上下に配列された給気口17の関係のみならず、横に配置された給気口17の間においても、隣り合う給気口17から吹き出される給気SAの旋回成分が、互いに逆の回転方向の関係となるように、各給気口17に設けられたフィン30の傾斜方向が設定されている。
図1、2に示すように、空調空間1の一側面20の上部に設けられている各排気口21には、排気ファン40を備えた冷房運転用排気ダクト41がそれぞれ接続されている。後述するように、冷房運転時には、排気ファン40の稼動により、空調空間10の上部に溜まった空気(空調空間10に存在している人や機器などの発熱体11によって加熱された空気)が、冷房運転用排気ダクト41を経て外部に排気EAされる。また、この冷房運転用排気ダクト41を通る排気EAの一部は、立ち上がりの戻りダクト42を通じて、各空調機25の混気部43に還気として戻されて、外気OAと混合される。なお、冷房運転用排気ダクト41を経て外部に排気される排気EAと各空調機25に戻される還気の風量比は、図示しないダンパで調整される。
また、空調空間1の一側面20の下部に設けられている各排気口22には、排気ファン45を備えた暖房運転用排気ダクト46がそれぞれ接続されている。後述するように、暖房運転時には、排気ファン45の稼動により、空調空間10の上部に上昇した高温の空気が、空調空間1内の下部に形成される作業領域に再び戻され、暖房運転用排気ダクト46を経て外部に排気EAとして排出される。また、この暖房運転用排気ダクト46を通る排気EAの一部は、戻りダクト47を通じて、各空調機25の混気部43に還気として戻されて、外気OAと混合される。なお、暖房運転用排気ダクト46を経て外部に排気される排気EAと各空調機25に戻される還気の風量比は、図示しないダンパで調整される。
さて、以上のように構成された置換換気システム1において、冷房運転時には、給気チャンバ15の前面の給気口17から空調空間10に向けて低温の空気を吹き出すとともに、冷房運転用排気ダクト41に設けられた排気ファン40を稼動させて、空調空間10の上部に設けられた排気口21から排気を行う。この場合、上部の排気口21の合計の面積(2つの上部の排気口21の合計の面積)が給気口17の合計の面積よりも小さく、例えば、上部の排気口21の合計の面積は、給気口17の合計の面積の1/3〜1/4程度である。このため、給気口17から空調空間10に向けて吹き出される給気SAは、比較的低速でドラフトを感じさせない置換換気に適した速度で空調空間10内に供給される。一方、空調空間10の上部の排気口21から排気される空気は比較的高速となり、例えば、一般空間の排気と同程度の2〜3m/secの風速で排気口21から排気される。なお、冷房運転時には、暖房運転用排気ダクト46に設けられた排気ファン45は稼動させず、空調空間10の下部に設けられた排気口22からの排気は行わない。
即ち、冷房運転時には、空調機25内に取り込まれた外気OAは、還気と混合され、熱交換器28で冷却されて低温の空気(給気SA)にされる。そして、空調機25で作られた給気SAが、給気ファン29の稼動により、給気ダクト26および給気チャンバ15を経て空調空間10内に比較的ゆっくりとした風速で供給される。給気口17を通過する際に、給気口17に装着されたフィン30により、給気SAに対して旋回成分が与えられ、こうして、空調空間10内に向かって、各給気口17から旋回しながら給気SAが給気される。
すると、各給気口17から吹き出した給気SAに、空調空間10内の空気が誘引されて一緒に移動する誘引作用がはたらく。この場合、図示の置換換気システム1にあっては、給気口17から吹き出す給気SAに旋回成分が与えられるので、給気SAに誘引される空調空間10内の空気の誘引量(誘引比)が増加する。これに伴い、運動量保存則に従って給気SAの速度は、各給気口17から吹き出した後、速やかに減速することとなる。
こうして空調空間10内に供給された給気SAは、温度差により、空調空間10内の下方に下降するように流れ、空調空間10内の下方に形成された作業領域を低速で満たしていき、作業領域を快適な環境に保つことが可能となる。
一方、空調空間10内の例えば作業領域には、発熱体としての人や機器などの発熱体11が存在しているので、空調空間10内に供給されて発熱体11に熱的に接触した給気SAは、やがて加熱され、緩やかに上昇する。その上昇流により、空調空間10内で生じた塵埃やガスなどの汚染物質を空調空間10内の上方に搬送することができる。
また、給気SAが発熱体11に熱的に接触して加熱されることにより、空調空間10内には、発熱体11の上端から上部の排気口21にかけて徐々に温度が低くなる温度勾配が形成される。この場合、例えば上部の排気口21の位置が、発熱体11の上端と空調空間10の天井の中間の高さよりも高く設定されていることにより、発熱体11の上端から排気口21にかけて形成される温度勾配の傾きを小さくでき、空調空間10内の上下方向の温度変化を小さくできる。また、空調空間10の上部に設けられる排気口21の位置をなるべく高くすることにより、空調空間10の天井近傍に存在する暑熱を持った空気が、作業領域に降下してくることを回避できる。これにより、作業領域を快適な冷房環境に保つことが可能となる。
そして、空調空間10の上部に溜まった空気(加熱された空気)は、攪拌されることなく、即ち、空調空間10内に形成された作業領域などの温度成層を乱すことなく、排気ファン40の稼動によって、排気口21および冷房運転用排気ダクト41を経て、排気EAとして例えば2〜3m/secの風速で外部に排出される。こうして、給気SAを空調空間10内の下方に供給しつつ、空調空間10の上部から、加熱空気と共に塵埃やガスなどの汚染物質を排気することにより、空調空間10内の換気が行われ、空調空間10内の下方は清浄な給気SAの環境に保たれる。
一方、この置換換気システム1において、暖房運転時には、給気チャンバ15の前面の給気口17から空調空間10に向けて高温の空気を吹き出すとともに、暖房運転用排気ダクト46に設けられた排気ファン45を稼動させて、空調空間10の下部に設けられた排気口22から排気を行う。なお、暖房運転時には、冷房運転用排気ダクト41に設けられた排気ファン40は稼動させず、空調空間10の上部に設けられた排気口21からの排気は行わない。
即ち、暖房運転時には、空調機25内に取り込まれた外気OAは、還気と混合され、熱交換器28で加熱されて高温の空気(給気SA)にされる。そして、空調機25で作られた給気SAが、給気ファン29の稼動により、給気ダクト26および給気チャンバ15を経て空調空間10内に比較的ゆっくりとした風速で供給される。給気口17を通過する際には、同様に、給気口17に装着されたフィン30によって給気SAに対して旋回成分が与えられ、空調空間10内に向かって、各給気口17から旋回しながら給気SAが給気される。こうして、給気口17から吹き出された給気SAの速度は、各給気口17から吹き出した後、速やかに減速し、空調空間10内の下方に形成された作業領域の全体を、暖房された快適な環境とすることが可能となる。
一方、こうして作業領域に供給された給気SAは、高温であるがために、時間の経過とともに浮力で上昇し、作業領域から上方に流れてしまう傾向にある。しかしながら、この置換換気システム1では、暖房運転時には、排気ファン40の稼動によって、空調空間10の下部に設けられた排気口22から排気が行われる。これにより、一旦空調空間10の上方に上昇した給気SAは、空調空間10内の下部に設けられた排気口22に向って流れ、これにより、作業領域に給気SAが再び戻される。こうして、作業領域に対する暖房効率が向上することとなる。
加えて、下部の排気口22の合計の面積(2つの下部の排気口22の合計の面積)が給気口17の合計の面積よりも小さく、例えば、下部の排気口22の合計の面積は、給気口17の合計の面積の1/3〜1/4程度である。このため、空調空間10の下部の排気口22から排気される空気は比較的高速(例えば2〜3m/sec)となり、誘引効果によって、空調空間10の上方に上昇した給気SAを作業領域に有効に引き戻すことができる。
したがって、この置換換気システム1によれば、冷房運転時には、給気口17から空調空間10の下部に低温の空気(給気SA)を吹き出すとともに、空調空間10の上部に設けられた排気口21から排気を行うことにより、空調空間10内の下方に形成された作業領域を冷房しつつ、空調空間10の上部から、加熱空気と共に塵埃やガスなどの汚染物質を排気することにより、空調空間10内の換気が行われ、空調空間10内の下方は清浄な給気SAの環境に保たれる。また、暖房運転時には、給気チャンバ15の前面の給気口17から空調空間10に向けて高温の空気(給気SA)を吹き出すとともに、空調空間10の下部に設けられた排気口22から排気を行うことにより、一旦空調空間10の上方に上昇した給気SAを作業領域に再び戻すことができる。その結果、暖房運転時においては、作業領域に対する暖房効率が向上することとなる。
また、この置換換気システム1では、給気チャンバ15の吹出し台数を変えることによって、空調空間10内への給気SAの供給速度を変化させることができる。例えば、冷房運転時には、2つの開閉ダンパ24の両方を開いて2台の給気チャンバ15に給気SAを供給し、給気チャンバ15の吹出し台数を2台にする。こうして、冷房運転時には、給気チャンバ15の吹出し台数を増やし、給気口17から空調空間10内へ吹出す給気SAの供給速度を遅くする。これにより、給気口17から空調空間10に向けて比較的低速のドラフトを感じさせない給気SAが供給される。
一方、暖房運転時には、2つの開閉ダンパ24の一方のみを開き、他方の開閉ダンパ24を閉じて、給気チャンバ15の吹出し台数を1台にする。こうして、暖房運転時には、給気チャンバ15の吹出し台数を減らし、給気口17から空調空間10内へ吹出す給気SAの供給速度を速くする。これにより、給気口17から空調空間10に向けて供給される給気SAの誘引効果により、空調空間10の上方に上昇した給気SA(暖気)を作業領域に引き戻すことができる。
加えて、図1に示したように、冷房運転時には、排気EAの一部を戻りダクト42を経て空調機25に戻すことにより、冷熱を再利用することが可能となる。同様に、図2に示したように、暖房運転時には、排気EAの一部を戻りダクト47を経て空調機25に戻すことにより、温熱を再利用することが可能となる。その結果、省エネルギ化がはかれる。
以上、本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。以上では空調空間10内に2台の給気チャンバ15が設置された例を説明したが、給気チャンバ15は3台以上あっても良い。複数台ある給気チャンバ15の吹出し台数を変えることによって、空調空間10内への給気SAの供給速度を増減させることにより、例えば、冷房運転時には給気チャンバ15の吹出し台数を増やして給気口17から空調空間10内へ吹出す給気SAの供給速度を遅くし、一方、暖房運転時には給気チャンバ15の吹出し台数を減らして給気口17から空調空間10内へ吹出す給気SAの供給速度を速くすることができる。
また、例えば、空調空間1の下部に設けられる排気口22の下端が空調空間1の床面に接していても良い。また、空調空間1の下部に設けられる排気口22が空調空間1の床面に配置されても良い。例えば、床吹き出しにより置換換気を実施するシステムでは、空調空間1の下部に設けられる排気口22は空調空間1の床面に配置すれば良い。
また、冷房運転時において、空調空間10の上部に溜まった空気を空調空間1の上部に設けられた排気口21から排気する例を説明したが、空調空間1の天井に排気口を設け、有圧扇等で排気を行っても良い。
また、冷房運転時には、暖房運転用排気ダクト46に設けられた排気ファン45の稼動を停止する例を説明したが、暖房運転用排気ダクト46に開閉ダンパを設置し、この開閉ダンパを閉じることにより、空調空間10の下部に設けられた排気口22の排気を停止しても良い。同様に、暖房運転時には、冷房運転用排気ダクト41に設けられた排気ファン40は稼動の稼動を停止する例を説明したが、冷房運転用排気ダクト41に開閉ダンパを設置し、この開閉ダンパを閉じることにより、空調空間10の上部に設けられた排気口21の排気を停止しても良い。
また、上記実施の形態では、各給気口17にフィン30を放射状に取り付けて、給気SAに旋回成分を与える例を説明した。しかしながら、給気SAに旋回成分を与えることは必ずしも必要ではなく、例えば、ディフィーザーなどを利用して、空調空間10内の下方に形成された作業領域に給気SAを拡散させても良い。また、空調空間10の上部に設置される排気口21を空調空間10の天井に形成してもよい。同様に、空調空間10の下部に設置される排気口22を空調空間10の床に形成してもよい。更に、本発明の置換換気システムは、種々の空調空間について適用できる。
本発明の置換換気システム1の実施例として、シミュレーションプログラム「TRANSYS」によって解析を行った。図8に示すように、実施例の置換換気システム1では、空調空間10の内部に、20台の発熱する機器11が置かれている場合を想定した。空調空間10の大きさ(解析領域)は、35m(幅)×18.6m(幅)×8.8m(高さ)である。
(冷房運転時)
夏期の解析条件として、屋根面55℃、0.85W/m℃、照明15W/m、外壁40℃、1.4W/m℃、発熱体11(機器)の発熱量2.4kW/台×20台とした。図9に示すように、空調空間10の内部には、2台の給気チャンバ15からそれぞれ9600m/h、18℃の給気SAを供給し、空調空間10の上部に設けられた排気口21から排気EAを排出した。
解析の結果、給気SAの気流の挙動は、図9に示すようになった。給気チャンバ15から吹出した給気SAは、各発熱体11の間隙を縫うように流れ、空調空間10内の下部に形成される作業領域で給気SAが効果的に分配された。作業領域では、同じ高さの平面での温度はほぼ均一となった。一方、空調空間10内の上部では高温となり、作業領域のみ効果的な空調が実現された。
図10に、冷房運転時の空調空間10内の温度分布を示す。空調空間10内の垂直断面Aを見ると、各発熱体11から上方に立ち上がるようにして高温領域A1が形成された。しかしながら、各発熱体11の周囲では、作業領域は低温領域A2となり、作業領域を効果的に冷房できた。
(暖房運転時)
冬期の解析条件として、屋根面0℃、0.85W/m℃、照明0W/m、外壁0℃、1.4W/m℃、床表面15℃、発熱体11の発熱なしとした。図11に示すように、空調空間10の内部には、2台の給気チャンバ15からそれぞれ9600m/h、30℃の給気SAを供給し、空調空間10の下部に設けられた排気口22から排気EAを排出した。
解析の結果、給気SAの気流の挙動は、図11に示すようになった。給気チャンバ15から吹出した給気SAは、速やかに上昇し、空調空間10内の下部に形成される作業領域に直接流れることはないが、排気口22が空調空間10の下部にあるため、上部の暖気(給気SA)は徐々に下降し、作業領域にも暖気が分配された。暖気を作業領域に直接供給しようとすると、浮力に打ち克つ気流速度は必要になり、作業領域での風速が早くなる。本発明によれば、作業領域での過大な風速を生じることがなく、適正な暖房が実現される。
図12に、暖房運転時の空調空間10内の温度分布を示す。空調空間10内の水平断面Bを見ると、給気チャンバ15の直前以外の部分では、ほぼ均一な温度領域B1が形成され、作業領域全体を効果的に暖房できた。
本発明は、工場、倉庫、事務室、電算室、客室、宴会場、遊技場、印刷室、病室、便所、厨房、機械室、ボイラ室などの空調に有用である。
SA 給気
OA 外気
1 置換換気システム
10 空調空間
11 発熱体
15 給気チャンバ
16 前面
17 給気口
20 一側面
21 上部の排気口
22 下部の排気口
25 空調機
26 給気ダクト
27 外気ダクト
28 熱交換器
29 給気ファン
30 フィン
31 支持部材
40 排気ファン
41 冷房運転用排気ダクト
42 戻りダクト
45 排気ファン
46 暖房運転用排気ダクト
47 戻りダクト

Claims (6)

  1. 空調空間内に空気を供給するとともに、空調空間から排気することにより、空調空間内の換気を行う置換換気システムであって、
    前記空調空間の下部に給気口を設け、前記空調空間の上部と下部に排気口を設け、かつ、前記空調空間の上部に設けられた排気口を前記給気口の上端よりも高くし、前記空調空間の下部に設けられた排気口を前記給気口の上端を越えない高さとし、
    冷房運転時には、前記給気口から低温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の上部に設けられた排気口から排気し、
    暖房運転時には、前記給気口から高温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の下部に設けられた排気口から排気する、置換換気システム。
  2. 前記空調空間の下部には発熱体が存在し、前記空調空間の上部に設けられた排気口は、前記発熱体の上端よりも高い位置に設けられている、請求項1の置換換気システム。
  3. 前記給気口が設けられた給気チャンバを複数備え、それら複数の給気チャンバの吹出し台数を可変に構成した、請求項1または2の置換換気システム。
  4. 空調空間内に空気を供給するとともに、空調空間から排気することにより、空調空間内の換気を行う置換換気方法であって、
    前記空調空間の下部に給気口が設けられ、前記空調空間の上部と下部に排気口が設けられ、かつ、前記空調空間の上部に設けられた排気口が前記給気口の上端よりも高く、前記空調空間の下部に設けられた排気口を前記給気口の上端を越えない高さであり、
    冷房運転時には、前記給気口から低温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の上部に設けられた排気口から排気し、
    暖房運転時には、前記給気口から高温の空気を吹き出すとともに、前記空調空間の下部に設けられた排気口から排気する、置換換気方法。
  5. 前記空調空間の下部には発熱体が存在し、前記空調空間の上部に設けられた排気口は、前記発熱体の上端よりも高い位置に設けられている、請求項4の置換換気方法。
  6. 前記給気口が設けられた給気チャンバを複数備え、
    暖房運転時には、冷房運転時よりも少ない給気チャンバから吹出しを行う、請求項4または5の置換換気方法。
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