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JP2010260350A - 色制御方法 - Google Patents

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JP2010260350A JP2010105034A JP2010105034A JP2010260350A JP 2010260350 A JP2010260350 A JP 2010260350A JP 2010105034 A JP2010105034 A JP 2010105034A JP 2010105034 A JP2010105034 A JP 2010105034A JP 2010260350 A JP2010260350 A JP 2010260350A
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Abstract

【課題】測定プロセスの間においても種々の測定原理の利点を相互に一体化させる、ハイブリッド・インライン色測定器での印刷機における色制御方法を提供する。
【解決手段】第1のステップにおいて、第1の色ゾーンの実際色調と、第2の色ゾーンの実際色調との色差を計算し、第2のステップにおいて、第1の色ゾーンの実際色調と、第2の色ゾーンの目標色調との色差を計算し、第3のステップにおいて、第1のステップにおいて計算された色差と、第2のステップにおいて計算された色差とを加算し、第2の色ゾーンに対する色制御を実施する。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷物上の少なくとも1つの第1の色ゾーンを検出する少なくとも1つの第1の色測定器と、印刷物上の少なくとも1つの別の第2の色ゾーンを検出する少なくとも1つの第2の色測定器とを備えた印刷機における色制御方法に関する。
印刷機における印刷品質を管理するために複数の色測定器が使用され、それらの色測定器を用いて、少なくともある程度の時間間隔を空けて作製された印刷物がカラーメトリックまたはデンシトメトリックに測定される。続いて測定結果が印刷見本の色測定値と比較され、印刷見本の目標色調と作製された印刷物の実際色調との間に場合によっては生じる偏差を確認することができる。基本的に、印刷品質を管理するための測定器には2種類の構造形式が存在する。すなわち、印刷機内の色測定器および印刷機外の色測定器が存在する。印刷機内の色測定器は、理論的に各印刷物を印刷機内で検出することができるので、色調の短時間の動的な偏差も確実に検出することができるという大きな利点を有する。殊にオフセット枚葉印刷機では、このようにして各印刷シート上の色調を管理することができる。もっとも、印刷機内での印刷物質の面全体の検出は過度に長い時間を要求するので、今日の色測定器では印刷速度が高速であることに基づき、印刷機内で印刷物の面全体を可能な限り良好に測定することは不可能である。この理由から、印刷物質は印刷機内では送り方向に対して横断する方向に存在する印刷制御縞でしか測定されない。
この欠点は印刷機外の色測定器においては基本的に存在しない。何故ならば、この印刷機外の色測定器では原理的に時間はあまり重要でないからである。この色測定器においては、規則的な間隔を空けて印刷機から校正シートが取り出され、印刷機外に配置されている色測定器の測定台上に置かれる。この場合、測定台上では校正シートの面全体を問題なく検出することができるので、校正シートの印刷画像においても全ての箇所を正確な着色について検査することができる。
印刷機内に2つの異なる色測定器を配置するアプローチが存在する。一方では、印刷機外の測定器に十分に対応し、各印刷物上の個々の点または領域のみを検出する、色的に正確に測定する色測定器が使用され、他方では、広範囲を測定するが、色的に絶対的に正確に測定しない色測定器、例えば、付加的に印刷機において印刷物を広範囲に検出するRGBカメラまたはスキャナが使用される。この種の装置は特許文献1から公知である。その装置では印刷機内にRGBカメラおよびスペクトル測定ヘッドが使用され、広範囲に検出されたRGBカメラの色測定値が、絶対的に正確に検出されたスペクトル測定ヘッドの色測定値によって校正のために補正される。この種の色測定器の組み合わせはハイブリッド・インライン手法と称される。しかしながらこの手法では校正しか行われず、しかもこの校正は測定プロセスの度に行われるものではないという欠点を有する。
EP 2 033 789 A2
本発明の課題は、測定プロセスの間においても種々の測定原理の利点を相互に一体化させる、ハイブリッド・インライン色測定器での印刷機における色制御方法を提供することである。
この課題は、第1のステップにおいて、第1の色ゾーンの実際色調と、第2の色ゾーンの実際色調との色差を計算し、第2のステップにおいて、第1の色ゾーンの実際色調と、第2の色ゾーンの目標色調との色差を計算し、第3のステップにおいて、第1のステップにおいて計算された色差と、第2のステップにおいて計算された色差とを加算し、第2の色ゾーンに対する色制御を実施することによって解決される。
本発明は殊に、ゾーン構造の塗装機構を備えた印刷機構を有する、枚葉紙回転印刷機への使用に本発明は殊に適している。この構造では、シート送り方向を横断する方向のシート幅全体にわたり複数の色ゾーンが配置されている。各色ゾーンに関して塗装機構は可変の色ゾーン開口部を有し、この色ゾーン開口部によってそれぞれの色ゾーンに関して塗装箇所の層厚を変化させることができる。色層厚のこの変化を例えば、いわゆる色ゾーンスライダを介して達成することができ、この色ゾーンスライダはそれぞれ電気モータによって駆動される。この場合には、各色ゾーンに関して固有の電気モータを備えた色ゾーンスライダが設けられており、この色ゾーンスライダはやはり印刷機の制御コンピュータによって管理される。このようにして、大判105の枚葉紙印刷機では32個までの色ゾーンが印刷シートの幅全体にわたり配置されている。相応に、印刷品質を管理するために各色ゾーンにおける色調が測定されなければならない。冒頭で述べたように、点状に色的に正確に測定するスペクトロフォトメータは、高速の印刷速度に基づき印刷機において各シート上で1つの測定値しか検出できないという重大な欠点を有する。この理由から、各色ゾーン内の少なくとも1つの測定点を検出するためには32個のスペクトロフォトメータを備えた装置が必要になる。しかしながらこの種の装置は是認できるあらゆるコストの枠組みを超えるものであるので、別の色測定器が組み合わされたハイブリッド解決手段のアプローチがより望ましい。RGBカメラを用いることにより少なくとも比較的小さい測定領域を印刷物上において平坦に検出することができる。もっともRGBカメラは、比較的正確にしか色的に測定できず、絶対的に正確に色的に測定できないという欠点を有する。すなわちRGBカメラは時間にわたる色的な変化を確実に検出することはできるが、印刷見本の絶対的な色値に確実に調整することはできない。しかしながら、殊に印刷機の調整フェーズにおいては、少なくとも印刷物上の全ての色ゾーンを検出することが重要である。何故ならば、そこでは色調がシート毎に大きく変化し、したがってスペクトル測定ヘッドを用いたシート毎の測定では十分でないからである。しかしながら、本発明はもちろん本刷りにも使用することができる。
本発明は、色的に正確に測定する第1の色測定器を用いて、色分解毎に1つの色測定フィールドが有利には印刷物の色測定縞内で測定され、他方では、少なくとも同一の色分解において、第1の色測定器によって検出される必要のない色測定縞の第2の色測定フィールドが色的に正確には測定しない第2の色測定器によって検出される。第2の色測定器は有利にはRGBカメラであり、このRGBカメラは複数の色ゾーンを同時に検出する。有利には、第2の色測定器は印刷物の色測定縞における少なくとも全ての色ゾーンを検出する。このことは殊に、第2の色測定器が送り方向を横断する方向に存在する印刷制御縞の全ての色ゾーンを検出する場合に実現される。印刷制御縞は、印刷物の全ての印刷像が検出される必要は無く、各色ゾーンに関して少なくとも1つの色測定フィールドを含む、有利には印刷物の前方縁または後方縁に存在する単なる比較的狭い縞であるという利点を提供する。少なくとも1つの第2の色ゾーンは第1の色測定器によっては検出されないので、第1の色測定器を用いるが、それにもかかわらず印刷機の塗装機構において第2の色ゾーンに関する正確な色制御を実現する方法が提供されなければならない。
この場合、以下の基本前提条件から出発する。全ての色ゾーンに関して、有利にはカラーメトリック目標値である色的な目標値が存在する。したがって、色的に正確には測定しない第2の色測定器によってのみ検出される第2の色ゾーンに関してもカラーメトリック目標値が存在する。さらに、第2の色測定器は各色ゾーンにおいてカラー実際値を検出するが、このカラー実際値は第2の色測定器の構造に基づき色的に正確なものではない。さらに、色的に正確に測定する第1の色測定器によって検出される第1の色ゾーンにおいてカラーメトリック実際色測定値が検出される。本発明によれば、第1の方法ステップにおいて第1の色ゾーンの実際色調と第2の色ゾーンの実際色調の色差が計算される。この第1の色差は印刷機の制御コンピュータに記憶される。第2の方法ステップにおいては、第1の色ゾーンの実際色調と第2の色ゾーンの目標色調との色差が計算され、第2の色差として印刷機の制御コンピュータに記憶される。最後に、第3の方法ステップにおいては、計算された第1の色差と第2の色差が加算され、その結果得られた色差が第2の色ゾーンの色制御のために印刷機において使用される。このことは、第1の色測定器によって検出される第1の色ゾーンにおいては、カラーメトリック色測定値に基づいた目標値/実際値比較を直接的に行うことができ、他方、第2の色測定器によってのみ検出される他の全ての色ゾーンに関しては、本発明による方法が使用され、第1の色ゾーンのカラーメトリック色測定値を用いて、第1の色測定器によっては検出されない第2の色測定ゾーンおよび別の色測定ゾーンについても可能な限り正確な色制御を実施することができる。
本発明の第1の実施形態では、第1のステップにおいて計算された色差は第2の色測定器の色空間において計算され、第2のステップにおいて計算された色差は第1の色測定器の色空間において計算される。第1の色測定器の色空間は有利にはLab色空間であり、第2の色測定器の色空間はRGB色空間である。したがって第1の正確な色測定器として有利には、Lab色空間を用いるスペクトル測定ヘッドが使用され、色的に絶対的に正確には測定しない第2の色測定器として、RGB色空間を用いるRGBカメラが使用される。このことは、第1の方法ステップにおいて色差はRGB色空間における第1の色ゾーンと第2の色ゾーンとの実際色調から計算されることを意味している。これに対して、第2のステップにおいて計算された、第1の色ゾーンの実際色調と第2の色ゾーンの目標色調との色差はLAB色空間において計算される。
有利には、第2の方法ステップの計算時に、カラーメトリック制御から公知の色モデルが使用される。これらの色モデルは従来技術によるものである。さらには、調整モードでは、第2の色測定器の色空間における色差が可能な限り小さく、さらには、スペクトル的に測定された色ゾーンのカラーメトリック実際値と、スペクトル的に測定されていない色ゾーンのカラーメトリック目標値との色差が可能な限り大きいように第1の色ゾーンと第2の色ゾーンが選択される。この場合、Lab色空間におけるスペクトル的に規定された正確なカラーメトリック側に移動し、RGB色空間におけるRGB側への接近は最小になる。
第1の色測定器は印刷機の内部にも印刷機の外部にも配置することができる、もっとも有利には、色測定器は印刷機内に配置される。この場合には、2つの色測定器は同一の印刷機構/塗装機構内に収容することができるか、異なる機構内に収容することができる。
以下では、本発明を複数の図面に基づき詳細に説明する。
印刷機内に配置されているスペクトル測定ヘッドおよび印刷機内に配置されているRGBカメラを備えた枚葉紙印刷機の概略的な側面図を示す。 RGBカメラを用いてのみ測定される色ゾーンにおける色偏差を計算するための3つの重要な方法ステップを示す。 スカラ的な計算行程を示す。 ベクトル的な計算行程を示す。 本刷りにおける本発明による方法の使用形態を示す。
図1には印刷機5が概略的に示されており、この印刷機5は印刷機構3および塗装機構4を有する。より良い理解のために、ここでは印刷機構3は1つだけ示されているが、もちろん印刷機5は多くの場合、種々の印刷色のための複数の印刷機構を有する。最後に示されている印刷機構3の後方にはさらに塗装機構4が設けられており、この塗装機構4は印刷機5において印刷された印刷物7上に塗布されたインク層の上にさらに塗装を行う。そのようにして作製された印刷物7は、印刷機5の端部における紙取出し装置6においてスタック上に置かれる。印刷機の最後の印刷機構3内にはRGBカメラ2が取り付けられており、このRGBカメラ2は印刷物7におけるシート前部縁および/またはシート後部縁における少なくとも1つの印刷制御縞8を、その内部に存在する各色ゾーンm,nについて検出する。さらに塗装機構4内にはスペクトル測定ヘッド1が取り付けられており、このスペクトル測定ヘッド1は各印刷物7上の印刷制御縞8におけるただ1つの色ゾーンmのみを検出する。このことは、印刷制御縞8内の少なくとも1つの色ゾーンがRGBカメラ2によってもスペクトル測定ヘッド1によっても検出されることを意味している。
図2には、印刷制御縞8内の色分解の色測定フィールドに関して必要とされる3つの方法ステップの基本的な計算行程が示されている。完全な色制御のために、この方法は色ゾーンm,nにおける全ての色分解の色測定フィールドに適用される。例えば、ここでは印刷制御縞8内の印刷物7では、同一の色分解の2つの色測定フィールドが異なる色ゾーンm,nに示されている。色ゾーンmはスペクトル測定ヘッド1によってもRGBカメラ2によって検出されるが、色ゾーンnはRGBカメラ2によってのみ検出される。このことは、色ゾーンnに関しては比較的正確に測定された色測定値しか存在しないが、色ゾーンmに関しては絶対的に正確に測定された色測定値が存在することを意味している。先ず方法ステップS1においては、RGBカメラ2の色空間においてスペクトル的に測定された色ゾーンmとスペクトル的には測定されていない色ゾーンnとの色差ΔFmnが計算されることが見て取れる。このことは、カメラ2によって検出されているが、スペクトル的には測定されていない実際色値に基づき行われる。続く第2の方法ステップS2においては、スペクトル測定ヘッド1によって検出された、スペクトル的に測定された色ゾーンmにおけるカラーメトリックな実際値と、スペクトル的には測定されていない色ゾーンnのカラーメトリックな目標値との色差ΔFn,nmが計算される。この計算は、スペクトラフォトメータ1のLab色空間において行われる。続く最後の第3の方法ステップS3においては、2つの色差S1およびS2が加算され、スペクトル的に測定されていない色ゾーンnにおける色差ΔFnが得られる。これらの計算ステップは、印刷物7上のスペクトル的に測定されていない各色ゾーンについて実施する必要がある。
大判シートでは、印刷物7上に通常の場合、32の色ゾーンが存在する。32の色ゾーン各々について印刷制御縞8内には1つまたは複数の色測定フィールドが存在する。本発明の方法により、32の色ゾーンのうちの1つだけがスペクトル測定ヘッド1によって検出され、他方では32の色ゾーン全てがRGBカメラ2によって検出される。この場合、RGBカメラ2によってのみ検出される31の色ゾーンについては、本発明による3つの方法ステップを実施する必要がある。これらの方法ステップを印刷機5の図示されていない制御コンピュータにおいて実施することができ、この制御コンピュータにはスペクトル測定ヘッド1もRGBカメラ2も接続されている。この制御コンピュータはやはり、3つの方法ステップによって求められた、スペクトル的に検出されていない色ゾーンnの色差に基づいて、印刷機5の印刷機構における着色機構に関して必要とされる調整パラメータを計算する。このようにして、32の色ゾーン全てに関して閉じられた色制御回路を設けることができ、32の色ゾーンのうちの1つのみが色的に絶対的に正確にスペクトル測定ヘッドによって検出されればよく、その他の31の色ゾーンはカメラ2によってのみ検出される。それにもかかわらず、本発明による方法ステップに基づき、この色ゾーンnにおいても色的に絶対的に正確な色制御が可能である。したがって、各色ゾーンnに対する多数の高価なスペクトル測定ヘッド1の使用を回避することができる。
図2は基本的な計算行程を示す。ここで色差ΔFmnおよびΔFm,mnがどのように正確に計算されるかを再度説明する。調整フェーズに関しては、図3を参照して説明する。色差ΔFm,mnは公知のやり方で色モデルを用いて計算される。この色モデルの詳細は従来技術において「カラーメトリック制御」の名称で以前から公知である。色差ΔFmnに関しては相応に図2に示した定義式が当てはまる:
ΔRGB:これはRGB色空間におけるゾーンmおよびnの2つの実際色調のユークリッド距離である。
dF/dEm:このスカラは、ゾーンmのスペクトルデータから算出された、色変化dFと色調変化dEの比である。
これに関しては、前述の色モデルを用いて所定の層厚変化(ここでは1%)がスペクトル的にシミュレートされ、得られた色位置と本来の色位置とのユークリッド距離が計算される(=dE)。
dE/dRGBm:これは選択された色分解の色の色調線に沿った色空間LabおよびRGBのメトリック比である。
図3の計算行程は、解決手段のスカラ的なヴァリエーションである。図4にはベクトル的な解決手段が示されている。これらの方法ステップは、ΔFmnを計算するためにいわゆる感度(Sensitivity)が直接的に使用される点で異なる。感度は、層厚変化のパーセンテージについて正規化された、それぞれの色位置における着色線との接線である。具体的には、ゾーンmの色調RGBmのRGB空間における感度が画像的に印刷され、結果として得られる目標色位置が最適に(目標)色位置RGBmの近傍に位置するまで延長される。目標色位置−実際色位置と感度の長さとの長さ比から色差が直接的に計算される。これらのヴァリエーションの利点は、2つのゾーンnおよびmのRGB色位置が同一の色調線上に位置している必要はないことであり、このことは測定公差も考慮する。その場合、調整できない色調差が存在することになるが、それらはベクトル的なヴァリエーションでは色制御を劣化させない。
OKシートを刷り終わった後の本刷りにおいては全てのゾーンに対してRGB目標値が存在する。さらに、システム、殊にカメラ2が継続的に色調偏差を測定し調整するので、プロセス中に発生する色距離は小さい。したがって本方法を本刷りに関して図5に従い修正することができる。スカラ的なヴァリエーションもベクトル的なヴァリエーションも選択することができ、これら2つのヴァリエーションにおいてΔFm,mnを計算するための付加的なステップは省略される。
前述の全てのヴァリエーションにおいては、例えば印刷機5の制御コンピュータ内に記憶することができるデータバンクを使用することができる。一度得られたメトリック係数または感度を制御プロセスの高速化のためにデータバンクに格納することができる。これによって調整プロセスのカメラデータに基づくだけでプロセスを開始することができる。もちろん、目下実行されている印刷プロセスからの色制御のためのデータが使用される。
印刷機5の外側にあり、カメラ2と接続されているオンラインのスペクトロフォトメータも使用することができる。上記では技術的な実現形態において印刷機5に組み込まれているスペクトロフォトメータ1について説明した。前述の方法を印刷機5内には設けられていないスペクトロフォトメータを用いて実施することも考えられる。
RGB色差を色密度によっても計算することができる。色差ΔFmnは色密度を介しても計算される。確かにこの解決手段は上述のものに比べると良いものではないが、原理的には可能である。このためにRGB密度が形成される:
RGB=−lg(F/FPW)、ここでFは補色フィルタの色値を表し、FPWdtoは紙の白を表す。例として、色シアンに関するFは赤色フィルタRのカメラチャネルである。カメラ2のスペクトル値関数はDIN広帯域フィルタに最も対応しており、したがってこの標準的なフィルタ規格について公知のように校正できることが分かる。2つの密度のパーセンテージ比率を介して、またはスペクトル的に計算された密度感度を介して、密度差から色差を公知のように計算することができる。
1 スペクトル測定ヘッド、 2 カメラ、 3 印刷機構、 4 塗装機構、 5 印刷機、 6 紙取出し装置、 7 印刷物、 S1 スペクトル的に測定されたゾーンとスペクトル的に測定されていないゾーンの色差ΔFmn、 S2 スペクトル的に測定されたゾーンのカラーメトリック実際値とスペクトル的に測定されていないゾーンのカラーメトリック目標値の色差ΔFn,nm、 S3 スペクトル的に測定されていないゾーンの色差ΔFn、 m スペクトル的に測定されたゾーン、 n スペクトル的に測定されていないゾーン、 β スペクトル

Claims (14)

  1. 印刷物(7)上の少なくとも1つの第1の色ゾーン(m)を検出する少なくとも1つの第1の色測定器(1)と、前記印刷物(7)上の少なくとも1つの別の第2の色ゾーン(n)を検出する少なくとも1つの第2の色測定器(2)とを備えた印刷機(5)における色制御方法において、
    第1のステップにおいて、前記第1の色ゾーン(m)の実際色調と、前記第2の色ゾーン(n)の実際色調との色差(S1)を計算し、
    第2のステップにおいて、前記第1の色ゾーン(m)の実際色調と、前記第2の色ゾーン(n)の目標色調との色差(S2)を計算し、
    第3のステップ(S3)において、前記第1のステップにおいて計算された色差(S1)と、前記第2のステップにおいて計算された色差(S2)とを加算し、前記第2の色ゾーン(n)に対する色制御を実施することを特徴とする、色制御方法。
  2. 前記第1のステップにおいて計算された前記色差(S1)を前記第2の色測定器(2)の色空間において計算し、前記第2のステップにおいて計算された前記色差(S2)を前記第1の色測定器(1)の色空間において計算する、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の色測定器(1)は色的に絶対的な測定を行う、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記第2の色測定器(2)は色的に絶対的ではない測定を行う、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記第1の色測定器(1)はスペクトロフォトメータである、請求項3記載の方法。
  6. 前記第2の色測定器(2)はRGBカメラである、請求項4または5記載の方法。
  7. 前記第2の色測定器(2)は前記印刷機(5)内に配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記第1の色測定器(1)は前記印刷機(5)内に配置されている、請求項7記載の方法。
  9. 前記第1の色測定器(1)は前記印刷機(5)外に配置されている、請求項7記載の方法。
  10. 前記第1の色測定器(1)の色空間は有利にはLab色空間であり、前記第2の色測定器(2)の色空間はRGB色空間である、請求項2から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記第1の色ゾーン(m)および前記第2の色ゾーン(n)は前記印刷物(7)上に存在する印刷制御縞(8)内の色測定フィールドである、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 前記第2の色ゾーン(n)に関する目標色測定値はカラーメトリック色測定値である、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 前記第2のステップにおいて計算される色差(S2)を色モデルを用いて計算する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 調整モードにおいて、前記第2の色測定器(2)の前記色空間における色差(ΔFmn)が可能な限り小さく、スペクトル的に測定された前記第1の色ゾーン(m)のカラーメトリック実際値と、スペクトル的に測定されていない前記第2の色ゾーン(n)のカラーメトリック目標値との色差(ΔFn,nm)が可能な限り大きいように前記第1の色ゾーン(m)および前記第2の色ゾーン(n)を選択する、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
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