JP2010257830A - 有機el素子、有機el素子用のキャップ基材およびキャップ基材の製造方法 - Google Patents
有機el素子、有機el素子用のキャップ基材およびキャップ基材の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】有機EL素子10は、ガラス基板17と、ガラス基板17上に設けられ、陽極11と、陰極13と、陽極11と陰極13の間に設けられた有機発光層12とを有する有機EL層14とを備えている。有機EL層14は、ガラス基板17上に設けられたキャップ基材20により封止されている。キャップ基材20は天板23と周縁枠体22とからなり、キャップ基材20には有機EL層14を収納するキャビティ21が形成されている。キャップ基材20の周縁枠体22とガラス基板17との間には接着剤30が介在されており、また、キャップ基材20の周縁枠体22のうちガラス基板17との当接面22aには、周縁枠体22全周に延びる収納溝22bが形成されている。接着剤30は、周縁枠体22とガラス基板17との間に介在されるとともに、収納溝22b内にも収納されている。
【選択図】図1
Description
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。まず図1により、本実施の形態における有機EL素子10全体について説明する。
図1に示すように、有機EL素子10は、ガラス基板17と、ガラス基板17上に設けられ、陽極11と、陰極13と、陽極11と陰極13の間に設けられた有機発光層12とを有する有機EL層14と、ガラス基板17上に設けられ、有機EL層14を収納するキャビティ21を形成するとともに、天板23と周縁枠体22とを有するキャップ基材20とを備えている。なお本実施の形態における有機EL素子10はいわゆるボトムエミッション型であり、有機EL層14からの発光が図1に示す矢印の向きに取り出される。
次に図1および図2(a)(b)を参照して、本実施の形態におけるキャップ基材20および接着剤30について詳述する。はじめに、キャップ基材20および接着剤30の材料について説明する。
まず図3(a)(b)(c)(d)を参照して、サンドブラストによりキャップ基材20を製造する方法について説明する。はじめに、図3(a)に示すように、キャップ基材用素材26を準備する。このキャップ基材用素材26は、10cm×10cmの幅を有するガラスからなる。
上述のようにしてキャップ基材20を製造した後、有機EL層14およびバリア膜15が設けられたガラス基板17を準備する。また、キャップ基材20の内面側に乾燥剤16を設ける。次に、周縁枠体22の収納溝22b内に接着剤30を充填し、そして周縁枠体22のうちガラス基板17との当接面22aに接着剤30を塗布した後、ガラス基板17とキャップ基材20とを接着する。このようにして、図1に示す有機EL素子10を得ることができる。この場合、周縁枠体22の当接面22aとガラス基板17との間に介在する接着剤30の厚さは3μmである。
次に図6および図7を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで図6(a)は、本発明の第2の実施の形態におけるキャップ基材を示す縦断面図であり、図6(b)は、本発明の第2の実施の形態におけるキャップ基材を示す平面図である。図7(a)(b)(c)(d)は、本発明の第2の実施の形態において、キャップ基材を製造する工程を示す図である。
図6(a)(b)を参照して、本実施の形態におけるキャップ基材20および接着剤30について詳述する。
図7(a)(b)(c)(d)を参照して、フッ酸によるウェットエッチングによりキャップ基材20を製造する方法について説明する。はじめに、図7(a)に示すように、キャップ基材用素材26を準備する。このキャップ基材用素材26は、10cm×10cmの幅を有するガラスからなる。
次に図8を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。ここで図8は、本発明の第3の実施の形態における有機EL素子を示す縦断面図である。
図8に示すように、有機EL素子10は、ガラス基板17と、ガラス基板17上に設けられ、陽極41と、陰極43と、陽極41と陰極43の間に設けられた有機発光層12とを有する有機EL層44と、ガラス基板17上に設けられ、有機EL層14を収納するキャビティ21を形成するとともに、天板23と周縁枠体22とを有するキャップ基材20とを備えている。なお本実施の形態における有機EL素子10はいわゆるトップエミッション型であり、有機EL層44からの発光が図8に示す矢印の向きに取り出される。
11 陽極
12 有機発光層
13 陰極
14 有機EL層
15 バリア膜
16 乾燥剤
17 ガラス基板
17a キャップ基材の周縁枠体との当接面
17b ガラス基板の収納溝
20 キャップ基材
21 キャップ基材のキャビティ
22 キャップ基材の周縁枠体
22a ガラス基板との当接面
22b 周縁枠体の収納溝
23 キャップ基材の天板
26 キャップ基材用素材
30 接着剤
31 耐ブラストレジスト
31a 耐ブラストレジストの開口部
32 耐フッ酸レジスト
32a 耐フッ酸レジストの開口部
41 陽極
43 陰極
44 有機EL層
Claims (5)
- ガラス基板と、
ガラス基板上に設けられ、陽極と、陰極と、陽極と陰極の間に設けられた有機発光層とを有する有機EL層と、
ガラス基板上に設けられ、有機EL層を収納するキャビティを形成するとともに、天板と周縁枠体とを有するキャップ基材と、を備え、
キャップ基材の周縁枠体とガラス基板との間に接着剤を介在させ、
キャップ基材の周縁枠体のうちガラス基板との当接面に、周縁枠体全周に延びて接着剤を収納する接着剤用の収納溝を形成したことを特徴とする有機EL素子。 - 前記収納溝の幅は、1μm以上であり、
前記収納溝の深さは、1μm以上かつ30μm以下であり、
前記キャップ基材の周縁枠体と前記ガラス基板との間に介在された接着剤の厚さは、6μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子。 - 請求項1に記載の有機EL素子に用いるキャップ基材の製造方法において、
キャップ基材用素材を準備する工程と、
キャップ基材用素材にキャビティを形成して、天板と周縁枠体とを設ける工程と、
キャップ基材用素材の周縁枠体のうち、ガラス基材との当接面に接着剤用の収納溝を形成する工程と、を備えたことを特徴とするキャップ基材の製造方法。 - 請求項1に記載の有機EL素子に用いるキャップ基材において、
天板と、周縁枠体とを備え、これによってキャビティが形成され、
キャップ基材の周縁枠体のうちガラス基板との当接面に、周縁枠体全周に延びて接着剤を収納する接着剤用の収納溝を形成したことを特徴とするキャップ基材。 - ガラス基板と、
ガラス基板上に設けられ、陽極と、陰極と、陽極と陰極の間に設けられた有機発光層とを有する有機EL層と、
ガラス基板上に設けられ、有機EL層を収納するキャビティを形成するとともに、天板と周縁枠体とを有するキャップ基材と、を備え、
キャップ基材の周縁枠体とガラス基板との間に接着剤を介在させ、
ガラス基板のうちキャップ基材の周縁枠体との当接面に、ガラス基板全周に延びて接着剤を収納する接着剤用の収納溝を形成したことを特徴とする有機EL素子。
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