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JP2010124572A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置 Download PDF

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JP2010124572A
JP2010124572A JP2008295004A JP2008295004A JP2010124572A JP 2010124572 A JP2010124572 A JP 2010124572A JP 2008295004 A JP2008295004 A JP 2008295004A JP 2008295004 A JP2008295004 A JP 2008295004A JP 2010124572 A JP2010124572 A JP 2010124572A
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尚彦 諸田
Ichihiro Murata
一大 村田
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Abstract

【課題】1次側が少ない部品で構成でき、高精度に2次側出力の過負荷を検出することができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】2次電流オン期間T2onが、あらかじめ設定された最大2次電流オン期間に達すると、過負荷を検出し、出力電力を小さくするように制御し、また、前記最大2次電流オン期間信号が、出力電圧が定電圧制御されているときの2次電流オン期間に該当するように設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置でありその負荷に対する2次側出力の過負荷保護機能を有するスイッチング電源装置に関するものである。
近年では、電子機器等の電源装置として用いられるスイッチング電源において、その負荷に対する2次側出力の過負荷保護機能は、必須技術となっている。
2次側出力の過負荷保護技術としては、2次側に検出抵抗などを用いて負荷への電流をモニタし、2次側の検出用ICなどで過負荷を検出した後、過負荷信号出力用のフォトカプラ等で直接的に過負荷信号を1次側にフィードバックする方法が知られている。
しかし、上記のような2次側の検出用ICや過負荷信号出力用のフォトカプラは電源部品としては高価であり、スイッチング電源のコストアップと、さらには、スイッチング電源の小型化の妨げにもなっていた。そこで、これら2次側の検出用ICや過負荷信号出力用のフォトカプラを廃し、フォトカプラを利用して2次側出力情報を1次側へフィードバックすることにより、2次側出力の過負荷を検出する技術が、特許文献1に紹介されている。
特許文献1に紹介されたスイッチング電源装置は、フィードバック信号に応じてスイッチング素子の素子電流を制御して、出力電圧を制御する電流モードPWM制御のスイッチング電源装置であって、スイッチング素子の素子電流が最大素子電流ILIMITに達したときのフィードバック信号レベルを、過負荷検出レベルとし、このときに過負荷検出信号を生成して、スイッチング素子のスイッチング動作用発振を停止するなどして、出力を低減させることにより、一つのフィードバック信号で、通常負荷時の素子電流制御と、過負荷時の過負荷検出信号の生成を兼ねている。
図11は特許文献1に紹介されている従来のスイッチング電源装置を示す。また、図5において、点線で示す特性A1は特許文献1のスイッチング電源装置による過負荷保護機能がある場合の出力電流−出力電圧特性であり、破線で示す特性A2は過負荷保護機能がない場合の出力電流−出力電圧特性である。
特許文献1のスイッチング電源装置では、過負荷検出される時の出力電流(過負荷検出ポイント)は、図5中のA点となり、この点は、スイッチング素子の素子電流が最大値ILIMITとなる点と同一である。
特開2006−034045号公報 US6781357
しかしながら、図5に示すように、従来技術では、スイッチング素子の素子電流ピークが、制御回路20によって設定される最大値ILIMITになったときに、フォトカプラからのフィードバック信号がほぼゼロになることを利用して、2次側の過負荷状態を検出している。
したがって、過負荷検出時の出力電流(最大出力電流)Ioは、2次側の出力電圧(負荷への供給電圧)をVo、最大素子電流をILIMIT、スイッチング素子のスイッチング周波数(発振器の発振周波数)をfoscとしてスイッチング素子のスイッチング周期(発振器の発振周期)をT=1/fosc、トランスの1次側のインダクタンス値をLとすると、式(1)のように表される。
Figure 2010124572
従来の技術では、式(1)に表されるように、最大出力電流Ioは、最大素子電流ILIMITの二乗に比例する。最大素子電流ILIMITは、制御回路20の遅れ時間により、入力電圧依存性があることが知られている。
また、特許文献2には、入力電圧依存性を低減する手段が紹介されているが、すべての電源仕様に対し同様の効果を得るような汎用性があるわけではなく、結果、この技術を用いたとしても、電源仕様によっては、過負荷検出時の出力電流には、ある程度の入力電圧依存性が生じてしまう。
このようなスイッチング電源装置では、例えばワールドワイド仕様の電源に用いた場合、負荷である電気機器の回路部品の定格を大きくするなどの対策が必要になり、その結果、部品コストの上昇を招くことになる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、過負荷検出用のフォトカプラや、過負荷検出機能を備えた2次側出力電圧検出用ICを用いることなく、1次側で入力電圧依存性の小さい過負荷検出を行うことができるスイッチング電源装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1記載のスイッチング電源装置は、1次巻線と2次巻線と補助巻線とを有するトランスと、前記1次巻線に接続され前記1次巻線に供給される第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、前記スイッチング素子のスイッチング動作によって前記2次巻線に発生する交流電圧を第2の直流電圧に変換して負荷に供給する出力電圧生成回路と、前記出力電圧生成回路からの前記第2の直流電圧を検出し、前記第2の直流電圧に応じて変化する伝達信号を生成して前記制御回路へ伝達する出力電圧伝達回路とを備え、前記制御回路による前記スイッチング素子におけるスイッチング動作の制御により、前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧を定電圧制御するスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力する素子電流検出回路と、前記出力電圧伝達回路からの伝達信号と基準レベルとを比較し、その誤差をフィードバック信号として出力するフィードバック信号制御回路と、前記素子電流検出回路からの素子電流検出信号と前記フィードバック信号制御回路からのフィードバック信号とに基づいて、前記スイッチング素子のスイッチング動作をオン/オフするスイッチング信号を制御することにより、前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧を制御するスイッチング信号制御回路と、前記スイッチング素子がターンオフして前記2次巻線を流れる2次電流が流れ終わるタイミングを、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記補助巻線に発生する電圧から検出し、前記2次電流のオフタイミングを示す信号を生成し、前記スイッチング素子のターンオフから前記2次電流のオフタイミングまでの時間を2次電流オン期間として検出し、電圧信号もしくは電流信号に変換して出力する2次電流オン期間検出回路と、前記2次電流オン期間検出回路の出力信号と、あらかじめ設定された最大2次電流オン期間を示す信号とを比較し、前記2次電流オン期間検出回路の出力信号のほうが、前記最大2次電流オン期間信号よりも大きい場合に、負荷への電力供給を低下もしくは停止させる出力電力制限信号を前記スイッチング信号制御回路に出力する出力電力制限回路とを備え、前記最大2次電流オン期間信号は、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧が定電圧制御されているときの2次電流オン期間に該当するように設定されたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記出力電力制限回路は、前記2次電流オン期間があらかじめ設定された前記最大2次電流オン期間に達してから一定期間、前記2次電流オン期間が前記最大2次電流オン期間よりも大きい状態を維持している場合に、前記出力電力制限信号を前記スイッチング信号制御回路に出力することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記スイッチング素子がスイッチング動作するための発振開始後の一定期間は前記出力電力制限回路を動作禁止にするタイマー回路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記最大2次電流オン期間を外部調整するための最大2次電流オン期間制御端子を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記出力電力制限回路は、前記2次電流オン期間検出回路からの出力信号と前記スイッチング素子の駆動信号とから、前記スイッチング素子のスイッチング動作状態を、連続モードであるか非連続モードであるか区別し、それぞれのモードに応じて前記最大2次電流オン期間を異なる値に設定することを特徴とする。
以上のように本発明によれば、スイッチング電源装置の1次側入力電圧である第1の直流電圧が変動しても、入力電圧に依存しない2次電流オン期間によって2次側の過負荷を検出することにより、安定した過負荷保護が可能となる。
さらには、トランスの補助巻線電圧により2次電流オン期間を検出するように構成することにより、2次側の過負荷検出用のフォトカプラや2次側出力電流検出用ICといった高価な部品を使用することなく電源装置の回路を構成することもでき、電源装置の更なる低コスト化および小型化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を示すスイッチング電源装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のスイッチング電源装置を説明する。
図1は本実施の形態1のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図である。図1に示すように、電力変換トランス150は1次巻線T1、2次巻線T2および補助巻線T3を有する。2次巻線T2の極性は1次巻線T1の極性と逆になっており、当該スイッチング電源装置はフライバック型となっている。
電力変換トランス150の1次巻線T1の一方の端子は、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の正端子に接続し、他方の端子は、高耐圧の半導体素子であるスイッチング素子1を介して、当該スイッチング電源装置の入力側(1次側)の負端子に接続している。
スイッチング素子1は入力端子、出力端子および制御端子を有し、入力端子を1次巻線T1に接続し、出力端子を当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続している。また、スイッチング素子1は、制御端子に印加される制御信号に応答して入力端子と出力端子とを電気的に結合、あるいは分離するようにスイッチング(発振)する。スイッチング素子1には、例えばパワーMOSFETを使用する。
このスイッチング素子1のスイッチング動作(発振動作)により、当該スイッチング電源装置の入力側の端子から1次巻線T1へ供給される直流電圧(第1の直流電圧)VINがパルス電圧(高周波電圧)に変換されるとともに、そのパルス電圧が2次巻線T2および補助巻線T3へ転送される。補助巻線T3の極性は2次巻線T2の極性と同一となっており、補助巻線T3に発生するパルス電圧は、2次巻線T2に発生するパルス電圧に比例する。
このように、直流電圧VINが供給される1次巻線T1に接続するスイッチング素子1のスイッチング動作により、電力変換トランス150の2次巻線T2および補助巻線T3に、それぞれの1次巻線T1との巻き数比に応じた電圧が発生する。
電力変換トランス150の2次巻線T2は、出力電圧生成回路120に接続している。この出力電圧生成回路120は、2次巻線T2に発生する交流電圧から2次側の出力電圧(第2の直流電圧)Voを生成する。具体的には、出力電圧生成回路120は、整流ダイオード121と平滑コンデンサ122を備え、それら整流ダイオード121と平滑コンデンサ122により、2次巻線T2に発生するパルス電圧を整流且つ平滑化して出力電圧Voを生成する。この出力電圧Voは、当該スイッチング電源装置の出力側(2次側)の端子に接続される負荷140へ供給される。
さらに出力電圧生成回路120には、出力電圧伝達回路130が接続される。具体的には、出力電圧伝達回路130は、フォトカプラ25aと電圧検出回路26を備え、それらフォトカプラ25aと電圧検出回路26により、出力電圧生成回路120が生成した出力電圧レベルを検出し、光信号に変換して、1次側に備えられたフォトカプラ25bに伝達する。
電力変換トランス150の補助巻線T3は、補助電源生成回路125に接続される。具体的には、補助電源生成回路125は、整流ダイオード27と、平滑コンデンサ28を備え、補助巻線T3の発生電圧より補助電源電圧VCCを生成して、VCC端子から制御回路20の回路電流を供給する。
スイッチング素子1のスイッチング動作は制御回路20により制御される。制御回路20は、同一半導体基板上に形成された半導体装置(スイッチング電源用半導体装置)からなり、外部接続端子として、DRAIN端子、VCC端子、FB端子、TR端子およびSOURCE端子の5端子を有する。
DRAIN端子は電力変換トランス150の1次巻線T1に接続しており、スイッチング素子1の入力端子はDRAIN端子を介して1次巻線T1に接続する。VCC端子は補助電源生成回路125に接続しており、補助電源電圧VCCが印加される。SOURCE端子は当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続しており、スイッチング素子1の出力端子はSOURCE端子を介して当該スイッチング電源装置の入力側の負端子に接続する。
制御回路20は、VCC端子の電圧(補助電源電圧VCC)を基にスイッチング素子1の制御端子に印加する制御信号を生成して、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
以下、制御回路20の内部構成について説明する。
制御回路20において、レギュレータ7は、VCC端子とDRAIN端子に接続する。レギュレータ7は、DRAIN端子もしくはVCC端子のいずれか一方の端子から制御回路20の内部回路用電源VDDへ電流を供給し、内部回路用電源VDDの電圧を一定値に安定化する。
すなわち、レギュレータ7は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始前には、DRAIN端子から内部回路用電源VDDへ電流を供給するとともに、VCC端子を介して平滑コンデンサ28へも電流を供給して、補助電源電圧VCCおよび内部回路用電源VDDの電圧を上昇させる。
また、レギュレータ7は、スイッチング素子1のスイッチング動作開始後は、DRAIN端子からVCC端子への電流供給を停止する。つまり、補助電源電圧VCCが一定値以上になると、レギュレータ7は、VCC端子から補助電源電圧VCCに基づく電流を内部回路用電源VDDへ供給する。このように制御回路20の回路電流を補助巻線T3から供給することは消費電力削減に有効である。
FB端子にはフォトカプラ25bが接続されており、このFB端子はフィードバック制御の制御端子として機能する。
フィードバック信号制御回路3は、FB端子を通じてフォトカプラ25bへ流れる電流値(信号レベル)を検出し、その検出された電流値に応じたフィードバック制御信号VEAOを生成する。
以上のように構成されたフィードバック信号制御回路3の出力信号であるフィードバック制御信号VEAOは、スイッチング制御回路4のドレイン電流制御回路8へ供給される。
発振器(発振回路)10は、スイッチング素子1をターンオンさせるためのクロック信号を一定周期で発振する。このクロック信号は、スイッチング信号制御回路4のRSラッチ回路9のセット端子へ入力される。
スイッチング信号制御回路4は、発振器10により発振される信号に応じたタイミングでスイッチング素子1をターンオンさせ、フィードバック信号制御回路3からのフィードバック制御信号VEAOの信号レベルに応じたタイミングでスイッチング素子1をターンオフさせる。
具体的には、スイッチング信号制御回路4は、ドレイン電流制御回路8、RSラッチ回路9、ドライブ回路11からなる。
ドレイン電流検出回路(素子電流検出回路)2は、DRAIN端子とスイッチング素子1の入力端子との間に配置されて、スイッチング素子1に流れる電流(ドレイン電流)IDの電流値を検出し、その電流値に応じた電圧値のドレイン電流検出信号(素子電流検出信号)VCLを生成する。このドレイン電流検出信号VCLは、スイッチング信号制御回路4内のドレイン電流制御回路8へ供給される。
ドレイン電流制御回路8には、過電流保護基準電圧VLIMITとフィードバック信号制御回路3からのフィードバック制御信号VEAOが基準電圧として供給される。ドレイン電流制御回路8は、ドレイン電流検出信号VCLが過電流保護基準電圧VLIMITとフィードバック制御信号VEAOのうちのいずれか低い方に達すると、スイッチング素子1をターンオフさせるための信号を生成する。この信号は、RSラッチ回路9のリセット端子Rに入力される。
RSラッチ回路9は、発振器10からのクロック信号をセット端子Sへの入力とし、ドレイン電流制御回路8からの信号をリセット端子Rへの入力として、セット状態となってからリセット状態となるまでの間、スイッチング素子1をオンするための信号を生成する。つまり、スイッチング素子1のターンオンは発振10からのクロック信号により制御され、スイッチング素子1のターンオフはドレイン電流制御回路8からの信号により制御される。
ドライブ回路11は、RSラッチ回路9において生成されたQ端子の信号と出力電力制限回路6において生成された出力電力制限信号VOPを基に、スイッチング素子1のスイッチング動作を駆動制御するための制御信号を生成する。
そして、RSラッチ回路9がクロック信号とドレイン電流制御回路による基本制御信号を出力し、通常時は、出力電力制限回路6の出力信号は、Lowレベルを出力しているが、過負荷が検出され一定時間が経過して、出力電力制限信号VOPとしてHighレベルが出力されると、ドライブ回路11がLowを出力し、発振が停止する。ここでは、わかりやすくするためにNAND記号で表している。なお、実際には、ドライブ回路11は、例えばラッチ回路で構成される。
TR端子には、補助巻線T3が直列分割抵抗29、30を介して接続され、制御回路20内では2次電流オン期間検出回路5が接続される。
2次電流オン期間検出回路5は、ドライブ回路11にも接続され、補助巻線T3に現れるパルス電圧と、ドライブ回路11の出力信号VGATEから、トランス150の2次巻線T2に電流が流れている時間(2次電流オン期間)を検出し、これを電圧レベルに変換して2次電流オン期間信号V2onを生成し、出力電力制限回路6に出力する。
出力電力制限回路6は、タイマー回路12と、2次電流オン期間比較器13を備え、2次電流オン期間信号V2onが、最大2次電流オン期間信号V2onmaxに達すると、2次電流オン期間比較器13の出力が反転し、タイマー回路12が動作を開始する。タイマー回路12は、2次電流オン期間比較器13の出力が反転してから、ある一定時間(タイマー時間)、2次電流オン期間比較器13の出力が、保持されている場合に、出力電力制限信号VOPをドライブ回路11に出力する。
つまり、2次側の過負荷時には、補助巻線T3と2次電流オン期間検出回路5によって、過負荷が検出され、過負荷が検出された後、さらに、一定時間(タイマー時間)過負荷状態が保持されている場合には、出力電力制限信号VOPにより本スイッチング電源装置は安全に停止する。
ここで、過負荷保護機能として動作するタイマー回路12の動作には、間欠制御方式と、タイマーラッチ方式が一般的に知られている。
間欠制御方式では、一定時間、RSラッチ回路9の信号を無効にし、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止するが、その後、比較的短い時間、RSラッチ回路9の信号を有効にし、スイッチング動作を許可する。このRSラッチ回路9の信号を有効にしている時間内で過負荷状態が解除されていれば、正常動作に復帰する。RSラッチ回路9の信号を有効にしている時間内に過負荷状態が解除されていなければ、再び、一定時間、RSラッチ回路9の信号を無効にして、スイッチング動作を停止する。すなわち、過負荷状態が解除されるか、入力が切り離されるまでは、このサイクルが維持される。
また、タイマーラッチ方式の場合には、出力電力制限信号VOPによりRSラッチ回路9の信号を無効となった後、入力を切り離すなど、外部的な操作をしない限りは、RSラッチ回路9の無効状態は解除されない。
また、レギュレータ7は、制御回路20の起動/停止をコントロールしており、その起動/停止信号が、タイマー回路12に接続されており、タイマー回路12は、制御回路20の起動時、一定期間、その動作が無効となる。
これにより、起動時に、出力が立ち上がる前に過負荷を御検出して、起動不良となる不具合を防ぐことができる。
図4は、本実施の形態1のスイッチング電源装置において、負荷を徐々に大きくしていったときのスイッチング素子1の素子電流Idsと、2次巻線T2に流れる電流I2pと、TR端子の入力電圧VTRと、2次電流オン期間信号V2onのタイムチャートを示す。図4において、素子電流Idsが、最大素子電流ILIMITに到達する前に2次電流オン期間信号V2onが、最大2次電流オン期間信号V2onmaxに達している。
図5は本実施の形態1のスイッチング電源装置における出力電流−出力電圧特性を示す。図5において、実線で示す特性B1が本実施の形態1(本発明)のスイッチング電源装置の場合であり、同時に点線で示す従来例の出力特性A1と比較している。
図5に示すように、特性A1で示す従来例においては、素子電流Idsが最大素子電流ILIMITに到達するポイントが過負荷検出ポイント(A点)となっていたが、本発明においては、図4にも示したように、素子電流Idsが最大素子電流ILIMITに到達するポイントよりも低いポイント(B点)に対応する小さな負荷のときの2次電流オン期間が、最大2次電流オン期間になるように設定されている。
このような設定にすることにより、非連続モードで動作している場合において、出力電流Ioは、2次巻線の電流の平均値と等しくなるので、2次電流オン期間をT2on、発振器10によって制御される発振周期(スイッチング素子のスイッチング周期)をTとすると、
Figure 2010124572
と表され、次に、トランスの2次巻線T2のインダクタンスをL2とすると、2次巻線T2に流れる電流I2pは、
Figure 2010124572
で表される。ただし、ここでは簡単のため、2次側の整流ダイオードや、出力ケーブル等による電圧降下は無視されている。
式(2)、(3)より更に、出力電流Ioは、
Figure 2010124572
と表される。
式(4)より、最大2次電流オン期間信号V2onmaxに対応する2次電流オン期間をT2onmaxとすると、本発明の過負荷検出時の出力電流は、
Figure 2010124572
と表される。
式(5)を従来例の最大出力電流である式(1)と比較すると、式(5)には、ILIMITが含まれていないことがわかる。
前にも述べたようにILIMITは、制御回路20内の遅れ時間等により、必ずしも一定ではなく、トランスのL値や、入力電圧に大きく依存することがわかっている。
したがって、本発明によれば、式(5)に示すように、過負荷検出時の出力電流がILIMITを含んでいないことにより、入力電圧依存性を理論上はゼロにできることがわかる。
また、図1では、トランス150の補助巻線T3を用いて2次電流オン期間を検出しているが、スイッチング素子1のDRAIN端子の電圧を監視し、2次電流オン期間を検出することも可能である。
図2は、図1の実施の形態1の別の構成例として、補助巻線T3を用いずにDRAIN端子から2次電流オン期間の信号を検出するスイッチング電源装置を示す。
図2のように、直接Drain端子から検出する場合、2次電流オン期間検出回路の入力端子の高耐圧化が必要になり、また、比較的低電圧のVCCではなく、高電圧のDrain端子からの電源供給は1次側消費電力の増加といったデメリットがあるが、外付け回路部品を削減して電源のトータルコストを削減できるという効果がある。
この場合、2次電流オン期間検出回路5に高耐圧素子が必要になるが、トランスの補助巻線T3を削除することができ、トランスの小型化が期待できる。
図3は本実施の形態1のスイッチング電源装置における2次電流オン期間検出回路5の一構成例を示す。
この2次電流オン期間検出回路5は、パルス発生器106、108、112と、RSラッチ回路107と、比較器109と、NchMOSFET103、105と、PchMOSFET104と、容量(コンデンサ)101、102と、定電流源111よりなる。
比較器109のマイナス入力には、基準電圧Vtr1が入力され、プラス入力には、TR端子からVTRが入力され、出力は、パルス発生器108を介して、RSラッチ回路107のR(リセット)端子に入力される。TR端子に入力された補助巻線T3のフライバック電圧波形VTRは、比較器109と、パルス発生器108によって、VTRが、Vtr1よりも小さくなるときにパルス信号Vresetを生成する。
また、スイッチング素子1への入力信号であるVGATEは、パルス発生器106を介して、RSラッチ回路107のS(セット)端子に入力され、パルス発生器106は、スイッチング素子1がオフとなるタイミングでパルス信号Vsetを生成する。
すなわち、これらVset信号、Vreset信号を受けて、RSラッチ回路107は、スイッチング素子1がオフし、2次電流が流れきるのをTR端子が検出するまでの時間、Highとなる信号VQを出力する。
RSラッチ回路107の出力VQは、NchMOSFET105のゲートと、PchMOSFET104のゲートに接続され、さらにパルス発生器112を介して、NchMOSFET103のゲートに接続される。
パルス発生器112は、入力信号VQがHighからLowになるタイミングで凸パルス信号を発生し、つまり、スイッチング素子1がターンオフするごとにNchMOSFET103をオンさせる。
NchMOSFET103、105のドレイン端子は、容量101に接続され、さらにNchMOSFET105のソース端子は、容量102に接続されている。さらに、容量101は、PchMOSFET104を介して、定電流源111に接続される。
このように構成された2次電流オン期間検出回路5において、各部の動作波形が図4に図示されている。
図4によると、NchMOSFET103は、スイッチング素子1がターンオフするたびごとに一瞬だけオンし、容量101に充電された電荷を毎パルス放電する。
PchMOSFET104は、2次電流オン期間にオンし、その間、容量101が定電流源111によって充電される。
NchMOSFET105は、PchMOSFET104とは逆に、2次側トランスに電流が流れていない期間のみオンし、充電された容量101の電圧信号を容量102に転送する。
つまり、容量101の電位レベルは、毎パルス、2次電流オン期間に比例して上下し、2次電流が流れ終わると、容量102に転送され、容量102の電位(V2on)は、次の2次電流オン期間が終わるまでは保持される。
このようにして、本実施の形態1のスイッチング電源装置における2次電流オン期間検出回路5は、パルス毎に変化する2次電流オン期間T2onを、パルスバイパルスで電圧信号に変換させる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のスイッチング電源装置を説明する。
図6は本実施の形態2のスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
このスイッチング電源装置の制御回路20は、外部端子OLと、最大2次電流オン期間調整回路15を備え、最大2次電流オン期間調整回路15は、外部端子OLを入力とし、2次電流オン期間比較器13に最大2次電流オン期間信号V2onmaxを供給する。
最大2次電流オン期間調整回路15は、OL端子の電流もしくは電圧に応じて、最大2次電流オン期間信号V2onmaxを制御する。
このような構成において、例えば、OL端子に外部素子として抵抗31が接続することにより、最大2次電流オン期間信号V2onmaxを外部調整することができる。
以上のように、最大2次電流オン期間信号V2onmaxを外部調整する手段を備えたことにより、制御回路20が同一の半導体チップ内に構成されている場合などは、前述の実施の形態1に比べ、スイッチング電源の設計自由度を向上させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3のスイッチング電源装置を説明する。
図7は本実施の形態3のスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
このスイッチング電源装置では、制御回路20内に、最大2次電流オン期間調整回路15と、連続/非連続判定回路16を備えている。最大2次電流オン期間調整回路15は連続/非連続判定回路16に接続され、さらに連続/非連続判定回路16は2次電流オン期間検出回路5に接続される。
連続/非連続判定回路16は、ドライブ回路11の出力信号VGATEと、2次電流オン期間検出回路5の出力信号の一つである信号VQより、本スイッチング電源装置が連続モードであるのか非連続モードであるのかを判定し、連続モードと判定された場合には、最大2次電流オン期間調整回路15に、最大2次電流オン期間信号V2onmaxを小さくするような制御信号Vq1を出力する。
具体的には、VGATEとVQの反転信号VQBを比較し、VGATEとVQBが同時にオンとなる期間がある一定時間以上であると、連続モードと判定する。
図8は本実施の形態3のスイッチング電源装置における連続/非連続判定回路16の構成例の一つを示す。
図8に示すように、連続/非連続判定回路16は、インバータ50とAND回路51と、パルス発生器52、53とRSラッチ回路54よりなる。パルス発生器52は、入力信号がLowからHighになるときに、信号Vs1として凸パルスを生成し、パルス発生器53は、入力信号がHighからLowになるときに、信号Vr1として凸パルスを生成する。
図9は、図8の連続/非連続判定回路16の動作を説明する各部波形のタイミングチャートで、連続モードと非連続モードのときの、スイッチング素子1のゲート電圧VGATE、素子電流Idsと、2次巻線T2に流れる電流I2pと、TR端子の入力電圧VTRと、連続/非連続判定回路16のAND回路51の出力AND、RSラッチ回路54の入力信号Vr1、Vs1と出力信号Vq1、そして、2次電流オン期間検出回路5の容量101の電圧信号VC1、RSラッチ回路107の出力VQのタイムチャートを示す。
このように、スイッチング素子1の駆動信号VGATEと、2次電流オン期間検出回路5による2次電流オン期間を示す信号VQから、連続モードと非連続モードを判別する信号Vq1が得られる。このVq1は、毎パルス、スイッチング素子1がターンオンするたびごとにリセットされ、一瞬Lowに落ちるが、連続モードが検出されている間は、すぐにHighに戻る。
Vq1がHighになっている間、2次電流オン期間検出回路5の定電流源111の電流を小さくすることにより、2次電流オン期間検出回路5の2次電流オン期間−電圧の変換率が小さくなり、過負荷を検出するための基準値である最大2次電流オン期間は、大きくなる。
前述の実施の形態1では、非連続モードで制御している限りは高精度に過負荷検出時の出力電流を制御することができるが、入力電圧によって連続モードと非連続モードが生じる場合には、非連続モードに対し、連続モードの過負荷検出時の出力電流が大きくなってしまう。
本実施の形態3では、入力電圧に依存して、非連続モードと、連続モードが生じるスイッチング電源装置においても、制御回路20が連続モードと非連続モードを判別し、それぞれに応じて適切な過負荷検出レベルを設けることによって、過負荷検出時の出力電流の差を小さくすることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4のスイッチング電源装置を説明する。
図10は本実施の形態4のスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。但し、前述した実施の形態1において説明した部材に対応する部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
このスイッチング電源装置では、2次側にフォトカプラや制御用ICを備えず、FB端子がVCC端子に接続されている。つまり、前述の実施の形態1〜3のスイッチング電源装置におけるフィードバック信号制御回路3が、FB端子を通じてフォトカプラ25bへ流れる電流信号を用いてフィードバック制御を行っているのに対し、本実施の形態4のスイッチング電源装置におけるフィードバック信号制御回路3は、トランス150の補助巻線T3からFB端子を通じて印加される電圧信号を用いてフィードバック制御を行っている。
図10の構成によると、定電圧制御時の出力電圧制御精度は低下するが、2次側のフォトカプラや制御用ICを不要にできるので、低コストで小スペースのスイッチング電源装置が得られる。
本発明のスイッチング電源装置は、入力電圧依存性の小さい高精度な過負荷保護機能を実現でき、また、過負荷時の出力電流を高精度に制御することにより、本スイッチング電源装置を例えばワールドワイド仕様の電源装置に用いた場合、負荷である電気機器の回路部品の定格を小さくすることができるため、電気機器の低コスト化に貢献でき、さらには、2次側の過負荷検出用のフォトカプラや2次側出力電流検出用ICといった高価な部品を使用することなく電源装置の回路を構成することもでき、電源装置の更なる低コスト化および小型化を実現することができるもので、電気機器の電源アダプター回路など定電圧制御機能と過負荷保護機能を要求される電源装置に有用である。
本発明の実施の形態1のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図 同実施の形態1のスイッチング電源装置の別の構成例を示す回路ブロック図 同実施の形態1のスイッチング電源装置における2次電流オン期間検出回路の構成例を示す回路図 同実施の形態1のスイッチング電源装置の動作を示す各部の波形図 同実施の形態1のスイッチング電源装置における出力電流−出力電圧特性の従来例との比較図 本発明の実施の形態2のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図 本発明の実施の形態3のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図 同実施の形態3のスイッチング電源装置における連続/非連続判定回路の構成例を示す回路図 同実施の形態3のスイッチング電源装置の動作を示す各部の波形図 本発明の実施の形態4のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図 従来のスイッチング電源装置の構成を示す回路ブロック図
符号の説明
1 スイッチング素子
2 ドレイン電流検出回路(素子電流検出回路)
3 フィードバック信号制御回路
4 スイッチング信号制御回路
5 2次電流オン期間検出回路
6 出力電力制限回路
7 レギュレータ
8 ドレイン電流制御回路
9、54 RSラッチ回路
10 発振器
11 ドライブ回路
12 タイマー回路
13 2次電流オン期間比較器
15 最大2次電流オン期間調整回路
16 連続/非連続判定回路
17 起動停止回路
18 フィードバック電圧検出回路
20 制御回路
25a、25b フォトカプラ
26 電圧検出回路
27、121 整流ダイオード
28、122 平滑コンデンサ
29、30 抵抗
50 インバータ
51 AND回路
52、53、106、108、112 パルス生成器
101、102 容量(コンデンサ)
103、105 NchMOSFET
104 PchMOSFET
120 出力電圧生成回路
125 補助電源生成回路
130 出力電圧伝達回路
140 負荷
150 電力変換トランス

Claims (5)

  1. 1次巻線と2次巻線と補助巻線とを有するトランスと、
    前記1次巻線に接続され前記1次巻線に供給される第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作によって前記2次巻線に発生する交流電圧を第2の直流電圧に変換して負荷に供給する出力電圧生成回路と、
    前記出力電圧生成回路からの前記第2の直流電圧を検出し、前記第2の直流電圧に応じて変化する伝達信号を生成して前記制御回路へ伝達する出力電圧伝達回路とを備え、
    前記制御回路による前記スイッチング素子におけるスイッチング動作の制御により、前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧を定電圧制御するスイッチング電源装置であって、
    前記制御回路は、
    前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力する素子電流検出回路と、
    前記出力電圧伝達回路からの伝達信号と基準レベルとを比較し、その誤差をフィードバック信号として出力するフィードバック信号制御回路と、
    前記素子電流検出回路からの素子電流検出信号と前記フィードバック信号制御回路からのフィードバック信号とに基づいて、前記スイッチング素子のスイッチング動作をオン/オフするスイッチング信号を制御することにより、前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧を制御するスイッチング信号制御回路と、
    前記スイッチング素子がターンオフして前記2次巻線を流れる2次電流が流れ終わるタイミングを、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記補助巻線に発生する電圧から検出し、前記2次電流のオフタイミングを示す信号を生成し、前記スイッチング素子のターンオフから前記2次電流のオフタイミングまでの時間を2次電流オン期間として検出し、電圧信号もしくは電流信号に変換して出力する2次電流オン期間検出回路と、
    前記2次電流オン期間検出回路の出力信号と、あらかじめ設定された最大2次電流オン期間を示す信号とを比較し、前記2次電流オン期間検出回路の出力信号のほうが、前記最大2次電流オン期間信号よりも大きい場合に、負荷への電力供給を低下もしくは停止させる出力電力制限信号を前記スイッチング信号制御回路に出力する出力電力制限回路とを備え、
    前記最大2次電流オン期間信号は、前記スイッチング素子のスイッチング動作により前記出力電圧生成回路からの第2の直流電圧が定電圧制御されているときの2次電流オン期間に該当するように設定された
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記出力電力制限回路は、
    前記2次電流オン期間があらかじめ設定された前記最大2次電流オン期間に達してから一定期間、前記2次電流オン期間が前記最大2次電流オン期間よりも大きい状態を維持している場合に、前記出力電力制限信号を前記スイッチング信号制御回路に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記スイッチング素子がスイッチング動作するための発振開始後の一定期間は前記出力電力制限回路を動作禁止にするタイマー回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記最大2次電流オン期間を外部調整するための最大2次電流オン期間制御端子を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記出力電力制限回路は、
    前記2次電流オン期間検出回路からの出力信号と前記スイッチング素子の駆動信号とから、前記スイッチング素子のスイッチング動作状態を、連続モードであるか非連続モードであるか区別し、それぞれのモードに応じて前記最大2次電流オン期間を異なる値に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
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