JP2010196400A - 間仕切り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋内の間仕切りを設置するための間仕切り装置を、簡単な構造で安価に提供できると共に、設置作業や撤去作業を容易にする。
【解決手段】蛇腹状に折り畳み可能に形成したシート部材1と、折り畳み状態のシート部材1の上方端縁近傍を貫通する紐体31、及び紐体の一方端に設けた巻取機能を備えた紐収納部32、及び紐体他方端に設けた壁面連結部33を備えたガイド部材3で構成し、紐収納部側を間仕切り範囲aの一方の端面(柱面・壁面)bに固定し、紐体を伸長して他方端面(柱面・壁面)cに紐体先端を適宜な手段(鉤体33と受け鉤Aの掛け止め)で固定すると、紐体を屋内に架設することとなり、蛇腹状のシート部材を伸長すると、シート部材による間仕切りが実現する。
【選択図】図2
Description
本発明は、屋内の一部を仕切ったり、隠蔽する間仕切り装置に関するものである。
屋内の間仕切り構造は、必要に応じて間仕切りを行い、また間仕切りを解消して開口部を形成するもので、間仕切り壁を折り戸や引き戸で構成される間仕切り装置(特許文献1,2)の他に、所謂アコーディオンカーテンと称されるシートカーテンが知られている(特許文献3)。
上記した間仕切り装置は、折り戸や引き戸の場合には所定のガイドレールを天井及び床面に配置する必要があり、シートカーテンの場合には天井に配置した吊下げレール又は吊下げバーが必要である。即ち従前装置では、仕切り部材(折り戸、引き戸、シートカーテン)を当該間仕切り範囲に位置させるためのガイド部材が必要であり、且つ前記ガイド部材は天井や床に固定しておく必要がある。
このように従前の間仕切り装置では、屋内設置に際してはガイド部材を天井や床面に構築する必要があり、当然設置作業は煩雑となる。
また一旦ガイド部材を天井や床面に設置してしまうと、後に当該間仕切りが不要となった場合、仕切り部材の除去ばかりではなく、このガイド部材をも除去する必要があり、間仕切り装置除去時のリフォーム作業が面倒である。
そこで本発明は、設置作業並びに撤去作業を容易にした新規な間仕切り装置を提案したものである。
本発明(請求項1)に係る間仕切り装置は、蛇腹状に折り畳み可能に形成したシート部材と、折り畳み状態のシート部材の上方端縁近傍を貫通する紐体、及び紐体の一方端に設けた巻取機能を備えた紐収納部、及び紐体他方端に設けた壁面連結部を備えたガイド部材で構成したことを特徴とするものである。
而して紐収納部を間仕切り範囲の一方の端面(柱面・壁面)に固定し、紐体を伸長して他方端面(柱面・壁面)に紐体先端を適宜な手段で固定すると、紐体を屋内に架設することとなり、蛇腹状のシート部材を伸長することで、シート部材が自立し或いは吊下げられることで、当該間仕切り範囲をシート部材で閉ざして間仕切りを実現するものである。
また本発明(請求項2)に係る間仕切り装置は、紐収納部に巻取付勢機能を備えさせてなると共に、壁面連結部がシート部材に形成した紐体の挿通孔を通り抜けできない構造としたもので、間仕切り状態からシート部材収納状態(折り畳み状態)と移行する際に、壁面連結部を壁面等からの固定を解除すると、紐収納部の巻取付勢機能によって紐体の巻き取りがなされると共にシート部材も折り畳み収納されることになる。
また本発明(請求項3)に係る間仕切り装置は、特に前記間仕切り装置において、シート部材の一方の端面を接着した壁面装着板を設けると共に、前記壁面装着板に紐収納部を設けてなるもので、壁面装着板を間仕切り範囲の一方の端面(柱面・壁面)に固定することで、装置の設置作業がより簡便になる。
更に本発明(請求項4)に係る間仕切り装置は、壁面装着板に連続する背面板及び外面板を備えてボックス体に形成すると共に、前記ボックス体内にシート部材を収納し、外面板を開閉自在に背面板に蝶結して、全体をユニット化してなるもので、壁面装着板を間仕切り範囲の一方の端面(柱面・壁面)に固定し、間仕切り使用時には外面板を開扉して紐体とシート部材を引き出し、不使用時にはボックス体に収納しておくことができる。
更に本発明(請求項5)に係る間仕切り装置は、シート部材の下縁適宜箇所に、設置床面と当接して低抵抗で摺動可能とした摺動部を設けてなるもので、シート部材の開閉動作に際して、摺動部が床面を滑って移動することになり、シート部材の下縁が擦り切れる虞をなくしたものである。
本発明の構成は上記のとおり、仕切り部材として蛇腹状のシート部材を採用し、ガイド部材として巻取収納できる紐体を採用したものであるから、紐収納部を一方端面に固定し、紐体先端を他方端面に固定することでガイド部材の架設がなされ、簡便な作業で間仕切りを実現できるもので、更に固定個所・固定部材が非常に少ないので、撤去作業も容易である。
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した間仕切り装置は、シート部材1と、ボックス体2と、ガイド部材3で構成されるものである。
シート部材1は、表面をビニール被覆した厚紙製や樹脂板製或いは布製で、蛇腹状に折曲して折り畳み自在としたもので、出来れば自立可能な強度を備え、1枚の連続体或いは適宜分割され且つ連結自在とする構造などを採用できるもので、結果的に間仕切り壁として機能すれば、その材質や強度は任意である。
また上方個所には後述する紐体31が、折り曲げ形態で貫通するための挿通孔11を設けてなり、下縁には、樹脂製で設置床面と当接して低抵抗で摺動可能とした摺動部12を適宜間隔で、且つ折り畳み時に位置がずれるように設けたものである。
ボックス体2は、壁面装着板21と背面板22と外面板23を備え、前方開口のコの字状の箱型であり、高さ及び幅等は、前記シート部材1を折り畳んだ状態で収納できる大きさとしたもので、特に外面板23は、開閉自在に背面板22に蝶着したものである。
ガイド部材3は、紐体31と、紐収納部32と、壁面連結部33を備えたもので、紐体31は、金属線、合成繊維単線または撚り線など所定の強度を有するものを使用し、基端側は紐収納部32に連結し、先端側には壁面連結部33を設けたものである。
紐収納部32は、壁面装着板21に固定したもので、紐体31を巻取方向に付勢する機能を備えさせてなり、必要に応じて巻き取りロック機構を有するものであり、その構造は巻尺等で周知のものである。また巻き取り部(巻き取りロールを備えている部分)321の巻き取り方向や巻き取り口位置によって、挿通孔11を貫通する紐体31がスムーズに伸縮できない場合には、壁面装着板21に紐体31のガイドローラ322を設けておくと良い。
また紐体31の先端には壁面連結部として鉤体33を結着してなるもので、この実施形態装置を採用する場合には、前記鉤体33と対応する受け鉤体Aを用意しておく。
前記の間仕切り装置は、間仕切りしようとする範囲(空間a)における一方の端面(柱面・壁面)bに、壁面装着板21を釘着や鋲止めして固定し、屋内に設置するものである。また空間aの他方端面(柱面・壁面)cの所定位置には、予め受け鉤Aを固定しておく。
而して、設置終了後は、外面板23を開扉して紐体31とシート部材1を引き出し、紐体31の先端の鉤体33を対面する受け鉤Aに掛け止めすると、紐体31が空間aに架設されることになり、前記の紐体31に添って引き出されたシート部材1が、蛇腹折り畳み状態から伸長して山折れ状態となって空間aを塞ぎ、間仕切り壁となるものである。
また同空間aを開放したい場合には、鉤体33を外し、紐体31を紐収納部32に巻き取らせ、シート部材1を折り畳み、外面板23を閉じることで、見苦しくすることなく空間aが開放されるものである。
従って従前の間仕切り装置のようにレール部材の設置を必要とせずに、壁面装着板21と受け鉤Aを所定の壁面に固定するだけで間仕切り装置の設置が可能となるものである。
尚シート部材1の先部(他方端面c側)と、他方端面cに、磁石による吸着構造や、フック等の係止構造を設けて、シート部材1が不測の外力を受けても空間aの閉塞を維持するようにしても良い。
1 シート部材
11 挿通孔
12 摺動部
2 ボックス体
21 壁面装着板
22 背面板
23 外面板
3 ガイド部材
31 紐体
32 紐収納部
321 巻き取り部
322 ガイドローラ
32 壁面連結部(鉤体)
A 受け鉤
11 挿通孔
12 摺動部
2 ボックス体
21 壁面装着板
22 背面板
23 外面板
3 ガイド部材
31 紐体
32 紐収納部
321 巻き取り部
322 ガイドローラ
32 壁面連結部(鉤体)
A 受け鉤
Claims (5)
- 蛇腹状に折り畳み可能に形成したシート部材と、折り畳み状態のシート部材の上方端縁近傍を貫通する紐体、及び紐体の一方端に設けた巻取機能を備えた紐収納部、及び紐体他方端に設けた壁面連結部を備えたガイド部材で構成したことを特徴とする間仕切り装置。
- 紐収納部に巻取付勢機能を備えさせてなると共に、壁面連結部がシート部材に形成した紐体の挿通孔を通り抜けできない構造とした請求項1記載の間仕切り装置。
- シート部材の一方の端面を接着した壁面装着板を設けると共に、前記壁面装着板に紐収納部を設けてなる請求項1又は2記載の間仕切り装置。
- 壁面装着板に連続する背面板及び外面板を備えてボックス体に形成すると共に、前記ボックス体内にシート部材を収納し、外面板を開閉自在に背面板に蝶結して、全体をユニット化してなる請求項3記載の間仕切り装置。
- シート部材の下縁適宜箇所に、設置床面と当接して低抵抗で摺動可能とした摺動部を設けてなる請求項1乃至4記載の何れかの間仕切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009044010A JP2010196400A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 間仕切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009044010A JP2010196400A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 間仕切り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010196400A true JP2010196400A (ja) | 2010-09-09 |
Family
ID=42821384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009044010A Pending JP2010196400A (ja) | 2009-02-26 | 2009-02-26 | 間仕切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010196400A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018046789A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 倫暘股▲ふん▼有限公司 | ペットのリード構造 |
KR102097895B1 (ko) * | 2019-04-11 | 2020-04-09 | 박용남 | 재난 대피용 쉼터 |
US20210317672A1 (en) * | 2012-04-03 | 2021-10-14 | Nizzar Farah | Floor cover |
JP7563752B2 (ja) | 2021-03-31 | 2024-10-08 | 川上産業株式会社 | 空間仕切りパネル、及び組立式個室 |
-
2009
- 2009-02-26 JP JP2009044010A patent/JP2010196400A/ja active Pending
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