JP2010185396A - Lubricating device for reciprocating type variable compression ratio engine - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、複リンク式ピストン−クランク機構を利用したレシプロ式可変圧縮比機関に関し、特に、シリンダ内壁面等を潤滑するための潤滑装置に関する。 The present invention relates to a reciprocating variable compression ratio engine using a multi-link type piston-crank mechanism, and more particularly to a lubricating device for lubricating a cylinder inner wall surface and the like.
本出願人は、先に、レシプロ式内燃機関の圧縮比可変機構として、複リンク式ピストン−クランク機構を用い、そのリンク構成の一部を動かすことによりピストン上死点位置を変化させるようにした機構を種々提案している(例えば特許文献1,2)。これは、ピストンにピストンピンを介して連結されたアッパリンクと、上記アッパリンクにアッパピンを介して揺動可能に連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに回転可能に装着されたロアリンクと、一端部が上記ロアリンクにコントロールピンを介して揺動可能に連結されたコントロールリンクと、シリンダブロックに回転可能に設けられ、かつ上記コントロールリンクの他端部を揺動自在に支持する偏心軸を備えたコントロールシャフトと、を備えたものであって、上記コントロールシャフトの偏心軸位置を機関運転条件に応じて制御することで機関圧縮比を可変制御する構成となっている。
The present applicant previously used a multi-link type piston-crank mechanism as a variable compression ratio mechanism of a reciprocating internal combustion engine, and changed the piston top dead center position by moving a part of the link configuration. Various mechanisms have been proposed (for example,
さらに、特許文献3において、コントロールシャフトからコントロールリンクへと潤滑油を導き、コントロールピンに連結されたコントロールリンク端部からオイルジェットとしてシリンダ側へ噴射する潤滑装置を提案している。
Further,
上記特許文献3の構成においては、コントロールリンクとアッパピンとが同一平面(クランクシャフト軸線に対し直交する一つの平面)に沿って位置する場合には、コントロールリンク端部からアッパリンクを横切る方向へのオイルジェットの供給は、アッパリンクとオイルジェットとの干渉によって制限を受け易い。またアッパピンが比較的下部に位置する構成の場合は、オイルジェットとして必要な噴霧の距離が長くなる。
In the configuration of
また、クランクシャフト内部には一般にメインジャーナル等への潤滑油供給のための油路が形成されているが、上記の構成では、このクランクシャフト内部からの潤滑油を有効利用することができない。 In addition, an oil passage for supplying lubricating oil to the main journal or the like is generally formed inside the crankshaft. However, in the above configuration, the lubricating oil from the inside of the crankshaft cannot be used effectively.
そこで、この発明は、複リンク式ピストン−クランク機構を利用したレシプロ式可変圧縮比機関において、クランクシャフト内部を流れる潤滑油を利用して、シリンダ等各部の摺動部を確実に潤滑できるようにすることを目的とする。 Therefore, the present invention is a reciprocating variable compression ratio engine that uses a multi-link piston-crank mechanism so that the sliding portion of each part such as a cylinder can be reliably lubricated using lubricating oil flowing inside the crankshaft. The purpose is to do.
この発明の潤滑装置は、ピストンにピストンピンを介して連結されたアッパリンクと、上記アッパリンクにアッパピンを介して揺動可能に連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに回転可能に装着されたロアリンクと、一端部が上記ロアリンクにコントロールピンを介して揺動可能に連結されたコントロールリンクと、シリンダブロックに回転可能に設けられ、かつ上記コントロールリンクの他端部を揺動自在に支持する偏心軸を備えたコントロールシャフトと、を備えてなり、上記コントロールシャフトの偏心軸位置を機関運転条件に応じて制御することで機関圧縮比を可変制御するレシプロ式可変圧縮比機関を前提としている。そして、上記クランクシャフトのクランクピン周囲におけるスラスト軸受面に先端が開口する油供給孔をクランクシャフトに形成するとともに、上記スラスト軸受面に摺接する上記ロアリンク側の環状フランジ面に、ロアリンクの所定の揺動姿勢において上記油供給孔の先端開口に合致する油ガイド溝を形成し、この油ガイド溝に沿ってオイルジェットを供給することを特徴としている。 The lubricating device according to the present invention includes an upper link connected to a piston via a piston pin, a lower link connected to the upper link via an upper pin so as to be swingable, and rotatably attached to a crank pin of a crankshaft. A link, a control link having one end portion pivotably connected to the lower link via a control pin, and a cylinder block rotatably provided, and rotatably supporting the other end portion of the control link And a reciprocating variable compression ratio engine that variably controls the engine compression ratio by controlling the position of the eccentric shaft of the control shaft according to engine operating conditions. The crankshaft has an oil supply hole formed at the tip thereof on the thrust bearing surface around the crankpin of the crankshaft, and the lower link side annular flange surface in sliding contact with the thrust bearing surface has a predetermined lower link. In this swinging posture, an oil guide groove that matches the opening of the tip of the oil supply hole is formed, and an oil jet is supplied along the oil guide groove.
すなわち、クランクシャフトの回転に伴ってロアリンクは往復揺動運動するが、所定の姿勢のときにロアリンクの油ガイド溝とピストンピン周囲のスラスト軸受面に開口する油供給孔とが合致し、クランクシャフト内部を通して供給される高圧潤滑油がオイルジェットとして噴出する。これにより、所望の部位、例えばシリンダ内壁面等の潤滑を行うことができる。 That is, the lower link reciprocally swings with the rotation of the crankshaft, but the oil guide groove of the lower link and the oil supply hole that opens on the thrust bearing surface around the piston pin match in a predetermined posture, High pressure lubricating oil supplied through the crankshaft is ejected as an oil jet. Thereby, lubrication of a desired part, for example, a cylinder inner wall surface, etc. can be performed.
上記の油ガイド溝は、ロアリンクの軸方向の端部となる環状フランジ面に形成されており、クランクシャフトの軸方向において、アッパリンクの位置やコントロールリンクの位置からオフセットしている。従って、これらのアッパリンクやコントロールリンクを横切る方向へのオイルジェットの供給が何ら制限されない。また、シリンダ内壁面を潤滑する場合には、シリンダに比較的近い位置にあるロアリンクからオイルジェットが供給されることから、必要な噴霧距離が短い。さらに、大きな荷重を受けるロアリンクにオイルジェット孔を貫通形成するのではなく、環状フランジ面に僅かに油ガイド溝が凹設されるだけなので、強度低下の問題がなく、例えば複数方向へのオイルジェットの供給にも複数のガイド溝を形成することで容易に対応できる。 The oil guide groove is formed in an annular flange surface serving as an end portion in the axial direction of the lower link, and is offset from the position of the upper link or the position of the control link in the axial direction of the crankshaft. Therefore, the supply of the oil jet in the direction crossing these upper links and control links is not limited at all. Further, when lubricating the inner wall surface of the cylinder, since the oil jet is supplied from the lower link located relatively close to the cylinder, the necessary spray distance is short. In addition, the oil jet hole is not formed in the lower link that receives a large load, but a slight oil guide groove is formed in the annular flange surface. Jet supply can be easily handled by forming a plurality of guide grooves.
この発明によれば、クランクシャフト内部を通して供給される潤滑油を利用して複リンク式ピストン−クランク機構の各部を確実に潤滑できる。 According to the present invention, each part of the multi-link type piston-crank mechanism can be reliably lubricated using the lubricating oil supplied through the crankshaft.
図1は、本発明の潤滑装置を備えたレシプロ式可変圧縮比機関の基本的な構成の一例を示しており、図示するように、シリンダブロック5に形成されたシリンダ6内に、ピストン1が摺動可能に配設されており、このピストン1に、アッパリンク11の一端がピストンピン2を介して揺動可能に連結されている。このアッパリンク11の他端は、アッパピン12を介してロアリンク13の一端部に回転可能に連結されている。このロアリンク13は、その中央部においてクランクシャフト3のクランクピン4に揺動可能に取り付けられている。なお、ロアリンク13は、上下ないし左右に2分割して構成され、かつ図示せぬボルトにより一体化されている。またクランクシャフト3は、点Oを中心に回転する。
FIG. 1 shows an example of a basic configuration of a reciprocating variable compression ratio engine equipped with a lubricating device of the present invention. As shown in the drawing, a
上記ロアリンク13の他端部には、コントロールリンク15の一端がコントロールピン14を介して回転可能に連結されている。このコントロールリンク15の他端は、内燃機関本体の一部に揺動可能に支持されており、かつ、圧縮比の変更のために、その揺動支点の位置が内燃機関本体に対して変位可能となっている。具体的には、クランクシャフト3と平行に延びたコントロールシャフト18を備え、このコントロールシャフト18に偏心して設けられた偏心軸19に上記コントロールリンク15の他端が回転可能に嵌合している。上記コントロールシャフト18は、シリンダブロック5に対し回転可能に支持されており、図示せぬ適宜なアクチュエータ機構に連係している。
One end of a
従って、圧縮比の変更のために、アクチュエータ機構によりコントロールシャフト18を回転駆動すると、コントロールリンク15の揺動支点となる偏心軸19の中心位置が機関本体に対して移動する。これにより、コントロールリンク15によるロアリンク13の運動拘束条件が変化して、クランク角に対するピストン1の行程位置が変化し、ひいては機関圧縮比が変更されることになる。
Therefore, when the
ここで、本実施例では、矢印21で示すオイルジェットがロアリンク13とクランクシャフト3との間からシリンダ6内壁面へ向けて供給され、ピストン1が摺動するシリンダ6内壁面の潤滑ならびに冷却が行われる。
Here, in this embodiment, the oil jet indicated by the
図2は、潤滑機構の一部をなすクランクシャフト3側の油供給孔22を示している。クランクシャフト3は、メインジャーナル23と、このメインジャーナル23と上記のクランクピン4とを接続する対となったクランクウェブ24と、このクランクウェブ24からクランクピン4の反対側へと半径方向に延びたカウンタウェイト部25と、を備えており、クランクウェブ24の互いに対向する内側面には、クランクピン4を円環状に囲むスラスト軸受面26が形成されている。また油路として、メインジャーナル23内部からクランクピン4内部を斜めに貫通するように第1油孔27がドリル加工され、かつこの第1油孔27と交差するように、クランクピン4中央に直径方向に沿った第2油孔28がドリル加工されている。メインジャーナル23には、さらに、上記第1油孔27の端部と交差する径方向の第3油孔29が形成され、第1油孔27のクランクウェブ24側の端部はプラグでもって閉塞されている。これらの油路には、シリンダブロック5側のメインジャーナル23の軸受部から潤滑油が導入され、第3油孔29から第1油孔27を経由して第2油孔28へ流れた潤滑油によって、クランクピン4とロアリンク13との摺動部が潤滑される。なお、必要に応じて、ロアリンク13からさらにアッパピン12やアッパリンク11側へと潤滑油を案内するように構成することもできる。
FIG. 2 shows an
そして、クランクウェブ24内部に、上記第1油孔27に達する細い油供給孔22が斜めにドリル加工されており、この油供給孔22の先端は、上記スラスト軸受面26に開口している。なお、図示するスラスト軸受面26における油供給孔22の位置は、一例であり、必ずしも、この位置に限定されるものではない。また、この油供給孔22は、所望のオイルジェット21の方向にできるだけ沿うようにクランクピン4の中心軸線に対し傾斜して形成されている。
A thin
上記クランクピン4に装着されるロアリンク13は、図3および図4に示すように、クランクピン嵌合孔31の周縁が筒状に軸方向に僅かに突出しており、その端面が、環状フランジ面32となっている。この環状フランジ面32の半径方向の幅は、クランクシャフト3側のスラスト軸受面26の半径方向の幅に対応しており、極僅かの所定の微小隙間を介して互いに摺接するように構成されている。そして、上記の油供給孔22に対応して、環状フランジ面32の所定箇所に、油ガイド溝33が凹設されている。この油ガイド溝33は、スラスト軸受面26を半径方向に完全に横断していてもよいが、望ましくは、図4に示すように、内径側の端部は閉じており、外径側の端部が、円筒状に突出した環状フランジ面32の外周側の円筒面に開口している。従って、環状フランジ面32がスラスト軸受面26に合わさって油ガイド溝33がスラスト軸受面26に覆われた状態では、油ガイド溝33は、クランクピン4の半径方向に延びる細い油路となり、かつその先端が外周側へ向かって開口した形となる。なお、油ガイド溝33は、クランクピン4の厳密な半径方向に沿っている必要はなく、所望の方向へオイルジェット21を形成すべく、クランクピン4の半径線に対し適宜に傾斜した方向に形成することが可能である。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上記のような構成では、クランクシャフト3の回転に伴ってロアリンク13が所定の位置まで揺動すると、クランクシャフト3側の油供給孔22がロアリンク13側の油ガイド溝33と合致し、油ガイド溝33に沿って高圧潤滑油が噴出し、オイルジェット21となる。このオイルジェット21の指向方向やその噴射のタイミング(つまりクランク角位置)は、必要に応じて適宜に設定することが可能である。
In the configuration as described above, when the
図1の例では、ピストン1が上死点位置にあるとき、あるいはその付近の位置において、油供給孔22と油ガイド溝33とが合致し、かつシリンダ6内壁面のなるべく上部寄りの位置を指向してオイルジェット21が供給される。
In the example of FIG. 1, when the
図1に示すように、シリンダ6の中心軸線を挟んで図の左側にアッパピン12の中心が位置し、図の右側にコントロールピン14の中心が位置する構成において、アッパリンク11が主に揺動することとなる図の左側を「反スラスト側」、その反対側である図の右側を「スラスト側」と定義すれば、この図1では、シリンダ6内壁面のスラスト側の領域へ向かってオイルジェット21が供給される。なお、このような複リンク式ピストン−クランク機構においては、一般に上記のスラスト側の方が面圧や摩耗の点で厳しいものとなる。本発明では、シリンダ6に比較的近いクランクピン4の位置からオイルジェット21が供給されるので、必要な噴霧の距離が短く、確実な潤滑が行える。また、アッパリンク11が存在しない広い空間を通してオイルジェット21が供給されるので、シリンダ6のできるだけ上方の位置にオイルジェット21を指向させることが可能となる。
As shown in FIG. 1, the
図5は、一例として、シリンダ6内壁面の反スラスト側の領域にオイルジェット21を指向させた実施例を示している。この場合、オイルジェット21は、アッパリンク11と交差して進む形となるが、クランクピン4の軸方向における位置として、油ガイド溝33つまりオイルジェット21の位置と、図3から明らかなようにロアリンク13の厚さの中央部に挟まれた形となるアッパリンク11の位置とは、重ならず、互いにオフセットしているので、オイルジェット21は実質的にアッパリンク11と干渉せずに、シリンダ6内壁面へ向かうことができる。従って、アッパリンク11の揺動姿勢に拘わらず、シリンダ6の反スラスト側の領域を確実に潤滑できる。
FIG. 5 shows an embodiment in which the
また、本発明では、図1や図5のように異なる方向を指向する複数の油ガイド溝33おおび油供給孔22を1つの気筒に設けることができる。特に、ロアリンク13の両側の端面を利用して、各々に、異なる方向を指向する油ガイド溝33を設け、かつ対応する2つの油供給孔22を対のクランクウェブ24の各々に設けることができる。また、これらの複数の油ガイド溝33による複数のオイルジェット21が各々異なるタイミングに供給されるように構成することが容易に行える。
In the present invention, a plurality of
特に、本発明では、非常に大きな荷重が作用するロアリンク13には、貫通孔ではなく僅かに油ガイド溝33が凹設されるに過ぎず、複数の油ガイド溝33を両側あるいは一方の側に形成したとしても、ロアリンク13の強度低下が最小限のものとなる。
In particular, in the present invention, the
なお、油圧低下の軽減の上では複数のオイルジェット21が異なるタイミングとなることが望ましいが、必要があれば、複数のオイルジェット21が同時に供給されるようにしてもよく、あるいは、同一の箇所に向かって複数回オイルジェット21が供給されるように構成することも可能である。
In order to reduce the decrease in hydraulic pressure, it is desirable that the plurality of
次に、圧縮比の変更(つまりコントロールリンク15の位置の変更)に伴うロアリンク13の姿勢変化を利用するようにした実施例について、図6を用いて説明する。図6は、圧縮比が高圧縮比に制御されている状態を示しており、従って、コントロールシャフト18の偏心軸19が比較的下方に位置する。そして、所定のクランク角位置において、オイルジェット21がシリンダ6内壁面(反スラスト側)の下端部を指向して供給される。このように高圧縮比に制御されるのは、機関の低中負荷域であり、オイルジェット21によってピストン1とシリンダ6との摺動部が潤滑される。
Next, an embodiment in which the posture change of the
これに対し、機関の高負荷域では、圧縮比が低圧縮比に制御され、コントロールシャフト18の偏心軸19の位置が比較的上方の位置となる。これに伴い、油供給孔22と油ガイド溝33とが合致したときのロアリンク13の姿勢が僅かに変化し、オイルジェット21は、シリンダ6下端よりも下方を指向するようになる。従って、シリンダ6内壁面に付着する潤滑油の量が少なくなる。機関高負荷域では、シリンダ6内壁面に付着した潤滑油の消費が増加するため、この実施例のようにオイルジェット21の方向を変化させることで、潤滑油の減少を抑制できる。
On the other hand, in the high load region of the engine, the compression ratio is controlled to a low compression ratio, and the position of the
1…ピストン
3…クランクシャフト
11…アッパリンク
13…ロアリンク
15…コントロールリンク
18…コントロールシャフト
19…偏心軸
21…オイルジェット
22…油供給孔
33…油ガイド溝
DESCRIPTION OF
Claims (7)
上記クランクシャフトのクランクピン周囲におけるスラスト軸受面に先端が開口する油供給孔をクランクシャフトに形成するとともに、上記スラスト軸受面に摺接する上記ロアリンク側の環状フランジ面に、ロアリンクの所定の揺動姿勢において上記油供給孔の先端開口に合致する油ガイド溝を形成し、この油ガイド溝に沿ってオイルジェットを供給することを特徴とするレシプロ式可変圧縮比機関の潤滑装置。 An upper link connected to the piston via a piston pin, a lower link connected to the upper link via an upper pin so as to be swingable, and rotatably attached to a crank pin of the crankshaft, and one end portion of the upper link A control link that is swingably connected to the lower link via a control pin, and a control shaft that is rotatably provided to the cylinder block and includes an eccentric shaft that rotatably supports the other end of the control link. In a reciprocating variable compression ratio engine that variably controls the engine compression ratio by controlling the eccentric shaft position of the control shaft according to engine operating conditions,
An oil supply hole having a tip opening on the thrust bearing surface around the crankpin of the crankshaft is formed in the crankshaft, and a predetermined swing of the lower link is formed on the annular flange surface on the lower link side that is in sliding contact with the thrust bearing surface. A lubrication device for a reciprocating variable compression ratio engine, wherein an oil guide groove that coincides with the opening of the tip of the oil supply hole is formed in a moving posture, and an oil jet is supplied along the oil guide groove.
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