JP2010180775A - エンジンの燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な機構を要することなく、燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】フライホイール9が回転し、マグネット8が燃料ポンプ20に近接・対向すると、マグネット8と燃料ポンプ20内のマグネット31との間に生じる磁気反発力により、プランジャ30がスプリング28の付勢力に抗してポンプ室23の隔壁23a側に移動し、マグネット8が燃料ポンプ20から離間すると、スプリング28の付勢力によってプランジャ30が保護カバー22側に移動・復帰する。その結果、フライホイール9の回転に伴い、燃料ポンプ20内のプランジャ30が往復動作し、ポンプ室23の容積が拡大・縮小して燃料が吸入・吐出される。これにより、複雑な機構を要することなく、燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることができる。
【選択図】図2
【解決手段】フライホイール9が回転し、マグネット8が燃料ポンプ20に近接・対向すると、マグネット8と燃料ポンプ20内のマグネット31との間に生じる磁気反発力により、プランジャ30がスプリング28の付勢力に抗してポンプ室23の隔壁23a側に移動し、マグネット8が燃料ポンプ20から離間すると、スプリング28の付勢力によってプランジャ30が保護カバー22側に移動・復帰する。その結果、フライホイール9の回転に伴い、燃料ポンプ20内のプランジャ30が往復動作し、ポンプ室23の容積が拡大・縮小して燃料が吸入・吐出される。これにより、複雑な機構を要することなく、燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、バッテリからの駆動電源を要することなく、燃料タンクからの燃料を加圧して燃料噴射弁に供給するエンジンの燃料供給装置に関する。
一般に、発電機や作業機等に用いられる火花点火式の汎用エンジンでは、バッテリを搭載せずにリコイルスタータの手動牽引操作によって始動し、マグネトにより点火用電源を供給するものが多い。このような汎用エンジンに燃料噴射弁を配設し、この燃料噴射弁からの燃料噴射量をエンジンの運転状態に応じて電子制御しようとする場合、機器や装置の電源を如何に確保するかが問題となる。
その場合、燃料噴射弁や燃料噴射弁を制御する電子制御装置は、リコイル引き起動直後の電圧で駆動可能であるが、燃料調整の要となる燃料圧力を発生する燃料ポンプに関しては、十分な容量の電源を確保することが困難である。このため、燃料ポンプとしては、エンジンによって駆動される機械式の燃料ポンプを用いざるを得ない。
例えば、特許文献1(特開平5−164010号公報)には、バッテリレスの電子燃料噴射制御装置に関し、エンジンのクランク軸に連結されたフライホイールの回転と連動して駆動されるメカニカルポンプで燃料を加圧し、燃料噴射弁に供給する技術が開示されている。
また、特許文献2(実公平7−52374号公報)には、クランクケースの内圧変動によって燃料を加圧給油する膜弁形パルスポンプと、クランク軸に取り付けられたカムによって駆動されるプランジャ形燃料ポンプとを用いる技術が開示されている。燃料タンク内の燃料は、膜弁形パルスポンプによってプランジャ形燃料ポンプに圧送され、プランジャ形燃料ポンプで更に加圧されて噴射弁に供給される。
しかしながら、エンジンによって駆動される機械式の燃料ポンプは、燃料噴射に適した安定的な圧力を得るために機構が複雑化してしまい、コストアップの要因となるばかりでなく、故障の発生や熱による影響で性能が低下する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複雑な機構を要することなく、燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることのできるエンジンの燃料供給装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明によるエンジンの燃料供給装置は、バッテリからの駆動電源を要することなく、燃料タンクからの燃料を加圧して燃料噴射弁に供給するエンジンの燃料供給装置において、エンジンの回転軸に連結されるロータの外周部に固設される第1の磁性体と、上記ロータの外周部に対向して配設され、上記第1の磁性体と磁気的に作用可能な第2の磁性体を内蔵する燃料ポンプとを備え、上記第1の磁性体と上記第2の磁性体との少なくとも一方を永久磁石で構成し、上記燃料ポンプは、上記ロータの回転に伴って変化する上記第1の磁性体と上記第2の磁性体との間の磁力により上記第2の磁性体を往復動作させ、この往復動作により上記燃料タンクからの燃料を吸入して所定の圧力で吐出することを特徴とする。
本発明によれば、複雑な機構を要することなく燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることができ、安価で信頼性の高い燃料供給装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すエンジン1は火花点火式の汎用エンジンであり、例えば、発電機、作業機、スノーモビル等の原動機として使用される。図1においては、エンジン1はV型空冷エンジンを示し、クランクケース2に対して傾斜配置されたシリンダ3上部のシリンダヘッド3aに、吸気ポート4と排気ポート5とが開口されている。吸気ポート4には図示しないエアクリーナが連通され、排気ポート5にはシリンダヘッド3aの上部に配置されるマフラ6が連通されている。
図1に示すエンジン1は火花点火式の汎用エンジンであり、例えば、発電機、作業機、スノーモビル等の原動機として使用される。図1においては、エンジン1はV型空冷エンジンを示し、クランクケース2に対して傾斜配置されたシリンダ3上部のシリンダヘッド3aに、吸気ポート4と排気ポート5とが開口されている。吸気ポート4には図示しないエアクリーナが連通され、排気ポート5にはシリンダヘッド3aの上部に配置されるマフラ6が連通されている。
エンジン1のクランクケース2からは、シリンダ3内で摺動自在に往復動するピストンにコネクティングロッドを介して連設され、クランクケース2で回動自在に軸支されるクランクシャフト1aが突出されている。このクランクシャフト1aの突出軸には、円周上に所定間隔で複数のフィン7aを配した冷却ファン7が嵌合・軸支され、冷却ファン7の背面側に、点火用のマグネット(永久磁石)8を外周部に固設したフライホイール9(図2参照)が一体的に設けられている。
また、クランクケース2の冷却ファン7側方には、フライホイール9のマグネット8に所定ギャップで対向するように、コントロールユニット10と燃料ポンプ20とが配設されている。コントロールユニット10には、フライホイール9のマグネット8に所定ギャップを介して対設されるマグネト用コイルや点火コイル、点火コイルの一側を断続するトランジスタ或いは機械式接点等からなる点火回路、マグネト電源を整流・平滑化して制御用電源を生成する電源回路、マイクロコンピュータを中心として構成されるエンジン制御用の電子制御回路等が内蔵されている。
コントロールユニット10に内蔵される点火回路の出力側には、シリンダヘッド3aに配設されて先端の放電電極を燃焼室内に露呈する点火プラグ11が接続されている。また、コントロールユニット10に内蔵される電子制御回路の出力側には、燃料ポンプ20から圧送された燃料をエンジン1の吸気通路に噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)12が接続されている。
尚、図1においては、燃料供給系の構成を分かりやすくするため、便宜上、エンジン1の吸気ポート4周辺に配設されるインジェクタ12を、エンジン1とは別に図示している。
次に、燃料供給装置の主構成となる燃料ポンプ20について説明する。燃料ポンプ20は、燃料吸入口となる吸入側ジョイント部21aと、燃料吐出口となる吐出側ジョイント部21bと、クランクケース2への取付け部となるフランジ部21cとを備えている。吸入側ジョイント部21aは、管路13を介して燃料タンク14に接続され、吐出側ジョイント部21bは、管路15を介してインジェクタ12に接続されている。
燃料タンク14と燃料ポンプ20とを接続する管路13には、燃料フィルタ16が介装され、燃料ポンプ20とインジェクタ12とを接続する管路15には、燃料圧力脈動を減衰させるためのパルセーションダンパ17が介装されている。尚、燃料タンク14は、例えば、エンジン1の上部等に配設される。
以下に説明するように、燃料ポンプ20は、エンジン1の回転軸としてのクランクシャフト1aに連結されるロータの外周部に固設される第1の磁性体に対して、この第1の磁性体と磁気的に作用可能な第2の磁性体を内蔵している。第1の磁性体と第2の磁性体とは少なくとも一方が永久磁石で構成されており、燃料ポンプ20は、永久磁石の磁力によって非接触で動作する往復動ポンプとして構成されている。
本実施の形態においては、図2に例示するように、クランクシャフト1aに連結されるロータとしてのフライホイール9の外周部に固設された点火用の永久磁石からなるマグネット(永久磁石)8を第1の磁性体として、燃料ポンプ20内部のプランジャ30に、第2の磁性体としてのマグネット(永久磁石)31を固設している。燃料ポンプ20は、フライホイール9の回転によりプランジャ30がマグネット8,31の磁力で往復動作するプランジャ形ポンプである。
詳細には、燃料ポンプ20は、吸入側ジョイント部21a、吐出側ジョイント部21b、及び取付け用のフランジ部21cを外部に形成して内部にプランジャ30を進退自在に収納するポンプハウジング21と、このポンプハウジング21の吸入側ジョイント部21a及び吐出側ジョイント部21bと反対側に開口された開口部を覆う保護カバー22とを有している。ポンプハウジング21は、アルミニウム等の非磁性材で形成されており、保護カバー22は、フライホイール9のマグネット8からの磁力を燃料ポンプ20内部に作用させるため、透磁性を有する材料で形成されている。
ポンプハウジング21には、プランジャ30を収納するポンプ室23と、吸入側ジョイント部21aからの燃料をポンプ室23の方向にのみ通過させる逆止弁24を収納する吸入バルブ室25と、ポンプ室23からの燃料を吐出側ジョイント部21bの方向へのみ通過させる逆止弁26を収納する吐出バルブ室27とが設けられている。
プランジャ30は、一端が閉塞された中空円筒状に形成されて閉塞端側にマグネット(永久磁石)31が固設されており、このマグネット31を保護カバー22側に向けてポンプ室23に進退自在に収納されている。プランジャ30内部の閉塞端背面と、ポンプ室23の各バルブ室25,27に対する隔壁23aとの間には、プランジャ30を保護カバー22の方向に付勢するスプリング28が介装されている。また、ポンプ室23の円筒内周面には、プランジャ30の円筒外周面との間を油密に保つためのOリングやオイルシール等のシール部材29が介装されている。
尚、プランジャ30に固設されたマグネット31とフライホイール9の外周部に固設されたマグネット8とは、それぞれの磁極が同極で対向するように設定されている。
以上の構成による燃料ポンプ20は、プランジャ30の進退軸方向がフライホイール9の回転中心を指向し、且つフライホイール9のマグネット8との空隙が規定の距離となるよう配置され、フランジ部21cを介してクランクケース2にボルトにより取り付け固定されている。次に、以上の燃料ポンプ20からの燃料供給によるエンジン1の運転動作について説明する。
先ず、図示しないリコイルスタータの牽引操作によってフライホイール9が回転すると、このフライホイール9の外周部に固設されたマグネット8がコントロールユニット10及び燃料ポンプ20の直前を通過するように周回移動する。そして、フライホイール9の回転によって発生するマグネト電源から制御用電源が生成され、この制御用電源によってコントロールユニット10の点火回路や電子制御回路が作動する。
このとき、フライホイール9のマグネット8が燃料ポンプ20に近接・対向する位置では、フライホイール9のマグネット8と燃料ポンプ20内のマグネット31との間に生じる磁気反発力により、マグネット31を固設したプランジャ30がスプリング28の付勢力に抗してポンプ室23の隔壁23a側に移動する。一方、フライホイール9のマグネット8が燃料ポンプ20から離間すると、マグネット8,31同士の反発力が減衰乃至消滅し、スプリング28の付勢力によってプランジャ30が保護カバー22側に移動・復帰する。
その結果、フライホイール9の回転に伴い、燃料ポンプ20内のプランジャ30が隔壁23a方向及び保護カバー22方向に往復動作し、ポンプ室23の容積が拡大・縮小して燃料が吸入・吐出される。すなわち、プランジャ30の保護カバー22方向への移動によるポンプ室23の容積拡大により、ポンプ室23の圧力が低下して吸入バルブ室25の逆止弁24が開弁し、燃料タンク14からの燃料が吸入側ジョイント部21aからポンプ室23内に吸入される。このポンプ室23内の燃料は、プランジャ30の隔壁23a方向への移動により加圧され、所定の圧力で吐出バルブ室27の逆止弁26が開弁し、燃料が吐出側ジョイント部21bから吐出されてインジェクタ12に供給される。
そして、コントロールユニット10の電子制御回路のCPUで演算した開弁時間でインジェクタ12が駆動されて燃料が噴射され、更に、点火回路からの信号によって点火プラグ11がスパークし、インジェクタ12からの噴射燃料と吸入空気との混合気が着火・燃焼してエンジンが運転される。
このように本実施の形態においては、マグネト点火方式のエンジンのフライホイール9外周部に固設されるマグネット8を活用してインジェクタ12に燃料を供給する燃料供給装置を構成している。すなわち、フライホイール9の回転と共に、点火用のマグネット8の磁力で燃料ポンプ20のプランジャ30が往復動作する安価な燃料供給装置を実現することができる。
この燃料供給装置の燃料ポンプ20は、エンジンの回転軸と機械的に連結してポンプ駆動力を得る必要がなく、エンジン側の回転部と非接触で安定的な駆動力を得ることができ、燃料噴射に適した安定的な圧力を得ることができる。しかも、エンジン側の回転部と非接触で駆動されるため、故障の発生や熱による性能低下を低減することができ、信頼性の高い安価な燃料供給装置を実現することができる。
尚、以上の実施の形態においては、燃料供給装置を構成する燃料ポンプ20の一例を示し、他の種々の変形例が可能である。例えば、以下の(1)〜(3)に示すような構成の燃料供給装置としても良い。
(1)燃料ポンプ20のプランジャ30の先端に固設するマグネット31と、フライホイール9の外周部に固設されたマグネット8とを、それぞれの磁極が異極で対向するように設定し、プランジャ30を付勢するスプリング28を引張りばねとする。
(2)燃料ポンプ20のプランジャ30の先端に固設するマグネット31を廃止し、プランジャ30の先端に鉄鋼材等の磁性部材を固設する、或いはプランジャ30自体を磁性材で形成する。同時に、プランジャ30を付勢するスプリング28を引張りばねとする。
(3)燃料ポンプ20を、プランジャ30に代えてダイヤフラムを用いた往復動ポンプとする。
1 エンジン
8 マグネット
9 フライホイール
12 燃料噴射弁
14 燃料タンク
20 燃料ポンプ
30 プランジャ
31 マグネット
8 マグネット
9 フライホイール
12 燃料噴射弁
14 燃料タンク
20 燃料ポンプ
30 プランジャ
31 マグネット
Claims (3)
- バッテリからの駆動電源を要することなく、燃料タンクからの燃料を加圧して燃料噴射弁に供給するエンジンの燃料供給装置において、
エンジンの回転軸に連結されるロータの外周部に固設される第1の磁性体と、上記ロータの外周部に対向して配設され、上記第1の磁性体と磁気的に作用可能な第2の磁性体を内蔵する燃料ポンプとを備え、
上記第1の磁性体と上記第2の磁性体との少なくとも一方を永久磁石で構成し、
上記燃料ポンプは、上記ロータの回転に伴って変化する上記第1の磁性体と上記第2の磁性体との間の磁力により上記第2の磁性体を往復動作させ、この往復動作により上記燃料タンクからの燃料を吸入して所定の圧力で吐出することを特徴とするエンジンの燃料供給装置。 - 上記第1の磁性体を、点火用電源を発生させるための永久磁石とすることを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃料供給装置。
- 上記燃料ポンプを、上記第2の磁性体を有するプランジャが往復動作して燃料を吸入・吐出するプランジャ形ポンプで構成することを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの燃料供給装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111013 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120514 |