JP2010180026A - Control device for elevator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エレベーターを目的階に停止させるためのエレベーターの制御装置に関し、特に、着床制御に関するものである。 The present invention relates to an elevator control device for stopping an elevator on a destination floor, and more particularly to landing control.
図9は、従来のエレベーターの制御装置を含む全体構成図である(例えば、特許文献1参照)。図9に示す全体構成は、巻上電動機1、駆動綱車2、主ロープ3、かご4、つり合いおもり5、位置カム6A、6B、位置カム検出器7A、7B、パルス発生器8、およびエレベーター制御装置10を備えている。
FIG. 9 is an overall configuration diagram including a conventional elevator control device (see, for example, Patent Document 1). 9 includes a hoisting
また、エレベーター制御装置10は、計数器11、正規残距離演算部12、補助残距離演算部13、残距離選択部14、速度指令発生部15、および制御部16を備えている。また、目的階9は、エレベーターを停止させるための、ある目的階を例示している。
The
次に、各構成要素について説明する。
駆動綱車2は、巻上電動機1によって駆動される。また、主ロープ3は、駆動綱車2に巻き掛けられ、その両端には、かご4およびつり合いおもり5がつながれている。位置カム6A、6Bは、各階に設けられており、図9では、目的階9での配置を例示している。一方、かご4側には、位置カム検出器7A、7Bが設置されており、位置カム6A、6Bを検出することにより、着床ゾーンを検出する着床位置検出部として機能する。さらに、巻上電動機1には、回転速度に比例してパルスを発生するパルス発生器8が取り付けられている。
Next, each component will be described.
The driving
パルス発生器8で発生したパルスは、パルス計数器11で計数され、位置データとなる。また、各階におけるかごの停止位置データは、図示しない記憶部に格納されている。そして、正規残距離演算部12は、パルス計数器11で計数された値(すなわち、かご位置)と、あらかじめ記憶部に格納された各階の停止位置データとに基づいて、目的階9までの残距離を、正規残距離として演算する。
The pulses generated by the pulse generator 8 are counted by the pulse counter 11 and become position data. Moreover, the stop position data of the car in each floor is stored in a storage unit (not shown). Then, the normal remaining
一方、補助残距離演算部13は、位置カム検出器7A、7Bが着床ゾーンを検出すると、補助残距離をあらかじめ定められた着床ゾーンの距離にセットし、以後、パルス計数器11のパルス数に応じた残距離を、補助残距離として演算する。
On the other hand, when the
残距離選択部14は、正規残距離演算部12で演算された正規残距離と、補助残距離演算部13で演算された補助残距離とのいずれか一方を選択する。具体的には、残距離選択部14は、位置カム検出器7A、7Bに基づいて、着床ゾーンに到達したか否かを判断する。そして、到達していない場合には正規残距離を、残距離として選択し、速度指令発生部15へ出力する。一方、到達している場合には補助残距離を、残距離として選択し、速度指令発生部15へ出力する。
The remaining
速度指令発生部15は、残距離選択部14で選択された残距離を基に、目的階レベルまでの速度指令を演算する。さらに、制御部16は、速度指令発生部15で演算された速度指令に基づいて、巻上電動機1の着床制御を行う。
The
かごを目的階に減速・停止させるための着床制御においては、パルス計数値とあらかじめ格納された各階の停止位置データとを用いて、目的階9までの走行距離、すなわち正規残距離を基準とした速度指令を演算している。さらに、着床ゾーンに入ってくると、残距離が、着床位置検出部による目的階レベルまでの絶対位置をもとに補助残距離として修正され、補助残距離を基準とした速度指令を演算している。 In landing control for decelerating and stopping the car to the destination floor, using the pulse count value and the stop position data of each floor stored in advance, the travel distance to the destination floor 9, that is, the normal remaining distance is used as a reference. The calculated speed command is being calculated. Furthermore, when entering the landing zone, the remaining distance is corrected as an auxiliary remaining distance based on the absolute position to the target floor level by the landing position detector, and a speed command is calculated based on the auxiliary remaining distance. is doing.
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
つるべ式エレベーター装置においては、主ロープ3には、かご4が結合されている。このため、主ロープ3は、その特性上、かかる負荷により伸縮する。つまり、エレベーター加減速時には、主ロープ3が伸縮している。伸縮する量は、主ロープ3と巻上電動機1の駆動綱車2までの距離に比例し、最下階が最も多く、最上階が最も少ない。
However, the prior art has the following problems.
In the elevator type elevator apparatus, a
ここで、補助残距離演算部13が着床ゾーンを認識すると、あらかじめ定められた着床ゾーンの距離が、残距離としてセットされる。しかしながら、かごが減速中であるため、主ロープ3の伸縮している量だけ、実際の目的階9までの距離とずれが生じる結果となる。すなわち、従来のエレベーターの制御装置では、主ロープ3の伸縮している量だけ、実際の目的階9までの残距離と設定される残距離(補助残距離)との間にずれが生じており、この結果、着床精度を悪化させている。
Here, when the auxiliary remaining distance calculation unit 13 recognizes the landing zone, a predetermined distance of the landing zone is set as the remaining distance. However, since the car is decelerating, the actual distance to the destination floor 9 is shifted by the amount of expansion and contraction of the
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、着床精度の向上を図ったエレベーターの制御装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to obtain an elevator control device that improves the landing accuracy.
本発明に係るエレベーターの制御装置は、エレベーターのかごと釣り合いおもりとを等価的につるべ式に接続した主ロープを有し、主ロープが巻き掛けられた駆動綱車を電動機により駆動することで、かごを昇降駆動させるエレベーターの制御装置において、主ロープの伸縮量に起因して生じる最上階と最下階のそれぞれの着床位置ずれ量があらかじめ記憶された記憶部と、記憶部に記憶されている着床位置ずれ量に基づいて、目的階の位置に応じた着床位置ずれ量を第1補正量として算出し、着床制御に用いる目的階までの残距離を、算出した第1補正量を加算することで補正する残距離補正部とを備えたものである。 The elevator control device according to the present invention has a main rope in which an elevator car and a counterweight are equivalently connected in a slidable manner, and by driving a driving sheave around which the main rope is wound by an electric motor, In the elevator control device that drives the elevator up and down, the amount of landing position deviation of each of the uppermost floor and the lowermost floor caused by the expansion / contraction amount of the main rope is stored in advance and stored in the storage section. Based on the landing position deviation amount, the landing position deviation amount corresponding to the position of the destination floor is calculated as a first correction amount, and the remaining distance to the destination floor used for landing control is calculated as the calculated first correction amount. And a remaining distance correcting unit that corrects by adding.
本発明に係るエレベーターの制御装置によれば、主ロープの伸縮量を考慮して残距離に補正をかけることにより、着床精度の向上を図ったエレベーターの制御装置を得ることができる。 According to the elevator control device of the present invention, an elevator control device that improves the landing accuracy can be obtained by correcting the remaining distance in consideration of the expansion and contraction amount of the main rope.
以下、本発明のエレベーターの制御装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。なお、従来技術である図9と同様の構成要素は、同様の符号を付し、本発明に関連する部分を中心に、以下に説明する。 A preferred embodiment of an elevator control device according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the same component as FIG. 9 which is a prior art is attached | subjected with the same code | symbol, and it demonstrates below centering on the part relevant to this invention.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置を含む全体構成図である。図1に示す全体構成は、巻上電動機1、駆動綱車2、主ロープ3、かご4、つり合いおもり5、位置カム6A、6B、位置カム検出器7A、7B、パルス発生器8、およびエレベーター制御装置10を備えている。また、エレベーター制御装置10は、計数器11、正規残距離演算部12、補助残距離演算部13、残距離選択部14、速度指令発生部15、制御部16、および残距離補正部17を備えている。従来技術である図9の構成と比較すると、本実施の形態1における図1に示したエレベーター制御装置10は、残距離補正部17をさらに備えている点が異なっている。
FIG. 1 is an overall configuration diagram including an elevator control apparatus according to
残距離補正部17は、あらかじめ記憶された最上階と最下階のそれぞれの着床位置ずれ量を基に、それぞれの目的階9の残距離補正量を演算する。さらに、残距離補正部17は、演算した残距離補正量を、残距離選択部14が選択した残距離に対して加算補正する。
The remaining
図2は、本発明の実施の形態1における位置カム検出器7A、7Bの検出信号を模式的に示した図である。具体的には、位置カム6A、6Bが位置カム検出器7A、7Bに係合した際の、位置カム検出器7Aによる動作信号LUの動作範囲、および位置カム検出器7Bによる動作信号LDの動作範囲を示している。ここで、少なくともどちらか一方が動作している範囲を着床ゾーンとし、どちらか一方のみが動作している範囲を着床ずれゾーンとする。
FIG. 2 is a diagram schematically showing detection signals of the
LU/LDの動作する位置は、目的階レベルから所定距離Sa手前から所定距離Sb行き過ぎた位置までであり、目的階レベルを基準に対称であり、さらにSa>Sbである。ここで、Sbは、かごへの乗降の際、乗客がつまずかない数mm程度とする。なお、図2では、目的階レベルより上方を正値(+)、下方を負値(−)として表記している。 The position where the LU / LD operates is from the destination floor level to a position over the predetermined distance Sb before the predetermined distance Sa, is symmetric with respect to the destination floor level, and Sa> Sb. Here, Sb is set to about a few mm at which passengers do not trip when getting on and off the car. In FIG. 2, the value above the destination floor level is expressed as a positive value (+), and the value below the negative value (−).
図3は、本発明の実施の形態1における残距離補正部17の動作を示したフローチャートである。まず始めに、ステップS31にて、残距離補正部17は、ある目的階に向かってかごが走行を開始したか否かを判断する。そして、走行を開始したと判断した場合には、ステップS32にて、残距離補正部17は、下式(1)に従って、その目的階までの残距離補正量Scrを演算する。
Scr=(Stop−Sbot)×(Strgt/Srun)+Sbot (1)
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the remaining
Scr = (Stop−Sbot) × (Strgt / Srun) + Sbot (1)
上式(1)における各記号は、以下のものを示している。
Stop :最上階へ着床停止したときの着床ずれ量
Sbot :最下階へ着床停止したときの着床ずれ量
Srun :最下階と最上階との距離
Strgt:目的階の位置で最下階からの距離
なお、Stop、Sbot、Srunの各値は、あらかじめ記憶部に記憶されている。また、Strgtの値は、パルス計数器11により演算されている。
Each symbol in the above formula (1) indicates the following.
Stop: Amount of landing deviation when stopping at the top floor Sbot: Amount of landing deviation when stopping at the bottom floor Srun: Distance between the bottom floor and the top floor Strgt: Bottom floor at the position of the destination floor Distance from The values of Stop, Sbot, and Srun are stored in advance in the storage unit. The value of Strgt is calculated by the pulse counter 11.
次に、ステップS33にて、残距離補正部17は、残距離選択部14で選択された残距離に、残距離補正量Scrを加算し、速度指令発生部15へ出力する。このような一連の処理により、主ロープ3の伸縮量を考慮して、残距離に補正を加えることが可能となる。この結果、速度指令発生部15は、補正された残距離に基づいて滑らかな速度指令値を発生することができ、乗り心地を悪化させることなく着床精度を向上させることができる。
Next, in step S <b> 33, the remaining
以上のように、実施の形態1によれば、目的階の位置に応じて残距離補正量を求めることで、主ロープ3の伸縮量を考慮した残距離の補正を行うことができる。この結果、乗り心地を悪化させることなく着床精度を向上させることができるエレベーターの制御装置が実現できる。
As described above, according to the first embodiment, the remaining distance can be corrected in consideration of the expansion / contraction amount of the
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2におけるエレベーター制御装置を含む全体構成図である。図4に示す全体構成は、巻上電動機1、駆動綱車2、主ロープ3、かご4、つり合いおもり5、位置カム6A、6B、位置カム検出器7A、7B、パルス発生器8、およびエレベーター制御装置10を備えている。また、エレベーター制御装置10は、計数器11、正規残距離演算部12、補助残距離演算部13、残距離選択部14、速度指令発生部15、制御部16、残距離補正部17、および着床ずれ検出部18を備えている。先の実施の形態1における図1の構成と比較すると、本実施の形態2における図4に示したエレベーター制御装置10は、着床ずれ検出部18をさらに備えている点が異なっている。
FIG. 4 is an overall configuration diagram including an elevator control device according to
着床ずれ検出部18は、各階に設けた位置カム6A、6Bとかご4に設置された位置カム検出器7A、7Bにより、目的階に停止した際に着床ずれが発生したか否かを検出する。さらに、本実施の形態2における残距離補正部17は、着床ずれが発生したことが検出された場合には、次回の移動に当たっては、着床ずれ分も考慮した残距離補正を行う。
The landing
図5は、本発明の実施の形態2における着床ずれ検出部18の動作を示したフローチャートである。まず始めに、ステップS51にて、着床ずれ検出部18は、エレベーターが走行状態から停止したか否かを確認する。そして、停止した場合には、ステップS52にて、着床ずれ検出部18は、その停止した位置が着床ゾーン内(先の図2参照)であるか否かを判断する。着床ゾーン内でないときは着床ずれ判定ができないため、所定量だけ再度移動させた後、ステップS51に戻る。
FIG. 5 is a flowchart showing the operation of the landing
停止した位置が着床ゾーン内であるときは、ステップS53に進む。そして、ステップS53にて、着床ずれ検出部18は、停止した位置が着床ずれゾーン内(先の図2参照)であるか否かを判断する。着床ずれゾーン内である場合には、S54に進み、着床ずれ検出部18は、位置カム検出器7A、7Bの検出結果に基づいて着床した位置を確認し、行き過ぎ停止したか行き足らず停止したかを判定する。
When the stopped position is in the landing zone, the process proceeds to step S53. In step S53, the landing
行き過ぎ(すなわち、UP走行でLU On、もしくはDN走行でLD On)である場合には、ステップS55に進み、着床ずれ検出部18は、行き過ぎ着床ずれの状態を検出したと判断する。一方、行き過ぎでなく行き足らず(すなわち、UP走行でLD On、もしくはDN走行でLU On)の場合には、ステップS56に進み、着床ずれ検出部18は、行き足らず着床ずれの状態を検出したと判断する。
In the case of overshooting (that is, LU On for UP travel or LD On for DN travel), the process proceeds to step S55, and the landing
一方、先のステップS53にて、停止した位置が着床ずれゾーン内でない場合には、ステップS57に進み、着床ずれ検出部18は、着床ずれ無しの状態を検出したと判断する。着床ずれ検出部18は、以上のステップS51〜S57を、エレベーターが目的階に停止する度に実施する。
On the other hand, if the stopped position is not within the landing deviation zone in the previous step S53, the process proceeds to step S57, and the landing
図6は、本発明の実施の形態2における残距離補正部17の動作を示したフローチャートである。先の実施の形態1における図3のフローチャートと比較すると、本実施の形態2における図6のフローチャートでは、ステップS61、S62がさらに追加されている点が異なっている。
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the remaining
まず始めに、ステップS61にて、残距離補正部17は、着床ずれ検出部18が着床ずれを検出したか否かを判定する。具体的には、残距離補正部17は、先の図5のフローチャートで、着床ずれ検出部18が、ステップS55またはS56を通過することで、着床ずれを検出したことを判定する。そして、着床ずれを検出したと判定した場合には、S62に進み、残距離補正部17は、下式(2)または(3)に従って残距離補正量修正値Scrcrを算出する。
Scrcr=Scrcr+Sb(行き足らず着床ずれを検出した場合) (2)
Scrcr=Scrcr−Sb(行き過ぎ着床ずれを検出した場合) (3)
First, in step S61, the remaining
Scrcr = Scrcr + Sb (when insufficient slippage is detected) (2)
Scrcr = Scrcr−Sb (when overshoot landing deviation is detected) (3)
なお、上式(2)、(3)における+Sb、−Sbは、図2に示した所定距離に相当する。また、上式(2)、(3)における右辺の残距離補正量修正値Scrcrは、初期値としては、ゼロがセットされているものとする。 Note that + Sb and -Sb in the above equations (2) and (3) correspond to the predetermined distance shown in FIG. In addition, it is assumed that the remaining distance correction amount correction value Scrcr on the right side in the above equations (2) and (3) is set to zero as an initial value.
また、図6に示したステップS31〜S33では、基本的には、先の実施の形態1における図3で説明した処理が実行される。ただし、本実施の形態2における図6中のステップS32では、上式(1)に代えて、下式(4)が用いられる。すなわち、上式(1)の結果に対して、さらに、上式(2)または(3)で算出された残距離補正量修正値Scrcrが加算され、最終的な残距離補正量Scrが算出されることとなる。
Scr=(Stop−Sbot)×(Strgt/Srun)+Sbot
+Scrcr (4)
In steps S31 to S33 shown in FIG. 6, basically, the processing described in FIG. 3 in the first embodiment is executed. However, in step S32 in FIG. 6 in the second embodiment, the following expression (4) is used instead of the above expression (1). That is, the remaining distance correction amount correction value Scrcr calculated by the above equation (2) or (3) is further added to the result of the above equation (1) to calculate the final remaining distance correction amount Scr. The Rukoto.
Scr = (Stop−Sbot) × (Strgt / Srun) + Sbot
+ Scrcr (4)
図7は、本発明の実施の形態2で算出される残距離補正量と、先の実施の形態1で算出される残距離補正量との比較を示す図である。実線は、先の実施の形態1で算出される残距離補正量を示しており、2本の点線は、本実施の形態2で算出される残距離補正量を示している。 FIG. 7 is a diagram showing a comparison between the remaining distance correction amount calculated in the second embodiment of the present invention and the remaining distance correction amount calculated in the first embodiment. The solid line indicates the remaining distance correction amount calculated in the first embodiment, and the two dotted lines indicate the remaining distance correction amount calculated in the second embodiment.
このように、本実施の形態2では、目的階に停止した位置が着床ずれゾーンであった場合には、次回の目的階への移動の際に、この停止位置ずれ量も加味して残距離補正を行っている。従って、通常の運転中に着床ずれが発生した場合にも、次回の運転からは、そのずれ量を補正し、かごを適切な位置に停止させることができる。 As described above, in the second embodiment, when the stop position on the destination floor is the landing slip zone, the remaining distance is taken into consideration when the next shift to the destination floor is taken into consideration. Correction is being performed. Therefore, even when a landing deviation occurs during normal operation, the amount of deviation can be corrected and the car can be stopped at an appropriate position from the next operation.
以上のように、実施の形態2によれば、経年等の影響による主ロープの伸縮量の変化により、着床ずれゾーンで停止するようになってしまった場合にも、次回の運転から、着床位置を当初の所望範囲内に自動的に修正することができ、常に高い着床精度を維持できる。 As described above, according to the second embodiment, even if the main rope is stopped in the landing deviation zone due to a change in the expansion / contraction amount of the main rope due to the influence of aging or the like, The position can be automatically corrected within the initial desired range, and high landing accuracy can always be maintained.
実施の形態3.
本実施の形態3では、先の実施の形態2の機能に加え、異常検出機能をさらに備えたエレベーターの制御装置について説明する。エレベーターの全体構成は、先の実施の形態2における図4と同じであり、説明を省略する。
In the third embodiment, an elevator control device further provided with an abnormality detection function in addition to the functions of the second embodiment will be described. The overall configuration of the elevator is the same as that in FIG. 4 in the second embodiment, and a description thereof will be omitted.
図8は、本発明の実施の形態3における残距離補正部17による異常検出処理のフローチャートである。まず始めに、S81にて、残距離補正部17は、先の図6におけるステップS62の残距離補正量修正値の算出処理が実施されたか否かを判定する。そして、ステップS62の算出処理が実施された場合には、ステップS82に進み、残距離補正部17は、実施回数をカウントする。
FIG. 8 is a flowchart of the abnormality detection process performed by the remaining
そして、ステップS83にて、残距離補正部17は、実施回数が所定回数(あらかじめ定められているものとする)以上になったか否かを判定する。所定回数以上であれば、主ロープ3や巻上電動機1の駆動綱車2等の異常が考えられる。そこで、カウント値が所定回数以上となった場合には、S84に進み、残距離補正部17は、異常状態が考えられるとして、エレベーターを使用不能とする。
In step S83, the remaining
すなわち、本実施の形態3では、エレベーターが目的階に停止するたびに、着床位置が着床ずれゾーンになっていないかを判断し、着床ずれゾーンに停止する回数が所定回数以上となった場合には、エレベーターに何らかの異常状態が発生したと判断し、直ちにエレベーターを使用不能とすることができる。 That is, in the third embodiment, every time the elevator stops on the destination floor, it is determined whether the landing position is in the landing deviation zone, and the number of times of stopping in the landing deviation zone is a predetermined number or more. Therefore, it is possible to determine that an abnormal state has occurred in the elevator and immediately disable the elevator.
以上のように、実施の形態3によれば、着床ずれゾーンに停止した際に行う残距離補正量修正値の算出処理の回数に制限を設けたため、先の実施の形態2の効果に加え、異常状態の検出を行うことができ、速やかに異常状態を検出することが可能となる。 As described above, according to the third embodiment, since the number of times of calculation processing of the remaining distance correction amount correction value performed when stopping in the landing deviation zone is limited, in addition to the effect of the second embodiment, An abnormal state can be detected, and an abnormal state can be quickly detected.
1 巻上電動機、2 駆動綱車、3 主ロープ、4 かご、5 つり合いおもり、6A、6B 位置カム、7A、7B 位置カム検出器、8 パルス発生器、10 エレベーター制御装置、11 パルス計数器、12 正規残距離演算部、13 補助残距離演算部、14 残距離選択部、15 速度指令発生部、16 制御部、17 残距離補正部、18 着床ずれ検出部。 1 hoist motor, 2 drive sheave, 3 main rope, 4 cage, 5 counterweight, 6A, 6B position cam, 7A, 7B position cam detector, 8 pulse generator, 10 elevator controller, 11 pulse counter, 12 normal remaining distance calculating section, 13 auxiliary remaining distance calculating section, 14 remaining distance selecting section, 15 speed command generating section, 16 control section, 17 remaining distance correcting section, 18 landing deviation detecting section.
Claims (3)
前記主ロープの伸縮量に起因して生じる最上階と最下階のそれぞれの着床位置ずれ量があらかじめ記憶された記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記着床位置ずれ量に基づいて、目的階の位置に応じた着床位置ずれ量を第1補正量として算出し、着床制御に用いる前記目的階までの残距離を、算出した前記第1補正量を加算することで補正する残距離補正部と
を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。 An elevator control device that has a main rope that is equivalently connected to an elevator car and a counterweight in a slidable manner, and that drives the drive sheave around which the main rope is wound by an electric motor to drive the car up and down In
A storage unit that stores in advance the respective landing position deviation amounts of the uppermost floor and the lowermost floor caused by the amount of expansion and contraction of the main rope;
Based on the landing position deviation amount stored in the storage unit, the landing position deviation amount corresponding to the position of the destination floor is calculated as a first correction amount, and the remaining to the destination floor used for landing control is calculated. An elevator control device comprising: a remaining distance correction unit that corrects a distance by adding the calculated first correction amount.
前記かごが目的階で停止するたびに、前記かごの停止位置が着床ずれゾーンであるか否かを検出する着床位置検出部をさらに備え、
前記記憶部は、着床ずれをキャンセルするための第2補正量をあらかじめ記憶しておき、
前記残距離補正部は、前記着床位置検出部が着床ずれゾーンであることを検出した場合には、次回の着床制御時に前記第1補正量に加えて前記第2補正量をさらに加算して、前記着床制御に用いる前記目的階までの前記残距離を補正する
ことを特徴とするエレベーターの制御装置。 In the elevator control device according to claim 1,
A landing position detector for detecting whether the stop position of the car is a landing slip zone each time the car stops on the destination floor;
The storage unit stores in advance a second correction amount for canceling the landing deviation,
The remaining distance correction unit further adds the second correction amount in addition to the first correction amount during the next landing control when the landing position detection unit detects that it is a landing deviation zone. Then, the remaining distance to the destination floor used for the landing control is corrected.
前記残距離補正部は、前記着床位置検出部により着床ずれゾーンであることが検出された回数を着床ずれ発生回数として計数し、前記着床ずれ発生回数が所定回数に達した場合には、異常状態が発生したと判断し、エレベーターを使用不能とさせる
ことを特徴とするエレベーターの制御装置。 In the elevator control device according to claim 2,
The remaining distance correction unit counts the number of times that the landing position detection unit detects that it is a landing deviation zone as the number of landing deviations, and if the number of landing deviations reaches a predetermined number, An elevator control device that judges that a situation has occurred and disables the elevator.
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