JP2007217101A - Start compensating device of elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エレベータの起動補償装置に係り、特に、負荷検出器を用いて乗かごの走行開始時にエレベータ駆動用モータを予備励磁してスタートショックを軽減するエレベータの起動補償装置に関する。 The present invention relates to an elevator start-up compensation device, and more particularly to an elevator start-up compensation device that uses a load detector to pre-excited an elevator drive motor at the start of traveling of a passenger car to reduce start shock.
近年、省エネルギ化が時代の趨勢となり、機器の効率化、低損失化が産業界での命題となってきている。エレベータにおいては、ギヤ損失が無く高効率なギヤレスマシンが広く採用され始めている。このようなエレベータにあって高効率化を図る際、モータの発生するトルクと実際の負荷との間の僅かなトルクバランスがかご振動を発生する要因となり、特に起動時のアンバランス補償時には大きな問題となる。 In recent years, energy saving has become a trend of the times, and efficiency and low loss of equipment have become propositions in the industry. In elevators, gearless machines with no gear loss and high efficiency have begun to be widely adopted. When improving the efficiency of such an elevator, a slight torque balance between the torque generated by the motor and the actual load becomes a factor that generates car vibration, which is a big problem especially during unbalance compensation at startup. It becomes.
従来のエレベータの走行開始時の振動抑制の方法として、スタートショックの大きさに基づいて荷重検出量を補正することで、適正な予備励磁トルク量を出力可能とし、保守員が呼び出されることも、テストウエートを持ち込んで負荷検出器を再調整することも必要のない負荷検出器の自動調節装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前述した従来の負荷検出器の自動調節装置では、前回走行時のスタートショックを基に負荷検出器の出力を補正しており、次回走行時は異なる位置からのスタートとなるため、乗かご位置の違いによるエレベータ用主索や移動ケーブルの質量分の誤差を含んでしまう問題がある。また、前回走行時のスタートショックを基に負荷検出器の出力をスタートショック相当の値で補正するため、ノイズや乗かごを揺らす等の外乱があった際に、補正値が不適切なものとなり著しいスタートショックを発生させるという問題があった。 However, the conventional load detector automatic adjustment device described above corrects the output of the load detector based on the start shock during the previous run, and the next trip starts from a different position. There is a problem that an error corresponding to the mass of the elevator main rope or the moving cable due to the difference in position is included. In addition, since the output of the load detector is corrected with a value equivalent to the start shock based on the start shock during the previous run, the correction value becomes inappropriate when there is a disturbance such as noise or shaking the car. There was a problem of generating a significant start shock.
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗かごの走行開始位置に依らず、エレベータの乗り心地低下を抑制でき、かつ外乱に対する耐量を向上することのできるエレベータの起動補償装置を提供することにある。 The present invention has been made in accordance with the above-described prior art, and an object of the present invention is to provide an elevator that can suppress a decrease in the riding comfort of the elevator and can improve the resistance to disturbance regardless of the travel start position of the car. Is to provide a start-up compensation device.
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、乗かごの負荷を検出する負荷検出手段から出力される負荷検出値に応じ、前記乗かごの走行開始時のブレーキ開放前にモータの予備励磁トルク量を制御する予備励磁トルク量演算手段を備えたエレベータの起動補償装置において、ブレーキ開放後、かつ速度指令が零の間に生じる前記乗かごのスタートショック値を検出するスタートショック検出手段を設けると共に、前記予備励磁トルク量演算手段は、前記負荷検出値及び前記スタートショック値を基に前記予備励磁トルク量を補正することを特徴としている。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記予備励磁トルク量演算手段は、少なくとも2組以上の前記負荷検出値及び前記スタートショック値を基に予備励磁トルク量を補正することを特徴としている。
The invention according to
さらに、本発明の請求項3に係る発明は、前記予備励磁トルク量演算手段は、同一走行開始階の少なくとも2組以上の前記負荷値及び前記スタートショック値を基に予備励磁トルク量を補正することを特徴としている。
Further, in the invention according to
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記予備励磁トルク量演算手段は、予備励磁トルク量を積分補正にて算出することを特徴としている。
The invention according to
本発明によれば、負荷検出器の負荷検出値及び走行を開始しようとする乗かごの当該条件で発生するスタートショック値を基に予備励磁トルク量を補正することにより、適切な予備励磁トルク量の補償を可能とし、走行開始位置に依らずエレベータの乗り心地低下を抑制できると共に、ノイズや乗かごを揺らす等の外乱に対する耐量を向上させることができる。また、保守員が現場にテストウエートを持ち込んで負荷検出器の再調整を行うことを不要とすることができる。 According to the present invention, an appropriate preliminary excitation torque amount can be obtained by correcting the preliminary excitation torque amount based on the load detection value of the load detector and the start shock value generated under the condition of the car to start running. This makes it possible to compensate for this, and to prevent a decrease in the riding comfort of the elevator regardless of the travel start position, and also to improve the tolerance to disturbances such as noise and shaking the car. In addition, it is not necessary for maintenance personnel to bring test weights to the site and readjust the load detector.
以下、本発明に係るエレベータの起動補償装置の実施の形態を図に基づいて説明する。 Embodiments of an elevator start-up compensation apparatus according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は本発明のエレベータの起動補償装置の一実施形態を示す概略構成図、図2は起動補償装置の要部構成を示すブロック図、図3は乗かごの負荷と予備励磁トルク量との関係を示す説明図、図4は起動補償装置の処理手順を示すフローチャート、図5は起動補償装置が予備励磁トルク量の演算に用いる情報を示す説明図である。 FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of an elevator start-up compensation device according to the present invention, FIG. 2 is a block diagram showing the main configuration of the start-up compensation device, and FIG. FIG. 4 is a flowchart showing the processing procedure of the start compensator, and FIG. 5 is an explanatory view showing information used by the start compensator for calculating the pre-excitation torque amount.
本実施形態のエレベータは図1に示すように、エレベータの乗かご1と、乗かご1とのつり合いを図るつり合いおもり2と、乗かご1及びつり合いおもり2を結合するワイヤーロープ3と、ワイヤーロープ3が巻き掛けられ、乗かご1を上下に移動するための電動巻上機4と、電動巻上機4の回転に同期してパルス信号を発するロータリーエンコーダ5と、乗かご1に乗り込んだ乗客の荷重(負荷)を検出する負荷検出手段、例えば負荷検出器6と、電動巻上機4に制動力を与えて乗かご1を停止させる電磁ブレーキ7と、走行開始時のブレーキ開放前に負荷に応じてモータ、即ち電動巻上機4の予備励磁トルク量を制御する起動補償装置8とを備えている。
As shown in FIG. 1, the elevator according to the present embodiment includes an
そして、起動補償装置8は図2に示すように、ロータリーエンコーダ5からのパルスを検出するパルス検出器10と、パルス検出器10からの信号により乗かご1の位置を検出する位置検出回路11と、位置検出回路11からの信号とエレベータの走行の有無により走行開始階情報を記憶する走行開始階記憶回路12と、位置検出回路11からの信号によりスタートショック値を記憶するスタートショック記憶回路13と、負荷検出器6からの負荷検出値を記憶する負荷記憶回路14と、走行開始階記憶回路12からの走行開始階情報、スタートショック記憶回路13からのスタートショック値、負荷記憶回路14からの負荷検出値、及び図示しない運転方向情報を後述するフォーマットに格納し、所定の処理により予備励磁トルク量を演算する予備励磁トルク量演算回路15とを備えており、予備励磁トルク量指令TLDを出力する。なお、前述したブレーキ開放後、かつ速度指令が零の間に生じる乗かご1のスタートショック値を検出するスタートショック検出手段は、例えばスタートショック記憶回路13から成っていると共に、乗かご1の負荷を検出する負荷検出手段から出力される負荷検出値に応じ、乗かご1の走行開始時のブレーキ開放前にモータの予備励磁トルク量を制御する予備励磁トルク量演算手段は、例えば予備励磁トルク量演算回路15から成っている。
As shown in FIG. 2, the
ここで、乗かご1の負荷と予備励磁トルク量との関係を図3に基づき説明する。図3にあって横軸は負荷をパーセント表示で表し、100%負荷は定格積載を示すものである。一方、縦軸は予備励磁トルク量の大きさを示すものである。この例では、UP運転側のみを示したものであり、図中の実線は、概ね50%負荷で乗かご1側とつり合いおもり2側との質量差がなくなり、予備励磁トルク量が零でもスタートショックがない状態を示すものである。即ち、負荷LDと予備励磁トルク量TLDの関係はTLD=α×(LD−LD50)+βで表すことができ、αは電動巻上機と定格積載から予め設定可能であり、βは走行抵抗等の機械系の損失を基に経験的に設定できる。仮に、UP運転の走行開始時に反転した(乗かご1側が重い)場合は、上昇方向に予備励磁が必要であるため、破線の如く正方向に加算した予備励磁トルク量に調整が必要である。一方、UP運転の走行開始時に飛出した(つり合いおもり2側が重い)場合は、上昇方向の予備励磁を弱める必要があるため、破線の如く負方向に減算した予備励磁トルク量に調整が必要である。
Here, the relationship between the load of the
なお、負荷と所要予備励磁トルク量の関係は概ね線形の関係にあるが、例えば、負荷検出器の季節や経年的な出力変動や、一日の中での機構系のなじみ具合(走行抵抗の変動)によっては、この関係が変化するものであり、スタートショックとして乗客に不快感を与える問題がある。また、乗かご1位置の違いによりエレベータ用主索や移動ケーブルの質量が、乗かご1側とつり合いおもり2側の質量アンバランスに影響を与えるため、高階床の用途で使用するためには、乗かご1位置を考慮した補償が必要となってくる。
Note that the relationship between the load and the required pre-excitation torque amount is generally linear.For example, the load detector's seasonal and aging output fluctuations, the familiarity of the mechanical system during the day (running resistance This relationship changes depending on (variation), and there is a problem of giving passengers discomfort as a start shock. In addition, because the mass of the elevator main rope and the moving cable affects the mass unbalance of the
そこで、本実施形態は、運転方向別に走行開始階毎の負荷に対する実際のスタートショックを例えば2点で検出し、線形近似式から任意の負荷に対する所要予備励磁トルク量を推定することでスタートショックを防止するものである。当然ながら、推定精度を高めるため2点間の間隔は広げた方がよく、例えば積載なしの運転と定格積載での運転としたり、2点を超えるサンプルを収集し、最小二乗法を用いて線形近似としたりしても良い。 Therefore, in this embodiment, the actual start shock with respect to the load of each travel start floor is detected at two points for each driving direction, and the start shock is detected by estimating the required pre-excitation torque amount for an arbitrary load from a linear approximation formula. It is to prevent. Of course, to improve the estimation accuracy, it is better to increase the distance between the two points. For example, the operation without load and the operation with the rated load are performed, or more than two points are collected and linearized using the least square method. It may be approximate.
さらに、本実施形態では、運転毎のスタートショックを検出し、スタートショックに応じた補正量で予備励磁トルク量を積分補正するため、ノイズや乗かご1を揺らす等の外乱があっても、予備励磁トルク量TLDは、スタートショックが零になる値に収斂するものである。
Furthermore, in this embodiment, since the start shock for each operation is detected and the preliminary excitation torque amount is integrated and corrected by the correction amount corresponding to the start shock, even if there is a disturbance such as noise or shaking the
ここで、前述した運転方向毎の走行開始階情報、スタートショック値、及び負荷検出値を図示しないマイクロコンピュータ内に格納するためのフォーマットを図5に基づき説明する。図5の格納データの概要を、No.1、No.2データの例で説明する。No.1のデータは1階からのUP方向への運転時のデータであり、負荷検出値が0〜10%時にスタートショック値L=2、負荷検出値が90〜100%時にスタートショック値L=4のデータを格納するものである。また、No.1の運転条件を満足する2つ以上のデータが格納されているため、補正可(○表記)として併せて格納している。一方、No.2のデータは2階からのUP方向への運転時のデータであり、負荷検出値が0〜10%時にスタートショック値L=3、その他の負荷では格納データがない(―表記)ことを示している。よって、No.2の運転条件を満足する2つ以上のデータが格納されていないため、補正否(×表記)として併せて格納しているものである。以上のように、運転方向と走行開始階毎に負荷検出値に対するスタートショック値として関連付けたフォーマットでデータ格納するものである。なお、ここでは負荷検出値は10%刻みで格納する例で示したが、必要に応じ細分化したフォーマットとしても良く、逆に、より簡易的に粗い刻み幅でフォーマットしても良い。
Here, a format for storing the above-described travel start floor information, start shock value, and load detection value for each driving direction in a microcomputer (not shown) will be described with reference to FIG. An outline of the stored data in FIG. 5 will be described using an example of No. 1 and No. 2 data. The No. 1 data is the data when driving in the UP direction from the first floor. When the load detection value is 0 to 10%, the start shock value L = 2, and when the load detection value is 90 to 100%, the start shock value L. = 4 data is stored. No. Since two or more pieces of data satisfying one operating condition are stored, they are stored together as correctable (O notation). On the other hand, the data of No. 2 is the data when driving in the UP direction from the second floor, the start shock value L = 3 when the load detection value is 0 to 10%, and there is no stored data for other loads (-notation )It is shown that. Therefore, no. Since two or more pieces of data satisfying the
以下、図4のフローチャートを用いて本実施形態の処理について述べる。 Hereinafter, the processing of this embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG.
まず、ステップS1に示すようにエレベータの乗かご1に取付けられた図示しないかご戸が閉じられている条件で、負荷検出器6の出力を負荷記憶回路14が取込み、ステップS2として負荷検出値として記憶する。次に、ステップS3として乗かご1が走行を開始したことを確認し、ステップS4に示すように位置検出回路11の出力を基に走行開始階記憶回路12にて走行開始階情報を記憶する。さらに、ステップS5に示すようにエレベータ速度指令が零の条件で、ステップS6としてスタートショック値Lを記憶する。本実施形態ではスタートショック値を速度指令=零における乗かご1の移動量として記載したが、例えば、乗かごの速度や加速度にて検出しても同様の効果を得ることは自明であり、他のスタートショック値を定量把握できる別の要素に置き換えることも可能である。
First, as shown in step S1, the
次に、ステップS7として前述の図5の内容にて図示しないマイクロコンピュータ内に各種データを格納する。ステップS8に示すように運転条件(走行開始階と運転方向)毎に格納データが2個以上あるかを判定し、補正可の場合はステップS9として負荷毎の補正トルク量ΔTLを演算し、さらに積分補正トルク値ΣTLを算出する。ここで、補正トルク量ΔTLは、スタートショックLの関数として求めることができる。即ち、ΔTL=γ×Lにて算出可能であり、γはマシンと定格積載の関係から予め設定しておくものである。さらに、積分補正トルク値ΣTLはΣTL=ΣTL+ΔTL/Nにて算出するものである。即ち、前回運転までの積分補正トルク値ΣTLに対し、算出した補正トルク量ΔTLを積分定数Nで除した値を加算し求めるものである。ここで、積分定数Nは、スタートショック低減までの応答性とノイズ等の一過性の外乱に対する安定性を考慮し自由に設定可能である。 Next, as step S7, various data are stored in a microcomputer (not shown) with the contents of FIG. Operating condition as shown in step S8 storing data (traveling start floor and driving direction) for each it is determined whether two or more, in the case of correction Friendly calculates a correction torque amount [Delta] T L of each load as step S9, further calculates the integral correction torque value oT L. Here, the correction torque amount ΔT L can be obtained as a function of the start shock L. In other words, ΔT L = γ × L can be calculated, and γ is set in advance from the relationship between the machine and the rated load. Further, the integral correction torque value ΣT L is calculated by ΣT L = ΣT L + ΔT L / N. That is, a value obtained by dividing the calculated correction torque amount ΔT L by the integral constant N is added to the integral correction torque value ΣT L until the previous operation. Here, the integration constant N can be freely set in consideration of the response to the start shock reduction and stability against transient disturbances such as noise.
次に、ステップS10に示すように予備励磁トルク量TLDの積分補正値を演算する。即ち、運転条件(走行開始階と運転方向)毎に、2組の負荷に対する初期の予備励磁トルク量と実際のスタートショックを基に演算で求めた積分補正トルク値ΣTLから算出するものである。ここで、任意の運転条件での負荷LD1、LD2に対する初期設定の予備励磁トルク量を各々T1、T2、演算で求めた積分補正トルク値を各々ΣTL1、ΣTL2とおくと、任意の負荷LDに対する予備励磁トルク量TLDの積分補正値は、
TLD={(T2+ΣTL2)−(T1+ΣTL1)}/(LD2−LD1)
×(LD−LD2)+(T2+ΣTL2)
の数式で求めることができる。
Next, as shown in step S10, an integral correction value of the preliminary excitation torque amount TLD is calculated. That is, for each operating condition (traveling start floor and driving direction), and calculates the integral correction torque value oT L obtained by the calculation based on the two sets of initial pre-excitation torque amount and the actual start shocks to load . Here, assuming that the initial pre-excitation torque amounts for the loads LD1 and LD2 under arbitrary operating conditions are T1 and T2, respectively, and the integral correction torque values obtained by calculation are respectively ΣT L1 and ΣT L2 , the arbitrary load LD The integral correction value of the pre-excitation torque amount T LD with respect to
T LD = {(T2 + ΣT L2 ) − (T1 + ΣT L1 )} / (LD2-LD1)
× (LD-LD2) + (T2 + ΣT L2 )
It can obtain | require with the numerical formula of.
以上説明したとおり、本実施形態によれば、同一走行開始階の負荷検出手段の負荷検出値、及びブレーキ開放後、かつ速度指令が零の期間に生じるスタートショック値の大きさから成る値2組を基に予備励磁トルク量を積分補正ことで、適切な予備励磁トルク量の補償を可能とし、これによって、走行開始位置に依らず、エレベータの乗り心地低下を抑制できると共に、外乱に対する耐量を向上することができる。また、保守員が現場にテストウエートを持ち込んで負荷検出器の再調整を行うことを不要とすることができるのはもちろんである。 As described above, according to the present embodiment, two sets of the load detection value of the load detection means on the same traveling start floor and the value of the start shock value generated during the period when the speed command is zero after the brake is released. By correcting the amount of pre-excitation torque based on this, it is possible to compensate for the appropriate amount of pre-excitation torque, thereby reducing the ride comfort of the elevator regardless of the travel start position and improving resistance to disturbances. can do. Of course, it is not necessary for maintenance personnel to bring test weights to the site and readjust the load detector.
1 乗かご
2 つり合いおもり
3 ワイヤーロープ
4 電動巻上機
5 ロータリーエンコーダ
6 負荷検出器
7 電磁ブレーキ
8 起動補償装置
10 パルス検出器
11 位置検出回路
12 走行開始階記憶回路
13 スタートショック記憶回路
14 負荷記憶回路
15 予備励磁トルク量演算回路
DESCRIPTION OF
Claims (4)
ブレーキ開放後、かつ速度指令が零の間に生じる前記乗かごのスタートショック値を検出するスタートショック検出手段を設けると共に、前記予備励磁トルク量演算手段は、前記負荷検出値及び前記スタートショック値を基に前記予備励磁トルク量を補正することを特徴とするエレベータの起動補償装置。 Pre-excitation torque amount calculation means for controlling the pre-excitation torque amount of the motor before releasing the brake at the start of traveling of the car according to the load detection value output from the load detection means for detecting the load of the car In the elevator start-up compensation device,
Start shock detecting means for detecting the start shock value of the car generated after the brake is released and while the speed command is zero is provided, and the preliminary excitation torque amount calculating means is configured to calculate the load detection value and the start shock value. An elevator start-up compensation device, wherein the pre-excitation torque amount is corrected on the basis of the pre-excitation torque amount.
The elevator start-up compensation device according to claim 1, wherein the preliminary excitation torque amount calculation means calculates the preliminary excitation torque amount by integral correction.
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