JP2010172092A - 同期整流回路 - Google Patents
同期整流回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010172092A JP2010172092A JP2009011241A JP2009011241A JP2010172092A JP 2010172092 A JP2010172092 A JP 2010172092A JP 2009011241 A JP2009011241 A JP 2009011241A JP 2009011241 A JP2009011241 A JP 2009011241A JP 2010172092 A JP2010172092 A JP 2010172092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- node
- voltage
- switching element
- main winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
- H02M3/33569—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements
- H02M3/33576—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer
- H02M3/33592—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer having a synchronous rectifier circuit or a synchronous freewheeling circuit at the secondary side of an isolation transformer
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M1/00—Details of apparatus for conversion
- H02M1/38—Means for preventing simultaneous conduction of switches
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【課題】簡単な回路構成で同期整流用のスイッチング素子のスイッチングのタイミングを制御することにより、貫通電流を防止することが可能な同期整流回路を提供する。
【解決手段】同期整流回路(DC−DCコンバータ)1は、2次側主巻線10Bの出力を遅延させるためのCR積分回路23と、CR積分回路23の出力を受けてトランジスタQ3が導通することによって、整流用のトランジスタQ2のゲート電圧を放電させる放電回路24とを含む。このような構成により、整流用のトランジスタQ2は、1次側のトランジスタQ1のターンオンによって2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cの出力電圧の極性が切替わるタイミングよりも早くターンオフする。
【選択図】図1
【解決手段】同期整流回路(DC−DCコンバータ)1は、2次側主巻線10Bの出力を遅延させるためのCR積分回路23と、CR積分回路23の出力を受けてトランジスタQ3が導通することによって、整流用のトランジスタQ2のゲート電圧を放電させる放電回路24とを含む。このような構成により、整流用のトランジスタQ2は、1次側のトランジスタQ1のターンオンによって2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cの出力電圧の極性が切替わるタイミングよりも早くターンオフする。
【選択図】図1
Description
この発明は、同期整流回路に関する。
DC−DCコンバータ(スイッチング電源)では整流ダイオードの順方向電圧による発熱が問題となる場合がある。そこで、整流ダイオードに代えてオン抵抗の小さなMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)を用いた同期整流方式のDC−DCコンバータが開発されている。
たとえば、特開2007−166794号公報(特許文献1)は、整流用のMOSFETのオフ動作を高速化して電力損失を低減するための技術を開示する。この技術によれば、整流用のMOSFETの駆動用として、トランスの第3の巻線と、その第3の巻線に接続されている整流回路と、その出力側に接続されているインダクタおよびインピーダンス素子とが設けられる。整流用のMOSFETをターンオフするときには、インダクタに蓄えられたエネルギーが整流回路を通して放出される。この結果、整流用のMOSFETのゲート容量の電荷が高速に放電される。
また、特開2002−335675号公報(特許文献2)は、同期整流方式のフォワード型のDC−DCコンバータに関する技術を開示する。この文献に記載されたDC−DCコンバータは、トランスの1次側に設けた主スイッチング素子と、2次側に設けた整流用および転流用の各スイッチング素子と、1次側のスイッチングに同期して整流用および転流用の各スイッチング素子をそれぞれ駆動するための第1、第2の補助巻線とを含む。さらに、第2の補助巻線の出力の電圧波形をクランプするトランスリセット回路が、第2の補助巻線と並列に設けられる。トランスリセット回路は、主スイッチング素子がオン状態である整流期間にトランスに蓄積された励磁エネルギーを、主スイッチング素子がオフ状態である転流期間の間にリセットする。
また、特開2002−199713号公報(特許文献3)は、同期整流方式のスイッチング電源を並列運転したときにしばしば発生する同期整流回路の自己発振を停止する技術を開示する。この文献の同期整流型フォワードコンバータは、整流用MOSFETのソースおよび転流用MOSFETのゲート間に設けられたスイッチと、同期請求回路の自己発振検出回路とを含む。自己発振検出回路の検出信号によってスイッチを制御し、整流用MOSFETのソースと転流用MOSFETのゲートとの間を短絡または開放する。
ところで、同期整流方式では、MOSFETが所望のタイミングからずれてスイッチングした場合に、貫通電流が流れてしまうという問題がある。たとえば、フォワード型のDC−DCコンバータでは、整流用のMOSFETと転流用のMOSFETとが同時にオン状態となった場合に高圧側から低圧側に貫通電流が流れる。また、フライバック型のDC−DCコンバータでは、トランスの2次側の整流用のMOSFETがオン状態のまま1次側のMOSFETがオン状態になると、2次側の回路がショートした状態と同じであるので整流用MOSFETに貫通電流が流れる。貫通電流が流れるとMOSFETが破壊に至ることもある。
この発明の目的は、貫通電流を防止することが可能な同期整流回路を提供することである。
この発明は要約すれば同期整流回路であって、トランスと、第1のスイッチング素子と、整流用の第2のスイッチング素子と、遅延回路と、第3のスイッチング素子とを備える。トランスは、1次側主巻線、第1、第2のノード間に設けられた2次側主巻線、および第2のノードを介して2次側主巻線と接続され、2次側主巻線と同一方向に巻き上げられた2次側補助巻線を含む。第1のスイッチング素子は、1次側主巻線と直列に接続される。第2のスイッチング素子は、第2のノードと出力ノードとの間に設けられ、第1のスイッチング素子のスイッチングによって生じた2次側補助巻線の出力に応じてオン状態になる。遅延回路は、第1、第2のノード間に設けられ、第1のスイッチング素子のスイッチングによって生じた2次側主巻線の出力を遅延させる。第3のスイッチング素子は、第2のスイッチング素子の制御電極と第1のノードとの間に設けられ、遅延回路によって遅延された2次側主巻線の出力に応じてオン状態になる。そして、第3のスイッチング素子がオン状態になることによって、第2のスイッチング素子がオフ状態になる。
好ましくは、遅延回路は容量素子と抵抗素子とを含む。ここで、容量素子および抵抗素子は、この順で第1、第2のノード間に直列に設けられる。容量素子と抵抗素子との接続ノードは、第3のスイッチング素子の制御電極に接続される。
また、好ましくは、遅延回路は容量素子とツェナーダイオードとを含む。ここで、容量素子およびツェナーダイオードは、この順で第1、第2のノード間に直列に設けられる。容量素子とツェナーダイオードとの接続ノードは、第3のスイッチング素子の制御電極に接続される。
この発明によれば、第2のスイッチング素子のターンオフのタイミングを遅延回路の遅延時間によって制御することができる。したがって、簡単な回路構成で貫通電流を防止することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による同期整流方式のDC−DCコンバータ1の構成を示す回路図である。図1を参照して、DC−DCコンバータ1は、高圧側の入力ノードHIと低圧側の入力ノードLIとの間に入力された直流電圧を異なる大きさの直流電圧に変換するフライバック型のDC−DCコンバータである。変換された直流電圧は、高圧側の出力ノードHOおよび低圧側の出力ノードLOから出力される。
図1は、この発明の実施の形態1による同期整流方式のDC−DCコンバータ1の構成を示す回路図である。図1を参照して、DC−DCコンバータ1は、高圧側の入力ノードHIと低圧側の入力ノードLIとの間に入力された直流電圧を異なる大きさの直流電圧に変換するフライバック型のDC−DCコンバータである。変換された直流電圧は、高圧側の出力ノードHOおよび低圧側の出力ノードLOから出力される。
DC−DCコンバータ1は、トランス10と、トランス10の1次側に設けられたスイッチング素子としてのNチャネルのMOSトランジスタQ1と、制御IC(Integrated Circuit)11とを含む。さらに、DC−DCコンバータ1は、トランス10の2次側に設けられた、整流用のスイッチング素子としてのNチャネルのMOSトランジスタQ2と、NPN型のバイポーラトランジスタQ3と、抵抗素子R1〜R7と、コンデンサC1,C2,21とを含む。さらにまた、DC−DCコンバータ1は、2次側の出力電圧を1次側にフィードバックするために、ノードHO,IO間に設けられた抵抗素子などの電圧検出部22と、絶縁回路12とを含む。
上記の構成要素のうち、抵抗素子R4,R5,R6およびコンデンサC2によって遅延回路23が構成され、抵抗素子R7およびトランジスタQ3によって放電回路24が構成される。なお、図1のMOSトランジスタQ1,Q2とそれぞれ並列に接続されたダイオードD1,D2は、縦型のMOSトランジスタに特有の寄生ダイオードである。
トランス10は、1次側主巻線10Aと、2次側主巻線10Bと、2次側補助巻線10Cとを含む。ここで、2次側補助巻線10Cは、2次側主巻線10Bの一端とノードW2を介して接続され、2次側主巻線10Bと同一方向に巻き上げられている。すなわち、2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cは、ノードW1,W3間にこの順で直列に接続される。ここで、図1に示すように、ノードW1は接地ノードGNDに接続されている。以下の説明では、ノードW1および接地ノードGNDの電位を基準電位(0V)とする。
MOSトランジスタQ1は、1次側主巻線10Aと直列に接続され、制御IC11から出力されたPWM(Pulse Width Modulation)信号によってオン状態またはオフ状態に切替えられる。トランジスタQ1がスイッチングを繰返すことによって1次側主巻線10Aにパルス状の電圧が印加され、これによって2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cに誘導電圧が発生する。
制御IC11は、2次側の出力電圧が一定になるように、電圧検出部22で検出した電圧に基づいてトランジスタQ1の制御電極に出力するPWM信号のデューティ比を調整する。なお、トランス10の1次側と2次側とを絶縁するために、電圧検出部22からのフィードバック信号の経路にフォトカプラなどの絶縁回路12が設けられる。
MOSトランジスタQ2は、同期整流用のスイッチング素子であり、そのソースはノードW2に接続され、そのドレインは出力ノードHOに接続される。また、トランジスタQ2のゲート(ノードND1)は、抵抗素子R2,R1を介在して2次側補助巻線10CのノードW3に接続されるとともに、抵抗素子R3を介在してノードW2と接続される。これによって、トランジスタQ2のゲート・ソース間には、2次側補助巻線10Cの出力電圧を抵抗素子R1,R2と抵抗素子R3との比によって分圧した電圧が印加される。
さらに、抵抗素子R2と並列にスピードアップ用のコンデンサC1が設けられる。これによって、トランジスタQ2がターンオンするときに、コンデンサC1に充電された電圧だけ高い電圧がトランジスタQ2のゲートに印加される。このときのコンデンサC1の電圧は、トランジスタQ2のオフ期間(ノードW2の電位がノードW3の電位よりも高いとき)に充電される。
遅延回路23を構成する抵抗素子R4〜R6はこの順でノードW2,W1間に直列に接続される。また、遅延回路23を構成するコンデンサC2は抵抗素子R6と並列に接続される。コンデンサC2と抵抗素子R5との接続ノードND2は、バイポーラトランジスタQ3のベース電極に接続される。
コンデンサC2は、抵抗素子R4〜R6の抵抗値とコンデンサC2の容量値とで決まるCR時定数で充電および放電を行なう。この結果、接続ノードND2の電圧は2次側主巻線10Bの出力電圧をなまらせたものとなる。したがって、ベース電極に接続ノードND2の電圧を受けるトランジスタQ3は、2次側主巻線10Bの出力電圧の立上がりよりも遅れたタイミングでオン状態になる。
放電回路24は、抵抗素子R7とスイッチング素子としてのバイポーラトランジスタQ3とを含む。抵抗素子R7およびトランジスタQ3は、この順でノードND1とノードW1との間に接続される。遅延回路23の出力を受けてトランジスタQ3がオン状態になったとき、トランジスタQ2のゲートに蓄積された電荷がトランジスタQ3を介して接地ノードGNDに放電される。この結果、トランジスタQ2のゲート電圧が接地電圧に等しくなるのでトランジスタQ2はターンオフする。
コンデンサ21は、トランジスタQ2によって整流された直流電圧のリップルを平滑化するためのコンデンサである。
次に、DC−DCコンバータ1の動作を比較例の回路と対比して説明する。
図2は、図1のDC−DCコンバータ1の比較例としてのDC−DCコンバータ101の構成を示す回路図である。図2を参照して、DC−DCコンバータ101は、遅延回路23および放電回路24を含まない点で図1のDC−DCコンバータ1と異なる。その他の点については、図2のDC−DCコンバータ101は図1のDC−DCコンバータ1と共通である。まず、比較例のDC−DCコンバータ101の動作について説明する。
図2は、図1のDC−DCコンバータ1の比較例としてのDC−DCコンバータ101の構成を示す回路図である。図2を参照して、DC−DCコンバータ101は、遅延回路23および放電回路24を含まない点で図1のDC−DCコンバータ1と異なる。その他の点については、図2のDC−DCコンバータ101は図1のDC−DCコンバータ1と共通である。まず、比較例のDC−DCコンバータ101の動作について説明する。
図3は、図2のDC−DCコンバータ101の動作を説明するためのタイミング図である。図3は、上から順に、トランジスタQ1のオン/オフの状態、ノードW2の電圧の波形、ノードW3の電圧の波形、トランジスタQ2のオン/オフの状態を示す。図3の横軸は時間である。なお、図3の電圧波形は、実際には曲線的に変化する波形を模式的に直線で近似したものである。
図2、図3を参照して、時刻t1より前の時間帯では、トランジスタQ1がオン状態となっている。このとき、トランス10の1次側主巻線10Aには入力ノードHIから入力ノードLIの方向に電流が流れるので、トランス10の2次側のノードW2,W3には負の電圧が誘起される。
ここで、2次側補助巻線10Cは2次側主巻線10Bを巻き上げたものであるので、ノードW3に誘起された電圧の絶対値V3はノードW2に誘起された電圧の絶対値V2よりも大きい。したがって、トランジスタQ2のゲート電圧はソース電圧よりも低くなるので、トランジスタQ2はオフ状態となる。
時刻t1で、トランジスタQ1がオン状態からオフ状態に切替わる。これによって、2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cに誘起される電圧の極性が変わり、ノードW2,W3の電圧が上昇する。
次の時刻t2で、ノードW3の電圧がノードW2の電圧よりも高い電圧まで上昇し、トランジスタQ2のゲート・ソース間の電圧がトランジスタQ2の閾値電圧を超えると、トランジスタQ2がオン状態になる。
次の時刻t3で、トランジスタQ1がオフ状態からオン状態に切替わる。これによって、2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cに誘起される電圧の極性が変わり、ノードW2,W3の電圧が下降する。
次の時刻t4で、トランジスタQ2のゲート・ソース間の電圧がトランジスタQ2の閾値電圧以下となると、トランジスタQ2がオフ状態になる。
このように、トランジスタQ2のスイッチングのタイミングは、トランジスタQ1のスイッチングのタイミングよりも遅れる。このため、時刻t3〜t4では、トランジスタQ1およびQ2の両方ともオン状態になってしまう。この状態は2次側の回路がショートした状態と同じであるので、整流用MOSFETに貫通電流が流れることになる。そこで、貫通電流を防止するために、図1の実施の形態1のDC−DCコンバータ1には、遅延回路23および放電回路24が付加されている。
図4は、図1のDC−DCコンバータ1の動作を説明するためのタイミング図である。図4は、上から順に、トランジスタQ1のオン/オフの状態、ノードW2の電圧の波形、ノードW3の電圧の波形、ノードND2の電圧の波形、トランジスタQ3のオン/オフの状態、トランジスタQ2のオン/オフの状態を示す。図4の横軸は時間である。なお、図4の電圧波形は、実際には曲線的に変化する波形を模式的に直線で近似したものである。
図1、図4を参照して、時刻t1より前の時間帯では、トランジスタQ1がオン状態となっているので、トランス10の2次側のノードW2,W3には負の電圧が誘起される。したがって、ノードND2にも負の電圧(−VD)が誘起され、トランジスタQ2,Q3はいずれもオフ状態になる。
時刻t1で、トランジスタQ1がオン状態からオフ状態に切替わる。これによって、2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cに誘起される電圧の極性が変わり、ノードW2,W3の電圧が上昇する。
次の時刻t2で、ノードW3の電圧がノードW2の電圧よりも高い電圧まで上昇し、トランジスタQ2のゲート・ソース間の電圧がトランジスタQ2の閾値電圧を超えたときに、トランジスタQ2がオン状態になる。
一方、遅延回路23のノードND2の電圧はCR時定数に応じて緩やかに上昇する。そして、次の時刻t3で、ノードND2の電圧がトランジスタQ3の閾値電圧を超えた値まで上昇すると、トランジスタQ3がオン状態になる。これによって、トランジスタQ2のゲート電極の電荷が放電されるので、トランジスタQ2は速やかにオフ状態になる。
次の時刻t4で、トランジスタQ1がオフ状態からオン状態に切替わる。これによって、2次側主巻線10Bおよび2次側補助巻線10Cに誘起される電圧の極性が変わり、ノードW2,W3の電圧が減少する。これに伴なって、ノードND2の電圧も減少し、ノードND2の電圧がトランジスタQ3の閾値電圧以下になると、トランジスタQ3がターンオフする。一方、トランジスタQ2は時刻t3で既にオフ状態に切替わっているので、オフ状態のままで変化がない。
このように実施の形態1のDC−DCコンバータ1では、比較例のDC−DCコンバータ101に遅延回路23および放電回路24という簡単な回路が付加されることによって、同期整流用のトランジスタQ2が、1次側のトランジスタQ1がターンオンするタイミングよりも早いタイミングでターンオフする。この結果、ターンオフのタイミングの遅れによって生じる貫通電流を防止することができる。さらに、トランジスタQ2をターンオフさせるタイミングは、遅延回路23を構成する抵抗素子R4〜R6の抵抗値およびコンデンサC2の容量値によって容易に調整することができる。
なお、実施の形態1ではフライバック型のDC−DCコンバータ1を例に挙げて説明したが、フォワード型など他の方式のDC−DCコンバータに用いられる同期整流用のスイッチング素子にも、実施の形態1の方法を適用することができる。
また、上記のDC−DCコンバータ1では、1次側のトランジスタQ1のスイッチングを制御IC11を用いたPWM制御によって行なっていたが、これに代えて、RCC(Ringing Choke Converter)などの自励発振方式を用いることもできる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2による同期整流方式のDC−DCコンバータ1Aの構成を示す回路図である。図5の遅延回路23Aは、図1の抵抗素子R5に代えてツェナーダイオードZDが設けられている点で、図1の遅延回路23と異なる。図5に示すように、ツェナーダイオードZDのアノードはノードND2に接続され、カソードは抵抗素子R4を介在してノードW2に接続される。その他の点については、図5のDC−DCコンバータ1Aは図1のDC−DCコンバータ1と共通するので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。
図5は、この発明の実施の形態2による同期整流方式のDC−DCコンバータ1Aの構成を示す回路図である。図5の遅延回路23Aは、図1の抵抗素子R5に代えてツェナーダイオードZDが設けられている点で、図1の遅延回路23と異なる。図5に示すように、ツェナーダイオードZDのアノードはノードND2に接続され、カソードは抵抗素子R4を介在してノードW2に接続される。その他の点については、図5のDC−DCコンバータ1Aは図1のDC−DCコンバータ1と共通するので、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して説明を繰返さない。
図1、図4を参照して説明したように、トランス10の1次側のトランジスタQ1がオン状態からオフ状態に切替わるのに伴なって、ノードW3の電圧が上昇を開始する。このとき、図5のDC−DCコンバータ1Aの場合、ノードW3の電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧を超えるまでノードND2の電圧は上昇しない。この結果、図5の場合には、図1の場合よりもノードND2の電圧上昇を遅らせることができる。
一方、トランジスタQ1がオフ状態からオン状態に切替わると、ノードW3の電圧が減少に転じる。このとき、コンデンサC2に蓄積された電荷はツェナーダイオードZDを介して放電される。この場合、ツェナーダイオードZDの順方向降下電圧は抵抗素子の電圧降下よりも小さいので、実施の形態1の場合よりもコンデンサC2を速やかに放電させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A DC−DCコンバータ、10 トランス、10A 1次側主巻線、10B 2次側主巻線、10C 2次側補助巻線、21 平滑用コンデンサ、23,23A 遅延回路、24 放電回路、C1,C2 コンデンサ、R1〜R7 抵抗素子、Q1,Q2 MOSトランジスタ、Q3 バイポーラトランジスタ、ZD ツェナーダイオード。
Claims (3)
- 1次側主巻線、第1、第2のノード間に設けられた2次側主巻線、および前記第2のノードを介して前記2次側主巻線と接続され、前記2次側主巻線と同一方向に巻き上げられた2次側補助巻線を含むトランスと、
前記1次側主巻線と直列に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第2のノードと出力ノードとの間に設けられ、前記第1のスイッチング素子のスイッチングによって生じた前記2次側補助巻線の出力に応じてオン状態になる整流用の第2のスイッチング素子と、
前記第1、第2のノード間に設けられ、前記第1のスイッチング素子のスイッチングによって生じた前記2次側主巻線の出力を遅延させる遅延回路と、
前記第2のスイッチング素子の制御電極と前記第1のノードとの間に設けられ、前記遅延回路によって遅延された前記2次側主巻線の出力に応じてオン状態になる第3のスイッチング素子とを備え、
前記第3のスイッチング素子がオン状態になることによって、前記第2のスイッチング素子がオフ状態になる、同期整流回路。 - 前記遅延回路は容量素子と抵抗素子とを含み、
前記容量素子および前記抵抗素子は、この順で前記第1、第2のノード間に直列に設けられ、
前記容量素子と前記抵抗素子との接続ノードは、前記第3のスイッチング素子の制御電極に接続される、請求項1に記載の同期整流回路。 - 前記遅延回路は容量素子とツェナーダイオードとを含み、
前記容量素子およびツェナーダイオードは、この順で前記第1、第2のノード間に直列に設けられ、
前記容量素子と前記ツェナーダイオードとの接続ノードは、前記第3のスイッチング素子の制御電極に接続される、請求項1に記載の同期整流回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011241A JP2010172092A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 同期整流回路 |
EP10151136.8A EP2211450A3 (en) | 2009-01-21 | 2010-01-20 | Synchronous Rectifier Circuit Capable of Preventing Flow-Through Current |
US12/690,399 US8284573B2 (en) | 2009-01-21 | 2010-01-20 | Synchronous rectifier circuit capable of preventing flow-through current |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011241A JP2010172092A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 同期整流回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010172092A true JP2010172092A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42235900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009011241A Withdrawn JP2010172092A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 同期整流回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8284573B2 (ja) |
EP (1) | EP2211450A3 (ja) |
JP (1) | JP2010172092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7084090B2 (ja) | 2017-12-07 | 2022-06-14 | Fdk株式会社 | スイッチング電源 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2289159B1 (en) * | 2008-06-17 | 2019-01-30 | Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) | A power converter |
TWI401866B (zh) * | 2010-07-20 | 2013-07-11 | Niko Semiconductor Co Ltd | 預測式同步整流控制器、具有該預測式同步整流控制器之交換式電源轉換電路以及其控制方法 |
KR101408600B1 (ko) * | 2013-01-25 | 2014-06-17 | 삼성전기주식회사 | 스위칭 컨버터 및 이를 이용한 ac어댑터 |
JP2014166024A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Rohm Co Ltd | 電力供給装置およびその起動方法、acアダプタ、電子機器および電力供給システム |
CN105490548B (zh) * | 2014-09-15 | 2018-07-03 | Tdk株式会社 | 开关电源装置 |
JP6218722B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2017-10-25 | コーセル株式会社 | スイッチング電源装置 |
CN105337517A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-17 | 张艳艳 | 一种Flyback电路 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136726A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-24 | Nec Corp | High voltage mos inverter and its drive method |
FR2658968B1 (fr) * | 1990-02-28 | 1992-05-07 | Cit Alcatel | Dispositif de protection contre les perturbations engendrees par la connexion a une source d'alimentation electrique continue ou la deconnexion de cette source d'un ensemble electronique, sur l'alimentation delivree par cette source. |
JP4618881B2 (ja) | 2000-12-26 | 2011-01-26 | 新電元工業株式会社 | 同期整流型フォワードコンバータ |
JP2002335675A (ja) | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Fujitsu Ltd | 同期整流回路 |
US7116562B2 (en) * | 2002-11-19 | 2006-10-03 | Cosel Co., Ltd. | Synchronous rectification switching power supply |
JP4315097B2 (ja) * | 2004-11-19 | 2009-08-19 | サンケン電気株式会社 | スイッチング電源装置 |
US7196920B2 (en) * | 2004-12-29 | 2007-03-27 | Astec International Limited | Synchronous rectifier drive circuit for low output voltage active clamp forward converter |
JP4745043B2 (ja) | 2005-12-14 | 2011-08-10 | オリジン電気株式会社 | 電源回路 |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009011241A patent/JP2010172092A/ja not_active Withdrawn
-
2010
- 2010-01-20 EP EP10151136.8A patent/EP2211450A3/en not_active Withdrawn
- 2010-01-20 US US12/690,399 patent/US8284573B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7084090B2 (ja) | 2017-12-07 | 2022-06-14 | Fdk株式会社 | スイッチング電源 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2211450A3 (en) | 2014-07-23 |
US20100182807A1 (en) | 2010-07-22 |
US8284573B2 (en) | 2012-10-09 |
EP2211450A2 (en) | 2010-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9287792B2 (en) | Control method to reduce switching loss on MOSFET | |
US9094006B2 (en) | Control device for a resonant apparatus | |
US10250145B2 (en) | Device for avoiding hard switching in resonant converter and related method | |
EP1806832A1 (en) | DC to DC converter | |
US8284573B2 (en) | Synchronous rectifier circuit capable of preventing flow-through current | |
JP2007043886A (ja) | 電力スイッチングデバイス用の絶縁ゲートドライバ回路 | |
JP2008312399A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2011166965A (ja) | アクティブスナバ回路及び電源回路 | |
US20110182090A1 (en) | Switching controller for power converters | |
TW202038539A (zh) | 用於切換模式電力供應器之同步整流器控制及用於其之方法 | |
US8503195B1 (en) | System and method for zero volt switching of half bridge converters during startup and short circuit conditions | |
US6580626B2 (en) | Switching power supply | |
US20060034107A1 (en) | Bipolar bootstrap top switch gate drive for half-bridge semiconductor power topologies | |
JP5012404B2 (ja) | 同期整流型dc−dcコンバータ | |
US11075582B2 (en) | Switching converter | |
US9564819B2 (en) | Switching power supply circuit | |
JP4605532B2 (ja) | 多出力型スイッチング電源装置 | |
JP4172569B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP5129208B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP4465713B2 (ja) | スイッチング電源装置及び同期整流回路 | |
JP4745043B2 (ja) | 電源回路 | |
US7881083B2 (en) | Switch control device, switch control method, and converter using the same | |
JP2018046699A (ja) | 電源制御装置、および絶縁型スイッチング電源装置 | |
JP6775365B2 (ja) | 絶縁型スイッチング電源装置、および電源制御装置 | |
JP2016197935A (ja) | スイッチング電源回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120403 |