JP2010172050A - Dc/dcコンバータ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】容量の高電位側電位のオーバーシュートを抑制することができるDC/DCコンバータ回路を提供すること。
【解決手段】本発明に係るDC/DCコンバータ回路は、第1の容量C1と、一端が第1の容量C1の第1の端子に接続され、他端が第1の電源VDDに接続された第1のスイッチSW1と、一端が第1の容量C1の第2の端子に接続され、他端が第2の電源GNDに接続された第2のスイッチSW2と、一端が第1の容量C1の第1の端子に接続され、他端が出力端子OUTに接続された第3のスイッチSW3と、第1の容量C1の第2の端子に、出力が電気的に接続された増幅器1と、前記第1の容量の第1の端子に接続され、増幅器1に与える帰還電圧を生成する分圧抵抗2と、を有する昇圧回路5を備えるものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るDC/DCコンバータ回路は、第1の容量C1と、一端が第1の容量C1の第1の端子に接続され、他端が第1の電源VDDに接続された第1のスイッチSW1と、一端が第1の容量C1の第2の端子に接続され、他端が第2の電源GNDに接続された第2のスイッチSW2と、一端が第1の容量C1の第1の端子に接続され、他端が出力端子OUTに接続された第3のスイッチSW3と、第1の容量C1の第2の端子に、出力が電気的に接続された増幅器1と、前記第1の容量の第1の端子に接続され、増幅器1に与える帰還電圧を生成する分圧抵抗2と、を有する昇圧回路5を備えるものである。
【選択図】図1
Description
本発明はDC/DCコンバータ回路に関し、特に、チャージポンプ回路と差動増幅器とを備えたDC/DCコンバータ回路に関する。
携帯電話、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ(DSC:Digital Still Camera)などの携帯機器では、DC/DCコンバータ回路を利用して、3V程度の電源電圧から液晶表示駆動に必要な5V程度の電圧を生成している。携帯機器では、小型化、低消費電力化が進んでおり、DC/DCコンバータ回路でも、周辺部品数の削減、低消費電力化などが進んでいる。
ところで、近年の液晶表示色数の増加は著しく、これに応じて表示階調数も増加している。液晶駆動回路では、階調に応じた駆動電圧を生成する必要があるため、階調間の駆動電圧間隔も狭くする必要がある。具体的には、例えば、数十mV程度の精度をもった電圧生成用のDC/DCコンバータ回路が必要となる。
DC/DCコンバータ回路には、様々な方式があるが、中でもチャージポンプ回路は必要とする部品の総容積が小さいので、携帯機器において多用されている。しかしながら、チャージポンプ回路は出力電圧にリップルを伴うので、出力電圧の安定化が課題となっている。
この課題に対しては、差動増幅器を用いた安定化電源回路を用いることができる(例えば、特許文献1)。差動増幅器は、所定の基準電圧を非反転入力端子に供給し、反転入力端子には差動増幅器の出力電圧の作用を受ける帰還点を接続することにより、帰還点の電圧を基準電圧に等しくするように作用する。ここで、差動増幅器は、帰還点の電圧を所定の基準電圧に等しく維持するように機能するだけであるから、出力電圧範囲などは設計条件に依存する。そして、安定化電源回路の出力電圧は、安定化電源回路の出力と差動増幅器の出力との間に、電池や容量などの電位差を生じる手段を用いれば、差動増幅器の電源範囲とは全く異なる電圧を出力することができる。
図8は、関連技術のDC/DCコンバータ回路図である。このDC/DCコンバータ回路は、チャージポンプ回路4、差動増幅器1を備える。チャージポンプ回路4は、容量C1、容量C1の充電及び昇圧を行なうスイッチSW1〜SW4を備える。差動増幅器1は、分圧抵抗2を構成する抵抗R1と抵抗R2の接続点を帰還点とし、帰還点の電圧VDと基準電圧VREFとを比較して増幅器出力電圧VAMPを制御する。抵抗R1と抵抗R2とは、出力電圧VOUTを出力する出力端子OUTとグランドGNDとの間で直列接続されている。
チャージポンプ回路4では、スイッチSW1及びSW2と、スイッチSW3及びSW4とが相補的に動作する。スイッチSW1及びSW2がオン、スイッチSW3及びSW4がオフの場合、容量C1に電源電圧VDDに相当する電荷が充電される。次に、スイッチSW1及びSW2がオフ、スイッチSW3及びSW4がオンになると、容量C1に充電された電荷に基づいて昇圧された電圧が出力端子OUTに出力される。このとき、差動増幅器1からの出力は、スイッチSW4、容量C1、スイッチSW3、分圧抵抗2を介し、差動増幅器1の反転入力端子に戻る。すなわち、負帰還回路が構成されるため、出力電圧VOUTは、式(1)で示すように維持される。
VOUT=VREF×(R1+R2)/R2・・・(1)
VOUT=VREF×(R1+R2)/R2・・・(1)
より詳細に説明する。差動増幅器1は、出力電圧VOUTを分圧抵抗2により分圧した帰還点の電圧VDと、基準電圧VREFとを比較して増幅器出力電圧VAMPを制御する。スイッチSW1及びSW2がオフ、スイッチSW3及びSW4がオンの場合、差動増幅器1の出力端子はスイッチSW4を介して容量C1の低電位側端子に接続されているから、容量C1の低電位側電位V1は増幅器出力電圧VAMPに等しくなる。一方、容量C1の高電位側電位V2は、低電位側電位V1よりも容量C1の充電電圧分だけ高くなる。また、容量C1の高電位側端子はスイッチSW3を介して出力端子OUTに接続されているので、出力電圧VOUTは容量C1の高電位側電位V2に等しくなる。出力端子OUTは分圧抵抗2にも接続されているので、出力電圧VOUTは差動増幅器1にフィードバックされる。そのため、負荷3による消費が有っても、あるいは、ノイズ等に妨害されても、出力電圧VOUTは、式(1)で示すように、一定となる。
しかしながら、図8のDC/DCコンバータ回路では、下記に詳述するように、容量C1の高電位側電位V2が一時的に目標電圧を超えるオーバーシュートが発生する。そのため、オーバーシュートを考慮してLSIの素子耐圧を設計する必要があり、LSIの面積増加や製造工程の変更等、製造コストが増大するという問題があった。また、負荷3により出力電圧VOUTが低下し、リップルが生じるという問題があった。
図9に示した波形図を用いて詳細に説明する。チャージポンプ回路4のスイッチSW1及びSW2がオフ、スイッチSW3及びSW4がオンの場合、負荷3はスイッチSW3を介して容量C1に充電された電荷を消費するが、差動増幅器1が帰還動作により容量C1の低電位側電位V1を上昇させる。そのため、出力電圧VOUTは式(1)に示すように維持される。
負荷3に流れる電流をILとしたとき、時間T1あたりの容量C1の低電位側電位V1の上昇電圧ΔV1は式(2)で表される。
ΔV1=IL×T1/C1・・・(2)
差動増幅器1による帰還動作状態に切り替わった直後は、スイッチSW3の寄生抵抗の影響により出力電圧VOUTの変化が容量C1の高電位側電位V2の変化よりも遅延する。そのため、差動増幅器1は応答遅延を生じ、一時的に差動増幅器1の出力電圧VAMPは電源電圧VDDにまで上昇する可能性が有る。すると、容量C1の高電位側電位V2は最大で2×VDDとなり、容量C1の高電位側電位V2のオーバーシュートの最大振幅電圧ΔVは式(1)を利用して式(3)で表される。
ΔV=2×VDD−VOUT
=2×VDD−(VREF×(R1+R2)/R2)・・・(3)
ΔV1=IL×T1/C1・・・(2)
差動増幅器1による帰還動作状態に切り替わった直後は、スイッチSW3の寄生抵抗の影響により出力電圧VOUTの変化が容量C1の高電位側電位V2の変化よりも遅延する。そのため、差動増幅器1は応答遅延を生じ、一時的に差動増幅器1の出力電圧VAMPは電源電圧VDDにまで上昇する可能性が有る。すると、容量C1の高電位側電位V2は最大で2×VDDとなり、容量C1の高電位側電位V2のオーバーシュートの最大振幅電圧ΔVは式(1)を利用して式(3)で表される。
ΔV=2×VDD−VOUT
=2×VDD−(VREF×(R1+R2)/R2)・・・(3)
図10は図8のDC/DCコンバータ回路の昇圧動作の波形図である。上述の通り、充電期間から昇圧期間へ推移する際に、出力電圧VOUTの変化が容量C1の高電位側電位V2の変化に対して遅延する。分圧抵抗2は出力端子OUTに接続されており、また、遅延要素を含まないため、帰還点の電圧VDの変化は出力電圧VOUTの変化に追従する。よって、容量C1の高電位側端子から分圧抵抗2の帰還点まで遅延が発生し、差動増幅器1の応答遅延が大きくなるので、図9に示す波形の通り、容量C1の高電位側電位V2がオーバーシュートする。例えば、差動増幅器1の電源電圧がVDDであれば、容量C1の高電位側端子V2の出力は目標電圧を超え、2×VDDまで上昇する。
次に、チャージポンプ回路4のスイッチSW1及びSW2がオン、スイッチSW3及びSW4がオフの場合、容量C1は電源電圧VDDに相当する電荷を充電する。この場合、差動増幅器1による負帰還経路は断たれている。また、容量C1からの放電も行なわれないため、出力端子OUTに接続される負荷3は容量C2に充電されている電荷を消費するだけであり、出力電圧VOUTは低下する。すなわち、リップルが生じる。負荷3に流れる電流をILとしたとき、時間T2あたりの出力電圧VOUTのリップルによる低下電圧ΔV2は式(4)で表される。
ΔV2=IL×T2/C2・・・(4)
ΔV2=IL×T2/C2・・・(4)
以上のように、特許文献1に記載の回路構成では、容量の高電位側電位がオーバーシュートするという問題があった。また、出力電圧が低下し、リップルが生じるという問題があった。
本発明に係るDC/DCコンバータ回路は、第1の容量と、一端が前記第1の容量の第1の端子に接続され、他端が第1の電源に接続された第1のスイッチと、一端が前記第1の容量の第2の端子に接続され、他端が第2の電源に接続された第2のスイッチと、一端が前記第1の容量の第1の端子に接続され、他端が出力端子に接続された第3のスイッチと、前記第1の容量の第2の端子に、出力が電気的に接続された増幅器と、前記第1の容量の第1の端子に接続され、前記増幅器に与える帰還電圧を生成する分圧抵抗と、を有する昇圧回路を備えるものである。
本発明により、容量の高電位側電位のオーバーシュートを抑制することができるDC/DCコンバータ回路を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
実施の形態1
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るDC/DCコンバータ回路の回路図である。図1に示すDC/DCコンバータ回路は、チャージポンプ回路4、差動増幅器1及び分圧抵抗2を備える昇圧回路5と、この昇圧回路5に並列接続された平滑用の容量C2とを備える。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るDC/DCコンバータ回路の回路図である。図1に示すDC/DCコンバータ回路は、チャージポンプ回路4、差動増幅器1及び分圧抵抗2を備える昇圧回路5と、この昇圧回路5に並列接続された平滑用の容量C2とを備える。
チャージポンプ回路4は、容量C1、容量C1の充電と昇圧とを切替えるスイッチSW1〜SW4を備える。具体的には、容量C1の低電位側端子は、並列に接続されたスイッチSW2及びSW3の一端に接続されている。スイッチSW2の他端はグランドGNDに接続され、スイッチSW4の他端は差動増幅器1の出力端子に接続されている。一方、容量C1の高電位側端子は、並列に接続されたスイッチSW1及びSW3の一端に接続されている。スイッチSW1の他端は電源VDDに接続され、スイッチSW3の他端は出力端子OUTに接続されている。
差動増幅器1の非反転端子は基準電圧VREFに接続されている。差動増幅器1の反転端子は、直列接続された抵抗R1と抵抗R2との接続点である帰還点に接続されている。差動増幅器1の出力端子は、上記の通り、スイッチSW4を介して容量C1に接続されている。そして、容量C1の高電位側端子は、スイッチSW3を介さずに、抵抗R1に接続されている。換言すると、抵抗R1及び抵抗R2から構成される分圧抵抗2は、スイッチSW3に対し前記第1の容量と並列に接続されている。差動増幅器1は、分圧抵抗2により生成される帰還点の電圧VDと基準電圧VREFとを比較して増幅器出力電圧VAMPを制御する。
分圧抵抗2を構成する抵抗R1と抵抗R2とは、出力端子OUTとグランドGNDとの間で直列接続されている。具体的には、抵抗R1の他端はスイッチSW3を介して出力端子OUTに接続されている。一方、抵抗R2の他端はグランドGNDに接続されている。
図2は、図1に示すDC/DCコンバータ回路の波形図である。チャージポンプ回路4は、スイッチSW1及びSW2と、スイッチSW3及びSW4が相補的に動作する。これにより、容量C1に対する充電と、容量C1の昇圧が交互に行われる。
まず、充電期間(図2での時間T2)の動作について説明する。チャージポンプ回路4のスイッチSW1及びSW2がオン、スイッチSW3及びSW4がオフの場合、容量C1に電源電圧VDDに相当する電荷が充電される。ここで、差動増幅器1による負帰還経路が断たれている。また、容量C1からの放電も行なわれないため、出力端子OUTに接続される負荷3は容量C2に充電されている電荷を消費するだけであり、出力電圧VOUTは低下する。負荷3に流れる電流をILとしたとき、時間T2あたりの出力電圧VOUTの低下電圧ΔV2は式(5)で表される。
ΔV2=IL×T2/C2・・・(5)
ΔV2=IL×T2/C2・・・(5)
次に、昇圧期間(図2での時間T1)の動作について説明する。チャージポンプ回路4のスイッチSW1及びSW2がオフ、スイッチSW3及びSW4がオンの場合、差動増幅器1からの出力はスイッチSW4、容量C1、分圧回路2を介し差動増幅器1の反転入力端子に戻る。すなわち、負帰還回路が構成されるため、分圧抵抗2に接続された容量C1の高電位側端子の電位V2は、式(6)で示す電圧に昇圧され、維持される。
V2=VREF×(R1+R2)/R2・・・(6)
ここで、容量C1の高電位側電位V2が一定値を維持している状態では、出力電圧VOUTは容量C1の高電位側電位V2に等しい。一方、図2に示されるように、容量C1の低電位側電位V1は、時間T1において上昇する。なぜなら、負荷3はスイッチSW3を介して容量C1に充電された電荷を消費するが、その影響を受けず容量C1の高電位側電位V2は式(6)に示す一定電圧を維持するように作用するからである。負荷3に流れる電流をILとしたとき、時間T1あたりの容量C1の低電位側電位V1の上昇電圧ΔV1は式(7)で表される。
ΔV1=IL×T1/C1・・・(7)
V2=VREF×(R1+R2)/R2・・・(6)
ここで、容量C1の高電位側電位V2が一定値を維持している状態では、出力電圧VOUTは容量C1の高電位側電位V2に等しい。一方、図2に示されるように、容量C1の低電位側電位V1は、時間T1において上昇する。なぜなら、負荷3はスイッチSW3を介して容量C1に充電された電荷を消費するが、その影響を受けず容量C1の高電位側電位V2は式(6)に示す一定電圧を維持するように作用するからである。負荷3に流れる電流をILとしたとき、時間T1あたりの容量C1の低電位側電位V1の上昇電圧ΔV1は式(7)で表される。
ΔV1=IL×T1/C1・・・(7)
ここで、充電期間から昇圧期間へ推移する際、容量C1の高電位側端子から分圧抵抗2の帰還点までの遅延が無く、差動増幅器1の応答遅延が非常に小さい。そのため、容量C1の高電位側電位V2が目標電圧を超えるオーバーシュートは発生しない。
図1に示すDC/DCコンバータ回路における昇圧開始直後の過渡期の動作について、図3に示す波形図を参照しながら説明する。図3は図1に示すDC/DCコンバータ回路の昇圧動作の波形図である。本発明のDC/DCコンバータ回路は、分圧抵抗2が、容量C1の高電位側端子に、直接接続されている。そのため、充電期間から昇圧期間へ推移する際、容量C1の高電位側端子では、スイッチSW3の寄生抵抗及び容量C2の時定数による遅延がない。すなわち、分圧抵抗2の帰還点の電圧VDは、容量C1の高電位側電位V2の変化に追従する。また、差動増幅器1の帰還経路中に遅延がほとんど無いため、良好な応答特性を実現することができる。そのため、図3に示すように、容量C1の高電位側電位V2のオーバーシュートの発生を抑えることができる。
なお、電源VDDがグランドGNDに対し正電位の場合について説明したが、電源VDDがグランドGNDに対し負電位であってもよい。
実施の形態2
次に、他の実施の形態について説明する。図4に本発明の実施の形態2に係るDC/DCコンバータ回路の回路図を示す。実施の形態1と同一の回路構成要素は、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
次に、他の実施の形態について説明する。図4に本発明の実施の形態2に係るDC/DCコンバータ回路の回路図を示す。実施の形態1と同一の回路構成要素は、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
図4に示すDC/DCコンバータ回路の差動増幅器11は、出力状態がフローティング状態となるように制御することができる。その出力は、チャージポンプ回路41のスイッチを介さずに容量C1の低電位側端子に接続されている。また、出力状態は制御信号AmpENによりフローティング状態と駆動状態の2つの状態を取るように制御されることを特徴としている。そして、スイッチSW1及びSW2と、スイッチSW3及び信号AmpENとが相補的に動作することにより、容量C1に対する充電動作と、昇圧動作が交互に行われる。
図5は、図4の差動増幅器11の回路の一例であり、制御信号AmpENにより、差動増幅器11の出力をフローティング状態又は駆動状態に切り替えることができる。制御信号AmpENにHレベルを入力すると、2つの差動入力端子INP(非反転入力端子)及びINN(反転入力端子)の電圧差に応じて、各入力が接続されたMOSトランジスタM1及びM2のドレイン電位が決まる。ここで、INPに基準電圧VREFが与えられている。MOSトランジスタM1のドレインは出力部のMOSトランジスタM3のゲートに接続されているので、差動増幅器11の出力電圧VAMPはINPとINNとの電圧差により制御される。差動増幅器11において制御信号AmpENにLレベルを入力すると、MOSトランジスタM4及びM5がオフ状態となることにより電流経路が遮断される。同時に、MOSトランジスタM3のゲート端子と電源VDDとの間に接続されたMOSトランジスタM6がオン状態となる。そのため、MOSトランジスタM3はオフ状態となるため、出力はフローティング状態となる。また、MOSトランジスタM7、M8は、能動負荷としてカレントミラーを構成している。図中、I1、I2は定電流源である。
以下に、図6の波形図を参照して、図4に示したDC/DCコンバータ回路の動作について説明する。まず、充電期間(図6での時間T2)の動作について説明する。チャージポンプ回路41のスイッチSW1及びSW2がオン、スイッチSW3がオフ、制御信号AmpENはLレベルにして差動増幅器11の出力をフローティング状態にする。これにより容量C1は電源電圧VDDに相当する電荷を充電する。
次に、昇圧期間(図6での時間T1)の動作について説明する。チャージポンプ回路41のスイッチSW1及びSW2がオフ、スイッチSW3がオン、信号AmpENはHレベルにして差動増幅器11の出力を駆動状態にする。これにより、容量C1を昇圧する。
図4に示す実施の形態2のDC/DCコンバータ回路でも、図1に示す実施の形態1のDC/DCコンバータ回路と同様に、分圧抵抗2が、容量C1の高電位側端子に、直接接続されている。そのため、図6は図2と同様の波形図となる。すなわち、容量C1の高電位側電位V2のオーバーシュートの発生を抑えることができる。
さらに、図4に示す実施の形態2のDC/DCコンバータ回路の特徴は、図1に示す実施の形態1のDC/DCコンバータ回路におけるスイッチSW4がない点である。スイッチSW4は低いオン抵抗が要求されるので、LSI上の占有面積が大きい。したがって、これを無くすことによるLSIのチップ面積低減の効果は大きい。また、昇圧動作時に、差動増幅器1の出力から容量C1に至る経路上に、スイッチSW4の寄生抵抗が存在しない分、昇圧効率が向上する。
実施の形態3
次に、他の実施の形態について説明する。図7に本発明の実施の形態3に係るDC/DCコンバータ回路の回路図を示す。実施の形態1と同一の回路構成要素は、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
次に、他の実施の形態について説明する。図7に本発明の実施の形態3に係るDC/DCコンバータ回路の回路図を示す。実施の形態1と同一の回路構成要素は、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
本発明の実施の形態3は、並列接続された第1の昇圧回路5a、第2の昇圧回路5b、及び平滑用の容量C2を備える。換言すれば、図1のDC/DCコンバータ回路に、さらに、図1の昇圧回路5を並列に接続した構成である。
第1の昇圧回路5aは、チャージポンプ回路4a、差動増幅器1a及び分圧抵抗2aを備える。ここで、チャージポンプ回路4aは、容量C1aと、スイッチSW1a〜SW4aを備える。差動増幅器1aは、分圧回路2aを構成する抵抗R1aと抵抗R2aとの接続点を帰還点とし、この帰還点の電圧VDaと基準電圧VREFとを比較して出力電圧VAMPaを制御する。すなわち、図1の昇圧回路5と同様の回路構成である。
第2の昇圧回路5bは、チャージポンプ回路4b、差動増幅器1b及び分圧抵抗2bを備える。ここで、チャージポンプ回路4bは、容量C1bと、スイッチSW1b〜SW4bを備える。差動増幅器1bは、分圧回路2bを構成する抵抗R1bと抵抗R2bとの接続点を帰還点とし、この帰還点の電圧VDbと基準電圧VREFとを比較して出力電圧VAMPbを制御する。すなわち、図1の昇圧回路5と同様の回路構成である。
チャージポンプ回路4aとチャージポンプ回路4bは、それぞれの容量C1a、C1bに対する充電動作と昇圧動作を相補的に行なう。出力端子OUTに接続される負荷3によって消費される電荷は、昇圧動作をしているチャージポンプ回路の容量から賄うことになる。
まず、チャージポンプ回路4bが充電中、チャージポンプ回路4aは昇圧する。具体的には、スイッチSW1a及びSW2aがオフ、スイッチSW3a及びSW4aがオンになると、容量C1aに充電された電荷を出力端子OUTへ放電する。このとき、差動増幅器1aの出力は、スイッチSW4a、容量C1a、分圧回路2aを経て差動増幅器1aの反転入力に戻り、負帰還回路を構成する。そのため、分圧抵抗2aに接続された容量C1aの高電位側電位V2aは一定値を維持する。そして、容量C1aからスイッチSW3aを介して電荷が供給され、出力電圧VOUTは一定値を維持する。
ここで、出力端子OUTに接続された負荷3は、スイッチSW3aを介して容量C1aに充電された電荷を消費する。しかしながら、差動増幅器1aは帰還動作によって容量C1aの低電位側電位V1aを上昇させるため、出力電圧VOUTは低下しない。
次に、チャージポンプ回路4aが充電中、チャージポンプ回路4bは昇圧する。具体的には、スイッチSW1b及びSW2bがオフ、スイッチSW3b及びSW4bがオンになると、容量C1bに充電された電荷を出力端子OUTへ放電する。このとき、差動増幅器1bの出力は、スイッチSW4b、容量C1b、分圧回路2bを経て差動増幅器1bの反転入力に戻り、負帰還回路を構成する。そのため、分圧抵抗2bに接続された容量C1bの高電位側電位V2bは一定値を維持する。そして、容量C1bからスイッチSW3bを介して電荷が供給され、出力電圧VOUTは一定値を維持する。
ここで、出力端子OUTに接続された負荷3は、スイッチSW3bを介して容量C1bに充電された電荷を消費する。しかしながら、差動増幅器1bは帰還動作によって容量C1bの低電位側電位V1bを上昇させるため、出力電圧VOUTは低下しない。すなわち、リップルを低減することができる。
以上説明したように、チャージポンプ回路4a及びチャージポンプ回路4bのいずれかが交互に出力電圧VOUTを一定値に維持し、負荷による出力電圧低下を防止することができる。この場合、容量C2はなくてもよい。さらに、実施の形態2に示した差動増幅器11を用いることにより、スイッチSW4a及びSW4bをなくすこともできる。
1、1a、1b、11 差動増幅器
2、2a、2b 分圧抵抗
3 負荷
4、4a、4b、41 チャージポンプ回路
5、5a、5b 昇圧回路
SW1、SW1a、SW1b スイッチ
SW2、SW2a、SW2b スイッチ
SW3、SW3a、SW3b スイッチ
SW4、SW4a、SW4b スイッチ
C1、C1a、C1b、C2、C2a、C2b 容量
R1、R1a、R1b、R2、R2a、R2b 抵抗
M1〜M8 MOSトランジスタ
I1、I2 定電流源
2、2a、2b 分圧抵抗
3 負荷
4、4a、4b、41 チャージポンプ回路
5、5a、5b 昇圧回路
SW1、SW1a、SW1b スイッチ
SW2、SW2a、SW2b スイッチ
SW3、SW3a、SW3b スイッチ
SW4、SW4a、SW4b スイッチ
C1、C1a、C1b、C2、C2a、C2b 容量
R1、R1a、R1b、R2、R2a、R2b 抵抗
M1〜M8 MOSトランジスタ
I1、I2 定電流源
Claims (5)
- 第1の容量と、
一端が前記第1の容量の第1の端子に接続され、他端が第1の電源に接続された第1のスイッチと、
一端が前記第1の容量の第2の端子に接続され、他端が第2の電源に接続された第2のスイッチと、
一端が前記第1の容量の第1の端子に接続され、他端が出力端子に接続された第3のスイッチと、
前記第1の容量の第2の端子に、出力が電気的に接続された増幅器と、
前記第1の容量の第1の端子に接続され、前記増幅器に与える帰還電圧を生成する分圧抵抗と、を有する昇圧回路を備えるDC/DCコンバータ回路。 - 一端が前記第1の容量の第2の端子に接続され、他端が前記増幅器の出力に接続された第4のスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ回路。
- 前記増幅器は、当該増幅器に入力された制御信号により動作状態を切替えられることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ回路。
- 前記昇圧回路と並列に接続された第2の容量をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のDC/DCコンバータ回路。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇圧回路と請求項1〜3のいずれか一項に記載の昇圧回路とが並列に接続されたことを特徴とするDC/DCコンバータ回路。
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