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JP2010167106A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Shinji Yasunaga
新二 安永
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Abstract

【課題】低温化された液体の冷媒を内視鏡の先端部に導入することで高い冷却能力を有する冷却機構を備えた内視鏡装置を提供する。
【解決手段】冷却機構が、内視鏡の先端部に配置された被冷却部材に接する、冷媒が循環する流路を有する冷却ブロックと、流路に冷媒を供給する冷媒供給チューブと、内視鏡の先端部近傍に熱交換部を配置したジュールトムソン冷凍機と、を備え、ジュールトムソン冷凍機の熱交換部と冷媒供給チューブとが熱的に接触している。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡装置、特に冷却機構を備えた内視鏡装置に関するものである。
内視鏡装置の機能の高度化に伴い、先端部の電子部品が発する熱による電子部品の性能の低下が問題となっている。具体的には先端部に配置された照明用光源装置の温度上昇による照度の低下や、撮像モジュールの温度上昇による熱ノイズに起因した画像品質の低下などである。このような問題に対処するため、例えば特開2003−38437(特許文献1)には、スコープ内に配置された照明用LED(Light Emitting Diode)を冷却するために、スコープ外部にも設けられたタンクからポンプを用いて冷却液をLED近傍まで循環させることでLEDを冷却する方法が開示されている。
この技術については図7を用いて説明する。図7は、従来の内視鏡の構成を示すブロック図である。
発光ダイオード934を有する光源部920、ポンプ942、水Wの入ったタンク923、循環路として各管941A、941B、945A、945B、中継管946が設けられ、所定の状態でポンプ駆動制御回路944がポンプ942を作動させる。その結果、水Wは光源部920を冷却するために、管941A、管945A、中継管946、管945B、管941Bによって構成される循環管路を循環しながら流れ続ける。このように液体が光源周りを流れることによって光源周りで熱が吸収され、光源における温度が低下する。このような冷却作用により、光源の温度が上昇して発光輝度が低下することを防ぐことで、明るい被写体像を観察することができる。
特開2003−38437号公報
しかしながら、一般的に内視鏡の先端部の発熱部位を冷却することを考えた場合、被冷却部材近傍で冷媒が循環する管路の表面積を大きくすることはスペース上の制約からして困難である。管路の表面積が小さい状態で高い冷却能力を得るためには、内視鏡のスコープ外部で低温化された冷媒を用いることも考えられるが、内視鏡の細いスコープ径で許容される細い冷媒管路で内視鏡の先端部まで冷媒を導入しようとすると、管路の途中での周囲との熱交換によって温度が上昇してしまい、先端部に到達する際にはほぼ環境温度、例えば医療用内視鏡の場合は通常は体温程度、まで上昇してしまう。このため、内視鏡先端部における従来の液体管路による冷却はその冷却能力に限界があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低温化された液体の冷媒を内視鏡の先端部に導入することで高い冷却能力を有する冷却機構を備えた内視鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内視鏡装置は、冷却機構を有する内視鏡装置であって、冷却機構が、内視鏡の先端部に配置された被冷却部材に接する、冷媒が循環する流路を有する冷却ブロックと、流路に冷媒を供給する冷媒供給チューブと、内視鏡の先端部近傍に熱交換部を配置したジュールトムソン冷凍機と、を備え、ジュールトムソン冷凍機の熱交換部と冷媒供給チューブとが熱的に接触していることを特徴としている。
本発明に係る内視鏡装置において、熱交換部は、内視鏡の先端部から長手方向に延在することが好ましい。
本発明に係る内視鏡装置において、冷媒が液体であることが好ましい。
本発明に係る内視鏡装置において、ジュールトムソン冷凍機が可撓性を有する二重管構造を備え、熱交換部の少なくとも一部が内視鏡の湾曲部にあって冷媒供給チューブと共に湾曲可能であることが好ましい。
本発明に係る内視鏡装置において、冷却ブロックから排出される冷媒を流す冷媒排出チューブを備え、冷媒供給チューブと冷媒排出チューブとを接続して冷媒を循環させるためのポンプ機構が内視鏡のスコープ部に設けられていることが好ましい。
本発明に係る内視鏡装置は、低温化された液体の冷媒を内視鏡の先端部に導入することで高い冷却能力を有する冷却機構を備えることができる、という効果を奏する。
本発明の第1の実施形態の冷却機構の概略構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係る内視鏡装置のスコープ部の概略内部構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る冷却ブロックを内視鏡のスコープ部の内部から見た平面図である。 第1の実施形態に係る内視鏡の先端部の構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成を示す一部断面図である。 (a)は、第2の実施形態に係る内視鏡の先端部の構成を示す正面図であり、(b)は、第2の実施形態に係る内視鏡装置のスコープ部の概略内部構成を示す断面図である。 従来の内視鏡の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る内視鏡装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置について図1から図5を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の冷却機構の概略構造を示す断面図である。図2は、第1の実施形態に係る内視鏡装置のスコープ部100の概略内部構成を示す断面図である。図3は、冷却ブロック130を内視鏡のスコープ部100の内部から見た平面図である。図4は、第1の実施形態に係る内視鏡の先端部の構成を示す正面図である。図5は、第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成を示す一部断面図である。
第1の実施形態に係る内視鏡装置は、図5に示すように、スコープ部100と、ガス供給装置170と、制御装置182と、を備える。スコープ部100(内視鏡)は操作部160を備える。さらに、この内視鏡装置は、内視鏡の先端部(先端硬性部)101に配置された被冷却部材を冷却するための冷却機構を有する。
第1の実施形態の冷却機構は、細管状のジュールトムソン冷凍機110と、冷媒供給チューブ120と、冷却ブロック130(図2)と、を備える。
冷媒供給チューブ120は、図1に示すように、ジュールトムソン冷凍機110に沿って直線上に配置される領域121と、ジュールトムソン冷凍機110の先端部近傍に巻き付けられる領域122と、更にその先に延在する領域123と、からなる。また、冷媒供給チューブ120の内部120aには液体の冷媒が供給されており、内視鏡の先端側へ向かう方向(図1中の矢印Aの方向)に送出される。
したがって、ジュールトムソン冷凍機110は、冷媒供給チューブ120の領域122において冷媒供給チューブ120と熱的に接触している。
ジュールトムソン冷凍機110は、図1に示すように、外管111と、外管111内に配置された内管112と、からなる二重管構造を備える。外管111は可撓性を有し、その先端(内視鏡の先端側の端部)は閉じた構造となっている。内管112は、可撓性を有し、その先端部近傍の領域(例えば先端部近傍から10cmほどの領域)で内管112よりも更に細径で可撓性の減圧管113に接続されている。この減圧管113の先端は、外管111の内部111aに対して開放状態となっている。
ここでジュールトムソン冷凍機110の動作について説明する。
内管112の内部112aには高圧ガスが送り込まれ、このガスは、より径の小さい減圧管113の内部113aへ、すなわち先端側へ(図1の矢印B方向へ)流れる。このガスが内管112から減圧管113へ流れて圧力が変化する過程でジュールトムソン効果による温度低下が生じる。こうして低温化したガスは、減圧管113の先端から、外管111の内部111aに吐出して、外管111の内部111aであって減圧管113及び内管112の外側を通って後端側へ(図1の矢印Cの方向へ)流れる。
このとき、内管112の先端部近傍及び減圧管113では、内管112内のガス及び減圧管113内のガスと、減圧管113の先端から吐出して戻っていくガスと、の間で熱交換が生じて、減圧管113の内部113aにおけるジュールトムソン効果と相まって減圧管113の先端から吐出するガスを更に低温化する。すなわち、減圧管113から内管112の先端部近傍までがジュールトムソン冷凍機110の熱交換部110a(図2)として機能する。第1の実施形態に係る冷却機構では、この熱交換部110aは、冷媒供給チューブ120の領域122に対応しており、内視鏡の先端部101から長手方向に延在する。
ここで、内管112内に送り込むガスとして、ジュールトムソン係数の大きな気体を選択すると、例えば外管111の直径が1mm程度で送り込まれる高圧ガスの圧力が数Mpa程度でも、減圧管113の先端から吐出するガスを−70℃程度以下まで低温化することができる。なお、どの程度低温化できるかについては、送り込む高圧ガスの種類、圧力、内管112内での圧力損失、減圧管113の径や長さなどのパラメータによって設定することができる。
このように動作するジュールトムソン冷凍機110の外管111においては、熱交換部110aの外壁に冷媒供給チューブ120が巻き付けられ領域122が形成されている。この領域122では、ジュールトムソン冷凍機110と冷媒供給チューブ120との間で熱交換が生じて冷媒供給チューブ120の内部120aを流れる冷媒が低温化する。ここで、冷媒供給チューブ120がジュールトムソン冷凍機110の外管111に巻き付けられている熱交換領域(冷媒供給チューブ120の領域122に対応する領域)は、外管111内のガスが低温化していることが必要であり、その長さは例えば20〜30cm程度である。また、外管111、内管112、減圧管113、冷媒供給チューブ120は樹脂または肉薄の金属管で構成されており、内視鏡のスコープ部100の動きに対応し得る十分な可撓性を有している。
次に、このような冷却機構を利用した内視鏡装置の構成例について図2を用いて説明する。この内視鏡装置では、スコープ部100内に、ジュールトムソン冷凍機110と冷媒供給チューブ120が配置されている。なお、スコープ部100は、内視鏡における、光学系や撮像モジュールが配置される先端硬性部と、アングルワイヤ等で湾曲可能な湾曲部と、可撓性を有する蛇管部と、からなる。また、ジュールトムソン冷凍機110の内管111に送り込まれる高圧ガスは内視鏡装置のスコープ部100の外部から供給される。
冷媒供給チューブ120の領域123は、冷媒供給チューブ120のジュールトムソン冷凍機110の先端部から突出しており、冷却ブロック130に接続されている。冷却ブロック130には流路131が形成され、冷媒供給チューブ120の領域123はその流路131の注入口132に接続されている。また、流路131の流出口133には冷媒排出チューブ140が接続されている。ここで、冷却ブロック130は熱伝導率の高い金属材料で形成されていることが好ましい。
さらに冷却ブロック130の一面には被冷却部材150が接合されている。ここで被冷却部材150は、LEDを実装した基板や、撮像素子やその周辺回路(ドライバ)を実装した撮像モジュールの基板など、内視鏡の先端部101に配置される発熱源を含んだ電子部品が適用可能であり、第1の実施形態の内視鏡においては、複数のLEDを実装した基板である。
冷却ブロック130は、内視鏡の先端部101に配置されるため、サイズに制約がある。例えば、冷却ブロック130内の流路131の最大長さは1〜2cm以下程度である。これに対して、第1の実施形態の冷却機構では、冷却ブロック130の近傍で冷媒供給チューブ120内の冷媒がジュールトムソン冷凍機110によって冷却されているため、低温の冷媒を冷却ブロック130の流路131内に注入することが可能であり、これによって高い冷却能力を得ることができる。
ここで、冷媒供給チューブ120は、領域122において、ジュールトムソン冷凍機110に巻き付けられて熱的に接触しており、かつ、この接触領域がスコープ部100の長手方向に延在している。このため、長い領域(例えば20〜30cm)で、冷媒供給チューブ120内の冷媒とジュールトムソン冷凍機110内の低温ガスとの間の熱交換を確保できる。したがって、液体と比較して熱容量の小さい冷却ガスを用いた場合であっても、十分な熱交換を行い、冷媒供給チューブ120内の冷媒を低温化することができる。
このように、内視鏡装置のスコープ部100の外部からジュールトムソン冷凍機110に供給される高圧ガスは、供給時点では常温(環境温度)であっても、内視鏡の先端部101近傍で低温化するので、そのガスと内視鏡の先端部101近傍で熱交換を行った冷媒を低温状態のまま冷却ブロック130に注入することができる。この冷媒は液体であるので、熱容量が大きい為、ジュールトムソン冷凍機110内の低温ガスを直接冷却ブロック130に注入するよりも格段に冷却能力が高くなる。
一方でジュールトムソン冷凍機110の冷却ガスと冷媒供給チューブ120の冷媒との熱交換は内視鏡の先端部101から後方に延在した比較的長い距離で行うことが可能となるので、冷媒を十分に低温化することができる。したがって、スペースの制約の多い内視鏡のスコープ部100で十分に高い能力を有する冷却機構を構成できる。
次に、第1の実施形態における冷却ブロック130及び被冷却部材150の構成について説明する。図3は冷却ブロック130を内視鏡の先端部101の内側から見た図である。冷却ブロック130は、一部が欠けた中空円盤状であり、その内部には、円弧形状に沿って流路131が形成されている。流路131の両端には冷媒供給チューブ120を接続する注入口132と冷媒排出チューブ140を接続する流出口133がそれぞれ設けられている。
図4は内視鏡の先端部101の正面図を示している。図4に示すように、冷却ブロック130に接合された被冷却部材150は、冷却ブロック130に対応した、一部が欠けた中空円盤形状を備える。被冷却部材150は、その背面が冷却ブロック130の前面に接合されている。
被冷却部材150の表面には、照明用のLED151が5個実装されている。ここで、LED151は、冷却ブロック130の流路131に沿って配置されている。なお、LED151への電気配線については図示を省略している。また、内視鏡の先端部101の正面には、被冷却部材150以外の領域に、観察用の対物レンズ152と、鉗子などの処置具を挿抜するためのチャネル153が配置される。
このように本実施形態の内視鏡装置にあっては、照明用LED151が能力の高い冷却機構によって冷却されるので、十分な照度を得るためにLED151へ高い電力を投入しても過度に高温度になることがない。
次に第1の実施形態の内視鏡装置の全体の構成について図5を参照して説明する。
内視鏡装置のスコープ部100の後端部分には操作部160が組み付けられている。この操作部160内にはポンプ161(ポンプ機構)が備えられ、このポンプ161には冷媒供給チューブ120と冷媒排出チューブ140が接続されている。
また、ジュールトムソン冷凍機110は、スコープ部100内に延在するとともに、操作部160内を経て、操作部160の外部に配置したガス供給装置170に接続されている。このガス供給装置170からジュールトムソン冷凍機110の内管111に高圧ガスが供給される。
さらにまた、操作部160には、配線181を介して制御装置182が接続されている。この配線181は、内視鏡の先端部101に配置された照明用のLED151や、対物レンズ152を含む撮像モジュール(詳細図示せず)と電気的に接続されており、LED151や撮像モジュールは制御装置182によって動作が制御される。なお、スコープ部100には、照明用LED151、対物レンズ152を含む撮像モジュール、鉗子などの処置具を挿抜するためのチャネル153などが配置されている。
ポンプ161は、冷媒供給チューブ120及び冷媒排出チューブ140内に充填された冷媒を循環させる機能を有する。細径化が求められるスコープ部100とは異なり、操作部160は比較的スペースに余裕があるため、十分な送液能力を有するポンプを配置することが可能である。このように操作部160内に冷媒循環用のポンプを配置することによって、内視鏡の外部にポンプや冷媒のタンクを配置する必要がなくなるため、省スペース化や操作性の向上を図ることができる。
ここで、冷媒供給チューブ120及び冷媒排出チューブ140の長さは、スコープ部100の先端部101から操作部160までの長いもの(例えば、往復で2〜3m)となる。このため、スコープ部100の先端部101の被冷却部材150の発熱量が大きく、被冷却部材150付近で冷媒が高温度化した場合でも、ポンプ161を介してジュールトムソン冷凍機110の熱交換部110aに到達するまでにほぼ環境温度まで冷却することができる。したがって、内視鏡の外部から常時冷媒を供給する従来の場合と比較しても冷却能力が低下することはない。
なお、冷媒としては熱容量が大きく粘性の低い液体が好ましい、具体的には水、シリコンオイル、フロリナート(商標)が好ましい。
また、ジュールトムソン冷凍機110に用いる高圧ガスは、ジュールトムソン係数が大きく、沸点が低い材料が好ましく、具体的には、窒素、二酸化炭素、エチレンが好ましい。ジュールトムソン冷凍機110内に導入するときのガス圧力としては数Mpa程度が取り扱いの容易さと冷却能力の高さの点から好ましい。
なお、ジュールトムソン冷凍機110の熱交換部110aは、内視鏡の湾曲部もしくは蛇管部に配置することが好ましく、少なくとも一部は湾曲部に配置することが好ましい。これにより、熱交換部110aは、冷却ブロック130に近接して配置される。このような配置は、ジュールトムソン冷凍機110が細径で湾曲可能であることによって可能となっている。ただし、湾曲部のスペースが特に制限されており、湾曲部長さが短いときは、熱交換部を蛇管部に配置しても良い。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置について図6を参照して説明する。図6(a)は、第2の実施形態に係る内視鏡の先端部201の構成を示す正面図であり、(b)は、第2の実施形態に係る内視鏡装置のスコープ部200の概略内部構成を示す断面図である。
第1の実施形態に係る冷却機構が照明用LEDを冷却していたのに対して、第2の実施形態に係る冷却機構は、撮像素子を含む撮像モジュールを冷却する。
内視鏡のスコープ部200には、第1の実施形態のジュールトムソン冷凍機110と同様に、細径二重管構造のジュールトムソン冷凍機210が配置され、その熱交換部210aには冷媒供給チューブ220が巻きつけられている。冷媒供給チューブ220の先端が冷却ブロック230の流路231の注入口に接続され、流路231の流出口に冷媒排出チューブ240が接続されている点も第1の実施形態と同様である。
なお、冷凍機210、冷媒供給チューブ220、及び冷却ブロック230の構成、配置、作用については、第1の実施形態のジュールトムソン冷凍機110、冷媒供給チューブ120、及び冷却ブロック130と同様である。
冷却ブロック230の一面は被冷却部材250の一面に接合されている。被冷却部材250は撮像用の固体撮像素子とそれを駆動するためのドライバチップや周辺回路が実装された撮像ユニットの実装基板である。この被冷却部材250の前面には撮像用光学系252が配置される。スコープ部200にはこのほかに照明用ライトガイド251や、鉗子などを挿抜するためのチャネル253が配置されている。また、スコープ部200では、ライトガイド251に導光するための照明装置をスコープ部200の外部に備えている。
以上の構成により、第2の実施形態のスコープ部200においても、限られたスペースで撮像モジュールを十分に冷却可能となるため、熱ノイズの少ない良好な観察画像が得られる。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1の実施形態と同様である。
以上のように、本発明に係る内視鏡装置は、内視鏡の先端部の発熱部位の冷却が必要な内視鏡装置に適している。
100 スコープ部(内視鏡)
101 先端部
110 ジュールトムソン冷凍機
110a 熱交換部
111 外管
111a 内部
112 内管
112a 内部
113 減圧管
113a 内部
120 冷媒供給チューブ
120a 内部
121、122、123 領域
130 冷却ブロック
131 流路
132 注入口
133 流出口
140 冷媒排出チューブ
150 被冷却部材
152 対物レンズ
153 チャネル
160 操作部
161 ポンプ
170 ガス供給装置
181 配線
182 制御装置
200 スコープ部(内視鏡)
201 先端部
210 ジュールトムソン冷凍機
210a 熱交換部
220 冷媒供給チューブ
230 冷却ブロック
231 流路
240 冷媒排出チューブ
250 被冷却部材
251 ライトガイド
252 撮像用光学系
253 チャネル

Claims (5)

  1. 冷却機構を有する内視鏡装置であって、
    前記冷却機構が、
    内視鏡の先端部に配置された被冷却部材に接する、冷媒が循環する流路を有する冷却ブロックと、
    前記流路に冷媒を供給する冷媒供給チューブと、
    前記内視鏡の先端部近傍に熱交換部を配置したジュールトムソン冷凍機と、
    を備え、
    前記ジュールトムソン冷凍機の熱交換部と前記冷媒供給チューブとが熱的に接触していることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記熱交換部は、前記内視鏡の先端部から長手方向に延在することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記冷媒が液体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記ジュールトムソン冷凍機が可撓性を有する二重管構造を備え、前記熱交換部の少なくとも一部が前記内視鏡の湾曲部にあって前記冷媒供給チューブと共に湾曲可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
  5. 前記冷却ブロックから排出される冷媒を流す冷媒排出チューブを備え、前記冷媒供給チューブと前記冷媒排出チューブとを接続して冷媒を循環させるためのポンプ機構が前記内視鏡のスコープ部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡装置。
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