JP2010037542A - 着色感光性樹脂組成物及びオキシム系光重合開始剤 - Google Patents
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Abstract
Description
Raは下記式(2)を表し、
Rbは一価の有機基を表し、
Rcは下記式(3)
を表す。]
本発明の着色感光性樹脂組成物で使用される光重合性化合物としては、エチレン性不飽和基を有する樹脂又はモノマーが好ましく、これらを組み合わせることがより好ましい。エチレン性不飽和基を有する樹脂とエチレン性不飽和基を有するモノマーとを組み合わせることにより、硬化性を向上させ、パターン形成を容易にすることができる。なお、本明細書では、エチレン性不飽和基を有する化合物のうち、質量平均分子量が1000以上のものを「エチレン性不飽和基を有する樹脂」と称し、質量平均分子量が1000未満のものを「エチレン性不飽和基を有するモノマー」と称することとする。
エチレン性不飽和基を有する樹脂としては、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、カルドエポキシジアクリレート等が重合したオリゴマー類;多価アルコール類と一塩基酸又は多塩基酸とを縮合して得られるポリエステルプレポリマーに(メタ)アクリル酸を反応させて得られるポリエステル(メタ)アクリレート、ポリオールと2個のイソシアネート基を持つ化合物とを反応させた後、(メタ)アクリル酸を反応させて得られるポリウレタン(メタ)アクリレート;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノール又はクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、レゾール型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ポリカルボン酸ポリグリシジルエステル、ポリオールポリグリシジルエステル、脂肪族又は脂環式エポキシ樹脂、アミンエポキシ樹脂、ジヒドロキシベンゼン型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられる。さらに、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂に多塩基酸無水物を反応させた樹脂を好適に用いることができる。
その中でも、下記式(7)で表される化合物が好ましい。この式(7)で表される化合物は、それ自体が、光硬化性が高い点で好ましい。
また、上記式(7)中、mは、0〜20の整数を表す。
エチレン性不飽和基を有するモノマーには、単官能モノマーと多官能モノマーとがある。
単官能モノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、メチロール(メタ)アクリルアミド、メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、ブトキシメトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、クロトン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルフタレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、フタル酸誘導体のハーフ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの単官能モノマーは、単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の着色感光性樹脂組成物で使用されるオキシム系光重合開始剤は、下記式(10)で表される。そして、式(10)中、Ra基として表されるカルバゾール基と、Rc基に含まれるオキシム酸素とが、C=N結合に対してアンチの立体配座、すなわち下記式(11)のような立体配座となるような異性体(アンチ体)の割合が、90%以上であることを特徴とする。このような異性体の割合が高くなるにつれて、露光後の着色感光性樹脂組成物の現像剤に対する溶解性が低下し、形成されたパターンの直進性が向上する。
本発明の着色感光性樹脂組成物に使用される着色剤としては、例えば、カラーインデックス(C.I.;The Society of Dyers and Colourists社発行)においてピグメント(Pigment)に分類されている化合物、具体的には、下記のようなカラーインデックス(C.I.)番号が付されているものを用いることが好ましい。
C.I.ピグメントオレンジ1(以下、「C.I.ピグメントオレンジ」は同様で番号のみ記載する。)、5、13、14、16、17、24、34、36、38、40、43、46、49、51、55、59、61、63、64、71、73;
C.I.ピグメントバイオレット1(以下、「C.I.ピグメントバイオレット」は同様で番号のみ記載する)、19、23、29、30、32、36、37、38、39、40、50;
C.I.ピグメントレッド1(以下、「C.I.ピグメントレッド」は同様で番号のみ記載する。)、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、40、41、42、48:1、48:2、48:3、48:4、49:1、49:2、50:1、52:1、53:1、57、57:1、57:2、58:2、58:4、60:1、63:1、63:2、64:1、81:1、83、88、90:1、97、101、102、104、105、106、108、112、113、114、122、123、144、146、149、150、151、155、166、168、170、171、172、174、175、176、177、178、179、180、185、187、188、190、192、193、194、202、206、207、208、209、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、242、243、245、254、255、264、265;
C.I.ピグメントブルー1(以下、「C.I.ピグメントブルー」は同様で番号のみ記載する。)、2、15、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64、66;
C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン37;
C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、C.I.ピグメントブラウン28;
C.I.ピグメントブラック1、ピグメントブラック7。
なお、本発明の着色感光性樹脂組成物における着色剤の使用量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、5〜70質量%が好ましく、25〜55質量%がより好ましく、30〜50質量%がさらに好ましい。上記の範囲にすることにより、目的とするパターンでブラックマトリクスや各着色層を形成することができ、好ましい。
特にブラックマトリクスを形成する場合には、被膜1μmあたりのOD値が4以上となるように着色感光性樹脂組成物における黒色顔料の量を調整することが好ましい。ブラックマトリクスにおける被膜1μmあたりのOD値が4以上あれば、液晶表示ディスプレイのブラックマトリクスに用いた場合に、十分な表示コントラストを得ることができる。
本発明の着色感光性樹脂組成物に使用される溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の他のエーテル類;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン類;2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル等の乳酸アルキルエステル類;2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、ぎ酸n−ペンチル、酢酸イソペンチル、プロピオン酸n−ブチル、酪酸エチル、酪酸n−プロピル、酪酸イソプロピル、酪酸n−ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸n−プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、2−オキソブタン酸エチル等の他のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類等が挙げられる。これらの溶剤は、単独又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、必要に応じて添加剤を含有してもよい。具体的には、増感剤、硬化促進剤、光架橋剤、光増感剤、分散助剤、充填剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤、熱重合禁止剤、消泡剤、界面活性剤等が例示される。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、上記各成分を全て撹拌機で混合することにより得られる。なお、得られた混合物が均一なものとなるようフィルタを用いて濾過してもよい。
本発明の着色感光性樹脂組成物を用いてパターンを形成するには、まず、ロールコータ、リバースコータ、バーコータ等の接触転写型塗布装置やスピンナー(回転式塗布装置)、カーテンフローコータ等の非接触型塗布装置を用いて、基板上に着色感光性樹脂組成物を塗布する。
APCIMS m/e:592(5.1,(M+H)),532(100)
1H NMR(CDCl3):δ 8.64(1H,d,J=1.5Hz),8.43(1H,d,J=1.2Hz),8.15(1H,dd,J=1.7,8.2Hz),8.06(1H,dd,J=1.2,8.7Hz),8.03(1H,dd,J=1.2,8.4Hz),7.96(1H,dd,J=1.2,8.7Hz),7.95(1H,ddd,J=1.7,7.5,7.7Hz),7.65(1H,dd,J=1.5,7.5Hz),7.59(1H,dd,J=1.5,8.4Hz),7.53(1H,ddd,J=1.5,7.7,8.2Hz),7.52(1H,dd,J=8.4,8.7Hz),7.49(1H,d,J=8.7Hz),7.46(1H,d,J=8.4Hz),4.89(1H,br),4.41(2H,q,J=7.2Hz),3.26(2H,m),2.31(3H,s),2.17(3H,s),1.81(3H,s),1.45(3H,t,J=7.2Hz),1.17(3H,d,J=6.3Hz)
<オキシム体の合成>
上記合成例で得られたジケトン体(8.00g、19.16mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(2.93g、42.16mmol)、及びトリエチルアミン(4.85g、47.93mmol)をエタノール(64g)に混合し、9時間還流した後、反応液をエバポレーターで溶媒溜去した。さらに、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、エバポレーターで溶媒溜去し、固体状のオキシム体(8.92g)を得た。このときの収率は100%であり、HPLCで分析した異性体比率はアンチ体:シス体=90:10であった。
オキシム体(8.00g、17.18mmol)及びアセチルクロリド(6.74g、86.37mmol)をジクロロメタン(80g)に溶解して氷冷し、トリエチルアミン(8.74g、86.37mmol)を滴下して、さらに1時間反応させた。水を加えて有機層を分液し、飽和塩化アンモニウム水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、エバポレーターで溶媒溜去した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1(質量比))にて残渣の精製を行い、微黄白色固体状のオキシムエステル体(4.07g)を得た。このときの収率は40%であり、HPLCで分析した異性体比率はアンチ体:シス体=80:20であった。このようにして得られる化合物は、アンチ体とシン体とを後述する比較例4のように混合したものに相当する。
[光重合性化合物]
光重合性化合物としては、以下の樹脂(A)及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)を準備した。
まず、500ml四つ口フラスコ中に、ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂(エポキシ当量235)235g、テトラメチルアンモニウムクロライド110mg、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール100mg、及びアクリル酸72.0gを仕込み、これに25ml/分の速度で空気を吹き込みながら90〜100℃で加熱溶解した。次に、溶液が白濁した状態のまま徐々に昇温し、120℃に加熱して完全溶解させた。この際、溶液は次第に透明粘稠になったが、そのまま撹拌を継続した。この間、酸価を測定し、1.0mgKOH/g未満になるまで加熱撹拌を続けた。酸価が目標値に達するまで12時間を要した。そして室温まで冷却し、無色透明で固体状の下記式(22)で表されるビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレートを得た。
この樹脂(A)は、上記式(7)で表される化合物に相当する。なお、この樹脂は、3−メトキシブチルアセテートにて固形分濃度50質量%に調整した。
1H NMR(CDCl3):δ 8.7(s,1H),8.5(s,1H),8.2−7.9(m,5H),7.7−7.4(m,6H),4.9(s,1H),4.4(q,2H),3.3(d,2H),2.4(s,3H),2.2(s,3H),1.8(s,3H),1.4(t,3H),1.2(d,3H)
得られたオキシム系光重合開始剤(B)は、その後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 水:アセトニトリル=9:1(質量比))にて、アンチ体とシン体とに分離し、式(24)に示すアンチ体のオキシム系光重合開始剤(anti−(B))と、式(25)に示すシン体のオキシム系光重合開始剤(syn−(B))とを得た。これらを表1に示す割合にて混合し、実施例1〜5及び比較例1〜4の光重合開始剤を調製した。
次に、本発明及び比較用のオキシム系化合物を光重合開始剤として含有させた着色感光性樹脂組成物のパターン直進性を評価するため、実施例1〜5、比較例1〜4の着色感光性樹脂組成物を表2に示す組成にて調製した。この組成物を撹拌機で2時間混合した後、5μmメンブランフィルターで濾過した。なお、表2における数値の単位は質量部である。
着色剤=カーボンブラック25質量%、溶剤:3−メトキシブチルアセテート、御国色
素社製
MA=3−メトキシブチルアセテート
PM=プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
AN=シクロヘキサノン
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