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JP2010030554A - ルーフウエザストリップ - Google Patents

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JP2010030554A
JP2010030554A JP2008197606A JP2008197606A JP2010030554A JP 2010030554 A JP2010030554 A JP 2010030554A JP 2008197606 A JP2008197606 A JP 2008197606A JP 2008197606 A JP2008197606 A JP 2008197606A JP 2010030554 A JP2010030554 A JP 2010030554A
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Hiroshi Sugawa
浩志 須川
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

【課題】シール性を向上させたルーフウエザストリップを提供する。
【解決手段】ルーフウエザストリップ20は、第1ルーフウエザストリップ部21と、第2ルーフウエザストリップ部30と、連結部37から構成される。第1ルーフウエザストリップ部21は、第1ルーフ中空シール部23と、第1ルーフ取付基部22を有する。第1ルーフ中空シール部23は、連結部付近の第1ルーフ取付基部22から上方に立設された第1ルーフ中空シール部立壁26と、第1ルーフ中空シール部立壁26から円弧状に第1ルーフ取付基部22の先端部に延設される第1ルーフ中空シール部当接壁27から形成されるとともに、第1ルーフ中空シール部立壁26と第1ルーフ中空シール部当接壁27の連続部分の内面に凹部28が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の可動ルーフパネルのフロント側先端とフロントガラスの上辺部又は上記フロントガラスの上辺が取付けられるボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップに関するものである。
本発明は、オープンカータイプの自動車の可動ルーフパネルとボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップを例にとり説明する。
オープンカータイプの自動車においては、図4に示すように、自動車の可動ルーフパネル6が車体1の後方からフロント方向に出入りするように可動ルーフパネル6が取付けられている。可動ルーフパネル6が閉じられたときには、可動ルーフパネル6の先端は、フロントガラス5の上辺部又はボディーパネル4に取付けられたルーフウエザストリップ120に当接する。
フロントガラス5は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺部をボディーパネル4で保持されている。
従来のフロントガラス5の上辺部におけるシール構造は、図5に示すように、ボディーパネル4にルーフウエザストリップ120を取付けて、可動式の可動ルーフパネル6とフロントガラス5の上辺部又はボディーパネル4の間をシールしている。このルーフウエザストリップ120は、シール性を向上させるために、2重シール構造を有し、可動ルーフパネル6の先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部121と、第1ルーフウエザストリップ部121が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2ウエザストリップ部130と、第1ルーフウエザストリップ部121と第2ウエザストリップ部130を連結する連結部137を有している。
また、フロントガラス5とボディーパネル4との間のシールは、フロントガラス5の先端にフロントガラスウエザストリップ110を取付けて、フロントガラス5をボディーパネル4に接着するときにボディーパネル4にフロントガラスウエザストリップ110を当接させてシールしていた。
従来、このルーフウエザストリップ120をボディーパネル4に取付けるには、リテーナー140に係合したり、両面接着テープで接着したりしていた。例えば、図5に示すように、第2ウエザストリップ部130の取付基部132に凹部134を形成し、その凹部134にリテーナー140に形成した係合部143をはめ込んだり、第1ルーフウエザストリップ部121の取付基部122を両面接着テープでリテーナー140に貼着したりしていた(例えば、特許文献1参照。)。
そして、可動ルーフパネル6の先端が前進して第1ルーフウエザストリップ部121に当接すると、図5に示すように、第1ルーフウエザストリップ部121の第1ルーフウエザストリップ中空部123は、可動ルーフパネル6に押されて、点線で記載したように全体が内部方向に凹んで変形してしまうことになる。
そのため、可動ルーフパネル6の先端が第1ルーフウエザストリップ中空部123と当接するときは、図3のグラフのB線に示すように、内部方向に凹んで変形した後は、その当接する荷重が減少して、シール性が低下することとなるとともに、大きく変形するため見栄えもよくなかった。そして、可動ルーフパネル6とルーフウエザストリップ120の組み付けのバラツキによって、当接する荷重が大きく変動するため、シール性のバラツキが生じることとなる。
また、図6に示すように、フロントガラス5の先端に取付基部211を取付け、中空シール部212をボディーパネル204に当接させるウエザストリップ210において、組み付けのバラツキを吸収するために、中空シール部212の内面に凹部213を形成するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、図7に示すように、ドアフレーム2の外周にドアウエザストリップ310の取付基部311を取り付け、中空シール部312を車体開口部周縁8に当接させるドアウエザストリップ310において、ドア閉力を吸収するために、中空シール部312の内面に凹部313を形成するものもある(例えば、特許文献3参照。)。
これらはいずれも中空シール部の変形の荷重を調整するものではあるが、荷重を低下させるのみで、当接荷重を大きくしたままでシールすることはできなかった。
特開平9−99744号公報 特開平7−290972号公報 特開2005−178717号公報
このため、本発明は、ルーフウエザストリップのシール荷重を高く維持してシール性を向上させたルーフウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の可動ルーフパネルのフロント側先端とフロントガラスの上辺部又は上記フロントガラスの上辺が取付けられるボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップにおいて、 ルーフウエザストリップは、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結する連結部から構成され、 第1ルーフウエザストリップ部は、可動ルーフパネルに当接する第1ルーフ中空シール部と、ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部を有し、 第1ルーフ中空シール部は、連結部付近の第1ルーフ取付基部から上方に立設された第1ルーフ中空シール部立壁と、第1ルーフ中空シール部立壁から円弧状に第1ルーフ取付基部の先端部に延設される第1ルーフ中空シール部当接壁から形成されるとともに、第1ルーフ中空シール部立壁と第1ルーフ中空シール部当接壁の連続部分の内面に凹部が形成されたルーフウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ルーフウエザストリップは、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結する連結部から構成されている。このため、可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネルとの間で、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
さらに連結部で第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結しているため、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフウエザストリップ部を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフウエザストリップ部を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップの全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
第1ルーフウエザストリップ部は、可動ルーフパネルに当接する第1ルーフ中空シール部と、ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部を有している。このため、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部は確実にリテーナーに当接されるとともに、中空シール部が撓んで確実に可動ルーフパネルに当接する。
第1ルーフ中空シール部は、連結部付近の第1ルーフ取付基部から上方に立設された第1ルーフ中空シール部立壁と、第1ルーフ中空シール部立壁から円弧状に第1ルーフ取付基部の先端部に延設される第1ルーフ中空シール部当接壁から形成され、第1ルーフ中空シール部立壁と第1ルーフ中空シール部当接壁の連続部分の内面に凹部が形成される。
このため、可動ルーフパネルが第1ルーフ中空シール部に当接したときに、第1ルーフ中空シール部は、凹部で屈曲して、第1ルーフ中空シール部立壁が倒れることなく、形状を維持して、第1ルーフ中空シール部当接壁が可動ルーフパネルの先端により変形する。それにより、第1ルーフ中空シール部が大きく凹むことがなく、第1ルーフ中空シール部当接壁と可動ルーフパネルの先端とが当接を維持して、その当接荷重を所定の値に維持することができ、シール性を向上させることができるとともに、見栄えを良好にすることができる。
請求項2の本発明は、第1ルーフ中空シール部立壁は、連結部付近の第1ルーフ取付基部から第1ルーフ中空シール部当接壁が第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分までの高さの半分以下であるルーフウエザストリップである。
請求項2の本発明では、第1ルーフ中空シール部立壁は、連結部付近の第1ルーフ取付基部から第1ルーフ中空シール部当接壁が第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分までの高さの半分以下である。このため、可動ルーフパネルが第1ルーフ中空シール部に当接したときに、第1ルーフ中空シール部当接壁に引っ張られても凹部で屈曲するのみで、第1ルーフ中空シール部立壁が倒れることがなく、第1ルーフ中空シール部が異常変形することなく、第1ルーフ中空シール部当接壁と可動ルーフパネルの先端との当接荷重を所定の値に維持することができ、シール性を向上させることができる。
請求項3の本発明は、第1ルーフ中空シール部当接壁が第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分の内面に凹部が形成されたルーフウエザストリップである。
請求項3の本発明では、第1ルーフ中空シール部当接壁が第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分の内面に凹部が形成されたため、可動ルーフパネルが第1ルーフ中空シール部に当接したときに、第1ルーフ中空シール部当接壁が第1ルーフ取付基部の接続部分で容易に撓むことができ、可動ルーフパネルの先端の形状に沿って撓むことができ、シール性を向上させることができる。
請求項4の本発明は、第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材又はソリッド材で形成されたルーフウエザストリップである。
請求項4の本発明では、第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材又はソリッド材で形成されたため、第1ルーフ中空シール部が全体として撓むことができ、異常変形することがなくシール性がよい。スポンジ材で形成した場合は、可動ルーフパネルの先端の形状に沿って柔軟に撓むことができ、ソリッド材で形成した場合には、耐摩耗性が良く、耐久性に優れている。
請求項5の本発明は、第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材で形成され、第1ルーフ取付基部はソリッド材で形成されたルーフウエザストリップである。
請求項5の本発明では、第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材で形成され、第1ルーフ取付基部はソリッド材で形成されたため、第1ルーフ取付基部がリテーナーに確実に保持されるとともに、第1ルーフ中空シール部が可動ルーフパネルの先端の形状に沿って柔軟に撓むことができる。
請求項6の本発明は、第1ルーフウエザストリップ部は、リテーナーのフロント側先端に係止され、第2ルーフウエザストリップは、リテーナーのリヤ側先端に係止されたルーフウエザストリップである。
請求項6の本発明では、第1ルーフウエザストリップ部は、リテーナーのフロント側先端に係止され、第2ルーフウエザストリップは、リテーナーのリヤ側先端に係止されたため、ルーフウエザストリップの全体をリテーナーで確実に保持することができ、可動ルーフパネルが第1ルーフ中空シール部と第2ルーフ中空シール部に当接したときに、ルーフウエザストリップがリテーナーから外れることがない。 また、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフウエザストリップ部をリテーナーにまず係止して、その後、第1ルーフウエザストリップ部を係止することにより取付けが容易である。
第1ルーフ中空シール部は、第1ルーフ中空シール部立壁と、第1ルーフ中空シール部当接壁から形成され、その連続部分の内面に凹部が形成されため、可動ルーフパネルが第1ルーフ中空シール部に当接したときに、第1ルーフ中空シール部は、凹部で屈曲して、第1ルーフ中空シール部立壁が形状を維持する。それにより、第1ルーフ中空シール部が大きく凹むことがなく、第1ルーフ中空シール部当接壁と可動ルーフパネルの先端との当接荷重を所定の値に維持することができ、シール性を向上させることができるとともに、見栄えを良好にすることができる。
本発明は、自動車の可動ルーフパネルのフロント側先端とフロントガラスの上辺部又は上記フロントガラスの上辺が取付けられるボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップに関するものである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。
図1〜図4は本発明の実施の形態において、ルーフウエザストリップ20の取付構造を示すもので、図1はルーフウエザストリップ20の図4のX−X線に沿った拡大断面図である。図2はルーフウエザストリップ20をフロントガラス5の上辺部のボディーパネル4に取付けた状態を示す図4のX−X線に沿った断面図である。図3は、ルーフウエザストリップ20の第1ルーフ中空シール部に可動ルーフパネルの先端が当接したときの当接荷重の変化を示すグラフである。図4は、ルーフウエザストリップ20の車体への取付け場所を示すための自動車の上方から見た斜視図である。
図2に示すように、自動車用可動式の可動ルーフパネル6の先端部分とフロントガラス5の上辺部との間のシールは、ルーフウエザストリップ20とフロントガラスウエザストリップ10によりなされる。フロントガラス5の上辺部にはフロントガラスウエザストリップ10が取付けられ、ルーフウエザストリップ20はリテーナー40によりボディーパネル4に取り付けられ、可動ルーフパネル6の先端部分をシールしている。
本発明の実施の形態では、フロントガラスウエザストリップ10とルーフウエザストリップ20が直接当接し、ボディーパネル4は、車外側からは見えないように構成されている。このため自動車の正面側からフロントガラス5の上辺部を目立たなく構成することができ、デザイン的にも好ましい。
可動ルーフパネル6は、開いているときは車体1のリヤ側に収納され、閉じるときは、リヤ側の車体1からフロント方向へ、移動して、可動ルーフパネル6の先端がルーフウエザストリップ20に当接する。フロントガラス5は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺をフロントピラー3と一体に形成されたボディーパネル4で保持されている。
フロントガラスウエザストリップ10は、フロントガラス5の先端に取付けられる取付基部11と、取付基部11と一体的に形成されルーフウエザストリップ20又はボディーパネル4に当接する中空シール部12から構成されている。
まず、ルーフウエザストリップ20の構成について図1に基づき説明する。
ルーフウエザストリップ20は、可動ルーフパネル6のフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部21と、第1ルーフウエザストリップ部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部30と、第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30を一体的に連結する連結部37から構成される。
連結部37で第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30を一体的に連結しているため、ルーフウエザストリップ20を取付けるときに、第2ルーフウエザストリップ部30を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフウエザストリップ部21を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップ20の全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
第1ルーフウエザストリップ部21は、インサート部材が埋設されていなく、押出成形で形成された部分は、可動ルーフパネル6の先端に当接してシールするスポンジ材で形成された中空状の第1ルーフ中空シール部23と、リテーナー40に取り付けられるソリッド材で形成され、屈曲した板状の第1ルーフ取付基部22とから構成されている。
リテーナー40は、ボディーパネル4に密着して、ビス又は溶接で取付けられる平板状のリテーナーボディー固定部41と、リテーナーボディー固定部41のフロントガラス5側の側端から上方に屈曲して延設されたリテーナー第1固定部42と、リテーナー第1固定部42の先端から略直角にフロントガラス5の方向に屈曲して形成されたリテーナー先端係止部44と、リテーナーボディー固定部41のリヤ側の側端から上方に屈曲して断面がT字状に折り曲げて形成されたリテーナー第2取付部43とから構成される。
第1ルーフウエザストリップ部21の第1ルーフ取付基部22は、リテーナーボディー固定部41に当接される第1ルーフ取付基部第1壁22aと、第1ルーフ取付基部第1壁22aから上方に屈曲して形成され、リテーナー第1固定部42に当接される第1ルーフ取付基部第2壁22bと、第1ルーフ取付基部第2壁22bの先端からフロントガラス5方向に屈曲して延設され先端が鉤形に形成された第1ルーフ取付基部係止部24から構成される。第1ルーフ取付基部係止部24は、リテーナー先端係止部44に係止されて、第1ルーフウエザストリップ部21をリテーナー40に保持する。
第1ルーフ取付基部係止部24がリテーナー先端係止部44に係止されると、フロントガラス5に取り付けられたフロントガラスウエザストリップ10の中空シール部12は、リテーナー先端係止部44に当接して、フロントガラス5の先端とボディーパネル4との間の隙間を塞ぎシールすることができる。
第1ルーフ中空シール部23は、連結部37付近の第1ルーフ取付基部第1壁22aから上方に立設された第1ルーフ中空シール部立壁26と、第1ルーフ中空シール部立壁26の先端から円弧状に第1ルーフ取付基部22の第1ルーフ取付基部第2壁22bの先端部に連続するように延設される第1ルーフ中空シール部当接壁27から形成される。そして、第1ルーフ中空シール部立壁26と第1ルーフ中空シール部当接壁27の連続部分の内面に凹部28が形成される。
このため、可動ルーフパネル6の先端が第1ルーフ中空シール部23に当接したときは、第1ルーフ中空シール部当接壁27に当接し、第1ルーフ中空シール部23は、凹部28で屈曲して、第1ルーフ中空シール部立壁26が形状を維持して倒れることがなく、第1ルーフ中空シール部当接壁27が可動ルーフパネル6の先端により、図1の点線で示すように変形する。
それにより、可動ルーフパネル6の先端がフロント方向に移動し、第1ルーフ中空シール部23を順次押し続けても、第1ルーフ中空シール部23が大きく凹むことがなく、図3のA線に示すように、第1ルーフ中空シール部当接壁27と可動ルーフパネル6の先端との当接荷重を所定の値に維持することができる。これにより、可動ルーフパネル6の先端と第1ルーフ中空シール部23の間のシール性を向上させることができるとともに、見栄えを良好にすることができる。
また、第1ルーフ中空シール部立壁26は、連結部37付近の第1ルーフ取付基部第1壁22aから第1ルーフ中空シール部当接壁27が第1ルーフ取付基部第2壁22bの先端部と接続される部分までの高さの半分以下にすることが好ましい。
この場合には、可動ルーフパネル6の先端が第1ルーフ中空シール部23に当接したときに凹部28の部分で、第1ルーフ中空シール部当接壁27が撓んで、第1ルーフ中空シール部立壁26が低いため倒れることがなく、第1ルーフ中空シール部23が異常変形することがない。このため、上記のように、第1ルーフ中空シール部当接壁27と可動ルーフパネル6の先端との当接荷重を所定の値に維持することができ、シール性を向上させることができる。
また、第1ルーフ中空シール部当接壁27が第1ルーフ取付基部第2壁22bの先端部と接続される部分の内面に凹部29を形成することができる。この場合には、可動ルーフパネル6が第1ルーフ中空シール部23に当接したときに、第1ルーフ中空シール部当接壁27が第1ルーフ取付基部第2壁22bの接続部分の凹部29で容易に撓むことができ、可動ルーフパネル6の先端の形状に沿って撓むことができ、シール性を向上させることができる。
第1ルーフ中空シール部23は、全体がスポンジ材又はソリッド材で形成されることが好ましい。この場合には、第1ルーフ中空シール部23が全体として一体的に撓むことができ、異常変形することがなくシール性がよい。スポンジ材で形成した場合は、可動ルーフパネル6の先端の形状に沿って柔軟に撓むことができ、ソリッド材で形成した場合には、耐摩耗性が良く、可動ルーフパネル6が当接しても耐久性に優れている。
第1ルーフ中空シール部23が、全体としてスポンジ材で形成され、第1ルーフ取付基部22がソリッド材で形成することができる。この場合には、第1ルーフ取付基部22の剛性が高く、リテーナー40に確実に保持されるとともに、第1ルーフ中空シール部23の柔軟性が高く、可動ルーフパネル6の先端の形状に沿って柔軟に撓むことができ、シール性が高い。
第2ルーフウエザストリップ部30は、連結部37に連結された第2ルーフ取付基部32と第2ルーフ中空シール部33から構成される。第2ルーフ中空シール部33は、第1ルーフウエザストリップ部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する。このため、可動ルーフパネル6のフロント側先端と裏面で、第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
第2ルーフ取付基部32の裏面には、溝部35が形成され、溝部35を包むように両側側端から保持リップ34、34が形成されている。溝部35の内部にリテーナー40のリテーナー第2取付部43が嵌めこまれている。リテーナー第2取付部43のT字形の頭部が溝部35に挿入され、保持リップ34、34がリテーナー第2取付部43のT字形の頭部の裏面に当接して、第2ルーフウエザストリップ部30を保持している。
第2ルーフ中空シール部33は、スポンジ材で形成され、第2ルーフ取付基部32はソリッド材で形成されることが好ましい。この場合には、第2ルーフ取付基部32、連結部37及び第1ルーフ取付基部22は連続してソリッド材で形成される。そのため、ルーフウエザストリップ20をリテーナー40に取付けるときは、まず、第2ルーフ取付基部32をリテーナー第2取付部43に取付け保持し、そして、第1ルーフ取付基部22をリテーナー第1取付部42に取付けることで容易に取り付けることができる。
次に、フロントガラスウエザストリップ10とルーフウエザストリップ20の製造方法について説明する。フロントガラスウエザストリップ10の直線部である押出成形部分は、取付基部11と中空シール部12を同時に押出成形する。ルーフウエザストリップ20は、第1ルーフウエザストリップ部21、第2ルーフウエザストリップ部30及び連結部37を同時に押出成形により成形する。成形材料は、いずれも合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が使用される。スポンジ部分はこれ等の材料を発泡させてスポンジ材として使用する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後、所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
コーナー部は金型を使用して型成形が行われる。型成形部分は、スポンジ材を使用し、型成形と同時に加硫が行われる。
本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップの図3のX−X線に沿った拡大断面図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップをフロントガラスの上辺部のボディーパネル4に取付けた状態を示す図3のX−X線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップの第1ルーフ中空シール部に可動ルーフパネルの先端が当接したときの当接荷重の変化を示すグラフである。 自動車の上方から見た斜視図である。 従来のフロントガラスウエザストリップがボディーパネルに取付けられた状態の断面図であり、図3におけるX−X線に沿った断面図である。 従来のウエザストリップが車体に取付けられた状態の断面図である。 従来の他のウエザストリップが車体に取付けられた状態の断面図である。
符号の説明
4 ボディーパネル
6 可動ルーフパネル
20 ルーフウエザストリップ
21 第1ルーフウエザストリップ部
22 第1ルーフ取付基部
23 第1ルーフ中空シール部
26 第1ルーフ中空シール部立壁
27 第1ルーフ中空シール部当接壁
28 凹部
30 第2ルーフウエザストリップ部
32 第2ルーフ取付基部
33 第2ルーフ中空シール部

Claims (6)

  1. 自動車の可動ルーフパネルのフロント側先端とフロントガラスの上辺部又は上記フロントガラスの上辺が取付けられるボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップにおいて、 上記ルーフウエザストリップは、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、該第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部と、上記第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結する連結部から構成され、 上記第1ルーフウエザストリップ部は、上記可動ルーフパネルに当接する第1ルーフ中空シール部と、上記ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される第1ルーフ取付基部を有し、 上記第1ルーフ中空シール部は、上記連結部付近の上記第1ルーフ取付基部から上方に立設された第1ルーフ中空シール部立壁と、該第1ルーフ中空シール部立壁から円弧状に上記第1ルーフ取付基部の先端部に延設される第1ルーフ中空シール部当接壁から形成されるとともに、上記第1ルーフ中空シール部立壁と第1ルーフ中空シール部当接壁の連続部分の内面に凹部が形成されたルーフウエザストリップ。
  2. 上記第1ルーフ中空シール部立壁は、上記連結部付近の上記第1ルーフ取付基部から第1ルーフ中空シール部当接壁が上記第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分までの高さの半分以下である請求項1に記載のルーフウエザストリップ。
  3. 上記第1ルーフ中空シール部当接壁が上記第1ルーフ取付基部の先端部と接続される部分の内面に凹部が形成された請求項1又は請求項2に記載のルーフウエザストリップ。
  4. 上記第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材又はソリッド材で形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のルーフウエザストリップ。
  5. 上記第1ルーフ中空シール部は、全体がスポンジ材で形成され、上記第1ルーフ取付基部はソリッド材で形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のルーフウエザストリップ。
  6. 上記第1ルーフウエザストリップ部は、上記リテーナーのフロント側先端に係止され、上記第2ルーフウエザストリップは、上記リテーナーのリヤ側先端に係止された請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のルーフウエザストリップ。
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