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JP2010025450A - 浴室乾燥機 - Google Patents

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JP2010025450A JP2008187793A JP2008187793A JP2010025450A JP 2010025450 A JP2010025450 A JP 2010025450A JP 2008187793 A JP2008187793 A JP 2008187793A JP 2008187793 A JP2008187793 A JP 2008187793A JP 2010025450 A JP2010025450 A JP 2010025450A
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Abstract

【課題】浴室内への埃の吹き出しを抑制することができる浴室乾燥機を提供する。
【解決手段】浴室内の空気を吸気口114から取り入れて吹出口115から浴室内に吹き出す浴室内空気循環運転と、浴室内空気を換気口107から屋外に排出する換気運転を行う浴室乾燥機10において、吹出口115と換気口107の開度を調節する開閉ダンパー130を設け、循環運転開始時には、吹出口115を全開し且つファン120を回転駆動させる浴室内空気循環制御に先駆けて、開閉ダンパー130により吹出口115の開度を浴室内空気循環制御時よりも小さくし、且つファン120を回転駆動させるクリーニング制御を所定時間行うようにしたので、室内への埃の吹き出しを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室内から吸引した空気を加熱して浴室内に戻す浴室乾燥機に関する。
浴室の天井に設置され、浴室内の空気を吸引し、その吸引した空気をヒータで加熱して浴室内に戻す暖房・換気装置が知られている(例えば、特許文献1:特開2002−286271号公報)。特許文献1に記載された暖房・換気装置では、浴室内の空気を吸い込むための吸込口の上流にフィルターを備えている。このフィルターにより、浴室内から吸い込んだ空気中の埃や塵を取り除くことができる。
特開2002−286271号公報
このような暖房・換気装置では、フィルターを用いても空気中から取り除くことができなかった埃が、経時的に送風手段や風路に付着・蓄積していく。特に、浴室内は多湿空間であることから、浴室内の空気中の埃も湿気を多分に含んでいることが多く、埃が付着・蓄積しやすい環境にある。そして、送風機が形成する気流によって、送風手段や風路に付着していた埃が離脱し、吹出口から浴室内に吹き出してくることもあり得る。
これを防ぐためには、フィルターの網の目を微細にするなどして埃の除去能力を高め、送風手段や風路への埃の浸入を抑制することが一案である。しかしながら、フィルターの網の目を微細にすると、空気を吸引する際のフィルターによる圧力損失が増大し、浴室内から吸い込む空気の風量が低下してしまうおそれがある。さらに、この風量低下を抑えるために送風手段を活発に駆動させると、暖房・換気装置から発生する騒音や振動が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、浴室内への埃の吹き出しを抑制することができる浴室乾燥機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る浴室乾燥機は、浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内に吹き出す浴室乾燥機において、前記浴室内の空気を取り入れる吸気口と、前記吸気口から取り入れた空気を前記浴室内に戻す循環吹出口と、前記吸気口と前記循環吹出口とを連結する循環風路と、前記循環風路内に配置され、回転駆動して前記浴室内の空気を前記吸気口から吸引し、前記循環吹出口から吹き出させるファンと、前記循環吹出口の開度を調節する開閉ダンパーと、前記循環吹出口から吹き出す空気を加熱するヒータと、前記ファン、前記開閉ダンパー及び前記ヒータを制御する制御部と、使用者が複数の運転モードの中から前記浴室乾燥機に実行させる運転モードを選択し、前記制御部に信号を送信するためのリモコンと、を備え、前記制御部は、前記浴室内の空気の少なくとも一部を循環させる循環モードに対応する信号を前記リモコンから受信すると、前記循環吹出口を開放し、且つ前記ファンを回転駆動させる空気循環制御に先駆けて、前記開閉ダンパーにより前記循環吹出口の開度を前記空気循環制御よりも小さくし、且つ前記ファンを回転駆動させるクリーニング制御を所定時間行うことを特徴とする。
本発明によれば、使用者がリモコンで循環モードを選択し、リモコンから送信された信号を受信した制御部は、空気循環制御に先駆けてクリーニング制御を所定時間実行する。このクリーニング制御は、開閉ダンパーで循環吹出口の開度を空気循環制御より小さくし、且つファンを回転駆動させるものである。すなわち、循環吹出口の開度を小さくして循環吹出口からの埃の吹き出しを抑制しながら、ファンの回転駆動で発生する空気流により、ファンや循環風路に付着していた埃を強制的に吹き飛ばすクリーニングを行うことができる。したがって、空気循環制御で循環吹出口の開度を大きくして浴室内の空気の循環を行っても、循環吹出口から埃が吹き出してくる事態を抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、前記クリーニング制御における前記ファンの回転速度は、前記空気循環制御における前記ファンの回転速度に比べて大きい。
本発明によれば、クリーニング制御において、空気循環制御よりもファンの回転速度を大きくすることで、循環風路内に発生する強い空気流によってファンや循環風路に付着した埃を確実に吹き飛ばすことができる。空気循環制御においては、浴室内の空気の循環に適切な程度までファンの回転速度を落とすことで、無用な騒音や振動を発生させることもない。
本発明の好ましい形態では、前記ファンよりも下流で前記循環風路に設けられ、屋外に空気を排出する換気風路に前記循環風路内の空気を排出する換気口をさらに備えた。
本発明によれば、クリーニング制御において、ファンや循環風路から吹き飛ばした埃を、空気とともに換気口から換気風路に排出し、さらに屋外へ排出することができる。したがって、クリーニング制御において吹き飛ばした埃が循環風路内に滞留し、空気循環制御において循環吹出口から浴室内に吹き出してしまう事態を抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、前記クリーニング制御において、前記開閉ダンパーは微小の開度で前記循環吹出口を開放する。
使用者は循環モードの実行を所望してリモコンで選択したにもかかわらず、クリーニング制御が行われている間に循環吹出口から空気が吹き出されず、浴室内の空気の循環が開始されずにいると、浴室乾燥機が故障したとの誤解や違和感を使用者に与えるおそれがある。本発明によれば、クリーニング制御において開閉ダンパーは循環吹出口を完全に閉止せずに、微小の開度で開放することで、循環吹出口から埃が吹き出すおそれを僅かなものとしながら浴室内に空気を吹き出し、上記誤解や違和感を軽減することができる。ここで、「微小の開度」とは、循環吹出口から使用者が認識できる程度の量の空気が吹き出されるまで、循環吹出口を開放する状態を意味するものである。
本発明の好ましい形態では、前記制御部は、前記クリーニング制御において前記ヒータを駆動させる。
本発明によれば、クリーニング制御においてヒータを駆動させておくことで、空気循環制御では、既に高温となっているヒータにより、温風の吹き出しを迅速に開始することができる。
本発明の好ましい形態では、前記リモコンで選択された運転モードの履歴に関する情報を記憶するメモリをさらに備え、前記複数の運転モードのいずれかは、前記浴室内から取り入れた空気を前記循環吹出口から吹き出し、前記浴室内に配置された衣類に吹きつけて乾燥させる衣類乾燥モードであり、前記制御部は、前記メモリに記憶された情報を参照し、前記リモコンで前回選択された運転モードが前記衣類乾燥モードである場合は、他の運転モードである場合に比べて、前記所定時間を長くする。
循環吹出口から吹き出す空気を衣類に吹きつけて乾燥させる衣類乾燥モードでは、空気を吹きつけた際に衣類から繊維が飛散するため、他の運転モードに比べてファンや循環風路に埃(繊維)が付着・蓄積しやすい状況となる。したがって、本発明では、前回リモコンで選択された運転モードが衣類乾燥モードである場合には、多量の埃がファンや循環風路に付着・蓄積しているおそれがあるため、他の運転モードである場合に比べて長時間のクリーニング制御を行う。これにより、ファンや循環風路から埃を確実に吹き飛ばし、循環吹出口からの吹き出しを抑制することができる。
本発明は、浴室内への埃の吹き出しを抑制することができる浴室乾燥機を提供する。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の横断面図である。
浴室乾燥機10は、浴室BRの天井200の開口210に挿入して固定される本体100と、本体100の下方を覆うグリル110と、を有する。本体100の内部には、ファン120、開閉ダンパー130、ヒータ140が設けられており、本体100の天面101には、ファン用モータ150、制御部160が設けられている。
本体100は浴室乾燥機10の各要素を取り付ける筐体となるものであって、下端にフランジ102を有する箱状に形成されている。このフランジ102が浴室BRの天井200に開設された開口210の周縁に当接するまで、本体100が開口210内に挿入される。本体100は、フランジ102と天井200がビスなどで締結されることで、天井200に対して固定される。
本体100の下面103には、吸気口104および循環吹出口105が開設されている。吸気口104はファン120の下方に位置しており、ファン120は吸気口104を介して浴室BR内の空気を吸引する。循環吹出口105はファン120の側方に位置しており、ファン120は吸気口104より吸引した空気を循環吹出口105から吹き出して浴室BR内に戻す。このように、本体100内には、吸気口104と循環吹出口105とを連結し、浴室BR内の空気を循環させる循環風路170が形成されている。さらに、本体100の側面106には、この循環風路170に連通するように換気口107が設けられている。換気口107には管状の排気ダクト300が接続されており、排気ダクト300は、換気口107から流入する空気を屋外へと導く風路を形成する。
グリル110は本体100の下方を浴室BR内から覆い、本体100に対して着脱可能とされている。グリル110には、本体100の吸気口104、循環吹出口105のそれぞれに対応する位置に、浴室BR内に臨むグリル吸気口114、グリル吹出口115が設けられている。
循環風路170内に配置されるファン120は、例えばシロッコファンなどであり、電動のファン用モータ150によって回転駆動される。ファン120は回転駆動することにより、浴室BR内の空気をグリル吸気口114、吸気口104を介して吸引し、下流へ吹き出す。ファン用モータ120は「高」、「中」、「低」の3段階の回転数でファン120を回転駆動させることができるものであり、後述するクリーニング制御では、回転数を「高」として循環風路170内に強い空気流を発生させる。
ファン120の下流には、開閉ダンパー130、ヒータ140が設けられている。開閉ダンパー130は、開閉ダンパー用モータ131によって矢印Rの方向に回動可能であるとともに、循環吹出口105を閉止して換気口107のみを開放する位置(図1の(a))、循環吹出口105と換気口107の双方を開放する位置(図1の(b))、または換気口107を閉止して循環吹出口105のみを開放する位置(図1の(c))のそれぞれで静止し得る。循環吹出口105と換気口107の双方を開放する位置では、開閉ダンパー130の静止位置によって、ファン120から循環吹出口105と換気口107のそれぞれに指向する空気の比(循環吹出口105と換気口107のそれぞれの開度)を調節することもできる。
そして、本実施形態においては、循環吹出口105を開放して浴室BR内に空気を吹き出す空気循環制御に先駆けて、循環吹出口105を閉止して換気口107から空気を排出するクリーニング制御を実行する。こうすることにより、浴室乾燥機10の中に蓄積された埃などが循環吹出口105から浴室BR内に吹き出すことを防止できる。クリーニング制御については、後に詳述する。
ヒータ140は循環吹出口105に配置されて空気を加熱するものであり、例えば自己温度制御性を有するPTC(Positive Temperature Coefficient:正温度係数)ヒータなど、種々のヒータを採用することができる。
図2は、本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の制御ブロック図である。
制御部160は、演算処理を行うCPU161や、情報を記憶するメモリ162を備えている。使用者の操作により、リモコン400は制御部160に操作信号を送信する。制御部160は、受信したその操作信号に基づいて、ファン用モータ150を駆動させてファン120を回転駆動させたり、開閉ダンパー用モータ131を駆動させて開閉ダンパー130の静止位置を変更したり、ヒータ140を駆動させたりすることができる。CPU161は、メモリ162に記憶された情報を適宜参照し、その情報に基づいた処理を行うほか、メモリ162に新たな情報を記憶させることができる。
図3は、本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10のリモコン400の外観図である。
リモコン400は、使用者が浴室乾燥機10を操作するためのユーザインタフェースである。リモコン400のパネル410には、浴室乾燥機10が実行できる複数の運転モードのそれぞれに対応した運転モードスイッチが設けられている。具体的には、換気モードスイッチ420、暖房モードスイッチ430、衣類乾燥モードスイッチ440の3つの運転モードスイッチが設けられており、使用者は浴室乾燥機10に実行させたい運転モードに対応した運転モードスイッチを投入する。
また、パネル410には液晶表示部450が設けられており、運転時間や、循環吹出口105から吹き出す空気の温度、運転開始時刻、運転終了時刻など、浴室乾燥機10の運転の設定に関する諸情報が表示される。使用者は、指示スイッチ460a、460bを用いて液晶表示部450に表示されるカーソルを移動させ、さらに確定スイッチ470を投入するなどして、各設定を適宜変更することができる。この他、パネル410には浴室乾燥機10の運転を終了させるときに投入する終了スイッチ480が設けられている。
本実施形態の浴室乾燥機10が有する運転モードには、大きく分類して「換気モード」と「循環モード」の2つがある。「換気モード」は、使用者が上述の換気モードスイッチ420を投入することで実行される運転モードであり、浴室BR内から吸引した空気を全て屋外へ排出する運転モードをいう。そして「循環モード」は、上述の暖房モードスイッチ430または衣類乾燥モードスイッチ440を使用者が投入することで実行される運転モードであり、浴室BR内から吸引した空気の少なくとも一部を、循環吹出口105から浴室BR内に戻して循環させる運転モードの総称である。
以下、図面を参照しつつ、本実施形態の浴室乾燥機10が有する運転モードについて詳述する。
図4(a)は、「換気モード」における浴室乾燥機10の動作を示す模式図である。使用者が換気モードスイッチ420を投入し、制御部160がリモコン400から送信された換気モードスイッチ420に対応する制御信号を受信すると、浴室乾燥機10は換気モードを実行する。具体的には、制御部160は、循環吹出口105を閉止して換気口107のみを開放する位置に開閉ダンパー130を配置し、ファン用モータ150を駆動させてファン120を回転駆動させる。このとき、ヒータ140は駆動させない。したがって、回転駆動するファン120によって浴室BR内から吸気口104を介して吸引され、本体100内に流入する空気は、すべて換気口107から排気ダクト300に流入して屋外へ排出される。すなわち、この換気モードの実行により、浴室BR内の空気の入れ替え(換気)を行うことができる。
図4(b)は、「循環モード」の1つである「暖房モード」における浴室乾燥機10の動作を示す模式図である。使用者が暖房モードスイッチ430を投入し、制御部160がリモコン400から送信された暖房モードスイッチ430に対応する制御信号を受信すると、浴室乾燥機10は暖房モードを実行する。具体的には、制御部160は、換気口107を閉止して循環吹出口105のみを開放する位置に開閉ダンパー130を配置し、ファン用モータ150を駆動させてファン120を回転駆動させ、さらにヒータ140を駆動させる。これにより、回転駆動するファン120によって浴室BR内から吸気口104を介して吸引され、本体100内に流入する空気は、加熱されてすべて循環吹出口105から浴室BR内に吹き出される。これにより、浴室BR内の空気は循環しながらヒータ140で加熱されるため、浴室BR内の温度が上昇する。すなわち、この暖房モードの実行により、浴室BR内の暖房を行うことができる。
図4(c)は、もう1つの「循環モード」である「衣類乾燥モード」における浴室乾燥機10の動作を示す模式図である。使用者が衣類乾燥モードスイッチ440を投入し、制御部160がリモコン400から送信された衣類乾燥モードスイッチ440に対応する制御信号を受信すると、浴室乾燥機10は衣類乾燥モードを実行する。具体的には、制御部160は、循環吹出口105と換気口107の双方を開放する位置に開閉ダンパー130を配置し、ファン用モータ150を駆動させてファン120を回転駆動させ、さらにヒータ140を駆動させる。これにより、回転駆動するファン120によって浴室BR内から吸気口104を介して吸引され、本体100内に流入する空気は、一部が換気口107から排気ダクト300に流入して屋外へ排出される。そして残りの一部が、ヒータ140によって加熱されて循環吹出口105から浴室BR内に吹き出され、浴室BR内を循環する。
衣類乾燥モードの実行により、循環吹出口105から吹き出す加熱された空気を濡れた衣類に吹きつけ、乾燥させることができる。一般に、濡れた衣類が高温になると水蒸気が放出されるため、浴室BR内が高湿度となって衣類の乾燥効率が低下する。しかし、浴室乾燥機10の衣類乾燥モードによれば、屋外へ排出される一部の空気とともに水蒸気も排出されるため、浴室BR内の湿度の上昇が抑制される。また、残りの一部の空気は浴室BR内を循環してヒータ140で繰り返し加熱されるため、さらに高温となって衣類の迅速な乾燥が促される。
以上説明した各運転モードのように、浴室BR内の空気の吸引および吹き出しを行うと、ファン120や循環風路170に空気中の埃が付着・蓄積してくる。また、衣類乾燥モードの際には、乾燥させる衣類の繊維などが吸気口104を介して浴室乾燥機10内に吸い込まれることもあり得る。特に浴室BR内は多湿空間であることから、空気中の埃も水分を多分に含んでいることが多く、ファン120や循環風路170に埃が付着しやすい環境にある。したがって、ファン120が形成する気流によって、ファン120や循環風路170に付着していた埃が離脱し、循環吹出口105から浴室BR内に吹き出してくるおそれがあった。
そこで、本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10では、使用者が循環モード(暖房モードまたは衣類乾燥モード)をリモコン400で選択した場合は、浴室BR内の空気の循環に先駆けて、ファン120や循環風路170に付着した埃を強制的に離脱させるクリーニング制御を行う。以下、クリーニング制御について、図面を参照しつつ詳述する。
クリーニング制御について、使用者がリモコン400で暖房モードスイッチ430を投入した場合を例にとって説明する。
図5は、本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の暖房モードにおけるタイミングチャートである。
使用者がリモコン400の暖房モードスイッチ430を投入すると、リモコン400から暖房モードスイッチ430に対応する制御信号が制御部160に向け送信される。制御部160は、その制御信号を受信すると、まず循環吹出口105を閉止して換気口107のみを開放する位置に開閉ダンパー130を配置し、さらに、回転数を「高」に設定してファン120を回転駆動させる「クリーニング制御」を開始する。
暖房モードスイッチ430の投入から時間t1が経過すると、制御部160はヒータ140の駆動を開始させる。この遅延時間t1を設けることにより、開閉ダンパー130、ヒータ140、ファン用モータ150の駆動を同時に開始して、突入電流が過大となる事態を回避できる。
このクリーニング制御においては、ファン120は回転数「高」で回転するため強い空気流が発生し、ファン120や循環風路170に付着していた埃が吹き飛ばされる。ファン120や循環風路170から吹き飛ばされた埃は、開閉ダンパー130が循環吹出口105を閉止しているため、浴室BR内に吹き出されることはなく、空気流とともに換気口107から排気ダクト300に流入し、屋外へ排出される。
暖房モードスイッチ430の投入から時間t2が経過すると、制御部160は、ファン120の回転数を例えば「中」に設定するとともに、さらに循環吹出口105を開放する位置に開閉ダンパー130を配置する「空気循環制御」を開始する。これにより、空気が循環吹出口105から吹き出され、浴室BR内の空気の循環が開始される。このとき、先駆けて行われたクリーニング制御において既にヒータ140が駆動して高温となっているため、循環吹出口105からの温風の吹き出しを迅速に開始することができる。空気循環制御では、既に埃が吹き飛ばされたファン120や循環風路170により、浴室BR内に埃が吹き出すことのない、快適な運転を行うことができる。
ここで、上記実施形態では、クリーニング制御を行う際は、循環吹出口105を完全に閉止し、ファン120によって吹き出される空気がすべて換気口107へ指向する(換気側100%)よう開閉ダンパー130を配置している。しかしながら、浴室BR内の暖房を所望して使用者が暖房モードスイッチ430を投入したにもかかわらず、先駆けて行われるクリーニング制御において循環吹出口105から空気が吹き出されないと、浴室乾燥機10が故障したとの誤解を使用者に与えるおそれがある。
この問題の解決のため、クリーニング制御において循環吹出口105を完全に閉止することなく、微小開度で開放してもよい。すなわち、例えば、ファン120が下流に吹き出す空気のうち、10%程度が循環吹出口105に指向し、残り90%程度が換気口107に指向するよう、開閉ダンパー130を配置してもよい。これにより、クリーニング制御中に微量でも循環吹出口105からの空気を吹き出しが開始したことを使用者に認識させ、上記誤解を与えるおそれを軽減することができる。この場合、クリーニング制御中にファン120や循環風路170から埃が離脱しても、循環吹出口105の開度を微小としているため、浴室BR内に吹き出すおそれも小さい。
クリーニング制御が行われる時間t2は、搭載されるファン120の特性や、使用環境に応じて適宜決定すればよいが、さらにクリーニング制御が効率的に行われるよう、実行された運転モードの履歴に基づいて変更してもよい。以下、図面を参照しつつ詳述する。
図6は、本発明の実施の形態に係る浴室乾燥機10の動作フローチャートである。
まず、ステップS11において、使用者がリモコン400で所望の運転モードに対応する運転モードスイッチを投入する。このとき使用者が選択した運転モードをM(n)とする。次に、ステップS12において、CPU161はこのM(n)が循環モード(暖房モードまたは衣類乾燥モード)であるか否かを判断する。M(n)が循環モードではなかった場合(NO:すなわち、使用者がリモコン400で換気モードスイッチ420を投入した場合)は、制御部160は、クリーニング制御を行うことなく、上述した換気モードを実行させる(ステップS21)。
ステップS12において、M(n)が循環モードであった場合(YES)には、クリーニング制御を行うこととなる。その場合、ステップS13において、CPU161は前回使用者がリモコン400で選択して浴室乾燥機10に実行させた運転モードであるM(n−1)をメモリ162から読み込む。続いてステップS14において、このM(n−1)が衣類乾燥モードであったか否かを判断する。M(n−1)が衣類乾燥モードでなかった場合(NO)は、ステップS15で時間t2として例えば5秒を設定し、空気循環制御(ステップS17)に先駆けてクリーニング制御(ステップS16)を5秒間行う。
一方、ステップS14においてM(n−1)が衣類乾燥モードであった場合(YES)、CPU161は時間t2として例えば10秒を設定する(ステップS22)。すなわち、前回使用者がリモコン400で選択し、浴室乾燥機10に実行させた運転モードが衣類乾燥モードであった場合は、衣類乾燥モードでなかった場合に比べて長時間のクリーニング制御が行われるように設定される。
衣類乾燥モードでは、循環吹出口105から吹き出される空気を衣類に吹きつけて乾燥させるため、乾燥中は浴室BR内に衣類の繊維等が飛散する。したがって、前回浴室乾燥機10が実行した運転モードが衣類乾燥モードである場合、浴室BR内から空気を吸引するファン120や循環風路170には、多量の埃が付着している可能性が高い。したがって、CPU161は長時間のクリーニング制御を設定することにより、付着している埃を換気口107から排出させることができる。これにより、空気循環制御において、循環吹出口105から浴室BR内に埃が吹き出す事態を確実に抑制することができる。
各運転モードの実行後は、CPU161は今回使用者がリモコン105で選択した運転モードM(n)を、新たなM(n−1)としてメモリ162に記憶させる(ステップS18)。すなわち、M(n−1)は各運転モードの実行の都度、更新されるものである。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。すなわち、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の技術的範囲に包摂される。
本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の横断面図である。 本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10のリモコン400を示す外観図である。 本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の各運転モードにおける動作を示す模式図である。 本発明の実施の形態にかかる浴室乾燥機10の暖房モードにおけるタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る浴室乾燥機10の動作フローチャートである。
符号の説明
10 浴室乾燥機、 100 本体、 104 吸気口、 105 循環吹出口、 107 換気口、 110 グリル、 120 ファン、 130 開閉ダンパー、 131 開閉ダンパー用モータ、 140 ヒータ、 150 ファン用モータ、 160 制御部、 170 循環風路、 200 (浴室BRの)天井、 210 開口、 300 排気ダクト、 400 リモコン

Claims (6)

  1. 浴室内から吸引した空気を加熱して前記浴室内に吹き出す浴室乾燥機において、
    前記浴室内の空気を取り入れる吸気口と、
    前記吸気口から取り入れた空気を前記浴室内に戻す循環吹出口と、
    前記吸気口と前記循環吹出口とを連結する循環風路と、
    前記循環風路内に配置され、回転駆動して前記浴室内の空気を前記吸気口から吸引し、前記循環吹出口から吹き出させるファンと、
    前記循環吹出口の開度を調節する開閉ダンパーと、
    前記循環吹出口から吹き出す空気を加熱するヒータと、
    前記ファン、前記開閉ダンパー及び前記ヒータを制御する制御部と、
    使用者が複数の運転モードの中から前記浴室乾燥機に実行させる運転モードを選択し、前記制御部に信号を送信するためのリモコンと、
    を備え、
    前記制御部は、前記浴室内の空気の少なくとも一部を循環させる循環モードに対応する信号を前記リモコンから受信すると、前記循環吹出口を開放し、且つ前記ファンを回転駆動させる空気循環制御に先駆けて、前記開閉ダンパーにより前記循環吹出口の開度を前記空気循環制御よりも小さくし、且つ前記ファンを回転駆動させるクリーニング制御を所定時間行うことを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 前記クリーニング制御における前記ファンの回転速度は、前記空気循環制御における前記ファンの回転速度に比べて大きいことを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記ファンよりも下流で前記循環風路に設けられ、屋外に空気を排出する換気風路に前記循環風路内の空気を排出する換気口をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記クリーニング制御において、前記開閉ダンパーは微小の開度で前記循環吹出口を開放することを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  5. 前記制御部は、前記クリーニング制御において前記ヒータを駆動させることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  6. 前記リモコンで選択された運転モードの履歴に関する情報を記憶するメモリをさらに備え、
    前記複数の運転モードのいずれかは、前記浴室内から取り入れた空気を前記循環吹出口から吹き出し、前記浴室内に配置された衣類に吹きつけて乾燥させる衣類乾燥モードであり、
    前記制御部は、前記メモリに記憶された情報を参照し、前記リモコンで前回選択された運転モードが前記衣類乾燥モードである場合は、他の運転モードである場合に比べて、前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
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