JP2010013461A - 低い水溶性を有する生物学的に活性な化合物を可溶化するための方法および組成物 - Google Patents
低い水溶性を有する生物学的に活性な化合物を可溶化するための方法および組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】親油性化合物との分子会合体を形成するための組成物、および親油性の生物学的に活性な化合物を、予め形成された、脂質粒子の水性懸濁物中に装填する改善された方法。バイアルまたは他の適切なコンテナ中に、直径が1000nm未満の脂質粒子を含む、注射目的での好ましい実施形態が、記載される。この方法は、第1のコンテナ中の、溶液中またはアモルファスとして、好ましくは、凍結乾燥された粉末として、親油性組成物を、第2のコンテナ中に含まれた脂質粒子の水性懸濁物と混合して、分子会合体を形成する工程を包含する。最小の攪拌のみが必要とされる。この手順全体は、病室において、または寝台のそばでの、使用の直前に、インサイチュで即座に、密封された滅菌ユニット中で実施され得る。
【選択図】なし
Description
「脂質」とは、リン脂質、糖脂質、セラミド、ガングリオシドおよびセレブロシドが挙げられる、膜脂質をいう。この用語は、本明細書中において使用される場合、1つの単一の型のみの脂質、およびその混合物(酵素で改変されたバージョンを含む)をいう。
特許文献1(WO98/58629)は、少なくとも1種のモノアシル脂質(例えば、モノアシルリン脂質およびモノアシルリン脂質とジアシルリン脂質との混合物)を含有する、脂質組成物を記載する。この組成物は、親油性化合物を分子形態で保持する際に効果的である。この組成物は、硬質または軟質のゼラチンカプセルに充填するために適切な、蝋質の固体、ペースト様の材料、または粘性流体であり得る。注射可能な薬物処方物の即座の調製は言及されていない。
より特定すれば、本願発明は以下の項目に関し得る。
(項目1)
分子会合体を処方するための組成物であって、以下:
a)低い水溶性を有する、生物学的に活性な化合物であって、生理学的に受容可能な親水性溶媒中に溶解しているか、または粉末形態であり、必要に応じて他の賦形剤と共に、第1のコンテナ中に保持されている、生物学的に活性な化合物;
b)脂質粒子の水性懸濁物であって、少なくとも1種の膜脂質を主成分として含有し、必要に応じて他の賦形剤と共に、第2のコンテナ中に保持されている、水性懸濁物;および
c)必要に応じて、他の生理学的に受容可能な賦形剤、
を含有する、組成物。
(項目2)
上記水性脂質懸濁物が、1000nm未満、好ましくは、300nm未満のサイズを有し、そして低い多分散性指数を有する、脂質粒子を含有する、項目1に記載の組成物。
(項目3)
上記水性脂質懸濁物が、1ミクロンより大きな平均粒子サイズを有する脂質粒子を含有する、項目1に記載の組成物。
(項目4)
上記膜脂質が、非極性脂質を実質的に含まない、項目1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
(項目5)
上記膜脂質が、リン脂質、糖脂質、スフィンゴリピド、セラミド、ガングリオシド、およびセレブロシドからなる群より選択される、項目1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
(項目6)
上記膜脂質が、モノアシルホスファチジルコリンもしくはジアシルホスファチジルコリン、またはその混合物であり、上記ジアシルホスファチジルコリンが、好ましくは、ダイズPC、卵PC、POPC、およびOOPCからなる群より選択され、そして上記モノアシルホスファチジルコリンが、好ましくは、酵素(ホスホリパーゼA2)で改変されたダイズPC、卵PC、1−パルミトイルPC、1−オレオイルPC、および1−ステアロイルPCからなる群より選択される、項目5に記載の組成物。
(項目7)
上記膜脂質が、以下の式:
(化1)
の膜脂質、またはこのような化合物の塩であり、ここで、R 1 は、C 10 〜C 20 アシルを表し;R 2 は、水素またはC 10 〜C 20 アシルを表し;そしてR 3 は、水素、2−トリメチルアミノ−1−エチル、2−アミノ−1−エチル、C 1 〜C 4 アルキル、カルボキシで置換されたC 1 〜C 5 アルキル、カルボキシおよびヒドロキシで置換されたC 2 〜C 5 アルキル、カルボキシおよびアミノで置換されたC 2 〜C 5 アルキル、イノシトール基またはグリセリル基を表す、項目1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
(項目8)
上記第2のコンテナ中の上記脂質粒子が、主成分として存在する少なくとも1種の膜脂質を含有する、項目1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
(項目9)
低い水溶性を有する生物学的に活性な化合物との、分子会合体を形成する方法であって、上記方法は、生理学的に受容可能な親水性溶媒中に溶解しているかまたは粉末形態である、低い水溶性を有する生物学的に活性な化合物を含有する、第1のコンテナの内容物を、少なくとも1種の膜脂質を主成分として含有する脂質粒子の懸濁物を含有する、第2のコンテナの内容物、および必要に応じて、他の生理学的に受容可能な賦形剤と混合する工程を包含する、方法。
(項目10)
上記第2のコンテナの内容物が、必要に応じて溶媒、および胆汁酸塩のような界面活性剤を含有する、等張性の、等水素イオン濃度の水性媒体中に懸濁した、0.5%w/w〜25%w/wの間、好ましくは、20%w/w未満、最も好ましくは、5%w/w〜15%w/wの間の、少なくとも1種の膜脂質、好ましくは、リン脂質を含有する、脂質粒子の分散物を含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
上記膜脂質が、以下の式:
(化2)
またはこのような化合物の塩であり、ここで、R 1 は、C 10 〜C 20 アシルを表し;
R 2 は、水素またはC 10 〜C 20 アシルを表し;そしてR 3 は、水素、2−トリメチルアミノ−1−エチル、2−アミノ−1−エチル、C 1 〜C 4 アルキル、カルボキシで置換されたC 1 〜C 5 アルキル、カルボキシおよびヒドロキシで置換されたC 2 〜C 5 アルキル、カルボキシおよびアミノで置換されたC 2 〜C 5 アルキル、イノシトール基またはグリセリル基を表す、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記水性脂質分散物が、高圧の均質化および高圧ホモジナイザーでの抽出に供されて、300nm未満、好ましくは100nmより小さな粒子サイズを与える、項目9〜11のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
上記第2のコンテナ中の上記脂質粒子が、小胞性、非小胞性、または組合せである、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
上記第2のコンテナ中の上記脂質粒子が、660nmの波長または適切な極大において、1cmのセル中で測定される場合に、入射光の少なくとも40%の透過を可能にする、項目9〜13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
上記第1のコンテナの上記内容物が、溶媒中の親油性化合物の溶液から、沈澱および/または凍結乾燥によって調製された、アモルファス粉末である、項目9〜14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
上記装填される脂質懸濁物が乾燥される、項目1〜15のいずれか1項に記載の方法。
代表的には、別個の脂質粒子の水性懸濁液は、大量調製される。この脂質分散物は、0.5%w/w〜25%w/wの間、好ましくは20%w/w未満、最も好ましくは5%w/w〜15%w/wの間の、少なくとも1つの膜脂質、好ましくはリン脂質を含み、これは水性媒体に懸濁され、必要に応じて、溶媒および界面活性剤(例えば、胆汁酸塩)を含む。50μmまでの平均粒径を有する脂質懸濁液を生じる任意の生成方法が、用いられ得る。特に好ましい実施形態において、水性脂質懸濁液を、高圧ホモジナイズまたは高圧ホモジナイザーでの押出しに供して、1000nm未満、好ましくは300nm未満、最も好ましくは100nm未満のサイズを有し、透明であるかまたは光学的に透明な懸濁液を生成する低い多分散指数を有する粒子を得る。このサイズは、光子相関分光法を使用して、光子Z平均直径を示す。光学的に透明な懸濁液は、2つのコンテナの内容物が、適用(例えば、注射)の直前に、インサイチュで一緒に混合される適用において望まれる特徴である。従って、光学的に透明な脂質懸濁液が、非常に望ましいが、他の適用(例えば、経口用途)のための親油性化合物を会合する目的のための本発明の必須の特徴ではない。本発明の重要な特徴は、透明性とも層状性とも関係なく、脂質粒子の予備形成された懸濁液への親油性化合物の最大の負荷を得ることである。この懸濁液は、大量生成され得、そして大量生成のために適切な第2のコンテナ(container)または容器(vessel)中に収容され、そしてバイアルのような個々の単位コンテナに移される。この懸濁液は、特定の投与経路、用いられる脂質の型、および低い水溶性を有する化合物の割合に依存して、小胞、非小胞またはその組み合わせであり得る。この組成物は、濾過により滅菌され得、そして適切なゴム栓を備えた個々の滅菌バイアルに無菌的に充填され得る。あるいは、これらのバイアルおよび内容物は、最後に滅菌され得る。
バイアル中の懸濁液が透明であるか、または光学的に透明、すなわち、入射光の透過を可能にすることが、特に非経口用途のための本発明の所望される特徴である。これは、透明性および濁りについての目視検査によって、判断され得る。透明性は、最初に、脂質濃度に依存して、例えば、660nm、または最も適切な波長で、1cmの透過セルを使用して、決定される。第2の決定は、負荷プロセス(IPL)の後に行われ、透過値の差異は負荷効率を示す。これは、分子的に分散していない任意の会合していない化合物が、より大きな粒子として沈殿し、そして初期の懸濁液の濁りを増加させるという事実に基づく。一般に、第2のコンテナ中の脂質粒子の初期の懸濁液は、少なくとも40%、好ましくは60%、最も好ましくは80%より多くの光を透過させるのに十分透明でなければならない。これらの初期値を基準値として使用して、沈殿物も会合していない薬物も実質的に含まない同じ脂質粒子の負荷懸濁液は、透過を、25%以下、好ましくは10%以下、最も好ましくは5%以下減少してはならない。この方法は、負荷懸濁液が使用時に作製される必要がある場合に、本発明の負荷効率を評価するための速くかつ信頼性のある手段を与える。
本発明は、難水溶性化合物を可溶化するために特に適切であり、この化合物は、約10mgより多い単回用量で投与され、そして周囲温度において、脱イオン水に対して10mg/100ml未満の溶解度を有する。本発明は、1mg/100ml未満の水溶解度を有する化合物、およびリポタンパク質上に結合する親油性化合物に特に適切である。難水溶性を有する生物学的に活性な親油性化合物の代表的な例としては、中性環状ペプチド(例えば、シクロスポリンA、タクロリムスまたはマクロライド(例えば、ラパマイシン))のような疎水性免疫抑制剤が挙げられる。
薬物 対 脂質の比は、代表的には、重量部で、1:2〜1:200の間、好ましくは、1:5〜1:100の間、最も好ましくは、1:5〜1:50の間である。
ここで、
R1は、C10〜C20アシルを表し;R2は、水素またはC10〜C20アシルを表し;R3は、水素、2−トリメチルアミノ−1−エチル、2−アミノ−1−エチル、C1〜C4アルキル、カルボキシで置換されたC1〜C5アルキル、カルボキおよびヒドロキシで置換されたC2〜C5アルキル、カルボキシおよびアミノで置換されたC2〜C5アルキル、イノシトール基またはグリセリル基を表す。
水混和性の薬学的に受容可能な溶媒の例は、以下である:エタノール、96% エタノール、無水グリセロール、プロピレングリコール、乳酸エチル、プロピレングリコール300、ポリエチレングリコール400、1,3−ブタンジオール、コハク酸ジエチルエステル、クエン酸トリエチル、セバシン酸ジブチル、ジメチルアセトアミド、DMSO、グリセリンホルマール、グリコフロール(glycofurol)(テトラグリコール)、イソプロパノール、乳酸ブチルエステル、N−メチルピロリドン、ソルケトール(solketol)、炭酸プロピレン、二酢酸プロピレングリコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリアセチン。この親水性溶媒は、必要に応じて水を含み得る。好ましくは、この組成物は、非経口用途または静脈内用途のために、2つのコンテナの内容物の混合の後に、最終製品中の溶媒の15%w/wより多くを含むべきである。
任意の他の薬学的に受容可能な賦形剤が、安定剤または保存剤のいずれかとして存在し得る。これらは、脂質懸濁液を含む第2のコンテナ中、または溶液または凍結乾燥粉末としての活性化合物を含む第1のコンテナ中に含まれ得る。安定剤の例は、等張剤および緩衝剤(例えば、糖および塩)、または酸化防止剤(例えば、α酢酸トコフェロール、パルミチン酸アスコルビル)である。保存剤の例は、抗菌剤(例えば、メチルパラベンおよびブチルパラベン)である。第1のバイアルはまた、賦形剤を含み得、この賦形剤は、ポリエチレングリコール3000およびポリエチレングリコール4000、糖(例えば、マンニトールおよびラクトースおよびサッカロース)のように、凍結乾燥の際にケークを形成し得る。さらに、この第1のバイアルは、脂質の溶解度および負荷を改善する他の賦形剤(例えば、モノアシル膜脂質およびジアシル膜脂質(例えば、卵PC、大豆PC、大豆PG、脂肪酸およびそれらの塩)、ポリソルベート80のような界面活性剤、ポロキシマーおよびCremophor EL)を含み得る。
10mgのミコナゾールおよび1mgのPOPGを、0.25gのエタノールに溶解し、そしてバイアル中に維持する。2.5gの10%リン脂質(98%大豆ホスファチジルコリンおよび2%卵PG)の混合物を得、そして10mlの蒸留水中で水和する。この脂質分散物を、高圧ホモジナイザー(Emulsiflex C5,Avestin)に通して、光学的に透明な懸濁液を得る。この脂質粒子は、100nmより小さい。第1のバイアルの内容物を、第2のバイアル中のこの透明な脂質分散物に添加し、そして振盪する。この得られた分子会合物の分散物は、透明であり、光透過の減少はない。ミコナゾールの90%以上が、この脂質粒子に移り、そして分析的濾過およびHPLC分析によって、確認し得る。この脂質分散物を、ネブライザーを使用する吸入により投与し得るか、またはこれを、局所的に適用し得る。
10mgのトリクラベンダゾール(triclabendazole)および5mgのオレイン酸ナトリウムを、50mgのラクトースを含有する5mlの脱イオン水を含む第1のコンテナ中で、0.5mlのエタノールに溶解する。オレイン酸ナトリウムの代わりに、胆汁酸塩または荷電した膜脂質を使用し得る。得られる分散物を、直ちに凍結し、そして凍結乾燥して、ケークを得る。このケークに、高圧ホモジナイザーにより生成した2.5gの10%リン脂質分散物(98%卵PC)を添加する。この分散物の外観は、このケークに添加した後、透明なままである。光透過の減少は、10%未満である。
低い水溶解度(0.00008g/l)および179℃の融点を有する抗ウイルス性活性化合物C29H21N5SFを、以下のようにして脂質粒子に結合する:
25mgの抗ウイルス性化合物を、PGを含むPEG400/エタノール(1:1 v/v)(2.5mg/ml、975mg)に溶解し、そして第1のバイアル中に維持する。
この実施例において、第1のコンテナは、96%エタノール中の10%w/wのシクロスポリンAおよび1%の卵ホスファチジルグリセロールの溶液を含むバイアルである。
1gのシクロスポリンAおよび0.1gの卵ホスファチジルグリセロールを、3.0mlのtert−ブタノールに溶解し、0.2μmのフィルターを通して滅菌濾過し、そして凍結乾燥によって溶媒を除去して、長期の安定性を有する乾燥投薬形態を得る。これを第1のコンテナ中に維持する。使用(投与)の直前に、10mlのエタノール96%をこのコンテナに添加し、その後、この内容物を、実施例4に記載されるように、脂質懸濁液を含む第2のコンテナと混合する。この方法は、エタノール性溶液中でさえ乏しい貯蔵安定性を有する化合物に特に適切である。
この実施例において、5mgのパクリタキセル(SIGMA,97%純粋)および5mgの卵ホスファチジルグリセロール/mlを、無水エタノールに溶解し、そして第1のコンテナ中に維持する。この第1のコンテナの200μlのパクリタキセル溶液を、2mlの脂質懸濁液(上記の実施例におけるようなホスファチジルコリンおよびPGの5%w/wリン脂質分散物、および1.25%w/wグリセロールおよび2.5%w/wグルコースを含む)を含む第2のコンテナに添加する。パクリタキセルを含む得られる脂質分散物は、沈殿した薬物結晶を含まず、そして静脈内投与または経口投与に適切である。経口投与について、脂質ブレンドは、50%w/wまでのモノアシルホスファチジルコリンを含み得る。光透過の減少は、5%未満である。得られた分散物は、24時間より長い間、物理的に安定である。比較すると、第1のコンテナの200μlのパクリタキセル溶液を脂質粒子を含まない5%グルコースを含む第2のコンテナに添加する場合、粗沈殿物が形成され、これは投与のために適切ではない。
低い水溶解度(2mg/ml)および2.5mg/ml未満のプロピレングリコールに対する溶解度、および2.5mg/ml未満のPEG400に対する溶解度を有する抗癌化合物C10H7N5SBrを、以下のようにして脂質粒子に結合する。
第1および第2のコンテナの内容物を混合するための代替の手順。親油性薬物を脂質分散物に負荷するために、第1のバイアル中の内容物は、第2のバイアルの内容物と混合されなければならない。
(要旨)
本発明は、親油性化合物との分子会合物を形成するための組成物、および難溶性化合物を予め形成された脂質粒子の水性懸濁液に負荷する改善された方法に関する。非経口用途のための好ましい実施形態は、第1のコンテナ中に維持される透明な脂質懸濁液を含み、ここで、平均脂質粒子サイズは、1000nm未満であり、好ましくは、300nm未満である。これは、第1のコンテナ中の溶液または凍結乾燥物としていずれかの親油性化合物を、第2のコンテナ中に含まれる脂質粒子の水性懸濁液と混合して、分子会合物を形成する工程を包含する。このプロセスは、即時分配負荷(IPL)として記載され得る。最小の撹拌のみが必要とされる。この手順は、延長した貯蔵のための負荷懸濁液の生成のために使用され得るか、または病棟においてまたは病床における使用の直前に、インサイチュで密閉滅菌ユニット内で即時に実施され得る。
Claims (1)
- 分子会合体を処方するための組成物であって、以下:
a)低い水溶性を有する、生物学的に活性な化合物であって、生理学的に受容可能な親水性溶媒中に溶解しているか、または粉末形態であり、必要に応じて他の賦形剤と共に、第1のコンテナ中に保持されている、生物学的に活性な化合物;
b)脂質粒子の水性懸濁物であって、少なくとも1種の膜脂質を主成分として含有し、
必要に応じて他の賦形剤と共に、第2のコンテナ中に保持されている、水性懸濁物;および
c)必要に応じて、他の生理学的に受容可能な賦形剤、を含有する、組成物。
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