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JP2010011128A - 無線中継伝送システム、送信局装置、中継局装置、及び、無線中継伝送方法 - Google Patents

無線中継伝送システム、送信局装置、中継局装置、及び、無線中継伝送方法 Download PDF

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JP2010011128A JP2008168580A JP2008168580A JP2010011128A JP 2010011128 A JP2010011128 A JP 2010011128A JP 2008168580 A JP2008168580 A JP 2008168580A JP 2008168580 A JP2008168580 A JP 2008168580A JP 2010011128 A JP2010011128 A JP 2010011128A
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Abstract

【課題】中継局により送信局から宛先局へのマルチキャリア信号の無線中継を行なうときに、いずれの装置間においても誤りが発生する確率を減少させる。
【解決手段】送信局と1以上の中継局と宛先局とからなる無線中継伝送システムにおいて、各局が自局の送信側及び受信側伝搬路の伝達関数を推定し、推定した伝達関数を送信局へ送信する。送信局がマルチキャリア信号を送信するときには、当該送信局において推定した伝達関数及び受信した伝達関数から、サブキャリア毎に最小の伝達関数を選択し、該選択した伝達関数に基づいて当該サブキャリアに対する多重変調の多重数を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、中継によって無線によるデータ伝送を行なう無線中継伝送システム、送信局装置、中継局装置、及び、無線中継伝送方法に関する。
従来の無線中継伝送システムについて、図11を用いて説明する。同図に示す無線中継伝送システムでは、中継局R1は、送信局Txから受信した無線信号を、宛先局Rxに向けて中継送信している。再生中継方式の場合、中継局R1は、送信局Txから受信した信号を復号した後に、宛先局Rxへ中継送信を行なう(例えば、非特許文献1参照)。送信局Txから送信された広帯域信号(a)は、中継局R1までの伝搬路により周波数選択性フェージングが発生するため、中継局R1ではその影響を受けた周波数スペクトルの広帯域信号(b)を受信することになる。中継局R1では、この受信した広帯域信号(b)を復号して、広帯域信号(c)のようなフラットなパワーの広帯域周波数スペクトルに戻して再送信するが、同様に、中継局R1から宛先局Rxまでの伝搬路により周波数選択性フェージングが発生するため、宛先局Rxでは、その影響を受けたパワーの周波数スペクトルの広帯域信号(d)を受信する。
J. Laneman, D.N.C.Tse, G.W.Worrell,"Cooperative diversity in Wireless Networks: Efficient Protocols and Outage Behavior",IEEE Trans. on IT,Vol.50,No.12,Dec.2004
上述した従来技術において、無線中継伝送システム全体のシステムスループットは、送信局Txと中継局R1の間、または、中継局R1と宛先局Rxの間の信号対雑音電力比のどちらか悪いほうに依存してしまう。そのため、中継局R1と宛先局Rxの間の信号対雑音電力比が悪い場合、送信局Txから中継局R1までの通信が成功したとしても、中継局R1と宛先局Rxの間の通信で誤りが発生してしまい、システムスループットが低下してしまうという問題がある。
この問題を、図12を用いて説明する。同図における無線中継伝送システムでは、マルチキャリア信号を送信するものとし、送信局Txと中継局R1の間の伝搬路の伝達関数をHTx−R1、中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路の伝達関数をHR1−Rxとする。伝達関数は、サブキャリア、または、サブキャリアに対応する周波数毎の受信側の受信電力(パワー)を示すものである。そして、多重変調方式を誤りなく通信することのできる閾値より受信電力が高いサブキャリアでは多重度の高い16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)により、当該閾値より受信電力が低い伝達関数に対応するサブキャリアでは多重度の低いQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)によりデータを変調するものとする。
同図に示すように、伝達関数HR1−Rxでは、サブキャリア5,6の受信電力が閾値より下回っているが、送信局Txは、伝達関数HTx−R1のみを把握しており、伝達関数HR1−Rxは把握していない。送信局Txは、自身の把握している伝達関数HTx−R1によれば、サブキャリア5,6の受信電力が閾値を超えているため、十分な電力が確保できるものとして高い多重数の変調方式を用いて信号を送信する。しかし、中継局R1が、送信局Txから送信された高い多重数のまま中継送信したとしても、中継局R1と宛先局Rxとの間では、サブキャリア5,6について、高い多重数を通信するために必要な電力が確保できないために、誤りが発生する確率が非常に高くなる。このように、中継局R1を介することにより、無線中継伝送システム全体の信号の受信品質は、伝搬経路の中で、信号対雑音電力比の悪いほうに支配される。これによって、再送請求などの処理が発生し、通信の効率が非常に悪くなってしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、中継局により送信局から宛先局へのマルチキャリア信号の無線中継を行なうときに、いずれの装置間においても誤りが発生する確率を減少させることができる無線中継伝送システム、送信局装置、中継局装置、及び、無線中継伝送方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムにおいて、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段と、当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調手段とを備え、前記中継局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、当該中継局装置の前記無線手段により他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知手段と、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、前記復調手段により復調されたマルチキャリア信号を変調して、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段とを備え、前記宛先局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調手段とを備える、ことを特徴とする無線中継伝送システムである。
また、本発明は、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムにおいて、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調手段とを備え、前記中継局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、当該中継局装置の前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定手段と、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、前記復調手段により復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定手段によって決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え手段と、前記サブキャリア入れ替え手段によりサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段とを備え、前記宛先局装置は、無線により信号を送受信する無線手段と、トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調手段と、前記復調手段により復調された各サブキャリアの受信情報系列に対し、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したサブキャリア入れ替え情報に基づいて、入れ替えられたサブキャリアに対応した受信情報系列を入れ替える信号並び替え手段とを備える、ことを特徴とする無線中継伝送システムである。
また、本発明は、上述する無線中継伝送システムであって、前記中継局装置は、当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知手段をさらに備え、前記送信局装置は、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段をさらに備え、前記送信局装置の前記判定手段は、当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される、各中継局装置において推定された伝達関数のそれぞれについて、各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定し、さらに、各前記中継局装置における受信信号のサブキャリアの多重数と中継送信信号のサブキャリアの多重数とが同じになるように、当該中継局装置で入れ替えを行なうサブキャリアを特定して入れ替え情報を生成し、前記中継局装置に送信し、前記中継局装置の前記サブキャリア入れ替え手段は、受信した入れ替え情報に従って、前記復調手段により復調された各サブキャリアを入れ替える、ことを特徴とする。
また、本発明は、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムの前記送信局装置において、無線により信号を送受信する無線手段と、前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段と、前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、前記無線手段により送信させる直交変調手段と、を備えることを特徴とする送信局装置である。
また、本発明は、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムの前記中継局装置において、無線により信号を送受信する無線手段と、トレーニング信号を生成し、前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定手段と、前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、前記復調手段により復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定手段によって決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え手段と、前記サブキャリア入れ替え手段によりサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段と、を備えることを特徴とする中継局装置である。
また、本発明は、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムに用いられる無線中継伝送方法であって、前記送信局装置、前記宛先局装置、及び、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段を備えており、前記中継局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる中継局トレーニング信号送信過程と、前記宛先局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させる宛先局トレーニング信号送信過程と、前記中継局装置の伝達関数推定手段が、当該中継局装置の前記無線手段により他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する中継局伝達関数推定過程と、前記中継局装置の伝達関数通知手段が、前記中継局伝達関数推定過程において推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知過程と、前記送信局装置の伝達関数推定手段が、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する送信局伝達関数推定過程と、前記送信局装置の伝達関数受信手段が、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信過程と、前記送信局装置の判定手段が、前記送信局伝達関数推定過程において推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信過程において受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定過程と、前記送信局装置の多重変調手段が、前記判定過程において決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調過程と、前記送信局装置の直交変調手段が、前記多重変調過程において変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させるマルチキャリア信号送信過程と、前記中継局装置の復調手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する中継局復調過程と、前記中継局装置の再変調手段が、前記中継局復調過程において復調されたマルチキャリア信号を変調して、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調過程と、前記宛先局装置の復調手段が、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調過程と、を有することを特徴とする無線中継伝送方法である。
また、本発明は、送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムに用いられる無線中継伝送方法であって、前記送信局装置、前記宛先局装置、及び、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段を備えており、前記中継局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる中継局トレーニング信号生成過程と、前記宛先局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる宛先局トレーニング信号生成過程と、前記送信局装置の伝達関数推定手段が、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する送信局伝達関数推定過程と、前記送信局装置の判定手段が、前記送信局伝達関数推定過程において推定した伝達関数から各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定過程と、前記送信局装置の多重変調手段が、前記判定過程において決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調過程と、前記送信局装置の直交変調手段が、前記多重変調過程において変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調過程と、前記中継局装置の伝達関数推定手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する中継局伝達関数推定過程と、前記中継局装置の中継多重数判定手段が、前記中継局伝達関数推定過程において推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定過程と、前記中継局装置の復調手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する中継局復調過程と、前記中継局装置の再変調手段が、前記中継局復調過程において復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定過程において決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え過程と、前記中継局装置の再変調手段が、前記サブキャリア入れ替え過程においてサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調過程と、前記宛先局装置の復調手段が、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調過程と、前記宛先局装置の信号並び替え手段が、前記復調過程において復調された各サブキャリアの受信情報系列に対し、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したサブキャリア入れ替え情報に基づいて、入れ替えられたサブキャリアに対応した受信情報系列を入れ替える信号並び替え過程と、を有することを特徴とする無線中継伝送方法である。
本発明によれば、無線中継伝送システムにおいて、送信局装置−中継局装置間、中継局装置−中継局装置間、中継局装置−宛先局装置間のいずれの伝搬路においても誤りが発生する確率を減少させることができ、システムスループットを向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による無線中継伝送システムの構成を示す図である。同図において、無線中継伝送システムは、無線によりマルチキャリア信号を送信する送信局Tx、送信局Txから宛先局Rxへ送信された信号を無線により中継する中継局R1、及び、送信局Txから送信されたマルチキャリア信号の宛先である宛先局Rxからなる。なお、ここでは中継局が1台である場合を示しているが、複数台の中継局を備えることでもよい。また、同図においては、(a)送信局Txからフラットなパワーで送信されたマルチキャリア無線信号を中継局R1で受信したときの周波数スペクトルと、送信局Txと中継局R1の間の伝搬路の伝達関数HTx−R1、及び、(b)中継局R1からフラットなパワーで中継送信されたマルチキャリア無線信号を宛先局Rxで受信したときの周波数スペクトルと、中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路の伝達関数HR1−Rxを示している。この伝達関数は、サブキャリア毎、または、サブキャリアに対応した周波数毎の受信側の受信電力(パワー)を示すものである。
本実施形態では、送信局Txが、予め、送信局Txと中継局R1の間の伝達関数HTx−R1、及び、中継局R1と宛先局Rxの間の伝達関数HR1−Rxを把握することにより、送信局Txはこれらの伝達関数に応じた適切な多重変調をサブキャリア毎に選択して、マルチキャリア信号を生成する。例えば、(a)に示すように、サブキャリア4、8については、送信局Txと中継局R1の間の伝搬路における信号対雑音電力比が悪いため、受信電力が、ある多重変調方式を誤りなく通信することのできる閾値より低く、(b)に示すように、サブキャリア5、6については、中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路における信号対雑音電力比が悪いため、受信電力が前述の閾値より低い。この場合、送信局Txはあらかじめ、サブキャリア4、5、6、8については、他のサブキャリアより多重数の少ない多重変調方式を適用してマルチキャリア信号を生成し、送信する。
次に、本実施形態による無線中継伝送システムの構成する各装置について説明する。
図2は、本実施形態による送信局Txの内部構成を示すブロック図である。送信局Txは、多重変調回路10、トレーニング信号生成/付加回路11、直交変調回路12、無線部13、スイッチ14、アンテナ15、伝達関数推定回路16、伝達関数記憶装置17及び閾値判定回路18を備える。
多重変調回路10は、閾値判定回路18によって指示されたサブキャリア毎の多重数に従った多重変調方式により、送信情報系列をサブキャリア毎に変調する。多重変調方式には、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、64QAM等がある。トレーニング信号生成/付加回路11は、中継局R1において伝達関数HTx−R1を得るための、予め決められたトレーニング信号を生成し、送信信号に付加する。直交変調回路12は、サブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成する。無線部13は、直交変調回路12により生成されたマルチキャリア信号を無線信号に変換する。
スイッチ14は、無線部13により生成された無線信号をアンテナ15により送信するか、アンテナ15による受信信号を伝達関数推定回路16に出力するかを切り替える。伝達関数推定回路16は、受信したマルチキャリア無線信号から伝達関数HTx−R1を推定する。また、伝達関数推定回路16は、中継局R1から受信したデータ通信による伝達関数HR1−Rxを取得する。伝達関数記憶装置17は、伝達関数推定回路16により推定された伝達関数HTx−R1、及び、中継局R1から受信した伝達関数HR1−Rxを記憶する。閾値判定回路18は、伝達関数記憶装置17に記憶されている伝達関数HTx−R1、HR1−Rxに基づいて、各サブキャリアの受信電力が、多重数に対応した閾値を超えているか否かを判定し、その結果によって各サブキャリアに適用すべき多重数を多重変調回路10に指示する。
図3は、本実施形態による中継局R1の内部構成を示すブロック図である。中継局R1は、アンテナ20、スイッチ21、伝達関数推定回路22、伝達関数記憶装置23、復調器24、再変調器25、トレーニング信号生成/付加回路26、無線部27を備える。
スイッチ21は、アンテナ20による受信信号を伝達関数推定回路22に出力するか、無線部27により生成された無線信号をアンテナ20により送信するかを切り替える。伝達関数推定回路22は、送信局Txから受信したトレーニング信号から伝達関数HTx−R1を、宛先局Rxから受信したトレーニング信号から伝達関数HR1−Rxを推定する。伝達関数記憶装置23は、伝達関数推定回路22により推定された伝達関数HTx−R1、及び、伝達関数HR1−Rxを記憶する。復調器24は、送信元に対応した伝達関数を用いて受信信号を復調する。
再変調器25は、復調器24が復調した受信信号を変調する。トレーニング信号生成/付加回路26は、送信局Txにおいて伝達関数HTx−R1を、宛先局Rxにおいて伝達関数HR1−Rxを得るための、予め決められたトレーニング信号を生成し、送信信号に付加する。また、トレーニング信号生成/付加回路26は、送信局Txに伝達関数HR1−Rxを通知するためのデータ信号を生成する。無線部27は、再変調器25により変調され、トレーニング信号生成/付加回路26においてトレーニング信号が付加されたマルチキャリア信号、及び、伝達関数HR1−Rxを通知するためのデータ通信信号を無線信号に変換する。
図4は、本実施形態による宛先局Rxの内部構成を示すブロック図である。宛先局Rxは、アンテナ30、スイッチ31、伝達関数推定回路32、伝達関数記憶装置33、復調器34、トレーニング信号生成/付加回路35、無線部36を備える。
スイッチ31は、アンテナ30により受信信号を伝達関数推定回路32に出力するか、無線部36により生成された無線信号をアンテナ30により送信するかを切り替える。伝達関数推定回路32は、受信したトレーニング信号から伝達関数HR1−Rxを推定する。伝達関数記憶装置33は、伝達関数推定回路32により推定された伝達関数HR1−Rxを記憶する。復調器34は、伝達関数HR1−Rxを用いて受信信号を復調し、受信情報系列を得る。トレーニング信号生成/付加回路35は、中継局R1において伝達関数HR1−Rxを得るための、予め決められたトレーニング信号を生成し、送信信号に付加する。無線部36は、トレーニング信号生成/付加回路26においてトレーニング信号が付加されたマルチキャリア信号を無線信号に変換する。
なお、送信局Txと中継局R1との間、及び、中継局R1と宛先局Rxとの間でのトレーニング信号の送受信タイミングや、中継局R1と送信局Txの間でのデータ信号による伝達関数HR1−Rxの送受信タイミングは、予め決められているものとする。例えば、中継局R1から送信局Txへ伝達関数HR1−Rxを通知する場合、トレーニング信号の後ろに伝達関数HR1−Rx用のデータ信号を置き、その後ろに実際の通信を行うデータ信号を置く、という通信フレームを使用する。
図5は、本実施形態による無線中継伝送システムの動作を示す処理フローである。
同図において、送信局Txの多重変調回路10は、送信情報系列をシリアルに分割してサブキャリア毎に多重変調し、トレーニング信号生成/付加回路11は、中継局R1との間で既知のトレーニング信号を生成し、多重変調回路10によりサブキャリア毎に多重変調された信号に付加する。直交変調回路12は、トレーニング信号生成/付加回路11によりトレーニング信号が付加されたサブキャリア信号を直交変調してマルチキャリア信号を生成する。無線部13は、直交変調回路12により生成されたマルチキャリア信号を無線信号に変換し、この無線信号はアンテナ15から送信される(ステップS105)。
中継局R1の伝達関数推定回路22は、送信局Txから受信した無線信号に含まれるトレーニング信号と、既知のトレーニング信号とのずれから伝達関数HTx−R1を推定し、伝達関数記憶装置23に書き込む(ステップS110)。中継局R1の復調器24は、伝達関数HTx−R1を用いて受信信号を復調したのち、再変調器25が復調器24により復調された受信信号を変調する。トレーニング信号生成/付加回路26は、宛先局Rxとの間で既知のトレーニング信号を生成し、再変調された信号に付加する。無線部27は、再変調器25により変調され、トレーニング信号生成/付加回路26においてトレーニング信号が付加されたマルチキャリア信号を無線信号に変換し、この無線信号はアンテナ20から宛先局Rxへ送信される。さらに、中継局R1のトレーニング信号生成/付加回路26は、送信局Txとの間で既知のマルチキャリア信号によるトレーニング信号を生成し、送信局Tx宛の送信信号に付加する。無線部27は、トレーニング信号生成/付加回路26においてトレーニング信号が付加された送信信号を無線信号に変換し、この無線信号はアンテナ20から送信局Txへ送信される(ステップS115)。
宛先局Rxの伝達関数推定回路32は、受信した無線信号に含まれるトレーニング信号と、既知のトレーニング信号とのずれから伝達関数HR1−Rxを推定し、伝達関数記憶装置33に書き込む。また、送信局Txの伝達関数推定回路16は、受信した無線信号に含まれるトレーニング信号と、既知のトレーニング信号とのずれから伝達関数HTx−R1を推定し、伝達関数記憶装置17に書き込む(ステップS120)。宛先局Rxの復調器34は、伝達関数HR1−Rxを用いて受信信号を復調し、受信情報系列を得る。
続いて、宛先局Rxのトレーニング信号生成/付加回路35は、中継局R1との間で既知のマルチキャリアによるトレーニング信号を生成し、中継局R1宛ての送信信号に付加する。無線部36は、トレーニング信号生成/付加回路35においてトレーニング信号が付加された送信信号を無線信号に変換し、この無線信号はアンテナ30から中継局R1へ送信される(ステップS125)。
中継局R1の伝達関数推定回路22は、宛先局Rxから受信した無線信号に含まれるトレーニング信号と、既知のトレーニング信号とのずれから伝達関数HR1−Rxを推定し、伝達関数記憶装置23に書き込む(ステップS130)。トレーニング信号生成/付加回路26は、伝達関数推定回路22により推定した伝達関数HR1−Rxを示すデータ通信の信号を生成する。通常はトレーニング信号の後ろにデータ信号が入るため、このデータ信号の部分に推定された伝達関数HR1−Rxの数値情報を載せ、変調する。無線部27は、トレーニング信号生成/付加回路26において伝達関数HR1−Rxが設定されたデータ通信信号を無線信号に変換し、この無線信号はアンテナ20から送信局Txへ送信される(ステップS135)。
送信局Txの伝達関数推定回路16は、受信した無線信号を復調して伝達関数HTx−R1を取得し、伝達関数記憶装置17に書き込む(ステップS140)。閾値判定回路18は、変数iを0により初期化するとともに、変数nを多重数2が最大値であるときの値に初期化する(ステップS145、S150)。そして、閾値判定回路18は、iの現在の値を1加算した値に更新すると(ステップS155)、伝達関数記憶装置17から、サブキャリアi(またはサブキャリアiが使用する周波数)に対応した伝達関数HTx−R1及び伝達関数HR1−Rxの値を読み出して、いずれか小さい値を選択する(ステップS160)。閾値判定回路18は、当該選択した小さいほうの値により示されるサブキャリアiの受信電力が、多重数2を伝送できる閾値以上であるか否かを判断する(ステップS165)。なお、多重数2を伝送できる閾値は、予め閾値判定回路18に保持されているものとする。
ステップS160において取得した電力の値が、多重数2を伝送できる閾値よりも小さい場合、閾値判定回路18は、現在のnの値を1減算した値に更新する(ステップS170)。そして再び、ステップS165の判断を行う。
ステップS160において取得した電力の値が、多重数2を伝送できる閾値以上である場合、閾値判定回路18は、現在のiの値と、現在のnの値とを対応付けて、当該閾値判定回路18の備える記憶手段に記憶する(ステップS175)。閾値判定回路18は、サブキャリア数までの全てのiについて処理を行ったかを判断し(ステップS180)、まだ終えていないときには、ステップS150からの処理を繰り返す。そして、全てのサブキャリアiについてnを記憶し、処理を終了すると、閾値判定回路18は、全サブキャリアiと、各iに対応する多重数2(またはn)を多重変調回路10に出力する。多重変調回路10は、閾値判定回路18により出力されたサブキャリアiと対応する多重数2に従って情報信号系列を多重変調し、送信局Txは、このようにして多重変調されたサブキャリア信号から生成したマルチキャリア無線信号を送信する(ステップS185)。
中継局R1は、ステップS185において送信局Txから送信されたマルチキャリア無線信号を、従来技術と同様の処理により中継し、宛先局Rxへ送信する。
また、上記処理は、中継局の数、アンテナの本数に制約されず、適用可能である。つまり、送信局と1以上の中継局と宛先局とからなる無線中継伝送システムにおいて、各局がトレーニング信号を送受信して、自局の送信側及び受信側の伝搬路の伝達関数を測定し、この測定した伝達関数を送信局へ送信する。そして、送信局がマルチキャリア信号を送信するときには、当該送信局において測定した伝達関数及び受信した伝達関数から、サブキャリア毎に最小の伝達関数を選択し、該選択した伝達関数に基づいて当該サブキャリアに対する多重変調の多重数を決定する。
例えば、中継局がR1〜Rnまである場合、中継局Rk(k=1〜n)は、中継局R(k−1)(ただし、中継局R1の場合は、送信局Tx)から受信したトレーニング信号により、中継局R(k−1)と当該中継局Rkの間の伝搬路の伝達関数を推定し、中継局R(k+1)(中継局Rkの場合は、宛先局Rx)から受信したトレーニング信号により、当該中継局Rkと中継局R(k+1)の間の伝搬路の伝達関数を推定する。また、宛先局Rxは、中継局Rnから受信したトレーニング信号により、当該宛先局Rxと中継局Rnの間の伝搬路の伝達関数を推定する。中継局Rk(k=1〜n)は、自身と後段の中継局R(k+1)(中継局Rkの場合は、宛先局Rx)との間の伝搬路の伝達関数を、データ通信により送信局Txを宛先として通知する。このとき、中継局R2〜Rnから送信された当該データ通信信号は、他の中継装置により中継されて送信局Txへ送信されることになる。送信局Txは、受信した伝達関数を伝達関数記憶装置17に記憶する。
ステップS145以降は図5と同様の処理を行うが、ステップS160において、送信局Txの閾値判定回路18は、伝達関数記憶装置17に記憶されている全伝達関数から、サブキャリアiに対応した値が最も小さい伝達関数の値を選択する。
従来の無線中継伝送システムでは、中継局と宛先局間の信号対雑音電力比が送信局と中継局間の信号対雑音電力比よりも小さく、かつある閾値を満足しないとき、通信失敗による再送請求が発生する確率が高くなる。
しかし、上述した本実施形態によれば、予め中継される装置間の伝搬路の伝達関数を送信局にて取得しておき、宛先局までの中継ルートにおける信号対雑音電力比に応じてサブキャリア毎にレート(多重数)を設定し、送信することにより、通信失敗による再送請求の発生を少なくすることができ、また、誤り訂正符号も簡易なものを使用することができるようになるため、結果としてスループットの向上が可能になる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態による無線中継伝送システムについて説明する。本実施形態では、中継局R1が、予め送信局Txと中継局R1の間の伝達関数HTx−R1、及び、中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路の伝達関数HR1−Rxを把握することにより、当該中継局R1において、双方の伝達関数に応じた適切なサブキャリア信号の入れ替えを行なう。なお、本実施形態による無線中継伝送システムは、第1の実施形態の無線中継伝送システムと同様の接続構成である。
図6は、サブキャリア信号の入れ替え処理を説明するための図である。例えば、(a)に示すように、サブキャリア4、8については、送信局Txと中継局R1の間の信号対雑音電力比が悪いため、受信電力が、ある多重変調方式を誤りなく通信することのできる閾値より低く、(b)に示すように、サブキャリア5、6については、中継局R1と宛先局Rxの間の信号対雑音電力比が悪いため、同様に、受信電力が前述の閾値より低い。このとき、中継局R1は、送信局Txから受信したマルチキャリア信号内のサブキャリア4、8の信号を、中継局R1からの中継信号送信時にサブキャリア5、6と入れ替える。どのサブキャリアがどのサブキャリアへ入れ替わったかを示すサブキャリアの入れ替え情報は、パイッロトキャリアまたは所定のサブキャリアを用いて宛先局Rxに通知し、宛先局Rxは、その通知された入れ替え情報に従って、サブキャリアを入れ替えて復号する。
なお、送信局Txが中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路の伝達関数を把握している場合には、送信局Txからのパイロット信号等にサブキャリアの入れ替え情報を付加することによって、送信局Tx側に一部の処理負担を担わせ、中継局R1の処理を軽減することも可能である。送信局Txが、中継局R1と宛先局Rxの間の伝搬路の伝達関数を把握する方法は、第1の実施形態と同様である。
次に、本実施形態による無線中継伝送システムの構成する各装置について説明する。
図7は、本実施形態による送信局Txの内部構成を示すブロック図である。同図において、図2に示す第1の実施形態の送信局Txと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図7に示す送信局Txが第1の実施形態の送信局Txと異なる点は、伝達関数推定回路16、伝達関数記憶装置17及び閾値判定回路18の代わりに、伝達関数推定回路16a、伝達関数記憶装置17a及び閾値判定回路18aが設けられている点である。
伝達関数推定回路16aは、受信したマルチキャリア無線信号から伝達関数HTx−R1を推定する。伝達関数記憶装置17aは、伝達関数推定回路16aにより推定された伝達関数HTx−R1を記憶する。閾値判定回路18aは、伝達関数記憶装置17aに記憶されている伝達関数HTx−R1に基づいて、各サブキャリアの受信電力が、多重数に対応した閾値を超えているか否かを判定し、その結果によって各サブキャリアに適用すべき多重変調方式を多重変調回路10に指示する。
図8は、本実施形態による中継局R1の内部構成を示すブロック図である。同図において、図3に示す第1の実施形態の送信局Txと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図8に示す中継局R1が第1の実施形態の中継局R1と異なる点は、閾値判定回路28及びサブキャリア入れ替え回路29が設けられている点である。
閾値判定回路28は、伝達関数推定回路22により推定された伝達関数HR1−Rxに基づいて、各サブキャリアの受信電力が、多重数に対応した閾値を超えているか否かを判定し、その判定結果により、サブキャリアの多重数を決定する。サブキャリア入れ替え回路29は、送信局Txから受信し、復調器24により復調されたサブキャリアに対し、当該サブキャリアの多重数と、中継信号のサブキャリアの多重数が同じになるように、サブキャリアを入れ替え、再変調器25に出力する。また、サブキャリア入れ替え回路29は、宛先局Rx宛てのパイロット信号等に入れ替え情報を挿入する。
図9は、本実施形態による宛先局Rxの内部構成を示すブロック図である。同図において、図4に示す第1の実施形態の宛先局Rxと同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図9に示す中継局R1が第1の実施形態の中継局R1と異なる点は、信号並び替え回路37が設けられている点である。信号並び替え回路37は、復調器34が復調した受信情報系列に対し、入れ替え情報に従ってサブキャリアに対応した受信情報系列の入れ替えを行い、正しい順序の受信情報系列を得る。
図10は、本実施形態による無線中継伝送システムの動作を示す処理フローである。
図10のステップS205〜S230の処理は、図5に示す第1の実施形態のステップS105〜S130の処理と同様である。つまり、送信局Txは、中継局R1へトレーニング信号を送信し、中継局R1の伝達関数推定回路22は、受信したトレーニング信号に基づいて伝達関数HTx−R1を推定して伝達関数記憶装置23に書き込む。中継局R1は、宛先局Rx及び送信局Txにトレーニング信号を送信し、宛先局Rxの伝達関数推定回路32は、受信したトレーニング信号に基づいて伝達関数HR1−Rxを推定して伝達関数記憶装置33に書き込む。また、送信局Txの伝達関数推定回路16aは、受信したトレーニング信号に基づいて伝達関数HTx−R1を推定して伝達関数記憶装置17aに書き込む。さらに、宛先局Rxは、トレーニング信号を生成して中継局R1に送信し、中継局R1の伝達関数推定回路22は、受信したトレーニング信号に基づいて伝達関数HR1−Rxを推定して伝達関数記憶装置23に書き込む。
送信局Txの閾値判定回路18aは、変数iを0により初期化するとともに、変数nを多重数2が最大値であるときの値に初期化する(ステップS235、S240)。そして、閾値判定回路18aは、iの現在の値に1加算した値に更新すると(ステップS245)、伝達関数記憶装置17aに記憶されている伝達関数HTx−R1から、サブキャリアi(またはサブキャリアiが使用する周波数)に対応した電力の値を読み出し、読み出した電力の値が、多重数2を伝送できる閾値以上であるか否かを判断する(ステップS250)。なお、多重数2を伝送できる閾値は、予め閾値判定回路18aに保持されているものとする。
ステップS250において取得した電力の値が、多重数2を伝送できる閾値よりも小さい場合、閾値判定回路18aは、現在のnの値を1減算した値に更新する(ステップS255)。そして再び、ステップS250の判断を行う。
ステップS255において取得した電力の値が、多重数2を伝送できる閾値以上である場合、閾値判定回路18aは、現在のiの値と、現在のnの値とを対応付けて、当該閾値判定回路18aの備える記憶手段に記憶する(ステップS260)。閾値判定回路18aは、サブキャリア数までの全てのiについて処理を行ったかを判断し(ステップS265)、まだ終えていないときには、ステップS235からの処理を繰り返す。そして、全てのサブキャリアiについてnを記憶し、処理を終了すると、閾値判定回路18aは、全サブキャリアiと、各iに対応する多重数2(またはn)を多重変調回路10に出力する。多重変調回路10は、閾値判定回路18aにより出力されたサブキャリアiと対応する多重数2に従って情報信号系列を多重変調し、送信局Txは、このようにして多重変調されたサブキャリア信号により生成した無線信号を生成する(ステップS270)。
中継局R1の閾値判定回路28は、変数i’を0により初期化すとともに、変数n’を多重数2n’が最大値であるときの値に初期化する(ステップS275、S280)。そして、閾値判定回路28は、i’の現在の値を1加算した値に更新すると(ステップS285)、伝達関数記憶装置23に記憶されている伝達関数HR1−Rxから、サブキャリアi’ (またはサブキャリアi’が使用する周波数)に対応した電力の値を読み出し、読み出した電力の値が、多重数2n’を伝送できる閾値以上であるか否かを判断する(ステップS290)。なお、多重数2n’を伝送できる閾値は、予め閾値判定回路28に保持されているものとする。
ステップS290において取得した電力の値が、多重数2n’を伝送できる閾値よりも小さい場合、閾値判定回路18aは、現在のn’の値を1減算した値に更新する(ステップS295)。そして再び、ステップS290の判断を行う。
ステップS295において取得した電力の値が、多重数2n’を伝送できる閾値以上である場合、閾値判定回路28は、現在のi’の値と、現在のn’の値とを対応付けて、当該閾値判定回路28の備える記憶手段に記憶する(ステップS300)。閾値判定回路28は、サブキャリア数までの全てのi’について処理を行ったかを判断し(ステップS305)、まだ終えていないときには、ステップS280からの処理を繰り返す。そして、全てのサブキャリアi’についてn’を記憶し、処理を終了すると、閾値判定回路28は、全サブキャリアi’と、各i’に対応する多重数2n’(またはn’)をサブキャリア入れ替え回路29に出力する。サブキャリア入れ替え回路29は、復調器24により復調された受信信号のサブキャリアiの多重数と、閾値判定回路28により判断されたサブキャリアi’の多重数が同じになるように受信信号のサブキャリアを入れ替えて、サブキャリアの入れ替え情報とともに再変調器に出力する(ステップS310)。これにより、中継局R1は、宛先局Rxとの間の信号対雑音電力比に応じてサブキャリアを入れ替えた中継信号と、サブキャリア入れ替え情報とを宛先局Rxに送信する。
宛先局Rxの復調器34は、中継局R1から送信されたマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る。信号並び替え回路37は、入れ替え情報により示される中継信号におけるサブキャリアi’と、送信局Txから送信信号におけるサブキャリアiとの対応付けに従って、復調器34により復調された受信情報系列に対して、サブキャリアiに対応する受信情報系列と、サブキャリアi’に対応する受信情報系列とを入れ替える。これにより、宛先局Rxは、正しい順序の受信情報系列を取得することができる。
なお、上記処理は、中継局の数、アンテナの本数に制約されず、適用可能である。つまり、送信局と1以上の中継局と宛先局とからなる無線中継伝送システムにおいて、各局がトレーニング信号を送受信して伝達関数を測定し、その測定した後段の局との間の伝搬路の伝達関数によってサブキャリアに対する多重変調の多重数を決定する。そして、各中継局では、受信したマルチキャリア信号のサブキャリアの多重数と、伝達関数に基づいて判断したサブキャリアの多重数が同じになるように受信信号のサブキャリアを入れ替え、入れ替え情報とともに送信する。宛先局は、受信した入れ替え情報に従って、サブキャリア間の受信情報系列を入れ替える。
例えば、中継局がR1〜Rnまである場合、各中継局Rk(k=1〜n)は、中継局R(k−1)(中継局R1の場合は、送信局Tx)と当該中継局Rkの間の伝搬路の伝達関数、中継局Rkと中継局R(k+1)(中継局Rnの場合は、宛先局Rx)の間の伝搬路の伝達関数を推定する。宛先局Rxは図10と同様の処理を行い、各中継局Rk(k=1〜n)は、上述したステップS275以降の処理と同様の処理を行う。ただし、ステップS290において各中継局Rk(k=1〜n)が読み出す伝達関数は、中継局Rkと中継局R(k+1)(中継局Rnの場合は、宛先局Rx)の間の伝搬路の伝達関数であり、ステップS310においてサブキャリアの入れ替え対象となるのは、中継局R(k−1)(中継局R1の場合は、送信局Tx)から受信した信号である。
なお、送信局Txが入れ替え情報を生成する場合は、以下のように動作する。すなわち、送信局Txは、第1の実施形態と同様の手順により、中継局Rk(k=1〜n)と中継局R(k+1)(中継局Rnの場合は、宛先局Rx)の間の伝搬路の伝達関数を受信する。そして、送信局Txの閾値判定回路18aは、図10に示すステップS235〜S270の処理を行って、伝達関数HTx−R1を用いて各キャリアの多重数を決定したのち、各中継局と後段の局の間の伝達関数それぞれについて、図10のステップS275〜S305の処理を行って各キャリアの多重数を決定する。閾値判定回路18aは、中継局Rk(k=1〜n)において、受信信号のサブキャリアの多重数と中継送信信号のサブキャリアの多重数とが同じになるように、各中継局Rk(k=1〜n)で入れ替えを行なうサブキャリアを特定して、入れ替え情報を生成する。送信局Txは、図10のステップS270と同様にマルチキャリア信号の処理を行うが、このとき、閾値判定回路18aは送信信号に、生成した入れ替え情報を付加する。これにより、中継局Rk(k=1〜n)では、図10のステップS275〜S305を実施せず、受信した入れ替え情報に従ってサブキャリアを入れ替えて中継する。
無線中継伝送システムでは、中継局と宛先局間の信号対雑音電力比が送信局と中継局間の信号対雑音電力比よりも小さく、かつある閾値を満足しないとき、通信失敗による再送請求が発生する確率が高くなる。
しかし、第2の実施形態によれば、サブキャリアの適切な入れ替え情報を通信開始時に保有しているため、中継の計算処理を軽くすること、及び、回路規模の縮小することが可能となる。また、通信失敗による再送請求の発生を少なくし、誤り訂正符号も簡易なものを使用することが可能となるため、結果としてスループットの向上が可能になる。
本発明の第一の実施形態による無線中継伝送システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態による送信局Txの内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による中継局R1の内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による宛先局Rxの内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による無線中継伝送システムの処理フローである。 本発明の第二の実施形態による無線中継伝送システムの動作概要を示すブロック図である。 同実施形態による送信局Txの内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による中継局R1の内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による宛先局Rxの内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による無線中継伝送システムの処理フローである。 従来技術による無線中継伝送システムの構成を示すブロック図である。 従来技術の無線中継伝送システムにおける問題を説明するための図である。
符号の説明
Tx…送信局(送信局装置)、 R1…中継局(中継局装置)、 Rx…宛先局(宛先局装置)、 10…多重変調回路(多重変調手段)、 11…トレーニング信号生成/付加回路、 12…直交変調回路(直交変調手段)、 13…無線部(無線手段)、 14…スイッチ、 15…アンテナ、 16、16a…伝達関数推定回路(伝達関数推定手段、伝達関数受信手段)、 17、17a…伝達関数記憶装置、 18、18a…閾値判定回路(判定手段)、 20…アンテナ、 21…スイッチ、 22…伝達関数推定回路(伝達関数推定手段)、 23…伝達関数記憶装置、 24…復調器(復調手段)、 25…再変調器(再変調手段)、 26…トレーニング信号生成/付加回路(トレーニング信号生成手段、伝達関数通知手段)、 27…無線部(無線手段)、 28…閾値判定回路(中継多重数判定手段)、 29…サブキャリア入れ替え回路(サブキャリア入れ替え手段)、 30…アンテナ、 31…スイッチ、 32…伝達関数推定回路、 33…伝達関数記憶装置、 34…復調器(復調手段)、 35…トレーニング信号生成/付加回路(トレーニング信号生成手段)、 36…無線部(無線手段)、 37…信号並び替え回路(信号並び替え手段)

Claims (7)

  1. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムにおいて、
    前記送信局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段と、
    当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、
    前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、
    前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調手段とを備え、
    前記中継局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、
    当該中継局装置の前記無線手段により他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知手段と、
    当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段により復調されたマルチキャリア信号を変調して、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段とを備え、
    前記宛先局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、
    当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調手段とを備える、
    ことを特徴とする無線中継伝送システム。
  2. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムにおいて、
    前記送信局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、
    前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、
    前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調手段とを備え、
    前記中継局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、
    当該中継局装置の前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定手段と、
    当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段により復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定手段によって決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え手段と、
    前記サブキャリア入れ替え手段によりサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段とを備え、
    前記宛先局装置は、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、
    当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調手段と、
    前記復調手段により復調された各サブキャリアの受信情報系列に対し、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したサブキャリア入れ替え情報に基づいて、入れ替えられたサブキャリアに対応した受信情報系列を入れ替える信号並び替え手段とを備える、
    ことを特徴とする無線中継伝送システム。
  3. 前記中継局装置は、当該中継局装置の前記伝達関数推定手段により推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知手段をさらに備え、
    前記送信局装置は、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段をさらに備え、
    前記送信局装置の前記判定手段は、当該送信局装置の前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される、各中継局装置において推定された伝達関数のそれぞれについて、各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定し、さらに、各前記中継局装置における受信信号のサブキャリアの多重数と中継送信信号のサブキャリアの多重数とが同じになるように、当該中継局装置で入れ替えを行なうサブキャリアを特定して入れ替え情報を生成し、前記中継局装置に送信し、
    前記中継局装置の前記サブキャリア入れ替え手段は、受信した入れ替え情報に従って、前記復調手段により復調された各サブキャリアを入れ替える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線中継伝送システム。
  4. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムの前記送信局装置において、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信手段と、
    前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信手段により受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定手段と、
    前記判定手段によって決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調手段と、
    前記多重変調手段によって変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、前記無線手段により送信させる直交変調手段と、
    を備えることを特徴とする送信局装置。
  5. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムの前記中継局装置において、
    無線により信号を送受信する無線手段と、
    トレーニング信号を生成し、前記無線手段により送信させるトレーニング信号生成手段と、
    前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    前記伝達関数推定手段により推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定手段と、
    前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段により復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定手段によって決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え手段と、
    前記サブキャリア入れ替え手段によりサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調手段と、
    を備えることを特徴とする中継局装置。
  6. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムに用いられる無線中継伝送方法であって、
    前記送信局装置、前記宛先局装置、及び、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段を備えており、
    前記中継局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる中継局トレーニング信号送信過程と、
    前記宛先局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該宛先局装置の前記無線手段により送信させる宛先局トレーニング信号送信過程と、
    前記中継局装置の伝達関数推定手段が、当該中継局装置の前記無線手段により他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する中継局伝達関数推定過程と、
    前記中継局装置の伝達関数通知手段が、前記中継局伝達関数推定過程において推定した前記伝達関数を示す信号を生成し、前記送信局装置宛に送信する伝達関数通知過程と、
    前記送信局装置の伝達関数推定手段が、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する送信局伝達関数推定過程と、
    前記送信局装置の伝達関数受信手段が、当該送信局装置とは直接無線信号を送受信しない前記中継局装置において推定された伝達関数を示す信号を受信する伝達関数受信過程と、
    前記送信局装置の判定手段が、前記送信局伝達関数推定過程において推定した伝達関数、及び、前記伝達関数受信過程において受信した信号により示される伝達関数のそれぞれから各サブキャリアに対応した電力値を取得し、各サブキャリア毎に取得した電力値の中から最小の電力値を選択し、選択した最小の電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定過程と、
    前記送信局装置の多重変調手段が、前記判定過程において決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調過程と、
    前記送信局装置の直交変調手段が、前記多重変調過程において変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させるマルチキャリア信号送信過程と、
    前記中継局装置の復調手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する中継局復調過程と、
    前記中継局装置の再変調手段が、前記中継局復調過程において復調されたマルチキャリア信号を変調して、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調過程と、
    前記宛先局装置の復調手段が、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調過程と、
    を有することを特徴とする無線中継伝送方法。
  7. 送信局装置と、宛先局装置と、前記送信局装置から宛先局装置へ送信されたマルチキャリア無線信号を中継する1以上の中継局装置とからなる無線中継伝送システムに用いられる無線中継伝送方法であって、
    前記送信局装置、前記宛先局装置、及び、前記送信局装置は、無線により信号を送受信する無線手段を備えており、
    前記中継局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該中継局装置の前記無線手段により送信させる中継局トレーニング信号生成過程と、
    前記宛先局装置のトレーニング信号生成手段が、トレーニング信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる宛先局トレーニング信号生成過程と、
    前記送信局装置の伝達関数推定手段が、当該送信局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該中継局装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する送信局伝達関数推定過程と、
    前記送信局装置の判定手段が、前記送信局伝達関数推定過程において推定した伝達関数から各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する判定過程と、
    前記送信局装置の多重変調手段が、前記判定過程において決定された多重数に従って送信情報系列をサブキャリア毎に変調する多重変調過程と、
    前記送信局装置の直交変調手段が、前記多重変調過程において変調されたサブキャリアを直交変調してマルチキャリア信号を生成し、当該送信局装置の前記無線手段により送信させる直交変調過程と、
    前記中継局装置の伝達関数推定手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記宛先局装置側の他の前記中継局装置または前記宛先局装置から受信したトレーニング信号を用いて、当該トレーニング信号の送信元の装置との間の伝搬路における伝達関数を推定する中継局伝達関数推定過程と、
    前記中継局装置の中継多重数判定手段が、前記中継局伝達関数推定過程において推定した伝達関数から中継信号における各サブキャリアに対応した電力値を取得し、取得した電力値に対応して当該各サブキャリアに用いる多重数を決定する中継多重数判定過程と、
    前記中継局装置の復調手段が、当該中継局装置の前記無線手段により前記送信局装置または前記送信局装置側の他の前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調する中継局復調過程と、
    前記中継局装置の再変調手段が、前記中継局復調過程において復調された各サブキャリアの多重数と、前記中継多重数判定過程において決定された中継信号における各サブキャリアの多重数とが一致するように、前記復調されたサブキャリアを入れ替えるとともに、入れ替えられたサブキャリアを示すサブキャリア入れ替え情報を生成するサブキャリア入れ替え過程と、
    前記中継局装置の再変調手段が、前記サブキャリア入れ替え過程においてサブキャリアが入れ替えられた信号を変調し、前記サブキャリア入れ替え情報とともに当該中継局装置の前記無線手段により送信させる再変調過程と、
    前記宛先局装置の復調手段が、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したマルチキャリア信号を復調し、受信情報系列を得る復調過程と、
    前記宛先局装置の信号並び替え手段が、前記復調過程において復調された各サブキャリアの受信情報系列に対し、当該宛先局装置の前記無線手段により前記中継局装置から受信したサブキャリア入れ替え情報に基づいて、入れ替えられたサブキャリアに対応した受信情報系列を入れ替える信号並び替え過程と、
    を有することを特徴とする無線中継伝送方法。
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