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JP2010004372A - ヘッドフォン - Google Patents

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Publication number
JP2010004372A
JP2010004372A JP2008162113A JP2008162113A JP2010004372A JP 2010004372 A JP2010004372 A JP 2010004372A JP 2008162113 A JP2008162113 A JP 2008162113A JP 2008162113 A JP2008162113 A JP 2008162113A JP 2010004372 A JP2010004372 A JP 2010004372A
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JP
Japan
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diaphragm
driver unit
slit
cover
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP2008162113A
Other languages
English (en)
Inventor
金盛 ▲高▼井
Kanemori Takai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Final Audio Design Jimusho Kk
Original Assignee
Final Audio Design Jimusho Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Final Audio Design Jimusho Kk filed Critical Final Audio Design Jimusho Kk
Priority to JP2008162113A priority Critical patent/JP2010004372A/ja
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Abstract

【課題】 ヘッドフォンの振動板がドライバーユニットにて一体成型されているため、自由に動ききれない部分が発生し、音が歪む。
【解決手段】 ヘッドフォン1は、円形の振動板2と、振動板2の駆動部3と、を備えたドライバーユニット4と、このドライバーユニット4を内部に収容し、ドライバーユニット4により、フロントチャンバ5と、リアチャンバ6とを分割形成するカバー7とを備え、カバー7の前面部8の中心から耳の前方に偏倚した位置にスリット9を形成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヘッドフォンに関する。詳しくは、分割共振による音の歪を防止するようにしたものである。
特許文献1に示す通り、ケースの内部に振動板を設けたスピーカを備えたヘッドフォンが提案されている。
実用新案登録3113889号公報
しかしながら、振動板における分割共振の問題が未解決であった。
また、振動板2の構造には図4のものが考えられる。しかしながら、図4の振動板2を備えた一般的な構造のイヤフォンでは、材質として紙、プラスチックなどを採用したこと、また、その形状に起因して、分割共振による歪の発生といった不都合が考えられた。すなわち、ドライバーユニットの振動板2は周波数により必ず分割共振を起こす。円周の一番短い中心に近い(1)の位置では高音域周波数で振動し、外周にゆくほど円周が長くなり、低音域周波数で振動する。ところが、振動板2はドライバーユニットにて一体成型されているため、自由に動ききれない部分が発生し、音は歪んで濁る。
そこで、本発明者は、鋭意検討の上、その解決策として本願発明をなしたものである。すなわち、本発明は、振動板と、該振動板の駆動手段と、を備えたドライバーユニットと、前記ドライバーユニットを内部に収容し、該ドライバーユニットにより、フロントチャンバと、リアチャンバとを分割形成されるカバーと、前記カバーの前面側の中心位置から前方向に偏倚した位置にスリットを形成することを特徴とするヘッドフォンである。「前方」は耳の前方に対応する個所へと中心から偏倚するという意味である。カバーのスリットにより無歪音の再現するものである。ドライバーユニットにフロントカバーで蓋をして上記の分割振動による歪が少なくなるようにスリットを開ける。ドライバーユニットの大小にかかわらず、中心よりカバーの直径比で10〜30%の距離、偏倚した位置が好ましいが、限定されるわけではない。スリットの幅が1〜3mm、長さが8〜12mmが好ましいが、限定されるわけではない。また、振動板とスリットの径の比率は、たとえば、10%〜20%が好ましいが、限定されるわけではない。さらに、このスリットの幅、長さの寸法は、振動板の特性に合わせて調整される。
ところで、低音域エネルギー再現であるが、低音域のエネルギーを出すにはスピーカユニットの振動板をできる限り自由に運動できるようにしてやる必要があるため、裏面の背圧調整用の穴を全開し空気抵抗を少なくすることが好ましい。振動板に無駄な動き、暴れを生じさせないため、フロントカバーの前部とドライバー背面の空気の流れ、容積を整合する必要がある。前部と後部の容量をほぼ同等にして、空気抜きの子穴にて調整することが好ましい。前記の穴により音質が非常にきれいになり、音が際立ち、ドライバーの持つ最良エネルギーを引き出すことができる。インナタイプのヘッドフォンはボディサイズが小さいため、これらの構造が特に有効である。
請求項1の発明によれば、スリットにより、フロントチャンバの内部インピーダンスを高め、スリットからの音の加速度を高めることにより、振動板の余分な動きを抑え振動板の分割振動の影響を抑制することにより、ヘッドフォンの無歪音を実現することができる。
以下、本発明を適用したヘッドフォン1の実施形態について図面を参照して説明する。
ヘッドフォン1は、円形の振動板2と、振動板2の駆動部3と、を備えたドライバーユニット4と、このドライバーユニット4を内部に収容し、ドライバーユニット4により、フロントチャンバ5と、リアチャンバ6とを分割形成されるカバー7と、を備えている。カバー7の前面部8の中心位置から耳の前方向に偏倚した位置にスリット9を形成することを特徴とする。ここではオーバーヘッド式ヘッドフォンを例示する。以下、詳細に説明する。
振動板2は複数の同心円状の帯21〜23が形成されている。帯21〜23には襞が形成されている。振動板2の裏面には、背圧調整シート24(ここでは紙を採用)が形成され、そこに穴25が複数個形成されている。低音域のエネルギーを出すためにはドライバーユニット4の振動板2をできる限り自由に運動させる必要がある。そこで、全数の穴25を全開し、空気抵抗を少なくしてある。これは振動板2に無駄な動きや暴れを生じさせないためであり、フロントチャンバ5と、ドライバーユニット4の背面にあるリアチャンバ6の空気の流れ、容積を整合させる必要があるからである。フロントチャンバ5とリアチャンバ6の容積は実質的に同等にし、空気抜きの子穴にて調整することが好ましい。これにより、音質がきれいになり、音が際立ち、ドライバーユニット4の保有する最良のエネルギーを引き出すことができる。なお、背圧調整シート24から後面板10までの距離はたとえば10mmである。音の高低は振動板2の特性によるところが大きい。
駆動部3は、図1に示す通り、振動板2の背面の中心部に形成され、その半径は振動板2より小さく設定され、厚みは振動板2より厚く設定されている。図1においてドライバーユニット4の配線、この配線と接続されるプラグの図示は省略してある。
ドライバーユニット4がカバー7の中央部に縦方向に配置され、振動板2の前方空間にフロントチャンバ5が形成され、振動板2及び駆動部3の後方空間にリアチャンバ6が形成されている。
図4に示す通り、フロントチャンバ5とリアチャンバ6とが、おおむね同等の容積に設定されている。
リアチャンバ6に対して、円形の駆動部3が振動板2から後方に突出している。
カバー7は前面部8と後面部10とを備えている。図1に示す通り側面にはたとえば直径1mmの穴7aが形成されている。カバー7に空気漏れがあると音が散漫になってしまうため、外部の影響を無くすためには、密閉構造が好ましい。カバー7の材質は、ゴム、プラスチック、金属、セラミックなどが採用可能である。
図2に示す通り、前面部8の中心位置から前方に偏倚した位置でスリット9が形成されている。スリット9は縦長に形成され、図2に示す通り、左右一対のヘッドフォンに対して左右対称とし、耳の前方に偏倚した位置に設定されている。スリット9の短手方向の幅Aと、スリット9の位置により、振動板2上の最も歪の少ない部分を取り出す。スリット9の長手方向の長さBにより周波数帯域が決定される。高音域も低音域もバランスよく音が出るように長さBを調整する。実験結果の一例によると、スリット9の幅A=1〜3mm、特に2mmが好ましい。スリット9の幅Aとスリット9の位置は、音の歪の少ない個所に設定される。また、スリット9の長さB=10mmが例示される。Bは直径に対して8〜90%程度の割合で適宜調整できる。Bの長さによって周波数帯域が決定されることが好ましい。図2(a)(b)はスリット9の長さBが短いもの、図2(c)(d)は長いものを示す。
リアチャンバ6を覆う後面部10にはスポンジ11が収容されている。
上記のような構成を備えた本実施形態の動作を説明する。駆動部3により振動板2が振動すると、フロントチャンバ5からカバー7に形成されたスリット9を介在させて耳内に音が放出される。
以上、説明した通り、ヘッドフォン1によれば、ドラーバーユニット4がカバー7をフロントチャンバ5とリアチャンバ6に前後に分割するとともに、スリット9がカバー7の前面部8の中心から耳前方に偏倚して形成されているので、音の出口が限定されフロントチャンバ5の内部インピーダンスが高くなるとともに、スリット9を通過する音の加速度が高くなり、振動板2の無駄な動きを抑制することで分割振動の影響を抑止できる。これにより、無歪音を実現できる。また、音質が非常にきれいになり、音が際立ち、ドライバーの持つ最良のエネルギーを引き出すことができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。振動板の直径は35mm、50mmが主流であるが、変更可能である。オーバーヘッドフォンに限らず、他の種々の構造のヘッドフォンにも適用可能である。
本発明実施形態のヘッドフォンの中央縦断面図である。 (a)(b)(c)(d)同ヘッドフォンのカバーの正面図である。 同ヘッドフォンのドライバーユニットの背面図である。 同ヘッドフォンの振動板の分割共振を説明するための正面説明図である。
符号の説明
1・・・ヘッドフォン 2・・・振動板 3・・・駆動部 4・・・ドライバーユニット
5・・・フロントチャンバ 6・・・リアチャンバ 7・・・カバー 8・・・前面部
9・・・スリット 21〜23・・・帯 25・・・穴 10・・・後面部
11・・・スポンジ

Claims (1)

  1. 振動板と、該振動板の駆動手段と、を備えたドライバーユニットと、
    前記ドライバーユニットを内部に収容し、該ドライバーユニットにより、フロントチャンバと、リアチャンバとを分割形成されるカバーと、
    前記カバーの前面側の中心位置から前方向に偏倚した位置にスリットを形成することを特徴とするヘッドフォン。
JP2008162113A 2008-06-20 2008-06-20 ヘッドフォン Pending JP2010004372A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101453818B1 (ko) 2013-03-04 2014-10-23 주식회사 바이오사운드랩 우루시올 함유 무기 세라믹 쉘 및 이를 가진 이어 셋

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