JP2010003939A - 基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 - Google Patents
基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010003939A JP2010003939A JP2008162743A JP2008162743A JP2010003939A JP 2010003939 A JP2010003939 A JP 2010003939A JP 2008162743 A JP2008162743 A JP 2008162743A JP 2008162743 A JP2008162743 A JP 2008162743A JP 2010003939 A JP2010003939 A JP 2010003939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- laser
- stage
- mark
- alignment mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
【課題】低コストであって汎用性に優れており製造工数が削減された、基板の製造方法、基板の製造装置及び基板を提供することを課題とする。
【解決手段】本明細書に開示の基板の製造方法は、基板10の一方の面10aにアライメントマーク17aを形成する工程と、アライメントマーク17aの位置を検出する工程と、アライメントマーク17aの位置に対応した基板10の他方の面10bの位置に、基板10に対して透過性を有する波長のレーザLを集光させて走査することによりマーク12を形成する工程とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】本明細書に開示の基板の製造方法は、基板10の一方の面10aにアライメントマーク17aを形成する工程と、アライメントマーク17aの位置を検出する工程と、アライメントマーク17aの位置に対応した基板10の他方の面10bの位置に、基板10に対して透過性を有する波長のレーザLを集光させて走査することによりマーク12を形成する工程とを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、基板の製造方法、基板の製造装置及び基板に関する。
従来から、基板の両面にレジストパターンを形成する技術が知られている。代表的なものとしては以下の方法が知られている。まず基板の一方の面に、アライメントマークを含むレジストパターンを形成する。次に、アライメントマークが描画されたマスクを、基板の他方の面と対向するように配置する。ここで、基板の一方の面に形成されたアライメントマークと、マスクに描画されたアライメントマークとが重なるように位置合わせを行う。その後に、基板の他方の面を露光することにより、両面にレジストパターンが精度よく形成される。尚、位置合わせは、基板の両面側にそれぞれ個別に配置したカメラで、基板の一方に形成されたアライメントマークの位置と、マスクに描画されたアライメントマークの位置とを検出することにより行われる。
また、特許文献1には、以下のようなレジストパターンの形成に関する技術が開示されている。基板を透過する波長の光を用いて、基板の一方の面に形成されたアライメントマークの位置を基板の他方の面から検出し、アライメントマークとマスクに描画されたアライメントマークとを位置合わせを行う。次に、基板の他方の面を露光して、レジストパターンを形成する。
また、特許文献2には、以下のようなマーキングに関する技術が開示されている。基板の両面に対してそれぞれ配置された一対の光ファイバから、レーザを基板に対して照射することにより、基板の両面の同一箇所にマーキングを行う。
しかしながら、従来の技術では、基板の一方の面に形成されたアライメントマークの位置と、マスクに描画されたアライメントマークの位置とを、それぞれ個別のカメラにより検出する必要がある。このため、設備コストが増大していた。
また、特許文献1に開示されている技術では、基板の何れか一方の面に不透明層が形成されている場合には、基板の他方の面から、一方の面に形成されたアライメントマークを確認することができない。また、基板の一方の面が鏡面加工されていない場合にも同様である。従って特許文献1に開示されている技術は、多種多様な基板に対応できずに汎用性に乏しい。
また、特許文献2に開示されている技術においては、一対の光ファイバの位置合わせは、一方の光ファイバから照射されて他方の光ファイバに入射したレーザの出力を検出することにより行う。この位置合わせは、それぞれの光ファイバを支持する支持台が移動することにより行われる。また、基板に対する位置合わせマークは最低2箇所形成する必要がある。従って、基板へマーキングする位置を変更するたびに一対の光ファイバの位置合わせが必要となり、位置合わせが2回必要となる。また、位置合わせマークは最低2箇所形成する必要があるので、レーザの照射は、2回行う必要がある。このように特許文献2に開示されている技術では、製造工数が増大する。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、低コストであって汎用性に優れており製造工数が削減された、基板の製造方法、基板の製造装置及び基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本明細書開示の基板の製造方法は、基板の一方の面にアライメントマークを形成する工程と、前記アライメントマークの位置を検出する工程と、前記アライメントマークの位置に対応した前記基板の他方の面の位置に、前記基板に対して透過性を有する波長のレーザを集光させて走査することによりマークを形成する工程と、を含む。
基板の一方の面に形成されたアライメントマークのみを検出すればよいので、基板の両面をそれぞれ検出する手段を必要としない。従って、低コストで基板を製造できる。また、基板の他方の面にレーザを集光させてマークを形成するので、他方の面に不透明層が形成されている場合や、他方の面が鏡面加工されていない基板に対してもマークを形成できる。従って多種多様の基板に対してもマークを形成でき汎用性に優れている。また、レーザを走査することによってマークを形成するので、レーザによる照射位置の位置決め工程とレーザを照射する工程とはそれぞれ1回で行われる。これにより工程数が削減されている。
また、本明細書開示の基板の製造装置は、基板の一方の面に形成されたアライメントマークを検出するカメラと、前記基板に対して透過性を有する波長のレーザを照射するレーザ発振器と、前記アライメントマークの位置に対応した前記基板の他方の面の位置に前記レーザを集光させるレンズと、前記基板を移動可能に保持して前記基板に対する前記レーザの集光位置を走査するステージと、を備えている。
また、上記製造方法、製造装置により形成された基板は、両面にアライメントマークが形成されており、両面の一方の面に形成されたアライメントマークと重なる位置にレーザ痕が形成されている。
低コストであって汎用性に優れており製造工数が削減された、基板の製造方法、基板の製造装置及び基板を提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
基板の両面にレジストパターンを形成する方法について説明する。図1乃至図3は、基板の両面にレジストパターンを形成する方法の説明図である。
基板10は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などに用いられるシリコン基板である。まず、基板10の一方の面10aにレジストパターンを形成する方法について説明する。図1Aに示すように、一方の面10aにレジスト16aが貼り付けられた基板10を、θステージ114上に設置する。次に、アライメントマーク27とレジストパターン28とが描画されたマスク20をレジスト16aに対向させて設置する。そして、レジスト16aに向けて紫外線を照射して露光する。その後現像を行うと、図1Bに示すように、基板10の一方の面10aに、アライメントマーク17a、レジストパターン18aが形成される。このように、一方の面10aにレジストパターンを形成する方法は従来の方法と同様である。
次に、基板10の他方の面10bにマークを形成する工程について説明する。図2Aに示すように、基板10の一方の面10aに形成されたアライメントマーク17aの位置を、一方の面10aの上側に配置されたマーク検出用カメラ240により検出する。マーク検出用カメラ240によるアライメントマーク17aの位置の検出は、アライメントマーク17a周辺の光反射率の差異から可能である。次に、図2Aにおいては不図示であるが、カメラ240と同様に一方の面10aの上側に配置されたレーザ発振器等を用いて、アライメントマーク17aの位置に対応する、基板10での他方の面10bの位置に、レーザLを集光させる。尚、この際レーザLは、基板10を透過する波長に設定されている。詳細には、レーザLの波長は、石英基板の場合は0.185〜2.5μm、サファイア基板の場合は0.18〜4.5μm、シリコン基板の場合は1.2〜7μmであることが望ましい。
そしてアライメントマーク17aに沿うようにレーザLを走査する。詳細には、基板10を保持した不図示のステージを移動させることにより、レーザLをアライメントマーク17aに沿うように走査させる。これにより集光点Fは、アライメントマーク17aに沿うように移動する。これにより、図2Bに示すように、基板10の他方の面10bには、アライメントマーク17aと対応するようにレーザ痕が形成される。
次に、基板10の他方の面10bにレジストパターンを形成する工程について説明する。図3Aに示すように、他方の面10bにレジスト16bが貼り付けられた基板10を、他方の面10bが上面を向くように裏返しにした状態でθステージ114に設置する。そして、他方の面10bと対向するようにマスク20を設置する。次に、マーク検出用カメラ240により他方の面10bに形成されたマーク12の位置を検出する。尚、レジスト16bはある程度の透過性を有しているため、他方の面10bにレジスト16bが貼り付けられた場合であっても、マーク検出用カメラ240によりマーク12の位置を検出することができる。
次に、マーク12とアライメントマーク27とが重なるように、基板10を移動させて位置合わせを行う。次に、図3Bに示すように、基板10の他方の面10bに向けて紫外線を照射して露光する。その後現像を行うと、図3Cに示すように、基板10の他方の面10bにも、アライメントマーク17b、レジストパターン18bが形成される。このように、基板10の両面にレジストパターンが形成される。尚、基板10の両面にレジストパターンが形成された後は、エッチング、レジスト除去を行うことによって、MEMSなどの電子製品に用いられる基板が製造される。
以上のように、マーク12とアライメントマーク27との位置は、単一のマーク検出用カメラ240により検出することができる。即ち、単一のマーク検出用カメラ240により基板10の両面に精度よくレジストパターンを形成することができる。従って、本実施例にかかる基板の製造方法は、低コストで実施できる。
また、例えば基板10の他方の面10bに金属層などの不透明層が形成されている場合であっても、アライメントマーク17aを基準として他方の面10bの正確な位置にマーク12を形成することができる。これにより、不透明層に形成されたマーク12を基準として、不透明層が形成された面に対しても精度よくレジストパターンを形成することができる。他方の面10bが鏡面加工されていない場合も同様である。このように、多種多様な基板に対しても両面に精度よくレジストパターンを形成することができ、本実施例に係る基板の製造方法は汎用性に優れている。
また、レーザによる照射位置の位置決め工程は、アライメントマーク17aの位置を基準として行えばよいので1回の工程で済む。また、既に一方の面10aに形成されたアライメントマーク17aを基準として他方の面10bにマークを形成するため、レーザLを走査するだけで、1回の行程でアライメントマーク17aと同一形状のマークを他方の面10bに形成することができる。このように、本実施例に係る方法は、工程数が削減されている。
次に、上記基板の製造方法を実行する際に用いられる製造装置について説明する。図4は、基板の製造装置の模式的な説明図である。図4に示すように、基板の製造装置は、アライメント・露光ユニット100とレーザ照射ユニット200とが一体化されている。
アライメント・露光ユニット100は、基板10を露光するための装置である。アライメント・露光ユニット100は、Xステージ111、Yステージ112、Zステージ113、θステージ114、真空ポンプ120、露光用ランプ130、アライメント用カメラ140、マスクホルダ150を含む。Xステージ111、Yステージ112、Zステージ113、θステージ114は、基板10をそれぞれ図示の左右方向図示の奥手前側方向、図示の上下方向、図示の回転方向に移動することができる。Xステージ111、Yステージ112、Zステージ113、θステージ114は、パルスモータなどのアクチュエータによって駆動する。Xステージ111上にはYステージ112が配置され、Yステージ112上にはZステージ113が配置され、Zステージ113上にはθステージ114が配置されている。
真空ポンプ120は、基板10に対して負圧を発生させることにより基板10をθステージ114に固定するためのものである。真空ポンプ120の圧力を負圧から、ゼロ又は正圧に切り替えることにより、θステージ114での基板10の固定が解除される。
露光用ランプ130は、基板10に紫外線を照射して露光するものである。アライメント用カメラ140は、マスク20に対する基板10の位置を検出するためのものである。不図示の制御部によって、アライメント用カメラ140から出力されるデータに基づいて基板10の位置座標が算出される。マスクホルダ150は、マスク20を保持するためのものであり所定の位置に固定されている。Xステージ111、Yステージ112、Zステージ113、θステージ114の移動により、基板10をマスク20に対して所望の位置に移動させ、露光することができる。
次に、レーザ照射ユニット200について説明する。図4に示すように、レーザ照射ユニット200は、Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213、基板ホルダ214、レーザ発振器230、マーク検出用カメラ240、集光レンズ250、ダイクロイックミラー260を含む。
Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213は、それぞれ基板10をそれぞれ図示の左右方向図示の奥手前側方向、図示の上下方向、図示の回転方向に移動することができる。Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213は、それぞれパルスモータなどのアクチュエータによって駆動する。Xステージ211上にはYステージ212が配置され、Yステージ212上にはZステージ213が配置されている。
基板ホルダ214は、加工対象物である基板10を保持するためのものである。基板ホルダ214は、Zステージ213上に配置されている。Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213の駆動により、基板ホルダ214が移動して基板10を所望の位置に位置付けることができる。
レーザ発振器230は、基板10の他方の面10bにレーザを照射してマークを形成する。詳細には、レーザ発振器230から照射されるレーザは、ダイクロイックミラー260によって反射されて基板10へと導かれる。また、ダイクロイックミラー260により反射されたレーザは、集光レンズ250により基板10の他方の面10bに集光される。
マーク検出用カメラ240は、基板10の一方の面10aに形成されたアライメントマーク17aの位置を検出する。ここで図4に示すように、マーク検出用カメラ240、集光レンズ250、ダイクロイックミラー260とは同軸上に固定配置されている。即ちマーク検出用カメラ240の光軸上にダイクロイックミラー260が配置されている。ダイクロイックミラー260は、基板10を透過する波長のレーザは反射するが、それ以外の波長の光は反射しない。このため、マーク検出用カメラ240とダイクロイックミラー260とが同軸上に配置されている場合であっても、アライメントマーク17aの位置を検出することができる。換言すれば、ダイクロイックミラー260を設けることによって、レーザ発振器230を、マーク検出用カメラ240の光軸上以外に配置することが可能となる。
図5は、他方の面10bに集光されるレーザの状態を示した説明図である。尚、図5においては基板10について簡略化して示してある。図5Aに示すように、基板10の他方の面10bにレーザLが集光される。尚、前述したようにレーザLは、他方の面10bを透過する波長を有しているが、集光レンズ250により他方の面10bに集光されるので、レーザLのエネルギー密度が上昇して、他方の面10bにマークを形成することができる。
ここで、基板ホルダ214には、他方の面10bとの接触を回避するための凹部2141が形成されている。これにより、他方の面10bにレーザが照射された場合であっても、照射によって発生する熱などの影響により、基板ホルダ214が溶解する恐れを防止できる。
図5Bは、レーザ照射ユニット200の変形例の説明図である。図5Bは図5Aと対応している。図5Bに示すように、基板ホルダ214aが平板状に形成されている。基板ホルダ214aと基板10との間には、レーザ吸収剤270が配置されている。これにより、例えばレーザ発振器230の出力が低い場合であっても、レーザ吸収剤270にレーザLが吸収されることにより高温となって、基板10の他方の面10bにマークを形成することができる。レーザ吸収剤270の材質は、金属や樹脂であってもよい。尚、基板10の他方の面10bにレーザ吸収剤を塗布してもよいし、スパッタや蒸着によりレーザ吸収層を形成してもよい。
次に、レーザ照射ユニット200の制御装置について説明する。図6は、レーザ照射ユニット200の機能ブロック図である。制御部300は、レーザ照射ユニット200の動作全体を制御し、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303を含む。ROM302には、基板10にレーザを照射するためのプログラムが格納されている。尚、制御部300は、レーザ照射ユニット200のみの動作を制御するものであってもよいし、レーザ照射ユニット200と共にアライメント・露光ユニット100の動作全体を制御ものであってもよい。
制御部300は、Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213の動作を制御する。
画像処理部310は、マーク検出用カメラ240から出力された画像データを処理して、基板10の他方の面10bに形成されたマーク12を検出するための処理を行う。画像処理部310も、CPUなどを含む。
制御部300は、画像処理部310からの情報に基づいて、一方の面10aのアライメントマーク17aの位置座標を検出する。アライメントマーク17aの位置座標が検出されると、制御部300は、Xステージ211、Yステージ212、Zステージ213に指令を出して、アライメントマーク17aが、マーク検出用カメラ240と同軸上に位置するように制御する。尚、この際に、制御部300に予め入力されている基板10の厚みに関する情報に基づいて、制御部300はZステージ213に指令を出して、高さ方向での基板10の位置を制御する。具体的には、予め設定されているレーザ集光位置と、他方の面10bとの位置を合わせる。
次に、画像処理部310からの情報に基づいて、アライメントマーク17aの位置がマーク検出用カメラ240と光軸上に位置するか否か判定する。アライメントマーク17aがマーク検出用カメラ240の光軸上に位置すると判定された場合には、制御部300はレーザ発振器230に指令を出してレーザ発振器230からレーザを照射させる。これにより、基板10の他方の面10bにマーク12が形成される。
また、制御部300は、所定の速度でXステージ211、Yステージ212を作動させる。詳細には、レーザの光軸が、アライメントマーク17aのパターンに沿って移動するように、Xステージ211、Yステージ212の作動を制御する。これにより、基板10の他方の面10bには、アライメントマーク17aと同じパターンであるマーク12が形成される。
次に、上記方法によりレーザを照射した後の基板について説明する。図7は、レーザ照射後の基板10を示した図である。尚、基板10としてSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて実験した。SOI基板の詳細は、支持基板の厚みが525μm、中間SiO2層の厚みが1μm、活性層の厚みが10μmである。活性層は一方の面10a側に形成されている。また、基板と基板ホルダ214aとの間に介在させるレーザ吸収剤270は、ステンレス鋼(SUS304)を用いた。レーザ発振器230には、シングルモード光ファイバを用い、波長を1.48μmとした。また出力を3wとした。集光レンズ250としては、焦点距離f=8mm、開口数NA=0.25である非球面レンズを用いた。レーザ走査速度を10mm/分とした。
図7Aは、レーザ照射後の基板の一方の面に形成されたレジストパターンを示している。図7Bは、レーザ照射後での基板の他方の面に形成されたマークを示している。尚、図7Bは、基板の他方の面にレジストパターンを形成する前の状態である。
図7Aに示すように、基板の一方の面にはアライメントマークが形成されている。基板の他方の面には、図7Bに示すように、一方の面に形成されたアライメントマークとは明らかに異なるレーザ痕が矩形状に形成されている。このように、基板の他方の面にはアライメントマークとは異なるマークが形成される。従って、基板のいずれかの面に形成されたレーザ痕を確認することにより、基板の面を判別することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
基板10に、ネガ型レジストのフィルムを用いて露光することによりアライメントマークを形成してもよい。
基板の製造装置として、アライメント・露光ユニット100と一体になったレーザ照射ユニット200について説明したが、これに限定されずレーザ照射ユニット200単独の装置であってもよい。
10 基板
10a 一方の面
10b 他方の面
12 マーク
17a、17b アライメントマーク
20 マスク
100 アライメント・露光ユニット
200 レーザ照射ユニット(基板の製造装置)
211 Xステージ
212 Yステージ
213 Zステージ
230 レーザ発振器
240 マーク検出用カメラ
250 集光レンズ
260 ダイクロイックミラー
10a 一方の面
10b 他方の面
12 マーク
17a、17b アライメントマーク
20 マスク
100 アライメント・露光ユニット
200 レーザ照射ユニット(基板の製造装置)
211 Xステージ
212 Yステージ
213 Zステージ
230 レーザ発振器
240 マーク検出用カメラ
250 集光レンズ
260 ダイクロイックミラー
Claims (6)
- 基板の一方の面にアライメントマークを形成する工程と、
前記アライメントマークの位置を検出する工程と、
前記アライメントマークの位置に対応した前記基板の他方の面の位置に、前記基板に対して透過性を有する波長のレーザを集光させて走査することによりマークを形成する工程と、を含む基板の製造方法。 - 前記基板の他方の面にレーザ吸収部材を配置する工程を含む、請求項1に記載の基板の製造方法。
- 基板の一方の面に形成されたアライメントマークを検出するカメラと、
前記基板に対して透過性を有する波長のレーザを照射するレーザ発振器と、
前記アライメントマークの位置に対応した前記基板の他方の面の位置に前記レーザを集光させるレンズと、
前記基板を移動可能に保持して前記基板に対する前記レーザの集光位置を走査するステージと、を備えた基板の製造装置。 - 前記カメラの光軸と同軸上に配置され、前記レーザを前記基板へと反射するダイクロイックミラーと、を備えている請求項3に記載の基板の製造装置。
- 前記ステージは、前記基板の他方の面との接触を回避した凹部を有している、請求項3又は4に記載の基板の製造装置。
- 両面にアライメントマークが形成されており、両面の一方の面に形成されたアライメントマークと重なる位置にレーザ痕が形成されている基板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008162743A JP2010003939A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 |
US12/394,980 US20090316127A1 (en) | 2008-06-23 | 2009-02-27 | Substrate, and method and apparatus for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008162743A JP2010003939A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010003939A true JP2010003939A (ja) | 2010-01-07 |
Family
ID=41430886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008162743A Withdrawn JP2010003939A (ja) | 2008-06-23 | 2008-06-23 | 基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090316127A1 (ja) |
JP (1) | JP2010003939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190128556A (ko) * | 2018-05-08 | 2019-11-18 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 판처리장치 및 판처리방법 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103839923B (zh) * | 2014-02-25 | 2016-03-30 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种对位标记的制作方法及基板 |
CN103874321B (zh) * | 2014-02-27 | 2017-11-07 | 京东方科技集团股份有限公司 | 电路板及其制造方法 |
KR102288381B1 (ko) | 2014-08-20 | 2021-08-09 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
DE102018127262A1 (de) * | 2018-10-31 | 2020-04-30 | MAX-PLANCK-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. | Beschichtungsvorrichtung sowie Verfahren zum Beschichten eines Substrats |
CN111293104A (zh) * | 2020-02-18 | 2020-06-16 | 北京京东方技术开发有限公司 | 对位标记制作方法、基板、彩膜基板及显示面板 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4534804A (en) * | 1984-06-14 | 1985-08-13 | International Business Machines Corporation | Laser process for forming identically positioned alignment marks on the opposite sides of a semiconductor wafer |
US6441504B1 (en) * | 2000-04-25 | 2002-08-27 | Amkor Technology, Inc. | Precision aligned and marked structure |
US6768539B2 (en) * | 2001-01-15 | 2004-07-27 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus |
US6716723B2 (en) * | 2002-06-05 | 2004-04-06 | Intel Corporation | Wafer cutting using laser marking |
US20060243711A1 (en) * | 2005-04-29 | 2006-11-02 | Robert Paradis | System and method for aligning a wafer processing system in a laser marking system |
-
2008
- 2008-06-23 JP JP2008162743A patent/JP2010003939A/ja not_active Withdrawn
-
2009
- 2009-02-27 US US12/394,980 patent/US20090316127A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190128556A (ko) * | 2018-05-08 | 2019-11-18 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 판처리장치 및 판처리방법 |
KR102554316B1 (ko) | 2018-05-08 | 2023-07-10 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 판처리장치 및 판처리방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090316127A1 (en) | 2009-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4752488B2 (ja) | レーザ内部スクライブ方法 | |
EP3330798B1 (en) | Maskless photolithographic system in cooperative working mode for cross-scale structure | |
JP2008119718A (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2010003939A (ja) | 基板の製造方法、基板の製造装置及び基板 | |
JP2012064984A (ja) | リソグラフィ装置 | |
JP2009056482A (ja) | 基板分割方法、及び表示装置の製造方法 | |
JP5242036B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
TWI751165B (zh) | 微影裝置及微影方法 | |
JP2018529994A (ja) | リソグラフィ装置及びデバイス製造の方法 | |
JP5130122B2 (ja) | リソグラフィ装置 | |
JP2008015314A (ja) | 露光装置 | |
TWI460554B (zh) | 光罩總成、微影裝置、微影處理中之用途及於微影處理之單一掃描移動中投影二或多個影像場之方法 | |
JP2008119714A (ja) | レーザ加工装置 | |
KR20130098838A (ko) | 레이저 가공 장치, 레이저 가공 방법 및 레이저 가공 프로그램을 기록한 컴퓨터가 판독 가능한 기록 매체 | |
JP7355629B2 (ja) | レーザー加工装置の調整方法 | |
CN113169057A (zh) | 激光加工装置及其控制方法 | |
JP5815869B2 (ja) | リソグラフィ装置、リソグラフィ装置のセットアップ方法、及びデバイス製造方法 | |
JP5230240B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2016133370A (ja) | レーザー光線の検査方法 | |
JP2019176079A (ja) | ウェーハ加工方法及びウェーハ加工装置 | |
JP2008119715A (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2006084783A (ja) | 両面露光装置のマスクアライメント方法及びマスクアライメント装置 | |
JP2010258085A (ja) | 面位置検出方法 | |
JP2009244091A (ja) | 基板検査装置及び基板検査方法 | |
TW202241623A (zh) | 雷射加工裝置的調整方法以及雷射加工裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110315 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20111209 |