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JP2010098161A - 開閉蓋を備えた電子機器 - Google Patents

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JP2010098161A
JP2010098161A JP2008268412A JP2008268412A JP2010098161A JP 2010098161 A JP2010098161 A JP 2010098161A JP 2008268412 A JP2008268412 A JP 2008268412A JP 2008268412 A JP2008268412 A JP 2008268412A JP 2010098161 A JP2010098161 A JP 2010098161A
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Japan
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opening
rib
closing lid
housing
water
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Application number
JP2008268412A
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English (en)
Inventor
Shinnosuke Katsuyama
慎之介 勝山
Yuji Iida
勇士 飯田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

【課題】筐体に対して開閉する開閉蓋を備え、水がかかる使用の後に開閉蓋を開けても、開閉蓋側から水が垂れることがない、開閉蓋を備えた電子機器(50)を提供する。
【解決手段】内部に電子部品を有する箱状の筐体(KT)と、筐体(KT)の一面(21a)の周囲に形成された突出リブ(2g1)と、所定の回動軸(CL1)まわりに回動して一面(21a)に対して開閉する開閉蓋(1)と、開閉蓋(1)に備えられ開閉蓋(1)が閉状態で突出リブ(2g1)に密着して突出リブ(2g1)に囲まれた一面(21a)への水の浸入を防止するシート(22)と、を備える。シート(22)には、閉状態で、一面(21a)に対する回動軸(CL1)とは反対側において、突出リブ(2g1)の外側面(2gt)に対向する内面を有し外側面(2gt)に沿って延在するリブ(22c)が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、開閉蓋を備えた電子機器に係り、特に、防沫や防滴機能を有して浴室内等での使用が可能な、開閉蓋を備えた電子機器に関する。
防沫または防滴機能を備えて浴室内や雨の屋外などで使用できるようにされた機器が知られており、その一例として特許文献1に開示された防滴防水カメラがある。
また、電子機器としては、一例として、スピーカを内蔵した本体と、その本体に対して開閉する開閉蓋とを備え、近年普及した携帯音楽プレーヤ(以下、単にプレーヤとも称する)を本体と開閉蓋との間に防滴状態で挟持すると共に、そのプレーヤからの音声出力をスピーカから再生する浴室用音声再生装置が知られている。
図10及び図11を用いてこの浴室用音声再生装置(以下、単に再生装置150とも称する)について説明する。
図10は、再生装置150の使用状態を示す斜視図である。
図11は、再生装置150の開閉蓋102を開けた状態を示す斜視図である。
再生装置150は、外周壁部117fと内周壁部117gとを有して2重筐体構造とされた略直方体形状の筐体101と、その筐体101の底面側に設けられた回動軸CL101まわりの矢印DR101方向に回動し筐体101に対して開閉する開閉蓋102と、筐体101側に設定された回動軸まわりに回動し開閉蓋102を筐体101に対して閉じた状態で固定する3つのバックル103と、を備えている。
また、内周壁部117gで囲まれた内側筐体107の内部には電子部品やスピーカなどが収納されている。
筐体101及び開閉蓋102は樹脂材により形成される。
開閉蓋102は中央に開口部102aを有する枠状であり、開口部102aの筐体101側には、シリコンゴムで形成されたパッキングシート104が配設されている。
そして、図10に示すような開閉蓋102を閉じた状態において、プレーヤDAPを、内部筐体107の表面に対してパッキングシート104で押しつけて保持するようになっている。
使用者は、パッキングシート104を介し、プレーヤDAPの表示画面を視認でき、プレーヤDAPの操作を行うことができるようになっている。
再生装置150は、図10に示すように、浴室の棚105などに立てて使用する。
図11を用いて、再生装置150にプレーヤDAPを収納する作業について説明する。
プレーヤDAPの取り出し作業及び収納作業は、机106などの水平な台の上で、使用時と異なり寝かせた姿勢で行う。
まず、バックル103を外して開閉蓋102を開ける。
内部筐体107の表面である載置面107a上にプレーヤDAPを載置し、プレーヤDAPの出力端子DAP1にプラグ108を接続する。
その後、開閉蓋102を矢印102方向に閉じ、バックル103により開閉蓋102を筐体101に固定する。
その際、内部筐体107の周囲に形成され載置面107aから突出するリブ107bが、パッキングシート104に食い込み、リブ107bで囲まれた空間内への外部からの水の浸入が防止される。
従って、開閉蓋102が閉じられてバックル103により筐体101に固定されていれば、再生装置150にシャワーの水や雨などがかかっても、プレーヤDAPが濡れることはない。
特開平7−319028号公報
ところで、再生装置150は、バックル103を回動させて開閉蓋102を筐体101に固定する構造であって、バックル103と筐体101との隙間BM1(図10参照)などからの水の浸入を防止する構造にし難いため、上述した2重筐体構造にすると共にパッキングシート104を配設して、外周壁部117fはその内部への水の浸入を許容する一方、内側筐体107はその内部への水の浸入を規制するようにしている。
従って、図10に示す使用状態でシャワーや雨を浴びると、特に天面のバックル103tと筐体101との隙間BM1から浴びた水が外周壁部117fの内部に浸入する。
図12は、図11において開閉蓋102を閉じた状態としたS1−S1断面に相当する内部筐体107とパッキングシート104との関係を示す模式的断面図である。再生装置150の天面側が図12の上方になるように示している。
図12において、図10に示したバックル103の作用により、パッキングシート104は、内側筐体107のリブ107bが食い込む程度に内部筐体107に対して矢印DR21方向に押しつけられている。
また、同様に、パッキングシート104は、内側筐体107の載置面107aに載置されたプレーヤDAPを載置面107aに押しつけている。
ここで、バックル103の周囲などから内部に浸入した水は、水滴WTや飛沫の状態で内側筐体107の天面107tにも到達する。
天面107tに到達した水の大部分は、水滴WT1のように内側筐体107の外壁をつたって下方へ流れ外部に排出されるが、一部は内側筐体107(内周壁部117gに相当)の外側面107cと、パッキングシート104の、リブ107bと当接する面における外側筐体107からはみ出たはみ出し面104aと、の2面に接触した溜まり水WT102となる。
これは、表面張力の作用によるもので、溜まり水WT102の量はパッキングシート104と内周壁部117fを形成する樹脂の濡れ性がよい程顕著となる。
溜まり水WT102が生じた状態で使用を停止し、再生装置150からプレーヤDAPを取り出す際には、上述したように筐体101を寝かせた状態で開閉蓋102を開ける。
図13は、開閉蓋102を開ける途中の状態を示した図である。開閉蓋102を矢印DR22方向に開けると、パッキングシート104もそれに伴いDR22方向に回動して開く。
図13からわかるように、開閉蓋102が閉状態で2面に接触して保持されていた溜まり水WT102は、開動作に伴いパッキングシート104がリブ107bから離れることで、パッキングシート104の1面にしか接触しなくなり、保持され得ずに液滴として下方に落下する。
下方にはプレーヤDAPがあるので、この落下した液滴によりプレーヤDAPが濡れるという問題が生じ、改善が必要とされていた。
また、内部筐体107は、使用時に水が浸入しないようにパッキングシート104で覆われているが、開閉蓋102を開動作に伴って内部筐体107の表面107aに水がかかることは好ましくない。
すなわち、開閉蓋102を開けたときに、パッキングシート104から水が垂れないことが望まれる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、水がかかる使用の後に開閉蓋を開けても、開閉蓋側から水が垂れることがない、開閉蓋を備えた電子機器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)〜4)の構成を有する。
1) 内部に電子部品(5)を有する箱状の筐体(KT)と、前記筐体(KT)の一面(21a)の周囲に形成された第1のリブ(2g1)と、所定の回動軸(CL1)まわりに回動して前記一面(21a)に対して開閉する開閉蓋(1)と、前記開閉蓋(1)に備えられ前記開閉蓋(1)が閉状態で前記第1のリブ(2g1)に密着して前記第1のリブ(2g1)に囲まれた前記一面(21a)への水の浸入を防止するシート(22)と、を備え、
前記シート(22)には、前記閉状態で、前記回動軸(CL1)とは反対側の端部に、前記第1のリブ(2g1)の外側面(2gt)に対向する内面(22c3)を有し前記外側面(2gt)に沿って延在する第2のリブ(22c)が形成されていることを特徴とする開閉蓋を備えた電子機器(50)である。
2) 前記電子部品は、スピーカ(5)であることを特徴とする1)に記載の開閉蓋を備えた電子機器(50)である。
3) 前記閉状態で前記一面(21a)と前記シート(22)との間に挟持された再生プレーヤ(DAP)の音声出力を前記スピーカ(5)で再生するよう構成されたことを特徴とする2)に記載の開閉蓋を備えた電子機器(50)である。
4) 前記シート(22)は、シリコーンにより形成されていることを特徴とする1)乃至3)のいずれかに記載の開閉蓋を備えた電子機器(50)である。
本発明によれば、水がかかるような使用の後に開閉蓋を開けても、開閉蓋側から水が垂れることがないという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図9を用いて説明する。
図1及び図2に、本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例の外観を示す。
この開閉蓋を備えた電子機器は、左右一対のスピーカを備えて浴室用に防沫仕様とされると共に携帯音楽プレーヤを収納可能とし、収納した携帯音楽プレーヤの音声出力端子から出力される音声信号を一対のスピーカでステレオ再生する音声出力装置50である。
図1及び図2は、この音声出力装置50の外観斜視図であり、図1は前面右上方から見た図であり、図2は後面右上方から見た図である。
音声出力装置50は、前面側となる前筐体1と後面側となる後筐体2とが組み合わされてなる筐体3を有する。
前筐体1は、後筐体2にその一辺に平行となるよう設定された回動軸CL1まわりの矢印DRk方向に回動し、後筐体2に対して開閉可能となっている。すなわち、前筐体1は後筐体2に対する開閉蓋として機能する。
前筐体1,後筐体2,及び中板21(図4参照)は樹脂を射出成形して形成される。
ここで音声出力装置50は、筐体3の底面3btを地側にした姿勢で立てて使用するように設定されている。
筐体3の全体形状としては、底面3btを床置きした際に、後面3bが床(底面3bt)に対してほぼ垂直となり、前面3fが天面3tに向かう後面3bに接近するように傾斜した箱状とされている。
後筐体2の左右の側面と天面とには外方向(D1方向)に回動可能とされた3つのバックル4が設けられている。
このバックル4を外方向に開くとロックが解除され、前筐体1は後筐体2に対し回動軸CL1まわりに回動可能となって分離面BMにおいて分離する。
このバックル4を内方向に回動してロックすることで、前筐体1が後筐体2に固定される。
後筐体2は、外周壁部2f及び内周壁部2gを有していわゆる二重壁構造とされており、後面2bcと内周壁部2gとその開口を塞ぐ中板21とにより、内側筐体KTが構成され、この内側筐体KTの内部に電子部品などを収納した収納室2rが閉じた空間として形成されている。
中板21は、ねじ(図示せず)などにより内壁部2gに固定される。
中板21が内壁部2gに固定された状態で、内壁部2gの周囲には中板21の表面21aよりも突出するように突出リブ2g1が設けられている(図4及び図5参照)。
前筐体1は枠状の基部1aとその開口部を覆うように張られたパッキングシート22(以下、単にシート22とも称する)とを有する。
ここでシート22について図3及び図4を用いて詳述する。
図3は、シート22の3面図であり、図3(a)が正面図、図3(b)が天面図、図3(c)が右側面図、図3(d)が背面図である。
図3(a)における紙面手前側の面が中板21の表面21aと対向するように前筐体1に取り付けられる。
図4は、シート22を取り付けた前筐体1を閉じてプレーヤDAPを挟持した状態を示す模式的断面図である。
シート22は、シリコーン材を用い、周縁側に厚肉の周壁部22aが形成されると共に周壁部22aに囲まれた概ね矩形の領域が薄肉部22bとして形成されている。薄肉部22aは、肉厚が例えば0.5mmとされ、ほぼ透明で弾力性を有している。
周壁部22aには、天面側の一部を除いて薄肉部22bを囲うように溝部22a1が形成されている。
この溝部22a1が前筐体1に設けられたリブ1bと嵌合して、シート22は前筐体1に取り付けられる。
シート22aの正面側の天側には、水平方向(図3の左右方向)に延在するリブ22cが形成されている。
このリブ22cは、長さL1、幅W1、高さT1とすると、例えば、W1=0.5mm、T1=1.0mmとされる。長さL1については、バックル4付近の形状に関連した寸法とされ、詳しくは後述する。
シート22は、透明または半透明の弾力性を有するシートであり、材料としてシリコンシートなどが用いられる。
このシート22は、中板21及び内周壁部2gを覆い、外形が内周壁部2gの外形よりも大きく形成されている。また、中板21は、前筐体1を閉じた状態においてその表面21aがシート22と近接対向するように配設される。
そして、前筐体1を閉じバックル4でロックした状態において、シート22が中板と内周壁部2gとを跨るように覆うと共に内周壁部2gに密着して収納室2r内に水が浸入するのを防止するよう構成されている。
全体の説明に戻り、図1及び図2において、後筐体2は、前面側が開放した箱状であり、その左右の側面2sそれぞれの底面2bt側には、小径の貫通孔である音孔2aが複数個集合して概ね円形の領域を占める音孔群2b(以下、音孔群部2bbとも称する)が形成されている。この一対の音孔群2bの内方側であって、内周壁部2gと中板21とで囲まれた収納室2r内に、各音孔群2bに対応してスピーカ5がそれぞれ配設されている。
後筐体2の後面2bcにおけるほぼ中央部には、ネジまたは鍔係合により着脱自在とされた円形の電池蓋2cが取り付けられている。この鍔係合は、カメラの交換式レンズにおけるいわゆるバヨネット構造に相当するものである。
この電池蓋2cを外すと、後面2bcに対して凹として設けられた電池収納室2d(図4参照)が開放され、その電池収納室2d内に装着されこの装置を駆動するための電池をユーザが交換することができる。
電池蓋2cと後筐体2との間にはシールリング2d1(図4参照)が配設され、電池蓋2cが装着された状態において、両者の隙間から水が内部に侵入することはない。
後筐体2の後面2bの右上部には、図示しない電気回路と接続され電源の入り切りと音量調節とを兼用するノブ2pが配設されている。
中板21とシート22との間には、プレーヤDAPの出力端子に接続するプラグを他端側に備えた接続ケーブル(図示せず)が配設される。接続ケーブルの他端側は音量を調節する電気回路を経てスピーカ5に接続されている。
また、中板21にはその接続ケーブルを嵌め込むことができる凹部(図示せず)
が形成されている。
上述の構成を有する音声再生装置50に対してプレーヤDAPを収納する場合には、まず、バックル4を開いてロックを解除し、前筐体1を回動軸CL1まわりに回動させて後筐体2に対して開いた状態にする。以下、この状態を前筐体1の開状態と称することにする。
次に、接続ケーブルをプレーヤDAPの出力端子に接続し、そのプレーヤDAPを中板21とシート22との間に位置させ、シート22をプレーヤDAP上に被せるようにして前筐体1を後筐体2に嵌め込み、バックル4を閉じ方向に回動してロックする。
このロックにより、プレーヤDAPの厚さ分シート22の薄肉部22bが弾性変形し、その反発力によりプレーヤDAPは中板21の表面21aに付勢されシート22と中板21との間に挟持される。以下、この状態を前筐体1の閉状態と称することにする。
この閉状態を示した模式的断面図が図4である。図4は、再生装置50の縦断面図であり、紙面右方が底面側、上方が前面側となっている。
この閉状態で、ユーザは、プレーヤDAPの画面を、シート22の薄肉部22bを通して外部から視認でき、表面に配置された押しボタンなどの入力子を、薄肉部22bを介して操作することができる。
従って、プレーヤDAPに対するシート22を介した外部からの操作により、プレーヤDAPに格納された音声コンテンツをスピーカ5から再生することができる。
図5は、図4におけるA部拡大図であり、使用状態である天側を上方にした姿勢で示している。
また、内周壁部2gは部分断面として図示している。
図5において、図1に示すバックル4の作用により、シート22は、内周壁部2gの突出リブ2g1が食い込むように内周壁部2gに対して矢印DR2方向に押しつけられて内部を封止している。
また、同様に、シート22の薄肉部22bは、プレーヤDAPを中板21に対して矢印DR3方向に押しつけている。
また、シート22のリブ22cは、その内壁面22c3が内周壁部2gの天面2gtと隙間無く、あるいは僅かな隙間を有して位置するように形成されている。
ここで、バックル4の周囲などから外周壁部2f(図5には図示せず)の隙間などから浸入した水は、水滴WTや飛沫の状態で内周壁部2gの天面2gtにも到達する。
内周壁部2gの天面2gtは、前方から後方(図5の右方から左方)に向かって底面側に僅かに傾斜している。また、中央から両側面に向かうに従って、すなわち、中央から図5の紙面手前側及び奥側に向かうに従って底面側に僅かに傾斜して形成されている。
従って、天面2gtに到達した水の大部分は、これらの傾斜により、図5に示される水滴WT1のように外周壁部2fの外壁をつたって後方及び下方へ流れ外部に排出される。
一方、シート22のリブ22c近傍に到達した水滴等は、リブ22cの外壁面22c1とシート22のリブ22cより外側の内面22c2との二つの面に接触して溜まり水WT2となる。
これは、表面張力の作用によるもので、保持される溜まり水WT2の量は、シート22と内周壁部2gを形成する樹脂の濡れ性がよい程顕著となる。
また、外壁面22c1と、これに対応する範囲の内面22c2との面積が大きいほど、多量に保持される。
また、リブ22cの先端面22cstと内周壁部2gの天面2gtとで保持される水が僅かにあるが、リブ22cの幅W1を0.5mm程度に小さく形成しているので、保持される量は無視できる程度に少なくなっている。
図6は、溜まり水WT2が保持された状態を模式的に示す斜視図である。
この図6は、図5に対して左右が逆転した向きで示されている。
シャワーや雨などの水は、外部から例えば矢印SKのルートでバックル4と外周壁部2fとの隙間から内部に浸入し、一部がシート22近傍に到達する。
溜まり水WT2が生じた状態で再生装置50の使用を停止し、その再生装置50からプレーヤDAPを取り出す際には、筐体3を寝かせた状態で前筐体1を開ける。
図7は、前筐体1を開ける途中の状態におけるシート22などを示した断面図である。シート22は、前筐体1と共に矢印DR4方向に回動する。
図7からわかるように、前筐体1を開けても、溜まり水WT2は、リブ22cの外壁面22c1とシート22のリブ22cより外側の内面22c2との二つの面で接触しているので、その二つの面に保持された状態で維持される。すなわち、溜まり水WT2は前筐体1側に付着したままとなる。
従って、溜まり水WT2は下方に落下せず、プレーヤDAPが濡れることはない。また、中板21やその周囲に水が垂れないので収納室2rに水が浸入することはない。
次に、図8を用いてリブ22cの長さL1について説明する。
図8は、再生装置50の後面上方側から見た斜視図であり、バックル4を取りはずした状態を示している。この状態でバックル4に係合する回動軸部4j,4jが視認される。
また、リブ22cの外壁面22c1及び内面22c2で保持された溜まり水WT2を、外形線を一点鎖線とした点描領域で示している。
図8には、内周壁部2gと外周壁部2fとを連結して後筐体2の剛性を確保する左右中央の3つのリブ23L,23R,23Cが形成されている。
これらのリブの内、少なくとも左右のリブ23L,23Rは、閉状態でシート22の内面22c2及びリブ22cとの間に隙間を形成する。この隙間は、水の排出経路となる。
具体的には、上述のように、天面2gtはリブ23Cの両側が傾斜面となっているので、バックル4と外周壁部2fとの隙間から天面2gtに到達した水の大部分が、この排出経路である図8の矢印SK1及びSK2の経路で排出される。
従って、リブ22cの長さL1は、その両端の外側に、天面2gtに到達した水の排出経路を形成する程度の長さに設定されている。
上述したように、実施例の再生装置50は、溜まり水WT2が、シート22の二つの面と接触し得るようにしたことで、開閉蓋である前筐体2を開く際に水が垂れないという効果を奏するものである。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
実施例におけるシート22のリブ22c近傍の形状は、図9に例を示すように変形が可能である。図9の各図は、シート22のリブ22c近傍の断面図である。
図9(a)は、リブ22cの外壁面22c1と内面22c2とが交わる部位に、内側に抉った溜まり部22dを形成した例である。
この溜まり部22dによってより多量の水を溜まり水WT2として保持できるので、前筐体1を開けた際の水の垂れを極めて良好に防止する。
図9(b)は、リブ22cの先端面22cstにおける22c2側にRを設けた例である。
このR付けにより、リブ22cの先端22stと内周壁部2gの天面2gtとで僅かに保持される水の量を更に少なくすることができるので、前筐体1を開けた際の水の垂れを極めて良好に防止する。
図9(c)は、リブ22cの外壁面22c1と内面22c2との表面を粗面とした例である。
この粗面化により、両面に接触して保持される溜まり水WT2が強固に付着するので、前筐体1を開けた際に衝撃などが加わっても、溜まり水WT2が下方に垂れる可能性が極めて少なくなる。
実施例と変形例の各例とは、互いに任意に組み合わせることが可能である。
本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を示す外観斜視図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を示す他の角度から見た外観斜視図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例における要部部品を示す3面図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を説明するための断面図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を説明するための要部の断面図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を説明するための要部の斜視図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例の作用を説明するための要部の模式的断視図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例を説明するための斜視図である。 本発明の開閉蓋を備えた電子機器の実施例における変形例を説明するための図である。 従来の開閉蓋を備えた電子機器の外観斜視図である。 従来の開閉蓋を備えた電子機器における開閉蓋を開けた状態を示す斜視図である。 従来の開閉蓋を備えた電子機器を説明するための断面図である。 従来の開閉蓋を備えた電子機器を説明するための他の断面図である。
符号の説明
1 前筐体
1a 基部
1b リブ
2 後筐体
2a 音孔
2b 音孔群
2bb 音孔群部
2bc 後面
2bt 底面
2c 電池蓋
2d 電池収納室
2d1 シールリング
2f 外周壁部
2g 内周壁部
2g1 突出リブ
2gt 天面
2p ノブ
2r 収納室
2s 側面
3 筐体
3b 後面
3bt 底面
3f 前面
3t 天面
4 バックル
5 スピーカ
21 中板
21a 表面
22 (パッキング)シート
22a 周壁部
22b 薄肉部
22c リブ
22c1 外壁面
22c2 内面
22c3 内壁面
22cst 先端面
22d 溜まり部
23L,23R,23C リブ
50 音声出力装置
101 筐体
102 開閉蓋
102a 開口部
103 バックル
104 パッキングシート
105 棚
106 机
107 内部筐体
107a 載置面
107b リブ
107c 外側面
107t 天面
108 プラグ
150 再生装置
BM 分離面
CL1 回動軸
DAP プレーヤ
KT 内側筐体

Claims (4)

  1. 内部に電子部品を有する箱状の筐体と、前記筐体の一面の周囲に形成された第1のリブと、所定の回動軸まわりに回動して前記一面に対して開閉する開閉蓋と、前記開閉蓋に備えられ前記開閉蓋が閉状態で前記第1のリブに密着して前記第1のリブに囲まれた前記一面への水の浸入を防止するシートと、を備え、
    前記シートには、前記閉状態で、前記回動軸とは反対側の端部に、前記第1のリブの外側面に対向する内面を有し前記外側面に沿って延在する第2のリブが形成されていることを特徴とする開閉蓋を備えた電子機器。
  2. 前記電子部品は、スピーカであることを特徴とする請求項1記載の開閉蓋を備えた電子機器。
  3. 前記閉状態で前記一面と前記シートとの間に挟持された再生プレーヤの音声出力を前記スピーカで再生するよう構成されたことを特徴とする請求項2記載の開閉蓋を備えた電子機器。
  4. 前記シートは、シリコーンにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開閉蓋を備えた電子機器。
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