JP2010078871A - 表示用粒子、表示用粒子分散液、表示媒体、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】帯電基を有する高分子及び着色剤を含有する着色粒子と、前記着色粒子の表面を覆って形成され、高分子ゲルを含んで構成される高分子ゲル層と、を含んで構成されたことを特徴とする表示用粒子である。そして、この表示粒子をした表示用粒子分散液、表示媒体、及び表示装置である。
【選択図】図1
Description
請求項1に係る発明によれば、
帯電基を有する高分子及び着色剤を含有する着色粒子と、
前記着色粒子の表面を覆って形成され、高分子ゲルを含んで構成される高分子ゲル層と、
を有する表示用粒子。
前記高分子ゲルが、少なくとも、反応性シリコーン系高分子の架橋体又は反応性長鎖アルキル系高分子の架橋体で構成される請求項1に記載の表示用粒子。
前記高分子ゲルが、前記着色粒子の帯電基と同じ帯電極性の帯電基を含まない材料で構成される請求項1に記載の表示用粒子。
前記着色粒子と前記高分子ゲル層との間であって当該着色粒子の表面に結合又は被覆された、反応性シリコーン系高分子の非架橋体又は非架橋の反応性長鎖アルキル系高分子の非架橋体をさらに有する請求項1に記載の表示用粒子。
前記着色粒子の表面に反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を非架橋で結合又は被覆された後、当該反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子に他の反応性シリコーン系高分子又は他の反応性長鎖アルキル系高分子を反応させると共に架橋させて前記高分子ゲル層が形成されてなる請求項4に記載の表示用粒子。
請求項1から5までのいずれか1項に記載の表示用粒子を含む粒子群と、
前記粒子群を分散するための分散媒と、
を有することを特徴とする表示用粒子分散液。
前記分散媒が、シリコーンオイルである請求項6に記載の表示用粒子分散液。
前記分散媒が、パラフィン系炭化水素溶媒である請求項6に記載の表示用粒子分散液。
前記粒子群が、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子から構成されることを特徴とする請求項6に記載の表示用粒子分散液
少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板間に封入された、請求項6から9までのいずれか1項に記載の表示用分散液と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。
少なくとも一方が透光性を有する一対の電極と、
前記一対の電極間に設けられた、請求項6から9までのいずれか1項に記載の表示用分散液を有する領域と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。
請求項10又は11に記載の表示媒体と、
前記表示媒体の前記一対の基板間に電圧を印加する電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
請求項2に係る発明によれば、他種の高分子ゲルを採用する場合に比べ、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子が提供される。
請求項3に係る発明によれば、他種の高分子ゲルを採用する場合に比べ、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子が提供される。
請求項4に係る発明によれば、着色粒子に直接高分子ゲル層を形成した場合に比べ、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子が提供される。
請求項5に係る発明によれば、他の手法を採用する場合に比べ、簡易且つ効率よく、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子が提供される。
請求項6に係る発明によれば、高分子ゲル層を有さない場合に比べ、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子分散液が提供される。
請求項7に係る発明によれば、特に、高分子ゲルの構成材料として反応性シリコーン系高分子を用いたとき、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子分散液が提供される。
請求項8に係る発明によれば、特に、高分子ゲルの構成材料として反応性長鎖アルキル系高分子を用いたとき、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子分散液が提供される。
請求項9に係る発明によれば、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても安定した分散性及び帯電特性を有すると共に互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子分散液が提供される。
請求項10に係る発明によれば、高分子ゲル層を有さない場合に比べ、繰り返し安定して表示がなされる表示媒体が提供される。
請求項11に係る発明によれば、高分子ゲル層を有さない場合に比べ、繰り返し安定して表示がなされる表示装置が提供される。
請求項12に係る発明によれば、高分子ゲル層を有さない場合に比べ、繰り返し安定して表示がなされる表示媒体が提供される。
本実施形態に係る表示用粒子分散液は、電界に応じて移動する表示用粒子(泳動粒子)を含む粒子群(泳動粒子群)と、粒子群を分散するための分散媒と、を有する。そして、当該表示用粒子(本実施形態に係る表示用粒子)は、帯電基を有する高分子及び着色剤を含有する着色粒子と、着色粒子の表面に覆って結合又は被覆された、高分子ゲルを含んで構成される高分子ゲル層と、を有して構成されている。
ビニル−N−エチル −N−フェニルアミノエチルエーテル、ビニル−N−ブチル−N−フェニルアミノエチルエーテル、トリエタノールアミンジビニルエーテル、ビニルジフェニルアミノエチルエーテル、N−ビニルヒドロキシエチルベンズアミド、m−アミノフェニルビニルエーテル等の含窒素ビニルエーテル単量体類、ビニルアミン、N−ビニルピロール等のピロール類、N−ビニル−2−ピロリン、N−ビニル−3−ピロリン等のピロリン類、N−ビニルピロリジン、ビニルピロリジンアミノエ ーテル、N−ビニル−2−ピロリドン等のピロリジン類、N−ビニル−2−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、N−ビニルイミダゾリン等のイミダゾリン類、N−ビニルインドール等のインドール類、N−ビニルインドリン等のインドリン類、N−ビニルカルバゾール、3,6−ジブロム−N−ビニルカルバゾール等のカルバゾール類、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピロジン等のピリジン類、(メタ)アクリルピペリジン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルピペラジン等のピペリジン類、2−ビニルキノリン、4−ビニルキノリン等のキノリン類、N−ビニルピラゾール、N−ビニルピラゾリン等のピラゾール類、2−ビニルオキサゾール等のオキサゾール類、4−ビニルオキサジン、モルホリノエチル(メタ)アクリレート等のオキサジン類などが挙げられる。
また、汎用性から特に望ましいカチオン性単量体としては、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの脂肪族アミノ基を有する(メタ)アクリレート類が望ましく、特に重合前あるいは重合後に4級アンモニウム塩とした構造で使用されることが望ましい。4級アンモニウム塩化は、前記化合物をアルキルハライド類やトシル酸エステル類と反応することで得られる。
具体的には、アニオン性単量体のうち、カルボン酸モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、又はそれらの無水物及びそのモノアルキルエステルやカルボキシエチルビニルエーテル、カルボキシプロピルビニルエーテルの如きカルボキシル基を有するビニルエーテル類等がある。
スルホン酸モノマーとしては、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−スルホプロピル(メタ)アクリックアシッドエステル、ビス−(3−スルホプロピル)−イタコニックアシッドエステル等及びその塩がある。また、その他2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリル酸の硫酸モノエステル及びその塩がある。
リン酸モノマーとしては、ビニルホスホン酸、ビニルホスフェート、アシッドホスホキシエチル(メタ)アクリレート、アシッドホスホキシプロピル(メタ)アクリレート、ビス(メタクリロキシエチル)ホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイロキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート、ジブチル−2−メタクリロイロキシエチルホスフェート、ジブチル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート、ジオクチル−2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート等がある。
望ましいアニオン性単量体としては、(メタ)アクリル酸やスルホン酸を持ったものであり、より望ましくは重合前あるいは重合後にアンモニウム塩となった構造のものである。アンモニウム塩は、3級アミン類あるいは4級アンモニウムハイドロオキサイド類と反応させることで作製される。
帯電制御剤としては、電子写真用トナー材料に使用される公知のものが使用でき、例えば、セチルピリジルクロライド、BONTRON P−51、BONTRON P−53、BONTRON E−84、BONTRON E−81(以上、オリエント化学工業社製)等の第4級アンモニウム塩、サリチル酸系金属錯体、フェノール系縮合物、テトラフェニル系化合物、酸化金属粒子、各種カップリング剤により表面処理された酸化金属粒子が挙げられる。
着色した磁性材料(カラーコートした材料)としては、例えば、特開2003−131420公報記載の小径着色磁性粉が挙げられる。核となる磁性粒子と該磁性粒子表面上に積層された着色層とを備えたものが用いられる。そして、着色層としては、顔料等により磁性粉を不透過に着色する等選定して差し支えないが、例えば光干渉薄膜を用いるのが望ましい。この光干渉薄膜とは、SiO2やTiO2等の無彩色材料を光の波長と同等な厚みを有する薄膜にしたものであり、薄膜内の光干渉により光の波長を選択的に反射するものである。
(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、シリコーン鎖をもった(メタ)アクリレート系モノマー、(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノアルキルエステル、(メタ)アクリルアミド、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、イソブチレン、N−ジアルキル置換(メタ)アクリルアミド、N−アルキル置換(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジン、ビニルアミン、アリルアミン、スチレン、ビニルカルバゾール、N-ビニルピロリドン、スチレン、スチレン誘導体、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、イソプレン、ブタジエン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、シリコーン系の多官能性(メタ)アクリレートモノマー(信越化学工業社製:XX−22−164、XX−22−164AS、XX−22−164A、XX−22−164B、XX−22−164C、XX−22−164Eなど)。なお、これらの表記において、「(メタ)アクリレート」等の記述は、「アクリレート」及び「メタクリレート」等のいずれをも含む表現である。
シリコーン鎖成分としては、片末端に(メタ)アクリレート基を持ったジメチルシリコーンモノマー(例えば、チッソ社製:サイラプレーン:FM−0711,FM−0721,FM−0725等、信越シリコーン(株):X−22−174DX, X−22−2426, X−22−2475等)が挙げられる。
反応性成分としては、エポキシ基を有するグリシジル(メタ)アクリレート、イソシアネート基を有するイソシアネート系モノマー(昭和電工:カレンズAOI、カレンズMOI)などが挙げられる。
その他共重合成分としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート。エチレンオキシドユニットを持ったモノマー、例えばテトラエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレートなどのアルキルオキシオリゴエチレングリコールの(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールの片末端(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、N,N−ジアルキルアミノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
なお、反応性長鎖アルキル系高分子の「長鎖」とは、例えば、炭素数4以上30以下程度のアルキル鎖を側鎖に有する高分子を意味する。
本実施形態に係る表示用粒子の製造方法は、帯電基を有する高分子と着色剤と高分子ゲルを構成するための高分子(重合体又は共重合体)と第1溶媒と前記第1溶媒に対して非相溶で前記第1溶媒より沸点が低く且つ帯電基を有する高分子を溶解する第2溶媒とを含む混合溶液を攪拌し、乳化させる工程と、前記乳化させた混合溶液から前記第2溶媒を除去して、前記帯電基を有する高分子及び前記着色剤を含有する着色粒子を生成する工程と、前記高分子ゲルを構成するための高分子(重合体又は共重合体)を架橋させて、着色粒子の表面を覆って高分子ゲル層を形成する工程と、を有することが好適である。所謂、液中乾燥法により、表示用粒子を作製すると、特に、安定した分散性及び帯電特性を持つ表示用粒子が得られる。
乳化工程では、例えば、反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子と第1溶媒とからなる溶液と、帯電基を有する高分子と着色剤と前記第1溶媒に対して非相溶で前記第1溶媒より沸点が低く且つ帯電基を有する高分子を溶解する第2溶媒とからなる溶液、との二つの溶液を混合し攪拌し、乳化させる。また、乳化させる混合溶液中には、必要に応じて、上記材料以外の他の配合材料(帯電制御剤、顔料分散剤等)を配合させることも可能である。
第1溶媒としては、混合溶液中で連続相を形成し得る貧溶媒として用いられ、例えば、パラフィン系炭化水素溶媒、シリコーンオイル、フッ素系液体など石油由来高沸点溶媒が挙げられるが、これに限られない。特に、安定した分散性及び帯電特性を有すると共に、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子が混合された系においても互いの表示用粒子の凝集が抑制される表示用粒子が得られる点から、反応性シリコーン系高分子を用いる場合、シリコーンオイルを適用すること、反応性長鎖アルキル系高分子を用いる場合、パラフィン系炭化水素溶媒を適用することがよい。
第2溶媒は、混合溶液中で分散相を形成し得る良溶媒として用いられる。また、第1溶媒に対して非相溶で、第1溶媒より沸点が低く且つ帯電基を持つ高分子を溶解するものが選択される。ここで、非相溶とは、複数の物質系が混じりあわずにそれぞれ独立した相で存在する状態を示す。また、溶解とは、溶解物の残存が目視にて確認でない状態を示す。
次に、第2溶媒除去工程では、乳化工程において乳化させた混合溶液から第2溶媒(低沸点溶媒)を除去する。この第2溶媒を除去することで、当該第2溶媒により形成された分散相内で、帯電基を持つ高分子が、他の材料を内包させながら析出されて粒子化され、着色粒子が得られる。また、粒子を形成する高分子には顔料の分散剤や耐候安定剤などの種々の添加剤が含まれていても構わない。例えば、市販の顔料分散液には顔料を分散するための高分子物質や界面活性剤が含まれているが、これを使用する場合には、着色粒子には帯電を制御する樹脂とともに、これらの物質が含まれることとなる。
混合溶液を加熱して第2溶媒をする場合、当該加熱温度としては、例えば30℃以上200℃以下が望ましく、より望ましくは50℃以上180℃以下である。なお、この第2溶媒の除去工程においての加熱によって反応性シリコン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を粒子表面と反応させても構わない。一方、混合溶液を減圧して第2溶媒を除去する場合、当該減圧圧力としては、0.01mPa以上200mPa以下が望ましく、より望ましくは0.01mPa以上20mPa以下である。
結合又は被覆工程では、着色粒子が生成した溶液(第1溶媒)において、反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を反応させ、着色粒子の表面に結合又は被覆する。なお、前記した第2溶媒除去工程における加熱処理によって反応が進行している可能性があるが、本工程によってより確実な反応が実現される。
溶液を加熱する場合、当該加熱温度としては、例えば50℃以上200℃以下が望ましく、より望ましくは60℃以上150℃以下である。
高分子ゲル層形成工程は、上記結合又は被覆工程後、着色粒子が生成した溶液(第1溶媒)中に、未反応で残っている反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を利用して、あるいは新たに別種の反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を添加し、これらを架橋させることで高分子ゲルを生成して高分子ゲル層を形成する工程である。反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子の架橋反応は、例えば、必要に応じて架橋剤を添加した後、加熱することで行うことがよい。
なおここで示した製造方法は液中乾燥法を用いた場合の具体的な一例であり、粒子の製造法とその表面への高分子ゲル層の形成には様々な公知の方法を組み合わせて実施され得る。
イオン性及び非イオン性の界面活性剤としては、より具体的には以下があげられる。ノニオン活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸等がある。カチオン界面活性剤としては、第一級ないし第三級のアミン塩、第四級アンモニウム塩等があげられる。これら帯電制御剤は、粒子固形分に対して0.01質量%以上、20質量%以下が望ましく、特に0.05質量%以上10質量%以下の範囲が望ましい。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の濃度は、表示特性や応答特性あるいはその用途によって種々選択されるが0.1質量%以上30質量%以下の範囲で選択されることが望ましい。色の異なった多粒子を混合する場合にはその粒子総量がこの範囲であると望ましい。0.1質量%よりも少ないと表示濃度が低くなりすぎることがあり、30質量%よりも多いと、表示速度が遅くなったり凝集が起こりやすいという課題がある。
また、色や帯電極性の異なる複数種の粒子を混合して使用し、カラー表示を得るということも望ましく実施される。
以下、実施形態に係る表示媒体、及び表示装置の一例について説明する。
まず、第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る表示装置の概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る表示装置の表示媒体の基板間に電圧を印加したときの粒子群の移動態様を模式的に示す説明図である。
具体的には、ポリビニルカルバゾール、米国特許第4806443号に記載の特定のジヒドロキシアリールアミンとビスクロロホルメートとの重合によるポリカーボネート等が挙げられる。誘電体膜は、粒子の帯電特性や流動性に影響を及ぼすことがあるので、粒子の組成等に応じて適宜選択する。基板の一方である表示基板は光を透過する必要があるので、上記各材料のうち透明のものを使用することが望ましい。
この場合、間隙部材24は、表示基板20側、背面基板22側のいずれか、又は双方に作製する。
このとき、表示基板20側から視認される表示媒体12の色は、大径着色粒子群36の色としての白色として視認される。
以下、第2実施形態に係る表示装置について説明する。図3は、第2実施形態に係る表示装置の概略構成図である。図4は、第2実施形態に係る表示装置における、印加する電圧と粒子の移動量(表示濃度)との関係を模式的に示す線図である。図5は、第2実施形態に係る表示装置における、表示媒体の基板間へ印加する電圧態様と、粒子の移動態様との関係を模式的に示す説明図である。
なお、本実施形態に係る表示装置10は、上記第1実施形態で説明した表示装置10と略同一の構成であるため、同一構成には同一符号を付与して詳細な説明を省略する。
表示基板20及び背面基板22の対向面は、第1実施形態と同様に帯電処理されており、この対向面上には、処理層21及び処理層23各々が設けられている。
この複数種類の粒子群34は、基板間を電気泳動する粒子群であり、電界に応じて移動するために必要な電圧の絶対値が各色の粒子群でそれぞれ異なる。すなわち、各色の粒子群34(イエロー粒子群34Y、マゼンタ粒子群34M、及びシアン粒子群34C)は、色毎に各色の粒子群34を移動させるために必要な電圧範囲を有し、当該電圧範囲がそれぞれ異なる。
また、「粒子群34をほぼ全て移動させるために必要な最大電圧」とは上記の移動開始からさらに電圧及び電圧印加時間を増加させても、表示濃度の変化が生じなくなり、表示濃度が飽和する電圧を示す。
また、「ほぼ全て」とは、各色の粒子群34の特性ばらつきがあるため、一部の粒子群34の特性が表示特性に寄与しない程度異なるものがあることを表す。すなわち上述した移動開始からさらに電圧及び電圧印加時間を増加させても、表示濃度の変化が生じなくなり、表示濃度が飽和した状態である。
また、「表示濃度」は、表示面側における色濃度を光学濃度(Optical Density=0D)の反射濃度計X-rite社の反射濃度計で測定しながら、表示面側と背面側との間に電圧を印加して且つこの電圧を測定濃度が増加する方向に徐々に変化(印加電圧を増加又は減少)させて、単位電圧あたりの濃度変化が飽和し、且つその状態で電圧及び電圧印加時間を増加させても濃度変化が生じず、濃度が飽和したときの濃度を示している。
このため、表示基板20側には、マゼンタ粒子群34Mのみが付着した状態となるので、マゼンタ色が表示される(図5(F)参照)。
このため、表示基板20側には、何も付着しない状態となるため、大径着色粒子群36の色としての白色が表示される(図5(G)参照)。
同様に、上記図5(D)に示す状態から、表示基板20と背面基板22との間に「−大電圧」を印加させると、図5(G)に示すように全ての粒子群34が背面基板22側に移動して白色表示がなされる。
−反応性シリコーン系高分子Aの作製−
まず、シリコーン系モノマーであるサイラプレーンFM−0711(チッソ社製):95質量部、及びグリシジルメタクリレート5質量部を、ジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L 2cs)100質量部と混合し、重合開始剤としてアゾビスバレロニトリル(和光純薬製:V−65)を0.5質量部添加して、55℃、10時間、重合を実施し、エポキシ基をもった反応性シリコーン系高分子A(反応性分散剤)を作製した。重量平均分子量は80万であった。そして、ジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L 2cs)で希釈することで反応性シリコーン系高分子Aの3質量%シリコーンオイル溶液を準備した。
次に、帯電基を持つ高分子としての市販品(和光純薬製)のポリメタクリル酸(重量平均分子量5万)の10質量%水溶液を準備した。次に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・マゼンタ色:顔料濃度16質量%)1質量部に、上記ポリメタクリル酸10質量%水溶液3質量部及びトリエチルアミン0.36質量部を混合し、この混合溶液を上記反応性シリコーン系高分子Aの3質量%シリコーンオイル溶液10質量部に混合し、これを超音波破砕機(エスエムテー社製UH−600S)で10分間攪拌し、帯電基を持つ高分子及び顔料を含む水溶液をシリコーンオイル中に分散・乳化させた懸濁液を調製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して30質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−帯電基を持つ高分子αの作製−
N−ビニルピロリドンとN,N−ジエチルアミノエチルメタクリレートとの質量比で9/1の共重合体(重量平均分子量6万)を通常のラジカル溶液重合で合成した。さらに、この共重合体(高分子)のイソプロパノール溶液中に、当該共重合体(高分子)が持つアミノ基に対して当モル以上のヨウ化エチルを添加し、80℃で1時間加熱することでアミノ基の4級化を実施した後、当該共重合体を精製した。これを帯電基を持つ高分子αとした。
そして、帯電基を持つ高分子αと共に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・シアン色:顔料濃度26質量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して25質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−反応性シリコーン系高分子Bの作製−
シリコーン系モノマーであるサイラプレーンFM−0711(チッソ社製):92質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート5質量部、及びグリシジルメタクリレート3質量部をジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L−2CS)100質量部と混合し、重合開始剤としてアゾビスバレロニトリルを0.2質量部添加して、55℃、10時間、重合を実施し、エポキシ基をもった反応性シリコーン系高分子B(反応性分散剤)を作製した。重量平均分子量は82万であった。そして、反応性シリコーン系高分子Bの3質量%シリコーンオイル溶液を準備した。
そして、反応性シリコーン系高分子Aの代わりに反応性シリコーン系高分子Bを用いた以外は、実施例1と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して28質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子Aの代わりに反応性シリコーン系高分子Bを用いた以外は、実施例2と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して35質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−反応性シリコーン系高分子Cの作製−
シリコーン系モノマーであるサイラプレーンFM−0711(チッソ社製):95質量部、メタクリル酸メチル:3質量部、イソシアネート系モノマー(昭和電工:カレンズMOI)2質量部をジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96L−2CS)100質量部と混合し、重合開始剤としてアゾビスバレロニトリルを0.4質量部添加して、重合を実施し、イソシアネート基をもった反応性シリコーン系高分子C(反応性分散剤)を作製した。重量平均分子量は55万であった。そして、反応性シリコーン系高分子Cの3質量%シリコーンオイル溶液を準備した。
次に、帯電基を持つ高分子としてのポリ(アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸):PAMPS(重量平均分子量21万)を通常のラジカル溶液重合で合成し、その10質量%水溶液を準備した。次に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・シアン色:顔料濃度26質量%)1質量部に、PAMPSの10%水溶液3質量部及びこれを中和するための化学量論量のトリエチルアミンを混合し、この混合溶液を上記反応性シリコーン系高分子Bの3質量%シリコーン溶液10質量部に混合し、これを超音波破砕機で攪拌し、帯電基を持つ高分子及び顔料を含む水溶液をシリコーンオイル中に分散・乳化した懸濁液を調製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して45質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
上記帯電基を持つ高分子αと共に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・マゼンタ色:顔料濃度16質量%)を用いた以外は、実施例5と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して40質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−反応性長鎖アルキル系高分子Dの作製−
長鎖アルキル系モノマーであるドデシルメタクリレート:94質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート:3質量部、及びグリシジルメタクリレート3質量部を、トルエン100質量部と混合し、重合開始剤としてアゾビスバレロニトリルを0.2質量部添加して、重合を実施し、エポキシ基をもった反応性長鎖アルキル系高分子D(反応性分散剤)を作製した。重量平均分子量は50万であった。そして、反応性長鎖アルキル系高分子Dの3質量%で溶解したアイソパーM(エッソ製)溶液を準備した。
次に、帯電基を持つ高分子としてのポリ(アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸):PAMPS(重量平均分子量21万)を通常のラジカル溶液重合で合成し、その10質量%水溶液を準備した。次に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・マゼンタ色:顔料濃度16質量%)1質量部に、PAMPSの10%水溶液3質量部及びこれを中和するための化学量論量のトリエチルアミンを混合し、この混合溶液を上記反応性長鎖アルキル系高分子Dの3質量%アイソパー溶液10質量部に混合し、これを超音波破砕機で攪拌し、帯電基を持つ高分子及び顔料を含む水溶液をシリアイソパー中に分散・乳化した懸濁液を調製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して30質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
上記帯電基を持つ高分子αと共に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・シアン色:顔料濃度26質量%)を用いた以外は、実施例7と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物を光学分析した結果、高分子ゲルが生成されており、その量から高分子ゲル層は着色粒子に対して30質量%で形成されていることがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表面重合法によるゲル形成の事例 負帯電粒子−
帯電基を持つ高分子として実施例1と同じ市販品(和光純薬製)のポリメタクリル酸(重量平均分子量5万)の10質量%水溶液を準備した。次に、Ciba製水分散顔料溶液(ユニスパース・マゼンタ色:顔料濃度16質量%)1質量部、上記ポリメタクリル酸10質量%水溶液3質量部及びこれを中和するための化学量論量のトリエチルアミンを混合し、これらの混合溶液を調製した。次に、ジメチルシリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96−2CS)に乳化剤としてシリコーン変性アクリルポリマーKP545 (信越化学社製)を添加した、KP545の3質量%シリコーン溶液を調製した。前記溶液をKP545の3質量%シリコーン溶液10質量部に混合した後、これを超音波破砕機(エスエムテー社製UH−600S)で分散し、高分子及び顔料が含まれる水溶液をシリコーンオイル(粘度2cs)中に分散した懸濁液を調製し、さらにこの懸濁液を減圧(2KPa)、加熱(70℃)を1時間実施して水分を除去し、シリコーンオイル中にマゼンタ着色粒子が分散したシリコーンオイル分散液を得た。さらに遠心分離装置を用いて粒子を沈降、シリコーンオイル(信越シリコーン社製KF−96−2CS)による洗浄を繰り返し、精製を行った。
−表面重合法によるゲル形成の事例 正帯電粒子−
帯電基を持つ高分子として実施例2と同様にして、N−ビニルピロリドン、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレートと2−ヒドロキシエチルメタクリレートの質量比で8.8/1/0.2の共重合体(重量平均分子量10万)を通常のラジカル溶液重合で合成した。さらにこの樹脂をイソプロパノール中で該アミノ基に対して当モル以上のヨウ化エチルを添加し、80℃で1時間加熱することでアミノ基の4級化を実施し、再度、固体として精製した。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例2と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例3と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例4と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例5と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性シリコーン系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例6と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性長鎖アルキル系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(マゼンタ色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
−表示用粒子分散液の作製−
反応性長鎖アルキル系高分子を架橋させず、高分子ゲル層を形成しなかった以外は、実施例8と同様にして、5質量%の表示用粒子分散液(シアン色)を作製した。
表示用粒子分散液の一部の表示用粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加して着色粒子を溶解・洗浄後、残存物はなく、高分子ゲルが生成されていないことがわかった。
本表示用粒子分散液中の表示用粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また、繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を評価した結果、安定な泳動性を示すことがわかった。
実施例9にて、表面重合を行う前の粒子を使って評価を行った。一部の粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加してコア粒子の共重合体と顔料を溶解・洗浄除去後、残存物を評価しようとしたが、残存物は無くシリコーン系高分子ゲルが生成されていないことが判明した。
本分散系中の電気泳動粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、負帯電であった。また繰り返し極性の異なる電場を印加して泳動性を評価した結果、初期的には良好な泳動性を示したが、径時的に粒子凝集が起こり分散性が低いことがわかった。
実施例10にて、表面重合を行う前の粒子を使って評価を行った。一部の粒子を遠心沈降させた後、メタノールを添加してコア粒子の共重合体と顔料を溶解・洗浄除去後、残存物を評価しようとしたが、残存物は無くシリコーン系高分子ゲルが生成されていないことが判明した。
本分散系中の電気泳動粒子の帯電極性を、2枚の電極基板間に該分散液を封入し、直流電圧を印加して泳動方向を評価した結果、正帯電であった。また繰り返し極性の異なる電場を印加して泳動性を評価した結果、初期的には良好な泳動性を示したが、径時的に粒子凝集が起こり分散安定性が低いことがわかった。
上記各実施例で作製した各表示用粒子分散液のうち、以下に示す負帯電の表示用粒子分散液と正帯電の表示用粒子分散液との組み合わせで混合し、各表示用粒子の泳動特性と混合後の分散安定性を評価した。評価は、混合液の24時間後の分散状態変化や、2枚の電極基板間に該混合液を封入後に繰り返し極性の異なる電場を印加して表示用粒子の泳動性を観察して行った。
2つの表示用粒子とも凝集なく分散されており、光学的粒径測定からも混合直後と変化がなかった。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
2つの表示用粒子とも凝集なく分散されており、光学的粒径測定からも混合直後と変化がなかった。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
2つの表示用粒子とも凝集なく分散されており、光学的粒径測定からも混合直後と変化がなかった。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
2つの表示用粒子とも凝集なく分散されており、光学的粒径測定からも混合直後と変化がなかった。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
2つの表示用粒子は経時的に凝集が進行し、光学的粒径測定からも混合直後との変化が確認された。また、泳動性評価では、各々の固有の帯電極性を維持して泳動している各表示用粒子以外にも、各表示用粒子の凝集体が両極性をもって泳動しており、混合後に各表示用粒子の帯電極性が維持されていないことがわかった。
2つの表示用粒子は経時的に凝集が進行し、光学的粒径測定からも混合直後との変化が確認された。また、泳動性評価では、各々の固有の帯電極性を維持して泳動している各表示用粒子以外にも、各表示用粒子の凝集体が両極性をもって泳動しており、混合後に各表示用粒子の帯電極性が維持されていないことがわかった。
2つの表示用粒子は経時的に凝集が大きく進行し、光学的粒径測定からも混合直後との大きな変化が確認された。また、泳動性評価では、各表示用粒子の凝集体が負極性をもって泳動しており、混合後に各表示用粒子の帯電極性が完全に維持されていないことがわかった。
2つの表示用粒子は経時的に凝集が大きく進行し、光学的粒径測定からも混合直後との大きな変化が確認された。また、泳動性評価では、各表示用粒子の凝集体が負極性をもって泳動しており、混合後に各表示用粒子の帯電極性が完全に維持されていないことがわかった。
経時的に凝集が大きく進行し、光学的粒径測定からも混合直後との大きな変化が確認された。泳動性評価では凝集体が負極性をもって泳動しており、混合によって各帯電極性が完全に維持できないことがわかった。
光学的粒径測定から経時的に多少の凝集は進行するものの分散状態はほぼ維持されていた。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
光学的粒径測定から経時的に多少の凝集は進行するものの分散状態はほぼ維持されていた。また、泳動性評価では、各表示用粒子が、各々の固有の帯電極性を維持して泳動しており、混合後も帯電安定性が維持されていることがわかった。
ITOガラス基板(5cm×10cm、厚み2mm)を1枚ずつ用意し、配線のための電極面を一部確保したオフセット形状で、またテープスペーサを外周部に形成(一部開口部を形成)することで、電極基板面を対向させて二枚の基板を100μmの間隔で張り合わせたセル構造体(空セル)を複数作製した。
このセル(空セル)の開口部から前記した実施例1および実施例2の2粒子分散液と、実施例3および実施例4の2粒子分散液と、実施例5および実施例6の2粒子分散液と、実施例7および実施例8の2粒子分散液と、および実施例9および実施例10の2粒子分散液とを各々減圧法で注入し、開口部を封止した評価光学素子を5種類作製した。
この作製した光学素子に10Vの極性の異なる直流電圧を付与すると、いずれの素子もマゼンタ色およびシアン色を交互に表すことができた。繰り返し安定性も10万回以上安定に実施できた。
また、直流電圧を付与することによってマゼンタ色あるいはシアン色の各表示色を形成した状態での電圧付与を停止(電場をOFF)直後の表示濃度と、該電圧付与の停止から24時間経過後の各々の表示濃度をX−rite(X−rite社製)で測定したところ、変化はみられず、安定なメモリー性を示した。
12 表示媒体
16 電圧印加部
18 制御部
20 表示基板
22 背面基板
24 間隙部材
34 粒子群
34Y イエロー粒子群
34C シアン粒子群
34M マゼンタ粒子群
36 大径着色粒子群
38 支持基板
40 表面電極
42 表面層
44 支持基板
46 背面電極
48 表面層
50 分散媒
Claims (12)
- 帯電基を有する高分子及び着色剤を含有する着色粒子と、
前記着色粒子の表面を覆って形成され、高分子ゲルを含んで構成される高分子ゲル層と、
を有する表示用粒子。 - 前記高分子ゲルが、少なくとも、反応性シリコーン系高分子の架橋体又は反応性長鎖アルキル系高分子の架橋体で構成される請求項1に記載の表示用粒子。
- 前記高分子ゲルが、前記着色粒子の帯電基と同じ帯電極性の帯電基を含まない材料で構成される請求項1に記載の表示用粒子。
- 前記着色粒子と前記高分子ゲル層との間であって当該着色粒子の表面に結合又は被覆された、反応性シリコーン系高分子の非架橋体又は非架橋の反応性長鎖アルキル系高分子の非架橋体をさらに有する請求項1に記載の表示用粒子。
- 前記着色粒子の表面に反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子を非架橋で結合又は被覆された後、当該反応性シリコーン系高分子又は反応性長鎖アルキル系高分子に他の反応性シリコーン系高分子又は他の反応性長鎖アルキル系高分子を反応させると共に架橋させて前記高分子ゲル層が形成されてなる請求項4に記載の表示用粒子。
- 請求項1から5までのいずれか1項に記載の表示用粒子を含む粒子群と、
前記粒子群を分散するための分散媒と、
を有することを特徴とする表示用粒子分散液。 - 前記分散媒が、シリコーンオイルである請求項6に記載の表示用粒子分散液。
- 前記分散媒が、パラフィン系炭化水素溶媒である請求項6に記載の表示用粒子分散液。
- 前記粒子群が、帯電極性の異なる複数種類の表示用粒子から構成されることを特徴とする請求項6に記載の表示用粒子分散液
- 少なくとも一方が透光性を有する一対の基板と、
前記一対の基板間に封入された、請求項6から9までのいずれか1項に記載の表示用分散液と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。 - 少なくとも一方が透光性を有する一対の電極と、
前記一対の電極間に設けられた、請求項6から9までのいずれか1項に記載の表示用分散液を有する領域と、
を備えたことを特徴とする表示媒体。 - 請求項10又は11に記載の表示媒体と、
前記表示媒体の前記一対の基板間に電圧を印加する電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
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