JP2010057592A - 遊技媒体貯留システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技媒体貯留装置本体への遊技媒体の回収ができない状態となったときに、遊技媒体使用機から排出された遊技媒体が、回収手段上に蓄積されることを防止する。
【解決手段】 遊技島4に複数並設されたスロットマシン6やメダル貸機8から排出されるメダルをコンベア14が、それの一方の端部側にあるメダル補給装置2に回収する。コンベア14は、正逆方向に切り換え可能で、メダル補給装置2への回収が不能なとき、コンベア14を逆転させ、コンベヤ14の他方の端部に設けた移動タンク60にメダルを回収する。
【選択図】 図1
【解決手段】 遊技島4に複数並設されたスロットマシン6やメダル貸機8から排出されるメダルをコンベア14が、それの一方の端部側にあるメダル補給装置2に回収する。コンベア14は、正逆方向に切り換え可能で、メダル補給装置2への回収が不能なとき、コンベア14を逆転させ、コンベヤ14の他方の端部に設けた移動タンク60にメダルを回収する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数並設されたスロットマシン、メダル貸機、パチンコ台、玉貸機のような遊技媒体使用機から排出されるメダル、パチンコ玉のような遊技媒体を、回収し貯留する遊技媒体貯留システムに関する。
従来、上記のような遊技媒体貯留システムには、特許文献1、2に開示されているようなものがある。特許文献1の技術は、スロットマシンから排出されたメダルを回収コンベアで回収し、バケット式回収リフターに供給するもので、バケットが満杯になった場合、回収コンベアを逆回転させることで、バケットへのメダル供給を瞬時に止めている。これによって、満杯になったバケットからメダルが溢れてバケットと機枠間に詰まり、リフター停止等の故障を招くことを防止している。
特許文献2の技術も、スロットマシンから排出されたメダルを回収コンベアで回収し、回収リフターに供給するもので、回収コンベアの先端に、回収リフターの故障等により回収コンベア上を水平方向に揺動するフラッパーフラッパーを配設し、回収コンベアから分岐させたメダルを運搬型の副回収ボックスに回収している。これによって、回収リフターからメダルが溢れることを防止している。
特許文献1の技術では、回収リフターへのメダル供給を即座に停止するために、回収コンベアの停止に伴い、回収コンベアを一時的に逆回転させている。逆回転させる時間は、回収コンベアが所定距離または所定時間動作する間だけであり、回収不能となった場合に回収コンベアを実質停止させるものである。回収コンベアが停止している間にも、スロットマシンからメダルが排出し続けられるので、停止した回収コンベア上に排出メダルが蓄積されることとなり、不都合である。
特許文献2の技術では、この点が改良され、回収リフトにメダルを供給できない場合でも回収コンベアの動作を停止することなく、回収したメダルを回収コンベア上のフラッパーにより、副回収ボックスに回収することができる。しかし、フラッパーとその駆動機構が新たに必要となる。また、回収コンベア上を水平方向に揺動するフラッパーを使用するので、フラッパーと回収コンベアの隙間を常にメダル1枚分の厚み以下とすることが困難であり、回収リフトへのメダル供給を完全に停止できない場合がある。また、回収コンベアには、スロットマシンをオーバーフローしたメダルが排出されるが、オーバーフローするタイミングやメダル量を把握したりコントロールしたりすることはできないので、フラッパーを作動させたときに、フラッパーと回収コンベア上面の間や、フラッパーと回収コンベア側壁の間にメダルを噛み込んでしまう場合がある。このような場合も、回収リフトへのメダル供給を完全に停止できない。このような課題は、フラッパーを上下昇降式とした場合も同様である。また、副回収ボックスに回収されたメダルは、係員の手作業により別途処理しなければならず、係員の手間が増大するという課題もある。
本発明は、回収リフトに遊技媒体を供給できない場合でも、回収が可能であって、しかも遊技媒体が噛み込んだりすることがない遊技媒体回収システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の遊技媒体回収システムは、コンベア手段を有している。このコンベア手段は、遊技島に複数並設された遊技媒体使用機から排出される遊技媒体を回収する。このコンベア手段の一方の端部から排出される前記遊技媒体を受入れ、貯留する第1の貯留手段を、貯留装置本体が含んでいる。前記コンベア手段は、正逆方向に切り換え駆動可能である。前記コンベヤ手段の他方の端部から排出される遊技媒体を受入れ、貯留する第2の貯留手段が設けられている。
前記第1の貯留手段が、前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受入れ可能な場合には、前記コンベア手段を第1の貯留手段側に駆動することができる。前記第1の貯留手段が、前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受入れ不能であり、かつ、前記第2の貯留手段が前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受入れ可能な場合には、前記コンベア手段を第2の貯留手段側に駆動する。
更に、上記2つの態様において、前記貯留装置本体は、前記遊技媒体を洗浄する洗浄手段と、前記第1の貯留手段に貯留した前記遊技媒体を前記遊技媒体使用機に補給する補給手段との、少なくとも一方を備えたものとすることができる。
上記の各態様にいずれかにおいて、前記第2の貯留手段は、貯留した遊技媒体を前記コンベア手段に戻す返却手段を有するものとすることができる。
更に、前記第2の貯留手段の遊技媒体貯留量を検知する貯留量検知手段を備えることもできる。この場合、この貯留量検知手段の検知結果を元に、前記返却手段を駆動制御する。
以上のように、本発明の遊技媒体貯留システムによれば、第1の貯留手段を含む遊技媒体貯留装置本体への遊技媒体の回収ができない状態となったときには、フラッパー等の機構を使用することなく、遊技媒体貯留装置本体への遊技媒体回収を完全に停止することができるとともに、回収手段を逆転させて第2の貯留手段に遊技媒体を回収するので、遊技媒体使用機から排出された遊技媒体が、回収手段上に蓄積されるなどの不具合を生じることがない。また、遊技媒体貯留装置本体への回収が可能となったときには、第2の貯留手段に回収した遊技媒体を、遊技媒体貯留装置本体へ自動的に移送可能とできるので、係員の作業負担を低減することができる。
本発明の第1実施形態の遊技媒体貯留システムは、図1に示すように、遊技媒体貯留装置本体、例えばメダル補給装置2を有している。メダル補給装置2は、遊技島4に設置されている。遊技島4は、遊技媒体使用機、例えばスロットマシン6を横方向に複数台並べて配置したものである。これらスロットマシン6の側方に、遊技媒体使用機、例えばメダル貸機8が設けられている。遊技島4は、両側にスロットマシン6とメダル貸機8とを並べた両島と呼ばれる形態のものと、片側のみにスロットマシン6とメダル貸機8とを並べた片島と呼ばれる形態のものとがある。必要に応じていずれかの形態の遊技島が選択される。
スロットマシン6またはメダル貸機8のうち、内部に貯留していた遊技媒体、例えばメダルの量がそれぞれに予め定めた量よりも少なくなったものでは、これらに設けられたセンサ(図示せず)が補給要求信号、例えばエンプティ信号を発生する。これが、メダル補給装置2に供給され、エンプティ信号を発生したスロットマシン6またはメダル貸機8にメダル補給装置2からメダルが補給される。
メダル補給装置2は、遊技島4の一方の端部に設けられている。メダル補給装置2は、図1に示すように、回収手段の一部、例えばメダル計数機10を載置するための載置台12を備えた載置台付きのものである。
遊技島4において、スロットマシン6とメダル貸機8との下方に、これらの配列方向に沿ってコンベア手段、例えば回収コンベア14が、ほぼ水平に設けられている。回収コンベア14は、遊技島4の一端部から他端部まで配置され、その上面でメダルを支持して搬送する。回収コンベア14は、正逆転可能とされ、正転されることにより、スロットマシン6やメダル貸機8から排出されたメダルは、図1の左方向に搬送され、メダル補給装置2内のバケット16に貯留される。バケット16に貯留されたメダルは、中間コンベア18、洗浄ユニット22、メインリフト24、分配シュート26によって、他の遊技島のメダル補給装置に掛け渡されている島渡しコンベア32または補給タンク36に貯留される。補給タンク36をオーバーフローしたメダルは、上タンク42に貯留される。これらバケット16、洗浄ユニット22、補給タンク36、上タンク42が、メダル補給装置2の第1の貯留手段を形成する。
メダル補給装置2と反対側の遊技島4の端部の下部に、第2の貯留手段としての移動タンク60が設置されている。回収コンベア14の他方の端部(図1の右側端部)は、移動タンク60の上方に位置するように配置されている。
回収コンベア14が逆転されると、スロットマシン6やメダル貸機8から排出されたメダルは、図1の右方向に搬送され、移動タンク60に貯留される。貯留量検知手段、例えば満杯センサ62が移動タンク60の上方に設けられている。この満杯センサ62は、メダルが金属製であることを利用した導通センサであって、移動タンク60にメダルがほぼ満杯貯留されたとき、メダルに接触し、移動タンク60が満杯であることを検知する。移動タンク60はキャスター付きのメダル貯留用タンクで、遊技島の妻板や腰板に設けた開口(図示なし)から島外に引き出すことができる。移動タンク60が島外に引き出されたことを検知するタンク引き出しセンサ64が遊技島4内に設けられている。タンク引き出しセンサ64は、例えば、移動タンク60の側面部に接触するマイクロスイッチとすることができる。島端上部に表示器66が設置され、移動タンク60が満杯となったり、または、移動タンク60が引き出されたことを、発光により報知する。
また、遊技者の遊技の結果、スロットマシン6から払い出された賞品であるメダルは、計数台12上の計数機10を経由して、メダル補給装置2内の下タンク20に投入される。下タンク20に投入されたメダルも、洗浄ユニット22に投入されて、洗浄され、その後、メインリフト24によって上方に揚送され、分配シュート28を介して補給タンク36に投入可能である。他のメダル補給装置から搬送された洗浄済みのメダルは、分岐ユニット28によって補給タンク36に投入可能である。
補給タンク36に補給された洗浄済みのメダルは、スロットマシン6やメダル貸機8の上方にほぼ水平に、本体から延設されている補給コンベア38上に搬送され、エンプティ信号を発生したスロットマシン6、メダル貸機8に分岐ユニット40によって補給される。なお、スロットマシン6やメダル貸機8に補給されなかったメダルは、補給コンベヤ38の他端部まで搬送された後、矢印で示す戻りシュートを介して回収コンベヤ14に移される。
上タンク42に貯留された洗浄済みのメダルは、上タンク42の下部に設けられた排出手段、例えばベルトコンベア型の排出手段44により払い出される。排出手段44によって払い出された洗浄済みのメダルは、ジョッキ46に投入される。ジョッキ46に投入されずに、こぼれ落ちた洗浄済みのメダルは、シュート48を介してメインリフト24に供給される。
また、島渡しコンベヤ34によって搬送されてきた未洗浄のメダルは、分岐ユニット30を介して下タンク20に投入される。
図2に示すように、制御部70がメダル補給装置2に設けられている。制御部70は、自島のスロットマシン6、メダル貸機8およびメダル計数機10からのメダル回収及び補給、洗浄ユニット22によるメダルの洗浄、他のメダル補給装置へのメダル補給などを制御する。制御部70は、CPU、メモリ、タイマー等からなる。制御部70には、データ入出力装置72が接続されている。制御部70は、回収コンベア14、中間コンベヤ18、洗浄ユニット22、メインリフト24、上タンク42、補給タンク36、島渡しコンベア32、34、補給コンベア38等に対する駆動手段からなる駆動手段群74を、これらに設けたセンサからなるセンサ群76からの信号を受けて制御する。制御部70には、タッチパネル54が接続され、各種条件の設定やエラーメッセージ等の表示を行う。
更に、制御部70は、補給コンベア38上に設置された複数の中継制御部50と双方向通信を行い、各スロットマシン6及びメダル貸機8へのメダル補給制御を行う。さらに、満杯センサ62、タンク引き出しセンサ64、表示器66が、各中継制御装置50の内、最も右端に設置された中継制御部50に直接接続されている。満杯センサ62、タンク引き出しセンサ64は、この中継制御部50を経由してメダル補給装置本体2の制御部70に信号を送信し、また、表示器66は、この中継制御部50を経由してメダル補給装置本体2の制御部70から制御信号を受信し、発光制御される。なお、遊技島4は複数設けられており、各遊戯島4にあるメダル補給装置2の制御部70は、互いに双方向通信を行い、メダル貯留量などのデータを共有しており、何れのメダル補給装置から何れのメダル補給装置にメダルを搬送するかを決定する。
回収コンベア14、移動タンク60を含む遊技媒体貯留システムは、通常運転時には、常に回収コンベア14が正方向(図1の左方向)に駆動される。回収コンベア14は、スロットマシン6から排出されるメダルや、補給コンベア38の終端から戻されるメダルを回収し、メダル補給装置2に搬送し、貯留する通常回収処理を継続して実行する。
メダルをメダル補給装置2に回収できない場合には、メダルを移動タンク60に回収する異常回収処理を実行する。その処理を図3の動作フローにより説明する。
通常運転中、制御部70は、第1貯留手段すなわちメダル補給装置2のバケット16、洗浄ユニット22、補給タンク36、上タンク42が、メダルを受入れ可能な状態かどうか監視する(ステップS1)。メダルを受入れできない状態とは、たとえば、次のような状態である。
(a)中間コンベア18の異常により、バケット16のメダルが排出できない状態。
(b)洗浄ユニット22が異常により停止し、その上流側である中間コンベア18も停止し、バケット16のメダルが排出できない状態。
(c)メインリフト24が異常により停止し、その上流側である洗浄ユニット22、中間コンベア18も停止し、バケット16のメダルが排出できない状態。
(d)第1貯留手段(バケット16、洗浄ユニット22、補給タンク36、上タンク42)の貯留量が満杯の状態。
(b)洗浄ユニット22が異常により停止し、その上流側である中間コンベア18も停止し、バケット16のメダルが排出できない状態。
(c)メインリフト24が異常により停止し、その上流側である洗浄ユニット22、中間コンベア18も停止し、バケット16のメダルが排出できない状態。
(d)第1貯留手段(バケット16、洗浄ユニット22、補給タンク36、上タンク42)の貯留量が満杯の状態。
上記のいずれかの条件に該当したとき、第1貯留手段はメダルを受入れできない状態であると判断し、ステップS2で第2貯留手段の受入れ可能状態を判定する。第2貯留手段としての移動タンク60が、メダルを受入れできない状態とは、次のような状態である。
(e)満杯センサ62により、移動タンク60の貯留量が満杯であると判断される状態。
(f)移動タンク60が引き出されたことをタンク引き出しセンサ64が検知し、移動ダンク60がメダルを回収できる位置に設置されていないと判断される状態。
(f)移動タンク60が引き出されたことをタンク引き出しセンサ64が検知し、移動ダンク60がメダルを回収できる位置に設置されていないと判断される状態。
上記の(e)(f)のいずれかの条件に該当したとき、移動タンク60もメダルを受入れできないので、ステップS3で、回収コンベア14を停止する。
移動タンク60がメダル受入れ可能なときは、ステップS4で回収コンベア14を逆転し、回収コンベア14上に排出されたメダルを移動タンク60に回収する異常回収処理を開始する。
尚、上記の第1貯留手段がメダルを受入れできない状態の条件(d)を、第1貯留手段の貯留量が満杯の場合としたが、たとえば、上タンク42の貯留量が80%以上となった場合に受入れ不能と判定しても良く、貯留量の条件は適宜設定可能である。
回収コンベア14を逆転させる異常回収処理中の監視処理を図4の動作フローにより説明する。異常回収処理中は、ステップS11で、第1貯留手段がメダルを受入れ可能な状態に復帰していないか常時監視する。復帰した場合には、ステップS12で回収コンベア14を正転方向への駆動に戻し、通常回収処理に戻す。
第1貯留手段がメダルを受入れ可能な状態に復帰していない場合には、移動タンク60が満杯状態になっていないかチェックする。移動タンク60が満杯になると、異常回収処理を続行できないので、ステップS14で回収コンベア14を停止する。このとき、表示装置66が発光する。これに基づいて、係員が移動タンク60を空の新たなものに交換する。この交換によって、新たな移動タンク60へメダルを回収することが可能となる。
第2の実施形態の遊技媒体貯留システムを図5及び図6に示す。この遊技媒体貯留システムでは、図1の遊技媒体貯留システムの移動タンク60に代えて、回収されて貯留したメダルを、回収コンベア14に戻す返却手段を付加したものである。第1の実施形態と同一構成の部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
メダル補給装置2とは反対側の島端の妻板に接して、第2貯留手段としてのサブタンクユニット80が設置されている。サブタンクユニット80は箱形筐体とされ、上部にメダル計数機10を載置する載置台としての機能も有している。また、サブタンクユニット80の図面右側の側壁には、後述するタンク82を引き出すための扉(図示せず)が設けられている。
サブタンクユニット80の内部には回収したメダルを収容するタンク82が設けられている。回収コンベア14は、妻板を貫通してサブタンクユニット80の内部まで延設されている。回収コンベア14で回収搬送されてきたメダルは、揚送手段、例えばサブタンクリフト86により揚送され、タンク82に投入される。サブタンクリフト86の下部に設けられたリフトシュート84は、回収コンベア14の右端部から排出されるメダルをサブタンクリフト86の入口に集約させるものである。また、計数機10で計数し、排出されたメダルも、落下口88を経てタンク82に投入される。
タンク82の底面には排出口90が形成され、タンク82の上下方向の中途から排出口90に向けて傾斜した形状とされている。排出口90の下方には、搬送手段、例えば水平コンベア92が横設されている。この水平コンベア92は、停止状態では、排出口から落下するメダルを堰き止めるが、図の左方向に駆動されることにより、メダルを排出する。
水平コンベア92によりタンク82から排出されたメダルは、揚送手段、例えば傾斜コンベア96により若干揚送され、回収コンベア14に戻される。水平コンベア92と傾斜コンベア96とのメダルの受け渡しのために、傾斜コンベヤ96の下端部にシュート94を設けてもよく、傾斜コンベア96と回収コンベア14のメダル受渡しのために、回収コンベヤ14の右端部の上部にシュート98を設けても良い。
これら水平コンベア92、傾斜コンベア96が、サブタンクユニット80に貯留したメダルを回収コンベア14に戻す返却手段を構成している。
返却手段の他の実施形態として、傾斜コンベア96を排出口90の下方に近接させて、タンク82から排出されるメダルを傾斜コンベア96のみで回収コンベア14に返却するようにしても良いし、回収コンベア14より排出口90の方が上方にある場合には、水平コンベア92のみで返却手段を構成しても良い。
タンク82には、メダルの貯留量を検知するためのセンサ100a、100b、100cが異なる高さ位置に設けられている。これらセンサ100a、100b、100cは、金属製のメダルの導電性を利用した導通センサとする他、近接センサ、圧力センサなど公知のセンサを利用できる。
サブタンクユニット80の両側壁内面の上下中間付近に、スライドレール102が水平に配置されている。スライドレール102の上部には、タンク82の両側壁外面の上下中間付近に形成した腕部(図示せず)が載置され、タンク82がスライドレール102に沿って摺動し、サブタンクユニット80からタンク82を引き出し可能とされている。スライドレール102の奥部には、タンク引き出しセンサ104が設けられている。このセンサ104は、タンク80がサブタンクユニット80の所定位置にタンク82が存在するか否かを検出するもので、タンク82の側壁と接離することによりON/OFFするマイクロスイッチの他、タンク82の存在を検知できる公知のセンサが利用可能である。
タンク82の貯留状態や、サブタンクリフト86、水平コンベア92、傾斜コンベア96の駆動状態などを表示する表示器106が、図5に示すように、計数機10より高い位置で妻板に固定設置されている。
第2貯留手段としてサブタンクユニット80を設けた場合の異常回収処理は、移動タンク60を設けた場合の処理と基本的には同じである。異なる点は、異常回収処理の開始時には、回収コンベア14を逆転する前に、サブタンクリフト86を駆動させておく処理と、異常回収処理の終了時に、サブタンクリフト86を停止させる処理とが追加されるのみであるので、詳細な説明は省く。
サブタンクユニット80には、異常回収処理により回収コンベア14から回収されたメダルと、計数機10から投入されたメダルとが収容される。これらのメダルは、このままでは補給用メダルとしては使用できないので、サブタンクユニット80に返却手段を設け、サブタンクユニット80に貯留したメダルを回収コンベア14に返却し、メダル補給装置2に再回収し、補給用メダルとして使用することができるようにしている。図7に、返却処理の概要を示す。
この処理では、ステップS21で、第2貯留手段の貯留量を監視する。具体的には、タンク82の貯留センサ100a、100b、100cの出力を監視し、例えば、貯留センサ100aがONとなったら所定量以上の貯留量であると判定する。
所定量以上のメダルがあると判定されると、次に、ステップS22で、回収コンベア14が正転中(通常回収処理中)であるか判定する。
所定量以上のメダルがあると判定されると、次に、ステップS22で、回収コンベア14が正転中(通常回収処理中)であるか判定する。
タンク82に所定量以上のメダルが貯留されており、かつ、回収コンベア14が正転駆動されている場合には、ステップS23で返却手段を駆動し、返却処理を開始する。具体的には、傾斜コンベア96、水平コンベア92の順で返却手段を駆動し、タンク82内のメダルを回収コンベア14に排出する。
この返却処理は、ステップS24で第2貯留手段がエンプティ(貯留センサ100cがOFF)となったと判断されるか、ステップS25で回収コンベア14が正転駆動されていない(逆転または停止)状態と判断されるまで継続実行され、上記のいずれかに判断されるとステップS26で返却手段が停止される。
以上の返却処理により、異常回収処理や計数機10を通して第2貯留手段に回収したメダルを、メダル補給装置2に返却し、洗浄し、自島への補給用メダルとして使用したり、他の島への島間搬送用のメダルとして使用することができる。
2 メダル補給装置(貯留装置本体)
4 遊技島
6 スロットマシン(遊技媒体使用機)
8 メダル貸機(遊技媒体使用機)
14 回収コンベヤ(コンベア手段)
16 バケット(第1の貯留手段)
18 中間コンベア(第1の貯留手段)
22 洗浄ユニット(第1の貯留手段)
36 補給タンク(第1の貯留手段)
42 上タンク(第1の貯留手段)
60 移動タンク(第2の貯留手段)
4 遊技島
6 スロットマシン(遊技媒体使用機)
8 メダル貸機(遊技媒体使用機)
14 回収コンベヤ(コンベア手段)
16 バケット(第1の貯留手段)
18 中間コンベア(第1の貯留手段)
22 洗浄ユニット(第1の貯留手段)
36 補給タンク(第1の貯留手段)
42 上タンク(第1の貯留手段)
60 移動タンク(第2の貯留手段)
Claims (5)
- 遊技島に複数並設された遊技媒体使用機から排出される遊技媒体を回収するコンベア手段と、
このコンベア手段の一方の端部から排出される前記遊技媒体を受け入れ貯留する第1の貯留手段を含む貯留装置本体と、
を有する遊技媒体貯留システムであって、
前記コンベア手段は、正逆方向に切り換え駆動可能とされるとともに、
前記コンベア手段の他方の端部から排出される遊技媒体を受け入れ貯留する第2の貯留手段を設けた遊技媒体貯留システム。 - 請求項1に記載の遊技媒体貯留システムにおいて、
前記第1の貯留手段が、前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受け入れ可能な場合には、前記コンベア手段を第1の貯留手段側に駆動し、
前記第1の貯留手段が、前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受け入れ不能であり、かつ、前記第2の貯留手段が、前記コンベア手段から排出される前記遊技媒体を受け入れ可能な場合には、前記コンベア手段を第2の貯留手段側に駆動する遊技媒体貯留システム。 - 請求項1または2に記載の遊技媒体貯留システムにおいて、
前記貯留装置本体は、前記遊技媒体を洗浄する洗浄手段と、前記第1の貯留手段に貯留した前記遊技媒体を前記遊技媒体使用機に補給する補給手段との、少なくとも一方を備える遊技媒体貯留システム。 - 請求項1乃至3いずれかに記載の遊技媒体貯留システムにおいて、
前記第2の貯留手段は、貯留した遊技媒体を前記コンベア手段に戻す返却手段を有する遊技媒体貯留システム。 - 請求項4に記載の遊技媒体貯留システムであって、
前記第2の貯留手段の遊技媒体貯留量を検知する貯留量検知手段を備え、
この貯留量検知手段の検知結果を元に、前記返却手段を駆動制御する遊技媒体貯留システム。
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