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JP2010052785A - 薬袋用シート - Google Patents

薬袋用シート Download PDF

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Toshiaki Ito
俊明 井藤
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Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
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Sato Knowledge and Intellectual Property Institute Co Ltd
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Abstract

【課題】取扱いが容易であり、その組立て操作が簡単で、袋本体2Aを開閉するための開閉蓋部2Bを有して、確実に薬剤を容れておくことができる薬袋用シートを提供すること。
【解決手段】表面基材4および裏面基材5の周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層8を設けることに着目したもので、表面基材4に接着する再剥離粘着剤層6と、再剥離粘着剤層6に仮着するとともに周縁部粘着剤層8に接着する剥離紙7と、を積層し、剥離紙7、周縁部粘着剤層8および裏面基材5の端部を取り除いて袋本体2Aおよび開閉蓋部2Bを形成可能とする切取り線13の部分で薬剤収容空間部12を開放可能とし、切取り線13から外方側に位置することになる表面基材4および再剥離粘着剤層6を開閉蓋部2Bとして、袋本体2Aにおける裏面基材5に向かって折り曲げ可能とすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は薬袋用シートにかかるもので、とくに薬剤を収容するとともに、患者情報や薬剤情報を印字可能な薬袋用シートに関するものである。
従来から、医師が処方する薬剤は、専用の薬袋に容れられて患者に手渡されるのが一般的である。
しかしながら、たとえば特許文献1による台紙なしの薬袋用粘着シートでは、折り線においてその表裏面を折り曲げて袋状とするために、その組立て操作に手間がかかるとともに、台紙を用いないために、その貼り合わせのための粘着剤として天然ゴム系のものを使用していることから、接着作業に大きな力が必要になるという問題がある。
さらに、袋状の本体に薬剤を容れても、開閉用の蓋がないと、中から薬剤がこぼれ落ちてしまうという問題がある。
特開2003−291981号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、取扱いが容易であるとともに、その組立て操作が簡単な薬袋用シートを提供することを課題とする。
また本発明は、袋本体を開閉するための開閉蓋部を有して、確実に薬剤を容れておくことができる薬袋用シートを提供することを課題とする。
また本発明は、袋本体を開閉するための開閉蓋部を再剥離粘着剤などにより袋本体に脱着可能とした薬袋用シートを提供することを課題とする。
また本発明は、連続帯状のシート材として形成し、任意のプリンターに装填して、患者および薬剤に応じて、患者情報、薬剤情報および注意情報などを適宜印字可能な薬袋用シートを提供することを課題とする。
すなわち本発明は、袋本体および開閉蓋部を切取り線あるいは折曲げ線を境にして形成可能とすること、さらに、表面基材および裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設けることに着目したもので、第一の発明は、患者に関する患者情報、およびこの患者に投与する薬剤に関する薬剤情報を印字可能なシート状の表面基材と、この表面基材に裏打ち可能であるとともに、この薬剤に関する注意情報を印字可能なシート状の裏面基材と、を有し、これら表面基材および裏面基材の内方部に薬剤収容空間部を形成可能な薬袋用シートであって、上記表面基材および上記裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設け、上記表面基材とこの周縁部粘着剤層との間に、上記表面基材に接着する再剥離粘着剤層と、この再剥離粘着剤層に仮着するとともにこの周縁部粘着剤層に接着する剥離紙と、を積層し、上記剥離紙、上記周縁部粘着剤層および上記裏面基材のそれぞれの端部を取り除いて、互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能とする切取り線を、上記周縁部粘着剤層より上記薬剤収容空間部側に位置して形成することによって、上記薬剤収容空間部を開放可能とし、この切取り線から外方側に位置することになる上記表面基材および上記再剥離粘着剤層を上記開閉蓋部として、上記袋本体における上記裏面基材に向かって折り曲げ可能とすることを特徴とする薬袋用シートである。
上記切取り線に対向する上記表面基材に折曲げ線としてミシン目を形成することができる。
第二の発明は、患者に関する患者情報、およびこの患者に投与する薬剤に関する薬剤情報を印字可能なシート状の表面基材と、この表面基材に裏打ち可能であるとともに、この薬剤に関する注意情報を印字可能なシート状の裏面基材と、を有し、これら表面基材および裏面基材の内方部に薬剤収容空間部を形成可能な薬袋用シートであって、上記表面基材および上記裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設け、この周縁部粘着剤層、上記表面基材および上記裏面基材のそれぞれの端部を取り除き可能とする切取り線を、この周縁部粘着剤層より上記薬剤収容空間部側に位置して形成することによって、上記薬剤収容空間部を開放可能とするとともに、この切取り線から上記薬剤収容空間部より内方側に位置する折曲げ線において互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能とし、この折曲げ線より上記薬剤収容空間部の外方側に位置する上記表面基材および上記裏面基材を上記開閉蓋部として、この折曲げ線より上記薬剤収容空間部の内方側に位置する上記表面基材および上記裏面基材による上記袋本体に向かって折り曲げ可能とすることを特徴とする薬袋用シートである。
上記患者情報、上記薬剤情報および上記注意情報のそれぞれの印字領域はこれらを、上記折曲げ線より上記薬剤収容空間部の内方側に位置させることができる。
上記裏面基材の裏面には、当該薬袋用シートを任意のプリンターに装填した際の位置決め用マークをあらかじめ印刷しておくことができる。
上記切取り線は、これをミシン目あるいはスリットとすることができる。
本発明による薬袋用シートにおいては、袋本体および開閉蓋部を切取り線あるいは折曲げ線を境にして形成可能とするとともに、表面基材および裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設けるようにしたので、この周縁部粘着剤層の内方側を切断すれば、周縁部粘着剤層に囲まれた状態の薬剤収容空間部の一方の端部を開口部としてこれを開放可能とし、この開口部から薬剤を収容可能とし、さらに、開閉蓋部を閉鎖可能であって、各種情報の印字を行うとともに、袋本体の形成が簡単かつ取扱いが容易であり、また、開閉蓋部があるために内容物としての薬剤が袋本体から不用意にこぼれ落ちてしまうおそれがない。
とくに第一の発明によれば、表面基材に接着する再剥離粘着剤層と、再剥離粘着剤層に仮着するとともに周縁部粘着剤層に接着する剥離紙と、を積層し、切取り線により剥離紙、周縁部粘着剤層および裏面基材のそれぞれの端部を取り除いて、互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能としたので、切取り線から外方側に位置することになる表面基材および再剥離粘着剤層を開閉蓋部として、袋本体における裏面基材に向かって折り曲げ、再剥離粘着剤により開閉蓋部を裏面基材(袋本体)に貼り付けて、薬剤収容空間部の開口部を確実に閉鎖可能である。
とくに第二の発明によれば、表面基材、周縁部粘着剤層および裏面基材のそれぞれの端部を取り除き可能とする切取り線を、周縁部粘着剤層より薬剤収容空間部側に位置して形成することによって、薬剤収容空間部を開放可能とし、切取り線から薬剤収容空間部より内方側に位置する折曲げ線において互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能としたので、折曲げ線より薬剤収容空間部の外方側に位置する表面基材および裏面基材を開閉蓋部として、折曲げ線より薬剤収容空間部の内方側に位置する表面基材および裏面基材による袋本体に向かって折り曲げ、薬剤収容空間部を閉鎖可能であり、薬剤を確実に収容しておくことができる。
本発明は、表面基材および裏面基材それぞれの周縁部を周縁部粘着剤層により互いに貼り合わせるとともに、袋本体および開閉蓋部を切取り線あるいは折曲げ線を境にして形成可能としたので、開閉蓋部を有し、かつ取扱いが簡単で、組立て操作が容易な薬袋用シートを実現した。
つぎに本発明の第1の実施例(第一の発明)による薬袋用シートを図1ないし図4にもとづき説明する。
図1は、当該薬袋用シートを連続状に接続して帯状の薬袋用シート材1として形成した例を示す平面図であって、薬袋用シート材1は、複数枚の薬袋用シート2を有し、それぞれの薬袋用シート2に分離して単葉形態とするための分離線3において任意のカッター装置(図示せず)による切断、あるいは分離線3をミシン目などから形成して手動による切取り操作を可能としている。
図2は、図1のII−II線断面図、図3は、図1のIII−III線断面図であって、薬袋用シート2は、表面基材4と、裏面基材5と、これらの間に積層する再剥離粘着剤層6、剥離紙7および周縁部粘着剤層8と、を有する。
表面基材4は、任意の紙材あるいは合成樹脂材などから構成するシート部材であって、その表面に患者に関する患者情報(患者の姓名や受付け番号など)、およびこの患者に投与する薬剤に関する薬剤情報(薬剤の名称、用途、用量、用法、形状など、および薬局の名称、住所、電話番号などの薬局に関する情報、さらに調剤日や薬剤師の押印欄など)を印字可能な表面印字領域9を有している。
裏面基材5は、表面基材4と同様のシート部材であって、表面基材4に裏打ち可能であるとともに、薬剤に関する注意情報(薬剤に応じた諸注意事項)を印字可能な裏面印字領域10を有している。
なお、裏面基材5の裏面には、薬袋用シート材1ないしは薬袋用シート2を任意の印字方式によるプリンター(両面プリンターあるいは片面プリンターのいずれでもよい、図示せず)に装填した際の、薬袋用シート2の同プリンターにおける印字部に対する位置決め用マーク11をあらかじめ印刷しておくことができる。
再剥離粘着剤層6は、表面基材4と周縁部粘着剤層8との間において、表面基材4の裏面側にこれを接着して積層するもので、弱粘着性を有し、後述する開閉蓋部2B(図4)の裏面基材5に対する再剥離および再貼付けを可能とする。
剥離紙7は、その表面に剥離剤を塗布してあって再剥離粘着剤層6の裏面側にこれを仮着するとともに、その裏面側を周縁部粘着剤層8に接着して積層する。
周縁部粘着剤層8は、表面基材4および裏面基材5それぞれの周縁部の全周をめぐり所定の幅で互いに貼り合わせ可能であって、これら表面基材4および裏面基材5の内方部に薬剤収容空間部12を形成可能である。
当該薬袋用シート2には、切取り線13および折曲げ線14を形成している。
切取り線13は、とくに図3に示すように、周縁部粘着剤層8より内方側すなわち薬剤収容空間部12側に位置してこれを形成するもので、剥離紙7、周縁部粘着剤層8および裏面基材5の厚さ方向にこれを形成し、剥離紙7、周縁部粘着剤層8および裏面基材5のそれぞれの端部7A、8A、5Aを取り除き可能としている。
図4は、この端部7A、8A、5Aを取り除いた状態の、図3と同様の断面図である。
図4に示すように、切取り線13および折曲げ線14を境にして互いに隣り合う袋本体2Aおよび開閉蓋部2Bを形成可能とするとともに、薬剤収容空間部12を開放可能として、その開口部12Aから薬剤を収容可能とすることができる。
なお、切取り線13はこれを、ミシン目あるいはスリットとすることができるし、必要であれば、プリンターに装備したカッター装置(図示せず)によりこの部分を切断するように構成することもできる。
折曲げ線14は、上記開閉蓋部2Bを袋本体2Aに対して折り曲げ可能とするもので、切取り線13に対向する表面基材4に、たとえばミシン目によりこれを構成することができる。
すなわち、この折曲げ線14に対応する切取り線13から外方側に位置することになる表面基材4および再剥離粘着剤層6を開閉蓋部2Bとして、袋本体2Aにおける裏面基材5に向かって折り曲げ可能とする。
こうした構成の薬袋用シート2(薬袋用シート材1)において、単葉形態の薬袋用シート2あるいは連続形態の薬袋用シート材1を任意のプリンター(図示せず)に装填して、表面印字領域9および裏面印字領域10に必要な情報を印字し、切取り線13の部分から端部5A、端部8Aおよび端部7Aを取り除いて、袋本体2Aおよび開閉蓋部2Bを形成するとともに薬剤収容空間部12の開口部12Aを開口し、袋本体2Aの薬剤収容空間部12内に必要な薬剤を収容可能とする。
さらに、開閉蓋部2Bを折曲げ線14の部分で袋本体2A方向(裏面基材5方向)に折り曲げて、開閉蓋部2Bの裏面側に位置する再剥離粘着剤層6を裏面基材5の裏面側に貼り付ければ、薬剤収容空間部12を閉鎖しておくことができる。
また再剥離粘着剤層6は、再剥離性を有しているために、必要なときに開閉蓋部2Bを袋本体2A(裏面基材5)からはがして薬剤収容空間部12から薬剤を取り出すことができる。
かくして、すでに内部に薬剤収容空間部12を内在している表面基材4および裏面基材5を切取り線13において開放するだけで薬袋(袋本体2A)およびその開閉蓋部2Bを形成可能であって、取扱いおよび作成操作が容易である。
図5は、本発明の第2の実施例(第二の発明)による当該薬袋用シートを連続状に接続して帯状の薬袋用シート材20として形成した例を示す平面図であって、薬袋用シート材20は、前述した薬袋用シート材1(図1)と同様に、複数枚の薬袋用シート21を有し、それぞれの薬袋用シート21に分離して単葉形態とするための分離線3において任意のカッター装置(図示せず)による切断、あるいは手動による切取り操作を可能としている。
図6は、図5のVI−VI線断面図、図7は、図5のVII−VII線断面図であって、薬袋用シート21は、既述の薬袋用シート2(図1ないし図4)におけると同様な構成を有する前記表面基材4、裏面基材5、およびこれらの間に積層する周縁部粘着剤層8を有する。
当該薬袋用シート21には、切取り線22および折曲げ線23を形成している。
切取り線22は、表面基材4および裏面基材5の厚さ方向に形成する、たとえばミシン目によりこれを構成し、とくに図5に示すように、表面基材4、周縁部粘着剤層8および裏面基材5のそれぞれの端部4A、8A、5Aを取り除き可能とする。
すなわち、切取り線22を周縁部粘着剤層8より薬剤収容空間部12側に位置して形成することによって薬剤収容空間部12を開放可能とし、その開口部12Aを形成可能とする。
折曲げ線23は、表面基材4および裏面基材5の厚さ方向に形成する、たとえばミシン目によりこれを構成している。
折曲げ線23は、切取り線22から薬剤収容空間部12より内方側に位置するもので、切取り線22により表面基材4、周縁部粘着剤層8および裏面基材5の端部4A、8A、5Aを取り除いたあとに、この折曲げ線23において互いに隣り合う袋本体21Aおよび開閉蓋部21Bを形成可能とする。
すなわち、折曲げ線23より薬剤収容空間部12の外方側に位置する表面基材4および裏面基材5を開閉蓋部21Bとして、折曲げ線23より薬剤収容空間部12の内方側に位置する表面基材4および裏面基材5による袋本体21Aに向かって折り曲げ可能としている。
なお、患者情報、薬剤情報および注意情報のそれぞれの印字領域(表面印字領域9および裏面印字領域10)はこれらを、折曲げ線23より薬剤収容空間部12の内方側に位置させ、開閉蓋部21Bを折り曲げた際に、上記各情報が裏側に隠れてしまわないようにしている。
こうした構成の薬袋用シート21(薬袋用シート材20)においても、第1の実施例による薬袋用シート2(薬袋用シート材1)と同様に、表面基材4および裏面基材5に必要な情報(患者情報、薬剤情報および注意情報)を印字したのち、切取り線22の部分で端部5A、端部8Aおよび端部4Aを取り除き、折曲げ線23で開閉蓋部21Bを袋本体21Aの裏面基材5方向に折り曲げることができる。
したがって、薬袋用シート21においては、薬袋用シート2のように開閉蓋部2Bを裏面基材5の裏面に一時的ないし仮に貼り付けておくことはできないが、開閉蓋部21Bを形成することができるので、薬剤を確実に収容可能である。
また、薬袋用シート2のように、剥離紙7および再剥離粘着剤層6を設けていないので、より簡略化した構成とすることができる。
本発明の第1の実施例(第一の発明)による薬袋用シート2を連続状に接続して帯状の薬袋用シート材1として形成した例を示す平面図である。 同、図1のII−II線断面図である。 同、図1のIII−III線断面図である。 同、剥離紙7、周縁部粘着剤層8および裏面基材5の端部7A、8A、5Aを取り除いた状態の、図3と同様の断面図である。 本発明の第2の実施例(第二の発明)による薬袋用シート21を連続状に接続して帯状の薬袋用シート材20として形成した例を示す平面図である。 同、図5のVI−VI線断面図である。 同、図5のVII−VII線断面図である。
符号の説明
1 薬袋用シート材
2 薬袋用シート(第1の実施例、第一の発明、図1)
2A 薬袋用シート2の袋本体
2B 薬袋用シート2の開閉蓋部
3 分離線
4 表面基材
4A 表面基材4の端部(図7)
5 裏面基材
5A 裏面基材5の端部(図3)
6 再剥離粘着剤層
7 剥離紙
7A 剥離紙7の端部(図3)
8 周縁部粘着剤層
8A 周縁部粘着剤層8の端部(図3)
9 表面印字領域
10 裏面印字領域
11 位置決め用マーク
12 薬剤収容空間部
12A 薬剤収容空間部12の開口部(図4)
13 切取り線
14 折曲げ線
20 薬袋用シート材
21 薬袋用シート(第2の実施例、第二の発明、図5)
21A 薬袋用シート21の袋本体(図7)
21B 薬袋用シート21の開閉蓋部(図7)
22 切取り線
23 折曲げ線

Claims (4)

  1. 患者に関する患者情報、およびこの患者に投与する薬剤に関する薬剤情報を印字可能なシート状の表面基材と、
    この表面基材に裏打ち可能であるとともに、この薬剤に関する注意情報を印字可能なシート状の裏面基材と、を有し、
    これら表面基材および裏面基材の内方部に薬剤収容空間部を形成可能な薬袋用シートであって、
    前記表面基材および前記裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設け、
    前記表面基材とこの周縁部粘着剤層との間に、前記表面基材に接着する再剥離粘着剤層と、この再剥離粘着剤層に仮着するとともにこの周縁部粘着剤層に接着する剥離紙と、を積層し、
    前記剥離紙、前記周縁部粘着剤層および前記裏面基材のそれぞれの端部を取り除いて、互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能とする切取り線を、前記周縁部粘着剤層より前記薬剤収容空間部側に位置して形成することによって、前記薬剤収容空間部を開放可能とし、
    この切取り線から外方側に位置することになる前記表面基材および前記再剥離粘着剤層を前記開閉蓋部として、前記袋本体における前記裏面基材に向かって折り曲げ可能とすることを特徴とする薬袋用シート。
  2. 前記切取り線に対向する前記表面基材に折曲げ線としてミシン目を形成することを特徴とする請求項1記載の薬袋用シート。
  3. 患者に関する患者情報、およびこの患者に投与する薬剤に関する薬剤情報を印字可能なシート状の表面基材と、
    この表面基材に裏打ち可能であるとともに、この薬剤に関する注意情報を印字可能なシート状の裏面基材と、を有し、
    これら表面基材および裏面基材の内方部に薬剤収容空間部を形成可能な薬袋用シートであって、
    前記表面基材および前記裏面基材それぞれの周縁部を互いに貼り合わせ可能な周縁部粘着剤層を設け、
    この周縁部粘着剤層、前記表面基材および前記裏面基材のそれぞれの端部を取り除き可能とする切取り線を、この周縁部粘着剤層より前記薬剤収容空間部側に位置して形成することによって、前記薬剤収容空間部を開放可能とするとともに、
    この切取り線から前記薬剤収容空間部より内方側に位置する折曲げ線において互いに隣り合う袋本体および開閉蓋部を形成可能とし、
    この折曲げ線より前記薬剤収容空間部の外方側に位置する前記表面基材および前記裏面基材を前記開閉蓋部として、この折曲げ線より前記薬剤収容空間部の内方側に位置する前記表面基材および前記裏面基材による前記袋本体に向かって折り曲げ可能とすることを特徴とする薬袋用シート。
  4. 前記患者情報、前記薬剤情報および前記注意情報のそれぞれの印字領域はこれらを、
    前記折曲げ線より前記薬剤収容空間部の内方側に位置させることを特徴とする請求項3記載の薬袋用シート。
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