JP2010052248A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010052248A JP2010052248A JP2008219137A JP2008219137A JP2010052248A JP 2010052248 A JP2010052248 A JP 2010052248A JP 2008219137 A JP2008219137 A JP 2008219137A JP 2008219137 A JP2008219137 A JP 2008219137A JP 2010052248 A JP2010052248 A JP 2010052248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- printing
- special
- image
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 10
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000003491 array Methods 0.000 claims description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000976 ink Substances 0.000 abstract description 176
- 238000000034 method Methods 0.000 description 24
- 230000008569 process Effects 0.000 description 16
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 10
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 2
- COBPKKZHLDDMTB-UHFFFAOYSA-N 2-[2-(2-butoxyethoxy)ethoxy]ethanol Chemical compound CCCCOCCOCCOCCO COBPKKZHLDDMTB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 235000011187 glycerol Nutrition 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 1
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】 種々の印刷媒体に対して、複数のインク等を所定の順序で重畳する印刷を行う際に、印刷速度を低下させない。
【解決手段】 プリンタ200の印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列251〜258を備えている。ノズル列251及び258は、メタリックインクSを吐出するものであり、印刷ヘッド250の主走査方向の両端に配置されている。ノズル列252〜257は、カラーインクを吐出するものであり、ノズル列251とノズル列258との間に配置されている。プリンタ200は、例えば、不透明の印刷媒体P1にメタリック色の印刷を行う場合、ノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列のみを使用して、メタリックインクSを吐出する。
【選択図】図6
【解決手段】 プリンタ200の印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列251〜258を備えている。ノズル列251及び258は、メタリックインクSを吐出するものであり、印刷ヘッド250の主走査方向の両端に配置されている。ノズル列252〜257は、カラーインクを吐出するものであり、ノズル列251とノズル列258との間に配置されている。プリンタ200は、例えば、不透明の印刷媒体P1にメタリック色の印刷を行う場合、ノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列のみを使用して、メタリックインクSを吐出する。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷装置に関する。
従来、印刷媒体上に、まず、下塗り層を形成し、当該下塗り層の上に、さらに印刷を行う方法が知られている(例えば、下記特許文献1)。かかる方法は、種々の印刷方法に利用でき、例えば、様々な色調のメタリック色を再現する場合にも利用できる。
メタリック色を再現するためには、例えば、不透明な印刷媒体に印刷するのであれば、印刷媒体上にメタリックインクの層を形成し、その上にカラーインクを重畳させて印刷すればよい。透明な印刷媒体に印刷するのであれば、メタリックインクの層とカラーインクの層の形成順序は逆になる。
かかるメタリック色の印刷を、印刷ヘッドを主走査方向に相対移動させながら、印刷ヘッドの底面に副走査方向に並んだノズル列から印刷媒体上にインクを吐出して印刷を行うシリアル式インクジェットプリンタを用いて片方向印刷を行う場合には、印刷媒体の種類に応じて各インク層を形成する順序が異なるために、1つのラスタを印刷するのに、同一ラスタ上を印刷ヘッドが2往復する必要が生じる場合があり、印刷速度の低下を招いていた。具体的には、例えば、印刷ヘッドの走査方向先頭側の端にメタリックインク用のノズルが配置されている場合、不透明な印刷媒体に印刷するのであれば、印刷媒体上の各位置には、メタリックインクがカラーインクよりも先に吐出されるので、1回の移動で1つのラスタを印刷することができるが、透明な印刷媒体に印刷するのであれば、メタリックインクの層とカラーインクの層の形成順序が逆になるので、1回目の移動でカラーインクの層を形成した後、2回目の移動でメタリックインクの層を形成する必要があった。
また、シリアル式インクジェットプリンタを用いて両方向印刷を行う場合には、印刷ヘッドの主走査方向の移動のうち往路と復路とで、印刷媒体上の各位置に先に吐出できるインクの種類が異なるために、印刷ヘッドが2往復して1ラスタを形成したり、1つのノズル列をメタリックインク用とカラーインク用とに副走査方向で2分化したりする必要があり、印刷速度の低下を招いていた。かかる問題は、メタリックインク色の印刷に限らず、複数のインク等を所定の順序で重畳して印刷を行う場合に共通する問題であった。
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、種々の印刷媒体に対して、複数のインク等を所定の順序で重畳する印刷を行う際に、印刷速度を低下させないことである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷装置であって、
前記特殊光沢層を形成する特殊光沢インクを収容する収容容器と接続可能な第1の接続手段と、
前記画像層を形成する画像インクを収容する収容容器と接続可能な第2の接続手段と、
インク色別に複数のノズルが副走査方向に並んで形成されたノズル列群を備えた印刷ヘッドであって、前記ノズル列群のうち、前記特殊光沢インクを吐出する特殊光沢ノズル列は、前記印刷ヘッドの前記主走査方向の両端に配置され、前記画像インクを吐出する画像ノズル列は、該両端に配置された特殊光沢ノズル列の間に配置された印刷ヘッドと、
該印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して主走査方向に相対的に移動させながら、前記特殊光沢ノズル列及び画像ノズル列から前記印刷媒体上に前記特殊光沢インクまたは前記画像インクを吐出して印刷を行う印刷手段と
を備えた印刷装置。
前記特殊光沢層を形成する特殊光沢インクを収容する収容容器と接続可能な第1の接続手段と、
前記画像層を形成する画像インクを収容する収容容器と接続可能な第2の接続手段と、
インク色別に複数のノズルが副走査方向に並んで形成されたノズル列群を備えた印刷ヘッドであって、前記ノズル列群のうち、前記特殊光沢インクを吐出する特殊光沢ノズル列は、前記印刷ヘッドの前記主走査方向の両端に配置され、前記画像インクを吐出する画像ノズル列は、該両端に配置された特殊光沢ノズル列の間に配置された印刷ヘッドと、
該印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して主走査方向に相対的に移動させながら、前記特殊光沢ノズル列及び画像ノズル列から前記印刷媒体上に前記特殊光沢インクまたは前記画像インクを吐出して印刷を行う印刷手段と
を備えた印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、印刷ヘッドの両端に特殊光沢ノズル列を備えるので、印刷ヘッドの走査方向に応じて、両端の特殊光沢ノズル列のうちの一方のみを使用すれば、印刷ヘッドの同一の走査動作において、特殊光沢ノズル列と画像ノズル列の両方から同時にインクを吐出しても、特殊光沢層と画像層とを所望の重畳順序で印刷することができる。したがって、どのような重畳順序で印刷する場合にも、印刷速度を低下させることがない。なお、本願において、接続部とは、特殊光沢インクまたは画像インクの収容容器と印刷装置とが脱着不可能に一体的に構成されている場合の、収容容器と印刷装置との接続部を含む。
[適用例2]適用例1記載の印刷装置であって、印刷媒体上に特殊光沢層、画像層の順序で重畳する場合には、印刷手段は、両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、印刷ヘッドの走査方向先頭側の特殊光沢ノズル列からのみ特殊光沢インクを吐出する印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、印刷ヘッドの両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、走査方向先頭側の特殊光沢ノズル列からのみ特殊光沢インクを吐出するので、印刷ヘッドの同一の走査動作において、特殊光沢インクと画像インクとを同時に吐出しても、印刷媒体上には、まず、特殊光沢層が形成され、その上に画像層が形成される。したがって、印刷媒体上に特殊光沢層、画像層の順序で重畳する場合に、印刷速度を低下させることがない。
[適用例3]適用例1または適用例2記載の印刷装置であって、印刷媒体上に画像層、特殊光沢層の順序で重畳する場合には、印刷手段は、両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、印刷ヘッドの走査方向末尾側の特殊光沢ノズル列からのみ特殊光沢インクを吐出する印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、印刷ヘッドの両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、走査方向末尾側の特殊光沢ノズル列からのみ特殊光沢インクを吐出するので、印刷ヘッドの同一の走査動作において、特殊光沢インクと画像インクとを同時に吐出しても、印刷媒体上には、まず、画像層が形成され、その上に特殊光沢層が形成される。したがって、印刷媒体上に画像層、特殊光沢層の順序で重畳する場合に、印刷速度を低下させることがない。
上述の印刷装置は、適用例4または適用例5の特殊光沢インクにも適用することができる。
[適用例4]特殊光沢インクは、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有するインクである適用例1ないし適用例3のいずれか記載の印刷装置。
[適用例5]特殊光沢インクはメタリック感を発現する顔料を含有するインクである適用例1ないし適用例4のいずれか記載の印刷装置。
[適用例4]特殊光沢インクは、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有するインクである適用例1ないし適用例3のいずれか記載の印刷装置。
[適用例5]特殊光沢インクはメタリック感を発現する顔料を含有するインクである適用例1ないし適用例4のいずれか記載の印刷装置。
A.印刷システムの概要:
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。図示するように、本実施形態の印刷システム10は、印刷制御装置としてのコンピュータ100と、コンピュータ100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンタ200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。図示するように、本実施形態の印刷システム10は、印刷制御装置としてのコンピュータ100と、コンピュータ100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンタ200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
本実施形態のプリンタ200には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエロインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとが備えられており、更に、メタリックインクSが備えられている。本実施形態において「カラーインク」という場合には、ブラックインクも含む意味であることとする。
メタリックインクとは、印刷物がメタリック感を発現するインクであり、このようなメタリックインクとしては、例えば、メタリック感を発現する金属顔料と有機溶剤と樹脂とを含む油性インク組成物を用いることができる。視覚的に金属的な質感を効果的に生じさせるためには、前述の金属顔料は、平板状の粒子であることが好ましく、この平板状粒子の平面上の長径をX、短径をY、厚みをZとした場合、平板状粒子のX−Y平面の面積より求めた円相当径の50%平均粒子径R50が0.5〜3μmであり、かつ、R50/Z>5の条件を満たすことが好ましい。このような金属顔料は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金によって形成することができ、また、金属蒸着膜を破砕して作成することも可能である。メタリックインクに含まれる金属顔料の濃度は、例えば、0.1〜10.0重量%とすることができる。もちろん、メタリックインクはこのような組成に限らず、メタリック感が生じる組成であれば他の組成を適宜採用することが可能である。
本実施例では、メタリックインクSの組成は、アルミニウム顔料1.5重量%、グリセリン20重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル40重量%、BYK−UV3500(ビックケミー・ジャパン株式会社製)0.1重量%とした。
コンピュータ100には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、このオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム20が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ22やプリンタドライバ24が組み込まれている。アプリケーションプログラム20は、例えば、周辺機器インタフェース108を通じて、デジタルカメラ120から画像データORGを入力する。すると、アプリケーションプログラム20は、ビデオドライバ22を介して、この画像データORGによって表される画像をディスプレイ114に表示する。また、アプリケーションプログラム20は、プリンタドライバ24を介して、画像データORGをプリンタ200に出力する。アプリケーションプログラム20がデジタルカメラ120から入力する画像データORGは、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなるデータである。
本実施形態のアプリケーションプログラム20は、画像データORG内の任意の領域に対して、R,G,Bの色成分からなる領域(以下、「カラー領域」という)以外に、メタリック色からなる領域(以下、「メタリック領域」という)を指定することができる。メタリック領域とカラー領域とは、重畳していても構わない。つまり、メタリック色を背景色として、その上にカラー画像が形成されるように、それぞれの領域が指定されてもよい。
プリンタドライバ24の内部には、色変換モジュール42と、ハーフトーンモジュール44と、印刷制御モジュール46とが備えられている。
色変換モジュール42は、予め用意された色変換テーブルLUTに従い、画像データORG中のカラー領域について、その色成分R,G,Bをプリンタ200が表現可能な色成分(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の各色)に変換する。
ハーフトーンモジュール44は、色変換モジュール42によって色変換された画像データの階調をドットの分布によって表すハーフトーン処理を行う。本実施形態では、このハーフトーン処理として、周知の組織的ディザ法を用いる。なお、ハーフトーン処理としては、組織的ディザ法以外にも、誤差拡散法や濃度パターン法その他のハーフトーン技術を利用することができる。
印刷制御モジュール46は、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びを、プリンタ200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンタ200に出力すると共に、印刷開始コマンドや印刷終了コマンドなどの種々のコマンドをプリンタ200に出力することで、プリンタ200の制御を行う。また、印刷制御モジュール46は、アプリケーションプログラム20によって指定されたメタリック領域にメタリックインクによるドット形成を行う。
B.装置構成:
図2は、印刷制御装置としてのコンピュータ100の構成図である。コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピュータである。
図2は、印刷制御装置としてのコンピュータ100の構成図である。コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピュータである。
コンピュータ100には、フレキシブルディスク124やコンパクトディスク126等のデータを読み込むためのディスクコントローラ109や、周辺機器とデータの授受を行うための周辺機器インタフェース108、ディスプレイ114を駆動するためのビデオインターフェース112が接続されている。周辺機器インタフェース108には、プリンタ200や、ハードディスク118が接続されている。また、デジタルカメラ120やカラースキャナ122を周辺機器インタフェース108に接続すれば、デジタルカメラ120やカラースキャナ122で取り込んだ画像に対して画像処理を施すことも可能である。また、ネットワークインターフェースカード110を装着すれば、コンピュータ100を通信回線300に接続して、通信回線に接続された記憶装置310に記憶されているデータを取得することもできる。コンピュータ100は、印刷しようとする画像データを取得すると、上述したプリンタドライバ24の働きにより、プリンタ200を制御して、この画像データの印刷を行う。
次に、プリンタ200の構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、プリンタ200は、紙送りモータ235によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモータ230によってキャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ240に搭載された印刷ヘッド250を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、これらの紙送りモータ235,キャリッジモータ230,印刷ヘッド250及び操作パネル266との信号のやり取りを司る制御回路260とから構成されている。
キャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と並行に架設され、キャリッジ240を摺動可能に保持する摺動軸233と、キャリッジモータ230との間に無端の駆動ベルト231を張設するプーリ232と、キャリッジ240の原点位置を検出する位置検出センサ234等から構成されている。
キャリッジ240には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエロインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとをそれぞれ収容したカラーインク用のインクカートリッジ242〜247が搭載される。また、キャリッジ240には、同一種類のメタリックインクSを収容したメタリックインク用のインクカートリッジ241,248が搭載される。キャリッジ240の下部の印刷ヘッド250には、上述の各色のカラーインクに対応する6種類のノズル列252〜257、メタリックインクSに対応するノズル列251,258が形成されている。キャリッジ240にこれらのインクカートリッジ241〜248を上方から装着すると、各カートリッジからノズル列251〜258へのインクの供給が可能となる。なお、ノズル列251及び258は、請求項の特殊光沢ノズル列に、ノズル列252〜257は、請求項の画像ノズル列に、キャリッジ240は、請求項の第1の接続手段及び第2の接続手段にそれぞれ該当する。また、プリンタ200には、同一種類のメタリックインクSを吐出するノズル列251及び258のそれぞれに対応させて、メタリックインク用のインクカートリッジ241,248を個別的に装着する構成としたが、これらのカートリッジは、1つのカートリッジで兼用してもよい。
プリンタ200の制御回路260は、CPUや、ROM、RAM、PIF(周辺機器インタフェース)等がバスで相互に接続されて構成されており、キャリッジモータ230及び紙送りモータ235の動作を制御することによってキャリッジ240の主走査動作及び副走査動作の制御を行う。また、PIFを介してコンピュータ100から出力された印刷データを受け取ると、キャリッジ240が主走査あるいは副走査する動きに合わせて、印刷データに応じた駆動信号を印刷ヘッド250に供給することによって、各色のヘッドを駆動することが可能となっている。なお、制御回路260は、請求項の印刷手段に該当する。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンタ200は、キャリッジモータ230を駆動することによって、印刷ヘッド250(各色のノズル列251〜258)を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また紙送りモータ235を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御回路260は、キャリッジ240が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンタ200は印刷媒体P上にカラー画像を印刷することが可能となっている。なお、上述の構成では、各色のインクは、プリンタ200に搭載される脱着可能なカートリッジに収容されているが、プリンタ200とは分離して構成されたインク収容タンクなどに収容し、当該収容タンクとプリンタ200とを接続してもよい。あるいは、脱着不可能にプリンタ200と一体的に構成された収容容器に収容されていてもよい。
なお、本実施例のプリンタ200は、印刷ヘッド250の主走査方向での往復動のうち往路と復路の両方でインクを吐出し、高速印刷が可能な両方向印刷を基本設定としているが、アプリケーションプログラム20を用いた操作により、印刷ヘッド250の往復動のうち、一方向への移動の間のみでインクを吐出し、高品質印刷が可能な片方向印刷も行い得る。また、プリンタ200は、印刷媒体Pとして、普通紙、コート紙などの不透明な印刷媒体のほか、OHPフィルムなどの透明な印刷媒体も使用可能である。
C.印刷ヘッドの詳細:
上述の印刷ヘッド250の詳細を図4に示す。本図は、印刷ヘッド250の底面(印刷媒体Pと対向する面)を概略的に示している。図示するように、印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列251〜258を備えている。本実施例では、各ノズル列は、180個のノズルから形成されている。これらのノズル列251〜258は、キャリッジ240に装着されるカートリッジのインク色に対応しており、ノズル列251及び258は、メタリックインクSを吐出し、ノズル列252〜257は、それぞれシアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクY、ブラックインクK、ライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを吐出するものである。なお、本実施例では、各インク色に対応するノズル列は、ノズルが1列に並んで構成されるが、1つのノズル列におけるノズルの配置は、特に限定するものではなく、例えば、ノズルが複数列に並び、かつ、複数列のノズルが千鳥状となるように構成されてもよい。
上述の印刷ヘッド250の詳細を図4に示す。本図は、印刷ヘッド250の底面(印刷媒体Pと対向する面)を概略的に示している。図示するように、印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列251〜258を備えている。本実施例では、各ノズル列は、180個のノズルから形成されている。これらのノズル列251〜258は、キャリッジ240に装着されるカートリッジのインク色に対応しており、ノズル列251及び258は、メタリックインクSを吐出し、ノズル列252〜257は、それぞれシアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクY、ブラックインクK、ライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを吐出するものである。なお、本実施例では、各インク色に対応するノズル列は、ノズルが1列に並んで構成されるが、1つのノズル列におけるノズルの配置は、特に限定するものではなく、例えば、ノズルが複数列に並び、かつ、複数列のノズルが千鳥状となるように構成されてもよい。
また、図示するように、印刷ヘッド250では、印刷ヘッド250の主走査方向の両端に、メタリックインクSに対応するノズル列251,258が配置されており、ノズル列251とノズル列258との間に、カラーインクに対応するノズル列252〜257が配置されている。
D.印刷処理:
続いて、コンピュータ100がプリンタドライバ24の働きにより実行する印刷処理について説明する。図5は、本実施形態における印刷処理のフローチャートである。なお、本実施例で用いる印刷媒体P1は、不透明の印刷媒体である。印刷処理を開始すると、コンピュータ100は、プリンタドライバ24によってアプリケーションプログラム20からメタリック領域とカラー領域とが指定された画像データを入力する(ステップS400)。
続いて、コンピュータ100がプリンタドライバ24の働きにより実行する印刷処理について説明する。図5は、本実施形態における印刷処理のフローチャートである。なお、本実施例で用いる印刷媒体P1は、不透明の印刷媒体である。印刷処理を開始すると、コンピュータ100は、プリンタドライバ24によってアプリケーションプログラム20からメタリック領域とカラー領域とが指定された画像データを入力する(ステップS400)。
画像データを入力すると、コンピュータ100は、画像データ内のカラー領域について、RGB形式の画像データをCMYKLcLm形式の画像データに変換する(ステップS410)。CMYKLcLm形式の画像データが得られると、コンピュータ100は、ハーフトーンモジュール44を用いてハーフトーン処理を行い、プリンタ200に転送可能なデータを生成する(ステップS420)。
ハーフトーン処理に続いて、コンピュータ100は、印刷対象のラスタがメタリック領域を含むか否かを判断する(ステップS430)。その結果、メタリック領域でなければ(ステップS430:NO)、印刷ヘッド250が備えるノズル列251〜258のうち、カラーインクに対応するノズル列252〜257のみ使用し、メタリックインクSに対応するノズル列251,258は、使用しないことを決定する(ステップS480)。
一方、印刷対象のラスタがメタリック領域を含むのであれば(ステップS430:YES)、コンピュータ100は、画像データ内のメタリック領域について、メタリックインク量を取得して、メタリックインクデータについてハーフトーン処理を行う(ステップS440)。
次に、コンピュータ100は、これから行う印刷ヘッド250の走査動作が、主走査方向での往復動のうちの往路の動作であるか否かを判断する(ステップS450)。その結果、往路の動作であれば(ステップS450:YES)、コンピュータ100は、図6(a)に図示するように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列251とを使用する(走査方向末尾側のノズル列258は使用しない)ことを決定する(ステップS460)。
一方、これから行う印刷ヘッド250の走査動作が、主走査方向での往復動のうちの往路の動作でなければ、すなわち、復路の動作であれば(ステップS450:NO)、コンピュータ100は、図6(b)に図示するように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列258とを使用する(走査方向末尾側のノズル列251は使用しない)ことを決定する(ステップS470)。
使用ノズル列を決定すると、コンピュータ100は、プリンタ200を制御し、印刷ヘッド250を1回走査させながら、上記ステップS460〜S480で決定した使用ノズル列からメタリックインクまたはカラーインクを吐出して印刷を実行する(ステップS490)。
印刷ヘッド250を1回走査させると、コンピュータ100は、すべてのラスタの印刷が完了したか否かを判断する(ステップS500)。その結果、印刷が完了していなければ(ステップS500:NO)、コンピュータ100は、処理を上記ステップS430に戻して、印刷が未実行のラスタについて印刷処理を継続する。一方、印刷が完了したと判断すれば(ステップS500:YES)、コンピュータ100は、印刷処理を終了する。
かかる印刷処理は、印刷ヘッド250の主走査方向への往復動のうち往路、復路のいずれの場合でも、印刷媒体P1上の所定印刷位置には、まず、メタリックインクSに対応するノズル列251または258が他のノズル列よりも先に到達し、メタリックインクSがカラーインクよりも先に吐出される。そして、その後、印刷ヘッド250の移動に伴って、ノズル列252〜257が、当該所定位置に到達し、カラーインクが吐出される。こうして印刷された印刷物は、図6(c)に示すように、まず、印刷媒体P1上に、メタリックインクSによってドットが形成されたメタリックインク層MRが位置し、その上に重畳して、カラーインクによってドットが形成されたカラーインク層CRが位置することとなる。かかる印刷物は、カラーインク層CR側から印刷媒体P1に向かって観察すれば、メタリック色として観察される。
以上説明した印刷処理によれば、不透明な印刷媒体P1に対して、印刷ヘッド250の主走査方向への往復動のうち往路、復路のいずれにおいても、メタリックインクSとカラーインクとを同時に吐出しながら印刷を行うことができるので、印刷速度を低下させずに、好適にメタリック色の印刷を行うことができる。
E.変形例:
上述の実施形態の変形例について説明する。
E−1.変形例1:
実施例においては、不透明な印刷媒体P1に対して、メタリック色での印刷を行う処理について例示したが、印刷に用いる印刷媒体は、透明な印刷媒体P2であってもよい。かかる場合には、上記ステップS460では、図7(a)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向末尾側のノズル列258とを使用する(走査方向先頭側のノズル列251は使用しない)ことを決定する。
上述の実施形態の変形例について説明する。
E−1.変形例1:
実施例においては、不透明な印刷媒体P1に対して、メタリック色での印刷を行う処理について例示したが、印刷に用いる印刷媒体は、透明な印刷媒体P2であってもよい。かかる場合には、上記ステップS460では、図7(a)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向末尾側のノズル列258とを使用する(走査方向先頭側のノズル列251は使用しない)ことを決定する。
一方、上記ステップS470では、図7(b)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向末尾側のノズル列251とを使用する(走査方向先頭側のノズル列258は使用しない)ことを決定する。
このように、不透明な印刷媒体P2にメタリック色の印刷を行う場合には、プリンタ200は、印刷ヘッド250の主走査方向の往復動において、印刷ヘッド250の両端に配置されたメタリックインクS対応のノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向末尾側のノズル列のみを使用する。
こうして印刷された印刷物は、図7(c)に示すように、まず、印刷媒体P2上に、カラーインク層CRが位置し、その上に重畳してメタリックインク層MRが位置することとなる。かかる印刷物は、印刷媒体P2側からメタリックインク層MRに向かって観察すれば、メタリック色として観察される。かかる印刷を行う場合も、メタリックインクSとカラーインクとを同時に吐出しながら印刷を行うことができるので、印刷速度を低下させずに、好適にメタリック色の印刷を行うことができる。
E−2.変形例2:
実施例及び変形例1については、メタリック色の印刷を両方向印刷で行う構成について例示したが、プリンタ200は、片方向印刷を行ってもよい。片方向印刷により、不透明な印刷媒体P1にメタリック色の印刷を行う場合には、上記ステップS450及びS470は省略でき、ステップS460では、コンピュータ100は、図8(a)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列251とを使用する(走査方向末尾側のノズル列258は使用しない)ことを決定する。
実施例及び変形例1については、メタリック色の印刷を両方向印刷で行う構成について例示したが、プリンタ200は、片方向印刷を行ってもよい。片方向印刷により、不透明な印刷媒体P1にメタリック色の印刷を行う場合には、上記ステップS450及びS470は省略でき、ステップS460では、コンピュータ100は、図8(a)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列251とを使用する(走査方向末尾側のノズル列258は使用しない)ことを決定する。
こうして印刷された印刷物は、実施例と同様に、図6(c)に示した構成となる。かかる印刷を行う場合も、メタリックインクSとカラーインクとを同時に吐出しながら印刷を行うことができるので、印刷速度を低下させずに、好適にメタリック色の印刷を行うことができる。
一方、片方向印刷により、透明な印刷媒体P2にメタリック色の印刷を行う場合には、上記ステップS450及びS470は省略でき、ステップS460では、コンピュータ100は、図8(b)に示すように、カラーインクに対応するノズル列252〜257と、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうち、印刷ヘッド250の走査方向末尾側のノズル列258とを使用する(走査方向先頭側のノズル列251は使用しない)ことを決定する。
こうして印刷された印刷物は、変形例1と同様に、図7(c)に示した構成となる。かかる印刷を行う場合も、メタリックインクSとカラーインクとを同時に吐出しながら印刷を行うことができるので、印刷速度を低下させずに、好適にメタリック色の印刷を行うことができる。
E−3.変形例3:
上述の実施例及び変形例においては、メタリックインクSの層とカラーインクの層とを印刷媒体上に重畳して形成して、メタリック色の印刷を行う構成について例示したが、本発明は、メタリックインクSの層とカラーインクの層との組み合わせに限り適用されるものではなく、画像を表す画像層と種々の特殊光沢インクの層とを重畳するものであればよい。特殊光沢インクとは、印刷を経た印刷媒体表面において特殊光沢を呈するインクであり、メタリック感を発現する顔料を含有するメタリックインクのほかに、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有し、見る角度によって様々な見え方を呈するインクとしてもよい。かかるインクとしては、具体的には、メタリックインクのほかに、媒体表面への定着後に真珠光沢感を発現する顔料を含有する真珠光沢インク、媒体表面への定着後に乱反射を起こしていわゆるラメ感やなし地感を発現するよう微小凹凸を有する顔料を含有するラメインクやなし地インクなどを用いることができる。
上述の実施例及び変形例においては、メタリックインクSの層とカラーインクの層とを印刷媒体上に重畳して形成して、メタリック色の印刷を行う構成について例示したが、本発明は、メタリックインクSの層とカラーインクの層との組み合わせに限り適用されるものではなく、画像を表す画像層と種々の特殊光沢インクの層とを重畳するものであればよい。特殊光沢インクとは、印刷を経た印刷媒体表面において特殊光沢を呈するインクであり、メタリック感を発現する顔料を含有するメタリックインクのほかに、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有し、見る角度によって様々な見え方を呈するインクとしてもよい。かかるインクとしては、具体的には、メタリックインクのほかに、媒体表面への定着後に真珠光沢感を発現する顔料を含有する真珠光沢インク、媒体表面への定着後に乱反射を起こしていわゆるラメ感やなし地感を発現するよう微小凹凸を有する顔料を含有するラメインクやなし地インクなどを用いることができる。
また、本発明は、特殊光沢インクに限らず、画像層と、画像層を補助する補助層とを重畳する場合にも適用することができる。補助層としては、例えば、画像層の表現を補助する層とすることができる。ここで、「画像層の表現を補助」するとは、画像層の色表現を発揮させること、変化させることなどをいい、補助層を形成する補助材としては、例えば、画像層の色表現を発揮させるための下地として用いるホワイトインクや、隠蔽性のある種々のインクなどを用いてもよい。
また、補助層は、例えば、画像層を保護もしくは隠蔽する層であってもよい。画像層を保護もしくは隠蔽する補助層として、インクの剥離や劣化を防止して画像層を保護するためのオーバーコート剤や、多孔性微粒子の層を形成するなどして画像層の印刷媒体への定着性を向上させるためのアンダーコート剤などで形成してもよい。あるいは、スクラッチカードを作成するための、定着力の小さいインクで形成してもよい。
このように、種々の層と画像層とを重畳して印刷を行う場合には、上述の実施例や変形例と同様に、印刷媒体上への補助層及び画像層の形成順序を考慮して、印刷ヘッド250の両端に配置された、補助層に対応するノズル列のうち、いずれのノズル列を使用するかを決定すればよい。また、画像層も実施例のような複数色のカラーインクに限らず、例えば、ブラックインクKなどの単一色のカラーインクであってもよい。
E−4.変形例4:
上述した実施形態においては、コンピュータ100とプリンタ200とによって構成される印刷システム10(広義の印刷装置)において、図5に示した印刷処理を行ったが、プリンタ200の制御回路260内のCPUが、当該印刷処理と同等の処理を実行してもよい。こうすれば、画像データをデジタルカメラ、各種メモリカード等から入力して、コンピュータ100を介さずにプリンタ200で好適な印刷を行うことができる。
上述した実施形態においては、コンピュータ100とプリンタ200とによって構成される印刷システム10(広義の印刷装置)において、図5に示した印刷処理を行ったが、プリンタ200の制御回路260内のCPUが、当該印刷処理と同等の処理を実行してもよい。こうすれば、画像データをデジタルカメラ、各種メモリカード等から入力して、コンピュータ100を介さずにプリンタ200で好適な印刷を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、印刷装置としての形態に限らず、プログラム等としても実現することができる。
10...印刷システム
20...アプリケーションプログラム
22...ビデオドライバ
24...プリンタドライバ
42...色変換モジュール
44...ハーフトーンモジュール
46...印刷制御モジュール
100...コンピュータ
102...CPU
104...ROM
106...RAM
108...周辺機器インタフェース
109...ディスクコントローラ
110...ネットワークインターフェースカード
112...ビデオインターフェース
114...ディスプレイ
116...バス
118...ハードディスク
120...デジタルカメラ
122...カラースキャナ
124...フレキシブルディスク
126...コンパクトディスク
200...プリンタ
230...キャリッジモータ
231...駆動ベルト
232...プーリ
233...摺動軸
234...位置検出センサ
235...紙送りモータ
236...プラテン
240...キャリッジ
241〜248...インクカートリッジ
250...印刷ヘッド
251〜258...ノズル列
260...制御回路
266...操作パネル
300...通信回線
310...記憶装置
ORG...画像データ
LUT...色変換テーブル
S...メタリックインク
C...シアンインク
M...マゼンタインク
Y...イエロインク
K...ブラックインク
Lc...ライトシアンインク
Lm...ライトマゼンタインク
P,P1,P2...印刷媒体
MR...メタリックインク層
CR...カラーインク層
20...アプリケーションプログラム
22...ビデオドライバ
24...プリンタドライバ
42...色変換モジュール
44...ハーフトーンモジュール
46...印刷制御モジュール
100...コンピュータ
102...CPU
104...ROM
106...RAM
108...周辺機器インタフェース
109...ディスクコントローラ
110...ネットワークインターフェースカード
112...ビデオインターフェース
114...ディスプレイ
116...バス
118...ハードディスク
120...デジタルカメラ
122...カラースキャナ
124...フレキシブルディスク
126...コンパクトディスク
200...プリンタ
230...キャリッジモータ
231...駆動ベルト
232...プーリ
233...摺動軸
234...位置検出センサ
235...紙送りモータ
236...プラテン
240...キャリッジ
241〜248...インクカートリッジ
250...印刷ヘッド
251〜258...ノズル列
260...制御回路
266...操作パネル
300...通信回線
310...記憶装置
ORG...画像データ
LUT...色変換テーブル
S...メタリックインク
C...シアンインク
M...マゼンタインク
Y...イエロインク
K...ブラックインク
Lc...ライトシアンインク
Lm...ライトマゼンタインク
P,P1,P2...印刷媒体
MR...メタリックインク層
CR...カラーインク層
Claims (5)
- 画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷装置であって、
前記特殊光沢層を形成する特殊光沢インクを収容する収容容器と接続可能な第1の接続手段と、
前記画像層を形成する画像インクを収容する収容容器と接続可能な第2の接続手段と、
インク色別に複数のノズルが副走査方向に並んで形成されたノズル列群を備えた印刷ヘッドであって、前記ノズル列群のうち、前記特殊光沢インクを吐出する特殊光沢ノズル列は、前記印刷ヘッドの主走査方向の両端に配置され、前記画像インクを吐出する画像ノズル列は、該両端に配置された特殊光沢ノズル列の間に配置された印刷ヘッドと、
該印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して前記主走査方向に相対的に移動させながら、前記特殊光沢ノズル列及び画像ノズル列から前記印刷媒体上に前記特殊光沢インクまたは前記画像インクを吐出して印刷を行う印刷手段と
を備えた印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、
前記印刷媒体上に前記特殊光沢層、前記画像層の順序で重畳する場合には、前記印刷手段は、前記両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、前記印刷ヘッドの走査方向先頭側の特殊光沢ノズル列からのみ前記特殊光沢インクを吐出する
印刷装置。 - 請求項1または請求項2記載の印刷装置であって、
前記印刷媒体上に前記画像層、前記特殊光沢層の順序で重畳する場合には、前記印刷手段は、前記両端に配置された特殊光沢ノズル列のうち、前記印刷ヘッドの走査方向末尾側の特殊光沢ノズル列からのみ前記特殊光沢インクを吐出する
印刷装置。 - 前記特殊光沢インクは、前記印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有するインクである請求項1ないし請求項3のいずれか記載の印刷装置。
- 前記特殊光沢インクはメタリック感を発現する顔料を含有するインクである請求項1ないし請求項4のいずれか記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008219137A JP2010052248A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008219137A JP2010052248A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010052248A true JP2010052248A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42068687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008219137A Pending JP2010052248A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010052248A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011201151A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷方法、印刷制御方法およびコンピュータープログラム |
JP2012035596A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、インクセットおよび記録物 |
JP2012040703A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Roland Dg Corp | インクジェットプリンタ |
JP2012051279A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷方法 |
US20120223984A1 (en) * | 2011-03-04 | 2012-09-06 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and image forming method |
JP2012196893A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、記録物 |
JP2012206479A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法および記録物 |
JP2015063141A (ja) * | 2014-12-03 | 2015-04-09 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
WO2016159388A1 (en) * | 2015-04-02 | 2016-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Metallic image forming method |
-
2008
- 2008-08-28 JP JP2008219137A patent/JP2010052248A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8632146B2 (en) | 2010-03-25 | 2014-01-21 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printing method, printing control method, and computer program |
JP2011201151A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷方法、印刷制御方法およびコンピュータープログラム |
US8764165B2 (en) | 2010-03-25 | 2014-07-01 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus, printing method, printing control method, and computer program |
JP2012035596A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、インクセットおよび記録物 |
JP2012040703A (ja) * | 2010-08-13 | 2012-03-01 | Roland Dg Corp | インクジェットプリンタ |
JP2012051279A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷方法 |
US8777355B2 (en) * | 2011-03-04 | 2014-07-15 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and image forming method |
US20120223984A1 (en) * | 2011-03-04 | 2012-09-06 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus and image forming method |
JP2012196893A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法、記録物 |
JP2012206479A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法および記録物 |
JP2015063141A (ja) * | 2014-12-03 | 2015-04-09 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
WO2016159388A1 (en) * | 2015-04-02 | 2016-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Metallic image forming method |
JP2016196183A (ja) * | 2015-04-02 | 2016-11-24 | キヤノン株式会社 | メタリック画像形成方法 |
US10293619B2 (en) | 2015-04-02 | 2019-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Metallic image forming method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5380954B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5358995B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 | |
JP5347300B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5742154B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5130988B2 (ja) | 印刷装置、印刷制御装置および印刷方法 | |
JP2010052248A (ja) | 印刷装置 | |
JP5560681B2 (ja) | 記録方法、記録物、記録装置及び動作制御プログラム | |
JP4486280B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体並びにプログラム | |
JP2011183715A (ja) | 印刷装置及び印刷方法 | |
JP5779953B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム | |
JP5072349B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2006001051A (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
JP2001138555A (ja) | 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法、印刷方法、記録媒体、および色変換テーブルの設定方法 | |
JP2010052245A (ja) | 印刷装置、印刷ヘッド | |
JP2004167818A (ja) | 記録方法 | |
JP2006001052A (ja) | 紙面予備吐出方法およびインクジェット記録装置 | |
JP5072350B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2001171151A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6056839B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 | |
JP2005040994A (ja) | 印刷装置、印刷方法及びプログラム | |
JP6079820B2 (ja) | 印刷ヘッド | |
JP5729423B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP3797097B2 (ja) | 印刷モードに応じて使用するインクの種類を選択する印刷 | |
JP2004299304A (ja) | 記録ヘッド及びそれを備えた記録装置 | |
JP5668792B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 |